🚨 繰り返しできる大人ニキビで悩んでいませんか?
📱 思春期を過ぎても繰り返しできる大人ニキビに悩まされている方は多いのではないでしょうか。大人ニキビは思春期ニキビとは異なる特徴を持ち、適切な治療を行わないと跡に残ったり慢性化したりする可能性があります。
💡 アイシークリニック上野院では、大人ニキビの根本的な原因を見極めた上で、一人ひとりの症状に合わせた最適な治療を提供しています。本記事では、大人ニキビの基本知識から皮膚科での専門的な治療法まで、詳しく解説いたします。
⚠️ この記事を読まないと…
✅ ニキビ跡が残って後悔するかも
✅ 間違ったセルフケアで悪化するリスク
✅ 根本解決せず同じ悩みを繰り返す可能性
📋 目次
- 🔸 大人ニキビとは
- 🔸 大人ニキビの原因
- 🔸 大人ニキビの症状と種類
- 🔸 皮膚科での診断方法
- 🔸 皮膚科での治療法
- 🔸 治療期間と経過
- 🔸 日常生活での注意点
- 🔸 まとめ

この記事のポイント
大人ニキビはホルモンバランスの乱れ・ストレス・生活習慣が主因で、顎周りのUゾーンにできやすく治りにくい。皮膚科では外用薬・内服薬・物理的治療を組み合わせた包括的治療が有効で、改善には通常3〜6か月を要する。
💡 1. 大人ニキビとは
大人ニキビとは、20歳以降にできるニキビのことを指します。医学的には「成人型ざ瘡」と呼ばれ、思春期ニキビとは発症メカニズムや治療法が異なります。
✅ 思春期ニキビとの違い
思春期ニキビは主に皮脂の過剰分泌が原因となりますが、大人ニキビはより複雑な要因が絡み合って発症します。思春期ニキビがTゾーンを中心にできるのに対し、大人ニキビは顎周りや首筋、フェイスラインなどのUゾーンにできやすい特徴があります。
また、大人ニキビは炎症が強く、治りにくい傾向があります。これは大人の肌の代謝が思春期に比べて遅くなっていることや、ストレスやホルモンバランスの乱れなどが影響しているためです。
📝 発症年齢と性別
大人ニキビは20代から40代にかけて幅広い年齢層で見られ、特に女性に多く発症します。これは女性ホルモンの変動が関係しており、月経周期や妊娠、出産、更年期などのライフステージの変化に伴って症状が悪化することがあります。
男性でも大人ニキビは発症しますが、女性ほど顕著ではありません。ただし、ストレスの多い職業に就いている方や、不規則な生活習慣を送っている方では、性別を問わず大人ニキビが発症しやすくなります。
Q. 大人ニキビが顎周りにできやすい理由は?
大人ニキビは思春期ニキビと異なり、ホルモンバランスの乱れやストレスが主な原因です。男性ホルモン(アンドロゲン)やプロゲステロンの影響で皮脂分泌が促進されるため、顎周り・フェイスライン・首筋などのUゾーンに発症しやすい特徴があります。
📌 2. 大人ニキビの原因
大人ニキビの発症には複数の要因が複雑に絡み合っています。これらの原因を理解することで、より効果的な治療と予防が可能になります。
🔸 ホルモンバランスの乱れ
大人ニキビの最も重要な原因の一つがホルモンバランスの乱れです。特に男性ホルモン(アンドロゲン)の影響が大きく、皮脂の分泌を促進し、毛穴の角化を亢進させます。女性の場合、生理前にプロゲステロンという女性ホルモンが増加することで、皮脂分泌が活発になり、ニキビができやすくなります。
また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの疾患により男性ホルモンが過剰になると、大人ニキビが慢性化することがあります。このような場合、皮膚科だけでなく婦人科での検査や治療も必要になる場合があります。
⚡ ストレス
現代社会におけるストレスは大人ニキビの大きな要因となっています。ストレスを感じると副腎からコルチゾールというホルモンが分泌され、これが皮脂の分泌を促進します。また、ストレスは免疫機能を低下させるため、アクネ菌などの細菌に対する抵抗力が弱くなり、炎症が起こりやすくなります。
精神的なストレスだけでなく、睡眠不足や過労などの身体的なストレスも大人ニキビの原因となります。特に慢性的なストレス状態では、ニキビが治りにくくなり、繰り返し発症する傾向があります。
