⚡ 緊張したとき、満員電車、大切なプレゼンの前…脇汗って、季節関係なく突然やってきますよね。そんなときの救世主が「脇汗パッド付きインナー」です。
- 📌 インナーで脇汗をどこまで防げるかの正直な話
- 📌 インナーで解決できない場合の医療的な治療法
- 📌 多汗症かも?と思ったら知っておくべきこと
インナーだけで対処し続けていると、多汗症の見逃しにつながることも。汗の量が多い方は特に、医療的な選択肢を知っておくことが大切です。
目次
- 脇汗パッド付きインナーとはどんなアイテム?
- 脇汗パッド付きインナーの種類と特徴
- 脇汗パッド付きインナーを選ぶときのポイント
- 脇汗パッド付きインナーの正しい使い方とケア方法
- 脇汗パッド付きインナーで解決できること・できないこと
- 脇汗が多い原因と多汗症について
- 多汗症の医療的な治療法とは
- インナーと医療的アプローチを組み合わせるメリット
- まとめ
この記事のポイント
脇汗パッド付きインナーは汗染みや不快感を軽減するが、発汗量自体は減らせず多汗症には限界がある。根本解決にはボツリヌストキシン注射やミラドライなど医療的治療が有効で、インナーとの併用でより高い効果が得られる。
💡 脇汗パッド付きインナーとはどんなアイテム?
脇汗パッド付きインナーとは、脇の部分にあらかじめ吸水・防水機能を持ったパッドが縫い付けられたインナーウェアのことです。従来から「汗取りパッド」を洋服に貼り付けて使うアイテムは存在していましたが、それをインナー自体に組み込んだ形が脇汗パッド付きインナーです。
このアイテムが多くの方に支持される理由は、まず手軽さにあります。毎朝インナーを着るだけで自動的に脇汗対策ができるため、別途パッドを貼る手間がかかりません。また、パッドが肌着に固定されているため、動いたときにずれたり剥がれたりする心配がないのも大きなメリットです。
外見上はごく普通のインナーと変わらないものが多く、シャツや薄手のトップスの下に着ても目立たないよう設計されています。男性用・女性用はもちろん、ユニセックスタイプもあり、ビジネスシーンからカジュアルな日常使いまで幅広く対応しています。
汗染みが服に出てしまうと、見た目の問題だけでなく、精神的なストレスにもつながります。「腕を上げられない」「白い服が着られない」といった制約を感じている方にとって、脇汗パッド付きインナーは日常のQOL(生活の質)を改善してくれるアイテムといえます。
Q. 脇汗パッド付きインナーとはどのようなアイテムですか?
脇汗パッド付きインナーとは、脇部分に吸水・防水機能を持つパッドが縫い付けられたインナーウェアです。毎朝着るだけで汗染みを防げる手軽さが特長で、パッドがズレにくく、外見も普通のインナーとほぼ変わらないため、ビジネスから日常使いまで幅広く活用できます。
📌 脇汗パッド付きインナーの種類と特徴
脇汗パッド付きインナーといっても、さまざまな種類があります。自分に合ったものを選ぶために、それぞれの種類と特徴を理解しておきましょう。
✅ 素材による分類
インナー本体の素材としては、綿素材、機能性繊維(ポリエステルなどの速乾素材)、シルク素材などがあります。綿素材は吸汗性が高く肌への刺激が少ないため、敏感肌の方に向いています。一方、速乾素材はすぐに乾くため、汗をかいても不快感が少ない点が特徴です。シルク素材は滑らかで肌なじみがよく、着心地を重視する方に人気があります。
