進学や就職、引っ越しなど、新生活が始まる時期にニキビが増えてしまった、という経験はありませんか?環境の変化が続く春から初夏にかけては、肌トラブルを抱える方が特に多くなる季節です。新しい生活に慣れるための緊張やストレス、不規則な生活習慣、食生活の変化などが重なることで、肌の状態が不安定になりやすくなります。本記事では、新生活期に起こりやすいニキビの原因を整理しながら、自宅でできるセルフケアの方法や、クリニックで受けられる治療法まで幅広くご紹介します。ニキビに悩んでいる方も、これから対策を始めたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 新生活でニキビが増えるのはなぜ?
- 新生活ニキビの主な種類と特徴
- ニキビを悪化させる新生活ならではの習慣
- 新生活ニキビに効果的なスキンケアの基本
- 食事・生活習慣からのニキビ対策
- 市販薬・ドラッグストアで買えるニキビ対策アイテム
- クリニックで受けられるニキビ治療の種類
- ニキビ跡を残さないためにできること
- まとめ
この記事のポイント
新生活期のニキビはストレス・睡眠不足・食生活の変化が主因。正しい洗顔・保湿・日焼け止めと生活習慣の改善が基本対策で、改善しない場合はアイシークリニック上野院で処方薬やピーリング等の専門治療が受けられる。
🎯 新生活でニキビが増えるのはなぜ?
新生活が始まると、これまで経験したことのないような環境の変化に身体がさらされます。ニキビは皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まり、皮膚常在菌の増殖などが絡み合って発生する肌トラブルですが、これらの要因はすべてストレスや生活習慣の乱れと深く関係しています。
新生活期に特にニキビが増える理由として、まず挙げられるのが自律神経の乱れです。新しい環境に適応しようと交感神経が活発になると、男性ホルモンの一種であるアンドロゲンの分泌が促進されます。アンドロゲンは皮脂腺を刺激して皮脂の分泌量を増やすため、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすい環境が整ってしまうのです。
次に、睡眠リズムの変化も大きな原因の一つです。慣れない通勤・通学時間の変化や、新しい人間関係への緊張から夜眠れなくなる方も少なくありません。睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減少し、肌の修復機能が低下します。これにより、ターンオーバーが乱れ、古い角質が毛穴に溜まりやすくなります。
また、食生活の変化も見逃せないポイントです。一人暮らしを始めた方や、外食・コンビニ食が増えた方は、脂質や糖質の摂取量が増える傾向があります。これらの栄養素の過剰摂取は皮脂分泌を促進し、腸内環境の乱れにもつながることが知られています。腸内環境が悪化すると肌への影響も出やすくなるため、食生活の見直しは非常に重要です。
さらに、花粉や紫外線など季節的な要因も重なります。春は花粉が飛散するシーズンであり、花粉による肌への刺激が炎症を引き起こすことがあります。また、日差しが強くなるこの時期は紫外線量も増加し、肌の防御機能が下がることでニキビが悪化しやすくなります。
