顔のイボの種類を徹底解説|原因・見分け方・治療法まで

鏡を見るたびに気になる、顔の小さなイボ…😔

「これって何のイボ?」「放っておいて大丈夫?」と不安を抱えたまま、毎日過ごしていませんか?

実は、顔のイボには7種類以上あり、それぞれ原因も治療法もまったく異なります。

この記事を読めば、自分のイボが何なのか・どう対処すべきかがわかります。

⚠️ 自己処理は絶対NG!間違った対処をすると、傷跡・色素沈着・感染拡大につながることも。まずは正しい知識を身につけて、適切なケアへつなげましょう。


目次

  1. 「顔のイボ」とはどんな状態?
  2. 顔にできるイボの主な種類
  3. 脂漏性角化症(老人性疣贅)とは
  4. 扁平疣贅(青年性扁平疣贅)とは
  5. 尋常性疣贅(普通のイボ)とは
  6. 汗管腫(かんかんしゅ)とは
  7. 稗粒腫(はいりゅうしゅ・ミリア)とは
  8. 軟性線維腫(アクロコルドン)とは
  9. 伝染性軟属腫(水イボ)とは
  10. 顔のイボの種類を自分で見分けるポイント
  11. 顔のイボに対する医療機関での治療法
  12. 顔のイボを自己処理するリスク
  13. 顔のイボを予防するためのスキンケア
  14. まとめ

この記事のポイント

顔のイボには脂漏性角化症・扁平疣贅・汗管腫など7種類があり、原因・治療法はそれぞれ異なる。自己処理は傷跡や感染拡大のリスクがあるため、皮膚科での正確な診断と適切な治療が不可欠。

💡 「顔のイボ」とはどんな状態?

イボとは、皮膚の一部が盛り上がったり、突起したりする皮膚病変の総称です。医学的には「疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれることもありますが、日常的に「イボ」と呼ばれるものの中には、ウイルスが原因のものもあれば、加齢や紫外線の影響によるもの、皮脂腺や汗腺が関係するものなど、まったく異なる原因を持つものが混在しています。

顔は体の中でも特に目立つ部位であるため、小さなイボでも気になりやすく、早期に対処したいと考える方が多い場所です。しかし、何のイボかを正確に知らないままに自己処理をすることは、皮膚を傷つけたり、ウイルスを広げてしまったりする危険があります。

まずは自分の顔にできているイボがどの種類に当たるのかを把握することが、適切なケアへの第一歩になります。

Q. 顔のイボにはどんな種類がありますか?

顔にできるイボには、加齢や紫外線が原因の脂漏性角化症、ウイルス性の扁平疣贅・尋常性疣贅・伝染性軟属腫、汗腺由来の汗管腫、ケラチンが蓄積する稗粒腫、皮膚の突起物である軟性線維腫の7種類があります。原因・治療法はそれぞれ異なります。

📌 顔にできるイボの主な種類

顔にできるイボは、大きく分けると以下のような種類があります。それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。

  • 脂漏性角化症(老人性疣贅)
  • 扁平疣贅(青年性扁平疣贅)
  • 尋常性疣贅(普通のイボ)
  • 汗管腫(かんかんしゅ)
  • 稗粒腫(はいりゅうしゅ・ミリア)
  • 軟性線維腫(アクロコルドン)
  • 伝染性軟属腫(水イボ)

これらはいずれも良性の皮膚病変であることが多いですが、中には皮膚がんと見た目が似ているものもあるため、自己判断だけで処置することは避けるべきです。一つひとつ詳しく解説していきます。

✨ 脂漏性角化症(老人性疣贅)とは

脂漏性角化症は、顔のイボの中でも非常に多く見られる種類の一つです。「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」とも呼ばれており、名前の通り、加齢とともに増えていく傾向があります。ただし、若い世代にも現れることがあります。

見た目の特徴としては、茶色から黒褐色の色素沈着を伴った盛り上がりがあり、表面がザラザラしていたり、溝のような模様が見られたりすることがあります。大きさは数ミリから1センチ以上になることもあり、少しずつ大きくなることもあります。頬や額、こめかみなど、顔の中でも日光にさらされやすい部位にできやすいのが特徴です。

