ワキガ手術と生命保険の関係|保険適用の条件や手続きを解説

両手を上げて脇を出している女性

ワキガ手術、保険って使えるの?——気になるお金の疑問、ぜんぶ答えます。

手術を考えたとき、まず頭をよぎるのが「費用どうしよう…」という不安ですよね。実は術式や症状によって保険の使える・使えないが大きく変わります。この記事を読めば、健康保険・生命保険どちらが使えるか、手続きの流れまでまるごとわかります。

💬 「クリニックに行く前にこれ読んでおけばよかった!」——そう思ってもらえる内容にまとめました。

🚨 これを知らないと損するかも!

剪除法(保険適用の手術)なら健康保険・民間医療保険の給付対象になる可能性あり
✅ ミラドライなどの自由診療は原則として保険対象外
✅ 自由診療でも医療費控除を使えば負担を減らせる


目次

  1. ワキガ(腋臭症)とはどんな病気か
  2. ワキガの治療法の種類と特徴
  3. 健康保険(公的医療保険)はワキガ手術に使えるのか
  4. 生命保険(民間保険)はワキガ手術に使えるのか
  5. 医療保険で給付金が受け取れるケースと条件
  6. 保険金請求の手続きと必要書類
  7. 自由診療で手術した場合の保険の扱い
  8. ワキガ手術を検討する前に確認しておきたいこと
  9. まとめ

📌 この記事のポイント

ワキガ手術への保険適用は術式と症状次第で異なり、剪除法は健康保険・民間医療保険の給付対象となる可能性があるが、ミラドライ等の自由診療は原則対象外。自由診療でも医療費控除の活用で負担軽減が可能。

💡 1. ワキガ(腋臭症)とはどんな病気か

ワキガとは、腋窩(わきの下)から強い特有のにおいが発生する状態を指し、医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれます。においの原因は、皮膚に存在するアポクリン汗腺から分泌される汗と、皮膚表面に生息する細菌が反応することで生じる物質です。アポクリン汗腺はわきの下に多く集まっており、そこから分泌される汗には脂質やたんぱく質などが含まれています。これらの成分が皮膚常在菌によって分解されることで、独特の臭気が生まれます。

ワキガは遺伝的な要素が強く、両親のどちらかがワキガの場合は約50パーセント、両親ともにワキガであれば約75パーセントの確率で子どもに遺伝するといわれています。日本人の場合、アポクリン汗腺の発達が少ない人が多く、ワキガの有病率は欧米諸国に比べて低いとされています。ただし、日本においても数パーセント程度の方がワキガであると推定されており、決して珍しい状態ではありません。

ワキガは身体的な健康を直接損なうものではありませんが、においを気にするあまり日常生活や社会活動に支障をきたすことがあります。人前での緊張や自信の喪失、対人関係への影響など、精神的・社会的なQOL(生活の質)に大きく関わる状態であることから、医学的な対処が必要とされるケースも多くあります。このような背景から、ワキガの治療は単なる美容上の問題ではなく、生活の質を改善するための医療行為として位置付けられることもあります。

耳垢が湿っている(湿性耳垢)方はアポクリン汗腺が発達している傾向があり、ワキガである可能性が高いとされています。これは耳の中にもアポクリン汗腺の一種が存在するためです。自分でワキガかどうか判断しにくい場合は、このような指標も参考になります。また、脇毛が黄色く変色したり、下着に黄色いシミがついたりすることもワキガのサインのひとつです。

Q. ワキガ手術に健康保険は適用されますか?

ワキガ(腋臭症)の手術に健康保険が適用されるかは、術式とにおいの程度によって異なります。においが強く日常生活に支障をきたすと医師が判断した場合、剪除法による腋臭症手術は保険適用となる可能性があります。一方、ミラドライやビューホットなどのマイクロ波治療、ボトックス注射は原則として保険適用外(自由診療)です。

📌 2. ワキガの治療法の種類と特徴

ワキガの治療法にはいくつかの種類があり、大きく分けると「保存的治療」と「手術療法(外科的治療)」に分類されます。保険適用の判断においても、どの治療法を選ぶかが重要なポイントになります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

