できもの・痛い時に知っておきたい原因と対処法を解説

皮膚にできものができて「押すと痛い」「触れるだけで痛む」「だんだん大きくなってきた」と気になっている方は多いのではないでしょうか。できものといっても、その原因はさまざまで、軽症なものから早めの治療が必要なものまで幅広く存在します。痛みを伴うできものは、体が何らかのサインを発しているケースが多く、正しく原因を把握することが大切です。この記事では、痛みを伴うできものの種類や特徴、原因、受診のタイミングなどについてわかりやすく解説します。


目次

  1. できものが痛い時に考えられる原因とは
  2. 痛みを伴う代表的なできものの種類と特徴
  3. 粉瘤(アテローム)が痛む理由と症状
  4. 毛嚢炎・せつ(おでき)による痛みの特徴
  5. 脂肪腫と痛みの関係について
  6. リンパ節の腫れと痛みのあるしこりについて
  7. その他の痛みを伴うできもの
  8. できものの痛みを放置するリスク
  9. 病院に行くべきタイミングと受診科目
  10. できものの診断・治療の流れ
  11. できものを予防するためのセルフケア
  12. まとめ

この記事のポイント

痛みを伴うできものは炎症性粉瘤・毛嚢炎・リンパ節炎など原因が多岐にわたり、放置すると感染拡大のリスクがある。強い痛みや急速な変化がある場合は皮膚科・形成外科への早期受診が重要。

💡 できものが痛い時に考えられる原因とは

皮膚や皮膚の下にできものが生じる原因は、大きく分けて「炎症・感染」「皮膚の組織の異常増殖」「異物の蓄積」「リンパや血管の問題」などがあります。痛みを伴う場合は、特に炎症や感染が関係しているケースが多いとされています。

炎症が起きると、患部に赤み・熱感・腫れ・痛みという四つの徴候が現れます。皮膚の下で細菌が増殖したり、皮脂や老廃物が溜まった袋が破れたりすることで、体の免疫機能が働き炎症反応が生じます。その結果として痛みが出るのです。

一方で、炎症がなくても神経に近い場所にできものができた場合、圧迫や刺激によって痛みを感じることがあります。また、急速に大きくなるできものは周囲の組織を圧迫するため、痛みが生じやすい傾向があります。

できものの痛みには、「押すと痛い」「何もしなくてもズキズキ痛む」「触れるだけで痛い」「動かすと痛い」など様々なパターンがあります。痛みの性質や場所、発症の経緯をよく観察することが、原因を特定するうえで重要な手がかりになります。

📌 痛みを伴う代表的なできものの種類と特徴

皮膚にできる痛みを伴うできものには、様々な種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自分のできものがどのようなものか判断する際の参考になります。ただし、自己診断は危険な場合もあるため、気になる症状があれば必ず専門の医療機関を受診するようにしてください。

痛みを伴うできものの代表的なものとしては、粉瘤(アテローム)、毛嚢炎、せつ(おでき)、脂肪腫、リンパ節炎、ガングリオン、血腫、皮膚線維腫、内出血によるしこり、そして悪性腫瘍などが挙げられます。それぞれに特有の症状や発症しやすい場所があります。

できものの特徴を観察する際は、色(赤い・白い・肌色・黒い)、硬さ(硬い・柔らかい・弾力がある)、大きさ(小さい・大きい・変化している)、表面(滑らか・ざらざら・膿が見える)、動き(動く・動かない)などのポイントを確認するとよいでしょう。

✨ 粉瘤(アテローム)が痛む理由と症状

粉瘤(アテローム)は、皮膚の下に皮脂や老廃物が溜まった袋状の構造(嚢腫)ができる良性の皮膚疾患です。日本人に非常に多く見られるできもので、顔・首・背中・耳の後ろ・鼠径部などに発生しやすい傾向があります。

通常の粉瘤は、皮膚の下にコロコロとした丸いしこりとして感じられ、押すと少し動き、中央に黒い点(毛孔)が見えることがあります。この段階では痛みがない場合が多く、「ずっとあったけど気にしていなかった」という方も少なくありません。

