💡 ニキビ跡のクレーター、スキンケアだけでは絶対に治りません。
それどころか、放置すればするほどコラーゲン線維が固まり、改善がどんどん難しくなります。
この記事を読めば、クレーター型ニキビ跡に最も効果的とされる「TCA CROSS」の仕組み・効果・費用・ダウンタイムまで、全部まとめてわかります。
「どこで何をすればいいか分からない」という状態から、今日中に治療の第一歩を踏み出せます。
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💬 クリニックの医師より
スキンケアで届く深さを超えているため、クリニックでの治療が不可欠です。
早めに相談していただくほど、選べる治療の選択肢が広がります。」
目次
- TCA CROSSとは
- TCA CROSSの仕組み
- TCA CROSSの効果と適応
- TCA CROSSの施術の流れ
- TCA CROSSのダウンタイムと経過
- TCA CROSSの副作用・リスク
- TCA CROSSの治療回数と効果の出方
- 他の治療法との違い・組み合わせ
- TCA CROSSの費用について
- TCA CROSSを受ける際の注意点
- まとめ
この記事のポイント
TCA CROSSは高濃度トリクロロ酢酸を凹みの底部にピンポイント塗布しコラーゲン産生を促す治療法で、アイスピック型ニキビ跡に特に有効。3〜6回の施術が目安で、レーザーとの併用でより高い改善効果が期待できる。
💡 TCA CROSSとは
TCA CROSSは、「Chemical Reconstruction of Skin Scars」の略称で、日本語では「薬剤による瘢痕の化学的再構築」と訳されます。使用する薬剤は「TCA(トリクロロ酢酸)」と呼ばれる化学物質で、高濃度のTCAを極細の器具(アプリケーターや爪楊枝状のツールなど)の先端に付け、ニキビ跡の凹み部分の最深部にピンポイントで塗布する施術です。
TCAは古くから皮膚科領域で使用されてきた薬剤で、ケミカルピーリングにも用いられてきた歴史があります。しかし、ケミカルピーリングで使用する際には低濃度で広範囲に塗布するのに対し、TCA CROSSでは70〜100%という非常に高濃度のTCAを凹みの底部だけにごく少量塗布するという点が大きな特徴です。
この施術法は1990年代後半に韓国の皮膚科医によって提唱され、その後アジアをはじめ世界中に広まりました。日本でも美容皮膚科やクリニックで取り扱われるようになり、ニキビ跡の凹みに悩む多くの患者さんに選ばれています。
Q. TCA CROSSとはどのような治療法ですか?
TCA CROSSは「Chemical Reconstruction of Skin Scars」の略で、70〜100%の高濃度トリクロロ酢酸(TCA)を極細の器具でニキビ跡の凹み底部にピンポイント塗布する施術です。化学的な刺激でコラーゲン産生を促し、凹凸を改善します。
📌 TCA CROSSの仕組み
TCA CROSSがなぜ凹み型のニキビ跡を改善できるのか、その仕組みについて解説します。
高濃度のTCAを凹み部分の底部に塗布すると、まず塗布した部位のタンパク質が凝固し、一時的に白く変色します(フロスティング現象)。この反応は数秒〜数分で起こり、皮膚に意図的な化学熱傷に近い状態を作り出します。この刺激が治癒反応のスイッチとなり、皮膚が損傷を修復しようとしてコラーゲンの産生が活発化します。
コラーゲンは皮膚の弾力や厚みを支える重要なたんぱく質です。炎症→修復→コラーゲン増生というプロセスを経ることで、凹みの底から少しずつ皮膚が押し上げられ、凹凸が目立ちにくくなっていきます。このプロセスには数週間〜数ヵ月かかるため、効果は施術直後ではなく、時間をかけてゆっくり現れます。
