💬 「最近ほくろ増えた?」と思ったら、この記事を読んでください。
放置して後悔する前に知っておきたい、ほくろの正体と危険なサインをわかりやすく解説します。
👇 「こんなほくろは要注意」のチェックリストも掲載中!
🚨 こんな人はすぐ読んで!
- 📌 最近ほくろが急に増えた・大きくなった気がする
- 📌 ほくろの形が歪んでいる・色が変わった
- 📌 メラノーマ(皮膚がん)との見分け方を知らない
👩 20代・女性の声
「気づいたら顔にほくろが増えてて…これって放置していいの?怖くて調べたけど、どれが危ないのか全然わからない😰」
💁 この記事を読めば…
「受診すべきほくろ」と「様子見でOKなほくろ」の違いが、ABCDEルールで誰でも簡単にわかります。自己判断で見落として後悔する前に、正しい知識を身につけましょう。
目次
- ほくろとは何か?その正体と種類
- ほくろが増える主な原因
- 年齢・ライフステージ別に見るほくろの増え方
- 放置しても大丈夫なほくろの特徴
- 注意が必要なほくろの特徴―ABCDEルールとは
- ほくろと間違えやすい皮膚の病変
- 病院・クリニックへ行くべきタイミング
- ほくろの除去方法と医療機関での対応
- 日常生活でできるほくろ予防のポイント
- まとめ
💡 この記事のポイント
ほくろが増える主な原因は紫外線・ホルモン変化・加齢で、多くは良性。しかし、ABCDEルール(非対称・不規則な境界・複数色・6mm以上・変化)に該当する場合はメラノーマの疑いがあるため、自己判断せず皮膚科専門医への受診が重要。
💡 1. ほくろとは何か?その正体と種類
ほくろは医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」または「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」と呼ばれます。皮膚の中にあるメラノサイト(色素細胞)が変化した「母斑細胞」が皮膚内で集まることによって形成されます。この母斑細胞がメラニン色素を産生することで、皮膚の一部が茶色や黒色に見えるのです。
ほくろはその存在する場所によって、いくつかの種類に分類されます。母斑細胞が表皮と真皮の境目(表皮真皮境界部)に集まっているものを「接合母斑」、真皮内に集まっているものを「真皮内母斑」、境界部と真皮の両方にまたがっているものを「複合母斑」といいます。一般的に、接合母斑は平らで色が濃く、真皮内母斑はドーム状に盛り上がっていることが多いとされています。
また、ほくろには生まれつきあるもの(先天性母斑)と、生後に新たにできるもの(後天性母斑)があります。先天性母斑はサイズが大きいことが多く、後天性母斑は日常生活の中でいつの間にかできてくるタイプです。ほとんどの日本人が体のどこかにほくろを持っており、平均的には10〜40個程度あるといわれています。
