💬 「口の周りが急に赤くなった…これって何?」
そのまま放置していませんか?
口周りの赤みは原因によってケア方法がまったく異なり、間違った対処をすると悪化するリスクがあります。この記事を読めば、あなたの症状の原因と正しい対処法がわかります。
🚨 「とりあえずステロイドを塗っておけばいいか」は危険!
原因によっては症状をさらに悪化させることも。1〜2週間以上続く赤みは、セルフケアの限界サインです。
💡 この記事でわかること
✅ 口周りの赤みの原因8パターンを徹底解説
✅ やってはいけないNGケアがわかる
✅ 今すぐ受診すべき症状の見分け方がわかる
✅ 自宅でできる正しいセルフケア方法
🚨 読まないとこんなリスクが…
🔸 原因を誤って間違ったケアを続け、症状が長引く
🔸 口唇ヘルペスを放置して他の人にうつしてしまう
🔸 ステロイドの誤用で口囲皮膚炎が悪化するケースも
目次
- 口の周りが赤くなる主な原因
- 口囲皮膚炎(口のまわりの湿疹)とは
- 接触性皮膚炎(かぶれ)が原因のケース
- 口唇ヘルペス・単純ヘルペスウイルス感染
- 脂漏性皮膚炎と口周りの赤み
- アトピー性皮膚炎との関係
- 乾燥・摩擦・舐める癖が引き起こす口周りの赤み
- 酒さ(ロザセア)と口周りの症状
- 食物アレルギーや食べ物が原因の赤み
- セルフケアの方法と注意点
- 病院・クリニックへの受診目安
- まとめ
この記事のポイント
口の周りの赤みは口囲皮膚炎・接触性皮膚炎・口唇ヘルペス・酒さなど原因が多岐にわたり、自己判断でのステロイド使用は悪化リスクがあるため、1〜2週間以上続く場合は皮膚科受診が推奨される。
💡 1. 口の周りが赤くなる主な原因
口の周りはもともと皮膚が薄く、摩擦や外部刺激を受けやすい部位です。また、食事・会話・表情の変化によって常に動いているため、乾燥や摩擦の影響を受けやすい特性があります。大人において口の周りが赤くなる原因は、大きく以下のカテゴリーに分類できます。
まず、皮膚疾患としては口囲皮膚炎、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、酒さ(ロザセア)などが挙げられます。次に、感染症としては口唇ヘルペス(単純ヘルペスウイルス)、カンジダ症(口角炎)などがあります。さらに、外的要因として接触性皮膚炎(化粧品・歯磨き粉・食材によるかぶれ)、乾燥、摩擦、日焼けなどが関係することもあります。食物アレルギーや内科的な疾患が関与するケースも稀ではありません。
重要なのは、見た目だけでは原因を判断しにくいという点です。同じ「赤み」でも、かゆみを伴うもの、痛みを伴うもの、水疱ができるもの、ウロコ状の皮がむけるもの、じゅくじゅくするものなど、症状のバリエーションは様々です。それぞれの原因に応じた適切な対応が必要になります。