Q. 新生活でニキビが増える主な原因は?
新生活期にニキビが増える主な原因は、自律神経の乱れによるアンドロゲン分泌促進(皮脂過剰)、睡眠不足による肌の修復機能低下、脂質・糖質が多い食生活による腸内環境の悪化、そして花粉・紫外線などの季節的刺激が重なることです。
📋 新生活ニキビの主な種類と特徴
ニキビにはいくつかの種類があり、それぞれ状態が異なります。適切な対策を取るためには、自分のニキビがどの段階にあるかを理解しておくことが大切です。
白ニキビは、毛穴が皮脂や古い角質で詰まった状態で、毛穴が閉じているためにできる白い突起物です。炎症を起こしていないためこの段階での適切なケアが重要です。触れるだけで赤くなることがあるため、むやみに触らないようにしましょう。
黒ニキビは、白ニキビと同様に毛穴に皮脂が詰まった状態ですが、毛穴が開いていて内容物が酸化することで黒く見えます。鼻や頬、額などに多く現れ、無理に押し出そうとすると毛穴が傷つき、炎症ニキビに発展することがあるため注意が必要です。
赤ニキビは、毛穴に詰まった皮脂にアクネ菌が増殖して炎症が起きた状態です。患部が赤く腫れ、触ると痛みを感じることもあります。この段階では炎症を抑えることが最優先で、自己処理は禁物です。
黄ニキビは、赤ニキビがさらに悪化して膿が溜まった状態です。患部の中心部が黄色くなり、強い痛みを伴うことがあります。このような状態になると跡が残りやすくなるため、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診することをおすすめします。
また、大人ニキビとして知られるホルモンバランスの乱れによるニキビは、顎ラインや口周り、フェイスラインに多く現れる傾向があります。新生活のストレスや不規則な生活習慣が引き金になりやすく、繰り返しできることが特徴です。
💊 ニキビを悪化させる新生活ならではの習慣
新生活が始まると、知らず知らずのうちにニキビを悪化させるような習慣が身についてしまうことがあります。以下のような行動に心当たりがある方は、意識して改善するようにしましょう。
まず、スキンケアの見直しをしていないことが問題になるケースがあります。新しい環境で忙しくなると、洗顔やスキンケアが雑になりがちです。洗い残しがあると毛穴の詰まりが起こりやすくなり、反対に洗いすぎると肌のバリア機能が低下して皮脂の過剰分泌を招くことがあります。
また、マスクの着用時間が長いこともニキビの一因となります。マスク内は湿度が高くなり、摩擦も生じるため、アクネ菌が増殖しやすい環境になります。特に口周りや顎まわりにニキビが増えている場合は、マスクの素材や着用方法を見直すことが効果的です。
スマートフォンの使いすぎも見落とされがちな原因の一つです。スマートフォンの画面には多くの細菌が付着しており、画面を頬に当てて通話することで皮膚に細菌が移ることがあります。また、スクリーンライトを長時間見続けることで睡眠の質が低下し、間接的にニキビの悪化につながります。
前髪が顔にかかっている髪型も、おでこや頬のニキビを悪化させることがあります。整髪料や頭皮の皮脂が肌に付着することで、毛穴を詰まらせる原因になるためです。特に新しい職場や学校でのストレスケアとして髪型を変えた方は注意が必要です。
さらに、飲酒や喫煙の習慣が新たに始まった場合も肌への影響が出やすくなります。アルコールは皮脂の分泌を増やし、ビタミンCの消費を促進して肌のターンオーバーを乱します。喫煙は血液循環を悪化させ、肌への酸素供給が低下するため、ニキビができやすくなるだけでなく、治りにくくもなります。
Q. ニキビの種類と悪化段階はどう見分ける?
ニキビは段階別に4種類に分類されます。毛穴が閉じた白ニキビ、酸化で黒く見える黒ニキビ、アクネ菌が増殖し赤く腫れた赤ニキビ、さらに悪化して膿が溜まった黄ニキビです。黄ニキビはニキビ跡が残りやすいため、早期に専門医への受診が推奨されます。
🏥 新生活ニキビに効果的なスキンケアの基本
ニキビ対策において最も基本となるのが、日々のスキンケアです。正しいステップを踏むことで、肌環境を整えニキビができにくい状態を維持することができます。
🦠 洗顔の正しい方法
洗顔はニキビケアの基本中の基本です。皮脂汚れやメイクを適切に落とすことで、毛穴の詰まりを予防します。洗顔料はしっかりと泡立て、泡を転がすようにして優しく洗うことが大切です。摩擦は炎症を悪化させるため、絶対に強くこすらないようにしましょう。
洗顔の回数は基本的に朝晩の2回が目安です。乾燥肌の方が朝から洗顔料を使うと皮脂を取り過ぎてしまうこともあるため、朝はぬるま湯だけで洗い流す方法も効果的です。一方で、過剰な皮脂分泌が続く場合は、適切な洗浄力のある洗顔料を選ぶことが重要です。
