頭の皮膚にできもの|原因・種類・受診の目安をわかりやすく解説

考え事をする女性

ふと頭を触ったときに「何かできている」と感じて不安になった経験はありませんか?

💬 「いつからあるんだろう…放っておいていいのかな?」
💬 「病院行くほどじゃないかも…でも不安」

そのまま放置していると、手遅れになるケースもあります。

この記事を読めば、頭皮のできものが「ただのできもの」なのか「今すぐ受診すべきもの」なのか、自分で判断できるようになります。

🚨 こんな症状は要注意!

✅ できものが急に大きくなってきた
出血・滲出液がある
✅ 色が黒・茶・赤など色むらがある
痛みや熱感がある
1ヶ月以上改善しない

頭皮のできものはほとんどが良性ですが、なかには皮膚がんの可能性もゼロではありません。自己判断で放置するのは危険です。


目次

  1. 頭の皮膚にできものができやすい理由
  2. 頭の皮膚にできるできものの主な種類
  3. 粉瘤(アテローム)
  4. 脂漏性角化症(老人性いぼ)
  5. 毛包炎・せつ(せつしゅ)
  6. 脂漏性皮膚炎によるかさぶた様のできもの
  7. 石灰化上皮腫(毛母腫)
  8. 血管腫・リンパ管腫
  9. 悪性腫瘍(皮膚がん)の可能性について
  10. できものが気になるときのセルフチェックポイント
  11. 受診の目安と診療科の選び方
  12. 頭皮のできものを予防するためのケア
  13. まとめ

この記事のポイント

頭皮のできものは粉瘤・毛包炎・脂漏性角化症など多くは良性だが、急速な増大・出血・色むらがある場合は皮膚がんの可能性もあるため、自己判断せず皮膚科への早期受診が重要。

💡 頭の皮膚にできものができやすい理由

頭皮は全身の皮膚のなかでも、毛包(もうほう)や皮脂腺が非常に密集している部位です。成人の頭皮には約10万本もの毛髪があるとされており、それに伴って皮脂腺や汗腺の数も多くなっています。そのため、分泌された皮脂や汗、古い角質が毛穴に詰まりやすく、さまざまなできものが発生しやすい環境が整っているといえます。

また、頭皮は毎日シャンプーをするものの、手や顔と比べてケアの細かさが不十分になりやすい部位でもあります。シャンプーの洗い残しやすすぎ不足によって皮脂汚れが蓄積すると、毛穴詰まりや細菌の繁殖につながることがあります。さらに、整髪料や育毛剤などのスタイリング製品が毛穴を塞ぐことも、できものの一因になる場合があります。

加えて、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどによる皮脂分泌の増加、免疫機能の低下なども頭皮の環境を悪化させる要因となります。頭皮は紫外線の影響を受けやすい部位でもあるため、長期的な紫外線ダメージが皮膚細胞に変化をもたらすこともあります。

Q. 頭皮にできものができやすい理由は何ですか?

頭皮には約10万本の毛髪があり、毛包や皮脂腺が全身で最も密集した部位です。そのため皮脂・汗・角質が毛穴に詰まりやすく、できものが発生しやすい環境が整っています。加えてシャンプーの洗い残しや整髪料による毛穴詰まり、ストレス・睡眠不足による皮脂分泌の増加、紫外線ダメージなども原因となります。

📌 頭の皮膚にできるできものの主な種類

頭皮のできものはその性状・大きさ・症状によって、さまざまな疾患が考えられます。以下に代表的なものをひとつずつ丁寧に解説します。

✅ 粉瘤(アテローム)

粉瘤(ふんりゅう)は、頭皮のできものの中でもっとも多い疾患のひとつです。医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」とも呼ばれ、皮膚の下に袋状の組織ができ、その中に角質や皮脂が蓄積していく良性腫瘍です。

