💬 こんなお悩み、ありませんか?
「シミが消えない」「ニキビ跡の色素沈着がずっと残っている」——そんな悩みを抱えながら、市販の美白化粧品を試し続けていませんか?
実は、市販品では限界がある場合、皮膚科・美容クリニックで処方される「ハイドロキノン」が劇的な効果をもたらすことがあります。
この記事を読めば、ハイドロキノンの正しい使い方・副作用・効果が出るまでの期間まで、すべてわかります。
読まないまま間違った方法で使い続けると、肌トラブルが悪化するリスクもあるので、ぜひ最後まで確認してください。
🚨 この記事でわかること
✅ ハイドロキノンがシミ・色素沈着に効く仕組み
✅ 濃度・種類の違いと自分に合った選び方
✅ 副作用・絶対NGな使い方
✅ 効果が出るまでのリアルな期間の目安
目次
- 色素沈着とは何か?シミとの違いも解説
- ハイドロキノンとはどんな成分?
- ハイドロキノンが色素沈着に効く仕組み
- ハイドロキノンの種類と濃度について
- ハイドロキノンの正しい使い方
- ハイドロキノンの効果が出るまでの期間
- ハイドロキノンの副作用と注意点
- ハイドロキノンと一緒に使われる成分・治療法
- ハイドロキノンが向いている人・向いていない人
- まとめ
💡 この記事のポイント
ハイドロキノンはチロシナーゼ阻害によりメラニン産生を抑制する美白成分で、炎症後色素沈着やシミに高い効果を示す。処方品は4〜10%、市販品は2%以下の濃度で、副作用リスクを踏まえ専門医の指導のもとでの使用が推奨される。
💡 色素沈着とは何か?シミとの違いも解説
色素沈着とは、皮膚の色素であるメラニンが過剰に産生・蓄積されることによって、肌の一部が黒ずんだり茶色くなったりする状態を指します。広い意味では「シミ」も色素沈着の一種ですが、皮膚科学的には少し意味合いが異なります。
一般的に「シミ」というと、紫外線の影響で生じる老人性色素斑(日光黒子)や、ホルモンバランスの乱れによって生じる肝斑(かんぱん)などを指すことが多いです。一方、「色素沈着」は、炎症や刺激をきっかけにメラニンが増加した状態を表す場合に使われます。たとえば、ニキビが治った後に残る茶色い跡(炎症後色素沈着)や、虫刺されや傷のあとの黒ずみがこれにあたります。
色素沈着が起こるメカニズムを簡単に説明すると、皮膚に何らかの炎症や刺激が加わると、皮膚を守ろうとする反応としてメラノサイト(色素細胞)が活性化されます。メラノサイトはメラニンを生成し、それが周囲の細胞に取り込まれることで色素が沈着していきます。この過程が過剰に起こったり、生成されたメラニンがうまく排出されなかったりすることで、しつこい黒ずみやシミとして残ってしまうのです。
色素沈着は自然に薄くなることもありますが、紫外線を浴び続けることでさらに悪化する場合もあります。そのため、適切なスキンケアや治療を行うことが大切です。
Q. ハイドロキノンはなぜ色素沈着に効果があるのですか?
ハイドロキノンはメラニン生成に必要な酵素「チロシナーゼ」の活性を強力に阻害し、メラニンの産生を根本からブロックします。さらにメラノサイト自体の機能も抑制するため、ビタミンCやアルブチンなど一般的な美白成分と比べて色素沈着への効果が高いとされています。
📌 ハイドロキノンとはどんな成分?
