🦶 足を押すと痛い…それ、放置すると悪化するサインかもしれません。
「疲れかな?」と思って放っておいたら、実は痛風・疲労骨折・足底腱膜炎だった…というケースは珍しくありません。この記事を読めば、自分の症状が何か・今すぐ病院に行くべきかがわかります。
💬 こんな経験ありませんか?
👤「歩くと足の裏が痛いけど、しばらく安静にしてれば治るかな…」
⚠️ その判断、1〜2週間以上続くなら要注意です!
🚨 読まないと起きるリスク
✅ 痛みが慢性化して歩けなくなる可能性
✅ 疲労骨折を見逃して完全骨折に進行
✅ 深部静脈血栓症など命に関わる病気を放置してしまう
目次
- 足を押すと痛い症状とは?まず知っておきたい基礎知識
- 足の裏を押すと痛い原因
- 足の甲を押すと痛い原因
- 足の指・付け根を押すと痛い原因
- 足首・かかとを押すと痛い原因
- 足の側面・外側・内側を押すと痛い原因
- こんな症状には注意が必要|緊急性の高いサイン
- 足を押すと痛いときに自分でできる対処法
- 何科を受診すればいい?受診の目安
- まとめ
📌 この記事のポイント
足を押すと痛い圧痛の原因は、足底腱膜炎・疲労骨折・痛風・深部静脈血栓症など部位により多様。1〜2週間以上続く痛みや腫れ・発熱を伴う場合は整形外科などへの早期受診が重要。
💡 1. 足を押すと痛い症状とは?まず知っておきたい基礎知識
足を押すと痛いという症状は、医学的には「圧痛(あっつう)」と呼ばれます。圧痛とは、その部位を指や手で押したときに初めて痛みが現れる状態を指します。安静時には痛みを感じないケースもあれば、歩いているときも常に痛みがあり、押すとさらに強くなるケースもあります。
足は、体重を支えるために複雑な構造をしています。26個の骨、33個の関節、そして100本以上の筋肉・腱・靭帯が組み合わさって、私たちが日常生活で歩いたり走ったりできる機能を支えています。この複雑な構造ゆえに、さまざまな組織が傷んだり炎症を起こしたりすることで、圧痛の症状が現れやすい部位でもあります。
足を押すと痛いという訴えは非常に多く、その背景にある原因は多岐にわたります。骨・関節・腱・靭帯・皮膚・血管・神経など、どの組織に問題があるかによって、痛みの場所や性質が変わってきます。そのため、「どの部位を押すと痛いか」「どんな痛み方をするか」「いつから始まったか」「他にどんな症状があるか」といった情報が、原因を探るうえで重要な手がかりになります。
次のセクションから、部位別に考えられる原因を詳しく解説していきます。
Q. 足底腱膜炎の典型的な症状は何ですか?
足底腱膜炎の典型的な症状は、朝起き上がって最初の一歩を踏み出したときにかかと付近に感じる強い痛みと、その部位を押したときの圧痛です。長時間立ちっぱなしの仕事やランニング、扁平足の方に多く見られ、1〜2週間以上続く場合は整形外科への受診が推奨されます。
📌 2. 足の裏を押すと痛い原因
✅ 足底腱膜炎(そくていけんまくえん)
足の裏を押すと痛い症状の中で、最も頻度が高い疾患のひとつが足底腱膜炎です。足底腱膜とは、かかとの骨から足の指の付け根にかけて張っている厚い膜状の組織で、足のアーチを支え、歩行時の衝撃を吸収する役割を担っています。
この腱膜に過度な負担がかかり続けると、かかとの付着部付近に炎症が起きます。典型的な症状は、朝起き上がって最初の一歩を踏み出したときの強い痛みと、かかと付近を押すと感じる圧痛です。長時間立ちっぱなしの仕事をしている方、ランニングを始めたばかりの方、急激に体重が増加した方、足のアーチが低い(扁平足)や高い(ハイアーチ)方などに多く見られます。