粉瘤が痛みを伴う場合は、炎症を起こしていることが多いです。これを「炎症性粉瘤」と呼びます。袋が何らかの原因で破れたり、細菌が入り込んだりすることで、袋の中身が周囲の組織に漏れ出し、強い炎症反応が起きます。この状態になると、患部が赤く腫れ上がり、熱を持ち、ズキズキとした痛みが生じます。

炎症性粉瘤の場合、自然に膿が出て一時的に小さくなることもありますが、袋そのものが残っている限り再発しやすい状態が続きます。また、炎症が強い状態のまま放置すると、周囲の組織への感染が広がるリスクもあります。

炎症を起こした粉瘤の治療としては、まず抗菌薬の投与や切開排膿(切開して膿を出す処置)が行われます。炎症が落ち着いてから、根本的な治療として袋ごと摘出する手術が検討されます。炎症が強い急性期に摘出手術を行うと出血や感染のリスクが高まるため、時期を見計らった治療が必要です。

また、粉瘤は自分で絞ったり潰したりすることは厳禁です。袋が破れて炎症が悪化したり、傷跡が残ったりする原因になります。見つけた場合は皮膚科や形成外科を受診するようにしましょう。

🔍 毛嚢炎・せつ(おでき)による痛みの特徴

毛嚢炎とは、毛穴(毛包)に細菌が感染して炎症を起こした状態です。顔・頭皮・首・わきの下・太もも・臀部など、毛が生えている場所であればどこにでも発生する可能性があります。

毛嚢炎の初期段階では、毛穴を中心とした小さな赤いぶつぶつや白い膿の出た小さなできものとして現れます。この時点では、ヒリヒリとした軽い痛みや痒みを感じることが多いです。

毛嚢炎が悪化すると「せつ(疖)」と呼ばれる状態になります。一般的に「おでき」と呼ばれているもので、毛包と周辺組織に炎症が広がり、皮膚が赤く腫れ、硬く盛り上がった状態になります。この段階では、ズキズキとした強い痛みを伴うことが多く、患部を押すと強い痛みを感じます。中央部分が軟化して膿が溜まり、自然に破れて膿が排出されることもあります。

さらに悪化すると「痈(よう)」という状態になり、複数の毛包が一度に侵されて広範囲に炎症が広がります。この状態になると発熱・倦怠感などの全身症状が出ることもあり、早急な医療機関の受診が必要です。

毛嚢炎・せつの原因菌としては黄色ブドウ球菌が最も一般的ですが、その他の細菌が原因になることもあります。蒸れやすい環境、剃毛による毛穴の刺激、免疫力の低下、糖尿病などの基礎疾患がある場合に発症しやすい傾向があります。

軽症の毛嚢炎は清潔を保つことで自然に改善することもありますが、痛みが強かったり悪化している場合は皮膚科を受診してください。治療は抗菌薬の内服や外用が基本で、膿が溜まっている場合は切開排膿が必要になることもあります。

💪 脂肪腫と痛みの関係について

脂肪腫は、皮膚の下に脂肪細胞が異常増殖してできる良性の腫瘍です。背中・肩・首・腕・太ももなどにできやすく、柔らかくて弾力があり、触ると少し動くのが特徴です。

一般的な脂肪腫は、柔らかい感触で無痛のものが多いとされています。しかし、「痛い脂肪腫」が存在することも知られています。痛みを伴う脂肪腫の原因としては、以下のようなことが考えられます。

一つ目は「血管脂肪腫(アンジオリポーマ)」です。通常の脂肪腫と異なり、血管成分が多く含まれているタイプで、押すと痛みを感じることが多いです。若い男性に多く見られ、前腕に複数個できることがあります。

二つ目は、脂肪腫が大きくなることで周囲の神経を圧迫し、痛みやしびれが生じるケースです。特に神経の近くにできた場合は、わずかな大きさでも症状が出ることがあります。

三つ目は「痛みを伴う多発性脂肪腫(デルカム病)」と呼ばれる疾患で、中年以降の女性に多く、体幹や四肢に多数の脂肪腫が生じ、強い痛みを伴うことがあります。

脂肪腫は良性腫瘍ですが、急に大きくなった場合や痛みを伴う場合は、悪性の脂肪肉腫との鑑別が必要になることもあります。自己判断せず、専門の医療機関で診てもらうことが大切です。治療は手術による摘出が一般的です。