保存的治療としては、制汗剤・消臭剤の使用が代表的です。市販品から医療機関で処方されるものまでさまざまあり、においや汗の分泌を一時的に抑える効果があります。ただし根本的な解決にはならないため、継続的な使用が必要です。また、ボツリヌス毒素(ボトックス)を注射することで汗の分泌を抑える方法も行われています。これはエクリン汗腺への作用が主体ですが、アポクリン汗腺にも一定の効果があるとされています。効果の持続期間は数ヶ月程度で、繰り返しの処置が必要です。

手術療法は、においの元となるアポクリン汗腺を直接取り除く根本的な治療法です。主な術式として、剪除法(せんじょほう)、吸引法(サクション法)、超音波を用いたビューホット(マイクロ波)療法などがあります。剪除法は皮膚を切開してアポクリン汗腺を直接取り除く術式で、確実性が高い方法です。吸引法は小さな切開から専用の器具を挿入し、汗腺を吸引・破壊する方法で、傷跡が小さいという利点があります。ミラドライやビューホットといった機器を使ったマイクロ波治療は、皮膚を切開せずに汗腺を熱によって破壊する方法で、ダウンタイムが少ないとされています。

どの治療法を選ぶかは、においの程度、体質、希望するダウンタイムの長さ、費用など多くの要素を考慮して決定されます。また、治療法によって保険適用の有無が異なることも重要な違いです。特に自由診療で行われることが多いレーザーやマイクロ波を使った治療と、保険診療の対象となりうる手術療法では、費用面での扱いが大きく異なります。

✨ 3. 健康保険(公的医療保険)はワキガ手術に使えるのか

ワキガ手術に健康保険が使えるかどうかは、「どの術式で行うか」と「においの程度がどれほどか」によって判断が異なります。基本的な考え方として、医学的に必要性が認められる治療には健康保険が適用され、美容目的とみなされる治療には適用されません。

ワキガ(腋臭症)については、においの程度が強く、日常生活や社会生活に支障をきたしていると医師が判断した場合に、保険診療の対象となることがあります。具体的には、剪除法による手術が健康保険の適用対象となる場合があります。これは、アポクリン汗腺を外科的に除去するという根本的な治療行為であり、一定の医療的必要性が認められるためです。

一方、美容クリニックで行われるミラドライやビューホットといったマイクロ波治療、ボトックス注射などは、原則として保険適用外(自由診療)となります。これらは確かに効果的な治療法ですが、保険診療として認められた術式ではないため、全額自己負担が必要です。

健康保険でワキガ手術を受けるためには、形成外科や皮膚科などの保険診療を行う医療機関を受診し、担当医師からワキガの診断を受けることが必要です。診察において、においの程度や症状が保険適用の基準を満たすかどうかが判断されます。なお、においの強さには個人差があり、客観的な基準として「臭気判定士」による官能検査や、アポクリン汗腺の密度測定などが参考にされることもあります。

保険診療でワキガ手術を受けた場合、自己負担額は3割(70歳未満の場合)となります。手術の内容や入院の有無によって費用は異なりますが、自由診療と比較すると患者さんの負担は大幅に軽減されます。ただし、保険診療を行っているクリニックや病院は限られているため、事前に確認が必要です。

Q. 民間医療保険からワキガ手術の給付金は受け取れますか?

民間医療保険のワキガ手術への給付金は、加入保険の内容と手術方法によって異なります。多くの医療保険は「健康保険が適用された手術」を給付条件としており、保険診療で腋臭症手術(剪除法など)を受けた場合は給付金を申請できる可能性があります。自由診療の場合は原則給付対象外となるため、手術前に保険会社へ確認することを推奨します。

🔍 4. 生命保険(民間保険)はワキガ手術に使えるのか

健康保険(公的医療保険)とは別に、民間の生命保険会社が提供する医療保険や手術給付金特約があります。これらはいわゆる「生命保険」の一部として位置付けられており、入院や手術をした際に給付金が受け取れる仕組みです。ワキガ手術に対してこうした民間保険の給付金が支払われるかどうかは、加入している保険の種類と内容によります。