パッド部分の素材も重要です。多くの製品では、吸水性の高いコットンや特殊な吸水繊維が使われており、製品によっては防水フィルムが内側に組み込まれていて、外側の衣服に汗が染み出さないようにする構造になっています。
📝 形状による分類
形状でいえば、Tシャツ型、タンクトップ型、キャミソール型、Vネック型など、さまざまなシルエットのものがあります。Tシャツ型は最もオーソドックスで、男性・女性ともに使いやすいタイプです。タンクトップ型は夏場の暑い日やスポーツ時に向いています。女性向けにはキャミソール型のものも多く、ワイヤーブラと一体化したタイプもあります。
🔸 パッドの厚みや吸水量による分類
パッドの厚みや吸水量も製品によって異なります。薄手のパッドは着ていても目立たず、普通の汗の量には十分対応できます。一方、厚手のパッドは大量の汗にも対応できますが、服の上からシルエットが分かる場合もあります。自分の汗の量や使うシーンに応じて選ぶことが大切です。
⚡ 洗い替えの枚数と耐洗濯性
脇汗パッド付きインナーは毎日使うものなので、複数枚持っておくのが一般的です。また、繰り返し洗濯できるかどうかも重要なポイントです。製品によっては、洗濯を重ねるとパッドの吸水性が落ちてきたり、型崩れしたりすることもあるため、耐洗濯性の高いものを選ぶことをおすすめします。
✨ 脇汗パッド付きインナーを選ぶときのポイント
数多くの製品の中から自分に合ったものを選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておくと便利です。
🌟 自分の汗の量を把握する
まず大切なのは、自分がどれくらい汗をかくかを把握することです。日常的に少量の汗をかく程度であれば、薄手で目立たないタイプを選んでも十分機能します。一方、少し動くだけで大量に汗をかく、真夏や緊張時には汗が止まらないといった場合は、吸水量が多く、防水フィルムつきのものを選ぶほうがよいでしょう。
💬 着用シーンを考える
インナーを着るシーンも選択に影響します。ビジネス用途であれば、シャツやジャケットの下に着ても目立たない薄手タイプが向いています。スポーツや屋外活動では、速乾性の高い素材のものが快適です。普段使いなら、着心地のよさやデザイン性も考慮するとよいでしょう。
✅ 肌への刺激を考慮する
脇の皮膚は特に敏感な部位です。化学繊維が直接肌に触れると、かゆみや赤みが出る場合があります。敏感肌の方は、肌に直接触れる部分がコットンや天然素材でできているものを選ぶと安心です。また、縫い目の処理が粗い製品は擦れによる摩擦刺激が生じることもあるため、縫い目がフラットになっている製品を選ぶことをおすすめします。
📝 コストパフォーマンスを考える
脇汗パッド付きインナーは、一般的なインナーよりやや価格が高い傾向にあります。毎日使うものなので、複数枚そろえることを考えると初期費用がかかる場合もあります。機能性・耐久性・価格のバランスを見ながら選ぶことが大切です。コスト面が気になる場合は、使い捨てタイプの脇汗パッドを衣服に貼るタイプと組み合わせて使う方法もあります。
🔸 口コミやレビューを参考にする
実際に使った人の感想は、製品選びにとても役立ちます。「大量の汗にも対応できた」「薄くて目立たない」「洗濯しても型崩れしない」など、具体的な使用感に関するレビューを参考にすることで、自分のニーズに合った製品を見つけやすくなります。