洗顔に使うお湯の温度は、34〜36℃程度のぬるま湯が理想的です。熱いお湯は皮脂を取りすぎて乾燥を招き、冷たい水では皮脂汚れが十分に落ちません。すすぎは特に念入りに行い、洗顔料が残らないよう意識しましょう。
👴 保湿の重要性
ニキビがあると保湿を避けてしまう方もいますが、保湿不足はかえってニキビを悪化させることがあります。肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌が起こり、毛穴詰まりのリスクが高まります。ニキビ肌の方には、ノンコメドジェニックテスト済みと記載されている製品を選ぶと安心です。
保湿には化粧水と乳液・クリームを組み合わせるのが基本ですが、脂性肌の方はさっぱりとしたジェルタイプの保湿剤でも十分な場合があります。ヒアルロン酸やセラミド、グリセリンなどの保湿成分が配合されたものを選ぶと、水分保持力が高まりやすくなります。
🔸 日焼け止めの活用
新生活が始まる春から夏にかけては紫外線が強くなる季節です。紫外線は肌のバリア機能を低下させ、ニキビの炎症を悪化させることが知られています。ニキビ跡のメラニン沈着(色素沈着)を防ぐためにも、日焼け止めの使用は欠かせません。
ニキビ肌向けには、オイルフリーでサラッとした使用感のものや、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)のものを選ぶと肌への刺激が少なくなります。また、日焼け止め効果のある化粧下地を活用することで、スキンケアのステップを簡略化することもできます。
⚠️ 食事・生活習慣からのニキビ対策
スキンケア同様に、食事や生活習慣の見直しもニキビ対策に大きな効果をもたらします。肌は内側から作られるものであるため、身体の内側からのアプローチも積極的に取り入れましょう。
💧 ニキビに影響する食事の見直し
脂質や糖質の高い食事を続けると、皮脂の分泌量が増えてニキビができやすくなります。特に揚げ物や甘いお菓子、清涼飲料水などは控えめにすることが大切です。一人暮らしを始めてコンビニ食が増えた方は、野菜や食物繊維を意識的に摂り入れることで腸内環境の改善につながります。
ニキビ改善に役立つ栄養素としては、ビタミンAが挙げられます。ビタミンAは皮脂の分泌を抑え、皮膚のターンオーバーを正常に保つ働きがあります。緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草など)やレバーに多く含まれています。
ビタミンB2・B6も皮脂代謝に関わる重要な栄養素です。ビタミンB2は乳製品や卵、納豆などに、ビタミンB6はバナナや鶏肉、魚類などに豊富に含まれています。これらを意識して食事に取り入れることで、肌の状態改善が期待できます。
また、腸内環境を整えることも肌荒れ対策において重要です。ヨーグルトや味噌などの発酵食品、水溶性食物繊維を多く含む食品(海藻類、きのこ類、果物など)を積極的に摂ることで、腸内の善玉菌を増やし、肌の炎症を抑える効果が期待されます。
✨ 睡眠と運動の習慣化
肌の修復は主に睡眠中に行われます。特に22時から深夜2時の間は成長ホルモンの分泌が活発になるとされており、この時間に深い睡眠を取ることが肌の健康維持に直結します。新生活の忙しさの中でも、できる限り規則正しい睡眠時間を確保するよう意識しましょう。
適度な運動も、ニキビ改善に効果的です。運動をすることで血行が促進され、肌への栄養素や酸素の供給が改善されます。また、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑える効果もあり、ニキビの間接的な原因となるストレスを軽減するのに役立ちます。ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなど、無理なく続けられる運動から始めてみましょう。
ただし、運動後の汗や皮脂をそのままにしておくと毛穴が詰まりやすくなります。運動後はできるだけ早く洗顔や入浴を行い、清潔な状態を保つことが大切です。
📌 ストレス管理
新生活特有のストレスはニキビの大敵です。ストレスを感じると副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌が増加し、皮脂の過剰分泌につながります。ストレスを完全になくすことは難しいですが、上手に発散する方法を身につけることが重要です。
趣味の時間を作ることや、信頼できる友人や家族と話すこと、深呼吸やストレッチなどのリラクゼーション法も有効です。また、SNSの利用時間を制限したり、寝る前のスマートフォン使用を控えたりすることで、睡眠の質を高め、ストレス耐性を上げることができます。
