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⚡ 傷跡が大きく残ってしまう
⚡ 再発をくり返す悪循環へ
目次
- 粉瘤(アテローム)とはどんな病気か
- 粉瘤ができる原因と好発部位
- 粉瘤の主な症状と悪化するとどうなるか
- 粉瘤は自然に治る?放置するリスクについて
- 粉瘤の診断方法
- 粉瘤の手術方法の種類
- 粉瘤手術の流れ(当日の流れ)
- 粉瘤手術にかかる費用の目安
- 術後のケアと回復期間について
- 粉瘤手術を受ける際のよくある不安・疑問
- 上野で粉瘤手術を受けるならアイシークリニック上野院へ
- まとめ

💡 1. 粉瘤(アテローム)とはどんな病気か
粉瘤は医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」とも呼ばれ、皮膚の下に袋状の組織(嚢腫壁)が形成され、その中に角質や皮脂などが蓄積した状態を指します。一般的には「アテローム」という名称でも広く知られています。
皮膚の表面には毛穴や汗腺など、さまざまな構造物があります。何らかの原因で皮膚の一部が内側に折れ込み、袋状の空間ができてしまうと、そこに角質や皮脂が溜まり続けて粉瘤へと発展します。袋の中身は時間をかけて少しずつ増えていくため、粉瘤は放置すると徐々に大きくなっていくのが特徴です。
粉瘤は良性の腫瘍であり、がんのように命を脅かすものではありません。しかし、皮膚の下にある袋ごと摘出しなければ完全に治すことができず、切らずに中身だけを出しても再発してしまいます。そのため、根本的な治療には外科的手術が必要となります。
粉瘤は老若男女問わず発症しうる疾患であり、特別な生活習慣や体質だけが原因とは限りません。皮膚科や形成外科のクリニックでは比較的よく診られる疾患のひとつです。
📌 2. 粉瘤ができる原因と好発部位
粉瘤の発生メカニズムはいくつか考えられていますが、主な原因としては以下のようなものが挙げられます。
まず、毛穴の閉塞による発生です。毛穴(毛包)の出口が何らかの理由で塞がれると、皮脂や角質が排出できなくなり、皮膚の内側に溜まって嚢腫を形成します。ニキビが慢性化した結果として粉瘤に発展するケースも少なくありません。
次に、外傷や刺激による発生です。皮膚に傷がついたり、継続的な摩擦や圧力が加わったりすることで、表皮細胞が皮下に入り込み、そこで増殖して嚢腫が形成されることがあります。ウイルス感染(ヒトパピローマウイルスなど)が引き金になるケースも報告されています。
粉瘤はほぼ全身のあらゆる部位に発生しますが、特に発生しやすい好発部位としては以下が挙げられます。
- 顔(頬、額、耳の周囲)
- 首・うなじ
- 背中・肩甲骨付近
- 腋(わき)
- 陰部・鼠径部
- 膝の裏・ふくらはぎ
- 手のひら・足の裏
背中や首といった自分では見えにくい部位に発生することも多く、気づかないうちにかなり大きくなってから受診される患者さんも珍しくありません。日頃から家族や身近な人に背中などをチェックしてもらうことも大切です。
✨ 3. 粉瘤の主な症状と悪化するとどうなるか
粉瘤の典型的な症状は、皮膚の下にできる丸いしこりです。触ると弾力があり、押すと少し動く感じがします。表面には黒い点(毛穴が詰まった開口部)が見えることがあり、これが粉瘤の特徴的なサインとされています。ただし、この黒点が見られない粉瘤も多くあります。
粉瘤そのものは通常、痛みや痒みを伴いません。しかし、次第に大きくなったり、炎症を起こしたりすると状況が変わります。
炎症を起こした粉瘤(炎症性粉瘤)は、赤くなり、腫れて、強い痛みや熱感を伴います。細菌が感染して膿が溜まる「感染性粉瘤」になると、発熱を伴うこともあり、日常生活に支障をきたすほどの症状が現れることもあります。
