🔍 急にほくろができた…これって大丈夫?
💬「昨日まで無かったのに、急にほくろができてる…」
💬「これって放置していいの?それとも病院に行くべき?」
そんな不安、この記事を読めば3分でスッキリ解決できます。
ほくろは大人になってからでも急にできます。ほとんどは良性ですが、見逃すと危険なものも。
この記事では 「危険なほくろの見分け方」「受診すべきタイミング」 をわかりやすく解説します。
🚨 読まないとこんなリスクが…
・悪性のほくろを放置して手遅れになるケースがある
・「ただのほくろ」と自己判断して後悔する人が後を絶たない
・早期発見すれば治療は格段に楽になる
目次
- 📌 ほくろとは何か?基本的なメカニズム
- 📌 急にほくろができる主な原因
- 📌 年代別に見るほくろができやすい時期
- 📌 危険なほくろと良性のほくろの見分け方
- 📌 メラノーマ(悪性黒色腫)について知っておくべきこと
- 📌 受診すべきタイミングとチェックリスト
- 📌 皮膚科・クリニックでの診断方法
- 📌 ほくろの治療・除去の選択肢
- 📌 日常生活でできるほくろのケアと予防
- 📌 まとめ
💡 この記事のポイント
急にできたほくろは紫外線・ホルモン変化・摩擦・加齢などが主な原因。多くは良性だが、ABCDEルール(非対称・境界不規則・色不均一・6mm以上・変化)に該当する場合や出血・痛みがある場合は皮膚科への早期受診が重要。
💡 ほくろとは何か?基本的なメカニズム
ほくろの正式な医学名は「色素性母斑(しきそせいぼはん)」または「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」といいます。皮膚の中にある「メラノサイト」と呼ばれる細胞が変化した「母斑細胞」が集まって、皮膚に色素の固まりを作ることでほくろとして現れます。
メラノサイトはもともと、紫外線から皮膚を守るためにメラニン色素を産生する細胞です。通常は皮膚の基底層に散らばって存在していますが、何らかのきっかけで一箇所に集まり増殖すると、茶色や黒色の斑点として皮膚に現れます。これがほくろです。
ほくろは大きく分けると、平らなタイプと盛り上がったタイプに分類されます。皮膚の浅い層にある「接合部母斑」は平らで、深い層まで広がった「複合母斑」や「真皮内母斑」は盛り上がって見えることが多くなります。色は黒・茶・褐色などさまざまで、大きさも数ミリから1センチ以上のものまであります。
一般的にほくろは良性のものがほとんどですが、まれに悪性化することがあります。また、見た目がほくろに似ていても、実際には別の皮膚疾患である場合もあるため、正確な診断が重要です。
Q. ほくろが急にできる主な原因は何ですか?
急にほくろができる主な原因は、紫外線によるメラノサイトの活性化、妊娠・更年期などのホルモンバランスの変化、衣類や日用品による皮膚への慢性的な摩擦、遺伝的要因、加齢による皮膚変化の5つです。多くは良性ですが、気になる変化があれば皮膚科への相談をおすすめします。
📌 急にほくろができる主な原因
「急にほくろができた」という状況は、多くの人が経験します。では、なぜ突然ほくろが現れるのでしょうか。主な原因をいくつか紹介します。
✅ 紫外線の影響
ほくろができる最も一般的な原因の一つが紫外線です。紫外線を浴びると、皮膚はその刺激に対抗するためにメラニン色素を多く産生します。この過程でメラノサイトが刺激を受け、一部が母斑細胞として集まることで新たなほくろが形成されることがあります。
特に夏季に長時間屋外で過ごした後や、日焼けを繰り返してきた部位には、新しいほくろが出現しやすい傾向があります。顔、腕、肩などの露出部位に多く見られるのはこのためです。