Q. 口囲皮膚炎にステロイドを塗ると悪化するのはなぜですか?
口囲皮膚炎はステロイド外用薬の長期使用がリスク因子のひとつとされており、ステロイドを塗ることで症状が悪化するケースがあります。治療にはメトロニダゾール外用薬や抗菌薬、テトラサイクリン系の内服抗生物質が用いられます。自己判断でのステロイド使用は避け、皮膚科を受診することが重要です。
📌 2. 口囲皮膚炎(口のまわりの湿疹)とは
口囲皮膚炎(こういひふえん)は、その名の通り口の周りを中心に赤み・丘疹(小さなブツブツ)・ウロコ状の皮むけが生じる皮膚疾患です。英語では「perioral dermatitis(ペリオーラル・ダーマタイティス)」と呼ばれ、20〜40代の女性に多く見られますが、男性や中高年の方にも発症します。
特徴的なのは、唇のすぐ縁(赤い部分)は比較的きれいで、その外側の皮膚に炎症が集中する点です。鼻の下・あご・頬の下方にも症状が広がることがあります。かゆみは軽度のことが多く、むしろヒリヒリした灼熱感を訴える方が多い傾向にあります。
口囲皮膚炎の原因はまだ完全には解明されていませんが、ステロイド外用薬の長期使用が大きなリスク因子として知られています。顔に塗るスキンケア製品(保湿クリームや日焼け止めに含まれる特定の成分)、フッ素入り歯磨き粉なども誘因になりうると報告されています。また、ストレスやホルモンバランスの乱れも関係するとされています。
治療にはステロイド外用薬は基本的に使用せず、メトロニダゾール外用薬や、抗菌作用のある薬剤、テトラサイクリン系の内服抗生物質などが用いられます。自己判断でステロイドを塗ると悪化するリスクがあるため、皮膚科への受診が重要です。
✨ 3. 接触性皮膚炎(かぶれ)が原因のケース
接触性皮膚炎は、特定の物質が皮膚に接触することで引き起こされる炎症反応です。口の周りでは、日常的に使用するさまざまなアイテムが原因となります。
口紅・リップクリーム・リップグロスなどのリップ製品は、長時間唇や口周りに直接触れるため、特定の成分に対してアレルギー反応が起きることがあります。香料・防腐剤・染料・ラノリン・特定の植物エキスなどが原因物質(アレルゲン)として挙げられます。
歯磨き粉も見落とされがちな原因のひとつです。フッ素・メントール・香料・研磨剤・ラウリル硫酸ナトリウムなどが口周りの粘膜や皮膚を刺激することがあります。歯磨き後に口を拭くタオルや洗顔料が原因になるケースもあります。
食べ物・食器・調理器具との接触も無視できません。特定の果物(キウイ・パイナップル・イチゴなど)、スパイス、金属製のスプーンやフォークのニッケルアレルギーなどが口の周りの赤みの原因となることがあります。
接触性皮膚炎には「刺激性接触性皮膚炎」と「アレルギー性接触性皮膚炎」の2種類があります。刺激性は誰にでも起こりうる反応で、強い刺激物への接触後すぐに症状が出ることが多いです。一方、アレルギー性は初回の接触では症状が出ず、繰り返し接触することで感作(かんさ)され、ある日突然発症するという特徴があります。
治療はまず原因物質の特定と除去が基本です。パッチテスト(貼付試験)で原因アレルゲンを調べ、該当する成分を含む製品の使用を避けます。炎症がひどい場合は抗ヒスタミン薬の内服やステロイド外用薬が処方されることがあります。
Q. 口唇ヘルペスの初期症状と早期治療のポイントは何ですか?
口唇ヘルペスは唇周辺のピリピリ感・かゆみ・灼熱感から始まり、その後小さな水疱が集まって現れます。アシクロビルやバラシクロビルなどの抗ウイルス薬は、このピリピリ感を感じた初期段階で使用開始するほど効果が高いとされています。繰り返し再発する場合は予防的な内服療法も選択肢になります。
🔍 4. 口唇ヘルペス・単純ヘルペスウイルス感染