重要なのは、TCAを凹みの最も深い部分にだけ塗布するという点です。周囲の正常な皮膚にはほとんど影響を与えず、ターゲットとなる凹み部分だけに作用させることができます。この精密さがTCA CROSSの大きな利点であり、他の広範囲に作用する施術とは根本的に異なるアプローチです。
✨ TCA CROSSの効果と適応
TCA CROSSが特に効果を発揮するニキビ跡の種類について詳しく見ていきましょう。
✅ 効果が期待できるニキビ跡の種類
ニキビ跡の凹みにはいくつかの種類があり、形状によって適切な治療法が異なります。TCA CROSSが最も効果を発揮するのは「アイスピック型」と呼ばれる深くて狭い穴状の凹みです。アイスピック型は毛穴が広がったように見える細く深い凹みで、表面が小さく底が深い構造をしているため、レーザーや光治療だけでは改善が難しいとされています。
また、「ボックス型」(箱状の四角い凹み)にも一定の効果が期待できますが、底面が広いため複数回の施術が必要になることがあります。一方、「ローリング型」(なだらかな波状の凹み)はTCA CROSSよりもサブシジョンやフィラー注入の方が適しているケースが多いとされています。
つまり、TCA CROSSは凹みの形状によって効果の程度が変わるため、施術前にどのタイプの凹みがどの程度あるかを医師にしっかりと診断してもらうことが重要です。
📝 TCA CROSSで期待できる変化
TCA CROSSを複数回受けることで、以下のような変化が期待できます。
まず、凹みの深さが浅くなっていきます。コラーゲンが増生されることで凹みの底が徐々に押し上げられ、皮膚表面の凹凸が軽減されます。また、凹みの入り口が縮小されることで、毛穴が目立ちにくくなる効果も報告されています。さらに、繰り返し施術を行うことで、複数の凹みが目立たなくなり、肌全体のテクスチャーが整ってきます。
ただし、TCA CROSSは凹みを完全になくす施術ではなく、あくまでも「改善」を目指す治療であることを理解しておくことが大切です。凹みの深さや数、皮膚の状態によって効果には個人差があります。
Q. TCA CROSSはどのタイプのニキビ跡に向いていますか?
TCA CROSSは深くて狭い穴状の「アイスピック型」ニキビ跡に最も効果的です。箱状の「ボックス型」にも一定の効果が期待できます。一方、なだらかな波状の「ローリング型」にはサブシジョンやフィラー注入の方が適しているケースが多いとされています。
🔍 TCA CROSSの施術の流れ
実際にTCA CROSSを受ける際の施術の流れを確認しておきましょう。
🔸 カウンセリング・診察
施術前には必ず医師によるカウンセリングと診察が行われます。ニキビ跡の種類・深さ・数を確認し、TCA CROSSが適切な治療法かどうかを判断します。また、過去の治療歴、アレルギー、現在のスキンケア内容、服用中の薬などについても確認されます。施術のリスクや期待できる効果についての説明を受け、疑問点はこの段階でしっかりと確認しておきましょう。
⚡ 洗顔・クレンジング
施術前に顔をきれいに洗顔し、メイクや皮脂を取り除きます。清潔な状態で施術を行うことが重要です。
🌟 麻酔(必要な場合)
TCA CROSSは施術時に刺激感・チクチクした痛みを伴うことがあります。痛みへの対応はクリニックによって異なりますが、麻酔クリームを塗布して感覚を鈍らせてから施術するケースも多いです。施術範囲が広い場合や痛みに敏感な方は、事前に医師に相談しておくとよいでしょう。
💬 TCA CROSSの施術
