トライフィルプロのダウンタイムとは?期間・症状・注意点を詳しく解説

頬に手を当てて微笑む女性

トライフィルプロは、ヒアルロン酸とPCL(ポリカプロラクトン)を組み合わせた次世代型の注入治療として、近年多くの注目を集めています。即効性のあるボリュームアップ効果に加え、長期的なコラーゲン生成を促す点が特徴的ですが、施術を検討している多くの方が気になるのが「ダウンタイムはどのくらいかかるのか」という点ではないでしょうか。ダウンタイムの内容や期間をあらかじめ把握しておくことは、施術後の生活スケジュールを調整するうえでも非常に重要です。この記事では、トライフィルプロのダウンタイムに関する基本的な知識から、症状の推移、日常生活での注意点まで、できる限り詳しくお伝えしていきます。


目次

  1. トライフィルプロとはどんな施術か
  2. ダウンタイムとは何か、なぜ生じるのか
  3. トライフィルプロのダウンタイム期間の目安
  4. ダウンタイム中に現れる主な症状と推移
  5. ダウンタイムを長引かせないための過ごし方
  6. 施術後に避けるべき行動・習慣
  7. ダウンタイム中のメイクやスキンケアについて
  8. 個人差が生じる理由と対処法
  9. 施術前に医師に相談すべきこと
  10. まとめ

この記事のポイント

トライフィルプロのダウンタイムは腫れ・内出血・赤みが主な症状で、多くの場合1週間以内に改善し2週間でほぼ解消される。施術後は安静・冷却・飲酒や激しい運動の回避が重要で、異常症状時は速やかに担当医へ相談することが推奨される。

🎯 トライフィルプロとはどんな施術か

トライフィルプロ(Trifill PRO)は、ヒアルロン酸にPCL(ポリカプロラクトン)マイクロスフィアを配合したフィラー製剤を注入する美容医療の施術です。従来のヒアルロン酸注射と異なる点は、単に空間を埋めるだけでなく、PCL成分が線維芽細胞を刺激してコラーゲンやエラスチンの産生を促すという作用を持つことです。

ヒアルロン酸単体のフィラーは即効性が高い一方で、時間とともに吸収・分解されてしまいます。トライフィルプロはこのデメリットを補う形で設計されており、ヒアルロン酸による即時的なボリューム補填と、PCLによる長期的な組織再生効果という二つのアプローチを同時に実現しています。

主な適応部位としては、ほうれい線・マリオネットライン・ゴルゴ線などのしわ・たるみ改善、頬のボリューム補填、こめかみ・顎ラインの形成などが挙げられます。注入量や深さは治療部位や目的によって異なり、専門の医師が診察のうえで適切な計画を立てます。

施術時間は部位や注入量によって異なりますが、一般的には30分から1時間程度で完結することが多く、比較的短時間で受けられる点も人気の理由の一つです。局所麻酔やクリーム麻酔を使用するクリニックも多く、施術中の痛みについてもある程度コントロール可能です。

Q. トライフィルプロとはどのような施術ですか?

トライフィルプロはヒアルロン酸にPCL(ポリカプロラクトン)マイクロスフィアを配合したフィラー注入施術です。即時的なボリューム補填効果に加え、PCLが線維芽細胞を刺激してコラーゲン・エラスチン産生を促す長期的な組織再生効果も期待できる次世代型の注入治療です。

📋 ダウンタイムとは何か、なぜ生じるのか

ダウンタイムとは、施術後から日常生活・社会生活に支障なく復帰できるようになるまでの期間を指します。美容医療の文脈では、腫れ・赤み・内出血・痛みなど、施術によって一時的に生じる症状が落ち着くまでの時間を指すことが一般的です。

トライフィルプロのような注入系の施術でダウンタイムが生じる主な理由は、注射針(またはカニューレ)で皮膚や皮下組織に物理的な刺激が加わるためです。針が組織を通過する際に微小な血管を傷つけることがあり、これが内出血(あざ)として現れます。また、異物(フィラー)が注入されることで周囲に炎症反応が起こり、腫れや赤みとして表れることがあります。