痛みは活動を開始して少し歩くと和らぐことがありますが、長時間歩いた後や運動後には再び強くなる傾向があります。
📝 足底線維腫(そくていせんいしゅ)
足の裏の土踏まず付近に硬いしこりができ、そこを押すと痛みが現れる場合は、足底線維腫の可能性があります。足底腱膜に良性の線維組織が増殖してできるしこりで、押したときや歩行時に痛みを感じます。
原因はまだ完全には解明されていませんが、繰り返しの刺激や外傷が関係しているとされています。良性の腫瘍であり、悪性化することはほとんどありませんが、しこりが大きくなったり痛みが強くなったりする場合は医療機関を受診することをおすすめします。
🔸 魚の目(鶏眼)・タコ(胼胝)
足の裏の皮膚が継続的な圧迫や摩擦を受けると、皮膚の角質が厚くなり、魚の目やタコができます。魚の目は皮膚の奥に向かって芯が形成されるため、押したときに強い痛みを感じます。タコは皮膚が全体的に硬くなるもので、魚の目ほどの強い圧痛はないことが多いです。
合わない靴を履いている方、歩き方に癖がある方、外反母趾などで足の形が変形している方に多く見られます。市販の薬や専用グッズで対処できることもありますが、糖尿病をお持ちの方は自己処置が危険な場合があるため、必ず医療機関に相談してください。
⚡ 扁平足による痛み
生まれつき、あるいは加齢・体重増加・筋力低下などによって足のアーチが崩れた扁平足では、足の裏全体に疲労や痛みが出やすくなります。土踏まず付近を押すと痛みを感じることがあり、長時間の歩行や立ち仕事の後に症状が悪化することが多いです。
✨ 3. 足の甲を押すと痛い原因
🌟 疲労骨折
足の甲を押すと痛い症状の中で、特に見逃してはいけない原因のひとつが疲労骨折です。疲労骨折とは、一度の大きな外力によって骨が折れる通常の骨折とは異なり、繰り返される小さなストレスが骨に蓄積されることで生じる骨折です。
足の甲の骨(中足骨)に疲労骨折が起きると、その部位を押すと強い痛みを感じます。マラソン選手や長距離を歩く機会が多い方、急に運動量を増やした方、骨粗しょう症がある方などに多く発生します。初期は軽い痛みでも、放置して運動を続けることで完全骨折に至る可能性があるため、早期に受診することが重要です。
通常のX線検査では初期の疲労骨折が映らないこともあり、MRIや骨シンチグラフィが診断に用いられることがあります。
💬 腱炎・腱鞘炎
足の甲には、足首から足指へと走る複数の腱が通っています。これらの腱や腱を包む鞘(けん鞘)に炎症が起きると、足の甲の特定の部位を押すと痛みを感じます。特定の動きで痛みが増す、腫れや熱感を伴うといった特徴があります。
✅ ガングリオン
関節や腱鞘から生じる良性の嚢腫(のうしゅ)で、足の甲にできることがあります。ぷよぷよとした柔らかいしこりとして触れることが多く、押すと痛みを感じることがあります。大きさが変動することも特徴のひとつです。多くは無害ですが、神経を圧迫して痛みやしびれが出る場合は治療が必要になることがあります。
📝 靴による圧迫・摩擦
足の甲を強く締め付ける靴や、紐の結び方が強すぎる場合、その部位の皮膚や組織が傷んで押すと痛みを感じることがあります。靴を変えたり、紐の締め方を緩めたりすることで改善することが多いですが、しばらく経っても痛みが続く場合は受診を検討してください。
