シミの種類・原因・治療法を徹底解説|川口春奈も実践する美肌ケアとは

女優の川口春奈さんといえば、透明感あふれる美肌の持ち主として知られています。2024年9月には、シミ・そばかすに効く医薬品「シナールLホワイトエクシア プレミアム2000」の新CMキャラクターにも起用され、その美しい素肌が話題となりました。川口さんは「この夏たくさん紫外線を浴びてしまったなという方やシミができてしまったという方、医薬品でぜひ対策していただき、明るくポジティブな毎日を過ごしていただきたい」とコメントしています。美容雑誌『美的』のインタビューでは「朝も夜もとにかく化粧水はたっぷりつけます」と語り、保湿を徹底したシンプルなスキンケアを実践していることを明かしています。このように美意識の高い女性たちの間では、シミへの関心が年々高まっています。本コラムでは、シミの種類や原因から最新の治療法まで、美容皮膚科の観点から詳しく解説いたします。

💡 このコラムを読むメリット

  • シミの種類と見分け方がわかり、自分のシミタイプに合った対策ができる
  • 川口春奈さんも実践している美肌スキンケア法を知れる
  • 最新のシミ治療から内服薬まで幅広い選択肢を理解できる

⚠️ 読まないと起きるリスク

間違ったケアでシミが悪化したり、効果のない治療に時間とお金を無駄にする可能性があります。

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📋 目次

  1. 🔍 シミとは何か?メラニン色素と肌の関係
  2. 📊 シミの種類と見分け方
  3. ❓ シミができる原因とメカニズム
  4. ✨ 川口春奈さんも実践!シミ予防のためのスキンケア
  5. ☀️ 紫外線対策の基本と日焼け止めの選び方
  6. 🏥 美容皮膚科で受けられるシミ治療
  7. 💊 内服薬によるシミ治療
  8. 🌟 シミ治療後のアフターケアと注意点
  9. ❔ よくある質問

この記事のポイント

シミは老人性色素斑・肝斑・そばかす等で種類ごとに原因と治療法が異なる。紫外線対策・保湿などのセルフケアに加え、アイシークリニックではピコレーザーやレーザートーニング、トラネキサム酸内服薬などを組み合わせた治療を提供している。

🔍 シミとは何か?メラニン色素と肌の関係

シミとは、皮膚の一部にメラニン色素が過剰に蓄積し、周囲の肌よりも濃く見える状態を指します。メラニン色素は、表皮の基底層に存在するメラノサイトという細胞で作られる褐色から黒色の色素です。本来メラニンは紫外線から肌を守る重要な役割を担っており、紫外線を浴びるとメラノサイトが活性化してメラニンを生成します。これが日焼けの正体です。

通常、メラニンは肌のターンオーバー(新陳代謝)によって約28日周期で古い角質とともに剥がれ落ち、体外へ排出されます。しかし、加齢や紫外線ダメージの蓄積、ホルモンバランスの乱れなどによってこのサイクルが乱れると、メラニンが排出されずに肌に沈着してシミとなって現れるのです。メラニンには紫外線や可視光線、赤外線を吸収する働きがあり、私たちの皮膚細胞のDNAを紫外線ダメージから守っています。つまり、メラニン自体は肌にとって必要な存在ですが、過剰に蓄積されることで美容上の悩みとなるのです。

シミは病気ではありませんが、その見た目から治療を希望される方が多くいらっしゃいます。ある調査では、肝斑があると見た目年齢がプラス約11歳に見えるという結果も報告されており、シミの有無が顔の印象を大きく左右することがわかっています。シミを効果的に改善するためには、まず自分のシミがどのタイプなのかを正しく見極めることが重要です。

Q. シミの種類はどのように見分ければよいですか?

シミの主な種類には、紫外線ダメージによる老人性色素斑、両頬に左右対称に現れる肝斑、遺伝性の強いそばかす、真皮層に色素が存在するADM、炎症後色素沈着などがあります。種類によって原因と治療法が異なるため、自己判断せず皮膚科や美容皮膚科での正確な診断が重要です。

