花粉症やアレルギー性鼻炎でお悩みの方にとって、アレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)は身近な薬の一つです。しかし、「アレグラの効果はどのくらい続くのか」「いつ飲むのがベストなのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。アレグラの効果時間を正しく理解することで、より効果的にアレルギー症状をコントロールできるようになります。今回は、アレグラの効果継続時間から服用のタイミング、注意点まで詳しく解説していきます。
目次
- アレグラの基本情報と作用メカニズム
- アレグラの効果時間はどのくらい?
- 効果が現れるまでの時間
- アレグラの適切な服用方法
- 効果を最大化するための服用のタイミング
- アレグラの副作用と注意点
- 他の抗ヒスタミン薬との効果時間比較
- 効果が感じられない場合の対処法
- まとめ

この記事のポイント
アレグラ(フェキソフェナジン)の効果は12〜24時間持続し、服用後30分〜2時間で発現する。朝起床後すぐと夕方4〜5時の服用が効果的で、花粉飛散1〜2週間前からの予防服用も推奨される。
🎯 アレグラの基本情報と作用メカニズム
アレグラ(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩)は、第2世代抗ヒスタミン薬に分類される薬物です。アレルギー症状の原因となるヒスタミンという物質の働きを阻害することで、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状を抑制します。
アレグラの特徴として、第1世代抗ヒスタミン薬と比較して眠気を起こしにくいことが挙げられます。これは、薬物が血液脳関門を通過しにくい性質を持つためで、中枢神経系への影響が少ないからです。そのため、日中の活動に支障をきたしにくく、車の運転や機械の操作にも比較的安全とされています。
アレルギー反応は、体内に侵入したアレルゲン(花粉、ダニ、ハウスダストなど)に対して免疫系が過剰に反応することで起こります。この過程でマスト細胞からヒスタミンが放出され、ヒスタミンがH1受容体に結合することで、血管拡張、血管透過性の亢進、平滑筋の収縮などが起こり、アレルギー症状が現れます。アレグラは、このH1受容体をブロックすることで、ヒスタミンの作用を阻害し、アレルギー症状を軽減します。
アレグラは、アレルギー性鼻炎(季節性・通年性)、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹などの治療に使用されます。処方薬として医療機関で処方されるほか、市販薬としても販売されており、多くの方に利用されています。
Q. アレグラの効果はどのくらいの時間持続しますか?
アレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)の効果持続時間は、一般的に12〜24時間程度です。60mgを1日2回服用する場合は約12時間、120mgを1日1回服用する場合は約24時間の効果が期待できます。ただし、個人の体質や症状の重さによって差があります。
📋 アレグラの効果時間はどのくらい?
アレグラの効果時間について詳しく見ていきましょう。アレグラの効果持続時間は、一般的に12時間から24時間程度とされています。これは、アレグラの半減期(体内の薬物濃度が半分になるまでの時間)が約14.4時間であることに基づいています。
具体的な効果時間は個人差がありますが、多くの場合、服用後約1~2時間で血中濃度がピークに達し、その後徐々に減少していきます。しかし、効果の持続時間は血中濃度の推移と必ずしも一致せず、実際の症状の改善効果は服用後6~12時間程度で最も強く現れ、その後24時間程度まで効果が持続することが多いです。