粉瘤の特徴は、皮膚の表面に「ドーム状の盛り上がり」が見られ、中心部に小さな黒い点(開口部)が確認できることがあります。触ると柔らかく、指で押すと動く感触があります。大きさは数ミリ程度のものから数センチに達するものまでさまざまで、年単位でゆっくりと大きくなっていくことが多いです。

粉瘤自体は良性で、痛みもないことがほとんどですが、細菌が感染すると「炎症性粉瘤」となり、患部が赤く腫れ、強い痛みや熱感を伴うことがあります。炎症を起こした粉瘤は自然に破裂して膿が出ることもありますが、根本的な治療は手術による摘出となります。炎症が落ち着いてから被膜ごと丁寧に取り除くことで再発を防ぐことができます。

頭皮は粉瘤が発生しやすい部位の代表格であり、毛髪に隠れて気づきにくいため、発見時にはすでにかなり大きくなっているケースも珍しくありません。なお、粉瘤は自然に消えることはなく、放置していると徐々に大きくなる傾向があるため、発見したら皮膚科または形成外科・美容外科で相談することをおすすめします。

📝 脂漏性角化症(老人性いぼ)

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、加齢に伴って生じる皮膚の良性腫瘍で、一般的に「老人性いぼ」とも呼ばれます。頭皮は顔面とともにこの疾患が発生しやすい部位のひとつです。

外見上は、茶色〜黒褐色の表面がざらざらしたいぼ状の隆起として現れます。大きさは数ミリから数センチまでさまざまで、単発の場合もあれば複数が集まって見られることもあります。一般的に痛みやかゆみなどの自覚症状は少なく、悪性化することもほとんどありません。

ただし、見た目が悪性黒色腫(メラノーマ)など皮膚がんに類似する場合があるため、自己判断は危険です。特に急速に大きくなる、色が不均一、出血するなどの変化が見られる場合は、必ず皮膚科で診てもらう必要があります。治療が必要な場合は、液体窒素による冷凍療法や炭酸ガスレーザー、切除術などが用いられます。

🔸 毛包炎・せつ(せつしゅ)

毛包炎(もうほうえん)は、毛穴(毛包)に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して炎症を起こした状態です。頭皮は毛包が非常に多いため、毛包炎が生じやすい部位といえます。

症状としては、毛穴を中心とした赤みのある小さなぷつぷつとした丘疹(きゅうしん)が現れ、軽い痛みやかゆみを伴うことが多いです。毛包炎が悪化すると、「せつ(おでき)」と呼ばれる状態になり、より深い組織まで炎症が及んで大きく腫れあがり、強い痛みを伴うことがあります。さらに複数のせつが融合して広い範囲に及ぶと「よう(癰)」と呼ばれる重篤な状態になることもあります。

毛包炎の治療は、軽症であれば抗生物質の外用薬(抗菌薬含有のローションやクリームなど)が用いられます。重症の場合や広範囲に及ぶ場合は、内服の抗生物質が処方されることがあります。自分で無理につぶすと炎症が深部に及んだり、周囲に細菌が広がったりする恐れがあるため、受診して適切な治療を受けることが大切です。

なお、毛包炎は免疫機能が低下している方(糖尿病の方など)では重症化しやすいため注意が必要です。繰り返す場合は基礎疾患の検査も合わせて行われることがあります。

⚡ 脂漏性皮膚炎によるかさぶた様のできもの

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、マラセチアというカビ(真菌)が皮脂の多い部位で増殖することで炎症が起こる疾患です。頭皮・顔(眉間・鼻のわき・耳の周囲など)・胸部などに好発します。

頭皮では「フケが多い」「頭皮が赤くなる」「かゆみがある」といった症状が代表的ですが、重症化すると厚いかさぶた状の鱗屑(りんせつ)が形成され、これをできものと感じる方もいます。また、炎症によって毛穴が詰まり、小さな隆起ができることもあります。