さらに悪化すると、皮膚が破れて膿が自然に排出されることもあります。この場合、周囲の組織への炎症の広がりや傷跡が残るリスクが高まります。炎症が起きているときは手術のタイミングや方法が変わるため、早めに医療機関を受診することが重要です。
また、粉瘤は非常に稀ではありますが、長期間放置した結果として悪性化(がん化)する可能性も否定できないとされています。小さなうちに適切な処置を受けることが望ましいといえます。
🔍 4. 粉瘤は自然に治る?放置するリスクについて
粉瘤は自然に治ることはほとんどありません。一時的に中身が出て小さくなったように見えても、袋状の壁が残っている限り、再び内容物が溜まって元の大きさ以上に戻ってしまいます。
粉瘤を放置し続けることには、いくつかのリスクがあります。
まず、サイズが大きくなることです。粉瘤は年単位でゆっくりと大きくなるものが多いですが、大きくなるほど手術の難易度が上がり、傷跡も目立ちやすくなります。直径が数センチに及ぶものも珍しくなく、そうなると日常生活での違和感や見た目の問題も生じます。
次に、炎症・感染のリスクです。外部からの刺激や細菌感染をきっかけに、急激に炎症を起こすことがあります。炎症が起きると痛みや腫れが強くなるだけでなく、周囲組織との癒着が進み、手術がより複雑になります。炎症が治まってから改めて摘出手術を行う必要が生じるケースもあります。
さらに、再発・瘢痕(はんこん)のリスクも高まります。炎症や感染を繰り返すことで、袋と周囲の組織が強固に癒着し、完全摘出が難しくなります。その結果、手術後に再発したり、傷跡が広範囲に残ったりする可能性が高まります。
以上のことから、粉瘤は「症状がなくても早めに手術で取り除く」ことが、最終的に患者さんの負担を減らす最善策といえます。
💪 5. 粉瘤の診断方法
粉瘤の診断は、多くの場合、医師による視診と触診で行われます。特徴的な外観(皮膚の下のドーム状のしこり、表面の黒点)と手触り(弾力性のある可動性のあるしこり)から、経験豊富な皮膚科・形成外科医であれば視触診だけで診断できることがほとんどです。
ただし、他の皮膚腫瘍や脂肪腫(しぼうしゅ)、リンパ節の腫れなどとの区別が難しい場合や、病変が深い部位にある場合には、超音波検査(エコー検査)が行われることがあります。超音波検査は痛みを伴わず、病変の大きさ・深さ・性状を把握するのに有効です。
摘出した組織は病理検査に提出されることが多く、これにより最終的な確定診断が行われます。病理検査によって、粉瘤であることの確認とともに、稀に悪性の可能性がある場合にも早期に発見することができます。
粉瘤と似た疾患としては、脂肪腫、石灰化上皮腫(毛母腫)、皮様嚢腫、毛包嚢腫、リンパ節炎などが挙げられます。自己判断で「粉瘤だろう」と決めつけず、医師の診断を受けることが重要です。
🎯 6. 粉瘤の手術方法の種類
粉瘤の手術には主に2種類の方法があります。それぞれの特徴を理解したうえで、医師と相談しながら最適な方法を選ぶことが大切です。
✅ くり抜き法(トレパン法・へそ抜き法)
くり抜き法は、粉瘤の開口部(黒点部分)またはその周辺に直径4〜6mm程度の小さな穴をトレパンという器具で開け、そこから中身を絞り出した後、袋の壁を引き抜く方法です。
この方法の最大のメリットは、傷跡が非常に小さくて済む点です。縫合が不要な場合もあり、傷跡が目立ちにくいことから、顔や首など露出した部位の粉瘤に対してよく選択されます。手術時間も比較的短く、患者さんの身体への負担が少ない術式です。
一方、デメリットとしては、袋を完全に摘出できないことがある点が挙げられます。袋の一部が残ってしまうと再発のリスクが高まります。また、粉瘤が大きい場合や炎症・癒着がある場合には適用が難しいことがあります。
📝 切除法(紡錘形切除・通常切除)