Q. ニキビ肌向けの正しいスキンケア方法は?
ニキビ肌のスキンケア基本は3点です。①洗顔は34〜36℃のぬるま湯で泡を転がすように優しく朝晩2回行う、②保湿はノンコメドジェニックテスト済みのヒアルロン酸・セラミド配合製品を使う、③オイルフリーの日焼け止めで紫外線によるバリア機能低下を防ぐことです。
🔍 市販薬・ドラッグストアで買えるニキビ対策アイテム
クリニックに行く前に、まずは市販のアイテムで対策を始めたいという方も多いでしょう。ドラッグストアで購入できるニキビケアアイテムには、いくつかの有効成分が配合されたものがあります。
イブプロフェンピコノールは炎症を抑える成分で、赤く腫れたニキビに対して外用薬として使用されます。また、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)は殺菌作用のある成分で、アクネ菌の増殖を抑える効果があります。これらの成分を含む市販薬を患部に薄く塗布することで、炎症の軽減や菌の増殖抑制が期待できます。
アゼライン酸配合のスキンケアアイテムも近年注目されています。アゼライン酸は皮脂の分泌を抑え、角質の異常な増殖を防ぐ効果があるとされており、ニキビだけでなくニキビ跡の改善にも役立つとされています。海外では処方薬として使われることもありますが、日本では一部化粧品として販売されています。
サリチル酸配合のスキンケアアイテムも皮脂の除去や毛穴の詰まりを解消するために役立ちます。ただし、刺激性があるため敏感肌の方は使用量に注意が必要です。
市販のアイテムを使用する際は、複数の製品を同時に使い始めると、どれが肌に合っているかどうかの判断が難しくなります。新しい製品は一度に一つずつ試し、数週間ほど様子を見てから判断するようにしましょう。また、市販品でも改善が見られない場合や、ニキビが悪化している場合は早めに専門医への相談をおすすめします。
📝 クリニックで受けられるニキビ治療の種類
セルフケアや市販品で改善が見られない場合や、ニキビが重症化している場合は、クリニックでの治療を検討しましょう。皮膚科や美容皮膚科では、肌の状態に合わせたさまざまな治療法が用意されています。
▶️ 外用薬・内服薬による治療
クリニックでは、市販品では手に入らない処方薬を使ったニキビ治療が行われます。外用薬としては、過酸化ベンゾイル(BPO)やアダパレンなどの成分が含まれた薬剤が一般的です。過酸化ベンゾイルはアクネ菌に対する殺菌作用と角質の溶解作用を持ち、アダパレンは毛穴の詰まりを改善してニキビの発生を予防する効果があります。これらの成分を組み合わせた配合剤も使用されることがあります。
重症のニキビには、抗菌薬の外用薬(クリンダマイシンやナジフロキサシンなど)が処方されることがあります。炎症を起こしているニキビに対して、アクネ菌の増殖を抑える目的で使用されます。
内服薬としては、抗菌薬(ドキシサイクリンやミノサイクリンなど)が炎症の強いニキビに対して処方されることがあります。また、重症のニキビや他の治療で改善しない場合には、ビタミンB2・B6の内服薬が補助的に処方されることもあります。いずれも医師の診察のもとで適切に使用することが重要です。
🔹 ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、グリコール酸やサリチル酸などの酸性薬剤を肌に塗布し、古い角質を溶かして取り除く治療法です。毛穴の詰まりを解消し、ニキビができにくい肌環境を整えることができます。また、肌のターンオーバーを促進する効果もあり、定期的に受けることでニキビ跡の改善にも効果が期待できます。
施術後は一時的に肌が赤くなったり、皮むけが起こったりすることがありますが、多くの場合は数日で落ち着きます。施術後は紫外線に敏感になるため、日焼け止めの使用が不可欠です。
📍 レーザー・光治療
美容皮膚科では、レーザーや光を使ったニキビ治療も行われています。フォトフェイシャルなどの光治療(IPL治療)は、アクネ菌に反応する波長の光を肌に照射することで、菌の増殖を抑えるとともに皮脂腺の機能を正常化する効果があります。