民間の医療保険における「手術給付金」は、多くの場合「公的医療保険(健康保険)の対象となる手術を受けたとき」を支払い条件としています。つまり、健康保険が適用される手術であれば、民間の医療保険からも給付金が受け取れる可能性があります。逆に、自由診療で行われた手術(美容目的のマイクロ波治療など)については、民間保険の給付金も受け取れないのが一般的です。

ただし、保険会社や商品によって支払い条件は異なります。一部の医療保険では、健康保険の適用有無に関わらず、特定の手術コードに該当する手術について給付金を支払うものもあります。ワキガの手術は、診療報酬点数表において「腋臭症手術」として定められており、この手術コードに対応した保険商品であれば、給付金の対象となる可能性があります。

また、一部の保険会社では、医療保険とは別に「先進医療特約」を設けており、厚生労働省が認定した先進医療技術に対して給付が行われます。しかし、現時点でワキガ治療が先進医療として認定されているわけではないため、この特約が直接ワキガ手術に適用されることは一般的ではありません。

重要なのは、「自分が加入している保険の内容を確認すること」です。保険証券や約款を確認し、不明な点は保険会社のカスタマーセンターや担当代理店に問い合わせることをおすすめします。また、手術を受ける前に保険会社に確認を取っておくと、トラブルを防ぐことができます。

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💪 5. 医療保険で給付金が受け取れるケースと条件

民間医療保険からワキガ手術に対して給付金が受け取れるかどうかを判断するにあたって、いくつかの条件を確認することが重要です。以下に、給付金が受け取れるケースと、受け取れない可能性があるケースを整理します。

給付金が受け取れる可能性があるケースとして、まず健康保険(公的医療保険)の適用を受けて腋臭症手術(剪除法など)を受けた場合が挙げられます。多くの医療保険は健康保険が適用された手術を給付の対象としているため、このケースでは給付金を申請できる可能性が高いです。次に、保険契約の対象手術リストに「腋臭症手術」が含まれている場合も対象となります。保険商品によっては、独自の手術リストを持っており、健康保険の適用とは独立して給付が行われる場合があります。

一方で、給付金が受け取れない可能性があるケースとしては、自由診療(美容目的)で手術を受けた場合が代表的です。保険会社は「美容目的の治療」に対しては給付を行わないとしているケースがほとんどです。また、保険の加入から所定の期間(免責期間)が経過していない場合も給付対象外となることがあります。多くの医療保険では加入から90日間や1年間などの待機期間が設けられており、その期間内に手術を受けても給付されません。

手術給付金の額は、保険商品によって異なりますが、「入院給付金日額の10倍」「20倍」「40倍」などの倍率で計算されることが多いです。腋臭症手術がどの倍率の区分に該当するかは保険会社・商品によって異なります。また、入院を伴う場合は入院給付金も合わせて受け取れる場合があります。日帰り手術(外来手術)で行われる場合は入院給付金の対象外となることが多いため、注意が必要です。

近年では、日帰り手術(外来手術)にも対応した医療保険商品が増えています。ワキガの手術は、術式によっては入院を必要とせず日帰りで行われることも多いため、自分が加入している保険が外来手術にも対応しているかどうかを確認しておくことが大切です。

なお、保険の給付対象となるかどうかは最終的に保険会社が判断します。医療機関が「保険適用手術」と説明していても、保険会社が給付対象外と判断するケースもゼロではありません。事前に保険会社へ確認したうえで手術を受けることが、思わぬトラブルを防ぐ最善策です。

Q. ワキガ手術の保険金請求に必要な書類は何ですか?

民間医療保険の給付金を請求する際は、主に3種類の書類が必要です。①保険会社所定の給付金請求書、②医療機関が発行する診断書・手術証明書(手術名・術式・実施日を記載)、③領収書・明細書です。診断書の発行費用は数千円〜1万円程度かかりますが、受け取れる給付金がその費用を上回るケースがほとんどのため、積極的に申請することをおすすめします。