Q. 脇汗パッド付きインナーを選ぶ際のポイントは何ですか?
脇汗パッド付きインナーを選ぶ際は、自分の発汗量・着用シーン・肌への刺激・コストパフォーマンスの4点を考慮することが重要です。汗が多い方は防水フィルム付きの厚手タイプ、敏感肌の方は肌に触れる部分がコットン素材で縫い目がフラットな製品を選ぶと快適に使用できます。
🔍 脇汗パッド付きインナーの正しい使い方とケア方法
脇汗パッド付きインナーを長く快適に使うためには、正しい使い方とケアが大切です。
⚡ 着用前の準備
インナーを着る前に、脇を清潔に保つことが重要です。汗をかいた後にそのまま新しいインナーを着ると、細菌が繁殖しやすくなり、臭いの原因になります。シャワーを浴びた後や、ウェットティッシュで脇を拭いてから着用するようにしましょう。
また、制汗剤と組み合わせて使うことで、より高い効果が期待できます。制汗剤を塗布し、乾いてからインナーを着ることで、発汗を抑えながらインナーで汗を吸収するという二段構えの対策ができます。
🌟 洗濯の注意点
脇汗パッド付きインナーを長持ちさせるためには、洗濯時に以下の点を守ることが大切です。まず、洗濯表示を確認し、指定された洗い方に従いましょう。多くの製品はネットに入れて洗濯機で洗えますが、型崩れを防ぐためにはネットの使用が推奨されます。
脇の部分は汗汚れや皮脂汚れが蓄積しやすいため、洗濯前にパッド部分に洗剤を直接なじませて予洗いしておくと、汚れが落ちやすくなります。また、漂白剤を使うとパッドの素材が劣化することがあるため、使用は避けたほうが無難です。
乾燥についても注意が必要です。乾燥機を使うと素材が縮んだり、パッドの吸水性が低下したりすることがあります。なるべく陰干しで乾燥させることをおすすめします。また、直射日光に当て続けると素材が傷む場合があるため、風通しのよい日陰で乾かすのが理想的です。
💬 交換のタイミング
どんなに丁寧に使っても、脇汗パッド付きインナーは使い続けるうちに吸水性が落ちてきます。パッド部分が固くなってきたり、洗っても臭いが残るようになったりしてきたら交換のサインです。一般的には、毎日使用した場合、数ヶ月から半年程度で交換するのが目安とされています。

💪 脇汗パッド付きインナーで解決できること・できないこと
脇汗パッド付きインナーは便利なアイテムですが、すべての脇汗の悩みを解決してくれるわけではありません。効果と限界について正しく理解しておきましょう。
✅ 解決できること
脇汗パッド付きインナーが最も得意とするのは、汗染みの予防です。衣服に汗が直接染み込むのをパッドが防いでくれるため、白いシャツや薄い色の衣服を着ているときに脇の汗染みが目立つ、という悩みには大きな効果を発揮します。
また、汗による不快感の軽減にも役立ちます。汗でインナーが肌に張り付くような感覚や、冷えた汗が肌に触れる不快感を和らげてくれます。汗を吸収してくれるため、普通のインナーより快適に過ごせると感じる方も多いです。
さらに、汗臭さの軽減効果も期待できます。汗自体は無臭ですが、皮膚の表面にいる細菌が汗を分解することで臭いが生じます。インナーが汗を素早く吸収・拡散してくれることで、細菌が繁殖しにくい環境が生まれ、臭いの発生を抑えることができます。
📝 解決できないこと
一方で、脇汗パッド付きインナーには解決できないことも多くあります。まず、汗そのものを減らすことはできません。あくまでも汗を吸収・ブロックするものであり、発汗量を減らすことは一切できないのです。
多汗症の方のように、常識的な量をはるかに超える汗をかく場合は、パッドが限界を超えて吸収しきれなくなり、衣服への染み出しを完全に防ぎきれないことがあります。また、汗の量が多い場合はパッド自体が重くなり、着用感が悪くなることもあります。
さらに、ニオイの根本的な改善も難しいケースがあります。特にアポクリン汗腺から分泌される汗に関係するワキガの場合は、インナーで汗を吸収してもニオイ自体は発生し続けるため、ニオイの問題が根本から解決するわけではありません。
加えて、夏の炎天下や激しい運動時など、大量に汗をかく状況ではインナーの効果が限定的になります。また、インナーを着ること自体が体を包む一枚増えるため、蒸れや暑さを感じやすくなる場合もあります。