📊 シミの種類と見分け方

一口にシミといっても、実はいくつかの種類があり、それぞれ原因や治療法が異なります。シミの種類を正しく診断することが、効果的な治療への第一歩です。ここでは代表的なシミの種類について詳しく解説します。

👵 老人性色素斑(日光黒子)

老人性色素斑は、一般的に「シミ」と呼ばれるものの中で最も多いタイプです。主な原因は長年にわたる紫外線ダメージの蓄積で、30代後半から徐々に目立ち始め、加齢とともに数が増え、大きさも拡大していく傾向があります。男女問わず発生し、頬やこめかみ、手の甲など日光に当たりやすい部位に好発します。形は円形や楕円形に近く、薄茶色から茶褐色の色素斑として現れます。大きさは数ミリから数センチまでさまざまで、境界がはっきりしているのが特徴です。初期は色が目立ちませんが、年齢を重ねるにつれて濃くはっきりしてきます。

🦋 肝斑(かんぱん)

肝斑は30代から60代の女性に多く見られるシミで、両頬に左右対称に現れるのが大きな特徴です。額や口の周りにもできることがありますが、まぶたにはできません。色は淡い褐色で、輪郭がぼんやりとしており、「筆で描いたような形」や「蝶の羽根のような形」と表現されることもあります。発症の原因ははっきりとわかっていませんが、女性ホルモンとの関連が指摘されており、妊娠や出産、ピルの服用などをきっかけに発症したり悪化したりすることがあります。一方で、閉経を迎えると肝斑が薄くなることもわかっています。また、紫外線やスキンケア時の摩擦刺激も悪化要因となるため、強いレーザー治療を行うとかえって悪化するリスクがあることから「医師泣かせのシミ」とも呼ばれています。

🐦 雀卵斑(そばかす)

雀卵斑、いわゆる「そばかす」は、鼻を中心に左右に散らばるように現れる直径数ミリほどの斑点状のシミです。遺伝的要素が強く、親にそばかすがあると発症しやすい傾向があります。幼少期から現れ、思春期に最も目立つようになりますが、中高年以降は次第に薄くなることが多いです。春から夏にかけて色が濃くなり、冬場には薄くなる傾向もあります。一般的なシミ(老人性色素斑)とは異なり、加齢とともに薄くなるのが特徴的です。

🔷 ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

ADMは後天性両側性太田母斑様色素斑とも呼ばれ、両頬や額、鼻などに左右対称に現れる青みを帯びた茶褐色のシミです。典型的な症状は20歳から30歳前後に両頬に斑点状のシミとして出てくることが多く、一般的なシミより発症年齢が早めなのが特徴です。シミの原因であるメラノサイトが皮膚の深層(真皮)に存在するため、他のシミとは異なるグレーがかった色調を持ちます。肝斑と似た場所にできるため見分けが難しいことがありますが、治療法が全く異なるため、正確な診断が重要です。ADMはレーザー治療のみで改善が認められ、比較的深い場所に色素があるため、結果が得られるまでに時間を要することが多いです。

🔥 炎症後色素沈着

炎症後色素沈着は、ニキビや虫刺され、やけど、かぶれなどの肌トラブルが治癒した後に残る色素沈着です。皮膚に炎症が起こると、その刺激によってメラノサイトが活性化しメラニンが過剰に生成されます。炎症が治まった後もメラニンが肌に沈着したままになり、褐色のシミとして残ることがあります。通常は肌のターンオーバーによって徐々に薄くなりますが、完全に消えるまでには半年から1年以上かかることもあります。顔だけでなく全身にできる可能性があり、スキンケアでの摩擦や過度な刺激が原因となることも多いです。