🎯 6. 保険金請求の手続きと必要書類

ワキガ手術を受けた後、民間医療保険の給付金を申請するためには、所定の手続きが必要です。スムーズに給付を受けるために、手続きの流れと必要書類について事前に把握しておきましょう。

まず最初のステップとして、手術を受ける前に保険会社や代理店に連絡し、給付の対象となるかどうかを確認することをおすすめします。この段階で、手術名(腋臭症手術など)や術式、健康保険の適用有無などを伝えると、保険会社側で事前の確認ができます。

手術後、給付金を請求する際には、一般的に以下の書類が必要になります。まず「給付金請求書(所定の様式)」は保険会社から取り寄せるか、ウェブサイトからダウンロードします。次に「診断書・手術証明書」は医療機関で発行してもらう書類で、手術名・術式・実施日などが記載されます。保険会社所定の様式がある場合は、その用紙を持参して医療機関に記入を依頼します。「手術に関する領収書・明細書」も多くの保険会社が請求資料として要求します。健康保険が適用された場合は保険点数が記載された明細書、自由診療の場合は全額を記した領収書・明細書が必要です。また、保険証券番号や本人確認書類(運転免許証など)も用意が必要な場合があります。

書類が揃ったら、保険会社に提出します。提出方法は郵送、窓口持参、または一部の保険会社ではオンライン申請が可能な場合もあります。提出後は保険会社で内容を審査し、問題がなければ指定の口座に給付金が振り込まれます。審査の期間は通常1〜2週間程度ですが、追加の書類提出が必要な場合はさらに時間がかかることがあります。

注意点として、給付金の請求には期限(時効)があります。多くの保険では請求権の消滅時効が3年とされているため、手術後しばらく経ってから申請する場合でも、3年以内であれば請求できます。ただし、書類の紛失など時間が経つほどに手続きが煩雑になる場合もあるため、手術後はできるだけ早めに手続きを進めることをおすすめします。

医療機関での診断書・手術証明書の発行には費用がかかります(数千円〜1万円程度が一般的)。この費用は保険会社から支給されないことがほとんどですが、証明書の費用を超える給付金が受け取れる場合がほとんどですので、積極的に申請することをおすすめします。

💡 7. 自由診療で手術した場合の保険の扱い

美容クリニックで行われるワキガ手術のほとんどは、自由診療(保険外診療)として実施されます。自由診療とは、健康保険の適用を受けずに全額自己負担で行う医療サービスのことです。この場合、公的医療保険の恩恵(3割負担など)は受けられません。

自由診療の場合、民間の医療保険からの給付金は基本的には受け取れないと考えておく方が安全です。多くの医療保険は「公的医療保険が適用された手術」を給付の条件としているため、自由診療の手術は対象外となるケースが一般的です。ただし、前述のとおり、一部の保険商品では独自の手術リストに基づいて給付が行われる場合があり、自由診療であっても給付金が支払われることがまれにあります。

美容クリニックでよく行われるミラドライやビューホット(マイクロ波治療)は、設備投資のコストや高い技術を要するため費用が高額になりがちです。これらは基本的に全額自己負担となります。費用の目安としては、両脇で20万円〜40万円程度が一般的な相場ですが、クリニックや技術・保証内容によって大きく異なります。

自由診療での手術費用を少しでも軽減するための方法として、医療費控除の活用があります。医療費控除は確定申告を通じて、一定額を超えた医療費の一部を所得税・住民税から控除できる制度です。自由診療の手術費用も、治療目的であれば医療費控除の対象となり得ます。年間で支払った医療費の合計が10万円(または所得の5パーセント)を超えた場合に、超過分の一定割合が控除されます。

ただし、医療費控除の申請においては「美容目的か治療目的か」の区別が重要です。明らかに美容目的と判断される施術は医療費控除の対象とならない場合があります。ワキガの治療であれば、においによる日常生活への支障改善を目的とした治療として認められることが多いですが、税務署の判断に委ねられる部分もあります。確認が必要な場合は税理士や税務署に相談することをおすすめします。