また、フラクショナルレーザーと呼ばれる治療法は、肌に微細な穴を均一に開けることで肌の再生を促す方法です。ニキビ跡のクレーター(凹凸)や色素沈着の改善に効果的で、新生活前後に肌の状態を整えたい方に選ばれることが多い治療法です。
💫 ダーマペン・水光注射
ダーマペンは、先端に細かい針が並んだデバイスを用いて肌に微細な穿刺を行い、肌の再生力を活性化させる治療法です。ニキビ跡のクレーターや凹凸の改善に効果があるとされており、ビタミンCやヒアルロン酸などの美容成分を同時に浸透させることで、より高い効果が期待できます。
水光注射は、ヒアルロン酸やビタミン、成長因子などの栄養素を直接真皮層に注入する治療法です。肌の保湿力を高め、バリア機能を改善することで、ニキビができにくい肌環境を整えることができます。
🦠 ニキビ圧出(コメドの除去)
クリニックでは、専用の器具を使ってコメド(面ぽう)を安全に取り除く「圧出処置」が行われることがあります。自己処理と異なり、適切な方法で行われるため肌へのダメージが最小限に抑えられます。白ニキビや黒ニキビが多い方には特に有効な処置です。
Q. クリニックではニキビにどんな治療が受けられる?
アイシークリニックでは、過酸化ベンゾイルやアダパレンなどの処方外用薬・内服薬に加え、古い角質を除去するケミカルピーリング、アクネ菌を抑えるIPL光治療、ニキビ跡のクレーター改善に有効なダーマペンやフラクショナルレーザーなど、肌状態に合わせた幅広い治療を提供しています。
💡 ニキビ跡を残さないためにできること
ニキビそのものと同様に、ニキビが治った後に残る「ニキビ跡」に悩む方も多くいます。ニキビ跡には主に赤み(赤色型)、茶色いシミのような色素沈着(褐色型)、そして皮膚の陥没したクレーター(凹凸型)の3種類があります。これらを残さないためには、まず活動性のニキビを早期に治療することが最も重要です。
ニキビを無理に潰したり、触り過ぎたりすることはニキビ跡を残す最大の原因になります。炎症が深部まで達することで組織が壊れ、回復後にクレーターが残ってしまうのです。ニキビを見つけたら、触らないことを意識し、早めに適切な処置を行うことが大切です。
色素沈着(茶色いシミ)を防ぐためには、紫外線対策が最重要です。メラニンは紫外線によって産生が促進されるため、ニキビが治りかけている段階でも日焼け止めをしっかり塗ることが予防につながります。
また、ビタミンCはメラニンの産生を抑制する効果があるとされています。ビタミンC誘導体が配合された美容液や化粧水を日常のスキンケアに取り入れることで、色素沈着の予防や改善が期待できます。ただし、ビタミンC配合製品は刺激を感じる場合もあるため、炎症が落ち着いてから使用を始めるようにしましょう。
すでにニキビ跡が気になっている方は、クリニックでのトレチノイン(レチノール)療法や、上述のレーザー治療、ケミカルピーリングなどを組み合わせることで効果的に改善を目指すことができます。トレチノインは皮膚科で処方される薬剤で、肌のターンオーバーを促進し、ニキビ跡の色素沈着や小じわの改善に高い効果があるとされています。ただし、刺激が強いため、医師の指示のもとで慎重に使用することが必要です。
クレーター状のニキビ跡はセルフケアだけでは改善が難しいため、ダーマペンやフラクショナルレーザーなどのクリニック治療が有効です。新生活が安定してきたら、一度専門医に相談してみることをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、春から初夏にかけての新生活シーズンに、ニキビや肌荒れを主訴として来院される患者様が特に増える傾向があります。ストレスや睡眠不足、食生活の変化といった複数の要因が重なりやすい時期だからこそ、セルフケアだけで対処しようとして悪化させてしまうケースも少なくありません。ニキビ跡になる前の早めのご相談が根本的な改善への近道ですので、気になる症状がある方はどうぞお気軽にご来院ください。」
✨ よくある質問