ハイドロキノン(Hydroquinone)は、化学名を「1,4-ジヒドロキシベンゼン」といい、フェノール系の有機化合物です。もともとは写真の現像液などにも使用されていた化学物質ですが、その強力な脱色・美白効果が注目されるようになり、皮膚科学の分野でシミや色素沈着の治療に活用されるようになりました。
美容・医療の世界では数十年以上の使用歴があり、特に欧米では早くから皮膚科の治療薬として認められてきました。日本では、一般の化粧品への配合は認められておらず、医薬品または医薬部外品(一定濃度以下)としての取り扱いとなります。そのため、ハイドロキノンを使いたい場合は、皮膚科や美容クリニックで処方してもらうか、医薬部外品として販売されている製品を使用する必要があります。
ハイドロキノンが「肌の漂白剤」と表現されることがあるのは、メラニンの生成を強力に抑制するからです。ただし、これは皮膚そのものを漂白するわけではなく、色素の生成プロセスに働きかけるものです。正しく使用することで、しみ・そばかす・炎症後色素沈着・肝斑などに対して高い美白効果が期待できます。
日本国内では、医師の処方による高濃度(4〜10%程度)のものと、薬局などで購入できる医薬部外品の低濃度(2%以下)のものがあります。高濃度のものほど効果が高い反面、副作用のリスクも上がるため、使用には注意が必要です。
✨ ハイドロキノンが色素沈着に効く仕組み
ハイドロキノンが色素沈着に効果を発揮するのには、いくつかのメカニズムが関与しています。その中心となるのが「チロシナーゼの阻害」です。
メラニンが作られるプロセスを追ってみると、まず皮膚内のメラノサイトが「チロシン」というアミノ酸を材料に、「チロシナーゼ」という酵素の働きを借りてメラニンを生成します。ハイドロキノンはこのチロシナーゼの活性を強力に阻害することで、メラニンの産生を根本からブロックします。これがハイドロキノンの主な作用メカニズムです。
さらに、ハイドロキノンにはメラノサイト自体の機能を抑制する効果もあります。チロシナーゼの阻害だけでなく、メラニンを産生する細胞そのものへの直接的な影響もあることが研究から示されています。これが、他の美白成分と比較して効果が強いと言われる理由のひとつです。
また、既に生成されたメラニンをすぐに消すわけではなく、新しいメラニンの産生を抑えることで、肌のターンオーバー(表皮の新陳代謝)によって色素が排出されるのを助ける仕組みです。つまり、ハイドロキノンを使い始めてすぐに劇的な変化が出るわけではなく、継続して使用することで徐々に色素沈着が薄くなっていくというのが基本的な流れです。
このメカニズムの強さから、ハイドロキノンはビタミンCやアルブチンなどの一般的な美白成分と比べて、色素沈着への効果が高いとされており、皮膚科や美容医療の現場で重宝されています。
Q. ハイドロキノンの処方品と市販品の違いは何ですか?
医師が処方するハイドロキノン製剤は4〜10%程度の高濃度で、皮膚科や美容クリニックで患者の肌状態に応じて濃度が調整されます。一方、薬局などで購入できる市販の医薬部外品は国内規制により2%以下に制限されており、効果は穏やかですが手軽に使用できます。濃度が高いほど効果と副作用リスクの両方が高まります。
🔍 ハイドロキノンの種類と濃度について
ハイドロキノンの製品には、大きく分けて「医師処方のもの」と「市販のもの(医薬部外品)」の二種類があります。それぞれの特徴と濃度について理解しておくことが大切です。
まず、医師が処方するハイドロキノン製剤は、一般的に4%〜10%程度の濃度で調製されます。日本国内では、医療機関で処方される場合は院内製剤(医師が処方する特別な薬)として提供されることが多く、患者の肌状態や治療目的に合わせて濃度が調整されます。最も一般的に使用されているのは4〜5%濃度のものです。濃度が高いほど効果は強くなりますが、それに伴い刺激や副作用のリスクも高まります。