さらに、PCLマイクロスフィアを含むトライフィルプロの場合、生体内でコラーゲン産生を促すための炎症反応が意図的に起こる側面もあります。この反応は施術効果の一部として期待されるものですが、同時にダウンタイムの症状と重なることがあります。

人の体には傷ついた組織を修復しようとする自然な防衛機能が備わっており、この過程で免疫細胞が活性化されて腫れや赤み、熱感が生じます。これは本来健全な治癒反応であり、適切に経過すればダウンタイムは自然に終息していきます。

💊 トライフィルプロのダウンタイム期間の目安

トライフィルプロのダウンタイム期間は、施術部位や注入量、個人の体質によって差がありますが、一般的な目安として以下のような経過をたどることが多いとされています。

施術直後から翌日にかけては、注入部位の腫れと赤みが最も顕著に現れる時期です。注射部位に軽度の熱感を伴うこともあります。この段階では、触れると圧痛(押すと痛い感覚)を感じることもあります。多くの場合、施術当日は外出を控えるか、マスクなどで患部を隠して過ごす方が多いです。

施術から2〜3日後になると、腫れのピークを過ぎて徐々に落ち着いてくる方が多い段階です。ただし、内出血が現れてくる場合はこの時期に見た目が悪化したように感じることもあります。内出血の色は個人差があり、青紫色から黄緑色へと変化しながら自然に吸収されていきます。

施術から1週間程度を経過すると、多くの方で腫れや赤みは大幅に改善します。内出血がある場合でも、コンシーラーなどでカバーできる程度まで薄くなることが多い時期です。日常的な社会活動への復帰は、この1週間以内に可能なケースが多いとされています。

2週間を過ぎる頃には、多くの場合でダウンタイムと呼べる症状はほぼ消失します。一方で、PCLによるコラーゲン産生の効果は数ヶ月をかけて徐々に発現していくため、仕上がりの最終確認は施術後2〜3ヶ月以降が適切とされています。

注入量が多い場合や広範囲に渡る治療を行った場合には、ダウンタイムが長引く傾向があります。また、皮膚が薄い部位(目の下など)では内出血が目立ちやすく、回復が遅く感じられることもあります。

Q. トライフィルプロのダウンタイム期間はどのくらいですか?

トライフィルプロのダウンタイムは、腫れ・赤み・内出血が主な症状で、多くの方は施術後1週間以内に大幅に改善し、2週間ほどでほぼ解消されます。ただし注入量・部位・体質によって個人差があります。PCLによるコラーゲン産生効果の最終確認は施術後2〜3ヶ月以降が目安です。

🏥 ダウンタイム中に現れる主な症状と推移

トライフィルプロのダウンタイムで経験しやすい症状をひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

🦠 腫れ(浮腫)

フィラー注入後の腫れは最も一般的なダウンタイム症状です。ヒアルロン酸は水分を引き寄せる性質があるため、注入後しばらくは周囲の組織に水分が集まって腫れが生じます。トライフィルプロに含まれるPCLも組織に対して刺激を与えるため、腫れが出やすい傾向があります。腫れは施術翌日がピークとなることが多く、その後は徐々に引いていきます。

👴 赤み

注射部位に赤みが生じるのも一般的な反応です。針が皮膚を通過した際の刺激や、炎症反応によって毛細血管が拡張することで赤みが出ます。多くの場合、施術当日から翌日にかけてが最も目立ち、数日以内に落ち着きます。ただし、敏感肌の方や炎症が強く出た場合には、1週間程度持続することもあります。

🔸 内出血(あざ)

内出血は針が小さな血管を傷つけることで生じます。施術直後には目立たなくても、翌日以降に皮下で広がって見えてくることがあります。色は初め青紫色で、時間とともに黄・黄緑色へと変わりながら自然吸収されます。完全に消失するまでに1〜2週間かかることがあります。カニューレ(先端が丸い針)を使用するとリスクが軽減されますが、完全にゼロにはなりません。コンシーラーで隠せる程度になるまでに5〜7日かかるケースが多いです。