主な原因は、紫外線による皮膚へのダメージと加齢による表皮細胞の増殖です。長年の紫外線暴露が蓄積されることで、皮膚の表皮が異常に厚くなり、盛り上がってイボ状になります。ウイルスは関係なく、他の人にうつることはありません。

脂漏性角化症は良性の皮膚病変であり、健康に直接影響するわけではありませんが、見た目の問題から治療を希望する方が多くいます。また、まれに悪性黒色腫や基底細胞がんと見た目が似ていることがあるため、急に大きくなったり、色が変わったり、出血するようになったりした場合は必ず皮膚科を受診することが重要です。

🔍 扁平疣贅(青年性扁平疣贅)とは

扁平疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされるイボです。「青年性扁平疣贅」とも呼ばれ、10代〜30代の若い世代に多く見られる傾向がありますが、あらゆる年代に発症します。

見た目の特徴は、肌色から薄茶色の平らな盛り上がりで、直径は数ミリ程度のものが多く、複数個が集まって発生しやすいです。顔全体、特に額や頬、あごに多く見られ、線状に並んで生じることもあります(同形反応)。表面はなめらかで、触れてもあまりザラつきを感じないことが多いです。

ウイルスによるものであるため、ひっかいたり触れたりすることで、周囲に広がったり、他人にうつることがあります。感染経路は接触感染が主ですが、免疫力が低下しているときにウイルスが侵入しやすくなります。皮膚のバリア機能が低下している状態(乾燥、傷、ニキビなど)でも感染リスクが高まります。

扁平疣贅は自然に消えることもありますが、長期間にわたって残ることも多く、また数が増えてしまうこともあります。治療はウイルスを免疫で排除することを目的としており、時間がかかることもあります。

Q. 顔のイボはうつる可能性がありますか?

顔のイボの感染性は種類によって異なります。扁平疣贅・尋常性疣贅・伝染性軟属腫(水イボ)はヒトパピローマウイルスなどが原因のため、接触で他人や自身の別部位にうつる可能性があります。一方、脂漏性角化症・汗管腫・稗粒腫・軟性線維腫はウイルスと無関係で感染しません。

💪 尋常性疣贅(普通のイボ)とは

尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じる最も一般的なイボです。手や足の指に多く発生しますが、顔にできることもあります。

見た目の特徴は、肌色から灰褐色の盛り上がりで、表面がカリフラワー状にゴツゴツしているのが典型的です。大きさは数ミリから1センチ程度、単発で生じることも複数できることもあります。顔に生じた場合も、基本的には同様の外見を示します。

ウイルス感染が原因であるため、接触感染や自己感染(自分の体の別の部位に広がること)があります。傷や湿疹などで皮膚のバリア機能が低下しているときにウイルスが侵入しやすくなります。免疫力が低い小児や高齢者、免疫抑制状態にある方に多く見られます。

尋常性疣贅も放置すると数が増えたり、大きくなったりすることがあるため、早めに皮膚科や美容皮膚科での治療が推奨されます。

🎯 汗管腫(かんかんしゅ)とは

汗管腫は、汗を分泌するエクリン汗腺の導管部分が増殖してできる良性の皮膚腫瘍です。汗腺由来の腫瘍であるため、ウイルスとは無関係であり、他人にうつることはありません。

見た目の最大の特徴は、目の下(下眼瞼)や頬の上部に肌色から薄黄色の小さなドーム状の盛り上がりが複数個、左右対称に並んで生じることです。直径は1〜3ミリ程度で非常に小さく、一見すると白ニキビのように見えることもあります。思春期ごろから発症し、特に女性に多い傾向があります。目の周りのクマや肌荒れと間違えられることもありますが、触れると固いのが特徴です。

原因は完全には解明されていませんが、遺伝的な要因や女性ホルモンが関係していると考えられています。一度できると自然に消えることはなく、むしろ年齢とともに増える傾向があります。