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)が引き起こす感染症です。日本人の成人の半数以上がこのウイルスに感染しているとされており、感染自体はめずらしくありません。初めて感染した際(初感染)は症状が出ないことが多く、ウイルスは神経節に潜伏し続けます。体の免疫力が落ちたとき——疲労・風邪・紫外線・ストレス・生理など——に再活性化し、症状として現れます。
症状は特徴的で、唇やその周辺にピリピリ・かゆみ・灼熱感を感じた後、小さな水疱が集まって現れます。水疱はやがて破れてかさぶたになり、1〜2週間ほどで自然に治癒することが多いです。ただし、触れることで自分の体の他の部位(目・鼻・指など)に広がったり、他者にうつしたりするリスクがあるため注意が必要です。
治療にはアシクロビル・バラシクロビルなどの抗ウイルス薬が用いられます。症状が出始めた初期段階(ピリピリ感を感じたとき)に使用を開始するほど効果が高いとされています。繰り返し再発する方には予防的な内服療法(サプレッション療法)も選択肢になります。市販の外用薬もありますが、初めての症状や重症の場合は医療機関での診断を受けることが大切です。
💪 5. 脂漏性皮膚炎と口周りの赤み
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、皮脂の分泌が多い部位に生じる慢性の皮膚炎です。頭皮・額・眉毛・鼻の周り・耳介などに多く発生しますが、口周り(特に鼻と口の間)にも症状が現れることがあります。
症状は赤みと黄みがかったウロコ状の鱗屑(りんせつ)です。かゆみを伴うこともあります。マラセチアと呼ばれる皮膚常在菌(酵母様真菌)が皮脂を分解する過程で生じる刺激物が炎症を引き起こすと考えられており、皮脂分泌の多い方や免疫が低下した方に起こりやすいとされています。
治療には抗真菌薬(ケトコナゾールなど)の外用薬が用いられます。ステロイド外用薬が処方されることもありますが、長期使用は避けた方がよいとされています。脂漏性皮膚炎は再発しやすい疾患のため、長期的なスキンケアと生活習慣の見直しが大切です。洗顔でしっかり皮脂を落としつつ、刺激の少ない保湿ケアを継続することが推奨されます。
🎯 6. アトピー性皮膚炎との関係
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹が繰り返し現れる慢性皮膚疾患です。子どもに多いイメージがありますが、大人になっても続く場合や、大人になってから初めて発症するケースもあります。
口の周りはアトピー性皮膚炎が好発しやすい部位のひとつです。特に食事後に口の周りを拭く刺激、よだれによる刺激、乾燥などが重なりやすいため、症状が悪化しやすい傾向があります。赤み・かゆみ・乾燥・皮むけが主な症状で、掻き壊すとさらに炎症が広がり色素沈着を起こすこともあります。
アトピー性皮膚炎の管理には、ステロイド外用薬・タクロリムス外用薬(プロトピック)などの抗炎症薬と、保湿剤によるスキンケアの組み合わせが基本です。近年では、デュピルマブ(デュピクセント)などの生物学的製剤や、JAK阻害薬(バリシチニブ、ウパダシチニブなど)も選択肢として加わり、治療の幅が広がっています。重症の方や従来の治療で効果が不十分な方は、皮膚科専門医に相談することをお勧めします。
Q. 接触性皮膚炎でアレルギー性と刺激性の違いは何ですか?
刺激性接触性皮膚炎は誰にでも起こりうる反応で、強い刺激物への接触後すぐに症状が現れます。一方、アレルギー性接触性皮膚炎は特定の物質に対して免疫が過剰反応するもので、初回接触では症状が出ず、繰り返し接触することで感作され、ある日突然発症するという特徴があります。パッチテストで原因アレルゲンを特定できます。

💡 7. 乾燥・摩擦・舐める癖が引き起こす口周りの赤み
医学的な皮膚疾患ではなく、日常的な習慣や環境によって口の周りが赤くなるケースも多く見られます。その中でも特に注意が必要なのが、「口を舐める癖」です。