📝 ホルモンバランスの変化
女性ホルモン(エストロゲン)はメラノサイトの活動に影響を与えることが知られています。妊娠中や授乳中、また更年期など、ホルモンバランスが大きく変化する時期にほくろが増えたり、既存のほくろが大きくなったりすることがあります。
また、経口避妊薬(ピル)を服用している女性も、ホルモンの影響でほくろが出現しやすくなる場合があります。妊娠中に急にほくろが増えたと感じた場合は、多くのケースでホルモンの影響によるもので、出産後に薄くなることもあります。
🔸 皮膚への刺激・摩擦
衣服のこすれや体の特定部位への慢性的な摩擦も、ほくろができるきっかけになることがあります。ベルトのバックルが当たる腰周り、ブラジャーのストラップが当たる肩や背中、靴が当たる足の甲や指の間など、日常的に摩擦が生じる箇所にほくろが現れることがあります。
これは摩擦によって皮膚が慢性的に刺激されることで、メラノサイトが活性化するためと考えられています。
⚡ 遺伝的要因
ほくろのできやすさには遺伝的な要素も関係しています。両親や祖父母にほくろが多い場合、子どもも同様にほくろができやすい体質であることがあります。遺伝的な素因がある場合、年齢とともにほくろが増えるペースも速い傾向があります。
🌟 加齢による皮膚変化
年齢を重ねると、皮膚の細胞のターンオーバーが遅くなり、メラニン色素が蓄積しやすくなります。また、長年にわたって蓄積してきた紫外線のダメージが表面化することで、40代・50代以降に新たなほくろが増えたと感じる人も多くいます。
ただし、加齢に伴って現れる色素斑の中には「老人性色素斑(しみ)」や「脂漏性角化症(老人性いぼ)」など、ほくろではない皮膚変化が含まれることもあります。見た目だけでは区別しにくいため、専門家への相談が安心です。
💬 免疫機能の変化
体の免疫機能が低下しているときや、大きなストレスを受けているときにも皮膚の状態が変化しやすくなります。免疫機能とメラノサイトの活動には密接な関係があるとされており、体調の変化がほくろの出現に影響することもあると考えられています。
✨ 年代別に見るほくろができやすい時期
ほくろは生涯を通じてできることがありますが、特定の年代や時期にできやすい傾向があります。
✅ 乳幼児・子ども期(0〜12歳)
生まれつきのほくろ(先天性母斑)を持つ赤ちゃんもいますが、多くのほくろは生後から小学生にかけての時期に徐々に増えていきます。この時期にできるほくろのほとんどは良性で、経過観察で問題ないことがほとんどです。ただし、大きな先天性母斑は将来的に悪性化するリスクがやや高いため、定期的な観察が勧められます。
📝 思春期・青年期(13〜25歳)
ホルモンが活発に分泌される思春期は、新しいほくろが増えやすい時期の一つです。また、スポーツや屋外活動が増えることで紫外線を浴びる機会も多く、ほくろの数が増加しやすい年代でもあります。
🔸 妊娠・出産期(主に20〜40代女性)
妊娠中は女性ホルモンが急増するため、既存のほくろが大きくなったり、色が濃くなったりすることがあります。また、新しいほくろが現れることもあります。妊娠中のほくろの変化は多くの場合生理的なものですが、急激な変化があった場合は皮膚科への相談をおすすめします。
⚡ 中高年期(40〜60代以降)
この年代では、若い頃に蓄積した紫外線ダメージが現れる形で新たなほくろが出現することがあります。また、脂漏性角化症(しみのような見た目の良性腫瘍)が増える時期でもあり、ほくろとの見分けが難しくなることがあります。40代以降に急にほくろが増えたと感じた場合は、皮膚科で確認することをおすすめします。