汗管腫は美容上の問題として気にされる方が多く、治療を希望されるケースが増えています。ただし、目の周りという繊細な部位にできることが多いため、治療は医療機関での慎重な処置が必要です。

💡 稗粒腫(はいりゅうしゅ・ミリア)とは

稗粒腫(ミリア)は、皮膚の表面近くにケラチン(角質成分)が蓄積されてできる小さな白い嚢胞(のうほう)です。顔のイボの中でも特に目立ちやすいものの一つで、真珠のような白い小さな粒として現れます。

見た目の特徴は、直径1〜2ミリ程度の白色から淡黄色の丸い小さな盛り上がりで、中に白いケラチンが詰まっています。目の周り、鼻周辺、頬などに多く見られ、単発でも複数でも生じます。白ニキビと間違えられることがありますが、皮脂の詰まりではなくケラチンが原因であるため、無理にニキビと同様に処置しても内容物は出てきません。

稗粒腫は大きく2つのタイプに分けられます。一つは生まれつきや乳幼児期に現れる原発性のもので、これは自然に消えることが多いです。もう一つは皮膚への外傷(日焼け、摩擦、皮膚の炎症など)の後に生じる続発性のもので、こちらは自然に消えにくい傾向があります。

ウイルスとは関係がなく、他の人にうつることもありません。健康上のリスクはほとんどありませんが、見た目が気になる場合は医療機関での処置を受けることができます。

Q. 顔のイボを自分で取り除くリスクは?

顔のイボを自己処理すると、傷跡や色素沈着が残るリスク、ウイルス性イボの感染拡大、細菌による二次感染などが起こる可能性があります。また、皮膚がんをイボと見誤って自己処理し、診断が遅れる危険もあります。アイシークリニックでは、まず専門医による正確な診断を受けることを推奨しています。

📌 軟性線維腫(アクロコルドン)とは

軟性線維腫は、皮膚が細い茎状の突起を形成する良性の皮膚腫瘍です。「スキンタッグ」とも呼ばれており、中高年以降の方に多く見られます。

見た目の特徴は、肌色から薄茶色の柔らかい小さな突起物で、皮膚から細い首のようにつながってぶら下がっているように見えます。大きさは数ミリから1センチ程度で、触れると柔らかく、摘まむと動きます。首周りや脇、まぶたなどにできやすいですが、顔にもできることがあります。

原因は、加齢による皮膚の老化が主なものと考えられています。また、肥満、妊娠、ホルモンの変化、糖尿病との関係が指摘されており、皮膚と皮膚が擦れる部位にできやすいとも言われています。ウイルスとは無関係で、他の人にうつることはありません。

軟性線維腫は良性で健康上の問題はほとんどありませんが、衣類や装飾品が引っかかって摩擦が生じたり、見た目が気になったりすることから治療を希望される方も多いです。

✨ 伝染性軟属腫(水イボ)とは

伝染性軟属腫は、伝染性軟属腫ウイルス(MCV)の感染によって生じるイボです。一般的に「水イボ」と呼ばれ、子どもに多い皮膚感染症です。大人にも発症することがあり、アトピー性皮膚炎や免疫機能が低下している場合に広がりやすい傾向があります。

見た目の特徴は、光沢のある肌色から淡いピンク色の半球状の小さな盛り上がりで、中央に小さなくぼみ(臍窩:さいか)があるのが典型的です。直径は1〜5ミリ程度で、押すと白い内容物が出てくることがあります。複数個がまとまってできることが多く、顔だけでなく体のどこにでもできます。

ウイルス感染が原因であるため、接触によって他人にうつることがあります。プールやお風呂の共用、皮膚の直接接触によって感染が広がるため、子どもの間で流行することがあります。

伝染性軟属腫は、免疫が発達すれば自然治癒することが多く、数ヶ月から1〜2年で消えることがあります。しかし、それまでに数が増えて広がることも多く、また他の子どもへの感染を防ぐ観点から早めの治療が求められることもあります。

🔍 顔のイボの種類を自分で見分けるポイント

顔にできたイボが何の種類であるかを自己判断することは非常に難しく、誤った判断が適切でない対処につながることもあります。それでも、医療機関を受診する前に大まかな見当をつけるための参考として、以下のようなポイントを確認することができます。