切除法は、粉瘤の上を楕円形(紡錘形)または円形に切開し、袋ごと確実に摘出する方法です。古典的かつ最も確実性が高い術式であり、大きな粉瘤・炎症後の粉瘤・くり抜き法では対応しきれない粉瘤に対して行われます。
この方法のメリットは、袋全体を視野に確認しながら取り除けるため、再発率が低い点です。また、どのような大きさや状態の粉瘤にも対応できる汎用性の高さも利点です。
デメリットとしては、粉瘤のサイズよりも切開線が長くなりやすく、くり抜き法に比べて傷跡が残りやすい点が挙げられます。術後は縫合が必要で、抜糸まで数日〜2週間程度を要します。
🔸 炎症性粉瘤への対応
炎症を起こしている粉瘤の場合、まず膿を排出(切開排膿)して炎症を鎮めることが優先されます。炎症が治まってから、改めて根治手術(袋の摘出)を行うのが一般的な流れです。炎症が激しい状態での摘出手術は出血が多く、袋の確認も難しいため、2段階での対応となることが多いです。

💡 7. 粉瘤手術の流れ(当日の流れ)
粉瘤の手術は多くの場合、日帰りで行われる外来手術です。入院の必要がないため、患者さんの日常生活への影響を最小限に抑えられます。以下に一般的な当日の流れを紹介します。
⚡ 問診・術前説明
初診またはあらかじめ予約した診察日に来院し、医師が粉瘤の状態を確認します。手術の方法・リスク・費用・術後ケアについて丁寧な説明が行われ、同意書にサインをしていただきます。アレルギー歴や常用薬の確認も行われます。
🌟 手術部位の消毒・局所麻酔
手術部位の周囲を消毒した後、局所麻酔(注射)を行います。局所麻酔の注射時に一時的な痛みを感じることがありますが、麻酔が効いた後は痛みなく手術を受けることができます。全身麻酔は不要で、患者さんは意識がある状態で手術を受けます。
💬 手術(摘出)
麻酔が十分に効いたことを確認した後、選択した術式に従って手術を行います。くり抜き法の場合は5〜15分程度、切除法の場合は粉瘤の大きさによりますが15〜30分程度で終わることが多いです。摘出した組織は病理検査に提出されます。
✅ 縫合・ガーゼ保護
摘出後は傷口を縫合し、ガーゼで保護して手術完了です。その後、術後の注意事項(入浴・運動・飲酒の制限など)について説明があります。
📝 術後の通院(抜糸など)
術後は傷の状態確認のために数回の通院が必要です。抜糸は通常、手術から1〜2週間後に行われます。病理検査の結果についても、後日医師から報告があります。
📌 8. 粉瘤手術にかかる費用の目安
粉瘤の手術は、医師の診断で「粉瘤(表皮嚢腫)」と確認された場合、健康保険が適用されます。保険適用となる手術費用は、粉瘤のサイズ(腫瘍の径)と部位によって異なります。
一般的な目安として、3割負担の方の場合、以下の程度の費用がかかることが多いです。
- 直径2cm未満の粉瘤:5,000〜10,000円程度
- 直径2cm以上4cm未満の粉瘤:10,000〜20,000円程度
- 直径4cm以上の粉瘤:20,000〜30,000円以上
上記はあくまで目安であり、実際の費用は粉瘤の状態(炎症の有無、癒着の程度)、手術方法、クリニックによって異なります。また、初診料・再診料・病理検査費用・薬代なども別途かかります。
なお、美容目的での手術(傷跡を残したくない・見た目を改善したいという理由のみ)の場合は保険適用外となることがあります。保険適用についての詳細は、受診されるクリニックに事前に確認することをおすすめします。
また、複数の粉瘤を同日に手術する場合の費用計算方法や、炎症時の切開排膿と根治手術を別々に行う場合の費用についても、クリニックで丁寧に説明してもらいましょう。
✨ 9. 術後のケアと回復期間について
粉瘤手術後の回復をスムーズに進めるためには、適切なアフターケアが重要です。以下に術後の主な注意事項と回復の目安を説明します。
🔸 術後の傷口のケア