🌰 脂漏性角化症

脂漏性角化症は「老人性イボ」とも呼ばれ、老人性色素斑を長期間放置することで生じる盛り上がったシミです。色は肌色から黒色までさまざまで、周囲にわずかに盛り上がりが見られます。表面は平らなものから、ざらざらしたものまであり、ほくろと似ていますがほくろより硬い感触が特徴です。悪性ではありませんが、見た目の問題から治療を希望される方も多くいらっしゃいます。


🌰 脂漏性角化症

❓ シミができる原因とメカニズム

シミができる原因は複数あり、それぞれのメカニズムを理解することで効果的な予防と対策が可能になります。

☀️ 紫外線による影響

シミの最大の原因は紫外線です。紫外線を浴びると、肌を守るために表皮の基底層にあるメラノサイトが活性化し、メラニン色素を大量に生成します。地表に届く紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類があります。UV-Bは波長が短く強いエネルギーを持ち、肌表面の細胞にダメージを与えて赤い炎症(サンバーン)やメラニン色素の沈着(サンタン)を引き起こします。一方、UV-Aは波長が長く肌の奥の真皮まで届き、長時間浴びることでコラーゲンを破壊し、シワやたるみの原因となります。環境省の「紫外線環境保健マニュアル」によれば、紫外線による健康被害には日焼けなど急性のものと、長年にわたる蓄積により皮膚がんなどの病気になるリスクを高める慢性のものがあるとされています。

⏰ 加齢によるターンオーバーの乱れ

年齢を重ねると肌の新陳代謝が低下し、ターンオーバーの周期が長くなります。若い頃は約28日だったターンオーバー周期が、40代では約40日、50代では約55日程度になるといわれています。ターンオーバーが遅くなると、生成されたメラニンがスムーズに排出されず、肌に蓄積してシミとなります。また、加齢によって肌のバリア機能も低下するため、紫外線ダメージを受けやすくなり、メラニンの過剰生成にもつながります。

🦋 ホルモンバランスの変化

特に肝斑の発症には女性ホルモンが深く関わっています妊娠や出産、月経不順、ストレスなどによって女性ホルモンのバランスが乱れると、メラノサイトが刺激されてメラニンの生成が促進されます。経口避妊薬(ピル)の服用によって肝斑が現れたり、もともとあった肝斑がさらに濃くなったりするケースも報告されています。一方で、閉経後は肝斑が自然と薄くなることが多く、このことからも女性ホルモンとシミの密接な関係がうかがえます。

🔥 摩擦などの物理的刺激

スキンケアやメイク時の強いこすり、タオルでの摩擦、マスクによる擦れなどの物理的刺激も、シミの原因や悪化要因となります。肌に刺激が加わると炎症反応が起こり、メラノサイトが活性化してメラニン生成が促進されます。特に肝斑は摩擦刺激に対して非常に敏感で、洗顔時に肌をゴシゴシこすったり、化粧水をパッティングしたりするだけでも悪化することがあります。川口春奈さんも美容雑誌のインタビューで「洗顔は泡で優しく」と語っており、肌への刺激を最小限に抑えるスキンケアの重要性を実践しています。

⚡ 活性酸素とストレス

紫外線を浴びると体内で活性酸素が発生します。活性酸素は細胞を酸化させ、肌の老化を促進するとともに、メラノサイトを刺激してメラニン生成を促します。また、精神的なストレスもホルモンバランスを乱し、活性酸素の発生を増加させるため、間接的にシミの原因となります。睡眠不足や不規則な生活習慣、偏った食生活なども肌のターンオーバーを乱す要因です。

Q. 肝斑に強いレーザー治療が向かない理由は何ですか?

肝斑は女性ホルモンや摩擦刺激に敏感なシミで、強いレーザーを照射するとメラノサイトが過剰に刺激され、かえって色素沈着が悪化するリスクがあります。そのため肝斑には低出力レーザーを均一に照射するレーザートーニングや、トラネキサム酸の内服が第一選択として用いられます。