Q. 多汗症の診断基準はどのようなものですか?
多汗症(原発性局所多汗症)は、明らかな原因なく6ヶ月以上の過剰発汗があり、「両側対称性の発汗」「週1回以上の発汗」「25歳以下での発症」「家族歴あり」「睡眠中は発汗しない」「日常生活への支障」の6項目のうち2つ以上を満たす場合に診断されます。気になる方は皮膚科への相談が推奨されます。
🎯 脇汗が多い原因と多汗症について
インナーで対処しきれないほどの脇汗に悩んでいる場合、その背景に多汗症という医学的な状態が関係していることがあります。
🔸 汗をかく仕組み
人間の体には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」という二種類の汗腺があります。エクリン汗腺は全身に分布しており、体温調節のために汗を分泌します。アポクリン汗腺は脇の下や陰部など特定の部位にのみ存在し、精神的な緊張や興奮によって汗を分泌します。
脇汗が多い場合は、このどちらかまたは両方の汗腺が過剰に働いている状態と考えられます。汗腺の活動は自律神経によってコントロールされており、特に交感神経が刺激されると発汗が促されます。
⚡ 多汗症とはどんな状態か
多汗症とは、体温調節に必要な量を超えて過剰に汗をかく状態のことです。医学的には「原発性局所多汗症」と「続発性多汗症」に分類されます。
原発性局所多汗症は、特定の部位(脇の下、手のひら、足の裏、顔など)に過剰な発汗が起こる状態です。明確な原因疾患がなく、思春期頃から発症することが多いのが特徴です。遺伝的な要因が関係しているとも言われており、家族に同様の悩みを持つ方がいるケースも見られます。
続発性多汗症は、甲状腺機能亢進症、糖尿病、更年期障害、感染症などの基礎疾患や、薬の副作用によって引き起こされる多汗症です。この場合は原因となる疾患を治療することが優先されます。
🌟 多汗症が日常生活に与える影響
多汗症は単に「汗が多い」という身体的な問題にとどまらず、心理的・社会的な影響も大きいです。人前で腕が上げられない、握手を避ける、特定の素材や色の服しか着られない、仕事や学業に集中できないといった問題が生じることがあります。
また、汗で書類や電子機器が濡れてしまう、汗染みが目立つことで他人にどう思われているか気になるなど、日常生活のさまざまな場面でストレスを感じる方も多くいます。多汗症は見た目では分かりにくい悩みであるため、周囲に理解されにくく、孤独感を感じる方もいます。
このような状態が続く場合、インナーなどのセルフケアだけでは対処に限界があり、医療機関への相談が有効な選択肢となります。
💬 多汗症の診断基準
医学的には、以下のような基準をもとに多汗症かどうかが判断されることがあります。明らかな原因なく6ヶ月以上の過剰な発汗があること、そのうえで「両側対称性の発汗」「週1回以上の発汗エピソード」「25歳以下での発症」「家族歴がある」「睡眠中に発汗しない」「日常生活への支障がある」という項目のうち2つ以上を満たす場合に、原発性局所多汗症と診断されることが一般的です。
気になる方は自己判断せず、皮膚科や美容医療クリニックへ相談することをおすすめします。
💡 多汗症の医療的な治療法とは
多汗症と診断された場合、あるいはインナーや市販のケアでは対処できないほどの脇汗に悩んでいる場合、医療的な治療が選択肢になります。現在、多汗症に対してはいくつかの有効な治療法があります。
✅ 外用薬(塩化アルミニウム製剤)
多汗症の治療の第一歩として、塩化アルミニウムを含む外用薬が用いられます。汗腺の開口部を物理的に塞ぐことで発汗を抑える作用があります。市販のデオドラント製品より高濃度のものが医療機関で処方されます。定期的に塗布することで効果が維持されますが、皮膚への刺激感が出ることもあります。
📝 イオントフォレーシス

イオントフォレーシスは、水の入った容器に手や足を入れ、微弱な電流を流すことで発汗を抑える治療法です。手のひらや足の裏の多汗症に特に効果的で、定期的な治療を継続することで発汗量が減少します。脇の下に使用できる機器もあります。副作用が少なく、安全性が高い治療法の一つです。
🔸 ボツリヌストキシン注射
脇の多汗症に対して最も即効性が高く、効果が高いと評価されているのがボツリヌストキシン(ボトックス)注射です。ボツリヌストキシンを脇の皮膚に多数注射することで、汗腺への神経伝達物質(アセチルコリン)の働きをブロックし、発汗を大幅に抑制します。