無意識に唇や口の周りを舌で舐める行為は、一時的には潤いを感じさせますが、実際には唾液が蒸発する際に皮膚の水分も一緒に奪ってしまいます。これを繰り返すことで、口の周りに環状の赤みや乾燥・皮むけが生じます。これは「口周り皮膚炎」や「舌舐め皮膚炎」とも呼ばれ、特にストレスを感じているときや乾燥する季節に悪化しやすいです。
摩擦も見逃せない要因です。食後に口の周りをティッシュや布でゴシゴシ拭く動作、マスクの着用による摩擦・蒸れ(マスク性皮膚炎)なども口周りの赤みの原因になります。マスク着用が日常化したことで、これらの症状を訴える方が増加したという報告もあります。
乾燥した季節・空気の乾いた環境・加齢による皮脂分泌の低下なども、口周りの皮膚を乾燥させ、バリア機能を低下させます。バリア機能が低下した皮膚は外部刺激に対して過敏になり、赤みや炎症が起きやすくなります。
対処法としては、まず口を舐める癖を意識的にやめること、そして適切な保湿ケアを行うことが基本です。リップクリームは成分の刺激が少ないシンプルなものを選び、ワセリンなどを口の周りに薄く塗ることも有効です。マスクは素材に注意し、肌への摩擦を減らす工夫をしましょう。
📌 8. 酒さ(ロザセア)と口周りの症状
酒さ(しゅさ)は「ロザセア」とも呼ばれ、顔の中央部——鼻・頬・額・あご——に赤みや毛細血管拡張(血管が透けて見える状態)、ブツブツ(丘疹・膿疱)などが生じる慢性の皮膚疾患です。口の周り(特にあごから頬にかけて)にも症状が現れることがあります。
30〜50代の方に多く、特に肌の白い人(色白の方・北欧系の人など)に多いとされていましたが、日本人にも発症します。原因は完全には解明されていませんが、免疫異常・皮膚常在ダニ(デモデックス)・日光・温度変化・アルコール・辛い食べ物・ストレスなどが症状を悪化させる誘因として知られています。
酒さは自然に改善することはほとんどなく、適切な治療が必要です。治療にはメトロニダゾール外用薬・アゼライン酸外用薬・イベルメクチン外用薬などが用いられます。症状が重い場合は抗生物質(ドキシサイクリンなど)の内服が処方されます。レーザー治療(Vビームなど)で毛細血管拡張を改善するアプローチも有効です。
日常ケアとしては、刺激の少ないスキンケア製品を選ぶこと、日焼け止めをしっかり塗ること、アルコールや辛い食べ物など自分なりの誘因を把握して避けることが大切です。また、酒さに対してステロイド外用薬を使用することは症状を悪化させる可能性があるため、自己判断での使用は避けてください。
✨ 9. 食物アレルギーや食べ物が原因の赤み
食べ物が口の周りの赤みの直接的な原因となることがあります。このメカニズムは大きく2つに分けられます。
ひとつ目は「食物アレルギー」です。特定の食物タンパク質に対してIgE抗体が形成され、食べたときにアレルギー反応が起きます。口の周りの赤みやかゆみ・じんましんが現れ、重症の場合はのどの腫れ・呼吸困難・アナフィラキシーに至ることもあります。大人の食物アレルギーの原因として多いのは、エビ・カニなどの甲殻類、小麦、魚介類、果物・野菜(花粉食物アレルギー症候群)などです。
ふたつ目は「口腔アレルギー症候群(OAS)」です。これは花粉症などの既存のアレルギーと交差反応を示す食物を食べたとき、口の中や唇・口の周りに痒みや腫れ、赤みなどが生じる症状です。シラカバ花粉症の方がリンゴやキウイを食べて症状が出る、スギ花粉症の方がトマトで症状が出るというケースが典型例です。加熱すれば食べられることが多いという特徴があります。
また、アレルギー反応ではなく、食べ物の刺激そのものによる反応もあります。辛い食べ物・酸っぱい食べ物・熱い飲み物・炭酸飲料などが口の周りの皮膚を刺激して一時的な赤みを引き起こすことがあります。これは一時的なものである場合がほとんどですが、肌のバリア機能が低下している方は症状が長引くこともあります。
食後すぐに口の周りが赤くなる、かゆくなるという症状が繰り返されるようであれば、アレルギー科・皮膚科を受診し、アレルギー検査を受けることをお勧めします。特に呼吸困難・全身の蕁麻疹・意識障害などの症状を伴う場合は救急受診が必要です。