一方、市販されている医薬部外品のハイドロキノン含有製品は、国内では2%以下の濃度に制限されています。薬局やドラッグストア、通販などで購入できるため手軽に試せますが、処方品と比較すると効果は穏やかになります。敏感肌の方や初めてハイドロキノンを使用する方には、まず低濃度から試すことが推奨される場合があります。
また、ハイドロキノンは化学的に不安定な成分であり、空気や光に触れると酸化しやすい特徴があります。酸化すると黄色〜茶色に変色し、効果が落ちるだけでなく、肌への刺激が増す可能性もあります。このため、医療機関で処方されるものは遮光容器に入れられていたり、使用期限が短めに設定されていたりすることがあります。購入した製品は適切に保管し、定められた使用期限内に使い切ることが重要です。
さらに、ハイドロキノンを安定化させるために、製剤によってはビタミンCやビタミンE、トコフェロールなどの抗酸化成分が配合されているものもあります。こうした製品は安定性が高まり、使いやすくなっています。
💪 ハイドロキノンの正しい使い方
ハイドロキノンを効果的かつ安全に使用するためには、正しい使い方を理解しておくことが大切です。医師から処方される場合は個別の指示に従うことが最優先ですが、ここでは一般的な使用方法のポイントをご紹介します。
使用前のパッチテストについては、ハイドロキノンは肌への刺激が強い場合があります。初めて使用する際は、腕の内側など目立たない部分に少量を塗り、24〜48時間ほど様子を見るパッチテストを行うことを強く推奨します。赤み、かゆみ、腫れなどの異常が見られた場合は使用を中止し、医師に相談してください。
塗布の方法としては、洗顔後の清潔な肌に、気になる部分にのみ薄く塗るのが基本です。顔全体に広げるのではなく、シミや色素沈着のある部分にピンポイントで使用する方が、刺激を最小限に抑えられます。使用量は少量で十分であり、厚く塗っても効果が上がるわけではありません。
使用するタイミングについては、一般的に夜の使用が推奨されます。ハイドロキノンは光に弱く、紫外線にさらされると分解・酸化しやすくなります。また、使用後の肌は紫外線の影響を受けやすくなるため、日中の使用は避けるのが望ましいとされています。もし医師の指示のもとで日中に使用する場合は、必ず日焼け止めをしっかりと塗布してください。
使用頻度と期間については、一般的に1日1回、夜の洗顔後に使用します。継続して使用する場合でも、3〜6ヶ月を目安にして一度休薬期間を設けることが推奨されています。長期間継続して使用することで、「外因性褐皮症(オクロノーシス)」と呼ばれる副作用のリスクが高まるとされているためです。使用期間の目安は医師の指示に従ってください。
保湿との組み合わせとしては、ハイドロキノン使用後は肌が乾燥しやすくなる場合があります。使用後は保湿ケアをしっかりと行い、バリア機能を保つことが大切です。刺激を感じる場合は、保湿剤を先に塗布してから(薄めた状態で)ハイドロキノンを使用することで刺激を和らげる方法もあります。
Q. ハイドロキノン使用中に特に注意すべき副作用は何ですか?
主な副作用として、赤みやかゆみを伴う接触性皮膚炎、紫外線への感受性増加、そして高濃度品を数年にわたり使い続けた場合に肌が青みがかった黒色に変色する「外因性褐皮症(オクロノーシス)」があります。これらを防ぐため、使用前のパッチテスト、徹底した紫外線対策、3〜6ヶ月を目安とした休薬期間の設定が重要です。

🎯 ハイドロキノンの効果が出るまでの期間