✨ 川口春奈さんも実践!シミ予防のためのスキンケア

透明感のある美肌で知られる川口春奈さんは、シンプルながらも基本を徹底したスキンケアを実践しています。彼女の美容法から学べるシミ予防のポイントをご紹介します。

💧 保湿を徹底する

川口春奈さんは「保湿はやりすぎくらいがちょうどいい」と語るほど、保湿を重視しています。スキンケアの基本である「ブースター→化粧水→美容液→クリーム」のルーティンを毎日欠かさず行い、特に化粧水は4回重ねづけするほどたっぷりと使用しているそうです。肌が十分に潤っているとバリア機能が正常に働き、紫外線などの外部刺激からも肌を守りやすくなります。乾燥した肌はターンオーバーが乱れやすく、メラニンの排出も滞りがちになるため、保湿はシミ予防の基本といえます。

🧼 クレンジングと洗顔を丁寧に

川口春奈さんは「ちゃんとメークをオフすることは、シンプルだけど、肌を作る過程の中で大事」と語っています。仕事で施したメイクは基本的に落としてから帰宅するそうで、帰宅後はすぐにメイクを落として洗顔するという習慣を徹底しています。メイクや汚れが肌に残ったまま就寝すると、毛穴詰まりや炎症の原因となり、それがシミにつながることもあります。ただし、洗顔時にゴシゴシこすると摩擦刺激でシミが悪化する可能性があるため、泡で優しく洗うことが大切です。川口さんも洗顔料をしっかり泡立てて、たっぷりの泡で顔を包み込むように洗顔しています。

💨 スチーマーと加湿器の活用

川口春奈さんはスキンケアの際にスチーマーを使用し、肌に潤いを与えています。また、就寝時には加湿器を2台使用して部屋の湿度を保つことで、肌の乾燥を防いでいるそうです。空気が乾燥していると肌の水分が奪われ、バリア機能が低下してダメージを受けやすくなります。特に秋から冬にかけては湿度が低下するため、加湿器などで室内の湿度を保つことが重要です。

🎯 継続することの大切さ

川口春奈さんは「負担にならないように継続することが大事」と語っています。美容マッサージも長くなるとやらなくなってしまうため、3分程度の短い時間で済ませるなど、無理なく続けられる方法を取り入れています。シミ予防も特別なケアを一度だけ行うのではなく、基本的なケアをコツコツと継続することが最も効果的です。毎日の紫外線対策や保湿ケアを習慣化することで、将来のシミを予防することができます。

☀️ 紫外線対策の基本と日焼け止めの選び方

シミの最大の原因である紫外線から肌を守ることは、シミ予防の要です。環境省の「紫外線環境保健マニュアル」でも、子供のときから正しい紫外線対策をとることが重要とされています。

🌤️ 紫外線は一年中降り注いでいる

紫外線は夏場だけでなく一年を通して降り注いでいます。紫外線量のピークは7月から8月ですが、春先から増加し始めるため、5月頃から本格的な対策が必要です。また、曇りの日でも紫外線の80パーセント以上が地表に届いており、雨の日でもゼロにはなりません。さらに、紫外線は窓ガラスを通過するため、室内にいても日焼けする可能性があります。特にUV-Aは窓ガラスを透過しやすいため、屋内でも油断は禁物です。

📊 SPFとPAの意味を理解する

日焼け止めにはSPFとPAという2つの指標が表示されています。SPFはUV-Bを防ぐ効果を示す数値で、数値が高いほど防止効果が高くなります。日本ではSPF50プラスが最高値です。一方、PAはUV-Aを防ぐ効果を示し、プラスの数が多いほど効果が高くなります。日本ではPA++++が最高値です。日常生活ではSPF10から20程度、屋外での軽いスポーツやレジャーではSPF30以上、炎天下でのお出かけやマリンスポーツではSPF50以上を目安に選ぶとよいでしょう。