Q. 痛風発作が足に起きたときの特徴は?
痛風発作は足の親指の付け根に最も多く起こり、患部が赤く腫れ上がり、触れるだけで激烈な痛みを感じます。発作は突然始まり、特に夜間や早朝にピークを迎えます。血中尿酸値の上昇が根本原因であり、発作が収まった後も腎臓への影響を防ぐため継続的な治療が必要です。
🔍 4. 足の指・付け根を押すと痛い原因
🔸 痛風(つうふう)
「風が当たっても痛い」と表現されるほどの激烈な痛みで有名な痛風は、尿酸の結晶が関節に沈着することで起こる炎症性の関節疾患です。最も多く起こる部位は、足の親指の付け根(第一中足趾節関節)です。
痛風発作が起きると、患部が赤く腫れ上がり、触れるだけでも、あるいは押すだけでも強烈な痛みを感じます。発作は突然始まり、特に夜間や早朝に痛みのピークが来ることが多いです。プリン体を多く含む食品(レバー・魚介類など)の過剰摂取や、アルコールの多飲、水分不足、ストレスなどが発作の引き金になることがあります。
痛風は血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続くことで起こります。放置すると腎臓への影響や尿路結石などの合併症も生じるため、発作が収まっても継続的な治療が重要です。
⚡ 外反母趾(がいはんぼし)
足の親指が人差し指側に向かって曲がり、親指の付け根が外側に突出する変形が外反母趾です。突出した部分が靴に当たって炎症を起こすと、その部位を押すと強い痛みを感じます。女性に多い疾患ですが、男性にも見られます。
ハイヒールや先の細い靴を長年履いていることが原因のひとつとして知られていますが、遺伝的な要因や足の筋力低下なども関係しています。軽度であればインソールや装具・リハビリで対処できることもありますが、変形が強く日常生活に支障をきたす場合は手術が検討されます。
🌟 内反小趾(ないはんしょうし)
外反母趾とは反対に、小指が内側に曲がり、小指の付け根が外側に突出する状態です。外反母趾と同様に、突出した部分が靴に当たって痛みを生じます。押すと痛みが増すことが多く、靴の選び方が重要な管理ポイントになります。
💬 モートン病
足の中指と薬指の間(第3・4趾間)の付け根付近を押すと強い痛みやしびれが現れる場合、モートン病の可能性があります。これは足の指の間を走る神経が圧迫・肥厚することで起こる疾患です。
靴の中に小石が入っているような違和感、焼けるような痛み、しびれが特徴的です。女性や、ヒールの高い靴をよく履く方に多い傾向があります。特定の靴を脱ぐと痛みが楽になることが多く、靴の選び方の改善が基本的な対処法になります。
✅ 関節リウマチ
免疫の異常によって関節に慢性的な炎症が起きる関節リウマチは、足の指の付け根の関節(中足趾節関節)が左右対称に腫れ、押すと痛む症状で始まることがあります。朝のこわばりが30分以上続く、複数の関節が同時に痛む、疲労感があるといった症状が伴う場合は、リウマチ科や整形外科を受診することをおすすめします。早期に適切な治療を開始することで、関節の変形の進行を抑えることができます。
💪 5. 足首・かかとを押すと痛い原因
📝 アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎
ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐアキレス腱に炎症が起きると、アキレス腱をつまんだり押したりすると強い痛みを感じます。ランニングやジャンプを繰り返すスポーツをしている方に多く、「使いすぎ(オーバーユース)」による傷害のひとつです。
アキレス腱炎を放置して過度な活動を続けると、アキレス腱断裂のリスクが高まります。アキレス腱断裂が起きると「バチッ」という音や感覚とともに激しい痛みが生じ、歩行が困難になります。アキレス腱付近の痛みには早めに対処することが重要です。
🔸 踵骨棘(しょうこつきょく)
かかとの骨(踵骨)に骨の突起(骨棘)ができる状態で、足底腱膜炎と合併することも多いです。かかとの底面を押すと強い痛みを感じ、長時間の歩行や立ち仕事後に悪化します。X線検査で骨棘の存在を確認することができます。
⚡ 足根管症候群(そっこんかんしょうこうぐん)
足首の内側にある足根管と呼ばれるトンネル状の部分で、後脛骨神経が圧迫されることで起こる疾患です。足首の内側や足の裏にしびれ・灼熱感・痛みが現れ、その部位を押すことで症状が再現されることがあります。立ちっぱなしや歩き続けると症状が悪化し、横になると楽になる傾向があります。
🌟 捻挫後の靭帯損傷・不安定性
足首の捻挫を経験した後、靭帯が十分に回復せずに足首の不安定性が残ってしまうことがあります。その場合、靭帯が損傷した部位を押すと痛みが残ることがあります。また、繰り返し捻挫をする方や、捻挫後に適切な治療を受けなかった方は、慢性的な足関節不安定症に発展することがあります。