治療には抗真菌成分を含んだシャンプーや外用薬(ケトコナゾール含有製剤など)が使用されます。市販品でも一部対応できますが、重症例や再発を繰り返す場合は皮膚科での処方薬が効果的です。また、脂漏性皮膚炎は完治が難しく、季節の変わり目やストレス時に悪化しやすい慢性的な疾患であるため、継続的なケアが重要です。

🌟 石灰化上皮腫(毛母腫)

石灰化上皮腫(せっかいかじょうひしゅ)は、毛髪を作る細胞(毛母細胞)から発生する良性腫瘍で、「毛母腫(もうぼしゅ)」とも呼ばれます。子どもから若い成人に多く見られ、頭頸部や上肢に好発します。頭皮にも発生することがあります。

見た目の特徴は、皮膚の下に硬い石のような塊として触れることです。表面の皮膚は正常色または青みがかった色調を示すことがあり、腫瘤は1〜3cm程度のことが多いです。痛みはほとんどありませんが、炎症を起こすと赤みや痛みが生じることがあります。

治療は手術による摘出が基本となります。悪性化することは非常にまれですが、自然に消えることもないため、気になる場合は皮膚科や形成外科を受診することをおすすめします。

💬 血管腫・リンパ管腫

血管腫(けっかんしゅ)は血管組織が異常に増殖した良性腫瘍で、頭皮を含む全身のさまざまな部位に発生します。乳児血管腫(イチゴ状血管腫)は生後数か月以内に発生し、1〜2歳頃に最大となった後、多くは自然退縮します。一方、成人に見られる「毛細血管拡張症」や「老人性血管腫」なども頭皮に生じることがあります。

リンパ管腫はリンパ管の異常増殖により生じる良性腫瘤で、頭頸部に多く見られます。柔らかい多房性の腫瘤として触れることが多く、感染や出血により急速に増大することがあります。

これらの腫瘤は種類や大きさ、部位によって経過観察・薬物療法・レーザー治療・手術など治療方針が異なります。自己判断せず専門医による診断を受けることが重要です。

Q. 頭皮の粉瘤はどのような特徴がありますか?

粉瘤は頭皮でもっとも多いできもののひとつで、皮膚の下に袋状の組織ができ角質や皮脂が蓄積する良性腫瘍です。ドーム状の盛り上がりで中心に黒い点が見られ、触ると柔らかく動く感触があります。自然に消えることはなく、細菌感染すると炎症を起こして強い痛みを伴うため、皮膚科での手術摘出が根本的な治療となります。

✨ 悪性腫瘍(皮膚がん)の可能性について

頭皮のできものの多くは良性ですが、まれに皮膚がんである場合があります。頭皮に発生しうる皮膚がんの種類としては、基底細胞がん、扁平上皮がん、悪性黒色腫(メラノーマ)などがあります。

基底細胞がんは皮膚がんの中でもっとも頻度が高く、主に顔面・頭皮など日光を浴びやすい部位に発生します。ゆっくりと増大する黒色または褐色の隆起として現れることが多く、中心部が潰瘍化することもあります。転移することはまれですが、放置すると周囲の組織を侵食していきます。

扁平上皮がんも日光角化症や長期的な紫外線ダメージを背景に発生することが多く、赤みを帯びたかたいかさぶた状の病変として現れることがあります。基底細胞がんと比べてリンパ節や他臓器への転移リスクが高いため、早期発見・早期治療が重要です。

悪性黒色腫(メラノーマ)は、皮膚がんの中で最も悪性度が高く、頭皮に発生することもあります。黒〜褐色の色素斑として現れることが多く、「ABCDEルール」(Asymmetry:非対称、Border:辺縁不整、Color:色調不均一、Diameter:直径6mm以上、Evolution:変化)に当てはまる場合は要注意とされています。