💡 日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めは適量を塗ることが重要です。環境省の「紫外線環境保健マニュアル」によると、顔に塗る適正量はクリームタイプならパール粒1個分、液状タイプなら1円硬貨2個分程度とされています。ベタつきを気にして使用量を減らすと、十分な紫外線カット効果を得ることができません。また、汗や皮脂で落ちやすいため、2から3時間おきに塗り直すことで効果が持続します。首の後ろ、耳、髪の生え際、小鼻のわき、眉間、まぶた、フェイスラインなどは塗り忘れやすい部位なので、特に注意が必要です。

⏰ 紫外線の強い時間帯を避ける

紫外線は時刻別に見ると正午前後が最も強くなります。午前10時から午後2時頃が紫外線のピーク時間帯とされており、この時間帯の外出はできるだけ避けるか、日陰を選んで歩くようにしましょう。やむを得ず外出する場合は、帽子や日傘、サングラス、UVカット加工の衣類などで肌の露出を減らすことも効果的です。特につばの広い帽子は顔や首をしっかり覆ってくれるため、紫外線対策に有効です。

🥕 抗酸化物質を摂取する

紫外線を浴びると体内で活性酸素が発生し、シミやシワ、肌老化の原因となります。活性酸素から体を守るためには、抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂取することが効果的です。代表的な抗酸化物質にはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEがあります。ビタミンAはほうれん草やにんじんに、ビタミンEはアーモンドやブロッコリーに多く含まれています。ビタミンAとEは脂溶性のため、油と一緒に摂取すると吸収効率がアップします。ビタミンCは水溶性で熱に弱いため、生で食べられる果物などから摂取するのがおすすめです。

Q. シミ治療に使われる内服薬にはどんな種類がありますか?

シミ治療に用いられる代表的な内服薬には、メラノサイトの活性化を抑えるトラネキサム酸、メラニン生成酵素を阻害しコラーゲン産生も助けるビタミンC(シナール)、ターンオーバー促進とメラニン淡色化に働くL-システイン、抗酸化と血行促進効果を持つビタミンE(ユベラ)があります。効果実感には1〜2か月の継続服用が必要です。

🏥 美容皮膚科で受けられるシミ治療

セルフケアだけではなかなか改善しない頑固なシミには、美容皮膚科での治療が効果的です。シミの種類や状態に応じて、さまざまな治療法が用意されています。

⚡ ピコレーザー治療

ピコレーザーは、1兆分の1秒(ピコ秒)という極めて短い時間でレーザーを照射する最新の治療法です。従来のナノ秒レーザー(Qスイッチレーザー)と比較して、熱によるダメージが少なく、痛みやダウンタイムを軽減できます。従来のレーザーが熱でメラニン色素を破壊していたのに対し、ピコレーザーは衝撃波でメラニンを微細に粉砕するため、周囲の組織を傷つけにくく、炎症後色素沈着のリスクも低減されます。厚生労働省やFDA(米国食品医薬品局)の認可を受けた機器も多く、安全性と効果が認められています。アイシークリニックでは厚生労働省およびFDAの認可を受けたピコレーザー「エンライトンSR」を使用しており、さまざまな肌質に合わせた細かな設定が可能です。

ピコレーザーには3つの照射モードがあります。「ピコスポット」は高出力のレーザーを狙った部分にピンポイントで照射し、濃いシミやそばかす、ADMなどを除去する治療です。1回で効果を感じられる場合もありますが、シミの状態によっては複数回の施術が必要です。「ピコトーニング」は低出力のレーザーを顔全体に均一に照射し、メラニンを少しずつ減らしていく治療で、薄いシミや肝斑、くすみの改善に適しています。2から4週間に1回のペースで10回以上の施術が目安です。「ピコフラクショナル」はニキビ跡や毛穴の開きなど凹凸のある肌をなめらかにする治療で、真皮のコラーゲンやエラスチンの増加を促します。