医師が爪楊枝状の細いアプリケーターやニードルなどの先端に高濃度TCAをごく少量付け、凹みの底部にピンポイントで塗布していきます。塗布した部分はすぐに白くなり(フロスティング)、この反応を確認しながら丁寧に施術が行われます。施術時間は凹みの数や範囲によって異なりますが、一般的には10〜30分程度で終わることが多いです。
✅ 施術後のケア
施術直後は患部が赤くなったり、わずかに腫れが生じたりすることがあります。医師の指示に従ってアフターケアを行い、必要に応じて保湿剤や軟膏が処方されることもあります。日焼け止めの使用も重要なポイントです。
💪 TCA CROSSのダウンタイムと経過
TCA CROSSを受けた後のダウンタイムと皮膚の経過について詳しく説明します。
📝 施術直後〜当日
施術直後は塗布した箇所が白く変色(フロスティング)し、その後赤みや軽い腫れが現れることがあります。痛みや熱感を感じる方もいますが、多くの場合は数時間で落ち着いてきます。当日のメイクは避けることが望ましく、洗顔も優しく行う必要があります。
🔸 施術後2〜3日目
施術した部位に小さなかさぶた(痂皮)が形成され始めます。このかさぶたは皮膚が修復されている証拠であり、自然に剥がれるまで無理に取り除かないことが重要です。かさぶたが形成されている間は患部が目立つため、この時期に人前に出ることが気になる方もいます。ただし、施術箇所は非常に小さいため、目立ちにくいケースがほとんどです。
⚡ 施術後5〜10日目
かさぶたが徐々に剥がれ始め、その下から新しい皮膚が現れてきます。この段階では赤みが残ることがありますが、日を追うごとに薄くなっていきます。かさぶたが取れた直後は凹みがより目立つように見えることもありますが、これは一時的なもので、コラーゲンが産生されるにつれて改善されていきます。
🌟 施術後2〜4週間以降
赤みがほぼ落ち着き、皮膚が落ち着いてきます。コラーゲンの産生はこの時期からさらに活発になり、施術後2〜3ヵ月にかけて凹みの改善が実感できるようになってきます。効果を最大限に引き出すためには、適切なアフターケアと紫外線対策が欠かせません。
一般的なダウンタイムは1〜2週間程度とされていますが、施術の強さや個人の肌質によって異なります。社会生活への影響を最小限にするためにも、施術のタイミングについて事前に医師と相談することをおすすめします。
🎯 TCA CROSSの副作用・リスク
TCA CROSSは比較的安全性の高い施術ですが、いくつかの副作用やリスクについても理解しておく必要があります。
💬 色素沈着(炎症後色素沈着)
最も多く見られる副作用が、施術後の色素沈着(PIH:Post-Inflammatory Hyperpigmentation)です。TCAによる炎症反応の後、メラニン色素が沈着してシミのように見えることがあります。特に色黒の肌質の方やアジア人の肌はリスクが高いとされており、施術後の紫外線対策が非常に重要です。多くの場合、適切なケアを行うことで数ヵ月以内に改善されますが、場合によってはより長期間残ることもあります。
✅ 瘢痕形成
非常にまれですが、施術後に瘢痕(傷跡)が残る可能性があります。これは施術の技術や使用するTCAの濃度が適切でない場合や、施術後のケアが不十分な場合に生じるリスクです。経験豊富な医師による適切な施術と、術後のケアを守ることがリスク低減につながります。
📝 感染症
施術部位に細菌感染が起こる可能性があります。かさぶたを無理に剥がしたり、清潔でない手で触れたりすることで感染リスクが高まります。施術後の清潔管理と医師からの指示を守ることが重要です。
🔸 ヘルペスの再活性化
過去にヘルペスウイルスに感染したことがある方は、施術の刺激によってヘルペスが再活性化するリスクがあります。ヘルペスの既往がある方は事前に医師に申告し、必要に応じて予防的に抗ウイルス薬を服用することがあります。