Q. ほくろが増える主な原因は何ですか?
ほくろが増える主な原因は、紫外線・ホルモンバランスの変化・遺伝的要因・摩擦などの皮膚への刺激・加齢の5つです。なかでも紫外線はメラノサイトを活性化させる最大の要因とされており、日焼けを繰り返す人はほくろが増えやすい傾向があります。
📌 2. ほくろが増える主な原因
ほくろが増える原因はひとつではなく、複数の要因が絡み合っています。代表的な原因を以下に挙げていきます。
✅ 紫外線の影響
紫外線はほくろが増える最大の原因のひとつです。紫外線を浴びると、皮膚はメラニン色素を大量に産生して肌を守ろうとします。このメラニン産生の過程でメラノサイトが過剰に活性化し、母斑細胞が増殖しやすい状態が生まれます。日焼けを繰り返す人や屋外で長時間過ごすことが多い人は、特にほくろが増えやすい傾向があります。
また、紫外線には皮膚細胞のDNAを傷つける作用があるため、長期にわたる紫外線ダメージの蓄積がほくろの増加につながるとも考えられています。幼少期や思春期の強い日焼けが、成人後のほくろ増加に影響するという研究報告もあります。
📝 ホルモンバランスの変化
ホルモンバランスの変化も、ほくろが増えるきっかけになることがあります。女性ホルモン(エストロゲン)にはメラノサイトを活性化させる働きがあるため、妊娠中や思春期、更年期など、ホルモンバランスが大きく変動する時期には、ほくろが増えたり、既存のほくろが濃くなったりすることがあります。
また、ピルの服用もホルモン環境に影響を与えるため、服用中にほくろや色素沈着が目立つようになることがあります。これは病的な変化ではないことがほとんどですが、変化が急激な場合や形が変わってきた場合は皮膚科への相談をお勧めします。
🔸 遺伝的要因
ほくろの数や大きさは遺伝の影響も受けます。家族にほくろが多い人がいる場合、同様にほくろが多く現れやすい体質を持っていることがあります。遺伝的にメラノサイトが活発になりやすい体質の人は、紫外線や他のトリガーに対してより反応しやすく、ほくろが増えやすいと考えられています。
⚡ 摩擦や皮膚への刺激
衣服やアクセサリーなどによる継続的な摩擦も、ほくろの形成に関与することがあります。首元や脇の下、ウエストラインなど、衣類が擦れやすい部位に小さなほくろや皮膚の隆起(アクロコルドン)が現れやすいのはこのためです。日常的な摩擦刺激が積み重なることで、皮膚細胞が増殖しやすくなると考えられています。
🌟 加齢
加齢もほくろが増える重要な要因です。年齢を重ねるにつれて、長年の紫外線ダメージが蓄積し、皮膚の細胞が変化していくため、ほくろや色素斑が増えていくのは自然なことです。また、加齢に伴って免疫力が低下すると、皮膚細胞の増殖をコントロールする力も弱まるため、良性のほくろが増えやすくなります。
✨ 3. 年齢・ライフステージ別に見るほくろの増え方
ほくろは生涯を通じて変化し続けます。ライフステージごとに、どのような変化が起きやすいかを把握しておくことで、異常なほくろの変化に気づきやすくなります。
💬 幼児期・児童期(0〜12歳)
生後すぐには少なかったほくろが、日光に当たる機会が増える幼児期から徐々に増え始めます。特に日焼けをした夏の後にほくろが増えたと感じる子どもは少なくありません。子どもの頃の紫外線ダメージは成人後の皮膚状態にも影響するため、この時期からの紫外線対策が重要です。
✅ 思春期・青年期(13〜20代)
思春期はホルモン分泌が急増する時期で、ほくろが急に増えることがあります。また、部活動や屋外レジャーなどで紫外線を多く浴びる機会も増えるため、この時期にほくろが大幅に増えたと感じる人も多いです。10代から20代にかけては、後天性母斑が最も活発に増える時期ともいわれています。
📝 妊娠・産後期
妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモン分泌が大幅に増加するため、既存のほくろが大きくなったり、色が濃くなったり、新しいほくろができたりすることがあります。これは多くの場合、出産後にある程度改善します。ただし、形が不規則になる、出血する、急速に大きくなるなどの場合は必ず医師に相談してください。
🔸 中年期以降(40代〜)
40代以降になると、紫外線ダメージの蓄積や加齢の影響で、脂漏性角化症(老人性いぼ)と呼ばれる茶色い隆起性の病変が増えてきます。これはほくろとよく混同されますが、性質が異なります。また、本来のほくろも引き続き増えることがあります。中年期以降は、定期的に皮膚の状態をチェックする習慣をつけることが大切です。