💡 フォトフェイシャル(IPL治療)

フォトフェイシャルは、IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる特殊な光を照射してメラニン色素に作用させ、シミを薄くする治療です。厚生労働省承認の光治療マシンもあり、レーザー治療と比較して肌への負担が少なく、ダウンタイムも短いのが特徴です。複数の波長を含む光を照射するため、シミだけでなく赤ら顔や毛穴の開き、ハリの低下など、複合的な肌悩みに同時にアプローチできるメリットがあります。施術後は軽い赤みが出ることがありますが、通常は数時間から1日程度で落ち着きます。

🎯 レーザートーニング

レーザートーニングは、低出力のQスイッチレーザーを肌全体に均一に照射する治療法です。肝斑の治療に適しており、メラノサイトを刺激せずにメラニンを少しずつ減らしていくことができます。従来、強いレーザー照射は肝斑を悪化させるリスクがありましたが、レーザートーニングの登場により肝斑に対するレーザー治療が可能になりました。週1回から月1回のペースで5から10回程度の施術を継続することで、徐々にシミやくすみが改善していきます。

🧪 ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を肌に塗布して古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進する治療です。グリコール酸やサリチル酸などの薬剤を使用し、メラニンを含んだ古い角質を除去することでシミを薄くしていきます。老人性色素斑の治療では、レーザー治療と組み合わせることでより高い効果が期待できます。肌質改善やニキビ跡の改善にも効果があり、くすみのない明るい肌を目指すことができます。

⚡ イオン導入・エレクトロポレーション

イオン導入やエレクトロポレーションは、電気の力を利用してビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分を肌の奥まで浸透させる治療です。通常のスキンケアでは肌のバリア機能によって美容成分の浸透が限られますが、イオン導入では微弱な電流を流すことで、単純に塗布するよりも数十倍の浸透力が得られるとされています。エレクトロポレーションはさらに高い浸透効果があり、より大きな分子の成分も肌の奥まで届けることができます。レーザー治療後のケアとしても行われ、シミの改善と再発予防に役立ちます。


⚡ イオン導入・エレクトロポレーション

💊 内服薬によるシミ治療

シミ治療には外からのアプローチだけでなく、内服薬による体の中からのケアも効果的です。川口春奈さんがCMキャラクターを務める「シナールLホワイトエクシア プレミアム2000」をはじめ、シミに効く内服薬について解説します。

💊 トラネキサム酸

トラネキサム酸は人工的に作られたアミノ酸の一種で、もともとは止血剤や抗炎症剤として医療現場で使用されていました。1995年に肌荒れを防ぐ成分として、2002年にはシミの改善に効果のある成分として厚生労働省に認可されています。トラネキサム酸には「抗プラスミン作用」があり、メラノサイトを活性化させる因子の一つである「プラスミン」の働きをブロックします。これによりメラニンの過剰生成を抑え、シミの改善と予防に効果を発揮します。特に肝斑の治療では第一選択薬として広く使用されており、レーザートーニングなどの施術と組み合わせることでより高い効果が期待できます。内服薬の場合、成人で1日750から2000ミリグラムを3から4回に分けて服用するのが一般的です。

🍊 ビタミンC(シナール)

ビタミンCはシミ治療において代表的な成分です。メラニン生成に関わる酵素「チロシナーゼ」の活性を阻害してメラニンの産生を抑えるだけでなく、すでに沈着したメラニンを還元して薄くする作用も持っています。さらにコラーゲンの生成を助ける働きがあり、肌のハリや弾力を保つ効果も期待できます。医療機関で処方される「シナール」は、ビタミンCに加えてその吸収を助けるパントテン酸(ビタミンB5)が配合されているのが特徴です。ビタミンCは水溶性で体内に蓄積されにくいため、毎日継続して摂取することが大切です。抗酸化作用も強く、紫外線ダメージから肌を守る働きもあります。