⚡ 赤みの長期化
施術後の赤みが通常より長く続くことがあります。特に敏感肌の方や、皮膚が薄い方では赤みが数週間〜数ヵ月持続するケースもあります。
これらのリスクを軽減するためには、実績のある医師・クリニックで施術を受けること、施術前後のアドバイスをしっかりと守ることが大切です。
Q. TCA CROSSの施術後のダウンタイムはどう経過しますか?
施術直後は赤みや軽い腫れが生じ、2〜3日目に小さなかさぶたが形成されます。5〜10日目頃に自然に剥がれ始め、一般的なダウンタイムは1〜2週間程度です。コラーゲン産生による凹みの改善は施術後2〜3ヵ月かけてゆっくり現れます。
💡 TCA CROSSの治療回数と効果の出方
TCA CROSSは一度の施術で劇的な変化が現れるわけではなく、複数回の施術を重ねることで効果が積み重なっていく治療法です。
🌟 一般的な治療回数の目安
通常、1回の施術で10〜20%程度の改善が見込まれるとされており、凹みの深さや数によって異なりますが、一般的に3〜6回程度の施術を行うことで有意な改善が期待できます。施術間隔は4〜6週間程度が目安で、皮膚が十分に回復してから次の施術を行うことが重要です。
💬 効果が現れるまでの時間
コラーゲンの産生は施術後すぐには始まらず、炎症が落ち着いてから徐々に起こります。1回の施術から効果を実感するまでに2〜3ヵ月程度かかることを念頭に置いておきましょう。複数回の施術を受ける場合、効果は施術を重ねるにつれて累積していくため、焦らず続けることが大切です。
✅ 個人差について
TCA CROSSの効果には個人差が大きく影響します。同じ施術を受けても、皮膚の再生能力、凹みの種類・深さ・数、年齢、生活習慣などによって結果が異なります。若い方の方がコラーゲン産生能力が高く、効果が出やすい傾向がありますが、一概には言えません。医師との定期的なコミュニケーションを取りながら治療計画を調整していくことが理想的です。
📌 他の治療法との違い・組み合わせ
TCA CROSSは単独で使用することもありますが、他の治療法と組み合わせることで、より高い効果が期待できる場合があります。ニキビ跡の治療には複数の選択肢がありますので、それぞれの特徴と違いを理解しておきましょう。
📝 フラクショナルレーザーとの比較・組み合わせ
フラクショナルレーザーは、皮膚に無数の微細な穴を作り、コラーゲン産生を促す治療法です。広範囲の肌質改善や浅い凹みには効果的ですが、深いアイスピック型の凹みに対してはTCA CROSSほどの効果が出にくいとされています。一方、TCA CROSSはアイスピック型の深い凹みに特化しており、フラクショナルレーザーと組み合わせることで、深い凹みと浅い凹み・全体的な肌質を同時にアプローチすることができます。このような組み合わせ治療はニキビ跡の総合的な改善に非常に有効で、多くのクリニックで推奨されています。
🔸 ダーマペンとの組み合わせ

ダーマペンは極細の針で皮膚に微細な穴を開け、コラーゲン産生を促す施術です。TCA CROSSでアイスピック型の深い凹みを改善しつつ、ダーマペンで全体的な肌質や毛穴の開きを改善するという組み合わせが効果的とされています。
⚡ サブシジョンとの組み合わせ
サブシジョンは皮下の繊維組織を切断することで、引き連れて凹んでいる皮膚を持ち上げる施術です。ローリング型やボックス型の凹みに適しており、TCA CROSSと組み合わせることで異なるタイプの凹みを同時にアプローチできます。
🌟 ケミカルピーリングとの違い
ケミカルピーリングは低〜中濃度の薬剤を広範囲に塗布し、古い角質を取り除いて肌のターンオーバーを促す施術です。表面的な肌質改善や色素沈着(赤み・茶み)に効果的ですが、深い凹みには作用しにくいという特徴があります。TCA CROSSは高濃度薬剤をピンポイントで使用するため、深い凹みへのアプローチという点でケミカルピーリングとは根本的に異なります。