💧 痛み・圧痛

施術後の注入部位には数日間、触れた際の痛み(圧痛)が残ることがあります。安静時の痛みは施術翌日には大幅に軽減することが多く、鎮痛剤(アセトアミノフェン系)で対処できる程度のことがほとんどです。ただし、NSAIDs(イブプロフェンなど)は血液をさらさらにする作用があり、内出血を悪化させる可能性があるため、医師の指示に従ってください。

✨ 硬さ・凹凸感

施術直後から数週間にかけて、注入部位を触ると硬さや凹凸感を感じることがあります。これはフィラーが組織内で安定するまでの過渡的な状態であることが多く、特にPCLを含むフィラーでは組織との結合が進む過程でやや硬く感じられることがあります。多くの場合は時間とともに自然になじみますが、著しい凹凸や硬結が残る場合は担当医に相談することが大切です。

📌 熱感・かゆみ

注入部位に軽度の熱感やかゆみを感じることがあります。炎症反応の一部として生じるものですが、強いかゆみや熱感が続く場合はアレルギー反応や感染の可能性も考えられるため、早めに担当医へ連絡することをおすすめします。

⚠️ ダウンタイムを長引かせないための過ごし方

ダウンタイムをできる限り短くするためには、施術後の過ごし方が重要なポイントになります。適切なケアと生活習慣の見直しによって、回復を促進することが可能です。

▶️ 施術当日は安静に過ごす

施術直後は注入部位の安静を保つことが最優先です。激しい運動や重労働は血流を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。施術当日は軽い日常動作にとどめ、できる限りゆっくりと過ごすようにしましょう。

🔹 患部を冷やす

施術後すぐに患部をアイスパックや冷たいタオルで冷やすことで、血管の収縮を促し、腫れや内出血の拡大を防ぐことができます。ただし、直接肌に氷をあてると凍傷のリスクがあるため、タオルに包んだ保冷剤などを使用するのが適切です。冷やす時間は1回10〜15分程度、これを数回繰り返すことが一般的です。施術翌日以降は温めることで回復が促進されるケースもありますが、これは担当医の指示に従ってください。

📍 頭部を高くして寝る

施術後数日間は、就寝時に頭部を心臓より少し高くして寝ることで、顔への血液やリンパ液の流れが滞るのを防ぎ、腫れの軽減に役立ちます。枕を二重にしたり、クッションを活用したりして高さを調節してみてください。うつぶせ寝は注入部位を圧迫する可能性があるため、仰向けか横向きで寝るよう心がけましょう。

💫 十分な水分補給と栄養摂取

体の回復には適切な水分と栄養が必要です。水分をしっかりとることで代謝が促進され、腫れの引きが早まるとされています。ビタミンCはコラーゲン合成に関与しており、回復期に積極的に摂取するとよいでしょう。一方で、塩分の取りすぎは浮腫みを悪化させることがあるため、食事にも注意が必要です。

🦠 患部を不必要に触らない

施術後の患部を手で頻繁に触ったり押したりすることは、感染リスクを高めるだけでなく、フィラーの位置がずれる原因になる可能性があります。気になる気持ちはよくわかりますが、必要以上に触ることは避けましょう。医師から特別な指示がない限り、マッサージも避けてください。

Q. ダウンタイム中に避けるべき行動は何ですか?

トライフィルプロ施術後は、激しい運動(48時間〜1週間)・飲酒(3〜5日間)・サウナや熱いお風呂(1週間程度)・長時間の日光露出・患部の強いマッサージを避けることが重要です。これらは血管拡張や血流増加を招き、腫れや内出血の悪化、フィラーの位置ずれにつながる可能性があります。

🔍 施術後に避けるべき行動・習慣

ダウンタイムを悪化させたり長引かせたりするリスクのある行動を具体的に把握しておくことが大切です。以下に代表的な注意点を挙げます。

👴 激しい運動

施術後少なくとも48時間〜1週間は激しい運動を控えることが推奨されます。運動によって心拍数が上がると血流が増加し、腫れや内出血が悪化するリスクがあります。軽いウォーキング程度であれば許容されることが多いですが、ジムでの筋トレや有酸素運動は担当医と相談のうえで再開時期を判断してください。

🔸 飲酒

アルコールには血管を拡張させる作用があり、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。また、アルコールの代謝には肝臓への負担がかかり、免疫機能に影響を与えることもあります。施術後少なくとも3〜5日間、できれば1週間は飲酒を控えることが望ましいです。