Q. ほくろの悪性を見分けるABCDEルールとは?
ABCDEルールはメラノーマ(悪性黒色腫)を早期発見するための評価基準です。A(非対称)・B(境界が不規則)・C(複数色が混在)・D(直径6mm以上)・E(短期間での変化)の5項目をチェックし、いずれか一つでも該当する場合は自己判断せず皮膚科専門医を受診することが重要です。
🔍 4. 放置しても大丈夫なほくろの特徴
ほくろのほとんどは良性であり、医療的な治療を急ぐ必要はありません。一般的に、以下のような特徴を持つほくろは良性の可能性が高いと考えられています。
まず、形が均一で左右対称なほくろは良性の特徴のひとつです。円形または楕円形で、ぱっと見てバランスが取れているほくろは問題ないことが多いです。また、境界線がはっきりしているほくろも良性の特徴といえます。周囲の皮膚との境目がくっきりしていて、ぼんやりと広がっていないほくろは安心材料のひとつです。
色が一様で、茶色や黒色などが均一に分布しているほくろも良性の可能性が高いです。さらに、直径が6mm未満で小さく、長期間にわたって大きさや形に変化がないほくろも、経過観察で問題ないことがほとんどです。
ただし、「良性だから絶対に大丈夫」と自己判断するのは危険です。特に変化に気づいたときや、気になることがあるときは遠慮なく医療機関を受診することをお勧めします。

💪 5. 注意が必要なほくろの特徴―ABCDEルールとは
皮膚科の領域では、ほくろを評価する際に「ABCDEルール」という指標が広く使われています。これは悪性黒色腫(メラノーマ)を早期に発見するために考案された評価基準で、以下の5つの観点からほくろをチェックします。
⚡ A:Asymmetry(非対称性)
ほくろを中心で二分したときに、左右または上下が対称でない場合は注意が必要です。良性のほくろは均一で対称的な形をしていることが多く、非対称なほくろは悪性の可能性を考える必要があります。
🌟 B:Border(境界)
境界線がギザギザしていたり、不規則だったり、周囲にぼんやりと色が滲み出ているような場合は要注意です。良性のほくろは境界がはっきりとしていることが多いです。
💬 C:Color(色)
ひとつのほくろのなかに複数の色が混在している場合は注意が必要です。茶色・黒色・赤色・白色・青色などが混ざり合っているほくろは、悪性の可能性があります。良性のほくろは基本的に茶色や黒色の単色であることがほとんどです。
✅ D:Diameter(大きさ)
直径6mm以上のほくろは特に注意が必要とされています。鉛筆の消しゴムの直径(約6mm)を目安にして考えるとわかりやすいでしょう。ただし、小さくても悪性の場合もあるため、大きさだけで判断することは禁物です。
📝 E:Evolution(変化)
これが最も重要な観点かもしれません。ほくろが短期間で大きくなっている、形が変わってきた、色が変化している、かゆみや出血が生じた、盛り上がり方が変わったなど、何らかの変化がある場合は迷わず受診してください。良性のほくろは基本的に長期間にわたって変化しないものです。