Q. 口の周りの赤みはどのくらい続いたら皮膚科を受診すべきですか?
一時的な刺激や乾燥による口周りの赤みは数日で改善することが多いため、1〜2週間以上症状が続く場合は皮膚科の受診を検討してください。また、水疱が現れた場合・かゆみや痛みが強い場合・市販薬を使っても改善しない場合も早めの受診が推奨されます。食後すぐに腫れや赤みが出て呼吸困難を伴う場合は緊急受診が必要です。
🔍 10. セルフケアの方法と注意点

口の周りの赤みに対して、受診前にできるセルフケアについて解説します。ただし、セルフケアはあくまで症状の悪化を防ぐための補助的な手段であり、原因が特定されていない場合や症状が重い場合は医療機関への受診を優先してください。
まず、保湿ケアが基本です。口の周りは乾燥しやすく、バリア機能が低下すると様々な皮膚トラブルのリスクが高まります。刺激の少ないシンプルな成分の保湿剤(ワセリン・セラミド配合クリームなど)を使用し、特に洗顔後や外出から帰った後など、皮膚が乾燥しやすいタイミングでケアを行いましょう。
次に、刺激の原因と思われるものを一時的に除去してみることも有効です。新しく使い始めたリップ製品・スキンケア製品・歯磨き粉などがある場合は、しばらく使用を中止し、症状が改善するか確認しましょう。複数のアイテムを同時に変えると原因の特定が難しくなるため、ひとつずつ変更するのが理想的です。
口を舐める癖がある方は、意識して舐めないようにすることが大切です。唇が乾くと感じたら舐めるのではなく、リップクリームや保湿剤を塗る習慣をつけましょう。また、食後に口の周りを拭く際も、ゴシゴシとこすらず、柔らかいティッシュや布でそっと押さえるように拭くことを心がけてください。
食生活の見直しも重要です。辛い食べ物・アルコール・カフェインなど、皮膚の血管を拡張させる食品は一時的に赤みを悪化させることがあります。また、栄養バランスのよい食事(特にビタミンB群・ビタミンC・亜鉛などは皮膚の健康に関わります)を心がけることも皮膚のバリア機能維持に役立ちます。
睡眠不足や慢性的なストレスは免疫機能を低下させ、口唇ヘルペスの再発や皮膚炎の悪化につながります。十分な睡眠と、自分なりのストレス解消法を取り入れることも間接的なケアになります。
市販薬の使用については慎重にすることをお勧めします。「炎症があるから」と安易にステロイド配合の市販薬を口の周りに使用すると、口囲皮膚炎や酒さの場合は症状が悪化するリスクがあります。特に原因が不明な場合は、市販薬の使用前に薬剤師に相談するか、医療機関を受診して原因を確認してから使用するのが安全です。
💪 11. 病院・クリニックへの受診目安
口の周りの赤みで病院やクリニックを受診すべきタイミングについて、いくつかの目安をご紹介します。
まず、1〜2週間以上症状が続く場合は受診を検討してください。一時的な刺激や乾燥による赤みであれば数日で改善することが多いですが、それ以上続く場合は何らかの皮膚疾患や感染症の可能性があります。
水疱(小さな水ぶくれ)が現れた場合は、口唇ヘルペスの可能性があります。抗ウイルス薬の早期使用が効果的なため、できるだけ早く受診することをお勧めします。
かゆみや痛みが強く日常生活に支障をきたす場合、症状が顔全体や体に広がっている場合、食後すぐに口の周りが腫れたり赤くなったりする場合(特に呼吸困難・全身のじんましんを伴う場合は緊急受診が必要)も、速やかな受診が必要です。
また、繰り返し同じ部位に湿疹や赤みが出る場合や、市販薬を使っても改善しない・悪化している場合も、自己判断で対処し続けるのは避け、皮膚科を受診しましょう。
受診する際は、「いつ頃から」「どのような症状か(赤み・かゆみ・痛み・水疱など)」「何か心当たりがあるか(新しく使い始めたコスメ・食べ物・環境の変化など)」「これまでに同じ症状が出たことがあるか」「現在使用中の薬やサプリメント」などをまとめておくと、スムーズな診察につながります。