新生活でニキビが増える主な原因は、自律神経の乱れによる皮脂分泌の増加、睡眠不足による肌の修復機能の低下、食生活の変化による腸内環境の悪化などが挙げられます。これらの要因が重なりやすい環境になるため、春から初夏の新生活シーズンは特にニキビが発生しやすくなります。
はい、ニキビ肌でも保湿は必要です。保湿を怠ると肌が乾燥し、かえって皮脂の過剰分泌を招いて毛穴詰まりのリスクが高まります。ニキビ肌の方は「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示された製品を選ぶと、コメド(毛穴詰まり)を形成しにくく安心です。ヒアルロン酸やセラミド配合のものがおすすめです。
市販薬で改善が見られない場合や、炎症の強いニキビが続く場合は、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診することをおすすめします。クリニックでは、過酸化ベンゾイル(BPO)やアダパレンなど市販品では入手できない処方薬のほか、ケミカルピーリングやレーザー治療など、肌の状態に合わせた専門的な治療を受けることができます。
ニキビ跡を残さないために最も重要なのは、ニキビを無理に潰したり触ったりしないことです。また、紫外線がメラニンの産生を促進するため、ニキビが治りかけている段階でも日焼け止めをしっかり使用することが大切です。さらに、ビタミンC誘導体配合の化粧水や美容液を取り入れることで、色素沈着の予防や改善が期待できます。
アイシークリニック上野院では、患者様一人ひとりの肌の状態に合わせた丁寧なカウンセリングと治療を提供しています。外用薬・内服薬による治療をはじめ、ケミカルピーリング、レーザー・光治療、ダーマペン、水光注射、コメドの圧出処置など、幅広い治療法に対応しています。ニキビやニキビ跡でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
📌 まとめ
新生活に伴うニキビは、ストレスやホルモンバランスの乱れ、生活習慣の変化など複数の要因が重なって発生することが多い肌トラブルです。対策のポイントを整理すると、以下のような点が挙げられます。
まず、正しい洗顔・保湿・日焼け止めの習慣を身につけることが、ニキビ対策の土台となります。洗いすぎず、乾燥させず、外部刺激から守ることが肌環境を整える基本です。次に、食事ではビタミンB群やビタミンA、食物繊維を意識して摂り入れ、腸内環境を整えることで、内側からも肌の状態を改善することができます。
睡眠の質を高め、適度な運動を習慣にすること、そしてストレスをうまく発散させることも、ニキビを根本から改善するうえで欠かせない要素です。セルフケアで改善が見られない場合や、炎症の強いニキビが続いている場合は、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診することで、適切な治療を受けることができます。
新生活は慌ただしく、肌のケアまで手が回らなくなりがちですが、ニキビは早期対応が何より重要です。悪化させてニキビ跡になってしまう前に、今日からできることを少しずつ実践してみてください。アイシークリニック上野院では、患者様一人ひとりの肌の状態に合わせた丁寧なカウンセリングと治療を提供しています。ニキビやニキビ跡でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 日本皮膚科学会によるざ瘡(ニキビ)診療ガイドラインにおける、ニキビの種類・分類・治療法(外用薬・内服薬・ケミカルピーリング等)に関する根拠情報
- 厚生労働省 – ニキビ治療薬(過酸化ベンゾイル・アダパレン等)の承認・医薬品情報および適切な使用に関する公式情報
- PubMed – ストレス・アンドロゲンによる皮脂分泌増加とニキビ発症メカニズム、食生活・腸内環境・睡眠との関連性に関する海外査読済み学術論文群
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務