ABCDEのどれかひとつでも当てはまる場合は、自己判断せずに皮膚科専門医に診てもらうことが大切です。
Q. 妊娠中にほくろが増えるのはなぜですか?
妊娠中はエストロゲンなどの女性ホルモンが大幅に増加し、メラノサイトが活性化されるため、既存のほくろが濃くなったり新しいほくろができたりすることがあります。多くは出産後に改善しますが、形が不規則になる・出血する・急速に大きくなるといった変化がある場合は速やかに医師へ相談してください。

🎯 6. ほくろと間違えやすい皮膚の病変
「ほくろが増えた」と感じているものの中には、実際にはほくろ以外の皮膚病変が含まれていることがあります。見た目が似ているため混同しやすい病変を知っておくことが重要です。
🔸 脂漏性角化症(老人性いぼ)
中年期以降に増えやすい茶色から黒色の隆起性病変です。表面がざらざらしていたり、いぼ状になっていたりすることが特徴です。良性の病変ですが、見た目がほくろやメラノーマに似ていることがあるため、専門家による診断が必要です。急激に数が増えたり、かゆみが強い場合は、内臓疾患のサインであることもあります(レーザー症候群)。
⚡ アクロコルドン(皮膚線維腫・スキンタグ)
首や脇の下、まぶたなどに多い、小さく柔らかい皮膚の突起です。細い茎(蒂)がついていることが多く、色は肌色から薄茶色のものが多いです。良性であり、肥満や加齢に伴って増えやすいとされています。ほくろと似ている場合もありますが、専門家が見ればすぐに区別できます。
🌟 青色母斑
青みがかった色のほくろで、真皮の深い部分にメラノサイトが集まることで生じます。良性であることが多いですが、まれに悪性のものもあるため、専門医による評価が必要です。
💬 メラノーマ(悪性黒色腫)
最も重要な鑑別疾患です。メラノーマはメラノサイトから発生する悪性腫瘍で、進行すると命に関わります。日本人では足の裏や爪の下に生じることが比較的多いのが特徴です。早期発見・早期治療が予後を左右するため、ABCDEルールに該当するほくろや変化のあるほくろは早急に皮膚科専門医を受診することが重要です。
✅ 基底細胞がん
基底細胞がんは皮膚がんのなかで最も多い種類のひとつで、光沢のある黒褐色や真珠のような外見をしていることがあります。特に顔や耳など、日光が当たりやすい部位に多く発生します。ほくろと見た目が似ていることがあるため、変化があるほくろは専門的な評価を受けることが大切です。
💡 7. 病院・クリニックへ行くべきタイミング
「このほくろは受診が必要なのか?」と迷う方も多いと思います。以下のような状況では、早めに皮膚科や美容皮膚科・形成外科を受診することをお勧めします。
まず、ほくろが短期間(数週間から数ヶ月の間)で明らかに大きくなっている場合は受診を急いでください。また、ほくろの形や色が変わってきた、出血する、かゆみがある、じくじくしているといった場合も早急な受診が必要です。
さらに、爪の下や足の裏などに黒い線や斑点が突然現れた場合は、特に注意が必要です。日本人のメラノーマは足の裏や爪の下に発生しやすいため、見落としやすい部位でもあります。
また、「悪性かもしれない」という不安を抱えて毎日気にしているならば、その精神的な負担を解消するためにも受診することは意義があります。専門医が見ることで安心できることも多いです。
受診の際には、ダーモスコピーと呼ばれる専用の拡大鏡を使った検査が行われることが一般的です。ダーモスコピーを使うことで、肉眼では判断できない細かい構造まで確認することができ、より精度の高い診断が可能になります。疑わしい場合は生検(組織の一部を採取して病理検査する)が行われることもあります。
Q. ほくろ除去はレーザーと手術どちらが適切ですか?
ほくろ除去の方法は状態によって異なります。良性で小さいほくろにはレーザー治療が向いており、傷跡が目立ちにくい利点があります。一方、大きいほくろや悪性の可能性があるほくろは外科的切除が適しており、切除組織を病理検査に回せるため確実な診断が可能です。アイシークリニックでは患者さんの状態に合わせた方法を提案しています。
📌 8. ほくろの除去方法と医療機関での対応

医療機関でのほくろの除去は、大きく分けて「レーザー治療」と「外科的切除」のふたつが主流です。どちらが適しているかは、ほくろの種類・大きさ・深さ・良悪性の鑑別状況などによって異なります。