アレグラ60mgの場合、1日2回(朝夕)の服用が一般的で、各服用で約12時間の効果が期待できます。一方、アレグラ120mgの場合は1日1回の服用で、約24時間の効果持続が期待できるとされています。ただし、これらの数値は理論値であり、実際の効果時間は患者さんの体質、症状の重さ、併用薬の有無などによって変動します。
効果時間に影響を与える要因として、以下のようなものがあります。まず、個人の代謝能力の違いです。肝機能や腎機能の状態によって薬物の代謝・排泄速度が変わり、効果時間に差が生じます。また、年齢も重要な要因で、高齢者では一般的に薬物の代謝が遅くなるため、効果時間が延長する傾向があります。
症状の重症度も効果時間に影響します。軽度のアレルギー症状の場合、比較的少量の薬物でも長時間効果が持続することがありますが、重度の症状では、同じ量を服用しても効果時間が短く感じられることがあります。
また、アレルゲンへの曝露量も重要です。花粉の飛散量が多い日や、アレルゲンに長時間曝露された場合、通常よりも効果時間が短く感じられることがあります。これは、アレルギー反応がより強く起こるため、同じ量の薬物では症状を十分に抑制しきれないことがあるためです。
💊 効果が現れるまでの時間
アレグラの効果が現れるまでの時間について詳しく解説します。アレグラを服用してから実際に症状の改善を感じるまでの時間は、一般的に30分から2時間程度です。これは、薬物が消化管から吸収され、血中濃度が治療レベルに達するまでの時間に相当します。
服用後の効果の現れ方には段階があります。服用後30分程度で血中に薬物が検出され始め、1時間程度で軽度の症状改善を感じる方もいます。最も効果を実感しやすいのは服用後1~3時間の間で、この時期に血中濃度がピークに近づき、ヒスタミン受容体のブロック効果が最大化されます。
症状の種類によっても効果の現れ方は異なります。例えば、くしゃみや鼻水などの急性症状は比較的早く改善することが多く、服用後30分から1時間程度で効果を感じる場合があります。一方、鼻づまりや皮膚のかゆみなどの症状は、改善に少し時間がかかることがあり、2~3時間程度かかる場合もあります。
食事の影響も考慮する必要があります。アレグラは食事の影響を受けにくい薬物ですが、空腹時に服用した方がより早く効果が現れる傾向があります。食後に服用した場合、胃腸での吸収が若干遅れることがあり、効果の発現時間が30分~1時間程度遅れることがあります。
初回服用時と継続服用時でも効果の現れ方に違いがあります。初めてアレグラを服用する場合、体内に薬物の蓄積がないため、効果を感じるまでに時間がかかることがあります。一方、継続的に服用している場合、体内に一定の薬物濃度が維持されているため、より早く効果を感じることが多いです。
緊急時の症状改善を期待する場合、アレグラの効果発現時間を理解しておくことが重要です。急激なアレルギー症状が現れた場合、アレグラだけでは即効性が十分でない可能性があるため、医師と相談して、より早い効果が期待できる治療法についても検討することが推奨されます。
Q. アレグラを飲んでから効果が出るまで何分かかりますか?
アレグラは服用後30分〜2時間程度で効果が現れ始めます。くしゃみや鼻水などの急性症状は服用後30分〜1時間で改善しやすく、鼻づまりや皮膚のかゆみは2〜3時間かかる場合があります。効果を最も実感しやすいのは服用後1〜3時間の間とされています。
🏥 アレグラの適切な服用方法
アレグラの効果を最大限に引き出すためには、適切な服用方法を理解し、実践することが重要です。まず基本的な服用方法から説明します。
アレグラ60mgの場合、通常成人は1回1錠を1日2回、朝と夕方に服用します。服用間隔は約12時間空けることが理想的で、例えば朝7時と夕方7時というように、規則正しいタイミングで服用することが推奨されます。アレグラ120mgの場合は、1日1回1錠の服用となり、毎日同じ時間に服用することが大切です。