口の周りの赤みを診てもらうのは、基本的には皮膚科・皮膚科クリニックが適しています。アレルギーが疑われる場合はアレルギー科、ヘルペスが疑われる場合は皮膚科・内科・耳鼻咽喉科などでも対応可能です。原因がよくわからない場合はまず皮膚科を受診するのが最も確実でしょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、口の周りの赤みでご来院される患者様の中に、自己判断でステロイド外用薬を使用して症状が悪化した状態でいらっしゃるケースが少なくありません。口囲皮膚炎や酒さ(ロザセア)など、ステロイドが逆効果になる疾患もあるため、原因を正しく見極めることが何より大切です。気になる症状が1〜2週間以上続く場合や繰り返す場合は、どうぞお気軽にご相談ください。」
🎯 よくある質問
自己判断でのステロイド薬の使用はお勧めできません。口囲皮膚炎や酒さ(ロザセア)の場合、ステロイドを塗ることで症状が悪化するリスクがあります。原因が特定できていない場合は市販薬の使用前に薬剤師へ相談するか、まず皮膚科を受診して原因を確認してから適切な治療を受けることが大切です。
基本的には皮膚科・皮膚科クリニックの受診が適しています。アレルギーが疑われる場合はアレルギー科、口唇ヘルペスが疑われる場合は皮膚科・内科・耳鼻咽喉科でも対応可能です。原因がわからない場合はまず皮膚科を受診するのが最も確実です。アイシークリニック上野院でもご相談を承っております。
舌で唇や口周りを舐めると一時的に潤いを感じますが、唾液が蒸発する際に皮膚の水分も一緒に奪ってしまいます。これを繰り返すことで「舌舐め皮膚炎」と呼ばれる状態になり、口の周りに環状の赤みや乾燥・皮むけが生じます。唇が乾いたと感じたら、舐める代わりにリップクリームや保湿剤を塗る習慣をつけましょう。
食後すぐに口の周りが赤くなる場合、食物アレルギーや口腔アレルギー症候群(OAS)の可能性があります。花粉症の方が特定の果物を食べて症状が出るケースも典型例のひとつです。症状が繰り返される場合はアレルギー科・皮膚科でアレルギー検査を受けることをお勧めします。呼吸困難や全身のじんましんを伴う場合は緊急受診が必要です。
1〜2週間以上症状が続く場合は受診を検討してください。一時的な刺激や乾燥による赤みであれば数日で改善することが多いですが、それ以上続く場合は皮膚疾患や感染症の可能性があります。また、水疱が現れた場合・かゆみや痛みが強い場合・市販薬を使っても改善しない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
💡 まとめ
口の周りが赤くなる原因は、口囲皮膚炎・接触性皮膚炎・口唇ヘルペス・脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・酒さ・乾燥や摩擦・食物アレルギーなど、非常に多岐にわたります。大人においても決して珍しくない症状ですが、原因によって適切な対処法がまったく異なります。
特に注意すべきは、「とりあえずステロイドを塗る」という自己判断です。口囲皮膚炎や酒さの場合はステロイドによって症状が悪化するリスクがあります。原因が明確でない場合は、自己判断での薬の使用は控え、まず皮膚科などの専門医に相談することが大切です。
日常的なセルフケアとしては、刺激の少ないスキンケア・適切な保湿・口を舐める癖の改善・睡眠やストレス管理などが基本になります。これらを丁寧に実践しながら、症状が長引く・繰り返す・悪化するといった場合は早めに受診することで、適切な治療を受け、症状の改善が期待できます。
アイシークリニック上野院では、皮膚トラブルや美容医療に関するご相談を承っております。口の周りの赤みや皮膚の悩みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。専門のスタッフが丁寧に対応いたします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 口囲皮膚炎・接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・脂漏性皮膚炎・酒さ(ロザセア)など、記事で取り上げた各種皮膚疾患の診断基準・治療ガイドラインに関する公式情報
- 国立感染症研究所 – 口唇ヘルペス(単純ヘルペスウイルス1型/HSV-1)の感染経路・症状・疫学・治療に関する公式情報
- 厚生労働省 – 食物アレルギー・口腔アレルギー症候群(OAS)の原因・症状・対処法に関する公式情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務