📝 レーザー治療
比較的小さく浅いほくろや、良性であることが確認されているほくろに対してよく用いられます。炭酸ガス(CO2)レーザーやQスイッチレーザーなどが使われることが多く、出血が少なく傷跡が目立ちにくいことが特徴です。局所麻酔を使用するため、治療中の痛みはほとんどありません。
レーザー治療後は一時的にかさぶたになり、数週間から数ヶ月かけて皮膚が落ち着いていきます。大きさや深さによっては、複数回の治療が必要になることもあります。ただし、レーザー治療では組織を採取しないため、悪性が疑われるほくろには基本的に適応されません。
🔸 外科的切除
大きいほくろや、悪性の可能性が否定できないほくろに対しては外科的切除が選ばれます。局所麻酔を施した後、メスでほくろを切り取り、縫合します。切除した組織は病理検査に回すことができるため、良悪性の確実な診断が可能です。
切除後は縫合糸を抜く処置が必要で、傷が完全に治るまでには数週間から数ヶ月かかることがあります。傷跡はほくろよりも大きくなることがありますが、熟練した医師による切除であれば、時間とともに目立ちにくくなっていくことが多いです。
⚡ くりぬき法(パンチ法)
比較的小さいドーム状のほくろに対して行われることがある方法で、丸い刃(パンチ)を使ってほくろをくり抜いて取り除きます。縫合の必要がない場合もあり、比較的傷跡が小さくて済む方法です。
🌟 治療後のケア
どの方法で除去した場合も、術後の適切なケアが仕上がりに影響します。紫外線対策は特に重要で、治癒過程の皮膚に紫外線が当たると色素沈着(色素性瘢痕)が起きやすくなります。日焼け止めをしっかり塗る、帽子や衣服で物理的に守るなどの対策を徹底してください。
また、市販されている「ほくろ除去クリーム」や「ほくろ除去ペン」などのセルフ施術は、皮膚に強い刺激を与えて傷つけるもので、医学的には推奨されていません。傷跡が残ったり、悪性かどうかの診断機会を失ったりするリスクがあるため、ほくろの除去は必ず医療機関で行うことを強くお勧めします。
✨ 9. 日常生活でできるほくろ予防のポイント
ほくろの増加を完全に防ぐことは難しいですが、日常生活での工夫によって増えるスピードを緩やかにしたり、悪性化リスクを下げたりすることは可能です。
💬 紫外線対策を徹底する
ほくろ予防の観点から最も効果的なのが、日頃からの紫外線対策です。外出時には日焼け止め(SPF30以上、PA++以上)を使用し、2〜3時間ごとに塗り直す習慣をつけましょう。帽子・サングラス・UVカット機能のある衣類なども積極的に活用してください。
紫外線が強い時間帯(一般的に10時〜14時ごろ)はなるべく屋外での活動を避け、日陰を利用するだけでも紫外線への暴露量を減らすことができます。曇りの日も紫外線は降り注いでいるため、天気に関わらず対策することが大切です。
✅ 皮膚への過度な摩擦を避ける
衣服やアクセサリーが常に同じ部位に当たって摩擦を起こしている場合は、衣服の素材や着方を見直してみましょう。タイトな衣類を避けたり、首元のアクセサリーを時々外したりするだけでも、肌への刺激を軽減できます。
📝 バランスの良い食事と生活習慣
抗酸化作用を持つビタミンC・E、ポリフェノールなどを豊富に含む食品を積極的に摂ることで、紫外線による酸化ストレスから皮膚を守る助けになります。緑黄色野菜、フルーツ、ナッツ類などを日頃の食事に取り入れましょう。
また、十分な睡眠や適度な運動は免疫機能を維持し、皮膚の健康状態を保つうえでも重要です。喫煙は皮膚の老化を加速させ、がんリスクを高めることが知られているため、禁煙も皮膚の健康のためにお勧めです。
🔸 定期的な皮膚チェックの習慣をつける
月に一度程度、自分の体のほくろをチェックする習慣をつけましょう。鏡を使って全身を確認し、新しいほくろができていないか、既存のほくろに変化がないかを確認します。背中など自分では見えにくい部位は、家族に確認してもらうか、皮膚科での定期検診を利用するのもよいでしょう。
スマートフォンのカメラで気になるほくろを定期的に撮影しておくと、変化に気づきやすくなります。写真で比較することで、大きさや色の変化を客観的に把握することができます。
⚡ 子どもへの紫外線対策を早めに始める