ハイドロキノンを使い始めてから「いつ頃から効果を感じられるのか」という点は、多くの方が気になるところだと思います。結論から言うと、効果を実感するまでには個人差があり、一般的には数週間から数ヶ月が目安とされています。
ハイドロキノンはメラニンの新たな産生を抑制する成分であるため、すでに蓄積されたメラニンを即座に分解するわけではありません。肌のターンオーバーによって古い角質層が剥がれ落ち、新しい細胞に入れ替わる過程で、メラニンが少ない新しい肌が表面に出てくることで色素沈着が薄くなっていきます。
肌のターンオーバーの周期は個人差がありますが、一般的に20代では約28日、年齢とともに遅くなり、40代では40〜60日程度かかると言われています。このターンオーバーの周期に沿って改善が進むため、効果を実感するまでには最低でも1〜2ヶ月程度は継続して使用することが必要です。
目安として、軽い炎症後色素沈着であれば2〜3ヶ月で改善が見られることが多いですが、長年できたシミや深い色素沈着の場合は、より長い期間が必要になることもあります。また、肝斑のような難治性の色素沈着の場合は、ハイドロキノン単独での治療には限界があることもあり、他の治療法と組み合わせることで効果が高まります。
効果が出るまでの間も、紫外線対策を怠らないことが非常に重要です。せっかくハイドロキノンでメラニンの産生を抑えても、紫外線を浴びることで新たなメラニンが生成されてしまっては効果が半減してしまいます。毎日の日焼け止めの使用と、帽子や日傘などの物理的な紫外線対策を合わせて行いましょう。
💡 ハイドロキノンの副作用と注意点
ハイドロキノンは効果の高い成分である一方、副作用や注意が必要な点もあります。安全に使用するために、以下の点をしっかりと理解しておきましょう。
接触性皮膚炎については、ハイドロキノンを使用した部位に赤み、かゆみ、ヒリヒリ感、腫れなどが現れることがあります。これはハイドロキノンによる接触性皮膚炎(かぶれ)で、特に敏感肌の方や高濃度製品を使用している方に起こりやすい副作用です。症状が出た場合はすぐに使用を中止し、医師に相談してください。
光感受性の増加については、ハイドロキノンを使用中は肌が紫外線に対して敏感になる場合があります。そのため、使用中は特に徹底した日焼け止め対策が必要です。SPF30以上の日焼け止めを毎日塗布し、外出時は帽子や日傘を活用することを心がけてください。
外因性褐皮症(オクロノーシス)については、高濃度のハイドロキノンを長期間使用した場合に、まれに肌が青みがかった黒色に変色する「外因性褐皮症」と呼ばれる状態になることが報告されています。これはハイドロキノンが皮膚組織に蓄積されることで起こる現象で、一度発症すると改善が難しい場合があります。この副作用は主に高濃度(4%以上)の製品を数年にわたって使用し続けた場合に見られることが多いとされています。医師の指示のもと、適切な使用期間を守ることが大切です。
逆説的な色素沈着については、ハイドロキノンを適切に使用しない場合や、使用後に十分な紫外線対策を行わない場合に、かえって色素沈着が悪化することがあります。これは肌が刺激を受けて防御反応としてメラニン産生が促進されるためです。
妊娠中・授乳中の使用については、ハイドロキノンの安全性が十分に確立されていないため、妊娠中や授乳中の使用は避けることが推奨されています。妊娠を考えている場合も、使用前に必ず医師に相談してください。
眼や粘膜への接触については、目や口の周りの粘膜に触れないよう注意が必要です。万が一目に入った場合は、すぐに大量の水で洗い流してください。
保存方法については、ハイドロキノンは酸化しやすいため、直射日光や高温多湿を避けて保存してください。使用後はキャップをしっかり閉め、変色した場合は使用を中止してください。