Q. 足を捻った後に外側を押すと痛い場合はどうすべきですか?
足を捻った後に外側(第5中足骨基部付近)を押すと強く痛む場合、捻挫ではなくジョーンズ骨折の可能性があります。この骨折は血流が乏しく骨癒合が難しいため、自己判断は禁物です。体重をかけられない痛みや強い腫れがある場合は、速やかに整形外科でX線検査を受けることが重要です。

🎯 6. 足の側面・外側・内側を押すと痛い原因
💬 第5中足骨基部骨折(ジョーンズ骨折)
足の外側の出っ張り(第5中足骨基部)付近を押すと強い痛みを感じる場合、骨折を疑う必要があります。足首を強く内側にひねったときに起こりやすく、捻挫と間違えられることもあります。特にジョーンズ骨折は骨への血流が乏しいため、骨癒合が難しく、適切な治療をしないと偽関節(骨がくっつかない状態)になるリスクがあります。
足を捻った後に外側を押すと痛い場合は、自己判断せずに整形外科を受診してX線検査を受けることが重要です。
✅ 後脛骨筋腱炎(こうけいこつきんけんえん)
足の内側のアーチを支える後脛骨筋の腱に炎症が起きると、足の内くるぶしの後ろや、足の内側に沿って押すと痛みを感じます。放置すると腱が断裂し、後天性扁平足の原因になることもあります。特に中高年の女性に多い疾患です。
📝 腓骨筋腱炎(ひこつきんけんえん)
足の外くるぶしの後ろを通る腓骨筋の腱に炎症が起きると、外くるぶし周辺を押すと痛みを感じます。足首の捻挫の後や、ランニングなどの繰り返し動作によって起こることが多いです。
🔸 蜂窩織炎(ほうかしきえん)
皮膚の下(皮下組織)に細菌感染が起きる蜂窩織炎は、足に起こることがあります。患部が赤く腫れ上がり、触ると温かく、押すと痛みを感じます。発熱を伴うこともあります。虫刺されや小さな傷から細菌が侵入して起こることが多く、早期に抗生物質による治療が必要です。放置すると感染が広がり、重篤な状態になることがあるため、速やかに医療機関を受診してください。
💡 7. こんな症状には注意が必要|緊急性の高いサイン
足を押すと痛い症状の多くは、緊急性がそれほど高くないものですが、中には早急に対処しなければならないケースもあります。以下のような症状が見られる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
⚡ 深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)
長時間の飛行機移動や入院など、長期間体を動かさない状態が続いたあとに、ふくらはぎから足にかけて押すと痛みが出る場合、深部静脈血栓症(DVT)の可能性があります。足の静脈に血栓(血の塊)が形成された状態で、ふくらはぎの腫れ・熱感・皮膚の色の変化(赤みや紫色)が伴うことがあります。
深部静脈血栓症で形成された血栓が肺に飛んでしまうと、肺塞栓症という命に関わる状態を引き起こします。息切れ・胸の痛み・動悸といった症状が現れた場合は、ただちに救急車を呼んでください。
🌟 壊疽(えそ)・血流障害
糖尿病や動脈硬化を抱えている方で、足の皮膚の色が黒ずんでいる・潰瘍ができている・足が冷たくなっているといった症状に加えて痛みがある場合は、血流障害による壊疽の可能性があります。放置すると壊死が広がり、切断が必要になることもある深刻な状態です。
💬 急性の強い腫れと痛み
外傷後に足が急激に腫れ上がり、押すと激しく痛む場合は、骨折や靭帯断裂の可能性があります。自分で歩けない・体重をかけられないほどの痛みがある場合は、整形外科を受診してX線検査を受けることをおすすめします。
✅ 発熱を伴う関節の腫れと痛み

足の関節が腫れ、押すと痛む症状とともに高熱がある場合は、化膿性関節炎(細菌が関節に入って起こる感染症)の可能性があります。これは関節を破壊する可能性があり、早急な治療が必要です。