🎯 リンパ節の腫れと痛みのあるしこりについて

首や鼠径部(そけいぶ)、わきの下などにしこりを感じる場合は、リンパ節の腫れが原因であることがあります。リンパ節は体内のリンパ管の要所に存在し、細菌やウイルスと戦う免疫機能を担っています。

リンパ節が痛みを伴って腫れている場合、多くは「急性リンパ節炎」が原因です。風邪・インフルエンザ・扁桃炎・歯の感染症・皮膚の傷からの感染など、周辺の炎症や感染に反応してリンパ節が腫れます。この場合は押すと痛みを感じることが多く、皮膚が赤くなったり熱を持ったりすることもあります。

猫ひっかき病は、猫に引っ掻かれることでバルトネラ菌に感染し、数週間後にリンパ節が痛みを伴って腫れる疾患です。ペットを飼っている方で思い当たる節がある場合は、この可能性も考えられます。

一方、リンパ節が痛みなく腫れている場合は、悪性リンパ腫や転移性リンパ節など、より注意が必要な疾患の可能性もあります。「痛みのないリンパ節の腫れ」「数週間以上続くリンパ節の腫れ」「どんどん大きくなる」といった場合は特に注意が必要です。

リンパ節の腫れは自己判断が難しいため、気になる症状がある場合は内科や耳鼻科、あるいは皮膚科・外科に相談することをおすすめします。

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💡 その他の痛みを伴うできもの

粉瘤・毛嚢炎・脂肪腫・リンパ節炎のほかにも、痛みを伴うできものは様々あります。それぞれの特徴を理解しておくことは、症状の把握に役立ちます。

ガングリオンは、関節包や腱鞘から粘液が漏れ出して袋状になったできものです。手首や足の甲などに多く見られ、硬いゼリー状の丸いしこりとして感じられます。通常は無痛ですが、周囲の神経を圧迫すると痛みやしびれが生じることがあります。

皮膚線維腫は、皮膚内に線維組織が増殖した良性の腫瘍で、下肢(特に下腿部)によく見られます。押すと特有の引っ込む感触があり、軽い痛みを伴うことがあります。

血腫は、外傷などで皮膚の下に血液が溜まった状態です。打撲部位が腫れ上がり、触れると痛みを感じます。皮膚の色が青紫色に変化する内出血を伴うことが多いです。

石灰化上皮腫(毛母腫)は、毛包由来の良性腫瘍で、皮膚の下に硬い石のようなしこりとして感じられます。顔や上肢に多く見られ、痛みを伴うこともあります。

皮膚の悪性腫瘍(皮膚がん)の場合も、進行すると痛みを伴うことがあります。基底細胞がん・有棘細胞がん・悪性黒色腫(メラノーマ)などが代表的です。なかなか治らない傷や潰瘍、急速に大きくなるできもの、色が不均一なしみ・ほくろなどは要注意です。

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症する疾患です。神経に沿って皮疹(水ぶくれ)が出現し、強い痛みを伴うのが特徴です。皮疹が出る前から痛みだけが先行することもあり、体の片側だけに帯状に症状が現れます。早期治療が重要な疾患です。

📌 できものの痛みを放置するリスク

痛みを伴うできものを放置することには、様々なリスクがあります。「そのうち治るだろう」と様子を見ている間に、症状が悪化してしまうケースは少なくありません。

感染を伴うできもの(毛嚢炎・炎症性粉瘤など)を放置すると、感染が周囲の組織に広がり「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という皮膚の深部まで感染が及ぶ状態になることがあります。蜂窩織炎は皮膚が広範囲に赤く腫れ、発熱・悪寒などの全身症状を伴い、抗菌薬による治療が必要です。さらに悪化すると「壊死性筋膜炎」という生命に関わる重篤な感染症に進展するリスクもあります。

また、膿が溜まったままのできものを放置すると、皮膚の下で袋が拡大し、より大きな切開処置が必要になることがあります。早期に対応した場合と比べて、傷跡が大きくなる可能性も高まります。