手術後は傷口を清潔に保つことが最優先です。クリニックから処方された軟膏を塗布し、ガーゼや創傷被覆材で保護します。傷口が濡れないよう注意しながら、医師の指示に従ったケアを続けましょう。
入浴については、手術当日はシャワーのみにとどめ、翌日以降も傷口が完全に塞がるまでは湯船への浸漬を避けるのが一般的です。傷が濡れてしまった場合は清潔なタオルで優しく拭き取り、必要に応じてガーゼを交換します。
⚡ 日常生活の制限
術後数日間は激しい運動を避けることが推奨されます。特に、手術部位に負担がかかるような動作(重いものを持つ、手術部位を強く動かすなど)は控えましょう。飲酒は傷の治癒を遅らせたり、腫れを悪化させたりする可能性があるため、術後しばらくは控えることが望ましいです。
🌟 回復の目安
傷口の状態は個人差がありますが、一般的な回復の目安は以下のとおりです。
- 術後1〜3日:傷口の腫れや痛みがある。軽い内出血がみられる場合もある。
- 術後3〜7日:腫れや痛みが徐々に引いてくる。傷口が落ち着いてくる。
- 術後1〜2週間:抜糸(術式・部位による)。日常的な活動への復帰が可能になる場合が多い。
- 術後1〜3ヶ月:傷跡が目立たなくなってくる(赤みが薄れる)。
- 術後6ヶ月〜1年:傷跡が最終的な状態に落ち着く。
傷跡をより目立たなくするために、UVケア(日焼け止めの塗布)や傷跡専用テープの使用を医師から指導される場合があります。傷跡の赤みや盛り上がりが気になる場合は、医師に相談することで追加のケアを行うこともできます。
💬 感染・再発のサインに注意
術後に傷口が赤くなる、腫れがひどくなる、膿が出る、発熱するなどの症状が現れた場合は、感染が起きている可能性があります。このような場合は自己判断で対処せず、すぐにクリニックに連絡・受診してください。また、再発のサイン(同じ部位に再びしこりができる)に気づいた場合も早めに受診することが大切です。
🔍 10. 粉瘤手術を受ける際のよくある不安・疑問
粉瘤の手術を検討している方からよく寄せられる不安や疑問について、詳しく解説します。
✅ 手術は痛いですか?
手術前に局所麻酔を行うため、手術中の痛みはほとんどありません。ただし、麻酔の注射時には一時的な痛みを感じる方が多いです。術後は麻酔が切れると、傷の程度に応じた痛みや違和感が生じることがありますが、処方された鎮痛剤を服用することで対処できます。
📝 手術当日に仕事や日常生活はできますか?
多くの場合、デスクワークであれば手術当日から可能です。ただし、手術部位や手術の範囲によっては安静が必要なこともあります。肉体労働や激しい運動を伴う仕事は、数日間の休息が必要なケースもあります。事前に医師に職種や生活スタイルを伝えておくと、適切なアドバイスを受けられます。
🔸 傷跡はどのくらい残りますか?
手術後には必ず何らかの傷跡が残りますが、その目立ちやすさは術式・部位・粉瘤の大きさ・患者さんの体質(傷の治りやすさ)によって異なります。くり抜き法では傷跡が小さく、経過とともに目立たなくなるケースが多いです。切除法では傷跡がやや長くなりますが、適切なケアにより最終的には細い線状の傷に落ち着くことがほとんどです。
⚡ 再発することはありますか?
袋状の嚢腫壁を完全に摘出できれば再発のリスクは非常に低いです。しかし、炎症後の粉瘤や複雑な形状の粉瘤では、袋の一部が残ってしまい再発するケースがあります。再発した場合も再手術で対応可能ですので、気になる場合は早めに受診することが大切です。
🌟 複数の粉瘤を同時に手術できますか?
複数の粉瘤を同日に手術することは可能です。ただし、粉瘤の数・大きさ・部位によっては、体への負担や手術時間を考慮して複数回に分けることが推奨される場合もあります。事前の診察で相談してみましょう。
💬 子どもでも手術を受けられますか?