これらの悪性腫瘍は早期発見・早期治療が予後に大きく影響します。頭皮のできものが急速に大きくなる、色が変わる、出血する、潰瘍化するなどの変化が見られる場合は、速やかに皮膚科を受診してください。

予約バナー

🔍 できものが気になるときのセルフチェックポイント

頭皮のできものを自己チェックする際に確認しておきたいポイントをまとめます。もちろん最終的な診断は医師にしかできませんが、受診の判断材料として参考にしてください。

まず、できものの「大きさ」を確認しましょう。直径が6mm以上ある場合は、皮膚科で確認してもらうことが望ましいです。次に「形・色」について、表面が不規則でざらざらしていたり、黒褐色・黒色で色のムラがある場合は要注意です。「触感」については、硬く動かない場合や、周囲の皮膚と一体化しているように感じる場合は早めの受診が必要です。逆に、柔らかく動く場合は良性の可能性が高いですが、やはり専門家の診断が確実です。

「変化」も重要なポイントです。短期間(数週間〜数か月)で急速に大きくなったり、出血したり、潰瘍化したりする場合は悪性を疑う兆候となります。また「症状」として、痛みや熱感・発赤が強い場合は炎症性の変化を示している可能性があります。炎症性粉瘤や毛包炎の急性期に相当することが多いため、早めに受診を検討してください。

「期間」についても確認しましょう。気づいてから1か月以上経過しても変化がなく、症状もない場合は経過観察が可能なケースも多いですが、不安であれば受診するのが一番安心です。最後に「数」ですが、単発か多発かという点も参考になります。多発性のできものはウイルス性のいぼや脂漏性角化症などが考えられますが、やはり医師による確認が必要です。

Q. 頭皮のできものが皮膚がんを疑うサインは何ですか?

頭皮のできものは多くが良性ですが、「数週間〜数か月で急速に大きくなる」「黒・濃い褐色で色むらがある」「出血や潰瘍化がある」場合は悪性腫瘍を疑うサインです。悪性黒色腫の判断には非対称・辺縁不整・色調不均一・直径6mm以上・変化という「ABCDEルール」が参考になります。こうした症状があれば速やかに皮膚科を受診してください。

💪 受診の目安と診療科の選び方

頭皮にできものを発見した場合、どの診療科に行けばよいのか迷われる方も多いと思います。基本的には皮膚科が最初の窓口となります。皮膚科医は皮膚疾患全般について専門的な知識を持ち、ダーモスコピー(皮膚鏡)という拡大鏡を用いた詳細な観察も行えるため、良性・悪性の鑑別を含めた適切な診断が可能です。

粉瘤の摘出手術を希望する場合や、見た目の改善を目的とした治療を求める場合は、形成外科や美容外科・美容皮膚科も選択肢となります。特に形成外科は外科的手技に長けており、傷跡をできるだけ目立たなくするような縫合技術にも優れているため、頭皮のような目に触れやすい部位の手術に適しています。

以下のような場合は、できるだけ早めに受診することをおすすめします。できものが急速に大きくなっている場合、赤く腫れて強い痛みや熱感がある場合(炎症・感染の疑い)、出血や潰瘍化が見られる場合、できものの色が黒・濃い褐色で色むらがある場合、発熱やリンパ節の腫れを伴う場合などです。

一方、長期にわたって変化がなく、痛みやかゆみなど自覚症状もない小さなできものは、比較的緊急性が低い場合が多いです。ただし、自己判断で「大丈夫だろう」と放置し続けると、良性であっても炎症を起こすリスクがあり、悪性の場合には進行してしまう恐れがあるため注意が必要です。「おかしいな」と感じたら、まずは専門家に相談するという姿勢が大切です。

なお、アイシークリニック上野院では、頭皮を含む皮膚のできもの(粉瘤・脂肪腫・各種皮膚腫瘍など)に関するご相談・診察を承っております。気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