また、クリニックによっては医療ローンや分割払いに対応している場合があります。一度に大きな費用が負担になる場合は、こうした支払い方法も選択肢として検討してみてください。ただし、分割払いには金利が発生することがあるため、総支払額を事前に確認することが重要です。

Q. 自由診療でワキガ手術を受けた場合に費用を抑える方法はありますか?

自由診療でワキガ手術を受けた場合、医療費控除の活用が有効な費用軽減策です。年間の医療費合計が10万円(または所得の5%)を超えた場合、確定申告により超過分の一部を所得税・住民税から控除できます。ワキガの治療目的であれば対象となり得ますが、美容目的と判断されると対象外になる場合もあるため、不明な点は税理士や税務署に相談することを推奨します。

📌 8. ワキガ手術を検討する前に確認しておきたいこと

ワキガ手術と保険の関係を理解したうえで、実際に手術を検討する際にはいくつかの重要なポイントを事前に確認しておくことが大切です。後悔のない選択をするために、以下の点をしっかりと把握しておきましょう。

まず、自分が本当にワキガであるかどうかを専門医に確認することが第一歩です。自己判断や他者の指摘だけでは、ワキガと多汗症(エクリン汗腺からの過剰な発汗による症状)を混同してしまうことがあります。ワキガと多汗症では治療法が異なるため、正確な診断を受けることが重要です。においの程度や体質についても、専門医の客観的な評価が必要です。

次に、加入している民間保険の内容を確認することです。保険証券や約款を手元に用意し、手術給付金の支払い条件(保険適用手術か否か)、手術の倍率区分、日帰り手術への対応有無などを確認しましょう。わからない点は保険会社のコールセンターや担当代理店に直接問い合わせることで、明確な回答が得られます。

保険診療か自由診療かを選ぶ際には、費用だけでなく治療効果や術式の特性も考慮してください。保険診療で受けられる剪除法は根治性が高い一方、手術跡が残る可能性や術後のケアが必要になることがあります。自由診療のマイクロ波治療などは傷跡が小さくダウンタイムが短い場合が多いですが、費用が高額になります。どちらが自分のライフスタイルや状況に合っているかをよく検討することが重要です。

クリニック・医療機関選びも非常に重要です。保険診療を希望する場合は、腋臭症の手術を保険診療で提供している形成外科や皮膚科を探す必要があります。自由診療のクリニックを選ぶ場合は、実績・技術力・アフターケアの充実度、術後の保証制度なども確認しましょう。複数のクリニックでカウンセリングを受け、医師の説明が丁寧で信頼できるかどうかも判断の基準になります。

手術のリスクについても十分に理解することが大切です。どんな手術にも一定のリスクが伴います。腋臭症手術の場合、術後の感染症、血腫、傷跡の問題、再発の可能性などが考えられます。術前のカウンセリングでリスクについて十分に説明を受け、疑問点はすべて解消してから手術を決断するようにしましょう。

さらに、手術のタイミングも考慮が必要です。術後はダウンタイム(回復期間)が発生します。剪除法のような切開手術の場合、術後1〜2週間程度は激しい動作や入浴に制限がかかることがあります。仕事や日常生活への影響を最小限にするために、繁忙期を避け、術後のケアに時間をとれる時期を選ぶことが大切です。

また、手術後の保証制度についても確認しましょう。特に自由診療の場合、再発や効果が不十分だった際の対応(再施術の保証など)がクリニックによって異なります。保証内容・条件・期間などをカウンセリング時に必ず確認しておきましょう。

アイシークリニック上野院では、ワキガに関するお悩みに対して、患者さん一人ひとりの状態や希望に合わせた丁寧なカウンセリングを行っています。保険適用の可否についても、受診の際にご相談いただくことができます。まずは気軽にご相談ください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、ワキガのお悩みをお持ちの患者さまから「保険が使えるのかどうかわからなくて、相談するのをためらっていた」というお声を多くいただきます。保険適用の可否は術式やにおいの程度によって異なりますので、まずは専門医による正確な診断を受けることが、治療の第一歩として非常に大切です。費用面のご不安も含めて、カウンセリングの場で遠慮なくご相談いただければ、お一人おひとりの状況に合った最適な治療法をご提案できますので、どうぞお気軽にお声がけください。」

✨ よくある質問

ワキガ手術に健康保険は適用されますか?