子どもの頃の紫外線ダメージは、大人になってからのほくろや皮膚がんのリスクに影響することが知られています。幼いうちから日焼け止めや帽子などの紫外線対策を習慣化させることが、将来の皮膚の健康を守るうえで大切です。子ども用の紫外線対策グッズも多く市販されているため、活用してみてください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「最近ほくろが増えた気がする」「このほくろが心配で…」というご相談を多くいただきますが、適切な診断を受けずに不安を抱えたまま過ごされている患者さんが少なくない印象です。ほくろの大半は良性ですが、メラノーマなどの皮膚がんは早期発見が予後を大きく左右するため、ABCDEルールに当てはまるような変化に気づいたときは、自己判断せず速やかにご相談いただくことが大切です。「気になるけど大げさかな」とためらわれる必要はまったくなく、安心してお越しいただければ、ダーモスコピーを用いた丁寧な診察でしっかりとご説明いたします。」
🔍 よくある質問
ほくろが増える主な原因は、紫外線の影響、ホルモンバランスの変化、遺伝的要因、摩擦などの皮膚への刺激、加齢などが挙げられます。これらの要因が重なることで、メラノサイト(色素細胞)が活性化し、ほくろが増えやすくなります。多くの場合は良性の変化ですが、急激な変化が気になる場合は皮膚科への相談をお勧めします。
ABCDEルールとは、メラノーマ(悪性黒色腫)を早期発見するための評価基準です。A(非対称)・B(境界が不規則)・C(色が複数混在)・D(直径6mm以上)・E(短期間での変化)の5項目をチェックします。いずれかひとつでも当てはまる場合は、自己判断せず皮膚科専門医への受診を強くお勧めします。
妊娠中はエストロゲンなどの女性ホルモンが大幅に増加するため、既存のほくろが濃くなったり大きくなったり、新しいほくろができたりすることがあります。多くの場合は出産後に改善しますが、形が不規則になる・出血する・急速に大きくなるといった変化がある場合は、速やかに医師へご相談ください。
ほくろの大きさ・深さ・良悪性の状態によって適切な方法が異なります。良性で小さいほくろにはレーザー治療が向いており、傷跡が目立ちにくいのが特徴です。一方、大きいほくろや悪性の可能性があるほくろは外科的切除が適しており、切除組織を病理検査に回せる利点があります。アイシークリニックでは、患者さんの状態に合わせた方法をご提案しています。
市販のほくろ除去クリームやペンなどのセルフ施術は、医学的には推奨されていません。皮膚に強い刺激を与えて傷つけるリスクがあるほか、悪性かどうかを診断する機会を失ってしまう危険性もあります。傷跡が残るケースもあるため、ほくろの除去は必ず医療機関で専門医による適切な診察と治療を受けることが大切です。
💪 まとめ
ほくろが増えること自体は、多くの場合は良性の変化であり過度に心配する必要はありません。しかし、メラノーマなどの皮膚がんは早期発見が命を救う病気でもあります。ABCDEルールを覚えておき、自分のほくろに変化がないかを定期的にチェックする習慣をつけることが大切です。
「ほくろが最近急に増えた」「以前と形が違う気がする」「出血したり、かゆかったりする」といった気になる変化があれば、自己判断せずに早めに皮膚科専門医や美容皮膚科を受診することをお勧めします。また、良性と確認されたほくろであっても、見た目が気になる場合や衣類に引っかかる場所にある場合は、安全に除去できる方法を医師と相談することができます。
アイシークリニック上野院では、ほくろの診察から除去まで、患者さんひとりひとりの状態に合わせた適切な対応を行っています。ほくろのことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – メラノーマ(悪性黒色腫)の診断基準・ABCDEルール・ダーモスコピーによる診察方法など、ほくろと皮膚がんの鑑別に関する診療ガイドラインの参照
- 厚生労働省 – 皮膚がん(メラノーマ・基底細胞がんを含む)の早期発見・予防に関する情報、および紫外線対策に関する公式ガイダンスの参照
- PubMed – 紫外線・ホルモン・遺伝的要因によるほくろ(色素性母斑)の増加メカニズム、およびメラノーマとの鑑別に関する国際的な医学研究論文の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務