Q. 頭皮のできものを予防するケア方法を教えてください。

頭皮のできもの予防には、シャンプー時に指の腹で優しく洗い、すすぎを念入りに行うことが基本です。整髪料は帰宅後すぐ洗い流し、直接頭皮への塗布は避けましょう。紫外線対策として帽子の着用も有効です。また、バランスのよい食事・十分な睡眠・ストレス管理も頭皮環境の改善につながり、シャンプー時の定期的な頭皮チェックで早期発見が可能となります。

🎯 頭皮のできものを予防するためのケア

頭皮のすべてのできものを予防することは難しいですが、日常的なケアによってリスクを減らすことは可能です。ここでは、頭皮環境を整えるためのポイントを紹介します。

まず、シャンプー方法の見直しが重要です。シャンプー前にブラッシングをして髪の絡まりをほぐし、整髪料の汚れを浮かせることが効果的です。シャンプーは一度手のひらで泡立ててから頭皮に乗せ、指の腹(爪ではなく)でマッサージするように洗います。ゴシゴシと強く擦ると頭皮を傷つけ、皮膚のバリア機能を低下させるため注意が必要です。すすぎは念入りに行い、シャンプーが頭皮に残らないようにしてください。洗い残しは毛穴詰まりや細菌・真菌の繁殖につながります。

次に、頭皮に合ったシャンプーを選ぶことも大切です。皮脂分泌が多い方は、サリチル酸や亜鉛ピリチオンなど皮脂コントロール成分を含むシャンプーが向いています。乾燥が強い方はアミノ酸系の低刺激シャンプーが適しています。脂漏性皮膚炎が気になる方には、抗真菌成分を含むシャンプーが市販・処方ともに存在します。

整髪料の使い方にも注意が必要です。ヘアワックスやスプレーは毛穴を詰まらせる原因になることがあるため、帰宅後は速やかにシャンプーをして洗い流すことが大切です。また、整髪料を直接頭皮に塗りつけることはできるだけ避けましょう。

紫外線対策も忘れてはいけません。頭皮は直射日光を浴びやすい部位であるため、長時間屋外にいる際は帽子やUVカット成分入りのスプレーを活用することが、皮膚への長期的なダメージを防ぐ上で有効です。

生活習慣の見直しも頭皮環境の改善に寄与します。睡眠をしっかりとり、バランスのよい食事(ビタミンB2・B6を含む食品など皮脂分泌を整える栄養素を意識する)を心がけることが大切です。脂質や糖質の過剰摂取は皮脂分泌を増加させるため、食生活の偏りに注意しましょう。ストレスも皮脂分泌に影響するため、適度な運動やリラクゼーションで心身のバランスを保つことも効果的です。

また、定期的に自分で頭皮をチェックする習慣をつけることも早期発見につながります。シャンプーの際に指先で頭皮を触り、いつもと違うしこりや凸凹がないかを確認するだけで、発見が遅れることを防げます。特に、過去に粉瘤や皮膚のできものを指摘されたことがある方は意識的に確認するようにしましょう。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、頭皮のできものを「髪に隠れているから大丈夫だろう」と長期間放置された後にご来院される方が少なくなく、発見時にはすでに粉瘤が相当の大きさになっているケースも珍しくありません。頭皮は毛包や皮脂腺が密集した部位であるため、できものの種類も多岐にわたりますが、ダーモスコピーを用いた丁寧な診察によって良性・悪性の鑑別を含めた適切な診断が可能ですので、「気になるけれど受診すべきか分からない」という段階でも、どうかお気軽にご相談ください。シャンプーの際に頭皮をこまめに触って確認する習慣をつけていただくことが早期発見の第一歩となりますので、少しでも違和感を覚えたら自己判断せず専門医にお見せいただくことをお勧めします。」

💡 よくある質問

頭皮にできものができやすいのはなぜですか?