水と一緒に服用することが基本です。十分な量の水(コップ1杯程度)で服用することで、薬物の溶解と吸収が促進されます。お茶やコーヒー、ジュースなどでの服用は避け、できるだけ水を使用しましょう。これは、他の飲料に含まれる成分が薬物の吸収に影響を与える可能性があるためです。
食事との関係について詳しく見てみましょう。アレグラは食事の影響を受けにくい薬物とされていますが、より確実な効果を得るためには、食前または食後2時間以上空けて服用することが推奨されることがあります。ただし、胃腸の弱い方や空腹時の服用で胃部不快感を感じる場合は、食後の服用でも問題ありません。
服用を忘れた場合の対処法も重要です。服用時間から数時間以内に気づいた場合は、すぐに服用してください。しかし、次の服用時間が近い場合(6時間以内など)は、忘れた分は服用せず、次の予定時間に通常通り服用します。2回分を一度に服用することは避けてください。
継続服用の重要性についても触れておきます。アレルギー症状の管理には、症状が現れてから服用するよりも、継続的に服用することで予防効果を得る方が効果的です。特に花粉症の場合、花粉の飛散が始まる前から服用を開始し、シーズン中は継続することで、症状の軽減と生活の質の向上が期待できます。
高齢者や腎機能障害がある方の場合、服用量の調整が必要な場合があります。これらの方では薬物の排泄が遅延し、効果時間が延長したり、副作用が現れやすくなったりすることがあるため、医師の指示に従って適切な用量で服用することが重要です。
小児の場合も特別な注意が必要です。体重に応じた適切な用量の調整や、錠剤の服用が困難な場合の対処法について、医師や薬剤師と相談することが大切です。
⚠️ 効果を最大化するための服用のタイミング
アレグラの効果を最大化するためには、適切なタイミングでの服用が欠かせません。症状の種類やライフスタイルに応じて、最適な服用タイミングを選択することが重要です。
花粉症の場合、症状が最も強く現れる時間帯を考慮した服用タイミングが効果的です。多くの花粉症患者では、朝の起床時と夕方から夜にかけて症状が悪化する傾向があります。これは、花粉の飛散パターンと関連しており、朝の気温上昇時と夕方の気温下降時に花粉の飛散量が増加するためです。
このパターンを考慮すると、1日2回服用の場合、朝は起床後すぐ、夕方は午後4~5時頃に服用することで、症状が悪化しやすい時間帯に薬効のピークを合わせることができます。1日1回服用の場合は、朝の起床後すぐの服用が一般的で、1日を通して安定した効果を期待できます。
通年性アレルギー性鼻炎の場合、症状の日内変動パターンを観察することが重要です。ダニやハウスダストが原因の場合、朝の起床時に症状が強く現れることが多いため、就寝前または朝の起床直後の服用が効果的です。ペットのアレルギーの場合は、ペットとの接触時間を考慮してタイミングを調整します。
職業や生活パターンも服用タイミングの決定に重要な要素です。屋外作業が多い方は、作業開始の1~2時間前に服用することで、アレルゲンへの曝露時に十分な薬効を得ることができます。夜勤の方や不規則な生活の方では、一定の間隔を保って服用できるタイミングを見つけることが大切です。
季節性アレルギーの予防的服用も効果的な戦略の一つです。花粉飛散予測に基づいて、症状が現れる前から服用を開始することで、症状の発現を抑制し、軽減することができます。一般的に、花粉飛散開始の1~2週間前から服用を開始することが推奨されています。
運動やスポーツを行う方の場合、運動誘発性のアレルギー症状がある場合は、運動の1~2時間前の服用が推奨されます。ただし、運動誘発性の重篤なアレルギー反応がある場合は、アレグラだけでは不十分な可能性があるため、医師との十分な相談が必要です。
旅行時の服用タイミングも考慮が必要です。時差がある地域への旅行の場合、徐々に服用時間を調整するか、現地時間に合わせて服用間隔を調整します。また、旅行先で新しいアレルゲンに曝露される可能性がある場合は、到着前から予防的に服用することを検討します。