🧬 L-システイン

L-システインはアミノ酸の一種で、メラニン生成の初期段階でチロシナーゼの作用を抑える働きがあります。また、チロシナーゼ自体の生成を阻害したり、肌の新陳代謝を促進してターンオーバーを活発にしたりすることで、メラニンの排出を促します。さらに、黒色メラニンを淡色化する「還元作用」も持っており、できてしまったシミを薄くする効果が期待できます。「トランシーノ」などのシミ改善薬には、トラネキサム酸とともにL-システインが配合されており、それぞれ異なるメカニズムでメラニン生成をブロックしています。

🌰 ビタミンE(ユベラ)

ビタミンEには強い抗酸化作用があり、活性酸素を取り除いてメラニンの生成を抑制する役割があります。また、血行促進作用があるため、代謝が高まって肌のターンオーバーが促され、メラニンの排出がスムーズになります。さらに、血行が良くなることで他の薬の成分を肌へ届けやすくなるという効果もあります。医療機関で処方される「ユベラ」は、トコフェロール酢酸エステルを主成分とし、体内でビタミンEとして作用します。ビタミンCと一緒に摂取すると相乗効果が得られるため、シナールとユベラを組み合わせて処方されることも多いです。

⚠️ 内服薬治療の注意点

内服薬によるシミ治療は即効性があるわけではなく、効果を実感するまでには最低でも1から2か月の継続が必要です。トラネキサム酸には止血作用があるため、血栓症のリスクがある方や血液凝固に関わる病気をお持ちの方は服用に注意が必要です。また、主な副作用として、かゆみ、発疹、食欲不振、吐き気、胸やけなどが報告されることがあります。シミやそばかすの治療は一般的に保険適用外となるため、薬代を含め治療費は全額自己負担となります。内服薬だけでなく、日常の紫外線対策や適切なスキンケアを併用することで、より効果的にシミを改善することができます。

Q. レーザー治療後に気をつけるべきアフターケアは何ですか?

レーザー治療後の肌はバリア機能が低下しており、紫外線ダメージを受けやすい状態です。毎日SPF30以上の日焼け止めを塗り2〜3時間ごとに塗り直すことが必要です。また保湿を十分に行い、洗顔やタオルで肌をこする摩擦刺激を避け、自然にかさぶたが剥がれるのを待つことが色素沈着予防のために重要です。

🌟 シミ治療後のアフターケアと注意点

シミ治療の効果を最大限に引き出し、再発を防ぐためには、治療後のアフターケアが非常に重要です。

☀️ 紫外線対策を徹底する

レーザー治療後の肌は一時的にバリア機能が低下しており、紫外線ダメージを受けやすい状態です。治療後に紫外線対策を怠ると、炎症後色素沈着が起こったり、新たなシミができたりするリスクがあります。日焼け止めは毎日欠かさず塗り、2から3時間おきに塗り直すことを心がけましょう。日傘や帽子、サングラスなども併用して、できる限り紫外線を避けることが大切です。治療直後は特に紫外線に対して敏感な状態のため、日光に当たる時間帯の外出を控えるなど、より慎重な対策が必要です。

💧 保湿ケアを欠かさない

治療後の肌は乾燥しやすくなっています保湿を十分に行い、肌のバリア機能の回復をサポートしましょう。刺激の少ない保湿剤を使用し、こすらず優しく塗布することが大切です。肌が潤っていると回復も早まり、色素沈着のリスクも軽減されます。ピコレーザー治療後は、施術当日からメイクが可能な場合もありますが、肌の状態に合わせて無理をしないことが重要です。

🚫 摩擦刺激を避ける

治療後の肌は非常にデリケートな状態です。洗顔やスキンケアの際は、肌をこすらないよう注意しましょう。タオルで拭く際も、こするのではなく優しく押さえるようにして水分を取り除きます。治療後にできたかさぶたは無理にはがさず、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。かさぶたを無理にはがすと、色素沈着や傷跡の原因となる可能性があります。