粉瘤を繰り返し放置・自然排膿させている場合、袋の周囲に瘢痕(傷跡の組織)が形成され、手術時の取り残しリスクが高まることがあります。また、極めてまれではありますが、長年放置した粉瘤が悪性化(扁平上皮がんへの変性)するケースも報告されています。

悪性腫瘍の可能性があるできものを放置するリスクは言うまでもありません。皮膚がんは早期発見・早期治療で予後が良好なことが多い反面、進行すると治療が難しくなります。「なんとなく変だな」と感じるできものは、早めに専門家に診てもらうことが重要です。

さらに、痛みによる日常生活への影響も無視できません。慢性的な痛みは睡眠の質を低下させ、精神的なストレスにもつながります。できものによる痛みが続く場合は、適切な治療を受けることで生活の質を改善することができます。

✨ 病院に行くべきタイミングと受診科目

できものが痛い場合、どのようなタイミングで病院を受診すべきなのでしょうか。以下のような症状があれば、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

まず、できものが急速に大きくなっている場合は早めの受診が必要です。急激な変化は感染・炎症の進行や、悪性疾患の可能性を示唆することがあります。

次に、強い痛みを伴う場合です。特に「安静にしていても痛む」「夜も眠れないほど痛い」といった場合は早急に受診してください。また、患部が赤く腫れ、熱を持っており、体がだるい・発熱があるといった全身症状を伴う場合も急いで受診が必要です。

できものから膿が出ている場合、自己処置は感染を悪化させる可能性があるため、医療機関での適切な処置が必要です。また、首・わきの下・鼠径部などのリンパ節部位に痛みとともにしこりを感じる場合も受診を検討してください。

体の片側だけに帯状に水ぶくれや発疹が出て強い痛みがある場合は、帯状疱疹の可能性があります。帯状疱疹は早期に抗ウイルス薬を使用することが重要なため、できるだけ早く受診してください。

受診する科目の目安としては、皮膚のできものは基本的に皮膚科が第一選択です。手術が必要なケース(粉瘤の摘出など)は形成外科や外科が対応することもあります。首・わきの下・鼠径部のしこりで悪性疾患が疑われる場合は内科や血液内科、耳鼻科なども選択肢になります。

「どこに行けばいいかわからない」という場合は、まずかかりつけ医に相談するか、皮膚科を受診するのが無難です。症状に応じて適切な専門科を紹介してもらえます。

🔍 できものの診断・治療の流れ

実際に医療機関を受診した際、できものに対してどのような診断・治療が行われるのかを知っておくと、受診時の不安を軽減できます。

診察では、まず問診として「いつからできたか」「どのように変化してきたか」「痛みの程度・性質」「既往歴・服薬歴」などを確認します。その後、視診(目で見て観察)・触診(触って確認)が行われます。

必要に応じて、ダーモスコピー検査(皮膚の拡大観察)、超音波(エコー)検査(皮膚の深さや内部構造を確認)、CT・MRI検査(より深部の構造や広がりを把握)などの画像検査が行われます。悪性腫瘍が疑われる場合は、組織を一部採取して行う生検(病理検査)が必要になることもあります。

治療内容はできものの種類・状態によって異なります。炎症・感染がある場合は、まず抗菌薬(内服・外用)の投与や切開排膿が行われます。切開排膿は局所麻酔をして患部を切開し、溜まった膿を排出する処置です。炎症が治まった後、根治的な手術が検討されます。

粉瘤の根治手術では、袋ごと完全に摘出することが重要です。袋が残ってしまうと再発の原因になります。手術は局所麻酔で行われ、切開して摘出する方法のほか、くりぬき法(小さな穴からくり抜くように取り出す方法)なども行われます。

脂肪腫の手術も、基本的には局所麻酔下での摘出術が行われます。大きな脂肪腫や体の深いところにある場合は、全身麻酔が必要になることもあります。

手術後は、傷の経過を観察し、必要に応じて抗菌薬の内服や外用を続けます。術後の傷跡については、形成外科的なアプローチ(テーピング・傷跡ケアなど)で目立ちにくくする取り組みも行われています。

💪 できものを予防するためのセルフケア

できもの(特に感染性のもの)を予防するためには、日頃のセルフケアが重要です。すべてのできものを予防することは難しいですが、毛嚢炎や炎症性粉瘤などは生活習慣の改善で発症リスクを下げることができます。