💧 サウナ・温泉・熱いお風呂

高温の環境は血管を拡張させ、腫れや内出血を悪化させます。施術後の入浴はシャワー程度にとどめ、長時間の入浴や熱いお湯への浸漬は1週間程度控えるよう指示されることが多いです。サウナや岩盤浴なども同様に避けてください。

✨ 日光への長時間の露出

紫外線は炎症を悪化させたり、色素沈着を引き起こしたりするリスクがあります。特に内出血が残っている部位に紫外線が当たると、シミや色素沈着が生じやすくなります。施術後しばらくは日焼け止めをしっかり塗り、帽子や日傘を活用して日光を避けましょう。

📌 飛行機への搭乗(長時間)

機内の気圧変化や長時間の座位による血流の変化が、腫れに影響を与えることがあります。施術直後の長時間フライトは可能な限り避け、少なくとも数日間は控えることが望ましいとされています。海外旅行などのスケジュールがある場合は、事前に担当医へ相談してください。

▶️ 血液をさらさらにする薬・サプリメント

アスピリン・イブプロフェンなどのNSAIDsや、魚油・ビタミンE・ニンニクサプリメントなどは血小板機能を阻害し、内出血を悪化させる可能性があります。施術前から摂取を中止するよう指示される場合がありますが、服用中の薬がある場合は必ず医師に相談してから判断してください。自己判断で服薬を中止することは危険なケースもあります。

📝 ダウンタイム中のメイクやスキンケアについて

ダウンタイム中のメイクやスキンケアについては、クリニックや施術内容によって指示が異なることがありますが、一般的な考え方を解説します。

🔹 メイクの再開時期

針を刺した部位の小さな傷口が閉じるまでには数時間かかります。施術当日は原則としてメイクを控え、翌日以降から通常のメイクを再開するケースが多いです。ただし、注入部位を強く擦ったりファンデーションを厚く塗り込んだりすることは、感染リスクや圧迫によるフィラー移動の原因になる可能性があります。コンシーラーで内出血をカバーする場合は、できる限り優しくパッティングするよう心がけましょう。

📍 洗顔

施術当日の洗顔は、医師の指示に従ってください。多くの場合、当日は施術部位を濡らさないよう指示されることがあります。翌日以降は基本的に洗顔可能ですが、注入部位を強く擦らないよう、泡立てたクレンジングで優しく洗うことを心がけてください。洗顔後のタオルによる拭き取りも、押し当てるようにして優しく水分を取るのがよいでしょう。

💫 保湿ケア

施術部位の皮膚は一時的に乾燥しやすくなることがあります。低刺激の保湿剤を使用して乾燥を防ぐことはダウンタイムの緩和に役立ちます。ただし、レチノールやグリコール酸などの刺激成分を含む製品は、施術後しばらくは避けるようにしましょう。何を使ってよいか迷う場合は担当医に確認するのが最も安全です。

🦠 日焼け止め

ダウンタイム中の日焼け止めの使用は積極的に推奨されます。ただし、施術直後の針穴がまだ塞がっていない状態では、成分が体内に入り込む可能性を避けるため、完全に傷口が塞がってから(通常翌日以降)使用するのが無難です。ミネラルサンスクリーン(酸化亜鉛・二酸化チタン系)は刺激が少なく、施術後の肌に適しているとされています。

Q. 施術後すぐに受診すべき危険な症状は何ですか?

トライフィルプロ施術後に発熱を伴う腫れや痛みの悪化、皮膚が白・紫・黒などに変色、注入部位に硬い塊(肉芽腫)の形成、視覚への異常が現れた場合は通常のダウンタイムの範囲を超えたサインです。自己判断せず速やかに担当医へ連絡し、早急な受診が必要です。

💡 個人差が生じる理由と対処法

同じ施術を受けても、ダウンタイムの長さや症状の重さには個人差があります。その理由を理解しておくことで、自分自身の経過を客観的に把握しやすくなります。

👴 体質による違い

皮膚の厚さ・血管の分布・免疫の反応性・コラーゲンの質など、体の特性には個人差があります。皮膚が薄い方や毛細血管が多い部位では内出血が出やすく、回復にも時間がかかることがあります。また、アレルギー体質の方や過去にフィラーで反応が出たことがある方は、より慎重な経過観察が必要です。