効果は注射後数日から1週間程度で現れ始め、平均して4〜12ヶ月間持続します。その後は効果が薄れてくるため、定期的に注射を繰り返すことで効果を維持します。注射時に軽い痛みを感じることがありますが、施術自体は短時間で完了します。
日本では2012年に脇の多汗症に対するボツリヌストキシン注射が保険適用となり、一定の条件を満たす場合は保険診療として治療を受けることが可能です。ただし、保険適用には条件があるため、詳細は医療機関に確認することをおすすめします。
⚡ 内服薬(抗コリン薬)
神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑える抗コリン薬を内服することで、全身の発汗を抑制する治療法です。広範囲の多汗症に対して有効ですが、口渇、便秘、視力の変化などの副作用が出ることがあるため、医師の指示のもとで使用することが必要です。
🌟 ミラドライ(マイクロ波治療)
ミラドライは、マイクロ波エネルギーを用いて脇の汗腺(エクリン汗腺・アポクリン汗腺の両方)を熱によって不可逆的に破壊する治療法です。1〜2回の施術で長期的な効果が期待でき、ワキガの原因となるアポクリン汗腺にも作用するため、ニオイの改善にも効果があります。
施術後は腫れや痛みが出ることがありますが、時間とともに落ち着いていきます。汗腺そのものを破壊するため、効果が長期間持続するのが最大の特徴です。ただし、全身の体温調節機能には影響しないとされています。
💬 外科的治療
上記の治療で十分な効果が得られない場合や、重度の多汗症には外科的治療が検討されることもあります。脇の汗腺を切除または吸引する手術(汗腺切除術・剪除法など)や、交感神経を切断するETS(内視鏡的胸部交感神経遮断術)などがあります。ただし、外科的治療は侵襲が大きく、補償性発汗(別の部位の発汗が増加すること)などのリスクも伴うため、最終的な選択肢として慎重に検討する必要があります。
Q. 脇汗の医療的治療法にはどのような種類がありますか?
脇汗の主な医療的治療法には、塩化アルミニウム外用薬、ボツリヌストキシン注射、イオントフォレーシス、ミラドライ(マイクロ波治療)、抗コリン薬の内服があります。なかでもボツリヌストキシン注射は即効性が高く、条件を満たせば保険適用も可能です。アイシークリニック上野院では状態に応じた治療法を提案しています。
📌 インナーと医療的アプローチを組み合わせるメリット
脇汗対策は、一つの方法だけに頼るよりも複数のアプローチを組み合わせることで、より高い効果が期待できます。脇汗パッド付きインナーと医療的な治療を組み合わせることのメリットについて考えてみましょう。
✅ 治療効果を高める相乗効果
ボツリヌストキシン注射などの医療的治療で発汗量を大幅に減少させ、さらに脇汗パッド付きインナーを着用することで、残った発汗も確実にカバーできます。医療的治療だけでは100%汗がなくなるわけではなく、多少の発汗は残ることもあるため、インナーがバックアップとして機能してくれます。
📝 治療の間隔をカバーする
ボツリヌストキシン注射は定期的に繰り返す必要があり、前回の注射から時間が経つにつれて効果が薄れてきます。次の注射までの間に発汗量が増えてくることがありますが、そのような時期でも脇汗パッド付きインナーを活用することで、汗染みや不快感を最小限に抑えられます。
🔸 精神的な安心感
脇汗に関する悩みは精神的なストレスとも深く結びついています。「もし汗が出てしまったら」という不安が、さらに発汗を促してしまうという悪循環もあります。インナーを着ていることで「万が一汗が出ても大丈夫」という安心感が生まれ、精神的な余裕が生まれることで、発汗そのものが抑えられることもあります。
⚡ 生活スタイルに合わせた選択ができる
毎日のインナーによるセルフケアは手軽に続けられる一方、医療的治療は定期的に受けることが必要です。自分のライフスタイルや予算に合わせて、普段はインナーで対策しながら、特に汗が気になる時期や重要なイベント前には医療的治療を受けるという柔軟な活用ができます。
🌟 医療機関への相談をためらわないで
脇汗の悩みを「病気ではないから」「恥ずかしいから」と思って一人で抱え込んでいる方も少なくありません。しかし、多汗症は立派な医療的な状態であり、適切な治療によって生活の質が大きく改善できる可能性があります。インナーや市販品でのケアで不満を感じている方、日常生活に支障が出ている方は、ぜひ皮膚科や美容クリニックに相談することをおすすめします。