🍎 生活習慣の見直し

シミの再発を防ぐためには、日常の生活習慣も見直すことが大切です。十分な睡眠をとり、バランスの良い食事を心がけましょう。特にビタミンCやビタミンE、ビタミンAなどの抗酸化物質を積極的に摂取することで、紫外線ダメージから肌を守り、シミの予防につながります。また、ストレスはホルモンバランスを乱し、肝斑などの原因となるため、適度なリラックスタイムを設けることも重要です。川口春奈さんも「今食べているもの、今している行動が未来に直結している」と語っており、日々の積み重ねが美肌を作ることを実感しているようです。

🔄 定期的なメンテナンス

シミ治療は一度で完了するものではなく、継続的なケアが必要です。特にピコトーニングやレーザートーニングなどの治療は、複数回の施術を重ねることで効果を発揮します。治療が終了した後も、定期的なメンテナンスを行うことで、美しい肌を維持することができます。また、内服薬による治療も地道に続けることで効果が現れるため、途中でやめてしまわないことが大切です。医師と相談しながら、自分に合った治療計画を立て、長期的な視点で美肌を目指しましょう。

🔄 定期的なメンテナンス

❔ よくある質問

シミ治療は何回くらいで効果が出ますか?

シミの種類や状態、治療法によって異なります。ピコスポット照射の場合、1回の治療で効果を感じられることもありますが、複数回の施術が必要な場合もあります。ピコトーニングやレーザートーニングは、2から4週間に1回のペースで10回程度の施術が目安です。内服薬は最低でも1から2か月は継続して服用する必要があり、効果が現れるまでには個人差があります。いずれの場合も、紫外線対策や適切なスキンケアを併用することで、より効果的にシミを改善できます。

肝斑とシミの見分け方を教えてください

肝斑は両頬に左右対称に現れ、色が淡い褐色で輪郭がぼんやりとしているのが特徴です。まぶたにはできません。一方、一般的なシミ(老人性色素斑)は左右対称とは限らず、色が濃く境界がはっきりしています。ただし、肝斑は他のシミと併発していることも多く、医師でも見分けが難しい場合があります。治療法が異なるため、自己判断せずに皮膚科や美容皮膚科で正確な診断を受けることをおすすめします。

レーザー治療後のダウンタイムはどのくらいですか?

ピコレーザーは従来のレーザーと比較してダウンタイムが短いのが特徴です。ピコトーニングは施術当日からメイクが可能で、赤みやピリつきがあっても数時間から1日程度で落ち着くことが多いです。ピコスポット照射の場合は、照射部位に薄いかさぶたができることがあり、1から2週間程度で自然に剥がれ落ちます。ダウンタイムには個人差があるため、詳しくは施術を受けるクリニックで確認することをおすすめします。

トラネキサム酸は長期間飲み続けても大丈夫ですか?

基本的にトラネキサム酸は長期間の服用でも安全性が高いとされています。厚生労働省からもシミや肝斑の改善に効果がある成分として認可されています。ただし、トラネキサム酸には止血作用があるため、血栓症のリスクがある方や血液凝固に関わる病気をお持ちの方は注意が必要です。服用中に気になる症状が現れた場合は、医師または薬剤師に相談してください。自己判断で服用量を増やしたり中断したりせず、医師の指示に従って服用することが大切です。

シミ治療中に日焼けしてしまったらどうすればよいですか?

シミ治療中に日焼けしてしまった場合は、まず肌を冷やして炎症を鎮めることが大切です。水に濡らしたタオルなどを当てて肌のほてりを取り、その後十分な保湿を行いましょう。ビタミンCやカロテンを多く含む食品を摂取することも効果的です。日焼け後はしばらくレーザー治療を受けることができない場合があるため、次回の施術前に必ず医師に日焼けしたことを伝えてください。日焼け後3か月程度は治療を控える必要がある場合もあります。


📚 参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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