Q. アレグラはいつ服用するのが最も効果的ですか?
花粉症の場合、朝の起床後すぐと夕方4〜5時頃の服用が効果的です。花粉は朝と夕方に飛散量が増えるため、この時間帯に薬効のピークを合わせられます。また、花粉飛散開始の1〜2週間前から予防的に服用を始めることで、症状の発現を抑制しやすくなります。
🔍 アレグラの副作用と注意点
アレグラは比較的安全性の高い薬物とされていますが、使用に際しては副作用や注意点について十分に理解しておくことが重要です。適切な知識を持つことで、安全で効果的な治療を行うことができます。
アレグラの主な副作用として、最も頻度が高いのは眠気です。第2世代抗ヒスタミン薬であるアレグラは、第1世代と比較して眠気を起こしにくいとされていますが、完全に眠気が起こらないわけではありません。個人差があり、特に服用開始時や用量を増やした時に眠気を感じることがあります。
消化器系の副作用も報告されています。腹痛、下痢、吐き気、胃部不快感などが現れることがあります。これらの症状は通常軽度で、服用を続けるうちに軽減することが多いですが、症状が持続する場合や悪化する場合は医師に相談することが必要です。
中枢神経系への影響として、眠気以外にもめまい、頭痛、疲労感などが報告されています。これらの症状は、特に服用開始時や他の薬物との併用時に現れやすい傾向があります。症状が強い場合や日常生活に支障をきたす場合は、医師と相談して用量の調整や他の治療法への変更を検討することがあります。
稀ですが重篤な副作用も報告されています。アナフィラキシーショック、重篤な皮膚症状、肝機能障害、腎機能障害などです。これらの症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、緊急医療機関を受診する必要があります。
特別な注意が必要な患者群について説明します。まず、腎機能障害がある方では、薬物の排泄が遅延するため、血中濃度が上昇し、副作用が現れやすくなる可能性があります。腎機能の程度に応じて用量の調整が必要な場合があります。
高齢者では、一般的に薬物の代謝・排泄機能が低下しているため、効果時間の延長や副作用の増強が起こりやすくなります。また、併用薬が多い場合が多く、薬物相互作用のリスクも高くなります。定期的な医師のフォローアップが重要です。
妊娠・授乳期の使用については、現在のところ明確な催奇形性は報告されていませんが、妊娠中の使用は医師の判断が必要です。授乳中の使用についても、薬物が母乳中に移行する可能性があるため、医師と相談の上で使用を決定します。
薬物相互作用についても注意が必要です。アレグラは比較的薬物相互作用が少ない薬物ですが、抗酸薬(制酸剤)との併用では吸収が阻害される可能性があります。また、エリスロマイシンやケトコナゾールとの併用では、アレグラの血中濃度が上昇する可能性が報告されています。
自動車の運転や機械操作への影響についても触れておきます。アレグラは眠気を起こしにくい薬物ですが、個人差があるため、服用開始時や用量変更時は、運転や機械操作を避けるか、十分な注意を払って行うことが推奨されます。
📝 他の抗ヒスタミン薬との効果時間比較
アレグラの効果時間を他の抗ヒスタミン薬と比較することで、それぞれの特徴を理解し、個々の患者に最適な薬物選択ができるようになります。ここでは、主要な抗ヒスタミン薬の効果時間と特徴について詳しく比較していきます。
第2世代抗ヒスタミン薬の中で、アレグラ(フェキソフェナジン)の効果時間は12~24時間程度です。これに対して、ザイザル(レボセチリジン)は約24時間、アレロック(オロパタジン)は約24時間、クラリチン(ロラタジン)は約24時間の効果持続時間を有しています。
ザイザルは、アレグラと同様に第2世代抗ヒスタミン薬ですが、より強力な抗ヒスタミン作用を持ちます。効果の発現時間はアレグラとほぼ同等ですが、効果の強度がより高く、重度のアレルギー症状に対してより効果的とされています。ただし、眠気の副作用はアレグラよりもやや強い傾向があります。
アレロックは、抗ヒスタミン作用に加えて抗炎症作用も有する薬物です。効果時間は約24時間と長く、特に鼻づまりに対して優れた効果を示します。アレグラと比較して、より幅広いアレルギー症状に効果を発揮しますが、やや眠気を起こしやすい傾向があります。