においが強く日常生活に支障をきたすと医師が判断した場合、剪除法などの腋臭症手術に健康保険が適用される可能性があります。ただし、美容クリニックで行われるミラドライやビューホットなどのマイクロ波治療、ボトックス注射は原則として保険適用外(自由診療)となります。

民間の医療保険からワキガ手術の給付金はもらえますか?

加入している保険の内容によって異なります。多くの医療保険は「健康保険が適用された手術」を給付の条件としているため、保険診療で腋臭症手術を受けた場合は給付金を受け取れる可能性があります。自由診療の場合は基本的に給付対象外となるケースが多いです。事前に保険会社への確認をおすすめします。

自由診療でワキガ手術を受けた場合、費用を抑える方法はありますか?

医療費控除の活用が有効です。年間の医療費合計が10万円(または所得の5%)を超えた場合、確定申告により超過分の一部を所得税・住民税から控除できます。ワキガの治療目的であれば対象となり得ますが、税務署の判断に委ねられる部分もあるため、不明な場合は税理士や税務署へご相談ください。

保険金を請求するために必要な書類は何ですか?

主に以下の書類が必要です。①保険会社所定の給付金請求書、②医療機関が発行する診断書・手術証明書(手術名・術式・実施日などが記載されたもの)、③領収書・明細書。診断書の発行には数千円〜1万円程度の費用がかかりますが、多くの場合給付金がその費用を上回るため、積極的に申請することをおすすめします。

ワキガか多汗症か自分では判断できません。どうすればよいですか?

自己判断は難しいため、まず専門医を受診して正確な診断を受けることが重要です。ワキガと多汗症は原因となる汗腺が異なり、治療法も変わります。アイシークリニック上野院では、患者さまの状態に合わせた丁寧なカウンセリングを行っており、保険適用の可否についてもご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

🔍 まとめ

ワキガ手術と生命保険・医療保険の関係についてまとめると、以下のポイントが重要です。

健康保険(公的医療保険)については、においが強く日常生活に支障をきたすと判断された場合に、剪除法などの腋臭症手術が保険適用となる可能性があります。一方、美容クリニックで行われるマイクロ波治療(ミラドライ・ビューホット)やボトックス注射は原則として保険適用外です。

民間の医療保険からの給付金については、加入している保険の内容によって大きく異なります。多くの医療保険は健康保険が適用された手術を給付の条件としているため、保険診療で腋臭症手術を受けた場合は給付金を受け取れる可能性があります。一方、自由診療の場合は基本的には給付対象外となることが多いです。

自由診療で手術を受けた場合でも、医療費控除の活用によって費用負担を軽減できる可能性があります。年間医療費の合計が一定額を超える場合は、確定申告による控除を検討してみましょう。

手術を検討する前には、専門医による正確な診断を受けること、加入保険の内容を確認すること、治療法のメリット・デメリットをよく理解すること、信頼できる医療機関を選ぶことが大切です。

ワキガは適切な治療によって大幅に改善できる状態です。においへのストレスや不安を抱えたまま過ごすのではなく、専門医への相談を第一歩として、自分に合った治療法を見つけてみてください。費用面での不安がある方も、保険や医療費控除の仕組みをうまく活用することで、経済的な負担を軽減しながら治療を受けることができます。アイシークリニック上野院では、ワキガ治療に関するご相談を随時受け付けています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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📚 参考文献

  • 厚生労働省 – 健康保険(公的医療保険)の適用条件・診療報酬点数表における腋臭症手術の位置づけ、および保険診療と自由診療の区分に関する公式情報
  • 日本皮膚科学会 – 腋臭症(ワキガ)の診断基準・治療法(保存的治療・手術療法)およびアポクリン汗腺の病態に関する学会公式の医学的情報
  • 日本形成外科学会 – 腋臭症手術(剪除法・吸引法等)の術式の詳細・適応基準・術後リスク管理に関する形成外科専門学会としての公式情報

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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