🌟 生活習慣の乱れ
不規則な生活習慣も大人ニキビの重要な原因です。睡眠不足は成長ホルモンの分泌を妨げ、肌の修復機能を低下させます。また、夜更かしは自律神経のバランスを崩し、皮脂の分泌異常を引き起こします。
食生活の偏りも影響します。脂質や糖質の過剰摂取、乳製品の摂り過ぎは皮脂の分泌を促進し、ニキビを悪化させる可能性があります。特に高GI食品(血糖値を急激に上昇させる食品)は、インスリンの分泌を促し、間接的に男性ホルモンの産生を増加させることがわかっています。
💬 スキンケアの問題
間違ったスキンケア方法も大人ニキビの原因となります。過度な洗顔は肌のバリア機能を低下させ、かえって皮脂の分泌を促進することがあります。また、油分の多い化粧品やクレンジング剤の使用は毛穴を詰まらせ、ニキビの発症を促す可能性があります。
一方で、乾燥対策が不十分な場合も問題となります。肌が乾燥すると角質が厚くなり、毛穴が詰まりやすくなるため、適切な保湿は大人ニキビの予防に重要です。
✅ 環境要因
外部環境もニキビの発症に影響します。季節の変わり目や気温・湿度の変化は肌のコンディションを不安定にし、ニキビができやすい状態を作ります。また、マスクの長時間着用による摩擦や蒸れは、特に口周りや顎のニキビを悪化させる要因となっています。
職業的な要因も考慮する必要があります。調理場などの高温多湿な環境で働く方や、汚れた環境で作業する方は、職業性のニキビを発症することがあります。
Q. 大人ニキビの皮膚科治療にはどんな薬が使われる?
皮膚科での大人ニキビ治療は、外用薬・内服薬・物理的治療を組み合わせて行います。外用薬はアダパレンなどレチノイド系薬剤や過酸化ベンゾイルが中心で、中等症以上にはテトラサイクリン系抗菌薬の内服が併用されます。女性にはホルモン治療が選択されることもあります。
✨ 3. 大人ニキビの症状と種類
大人ニキビにはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴と治療法があります。正確な診断と適切な治療のためには、症状の種類を正しく理解することが重要です。
📝 面皰(コメド)
面皰は最も初期のニキビであり、毛穴に皮脂や角質が詰まった状態です。白色面皰(白ニキビ)と黒色面皰(黒ニキビ)の2種類があります。
白色面皰は毛穴が完全に閉じた状態で、表面から見ると白っぽい小さな盛り上がりとして観察されます。一方、黒色面皰は毛穴が開いており、内容物が空気に触れて酸化することで黒く見えます。
面皰の段階では炎症はまだ起こっていませんが、適切な治療を行わないと炎症性ニキビに進行する可能性があります。大人ニキビでは、この面皰が長期間にわたって持続することが多く、根気強い治療が必要です。
🔸 炎症性ニキビ
炎症性ニキビは面皰にアクネ菌が増殖し、炎症が起こった状態です。丘疹(きゅうしん)と膿疱(のうほう)に分類されます。
丘疹は赤く盛り上がった状態のニキビで、触ると痛みを感じることがあります。膿疱は丘疹がさらに進行し、中心部に膿が溜まった状態です。黄色っぽい膿が透けて見えることが特徴的です。
炎症性ニキビは痛みを伴うことが多く、適切な治療を行わないと瘢痕(ニキビ跡)を残す可能性があります。大人ニキビでは炎症が強く、治癒に時間がかかる傾向があるため、早期の皮膚科受診が推奨されます。
⚡ 結節・囊腫
結節や囊腫は最も重篤なニキビの形態です。毛穴の深部で炎症が起こり、大きなしこりを形成します。結節は硬い腫れ物として触知され、囊腫は内部に膿や浸出液を含んだ袋状の構造物です。
これらは通常のニキビ治療では改善が困難で、専門的な治療が必要です。また、治癒後には必ずといってよいほど瘢痕を残すため、予防的な治療が非常に重要です。
🌟 ニキビ跡
大人ニキビは治癒後にニキビ跡を残すことが多く、これが大きな悩みとなります。ニキビ跡には色素沈着、萎縮性瘢痕、肥厚性瘢痕があります。
色素沈着は炎症後に起こるメラニンの蓄積で、茶色っぽい跡として残ります。萎縮性瘢痕はいわゆる「クレーター」状の窪みで、アイスピック型、ボックス型、ローリング型に分類されます。肥厚性瘢痕は逆に組織が盛り上がった状態で、ケロイドと呼ばれることもあります。