Q. ABCDEルールとはどのようなチェック方法ですか?
ABCDEルールはほくろの悪性リスクを自己チェックする方法です。A(非対称)・B(境界が不規則)・C(色が不均一)・D(直径6mm以上)・E(形や色の変化)の5項目を確認します。1つでも該当する場合は早めに皮膚科を受診することが推奨されています。最終診断は必ず専門家が行います。
🔍 危険なほくろと良性のほくろの見分け方
ほくろの多くは良性ですが、一部は皮膚がんや前がん病変である可能性があります。自己チェックの方法として、皮膚科で広く使われている「ABCDEルール」があります。これは、ほくろの特徴を5つの項目でチェックする方法です。
🌟 ABCDEルールとは
A(Asymmetry:非対称性):ほくろを半分に分けたとき、左右や上下が対称でない場合は注意が必要です。良性のほくろは通常、ほぼ対称的な形をしています。
B(Border:辺縁・境界):境界がギザギザしていたり、不規則だったり、周囲との境目がぼんやりしている場合は要注意です。良性のほくろはたいてい境界がはっきりしています。
C(Color:色調):色が均一でなく、茶色・黒・赤・白・青などが混在している場合は注意が必要です。良性のほくろは均一な色をしていることが多いです。
D(Diameter:直径):直径が6ミリ以上のほくろは注意が必要です。鉛筆の消しゴム程度の大きさが一つの目安です。ただし、小さくても悪性であるケースもあります。
E(Evolution:変化・進展):短期間でほくろの形、大きさ、色が変化している場合は特に注意が必要です。「急にできた」「最近大きくなってきた」「色が変わった」という変化は見逃せないサインです。
このABCDEルールはあくまでも自己チェックの目安です。1つ以上の項目に該当する場合は、早めに皮膚科や専門クリニックを受診することをおすすめします。また、該当しない場合でも、気になるほくろがあれば専門家に相談することが安心です。
💬 日常的なセルフチェックのポイント
月に一度程度、全身の皮膚をチェックする習慣をつけることが大切です。自分では見えにくい背中や頭皮は、家族に確認してもらうか、手鏡を使って確認しましょう。スマートフォンのカメラで写真を撮って経過を比較するのも、変化に気づきやすい有効な方法です。
特に以下のような変化があった場合は注意が必要です。突然現れたほくろが2〜3週間以内に急速に大きくなった場合、ほくろから出血した場合、ほくろがかゆい・痛いなどの自覚症状がある場合、ほくろの周囲が赤くなっている・腫れている場合などは、早めの受診が必要です。
💪 メラノーマ(悪性黒色腫)について知っておくべきこと
ほくろに関して最も注意が必要な疾患が「メラノーマ(悪性黒色腫)」です。メラノーマはメラノサイトが悪性化した皮膚がんで、進行すると他の臓器に転移しやすく、命に関わることがある重篤な疾患です。
✅ メラノーマの特徴
メラノーマは既存のほくろが悪性化するケースと、正常な皮膚に突然発生するケースがあります。見た目の特徴として、不規則な形、境界のぼんやりとした黒色や茶色の病変があります。また、色が不均一で黒・茶・赤・白・青灰色などが混在していることもあります。
日本人のメラノーマは、足の裏や手のひら、爪の下など、比較的紫外線を受けにくい部位にも発生しやすいという特徴があります。足の裏にできる「末端黒子型メラノーマ」は日本人に多い型で、当初は平らで境界のぼんやりした黒褐色の斑点として現れます。
📝 爪のほくろにも注意
爪に縦の黒い線(縦黒条)が現れることがあります。多くは良性の「爪甲色素線条」ですが、まれにメラノーマの初期症状であることがあります。特に線の幅が広い、色が不均一、複数の指に現れている、爪の周囲の皮膚にも色素が広がっているといった場合は、皮膚科への相談が必要です。