清潔を保つことは基本中の基本です。毎日の入浴・シャワーで皮膚を清潔に保ちましょう。特に汗をかきやすい部位(わきの下・鼠径部・首・背中など)は念入りに洗うことが大切です。ただし、強くこすりすぎると皮膚のバリア機能が低下するため、優しく洗うよう心がけてください。

皮膚の蒸れを防ぐことも重要です。通気性の良い素材の下着や衣類を選び、汗をかいたらこまめに着替えましょう。夏場や運動後は特に注意が必要です。

毛穴のつまりを防ぐことも効果的です。洗顔はしっかり行い、毛穴に皮脂が溜まらないようにしましょう。スキンケア製品はノンコメドジェニック(毛穴をつまらせにくい)タイプを選ぶとよいでしょう。

剃毛(カミソリ・電気シェーバーの使用)は毛嚢炎の原因になることがあります。カミソリの刃をこまめに交換する、剃毛後に保湿ケアをするなど、肌への刺激を最小限にする工夫が大切です。

免疫力を維持することも大切です。バランスの良い食事・十分な睡眠・適度な運動・ストレス管理などで体の免疫機能を正常に保つことが、感染性のできもの予防につながります。糖尿病がある方は血糖コントロールをしっかり行うことが、皮膚感染症の予防に特に重要です。

皮膚の傷やかき傷は感染の入り口になるため、傷ができた場合は速やかに消毒・保護しましょう。虫刺されなどをかき壊さないことも大切です。

帯状疱疹の予防には、ワクチン接種が有効です。50歳以上の方や免疫力が低下している方は、主治医に相談してみてください。帯状疱疹ワクチンは接種することで発症リスクや重症化リスクを低下させる効果があります。

皮膚の変化は早めに気づくことが大切です。入浴時などに自分の皮膚を観察する習慣をつけ、気になるできものを見つけた場合は早めに医療機関を受診するよう心がけましょう。背中や後頭部など自分では見えにくい部位は、パートナーに確認してもらうか、鏡を活用するとよいでしょう。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「押すと痛いしこりが気になっていたけれど、なかなか受診できずにいた」というご相談を多くいただきます。痛みを伴うできものは炎症性粉瘤や毛嚢炎など早めの処置で改善しやすいものが多い一方、放置することで感染が広がり、より大きな治療が必要になるケースも少なくありません。「たかができもの」と思わず、痛みや腫れが続く場合はどうぞお気軽にご相談ください。患者さんの不安に寄り添いながら、適切な診断と治療をご提案いたします。」

🎯 まとめ

できものが痛い場合、その原因は炎症性粉瘤・毛嚢炎・せつ(おでき)・血管脂肪腫・リンパ節炎・ガングリオン・帯状疱疹など多岐にわたります。それぞれに特徴的な症状や発症しやすい場所があり、適切な治療方法も異なります。

痛みを伴うできものは、体が何らかの異変を知らせているサインである可能性があります。「しばらく様子を見よう」と放置しているうちに、感染が広がったり、治療が複雑になったりすることは少なくありません。特に急速に大きくなっている・強い痛みがある・発熱などの全身症状を伴う・長期間治らないといった場合は、早めの受診が重要です。

できものの自己診断は難しく、同じように見えるできものでも原因が全く異なる場合があります。自分で判断せず、皮膚科・形成外科などの専門医に診てもらうことが、正確な診断と適切な治療につながります。

アイシークリニック上野院では、皮膚のできものに関するご相談・診察を行っています。「このできものは何だろう」「痛みが続いているが受診すべきか」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。早期発見・早期治療が、できものによる痛みや不安を解消する近道です。

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 粉瘤(アテローム)・毛嚢炎・脂肪腫・帯状疱疹など、痛みを伴う皮膚疾患の診断基準・治療ガイドラインの参照
  • 日本形成外科学会 – 粉瘤・脂肪腫・皮膚腫瘍の外科的摘出手術(切開排膿・くりぬき法など)の適応と治療方針の参照
  • 国立感染症研究所 – 毛嚢炎・蜂窩織炎・壊死性筋膜炎・帯状疱疹など感染性疾患の病原体・感染経路・予防に関する情報の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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