Q. 足の痛みで緊急受診が必要なサインは何ですか?
発熱・強い赤みや熱感を伴う腫れ、長時間移動後の足のむくみと痛み(深部静脈血栓症の疑い)、足の皮膚の黒ずみや潰瘍、外傷後に体重をかけられないほどの激しい痛みは緊急性の高いサインです。息切れや胸の痛みを伴う場合はただちに救急車を呼んでください。
📌 8. 足を押すと痛いときに自分でできる対処法
緊急性がない場合や、医療機関を受診するまでの間に自分でできる対処法について解説します。ただし、これらはあくまで応急的な対処であり、症状が続く場合や悪化する場合は必ず医療機関を受診してください。
📝 RICEの原則で対処する
スポーツによる外傷や急性の痛みには、RICEの原則に基づいた応急処置が基本です。
Rest(安静):痛みのある部位に体重をかけるのを避け、できるだけ安静にします。無理に歩き続けることで症状が悪化するリスクがあります。
Ice(冷却):氷や冷却パックをタオルで包んで患部に当て、15〜20分程度冷やします。これを数時間おきに繰り返します。ただし、凍傷を防ぐために、氷を直接皮膚に当てることは避けてください。痛風発作の際も冷却が効果的です。
Compression(圧迫):弾性包帯などで患部を軽く圧迫し、腫れを抑えます。きつく巻きすぎないよう注意してください。
Elevation(挙上):患部を心臓より高い位置に上げることで、腫れの軽減を助けます。横になって足を枕などの上に乗せて休むようにしましょう。
🔸 適切な靴・インソールを選ぶ
足の痛みの多くは、靴の選び方が大きく影響しています。足に合わない靴は、多くの足のトラブルの原因となります。つま先に十分なゆとりがあること、かかとをしっかりと固定できること、クッション性があることが基本的な条件です。
また、市販のインソール(中敷き)を活用することで、足のアーチをサポートし、足底腱膜炎・扁平足・モートン病などによる痛みを軽減できることがあります。整形外科では、個人の足の形に合わせたオーダーメイドインソールを作製することも可能です。
⚡ 足のストレッチと筋力トレーニング
足底腱膜炎や足関節周囲の痛みには、適切なストレッチが効果的です。特に、ふくらはぎのストレッチ(カーフストレッチ)は足底腱膜への負担を軽減するのに役立ちます。壁に両手をつき、片足を後ろに引いてかかとを床につけたまま伸ばす動作を30秒ほど行うのが基本です。
また、タオルギャザー(床に敷いたタオルを足の指でたぐり寄せる運動)など、足の内在筋を強化するエクササイズは、足のアーチを支える筋肉を鍛えるのに有効です。ただし、急性の炎症がある時期は無理なストレッチや運動は避け、専門家の指導のもとで行うことが重要です。
🌟 市販薬の活用
ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服薬や湿布薬(貼付薬)は、足の痛みや炎症を一時的に和らげるのに役立ちます。ただし、胃腸への負担があるため、食後に服用することが基本です。また、痛みをごまかして無理をすることで症状が悪化するリスクもあるため、痛みが強い場合は我慢せずに医療機関を受診してください。
💬 糖尿病をお持ちの方への注意
糖尿病をお持ちの方は、末梢神経障害によって足の感覚が鈍くなっていることがあります。そのため、傷や潰瘍ができても気づかないことがあり、足のトラブルが重症化しやすい傾向があります。足に痛みがある場合はもちろん、定期的に足の状態を確認し、少しでも気になる変化があれば早めに医療機関を受診することが大切です。
✨ 9. 何科を受診すればいい?受診の目安
✅ まずは整形外科が基本
足を押すと痛い症状で最初に受診する診療科としては、整形外科が基本です。骨・関節・腱・靭帯・筋肉に関するほとんどの足の痛みは整形外科で診てもらうことができます。X線検査やMRI検査などを通じて、骨折・疲労骨折・腱炎・靭帯損傷などの診断が可能です。
📝 皮膚の症状が主な場合は皮膚科・形成外科
魚の目・タコなど皮膚の変化が主な原因と思われる場合は、皮膚科を受診するのが適切です。蜂窩織炎など皮膚の感染症も皮膚科で対応できます。また、魚の目の外科的な処置は形成外科でも行っています。
🔸 痛風・リウマチが疑われる場合は内科・リウマチ科
足の指の付け根が突然赤く腫れて激しく痛む場合(痛風発作が疑われる場合)は、内科や整形外科を受診してください。血液検査で尿酸値を測定し、診断を確定します。関節リウマチが疑われる場合は、リウマチ科または整形外科・内科を受診することをおすすめします。
⚡ 血流障害が疑われる場合は血管外科・循環器内科
足が冷たく、歩くと痛みが出て休むと楽になる(間欠性跛行)といった症状がある場合や、深部静脈血栓症が疑われる場合は、血管外科または循環器内科を受診してください。
🌟 アイシークリニック上野院でのご相談について
足の痛みは、その原因によって適切な治療法が異なります。痛みの場所・性質・いつから始まったか・どんなときに悪化するかなど、できるだけ詳しい情報を医師に伝えることで、より正確な診断につながります。「どこに行けばいいかわからない」と迷われている方も、まずはお気軽にご相談ください。