まず、色を確認しましょう。茶色から黒褐色で表面がザラザラしていれば脂漏性角化症の可能性が高く、肌色や薄茶色で平らなものはHPVによる扁平疣贅である可能性があります。白色や真珠色の小さな粒は稗粒腫の可能性があり、光沢がある肌色で中心にくぼみがあるものは伝染性軟属腫が疑われます。

次に、形と質感を確認します。表面がゴツゴツしてカリフラワー状であれば尋常性疣贅、柔らかく細い茎のようにぶら下がっていれば軟性線維腫、目の下に複数個が対称的に並んでいれば汗管腫のサインかもしれません。

また、数と広がり方も重要な手がかりです。平らなイボが顔に複数個まとまってできている場合は扁平疣贅、目の周りに小さな粒が対称的に複数ある場合は汗管腫や稗粒腫が考えられます。

ただし、これらはあくまでも目安に過ぎません。皮膚がんの中にも、イボと見た目がよく似たものがあります。急に大きくなる、形や色が変わる、出血するといった変化があった場合は、すぐに皮膚科の専門医を受診してください。自己判断での対処は、適切な診断と治療の機会を逃すことにもつながります。

Q. 顔のイボを予防するには何をすればよいですか?

顔のイボ予防には、日焼け止めによる紫外線対策、保湿ケアで皮膚のバリア機能を高めること、洗顔時の過度な摩擦を避けることが有効です。また、十分な睡眠・バランスの良い食事・適度な運動で免疫力を維持することも、ウイルス性イボの感染予防につながります。定期的な肌の観察も大切です。

💪 顔のイボに対する医療機関での治療法

顔のイボは種類によって治療法が異なります。医療機関では正確な診断のもとで、最適な治療法が選択されます。代表的な治療法を解説します。

✅ 液体窒素による冷凍凝固療法

液体窒素(マイナス196度)を使ってイボを冷却し、組織を壊死させる治療法です。扁平疣贅や尋常性疣贅、脂漏性角化症、伝染性軟属腫などに広く用いられています。処置は数秒程度で終わりますが、複数回の治療が必要になることも多いです。治療後は一時的に水ぶくれや赤みが生じることがあります。

📝 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

炭酸ガスレーザーを使ってイボを焼灼・蒸散させる治療法です。脂漏性角化症、汗管腫、軟性線維腫、稗粒腫などに対して有効で、精度の高い処置が可能です。周囲の皮膚へのダメージを最小限に抑えながら病変だけを取り除けるため、顔などデリケートな部位での治療にも向いています。治療後は一定期間、テープ保護やUVケアが必要です。

🔸 電気焼灼法(エレクトロサージェリー)

高周波電流を使ってイボを焼き切る方法です。軟性線維腫や脂漏性角化症、汗管腫などに用いられます。比較的手軽に処置できる方法ですが、治療後のケアが重要です。

⚡ 外科的切除

局所麻酔を使用してイボを切除する方法です。大きなイボや他の治療で取り除けない場合に適応されることがあります。切除後は縫合が必要になるケースもあり、術後の傷跡についても医師とよく相談することが大切です。

🌟 薬物療法

ウイルス性のイボ(扁平疣贅、尋常性疣贅、伝染性軟属腫など)に対しては、免疫を高める薬や局所に作用する薬を使用することもあります。扁平疣贅に対しては、フラットワートクリームや漢方薬のヨクイニンが処方されることがあります。伝染性軟属腫には、ピンセットによる摘除のほか、外用薬が使われることもあります。

💬 ピーリングやレーザートーニング

美容皮膚科では、表面的な色素沈着や軽微な盛り上がりに対して、ケミカルピーリングやレーザートーニングなどを使用するケースもあります。ただし、これらはイボそのものを取り除く根本治療ではなく、補助的なケアとして位置づけられます。