粉瘤は子どもにも発生します。局所麻酔下での手術は子どもにも対応可能ですが、年齢や粉瘤の状態によっては全身麻酔が必要になることもあります。子どもの粉瘤については、小児に対応した医療機関での相談をおすすめします。
💪 11. 上野で粉瘤手術を受けるならアイシークリニック上野院へ
上野エリアで粉瘤の手術を検討されている方には、アイシークリニック上野院をご利用いただけます。JR上野駅・東京メトロ銀座線・日比谷線の上野駅からアクセスしやすい立地にあり、通いやすさも大きな特徴です。
アイシークリニック上野院では、粉瘤の日帰り手術に対応しており、患者さんの粉瘤の状態・大きさ・部位に応じて、くり抜き法や切除法など最適な術式を選択します。丁寧なカウンセリングを通じて、手術方法や費用・術後ケアについて事前に十分に説明を行い、患者さんが安心して手術を受けられる環境を整えています。
「背中のしこりが気になる」「首にできものがあるが受診すべきか迷っている」という方も、まずは気軽にご相談ください。放置すれば大きくなったり炎症を起こしたりするリスクがある粉瘤は、早めの診察・治療が最善の選択です。
上野エリアに住んでいる方、上野周辺に職場がある方、上野に来院しやすい方は、ぜひアイシークリニック上野院へお問い合わせ・ご予約ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「背中のしこりが気になっているけれど、受診するほどでもないかと思っていた」とおっしゃる患者様が多く、気づかないうちに粉瘤が大きくなってからご来院されるケースも少なくありません。粉瘤は炎症を起こす前の小さな段階で手術を受けていただくほど、傷跡が目立ちにくく術後の回復もスムーズなため、少しでも気になるしこりがあれば、まずはお気軽にご相談いただくことをお勧めしています。患者様お一人おひとりの状態に合わせた術式を丁寧にご説明したうえで、安心して治療を受けていただけるよう努めてまいります。」
🎯 よくある質問
粉瘤が自然に治ることはほとんどありません。一時的に中身が出て小さくなったように見えても、袋状の壁が残っている限り再び内容物が溜まります。放置すると徐々に大きくなり、炎症や感染を起こすリスクも高まるため、早めに手術で摘出することが最善の選択です。
手術前に局所麻酔を行うため、手術中の痛みはほとんどありません。麻酔注射の際に一時的な痛みを感じる場合がありますが、麻酔が効いた後は痛みなく受けられます。術後は麻酔が切れると傷の程度に応じた痛みが生じることがありますが、処方された鎮痛剤で対処できます。
粉瘤の手術は健康保険が適用されます。3割負担の場合、直径2cm未満で5,000〜10,000円程度、2〜4cm未満で10,000〜20,000円程度、4cm以上で20,000〜30,000円以上が目安です。これに加え、初診料・病理検査費用・薬代が別途かかります。詳細は事前にご確認ください。
くり抜き法は傷跡が小さく、顔や首など目立つ部位に向いていますが、大きい粉瘤や炎症・癒着がある場合は適用が難しいことがあります。切除法は再発率が低く、あらゆる大きさに対応できる反面、傷跡がやや大きくなります。最適な術式は粉瘤の状態を診察したうえで医師が判断します。
デスクワークであれば手術当日から可能なケースが多いです。ただし、激しい運動や肉体労働は術後数日間控えることが推奨されます。また、入浴は手術当日はシャワーのみで湯船は傷が塞がるまで避け、飲酒も術後しばらくは控えることが望ましいです。抜糸は通常1〜2週間後に行います。

💡 まとめ
粉瘤は皮膚の下にできる袋状の良性腫瘍であり、自然に治ることはなく、放置すると徐々に大きくなったり炎症・感染を起こしたりするリスクがあります。根本的な治療には手術による袋ごとの摘出が必要であり、術式には傷跡の小さいくり抜き法と、より確実性の高い切除法があります。
手術は局所麻酔下で行われる日帰り手術であり、健康保険が適用されます。術後は適切なアフターケアを行うことで回復をスムーズに進めることができます。炎症を起こしている場合は早急に受診することが重要で、段階的な対応が必要になることもあります。
粉瘤は「小さいから大丈夫」と放置しがちですが、小さいうちに手術を受けることが、患者さんにとって最も負担が少なく、傷跡も目立ちにくい最善の選択です。上野エリアで粉瘤の診察・手術を希望される方は、ぜひアイシークリニック上野院にご相談ください。専門スタッフが丁寧に対応いたします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)の定義・症状・診断・治療方法に関する基礎的な医学情報の参照
- 日本形成外科学会 – 粉瘤の外科的手術方法(くり抜き法・切除法)や術後ケア・回復期間に関する専門的情報の参照
- 厚生労働省 – 粉瘤手術における健康保険適用の基準・費用負担割合に関する制度情報の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務