🔍 4. 皮膚科での診断方法
皮膚科での大人ニキビの診断は、視診、問診、必要に応じて検査を組み合わせて行われます。正確な診断は効果的な治療の基盤となるため、詳細な評価が重要です。
💬 問診
問診では患者さんの症状の経過、発症時期、悪化因子、既往歴、使用中の薬剤、スキンケア方法、生活習慣などを詳しく聞き取ります。女性の場合は月経周期との関連性についても確認します。
特に大人ニキビでは、ストレスの有無や程度、睡眠状況、食生活、職場環境なども重要な情報となります。これらの情報は治療方針の決定だけでなく、生活指導にも活用されます。
既往歴では、以前のニキビ治療の経験、効果があった治療法、副作用の有無なども確認します。また、家族歴でニキビの傾向がある場合は、遺伝的要因も考慮した治療計画を立てることがあります。
✅ 視診・触診
皮膚科医は患者さんの皮膚を詳細に観察し、ニキビの種類、分布、炎症の程度、瘢痕の有無などを評価します。ダーモスコープという拡大鏡を使用して、より詳細な観察を行うこともあります。
大人ニキビの特徴的な分布パターンや、他の皮膚疾患との鑑別も重要な診断ポイントです。例えば、酒さや脂漏性皮膚炎などは大人ニキビと似た症状を示すことがあるため、慎重な鑑別診断が必要です。
📝 重症度評価
ニキビの重症度は治療方針の決定に重要な要素です。国際的にはGlobal Acne Grading System(GAGS)やInvestigator Global Assessment(IGA)などの評価法が用いられます。
これらの評価法では、ニキビの種類、数、炎症の程度を総合的に評価し、軽症、中等症、重症に分類します。重症度に応じて、外用治療のみで十分か、内服治療が必要か、専門的な治療が必要かが判断されます。
🔸 追加検査
必要に応じて追加検査が行われることがあります。女性で男性ホルモンの異常が疑われる場合は、血液検査でホルモン値を測定することがあります。特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が疑われる場合は、テストステロン、DHEA-S、LH/FSH比などが評価されます。
細菌培養検査は一般的には行われませんが、通常の治療に反応しない場合や、特殊な細菌感染が疑われる場合に実施されることがあります。また、アレルギーが関与している可能性がある場合は、パッチテストが行われることもあります。

Q. 大人ニキビの治療期間はどのくらい必要?
大人ニキビの改善には通常3〜6か月の治療期間が必要です。治療開始から1〜3か月で症状の改善が見られ始め、3〜6か月で明らかな効果が期待できます。症状改善後もレチノイド系外用薬を用いた維持療法を数か月〜数年継続し、再発を予防することが重要です。
💪 5. 皮膚科での治療法
皮膚科での大人ニキビ治療は、患者さんの症状や重症度に応じて、外用治療、内服治療、物理的治療を組み合わせて行われます。治療の目的は既存のニキビの治癒だけでなく、新しいニキビの発症予防とニキビ跡の形成阻止も含まれます。
⚡ 外用治療
外用治療は大人ニキビ治療の基本となります。主要な外用薬には以下のようなものがあります。
トレチノインやアダパレン、タザロテンなどのレチノイド系外用薬は、毛穴の角化を正常化し、面皰の形成を抑制します。これらは大人ニキビの根本的な病態に作用するため、治療の中核となる薬剤です。ただし、使用初期には皮膚刺激症状(赤み、乾燥、皮むけ)が生じることがあるため、医師の指導のもとで段階的に使用量を調整します。
過酸化ベンゾイルは抗菌作用と角質剥離作用を有し、アクネ菌の増殖を抑制します。レチノイド系薬剤との配合剤も利用可能で、相乗効果が期待できます。
抗菌薬の外用としては、クリンダマイシンやナジフロキサシンなどが使用されます。これらは炎症性ニキビに対して効果的ですが、長期使用による耐性菌の出現を避けるため、通常は3か月以内の使用に留められます。
🌟 内服治療
中等症以上の大人ニキビでは内服治療が併用されます。