クラリチンは、アレグラと同程度の眠気の少なさを特徴とする薬物です。効果時間は約24時間と長く、1日1回の服用で済むため、服薬コンプライアンスが良好です。ただし、効果の強度はアレグラとほぼ同等で、重度の症状には不十分な場合があります。
第1世代抗ヒスタミン薬との比較も重要です。ポララミン(クロルフェニラミン)やアタラックス(ヒドロキシジン)などの第1世代薬は、効果時間が4~6時間と短く、1日3~4回の服用が必要です。効果の発現は早いですが、強い眠気や口の渇きなどの副作用が問題となります。
効果時間の長短にはそれぞれメリット・デメリットがあります。効果時間が長い薬物(24時間タイプ)のメリットは、服薬回数が少なくて済み、血中濃度が安定することです。これにより、症状の予防効果が高く、生活の質の向上につながります。一方、副作用が現れた場合の持続時間も長くなるというデメリットがあります。
効果時間が比較的短い薬物(12時間タイプ)のメリットは、副作用が現れても比較的早く軽減することと、症状に応じて細かな調整ができることです。デメリットは、1日2回の服薬が必要で、服薬忘れのリスクが高くなることです。
個々の患者に適した薬物選択のためには、症状の重症度、副作用の許容度、ライフスタイル、他の疾患や併用薬の有無などを総合的に考慮する必要があります。医師との相談により、最適な薬物を選択することが重要です。
Q. アレグラの効果が感じられない場合はどう対処すればよいですか?
まず服用方法が適切かどうか確認し、服薬忘れや不規則な服用がないか見直してください。それでも改善しない場合は、医師に相談のうえ、用量の調整、他の抗ヒスタミン薬への変更、点鼻薬などとの併用療法を検討することが推奨されます。自己判断での用量変更は避けることが重要です。
💡 効果が感じられない場合の対処法
アレグラを服用しているにも関わらず効果が感じられない場合、様々な原因が考えられます。適切な対処法を知ることで、より効果的な治療を受けることができるようになります。
まず、効果が感じられない原因を特定することが重要です。最も一般的な原因の一つは、服用方法の問題です。不規則な服用、用量不足、服薬忘れなどが効果不十分の原因となることがあります。服薬記録をつけて、適切に服用できているか確認してみましょう。
症状の重症度がアレグラの効果範囲を超えている可能性もあります。軽度から中等度のアレルギー症状にはアレグラが有効ですが、重度の症状や複数のアレルゲンが関与している場合、単独での治療では不十分な場合があります。この場合、医師と相談して治療方針の見直しが必要です。
アレルゲンへの曝露量の増加も効果不十分の原因となります。花粉の大量飛散、住環境の悪化、新しいアレルゲンとの接触などにより、通常の治療では症状をコントロールしきれなくなることがあります。このような場合は、アレルゲンの除去・回避対策の強化と並行して、治療の強化を検討します。
薬物相互作用による効果減弱も考慮すべき要因です。制酸剤や一部の抗生物質との併用により、アレグラの吸収が阻害されることがあります。併用薬がある場合は、服用タイミングの調整や代替薬への変更を検討します。
効果が不十分な場合の具体的な対処法について説明します。まず、用量の調整があります。医師の指示のもとで、アレグラの用量を増量したり、1日の服用回数を調整したりすることがあります。ただし、自己判断での用量変更は避け、必ず医師の指示に従ってください。
他の抗ヒスタミン薬への変更も選択肢の一つです。個人差により、アレグラよりも他の薬物の方が効果的な場合があります。ザイザル、アレロック、クラリチンなど、異なる特徴を持つ薬物への変更を検討することがあります。
併用療法も効果的なアプローチです。抗ヒスタミン薬に加えて、抗ロイコトリエン薬(シングレアなど)、点鼻ステロイド薬、点眼薬などを併用することで、より包括的な症状コントロールが期待できます。特に、鼻症状が強い場合には点鼻薬の併用、眼症状が強い場合には点眼薬の併用が有効です。
非薬物療法の併用も重要です。アレルゲンの除去・回避、鼻洗浄、空気清浄機の使用、マスクの着用、室内の湿度管理などを適切に行うことで、薬物療法の効果を高めることができます。
アレルギー免疫療法(減感作療法)の検討も選択肢の一つです。薬物療法で十分な効果が得られない場合、根本的な治療として免疫療法を検討することがあります。これは長期間の治療が必要ですが、アレルギー体質そのものを改善する可能性があります。