🔸 メラノーマの発症リスク
メラノーマの発症には、遺伝的な要因、強い紫外線への長期的な暴露、免疫機能の低下などが関係しています。また、100個以上のほくろがある人、非常に大きなほくろ(先天性巨大母斑)がある人、異型母斑(形や色が不規則なほくろ)がある人はリスクがやや高いとされています。
ただし、一般的にメラノーマは比較的まれな疾患です。過度に不安になる必要はありませんが、変化するほくろや気になるほくろがある場合は、専門家に診てもらうことが重要です。早期発見・早期治療が予後を大きく左右するため、定期的な皮膚チェックを習慣にしてください。
Q. メラノーマの特徴と日本人に多い型を教えてください。
メラノーマ(悪性黒色腫)はメラノサイトが悪性化した皮膚がんで、不規則な形・色の不均一・境界のぼんやりした病変が特徴です。日本人には足の裏や手のひらに発生する「末端黒子型メラノーマ」が多く、紫外線を受けにくい部位にも生じます。早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。

🎯 受診すべきタイミングとチェックリスト
「どのタイミングで病院に行けばいいの?」という疑問を持つ方は多いでしょう。以下のような場合は、早めに皮膚科・形成外科・美容皮膚科などを受診することをおすすめします。
⚡ すぐに受診すべき状態
急にできたほくろが数週間で急速に大きくなっている場合は、早めの受診が必要です。ほくろから血が出る・じくじくしているという状態も見逃せないサインです。ほくろが痛い・かゆいといった自覚症状がある場合も受診が勧められます。また、ほくろの形が非対称で色が不均一・境界が不明瞭なものも早めの確認が重要です。直径が6ミリを超えている場合や、ほくろの周囲に赤みや腫れがある場合も受診のタイミングです。
🌟 余裕をもって受診すべき状態
数年前からあったほくろが少しずつ大きくなってきた場合、以前と比べてほくろの色が少し変わってきた気がする場合、ほくろの数が以前より増えた気がする場合、見た目が気になり精神的な負担になっている場合なども、皮膚科への相談が安心です。
ほくろの変化は写真で記録しておくと、受診時に変化の様子を医師に正確に伝えることができます。スマートフォンで定期的に写真を撮る習慣をつけると良いでしょう。
💬 受診する科について
ほくろの診察は皮膚科が基本的な受診先です。悪性が疑われる場合は皮膚科の専門医、美容的な除去を検討している場合は形成外科や美容皮膚科・美容外科クリニックでも相談できます。迷ったらまず皮膚科に相談し、治療方針に応じて専門の医療機関を紹介してもらうのも良い方法です。
💡 皮膚科・クリニックでの診断方法
皮膚科を受診すると、ほくろの診察にはさまざまな方法が用いられます。
✅ 視診(目視による確認)
まず医師が肉眼でほくろの形、色、大きさ、境界などを確認します。この際、前述のABCDEルールに基づいた評価が行われます。
📝 ダーモスコピー検査
ダーモスコープという特殊な拡大鏡を使って、ほくろの内部構造を詳しく観察する検査です。肉眼では見えない皮膚の深層のパターンを確認できるため、良性・悪性の判断精度が大きく向上します。痛みのない非侵襲的な検査で、外来で気軽に受けられます。
ダーモスコピーは、ほくろの診断において現在の医療機関で広く採用されている標準的な検査法の一つです。特に、肉眼では判断が難しい場合に有効で、経験豊富な皮膚科医がダーモスコピーを使用することで診断精度が大きく上がります。
🔸 病理組織検査(生検・切除後の検査)

悪性が疑われる場合や確定診断が必要な場合は、ほくろの一部または全部を切除して、顕微鏡で細胞を詳しく調べる病理検査が行われます。この検査によって、良性・悪性の確定診断ができます。