抗菌薬の内服では、テトラサイクリン系(ミノサイクリン、ドキシサイクリン)やマクロライド系(ロキシスロマイシン)が主に使用されます。これらは抗菌作用に加えて抗炎症作用も有するため、炎症性ニキビの改善に効果的です。ただし、長期使用による副作用や耐性菌の問題があるため、通常は3-4か月での休薬が推奨されます。
女性の場合、ホルモン治療も選択肢の一つです。低用量ピルは男性ホルモンの作用を抑制し、皮脂分泌を減少させます。特に月経前に悪化するニキビには効果的です。抗アンドロゲン薬であるスピロノラクトンも、難治性の大人ニキビに使用されることがあります。
イソトレチノイン(アキュテイン)は最も効果的なニキビ治療薬の一つですが、重篤な副作用の可能性があるため、日本では保険適用外で、限定的な使用に留められています。
💬 物理的治療
薬物治療に加えて、物理的な治療法も大人ニキビの改善に有効です。
面皰圧出は専用の器具を使用して面皰の内容物を取り除く治療法です。炎症を起こす前の段階で行うことで、ニキビの進行を防ぐことができます。自己流で行うと瘢痕の原因となるため、必ず専門医が行う必要があります。
ケミカルピーリングは酸性の薬剤を使用して古い角質を除去し、毛穴の詰まりを改善します。グリコール酸、乳酸、サリチル酸などが使用され、面皰の改善や肌質の向上に効果があります。
レーザー治療やLED光療法も選択肢の一つです。これらの治療は抗菌作用や抗炎症作用を有し、薬物治療と併用することでより高い効果が期待できます。
✅ 維持療法
大人ニキビは慢性的な疾患であり、症状が改善した後も維持療法が重要です。通常はレチノイド系外用薬を中心とした維持療法が行われ、新しいニキビの発症を予防します。
維持療法の期間は個人差がありますが、一般的には数か月から数年間継続されます。定期的な経過観察により、治療内容の調整や副作用の管理が行われます。
🎯 6. 治療期間と経過
大人ニキビの治療は長期戦となることが多く、患者さんには治療期間と経過について正しい理解を持っていただくことが重要です。
📝 治療開始初期(1-4週間)
治療開始直後は、使用する薬剤による皮膚刺激症状が現れることがあります。特にレチノイド系薬剤では、赤み、乾燥、皮むけなどが生じることが一般的です。これらの症状は「レチノイド皮膚炎」と呼ばれ、薬剤が効いている証拠でもあります。
この時期は症状が一時的に悪化することもありますが、これは正常な反応です。医師の指導に従って保湿剤の併用や薬剤の使用量調整を行いながら、徐々に皮膚を慣らしていきます。
🔸 治療初期(1-3か月)
治療開始から1-3か月で、多くの患者さんで症状の改善が見られ始めます。まず面皰の減少から始まり、続いて炎症性ニキビの改善が期待できます。ただし、この時期はまだ新しいニキビができることもあり、一進一退の経過を示すことが多いです。
内服薬を併用している場合は、より早期の改善が期待できます。しかし、効果の判定には最低でも6-8週間の継続治療が必要とされています。
⚡ 治療中期(3-6か月)
この時期には症状の明らかな改善が期待できます。新しいニキビの発症が減少し、既存のニキビも治癒傾向を示します。炎症性ニキビが減少することで、ニキビ跡のリスクも軽減されます。
ただし、大人ニキビは再発しやすい特徴があるため、症状が改善しても治療の中断は避けるべきです。この時期に治療を中止すると、高い確率で再発することが知られています。
🌟 維持期(6か月以降)
症状が十分に改善した後は、維持療法に移行します。通常はレチノイド系外用薬を継続し、必要に応じて他の治療薬を併用します。維持療法の期間は個人差がありますが、多くの場合数年間の継続が推奨されます。
定期的な診察により、症状の変化に応じて治療内容を調整します。生活習慣の変化やストレスの増加などにより一時的に悪化することもありますが、適切な対応により症状をコントロールできます。
💬 治療抵抗性の場合
標準的な治療に反応しない場合は、治療方針の見直しが必要です。薬剤の変更、併用療法の強化、物理的治療の追加などが検討されます。また、基礎疾患(PCOS、甲状腺疾患など)の存在も考慮し、必要に応じて専門科への紹介が行われます。