🔸 注入部位・量の違い

目の下・唇周りなど皮膚が薄く繊細な部位は、ほうれい線・頬などのより厚い部位と比べてダウンタイムが目立ちやすい傾向があります。また、一度に大量のフィラーを注入した場合や、広い範囲に注入した場合は回復に時間がかかることがあります。

💧 施術者の技術・手法

使用する針の種類(鋭針かカニューレか)や注入の深さ・速度、解剖学的知識に基づいた適切な注入部位の選択などが、ダウンタイムの長さに影響します。経験豊富な医師による施術はダウンタイムが少ない傾向にありますが、完全にゼロになるわけではありません。

✨ 生活習慣・全身状態

睡眠不足・栄養不足・喫煙・過度のストレスなどは免疫機能を低下させ、回復を遅らせる原因になります。施術前後はできる限り健康的な生活を心がけることが、ダウンタイム短縮の観点からも望ましいです。生理周期との関連で体がむくみやすい時期や、血液の凝固能が変わる時期に施術を行うと、内出血が出やすいという報告もあります。

📌 ダウンタイムが長引いている場合の対処法

通常の範囲を超えてダウンタイムが続いている場合や、症状が悪化している場合は自己判断せずに担当医へ相談することが最も重要です。特に以下のような症状がある場合は速やかに受診してください。発熱を伴う腫れや痛みの悪化、皮膚の変色(白・紫・黒など)が生じている場合、注入部位に硬い塊(肉芽腫)が形成されている場合、視覚に異常が生じた場合などは緊急性が高いサインとなります。

✨ 施術前に医師に相談すべきこと

トライフィルプロの施術を受ける前には、医師とのカウンセリングで十分に情報を共有することが大切です。ダウンタイムをできる限りスムーズに乗り越えるためにも、以下の点について事前に相談しておきましょう。

▶️ スケジュールの確認

重要なイベント(結婚式・入社式・プレゼン・撮影など)の直前に施術を受けることはリスクがあります。ダウンタイムが予想より長くなる可能性を踏まえ、少なくとも2〜4週間の余裕を持ってスケジュールを組むことが望ましいです。事前にどのくらいのダウンタイムが予想されるか担当医に具体的に聞いておきましょう。

🔹 アレルギー・過去の施術歴

ヒアルロン酸や麻酔薬に対するアレルギーがある場合、また過去に注入系の施術でトラブルがあった場合は必ず申告してください。フィラーによる遅発性アレルギー反応は、数ヶ月後に突然現れることもあり、過去の施術情報は重要な参考になります。

📍 内服薬・サプリメント

血液をさらさらにする薬(ワーファリン・抗血小板薬など)を服用中の場合、内出血リスクが高まります。担当医に薬剤師や主治医と連携のうえで対応を指示してもらってください。サプリメントも薬と同様に影響を与えるものがあるため、定期的に摂取しているものはすべて伝えるようにしましょう。

💫 妊娠・授乳中の有無

妊娠中・授乳中の方はフィラー注射を含む多くの美容医療施術を避けることが推奨されています。妊娠・授乳中であることを必ず申告してください。

🦠 アフターケアのサポート体制

施術後に何か問題が起きた際の連絡先や対応方法を事前に確認しておくことも重要です。緊急時に担当医へ速やかに相談できる体制が整っているクリニックを選ぶことが、安全な施術を受けるための一つの基準になります。アイシークリニック上野院では、施術後のアフターケアについても丁寧な対応を行っています。

👴 費用・効果・リスクの確認

ダウンタイムに関することだけでなく、施術の費用・期待できる効果・起こりうるリスクについても事前にしっかり説明を受け、納得したうえで施術に臨むことが大切です。疑問点は遠慮なく質問し、医師との信頼関係を築いたうえで施術を決定するようにしましょう。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、トライフィルプロのダウンタイムについて事前にしっかりとご説明することで、施術後も安心して過ごしていただける患者様が多い印象です。腫れや内出血は自然な治癒反応の一部であり、適切なアフターケアを守っていただくことで多くの方が1週間以内に日常生活へスムーズに戻られています。気になる症状や不安なことがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。患者様一人ひとりの経過に合わせて、丁寧にサポートさせていただきます。」

📌 よくある質問

トライフィルプロのダウンタイムはどのくらいの期間ですか?