Q. ハイドロキノンはどんな人に向いていませんか?
敏感肌・乾燥肌の方、アトピー性皮膚炎の方、妊娠中・授乳中の方、ハイドロキノン関連成分にアレルギーがある方は使用に注意が必要です。また、真皮層に深く沈着した色素沈着にはハイドロキノンの効果が届きにくく、レーザー治療が適する場合もあります。ご自身の肌状態の把握には専門医への相談が確実です。
📌 ハイドロキノンと一緒に使われる成分・治療法
ハイドロキノン単独でも一定の効果が期待できますが、他の成分や治療法と組み合わせることでより高い効果が得られる場合があります。美容クリニックや皮膚科では、患者の肌状態に合わせてさまざまな組み合わせが提案されています。
トレチノインとの併用については、トレチノイン(ビタミンA酸)は皮膚のターンオーバーを促進する薬剤です。ハイドロキノンとトレチノインを組み合わせることで、メラニンの産生抑制と古い角質の排出促進が同時に行われ、相乗効果が期待できます。この組み合わせは「クリグマン療法」として知られており、シミ・色素沈着治療における標準的な治療法のひとつとして広く用いられています。ただし、トレチノインは刺激が強い成分であるため、赤みや皮むけなどの副作用が出やすく、医師の指導のもとで使用することが必要です。
ビタミンCとの組み合わせについては、ビタミンC(アスコルビン酸)もメラニン産生を抑制する美白効果があります。さらに、抗酸化作用によってハイドロキノンの酸化を防ぐ働きも期待できます。ビタミンCを含む美容液や化粧品をハイドロキノンと組み合わせることで、美白効果の相乗効果が期待できます。
レーザー治療との組み合わせについては、ハイドロキノンはレーザー治療と併用されることもあります。レーザー治療後の色素沈着予防や、治療効果を高める目的で使用されます。また、レーザー治療の前処置としてハイドロキノンを使用することで、メラノサイトの活動を事前に抑えておき、治療後の色素沈着リスクを下げる目的で用いられることもあります。
ケミカルピーリングとの組み合わせについては、グリコール酸などを用いたケミカルピーリングによって肌の表面の角質を取り除き、ハイドロキノンの浸透を高める効果が期待できます。美容クリニックでは、ケミカルピーリングとハイドロキノンのホームケアを組み合わせた治療プログラムが提供されていることがあります。
コウジ酸・アゼライン酸との組み合わせについては、ハイドロキノンに肌への刺激を感じる方や、ハイドロキノンが使えない時期(休薬期間中)には、コウジ酸やアゼライン酸などの美白成分が代替として使われることもあります。これらも同様にチロシナーゼを阻害する働きをもち、ハイドロキノンよりも刺激が少ないとされています。
✨ ハイドロキノンが向いている人・向いていない人

ハイドロキノンはすべての人に適した成分というわけではありません。効果が期待できる人と、使用に注意が必要な人について整理しておきましょう。
ハイドロキノンが向いている人の特徴としては、まずニキビや湿疹などの炎症が治った後に残る炎症後色素沈着に悩んでいる方が挙げられます。ニキビ跡の赤みや黒ずみはしつこく残ることが多く、ハイドロキノンの効果が発揮されやすい対象のひとつです。また、日焼けや加齢による老人性色素斑(日光黒子)に悩む方にも有効性が報告されています。そばかす(雀卵斑)に対しても美白効果が期待できます。さらに、他の美白成分(ビタミンCやアルブチンなど)では十分な効果を感じられなかった方が、ステップアップとしてハイドロキノンを試すというケースも多く見られます。
一方、ハイドロキノンの使用に慎重を要する人としては、まず敏感肌や乾燥肌の方が挙げられます。肌のバリア機能が低下している状態では、刺激を受けやすく副作用が出やすくなります。低濃度から試す、または使用頻度を下げるなどの工夫が必要です。アトピー性皮膚炎の方も、炎症がある部位への使用は避け、医師に相談のうえで使用可否を判断してもらう必要があります。
妊娠中・授乳中の方については前述の通り使用を避けることが推奨されており、子どもへの使用も医師の判断が必要です。また、腎臓や肝臓に疾患がある方、ハイドロキノンや関連化合物にアレルギーがある方も使用前に必ず医師に相談してください。
肝斑(かんぱん)については、ハイドロキノンが有効とされているものの、摩擦や刺激が悪化要因となるため、塗り方や使用量に特に注意が必要です。肝斑は他の色素沈着とは異なり、ホルモンや摩擦が深く関わっているため、ハイドロキノン単独での治療では限界があり、専門医による総合的な治療が重要です。