Q. 大人ニキビを悪化させる食生活とは?
白米・パン・砂糖などの高GI食品や乳製品の過剰摂取は、皮脂分泌を促進し大人ニキビを悪化させる可能性があります。一方、オメガ-3脂肪酸を含む魚類・抗酸化物質が豊富な野菜・亜鉛を含む食品は肌の健康に良い影響を与えるため、バランスの取れた食事が推奨されます。
💡 7. 日常生活での注意点
皮膚科での治療と並行して、日常生活での適切なケアも大人ニキビの改善には欠かせません。生活習慣の改善により、治療効果を高め、再発を予防することができます。
✅ スキンケアの基本
適切なスキンケアは大人ニキビの管理において極めて重要です。洗顔は朝晩の2回、低刺激性の洗顔料を使用して優しく行います。過度な洗顔は皮膚バリア機能を損傷し、かえって症状を悪化させる可能性があります。
洗顔後の保湿は必須です。大人ニキビのある肌でも適切な保湿が必要で、ノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)の製品を選択することが推奨されます。油分の多いクリームよりも、軽いテクスチャーの乳液やジェルタイプの保湿剤が適しています。
化粧品の選択にも注意が必要です。ファンデーションやコンシーラーはノンコメドジェニックの製品を選び、帰宅後は速やかにクレンジングで除去します。メイクブラシやスポンジは定期的に清潔にし、細菌の繁殖を防ぎます。
📝 食生活の改善
食事とニキビの関係については議論がありますが、近年の研究では特定の食品がニキビに影響することが示されています。高GI食品(白米、パン、砂糖など)の過剰摂取は避け、低GI食品(玄米、全粒粉パンなど)を選択することが推奨されます。
乳製品、特に低脂肪乳の摂取はニキビを悪化させる可能性があるとの報告があります。ただし、完全に除去する必要はなく、摂取量を調整することが大切です。
一方で、オメガ-3脂肪酸を豊富に含む魚類、抗酸化物質を含む野菜や果物、亜鉛を含む食品の摂取は肌の健康に良い影響を与える可能性があります。バランスの取れた食事を心がけることが基本です。
🔸 睡眠とストレス管理
十分な睡眠は肌の修復と再生に不可欠です。成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、7-8時間の質の良い睡眠を確保することが重要です。就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は睡眠の質を低下させるため、避けることが推奨されます。
ストレス管理も大人ニキビの改善には重要です。適度な運動、瞑想、深呼吸、趣味活動などでストレスを発散し、心身のバランスを保ちます。慢性的なストレスが続く場合は、カウンセリングなどの専門的な支援を受けることも考慮します。
⚡ 生活環境の改善
肌に直接触れるものの清潔さも重要です。枕カバーやタオルは頻繁に交換し、細菌の繁殖を防ぎます。髪の毛が顔にかからないようなヘアスタイルを心がけ、整髪料が肌に付着しないよう注意します。
マスクの着用が必要な場合は、通気性の良い素材を選び、こまめに交換します。マスクによる摩擦や蒸れはニキビを悪化させる可能性があるため、適切なマスクケアが必要です。
🌟 紫外線対策
紫外線は肌の炎症を悪化させ、ニキビ跡の色素沈着を促進する可能性があります。日焼け止めは毎日使用し、SPF30以上、PA+++以上の製品を選択します。ニキビ肌用の日焼け止めは、ノンコメドジェニック処方のものを選ぶことが重要です。
帽子や日傘なども併用し、物理的な紫外線対策も行います。ただし、これらが肌に過度の摩擦を与えないよう注意が必要です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では20代後半から40代の女性患者様が多く受診されており、特にストレスや睡眠不足が関与している症例が目立ちます。大人ニキビは思春期ニキビと比べて治療に時間がかかりますが、適切な外用薬と生活習慣の改善を組み合わせることで、約8割の患者様で明らかな改善が見られています。一人で悩まず、まずは皮膚科での正確な診断を受けていただくことが、美しい肌への第一歩だと考えています。」
📌 よくある質問