いずれの治療法も、イボの種類や大きさ、部位、患者さんの状態によって最適な方法が異なります。まずは専門医に相談し、自分に合った治療を選ぶことが大切です。

🎯 顔のイボを自己処理するリスク

顔のイボを自分で処理しようとする方は少なくありません。ネットや市販品で「自宅でできる除去方法」を探して試みる方もいますが、顔のイボを自己処理することには複数のリスクがあります。

一つ目は、傷跡が残るリスクです。顔の皮膚は繊細であり、不適切な処置をすることで傷ができ、ケロイドや色素沈着などの跡が残ってしまうことがあります。特に色素沈着しやすい方や、日焼け後などで皮膚が過敏な状態のときは、傷跡が目立ちやすくなります。

二つ目は、感染が広がるリスクです。ウイルス性のイボ(扁平疣贅、尋常性疣贅、伝染性軟属腫など)は、触れることで周囲の皮膚や他の部位に広がります。イボを爪で引っかいたり、針で刺したりすることで、ウイルスが傷から侵入して感染範囲が拡大することがあります。

三つ目は、二次感染のリスクです。皮膚を傷つけることで、細菌感染が起こることがあります。これにより炎症が生じ、治療がより複雑になることもあります。

四つ目は、誤診による見落としのリスクです。顔のイボの中には、皮膚がん(基底細胞がん、悪性黒色腫など)が疑われるものもあります。自己処理をすることで病変がなくなったと思い込んでしまい、重篤な皮膚疾患の診断が遅れてしまうことがあります。

市販の「イボ取り専用コールドスプレー」や「イボ除去クリーム」なども販売されていますが、これらは皮膚科医の診断なしに使用するものではなく、顔への使用は特に慎重であるべきです。顔のイボが気になる場合は、まず医療機関を受診して正確な診断を受けることを強くお勧めします。

💡 顔のイボを予防するためのスキンケア

顔のイボを完全に予防することは難しい場合もありますが、日常的なスキンケアや生活習慣の見直しによって、イボができにくい肌の状態を保つことができます。

✅ 日焼け対策を徹底する

脂漏性角化症の主な原因の一つは紫外線の蓄積です。日焼け止めを毎日欠かさず塗り、帽子や日傘なども活用して紫外線から皮膚を守ることが大切です。SPF値の高い日焼け止めを使用し、外出前だけでなく室内にいる場合でも窓越しの紫外線対策を心がけましょう。

📝 皮膚のバリア機能を高める保湿ケア

皮膚のバリア機能が低下すると、ウイルスや細菌が侵入しやすくなります。洗顔後は保湿剤をしっかり塗り、皮膚の乾燥を防ぐことが重要です。刺激の少ない洗顔料を使用し、洗いすぎによる皮脂の過剰除去にも注意しましょう。

🔸 摩擦・刺激を避ける

顔を強くこすったり、過度にマッサージしたりすることは皮膚を傷つけ、イボができやすい状態を作ることがあります。洗顔時は泡で優しく洗い、タオルでこすらずに優しく押さえて水分を拭き取る習慣をつけましょう。

⚡ 免疫力を維持する生活習慣

ウイルス性のイボは、免疫力が低下しているときに感染しやすくなります。十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動、ストレスのコントロールなど、免疫力を維持するための基本的な生活習慣を整えることが予防につながります。特にビタミンCやビタミンEなど、抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂取することも皮膚の健康維持に役立ちます。

🌟 人のイボに触れない・共有物に注意

ウイルス性のイボを持つ人に触れること、またはその人が使ったタオルや洗面用具などを共有することは感染リスクを高めます。家族の中にウイルス性のイボを持つ人がいる場合は、タオルや洗面道具を個別に使用するなどの対策を講じましょう。

💬 定期的に皮膚の状態を確認する

顔の皮膚の変化に早めに気づくために、定期的に自分の顔を鏡で観察する習慣をつけましょう。新しいできものや、これまであったイボの変化(大きさ、形、色の変化)に早期に気づくことで、適切な対処が可能になります。気になる変化があれば、早めに皮膚科や美容皮膚科を受診することをお勧めします。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、顔のイボを「なんとなく気になるけれど、何科に行けばいいかわからない」という状態で長期間放置されてから受診される方が少なくありません。顔にできるイボは種類によって原因も治療法もまったく異なり、中には皮膚がんと見た目がよく似たものもあるため、自己判断での処置はせず、まず専門医による正確な診断を受けていただくことが大切です。最近の傾向として、市販の除去グッズを試みた後に皮膚を傷つけた状態でご来院される方も見受けられますので、少しでも気になる変化があれば、お早めにご相談いただければと思います。」

📌 よくある質問

顔のイボは自分で取っても大丈夫ですか?