良性であることが確認された場合は経過観察となるか、希望に応じて除去の相談ができます。悪性と診断された場合は、専門の医療機関で適切な治療が行われます。
Q. ほくろの除去方法にはどのような種類がありますか?
ほくろの主な除去方法は3種類です。メスで切除し縫合する「切除縫合法」は大きく深いほくろに適し、病理検査も可能です。「レーザー治療」は傷跡が目立ちにくい反面、再発の可能性があります。「くりぬき法(トレパン法)」は中程度の大きさに適し、病理検査にも対応できます。担当医と相談して選択することが重要です。
📌 ほくろの治療・除去の選択肢
良性のほくろで悪性の心配がない場合でも、見た目が気になる、衣類が当たって不便といった理由でほくろの除去を検討する人も多くいます。ほくろの除去にはいくつかの方法があります。
⚡ 切除縫合法
メスでほくろを周囲の正常皮膚ごと切除し、縫合する方法です。大きなほくろや深いほくろに適しており、切除した組織を病理検査に出すことができます。確実な除去が可能ですが、縫合跡が残ることがあります。局所麻酔下で行われるため、処置中の痛みはほとんどありません。
🌟 レーザー治療
炭酸ガス(CO2)レーザーやQスイッチレーザーなどを使用してほくろを削る・焼く方法です。比較的小さく浅いほくろに適しています。切除縫合と比べて傷跡が目立ちにくいというメリットがありますが、再発する可能性があること、組織を病理検査に出せないことがデメリットとして挙げられます。悪性の疑いがないと確認されたほくろに対して行われます。
💬 くりぬき法(トレパン法)
円形のメス(トレパン)を使ってほくろを円柱状にくりぬく方法です。縫合しないか、1〜2針程度の縫合で済む場合が多く、傷跡が比較的小さくなることが多い方法です。中程度の大きさのほくろに適しています。くりぬいた組織は病理検査に出すことができます。
✅ 治療後のケア
どの方法で除去した場合も、術後のケアが重要です。紫外線が傷跡に当たると色素沈着が起こりやすいため、日焼け止めを使用することが大切です。傷跡が完全に落ち着くまでには数ヶ月かかることがあります。また、ほくろを除去した後でも、再発する可能性はゼロではないため、経過観察が必要です。
除去方法の選択は、ほくろの大きさ・深さ・部位・悪性の疑いの有無などによって異なります。担当医とよく相談して、自分に最適な方法を選ぶことが大切です。
✨ 日常生活でできるほくろのケアと予防
ほくろを完全に予防することは難しいですが、ほくろが増えるリスクを下げたり、悪性化のリスクを抑えたりするために、日常生活で気をつけられることがあります。
📝 紫外線対策を徹底する
ほくろが増える最大の要因の一つが紫外線です。外出時はSPF値の高い日焼け止めをこまめに塗り直すことが基本です。また、帽子や日傘、長袖の衣類などで物理的に紫外線を遮断することも重要です。特に紫外線が強い春から夏にかけて、また屋外でのスポーツや活動が多い方は特に意識的な対策をおすすめします。
紫外線対策は、単にほくろの予防だけでなく、皮膚がんリスクの低減や肌の老化防止にもつながります。年間を通じた紫外線ケアを習慣にすることをおすすめします。
🔸 皮膚への不必要な刺激を避ける
慢性的な摩擦や刺激はほくろができる誘因になることがあります。衣類の素材や着方、アクセサリーの当たり方などを工夫して、特定の部位への長期的な摩擦を減らすことも一つの予防策です。また、既存のほくろをこすったり、引っ掻いたりする行為も避けることをおすすめします。
⚡ バランスの良い食事と生活習慣
皮膚の健康には体全体の健康が関係しています。抗酸化作用のあるビタミンC・ビタミンE・βカロテンなどを含む野菜や果物を積極的に摂ることが、皮膚の細胞を守ることにつながります。また、十分な睡眠やストレス管理も、免疫機能を保つうえで重要です。
🌟 定期的な皮膚チェックを習慣にする
月に一度程度、全身の皮膚を確認する時間を作りましょう。見えにくい背中や頭皮は家族に確認してもらうか、手鏡を活用します。気になるほくろはスマートフォンで写真を撮って記録しておくと、変化に気づきやすくなります。
また、1〜2年に一度は皮膚科で全身のほくろをチェックしてもらう「皮膚がん検診」も有効です。特に家族に皮膚がんの既往がある方、ほくろの数が多い方、異型母斑がある方は、定期的な専門家によるチェックをおすすめします。
💬 市販薬や民間療法に頼らない