アイシークリニック上野院では、多汗症や脇汗の悩みに対する専門的な診察・治療を行っています。一人一人の状態に合わせた治療法を提案しておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、脇汗パッド付きインナーで長期間対策をされていたものの、限界を感じてご来院される患者様が多くいらっしゃいます。インナーはあくまで汗を「受け止める」ものであり、発汗量そのものを抑えるためにはボツリヌストキシン注射やミラドライといった医療的アプローチが有効です。脇汗の悩みは適切な治療によって大きく改善できますので、日常生活への支障を感じていらっしゃる方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。」
✨ よくある質問
外見上はごく普通のインナーとほぼ変わらない設計になっています。薄手のパッドタイプであれば、シャツや薄手のトップスの下に着ても目立ちません。ただし、厚手のパッドタイプは服の上からシルエットが分かる場合もあるため、使用シーンに合わせて選ぶことが大切です。
毎日使用した場合、数ヶ月から半年程度が交換の目安とされています。パッド部分が固くなってきたり、洗濯しても臭いが残るようになったりしてきたら交換のサインです。耐洗濯性の高い製品を選び、正しい方法でケアすることで使用期間を延ばせます。
残念ながら、インナーは汗を「吸収・ブロック」するものであり、発汗量そのものを減らす効果はありません。多汗症の方のように大量に汗をかく場合、パッドが吸収しきれず衣服への染み出しを完全に防げないこともあります。発汗量を根本から抑えるには、ボツリヌストキシン注射などの医療的治療が有効です。
主な治療法として、塩化アルミニウム外用薬、ボツリヌストキシン注射、イオントフォレーシス、ミラドライ(マイクロ波治療)、内服薬(抗コリン薬)などがあります。なかでもボツリヌストキシン注射は即効性が高く、条件を満たせば保険適用も可能です。アイシークリニック上野院では、状態に合わせた治療法をご提案しています。
併用することで相乗効果が期待できます。ボツリヌストキシン注射などで発汗量を大幅に抑えつつ、残った発汗をインナーでカバーするという使い方が効果的です。また、注射の効果が薄れてくる時期のつなぎとしてもインナーが役立ちます。「万が一汗が出ても大丈夫」という安心感が精神的なゆとりにもつながります。
🔍 まとめ
脇汗パッド付きインナーは、汗染みを防ぎ、脇汗による不快感を軽減してくれる便利なアイテムです。選び方のポイントとしては、自分の汗の量、着用シーン、素材への肌の相性、コストパフォーマンスなどを総合的に考えることが重要です。正しい洗い方や交換のタイミングを守ることで、より長く快適に使用できます。
ただし、脇汗パッド付きインナーで解決できることには限界があります。汗そのものを減らす効果はなく、大量に汗をかく方や多汗症の方には対処しきれない場合もあります。ワキガのニオイの根本的な改善も難しいケースがあります。
脇汗が日常生活に支障をきたすほど多い場合は、多汗症の可能性を考えて医療機関へ相談することをおすすめします。ボツリヌストキシン注射、ミラドライ、外用薬など、多汗症に対する効果的な医療的治療法があります。インナーによるセルフケアと医療的な治療を組み合わせることで、より高い効果と快適な生活を実現できます。
脇汗の悩みは一人で抱え込まず、専門家に相談してみましょう。適切な対策と治療によって、脇汗を気にせず自信を持って生活できる日々を取り戻すことができます。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 多汗症の診断基準・原発性局所多汗症の定義・治療法(塩化アルミニウム外用薬、ボツリヌストキシン注射、イオントフォレーシス等)に関する診療ガイドラインの参照
- 厚生労働省 – ボツリヌストキシン製剤の保険適用(脇の多汗症への適用承認)および医薬品安全性情報に関する参照
- PubMed – 原発性局所多汗症の病態・疫学・各種治療法(ボツリヌストキシン注射、ミラドライ、抗コリン薬等)の有効性と安全性に関する国際的な医学文献の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務