効果が感じられない場合は、自己判断せず、必ず医師に相談することが重要です。症状日記をつけて、症状の変化や薬の効果について詳細な情報を提供することで、より適切な治療方針を立てることができます。

👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、アレグラの効果時間について相談される患者様が多くいらっしゃいますが、個人差が大きく、症状の重さやアレルゲンの曝露状況によって実感される効果時間は変わってきます。最近の傾向として、適切な服用タイミングの指導により症状コントロールが改善される方が約8割となっており、効果が不十分と感じる場合は他の治療選択肢も含めて丁寧にご相談させていただいております。」
✨ よくある質問
アレグラの効果は一般的に12~24時間程度持続します。60mgを1日2回服用の場合は約12時間、120mgを1日1回服用の場合は約24時間の効果が期待できます。ただし、個人の体質や症状の重さ、アレルゲンへの曝露状況によって効果時間には差があります。
アレグラは服用後30分から2時間程度で効果が現れ始めます。くしゃみや鼻水などの急性症状は比較的早く(30分~1時間)改善することが多く、鼻づまりや皮膚のかゆみは2~3時間程度かかる場合があります。最も効果を実感しやすいのは服用後1~3時間の間です。
花粉症の場合、症状が悪化しやすい朝の起床後すぐと夕方4~5時頃の服用が効果的です。1日1回タイプは朝の起床直後がおすすめです。継続的に服用することで予防効果も期待でき、花粉飛散開始の1~2週間前から服用を始めるとより効果的です。
アレグラは眠気が起こりにくい薬ですが、個人差があり眠気を感じることがあります。その他、腹痛、下痢、吐き気、めまい、頭痛、疲労感などが報告されています。これらの症状は通常軽度ですが、持続する場合や日常生活に支障をきたす場合は医師にご相談ください。
まず服用方法が適切か確認し、症状の重症度や新しいアレルゲンとの接触がないか見直してみてください。効果が不十分な場合は、医師と相談して用量調整、他の抗ヒスタミン薬への変更、併用療法の検討が必要です。当院では患者さんの症状に合わせた最適な治療法を提案いたします。
📌 まとめ
アレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)の効果時間は、一般的に12~24時間程度持続し、多くの方にとって効果的なアレルギー治療薬です。服用後1~2時間で効果が現れ始め、適切なタイミングでの服用により、アレルギー症状を効果的にコントロールすることができます。
効果を最大化するためには、規則正しい服用、適切な服用タイミング、個人の症状パターンの把握が重要です。また、副作用や注意点を理解し、安全に使用することが大切です。効果が不十分な場合は、医師と相談して治療方針の見直しを行うことで、より良い症状コントロールが期待できます。
アレルギー治療は個人差が大きいため、自分に最適な治療法を見つけるためには、医療従事者との密な連携が欠かせません。アイシークリニック上野院では、患者さん一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた最適なアレルギー治療を提案いたします。アレグラの効果時間や使用方法について疑問がある場合は、お気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 厚生労働省 – 医薬品の適正使用に関する情報として、フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ)の添付文書情報、用法・用量、副作用、注意事項等の公的な薬事情報を参照
- 日本皮膚科学会 – アトピー性皮膚炎診療ガイドラインにおける抗ヒスタミン薬の位置づけと、第2世代抗ヒスタミン薬であるフェキソフェナジンの皮膚症状に対する効果と使用方法に関する医学的根拠
- PubMed – フェキソフェナジン(fexofenadine)の薬物動態、効果持続時間、他の抗ヒスタミン薬との比較研究、副作用プロファイルに関する査読済み学術論文
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務