インターネット上には、ほくろを自分で除去するための市販品や民間療法が紹介されることがありますが、これらは皮膚に深刻なダメージを与える可能性があり、危険です。また、悪性のほくろを自己処置しようとすることで、診断の機会を逃し、治療が遅れるリスクもあります。ほくろが気になる場合は、必ず医療機関で相談するようにしてください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「気づいたら見慣れないほくろがある」「最近急に増えた気がする」とご不安を抱えて来院される患者さんが多くいらっしゃいます。ほくろの多くは良性ですが、ABCDEルールに当てはまる変化や、出血・かゆみなどの自覚症状がある場合は、早めにご受診いただくことを強くおすすめします。最近の傾向として、セルフチェックへの意識が高まっている一方で、受診のタイミングに迷われる方も多いため、少しでも気になることがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。」
🔍 よくある質問
急にほくろができる主な原因には、紫外線の影響、ホルモンバランスの変化(妊娠・更年期など)、衣類や日用品による皮膚への慢性的な摩擦、遺伝的要因、加齢による皮膚変化などが挙げられます。多くの場合は良性ですが、気になる変化があれば皮膚科への相談をおすすめします。
「ABCDEルール」が自己チェックの目安になります。A(非対称)・B(境界が不規則)・C(色が不均一)・D(直径6mm以上)・E(形や色の変化)の5項目を確認してください。1つでも該当する場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。ただし、最終的な診断は必ず専門家が行う必要があります。
はい、すぐに受診することをおすすめします。ほくろからの出血・じくじくした状態・痛みやかゆみといった自覚症状は、見逃せない重要なサインです。当院でもこのような症状でご来院される患者さんには、早めの受診を強くおすすめしています。放置せず、皮膚科や専門クリニックにご相談ください。
主な除去方法として、メスで切除し縫合する「切除縫合法」、レーザーで削る「レーザー治療」、円形のメスでくりぬく「くりぬき法(トレパン法)」の3種類があります。ほくろの大きさ・深さ・部位・悪性の疑いの有無によって適切な方法が異なるため、担当医とよく相談して選択することが大切です。
完全な予防は難しいですが、リスクを下げることは可能です。日焼け止めの使用や帽子・日傘などによる徹底した紫外線対策が最も重要です。また、皮膚への不必要な摩擦を避けること、バランスの良い食事と十分な睡眠、そして月に一度の全身セルフチェックを習慣にすることが効果的です。
💪 まとめ
急にできたほくろは、紫外線、ホルモンバランスの変化、皮膚への摩擦、遺伝的要因、加齢など、さまざまな原因で生じることがあります。ほくろの多くは良性で生命に影響するものではありませんが、一部はメラノーマ(悪性黒色腫)などの皮膚がんと関連する場合もあるため、正しい知識を持って観察することが大切です。
自己チェックにはABCDEルール(非対称性・境界・色調・直径・変化)が役立ちますが、最終的な診断は必ず専門家が行う必要があります。「急に大きくなった」「色が変わった」「出血や痛みがある」といった変化があった場合は、早めに皮膚科や専門クリニックを受診してください。
ほくろは早期発見・早期対応が非常に重要です。日常的な紫外線対策とセルフチェックを習慣にしながら、気になることがあれば躊躇わず専門家に相談するようにしましょう。アイシークリニック上野院では、ほくろの診察・除去に関するご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ほくろ(色素性母斑)の定義・分類・診断基準、ABCDEルールによる悪性黒色腫との鑑別方法、ダーモスコピー検査の標準的な活用方法に関する専門的な情報
- 日本皮膚科学会 – メラノーマ(悪性黒色腫)の特徴・発症リスク・日本人に多い末端黒子型メラノーマの解説、および早期発見・早期治療の重要性に関する情報
- 厚生労働省 – 皮膚がん(悪性黒色腫を含む)に関する公的な情報、紫外線対策と皮膚がんリスク低減に関する国の指針、定期的な皮膚がん検診の推奨に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務