複数の治療法を組み合わせる場合、施術の順番や間隔も重要になります。担当医師と十分に相談しながら、自分の肌状態に合った治療計画を立てることが大切です。
Q. TCA CROSSは他の治療法と組み合わせられますか?
TCA CROSSはフラクショナルレーザーやダーマペンとの併用が効果的です。TCA CROSSで深いアイスピック型の凹みを改善しつつ、フラクショナルレーザーで浅い凹みや全体的な肌質を同時にアプローチできます。アイシークリニックでも凹みの種類に応じた複合的な治療プランをご提案しています。
✨ TCA CROSSの費用について
TCA CROSSは保険適用外の自由診療であるため、費用はクリニックによって異なります。ここでは一般的な相場についてご説明します。
💬 一般的な費用の目安
TCA CROSSの費用は、施術する凹みの数や範囲によって設定されているクリニックが多いです。一般的には1回あたり1万円〜3万円程度が相場とされていますが、クリニックの立地や設備、医師の経験などによっても異なります。凹みの数が多いほど、また施術範囲が広いほど費用は高くなる傾向にあります。
✅ 複数回施術の場合
前述の通り、TCA CROSSは複数回の施術が必要なことが多いため、トータルコストを事前に確認しておくことが重要です。クリニックによってはコースプランを設定しているところもあり、複数回セットで受けることで費用を抑えられる場合もあります。
📝 他の治療と組み合わせる場合
フラクショナルレーザーやダーマペンと組み合わせる場合は、それぞれの費用が追加されます。トータルの治療費を見据えた上で、治療計画を医師と相談することをおすすめします。
費用面では、安さだけを基準にクリニックを選ぶのは避けた方が賢明です。TCA CROSSは医師の技術と経験が大きく結果に影響する施術であるため、実績や口コミ、カウンセリングの丁寧さなども考慮してクリニックを選ぶようにしましょう。
🔍 TCA CROSSを受ける際の注意点
TCA CROSSを安全に、そして効果的に受けるために、事前に知っておきたい注意点をまとめました。
🔸 施術前の注意点
まず、施術前にニキビの炎症が落ち着いていることが必要です。現在ニキビが活動中(赤く腫れている状態)のところにはTCA CROSSを行うことができません。治療を始める前に、ニキビそのものを適切に治療しておくことが前提となります。
また、イソトレチノイン(レチノイン酸系の内服薬)を服用している、または最近まで服用していた方は、施術を行えない場合があります。服用の有無については必ずカウンセリングで申告してください。
日焼けをした状態では施術を避けることが望ましいです。紫外線でダメージを受けた皮膚は色素沈着リスクが高まるため、施術の数週間前から日焼け止めを徹底し、紫外線を避けるようにしましょう。
⚡ 施術後の注意点
施術後の紫外線対策は特に重要です。新しく生まれ変わった皮膚はメラニンを産生しやすい状態にあるため、日焼け止めを毎日欠かさず使用し、できる限り直射日光を避けるようにしてください。紫外線対策を怠ると、色素沈着が生じたり、治療効果が損なわれたりする可能性があります。
かさぶたは自然に剥がれるのを待ちましょう。無理に剥がすと、感染症のリスクが高まるだけでなく、傷跡が残ったり色素沈着が生じたりする原因になります。かさぶたが気になっても、自分で取り除こうとしないことが大切です。
施術後のスキンケアについては、刺激の少ない保湿剤を中心に、シンプルなスキンケアを心がけましょう。レチノールや酸系成分(AHA、BHAなど)、アルコール高配合の化粧品は刺激になる可能性があるため、施術後しばらくは使用を控えることが推奨されます。
🌟 適切なクリニック選びについて
TCA CROSSは医師の技術が特に重要な施術です。高濃度のTCAをピンポイントで塗布するため、塗布量・深さ・位置が少しでもずれると、思わぬ副作用やトラブルにつながる可能性があります。経験豊富な医師が在籍し、ニキビ跡治療の実績が豊富なクリニックを選ぶことを強くおすすめします。
カウンセリングで疑問点を丁寧に説明してくれるか、自分の肌状態を詳しく診察してくれるか、リスクについても正直に説明してくれるかといった点も、クリニック選びの重要なポイントです。
💬 治療に適さないケース