頭皮には約10万本の毛髪があり、毛包や皮脂腺が全身の中でも特に密集しています。そのため皮脂・汗・角質が毛穴に詰まりやすく、できものが発生しやすい環境です。さらにシャンプーの洗い残しや整髪料による毛穴の詰まり、ストレスや睡眠不足による皮脂分泌の増加なども原因となります。

頭皮の粉瘤は自然に治りますか?

粉瘤は自然に消えることはなく、放置すると徐々に大きくなる傾向があります。また、細菌が感染すると炎症性粉瘤となり、赤く腫れて強い痛みを伴うこともあります。根本的な治療は手術による摘出です。気になる場合は、皮膚科や形成外科にご相談ください。

頭皮のできものが皮膚がんかどうか、自分で見分けられますか?

自己判断での見極めは困難ですが、「急速に大きくなる」「黒・濃い褐色で色むらがある」「出血や潰瘍化がある」などの変化は悪性を疑うサインです。頭皮のできものの多くは良性ですが、こうした症状がある場合は速やかに皮膚科を受診してください。最終的な診断は医師によるダーモスコピー検査などが必要です。

頭皮のできものは何科を受診すればよいですか?

まずは皮膚科の受診をおすすめします。皮膚科ではダーモスコピーを用いた詳細な観察が可能で、良性・悪性の鑑別を含めた適切な診断が受けられます。粉瘤の摘出手術を希望する場合や傷跡を目立たせたくない場合は、形成外科や美容外科も選択肢となります。当院でも頭皮のできものに関するご相談を承っています。

頭皮のできものを予防するために日常でできることはありますか?

シャンプー時は指の腹で優しく洗い、すすぎを念入りに行うことが大切です。また、整髪料は帰宅後すぐに洗い流し、直接頭皮への塗布は避けましょう。紫外線対策として帽子の着用も有効です。バランスのよい食事・十分な睡眠・ストレス管理も頭皮環境の改善につながります。シャンプー時に頭皮を定期的に触って確認する習慣も早期発見に役立ちます。

📌 まとめ

頭の皮膚にできるできものは、粉瘤・脂漏性角化症・毛包炎・脂漏性皮膚炎・石灰化上皮腫・血管腫など、多くの種類があります。そのほとんどは良性であり、適切な治療や生活習慣の改善によって対処できますが、まれに皮膚がんなどの悪性腫瘍である場合もあるため、自己判断で放置することは好ましくありません。

特に、急速に大きくなる、色が変わる・色むらがある、出血や潰瘍化が見られる、強い痛みや発熱を伴うなどの症状がある場合は、速やかに皮膚科を受診してください。逆に、無症状で小さなできものであっても、長期間変化なく続くようであれば、安心のためにも一度専門医に診てもらうことをおすすめします。

また、日頃からの適切なシャンプーや頭皮ケア、紫外線対策、バランスのよい生活習慣を心がけることで、頭皮環境を清潔に保ち、できものの発生リスクを下げることができます。シャンプーの際に定期的に頭皮をチェックする習慣をつけることで、早期発見・早期対処が可能となります。

頭皮のできものについて少しでも気になることがあれば、アイシークリニック上野院へお気軽にご相談ください。患者様のお悩みやご不安に寄り添いながら、適切な診断と治療をご提案いたします。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 頭皮のできもの(粉瘤・脂漏性角化症・毛包炎・脂漏性皮膚炎・悪性黒色腫など)の診断基準・治療ガイドラインの参照
  • 日本形成外科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)・石灰化上皮腫(毛母腫)などの良性皮膚腫瘍に対する手術的摘出治療の方針・適応に関する参照
  • 厚生労働省 – 皮膚がん(基底細胞がん・扁平上皮がん・悪性黒色腫)の早期発見・早期治療の重要性に関する公的情報の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

プロフィールを見る

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

プロフィールを見る

電話予約
0120-000-702
1分で入力完了
簡単Web予約
LINE
運営:医療法人社団鉄結会