大人ニキビは20歳以降にできるニキビで、思春期ニキビとは原因や発症部位が異なります。思春期ニキビが皮脂の過剰分泌によりTゾーンを中心にできるのに対し、大人ニキビはホルモンバランスやストレスが原因で顎周りやフェイスラインなどUゾーンにできやすく、炎症が強く治りにくい特徴があります。
大人ニキビの改善には通常3-6か月の治療期間が必要です。治療開始から1-3か月で症状の改善が見られ始めますが、安定した効果を得るには継続治療が重要です。症状改善後も再発予防のため、レチノイド系外用薬を中心とした維持療法を数か月から数年間続けることが一般的です。
朝晩2回、低刺激性の洗顔料で優しく洗顔し、過度な洗顔は避けることが大切です。洗顔後はノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)の保湿剤で必ず保湿を行います。化粧品もノンコメドジェニック製品を選び、メイク用具は定期的に清潔にし、帰宅後は速やかにクレンジングで除去することが重要です。
食事も大人ニキビに影響します。高GI食品(白米、パン、砂糖など)や乳製品の過剰摂取は避け、低GI食品を選択することが推奨されます。オメガ-3脂肪酸を含む魚類、抗酸化物質豊富な野菜・果物、亜鉛を含む食品の摂取は肌の健康に良い影響を与える可能性があります。バランスの取れた食事が基本です。
市販薬での自己治療で改善が見られない場合や、炎症の強いニキビ、繰り返しできるニキビがある場合は早期に皮膚科受診をお勧めします。アイシークリニック上野院では、大人ニキビの根本原因を見極め、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療を提供し、美しい肌への願いを全力でサポートしています。

✨ 8. まとめ
大人ニキビは複雑な要因が絡み合って発症する慢性的な皮膚疾患であり、思春期ニキビとは異なるアプローチが必要です。ホルモンバランスの乱れ、ストレス、生活習慣の問題など、現代社会特有の要因が大きく関与しており、これらを総合的に管理することが重要です。
皮膚科での治療は、外用薬、内服薬、物理的治療を組み合わせた包括的なアプローチが基本となります。レチノイド系外用薬を中心とした治療により、多くの患者さんで症状の改善が期待できますが、効果の実感までには数か月を要することが一般的です。また、症状が改善した後も維持療法により長期的な管理が必要となります。
治療の成功には、医師による適切な診断と治療に加えて、患者さん自身の日常生活での取り組みが不可欠です。正しいスキンケア、バランスの取れた食生活、十分な睡眠、ストレス管理など、生活習慣全般の見直しが症状の改善と再発予防につながります。
大人ニキビは決して治らない疾患ではありません。適切な治療と生活管理により、症状をコントロールし、美しい肌を取り戻すことが可能です。症状でお悩みの方は、自己判断での治療を避け、皮膚科専門医による適切な診断と治療を受けることをお勧めします。
アイシークリニック上野院では、大人ニキビの根本的な原因を見極め、患者さん一人ひとりの症状や生活状況に合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。最新の治療法から日常生活でのアドバイスまで、包括的なサポートを通じて、患者さんの美しい肌への願いを全力でサポートいたします。ニキビでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性痤瘡治療ガイドライン2017。大人ニキビ(成人型ざ瘡)の診断基準、重症度分類、外用療法(レチノイド、過酸化ベンゾイル、抗菌薬)、内服療法(抗菌薬、ホルモン療法)、物理的治療法の推奨度とエビデンスレベルを提供
- 厚生労働省 – 医薬品の適正使用について。ニキビ治療に使用される外用レチノイド(アダパレンなど)、抗菌薬の適正使用方法、副作用情報、使用上の注意事項に関する公式見解
- PubMed – Adult female acne: a guide to clinical practice(成人女性のニキビ:臨床実践ガイド)。大人ニキビの疫学、病態生理学、ホルモンバランスとの関係、食事因子、治療選択肢(トピカル・システミック療法)に関する最新のエビデンス
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務