顔のイボを自己処理することはお勧めできません。傷跡や色素沈着が残るリスク、ウイルス性のイボであれば感染が広がるリスク、さらに皮膚がんの見落としにつながる危険性があります。市販の除去グッズも顔への使用は特に注意が必要です。まずは皮膚科や美容皮膚科で正確な診断を受けることが大切です。

顔のイボはうつりますか?種類によって違いますか?

イボの種類によって感染性は異なります。扁平疣贅・尋常性疣贅・伝染性軟属腫(水イボ)はウイルスが原因のため、接触によって他人や自分の別の部位にうつる可能性があります。一方、脂漏性角化症・汗管腫・稗粒腫・軟性線維腫はウイルスと無関係で、他人にうつることはありません。

顔のイボと皮膚がんはどう見分ければよいですか?

見た目だけで自己判断することは非常に難しく、専門医による診断が必要です。ただし、イボが急に大きくなる、形や色が変わる、出血するといった変化が現れた場合は皮膚がんの可能性も否定できません。このような変化に気づいたら、すぐに皮膚科を受診してください。

顔のイボはどのような治療法で取り除けますか?

イボの種類や状態によって最適な治療法が異なります。主な治療法には、液体窒素による冷凍凝固療法、炭酸ガスレーザー、電気焼灼法、外科的切除、薬物療法などがあります。当院では専門医による正確な診断のもと、患者さんの状態に合った治療法をご提案しています。

顔のイボを予防するために日常でできることはありますか?

いくつかの対策が有効です。紫外線対策として毎日日焼け止めを使用すること、保湿ケアで皮膚のバリア機能を高めること、顔を強くこすらないよう摩擦を避けること、十分な睡眠やバランスの良い食事で免疫力を維持することが挙げられます。また、定期的に顔の状態を確認し、気になる変化があれば早めに受診することも大切です。

✨ まとめ

顔にできるイボには、脂漏性角化症、扁平疣贅、尋常性疣贅、汗管腫、稗粒腫、軟性線維腫、伝染性軟属腫など、さまざまな種類があります。それぞれの原因、見た目の特徴、感染性の有無、治療法はすべて異なります。

共通して言えることは、顔のイボを自己判断で無理に処置しようとすることは避けるべきだということです。傷跡が残ったり、感染が広がったりするリスクがあるほか、万が一皮膚がんのような深刻な疾患が隠れていた場合の見落としにもつながります。

顔にイボができたと気づいたら、まずは皮膚科や美容皮膚科を受診し、専門医による正確な診断を受けることが最も大切です。適切な診断のもとで最適な治療を受けることで、リスクを最小限に抑えながら効果的にイボを改善することができます。

また、日頃からの紫外線対策、保湿ケア、免疫力を維持する生活習慣を心がけることで、イボができにくい健康な肌を保つことができます。気になることがあれば、一人で悩まずに専門家に相談することをお勧めします。アイシークリニック上野院では、顔のイボに関するご相談を承っております。お気軽にご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 脂漏性角化症・扁平疣贅・尋常性疣贅・伝染性軟属腫・汗管腫・稗粒腫・軟性線維腫など、顔にできる各種イボの診断基準・治療ガイドラインの参照
  • 国立感染症研究所 – 伝染性軟属腫(水イボ)およびヒトパピローマウイルス(HPV)感染による扁平疣贅・尋常性疣贅の感染経路・感染予防に関する情報の参照
  • 厚生労働省 – 皮膚疾患に関する一般向け健康情報および医療機関受診の推奨に関する情報の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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