以下に該当する方はTCA CROSSの施術が適さない場合があります。ケロイド体質の方は傷が盛り上がりやすい性質があるため慎重な対応が必要です。妊娠中・授乳中の方はホルモンバランスの変化や薬剤への影響を考慮し、施術を避けることが一般的です。アトピー性皮膚炎など炎症性皮膚疾患の活動期にある方、TCAに対してアレルギーがある方なども施術が行えない場合があります。いずれも自己判断せず、必ず医師の診察を受けてから決定してください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「アイスピック型のニキビ跡にお悩みの患者さまから多くのご相談をいただいており、TCA CROSSはそのような深い凹みに対して特に有効な選択肢のひとつと考えています。最近の傾向として、フラクショナルレーザーやダーマペンと組み合わせた複合的なアプローチを希望される方も増えており、凹みの種類や深さに応じて個別に治療計画をご提案することで、より満足度の高い結果につながっているようです。一人ひとりの肌状態に寄り添いながら丁寧にサポートしてまいりますので、まずはお気軽にご相談ください。」
💪 よくある質問
TCA CROSSは、深くて狭い穴状の「アイスピック型」のニキビ跡に最も効果を発揮します。箱状の「ボックス型」にも一定の効果が期待できますが、なだらかな波状の「ローリング型」には、サブシジョンやフィラー注入の方が適しているケースが多いとされています。施術前に医師が凹みのタイプを診断した上で、最適な治療法をご提案します。
一般的に1回の施術で10〜20%程度の改善が見込まれ、3〜6回程度の施術を重ねることで有意な改善が期待できます。施術間隔は4〜6週間程度が目安です。また、効果を実感するまでに施術後2〜3ヵ月かかることが多いため、焦らず長期的な視点で治療に取り組むことが大切です。
一般的なダウンタイムは1〜2週間程度です。施術後2〜3日目にかさぶたが形成され、5〜10日目頃に自然と剥がれ始めます。施術箇所は非常に小さいため目立ちにくいことが多いですが、かさぶたが気になる時期のご予定を考慮し、施術タイミングについて事前に医師とご相談されることをおすすめします。
最も多く見られる副作用は、炎症後の色素沈着(シミのような黒ずみ)です。特にアジア人の肌はリスクが高いため、施術後の紫外線対策が非常に重要です。その他、まれに瘢痕形成や感染症、ヘルペスの再活性化、赤みの長期化などが起こる可能性があります。リスク軽減のためにも、経験豊富な医師のいるクリニックを選ぶことが大切です。
TCA CROSSは保険適用外の自由診療のため、費用はクリニックによって異なります。一般的な相場は1回あたり1万円〜3万円程度で、凹みの数や施術範囲によって変動します。複数回の施術が必要なことが多いため、トータルコストを事前に確認することが重要です。クリニックによってはコースプランを用意している場合もあります。
🎯 まとめ
TCA CROSSは、特に深いアイスピック型のニキビ跡に有効な治療法で、高濃度のTCA(トリクロロ酢酸)を凹みの底部にピンポイントで塗布することでコラーゲン産生を促し、皮膚の凹凸を改善していきます。単独でも効果的ですが、フラクショナルレーザーやダーマペンなどと組み合わせることで、より広範囲なニキビ跡の改善も期待できます。
一方で、色素沈着や瘢痕形成などのリスクもあるため、施術後の紫外線対策やアフターケアを徹底することが非常に重要です。また、効果は1回で劇的に現れるものではなく、複数回の施術を重ねることで徐々に改善されていく治療であることを理解した上で、長期的な視点で取り組むことが大切です。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ニキビ跡(瘢痕)の分類や皮膚科的治療に関するガイドライン・診療指針。TCA CROSSの適応となるアイスピック型・ボックス型・ローリング型の凹み瘢痕の定義や、ケミカルピーリングに使用されるTCA(トリクロロ酢酸)の皮膚科領域における使用根拠として参照。
- PubMed – TCA CROSSの有効性・安全性・施術方法・副作用(炎症後色素沈着など)に関する国際的な臨床研究・査読論文。コラーゲン産生メカニズムや治療回数・効果に関するエビデンスの根拠として参照。
- 日本美容外科学会 – 美容医療における自由診療施術の適正運用・安全基準に関する情報。TCA CROSSを含む美容皮膚科施術のリスク管理、医師の技術要件、フラクショナルレーザーやダーマペンとの併用治療における指針として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務