💬 受診の目安となるポイント
以下に該当する場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
- 1〜2週間以上痛みが続いている、または悪化している
- 外傷後に激しい痛みと腫れがあり、体重をかけられない
- 発熱・発赤・熱感を伴う腫れがある
- 足の指や皮膚の色が変わっている(黒ずみ・紫色など)
- しびれや感覚の異常を伴う
- 糖尿病をお持ちで足にトラブルがある
- 長時間の移動後に足が腫れている(深部静脈血栓症の疑い)
- 夜間に痛みで目が覚める
- 日常生活や仕事に支障をきたしている
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「少し疲れているだけだろう」と数週間様子を見た後にご来院される患者様が多く、その間に症状が進行してしまうケースも少なくありません。足を押すと痛む症状は、疲労骨折や深部静脈血栓症のように早期対応が重要な疾患が隠れていることもあるため、1〜2週間以上続く痛みや、腫れ・発熱・しびれを伴う場合はどうぞ早めにご相談ください。患者様一人ひとりの生活背景や症状を丁寧にお聞きしながら、最適な診断と治療をご提案いたします。」
🔍 よくある質問
骨・関節・腱・筋肉が原因と考えられる場合は、まず整形外科の受診が基本です。魚の目・タコなど皮膚の症状が主な場合は皮膚科、痛風が疑われる場合は内科、血流障害が疑われる場合は血管外科・循環器内科が適切です。どの科に行けばよいか迷う場合は、お気軽にアイシークリニック上野院にご相談ください。
朝起き上がって最初の一歩を踏み出したときにかかとが強く痛む場合、足底腱膜炎の典型的な症状である可能性があります。足底腱膜炎は、かかとから足指の付け根に張る膜状の組織に炎症が起きる疾患です。長時間の立ち仕事やランニング、扁平足の方に多く見られます。症状が1〜2週間以上続く場合は医療機関への受診をおすすめします。
自己判断で捻挫と骨折を正確に見分けることは困難です。特に足の外側の出っ張り(第5中足骨基部)付近の痛みは、骨折(ジョーンズ骨折)が捻挫と間違えられるケースがあります。体重をかけられないほどの痛みや強い腫れがある場合は、必ず整形外科でX線検査を受けることが重要です。適切な治療をしないと骨がくっつかないリスクもあります。
以下の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。①発熱・強い赤みや熱感を伴う腫れ、②長時間の移動後に足がむくんで痛む(深部静脈血栓症の疑い)、③足の皮膚が黒ずんでいる・潰瘍がある、④外傷後に体重をかけられないほどの激しい痛みと腫れ、⑤息切れや胸の痛みを伴う場合は直ちに救急車を呼んでください。
急性の痛みにはRICEの原則が基本です。①Rest(安静):患部への負担を避ける、②Ice(冷却):タオルに包んだ氷で15〜20分冷やす(直接当てない)、③Compression(圧迫):弾性包帯で軽く圧迫し腫れを抑える、④Elevation(挙上):足を心臓より高く上げる。ただしこれらは応急処置であり、症状が続く場合は必ず医療機関を受診してください。
💪 まとめ
足を押すと痛い症状には、足底腱膜炎・疲労骨折・痛風・外反母趾・モートン病・アキレス腱炎・深部静脈血栓症など、非常に多様な原因が考えられます。痛みの部位や性質、発症のきっかけ、伴う症状によって、原因を絞り込んでいくことが重要です。
軽い疲労や一時的な筋肉痛であれば、安静・冷却・適切な靴への変更などで自然に改善することもありますが、1〜2週間以上症状が続く場合・悪化する場合・急激な腫れや発熱を伴う場合は、自己判断で様子を見続けることは危険です。
特に、疲労骨折・痛風・深部静脈血栓症・蜂窩織炎・化膿性関節炎などは、放置することで症状が大きく悪化したり、生命に関わる状態を引き起こしたりするリスクがあるため、早期受診が非常に重要です。また、糖尿病をお持ちの方は足のトラブルが重症化しやすいため、特に注意が必要です。
「たかが足の痛み」と軽く見ずに、気になる症状があれば早めに専門家に相談することが、足の健康を守る第一歩となります。アイシークリニック上野院では、患者様の症状を丁寧にお聞きし、適切な診察・検査・治療のご案内をしております。足を押すと痛い症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 厚生労働省 – 足の痛みに関連する生活習慣病(痛風・糖尿病・関節リウマチなど)の基本的な疾患情報および受診の目安に関する公式情報
- 日本皮膚科学会 – 魚の目(鶏眼)・タコ(胼胝)・蜂窩織炎など、足の皮膚疾患の診断・治療・患者向け情報に関する学会公式ガイダンス
- PubMed – 足底腱膜炎・モートン病・痛風・疲労骨折・深部静脈血栓症など、記事で取り上げた各足部疾患の診断・治療に関する査読済み医学文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務