なお、色素沈着の種類によってはハイドロキノンが効きにくいものもあります。たとえば、真皮層(皮膚の深い層)に色素が沈着しているタイプ(後天性真皮メラノサイトーシスなど)の場合は、表皮に作用するハイドロキノンだけでは対応が難しく、レーザー治療などが選択される場合があります。自分の色素沈着のタイプを正確に把握するためにも、まずは専門医に相談することをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビ跡の炎症後色素沈着や長年のシミにお悩みの患者様から、ハイドロキノンに関するご相談を多くいただいております。ハイドロキノンはチロシナーゼの阻害作用を中心とした高い美白効果が期待できる一方、副作用リスクもあるため、濃度の選択や使用期間の管理を含め、必ず専門医の指導のもとで使用していただくことが大切です。色素沈着のタイプや肌の状態は一人ひとり異なりますので、まずはお気軽にご相談いただき、患者様一人ひとりに合った安全で効果的な治療プランをご提案できればと思います。」
🔍 よくある質問
ハイドロキノンは、皮膚科や美容クリニックで医師に処方してもらう方法と、薬局・ドラッグストアで医薬部外品として購入する方法があります。医師処方品は4〜10%の高濃度、市販品は2%以下の低濃度となります。より高い効果を求める場合や、初めて使用する場合は、まず専門医に相談することをおすすめします。
個人差がありますが、一般的に効果を実感するまでに1〜2ヶ月以上の継続使用が必要です。ハイドロキノンはメラニンの新たな産生を抑える成分であり、肌のターンオーバーを通じて徐々に色素沈着が薄くなります。軽度の炎症後色素沈着であれば2〜3ヶ月が目安ですが、深いシミはさらに時間がかかることがあります。
使用中は徹底した紫外線対策が必要です。ハイドロキノンは光に弱く、使用後の肌は紫外線の影響を受けやすくなるため、基本的に夜のみの使用が推奨されます。また、初回使用前にパッチテストを行い、赤みやかゆみが出た場合はすぐに使用を中止してください。妊娠中・授乳中の方は使用を避けてください。
長期間の継続使用はリスクがあるため注意が必要です。高濃度のハイドロキノンを数年にわたって使い続けると、肌が青みがかった黒色に変色する「外因性褐皮症(オクロノーシス)」が生じる場合があります。一般的に3〜6ヶ月を目安に休薬期間を設けることが推奨されており、使用期間は必ず医師の指示に従ってください。
敏感肌・乾燥肌の方、アトピー性皮膚炎の方、妊娠中・授乳中の方、ハイドロキノンや関連成分にアレルギーがある方は使用に注意が必要です。また、真皮層に深く沈着した色素沈着にはハイドロキノンの効果が届きにくく、レーザー治療が適している場合もあります。ご自身の肌状態や色素沈着のタイプについては、アイシークリニックにてお気軽にご相談ください。
💪 まとめ
ハイドロキノンは、色素沈着やシミに対して非常に高い美白効果をもつ成分です。チロシナーゼの阻害を中心としたメカニズムで、メラニンの産生を根本から抑制することができます。医師処方の高濃度タイプから、市販の医薬部外品まで種類があり、適切な濃度と使い方を守ることが効果と安全性の両立につながります。
副作用としては、接触性皮膚炎や光感受性の増加、長期使用による外因性褐皮症などが挙げられます。これらのリスクを理解したうえで、使用前のパッチテスト、徹底した紫外線対策、医師の指示に従った使用期間の管理を行うことが大切です。
また、トレチノインやビタミンC、レーザー治療などとの組み合わせによって、より高い効果が期待できる場合もあります。自分の肌状態や色素沈着のタイプに合わせた治療法を選ぶためには、専門医に相談することが最も確実です。
色素沈着に悩んでいる方は、まずアイシークリニック上野院にご相談ください。肌の状態を丁寧に診断したうえで、ハイドロキノンをはじめとした適切な治療法をご提案します。一人ひとりの肌に合ったアプローチで、きれいな肌を目指しましょう。
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- 唇に黒いシミが突然できた!原因と対処法を医師が解説
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ハイドロキノンのメカニズム(チロシナーゼ阻害)、炎症後色素沈着・肝斑・老人性色素斑などの色素沈着疾患の診断・治療に関するガイドラインおよび学術情報
- 厚生労働省 – ハイドロキノンの医薬品・医薬部外品としての分類・規制、国内での配合濃度規定(市販品2%以下・処方品4〜10%)に関する薬事規制情報
- PubMed – ハイドロキノンの美白効果・副作用(外因性褐皮症)・トレチノインとの併用療法(クリグマン療法)・光感受性増加に関する国際的な臨床研究・文献エビデンス
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務