多くの方は施術後1週間以内に腫れ・赤み・内出血などの主な症状が落ち着き、2週間ほどでほぼ解消されます。ただし、注入量や部位、個人の体質によって差があります。なお、PCLによるコラーゲン産生効果は数ヶ月かけて発現するため、最終的な仕上がりの確認は施術後2〜3ヶ月以降が目安です。

ダウンタイム中に内出血が出ました。どう対処すればいいですか?

内出血は針が微小な血管を傷つけることで生じる自然な反応です。青紫色から黄緑色へと変化しながら1〜2週間で自然に吸収されます。コンシーラーで目立たなくなるまで5〜7日程度が目安です。悪化させないよう飲酒・激しい運動・サウナは控えてください。症状が改善せず悪化する場合は担当医にご相談ください。

施術後に絶対に避けるべき行動はありますか?

施術後は以下の行動を控えることが重要です。①激しい運動(48時間〜1週間)、②飲酒(3〜5日間、できれば1週間)、③サウナ・熱いお風呂(1週間程度)、④日光への長時間の露出、⑤患部を強く触ったりマッサージすること。これらは腫れや内出血の悪化、フィラーの位置ずれにつながる可能性があります。

ダウンタイム中のメイクや洗顔はいつから再開できますか?

一般的に洗顔・メイクは施術翌日から再開できるケースが多いですが、クリニックの指示に従うことが最優先です。施術当日は患部を濡らしたり刺激したりしないよう注意してください。メイク時は患部を強く擦らず、優しくパッティングするよう心がけましょう。レチノールなど刺激成分を含むスキンケアはしばらく避けてください。

すぐに病院に行くべき危険なサインはどんな症状ですか?

以下の症状が現れた場合は速やかにアイシークリニックの担当医へご連絡ください。①発熱を伴う腫れや痛みの悪化、②皮膚が白・紫・黒などに変色している、③注入部位に硬い塊(肉芽腫)が形成されている、④視覚に異常が生じた場合です。これらは通常のダウンタイムの範囲を超えたサインであり、自己判断せず早急な受診が必要です。

🎯 まとめ

トライフィルプロのダウンタイムは、多くの場合1週間以内に主要な症状が落ち着き、2週間ほどでほぼ解消されることが一般的です。腫れ・赤み・内出血・圧痛といった症状は施術後の自然な反応であり、適切な過ごし方を守ることで回復を促進することができます。

施術後は患部の安静・冷却・頭部を高くした就寝・十分な水分補給を心がけ、激しい運動・飲酒・高温の入浴・日光への過度な露出は控えるようにしましょう。メイクやスキンケアについても、担当医の指示に従いながら刺激の少ない製品を選ぶことが重要です。

ダウンタイムには個人差があり、体質・注入部位・施術量・生活習慣などさまざまな要因が影響します。通常の回復経過を超えた症状(発熱・激しい痛みの悪化・皮膚の変色など)が見られる場合は、自己判断せずに速やかに担当医へ相談することが最も重要です。

施術前のカウンセリングでは、スケジュール・薬の使用・アレルギー歴・期待する効果とリスクについて十分に話し合い、納得のいく形で施術に臨んでください。アイシークリニック上野院では、トライフィルプロを含む注入系施術に関するご相談を丁寧に承っています。ダウンタイムに関する疑問や不安があれば、ぜひ遠慮なくご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – フィラー注入後の腫れ・内出血・炎症反応などダウンタイム症状に関する皮膚科学的知見および注入系治療のガイドライン
  • 日本美容外科学会 – ヒアルロン酸・PCLを含む注入系フィラー治療の適応・リスク・アフターケアに関する美容外科学的基準および患者向け情報
  • PubMed – PCLマイクロスフィア配合フィラーによるコラーゲン産生促進効果・ダウンタイム・安全性に関する国際的な臨床研究文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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