急にシミが増えた50代の方へ|原因と改善策を医師が解説

肩から背中にかけてしみ(花弁状色素斑)がある女性

💬 「最近、急にシミが増えてきた気がする…」
💬 「50代になってから肌のくすみが目立つようになった…」

鏡を見るたびに気になるシミ。「もう年だから仕方ない」と諦めていませんか?
実は、正しいケアと治療で、シミは改善できます。この記事を読めば、50代のシミが急増する本当の理由と、今日からできる対策がわかります。

⚠️ 読まないとこんなリスクが…
📌 シミの種類を間違えたケアで悪化させてしまう
📌 セルフケアだけで何年も無駄にしてしまう
📌 治療できるタイミングを逃して手遅れになる


目次

  1. 50代で急にシミが増える理由とは?
  2. 50代のシミの種類と見分け方
  3. ホルモンバランスの変化がシミに与える影響
  4. 紫外線ダメージの蓄積と50代のシミの関係
  5. 生活習慣とシミの深いつながり
  6. 自宅でできるシミのセルフケア
  7. クリニックで受けられるシミ治療の種類
  8. アイシークリニック上野院のシミ治療について
  9. シミを悪化させないための注意点
  10. まとめ

この記事のポイント

50代でシミが急増する主な原因は、ターンオーバーの遅れ、更年期のホルモン変動、長年の紫外線ダメージの蓄積である。シミの種類(老人性色素斑・肝斑等)により対処法が異なるため正確な診断が重要で、セルフケアでは毎日の日焼け止めと美白成分の継続使用が有効。改善にはアイシークリニックなど専門医への相談が推奨される。

💡 50代で急にシミが増える理由とは?

「最近急にシミが増えた」と感じる50代の方の多くは、加齢に伴うさまざまな変化が一気に表れてきている状態にあります。シミは一日にして生まれるものではありませんが、肌の「回復力」が落ちることで、これまで肌の内部に留まっていたメラニン色素が表面に現れやすくなります。

皮膚のターンオーバー(細胞の生まれ変わりのサイクル)は、20代では約28日程度とされていますが、50代になるとその周期は大きく乱れ、40日〜60日以上かかるようになると言われています。本来であれば、古い角質と一緒にメラニン色素も排出されるべきところが、ターンオーバーが遅くなることで色素が肌に蓄積しやすくなるのです。

さらに50代は、閉経前後のホルモン変動や、長年にわたって蓄積された紫外線ダメージが一気に表面化する時期でもあります。若い頃に「少し焼けたけどすぐ戻る」と感じていた肌のダメージも、実は少しずつ積み重なっており、50代を境にそれが一斉に表れてきます。

加えて、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れといった生活習慣の影響も無視できません。50代はライフスタイルが変化する時期でもあり、これらの複合的な要因が重なってシミが「急増した」ように感じられることが多いのです。

Q. 50代でシミが急増する主な原因は何ですか?

50代でシミが急増する主な原因は3つあります。第一に、肌のターンオーバーが20代の約28日から40〜60日以上へと遅くなり、メラニン色素が排出されずに蓄積しやすくなること。第二に、閉経前後のホルモン変動でエストロゲンが減少しメラニン抑制機能が低下すること。第三に、長年蓄積された紫外線ダメージが一気に表面化することです。

📌 50代のシミの種類と見分け方

シミと一口に言っても、その種類によって原因も治療法も異なります。50代の方に多く見られるシミの種類を知ることは、適切なケアを選ぶうえで非常に重要です。

まず最も一般的なのが「老人性色素斑(日光黒子)」です。これは紫外線による長年のダメージが原因で生じるシミで、顔や手の甲、腕など日光にさらされやすい部位に現れます。形は比較的丸くはっきりしており、色は薄い茶色から濃い茶色まで様々です。50代以降に急増するシミの多くはこのタイプです。

次に「肝斑(かんぱん)」があります。肝斑は主に頬骨の上あたりに左右対称に現れるシミで、ホルモンバランスの乱れや紫外線、摩擦などが複合的に関わっています。特に50代の女性は更年期によるホルモン変動の影響を受けやすく、肝斑が悪化しやすい時期と言えます。老人性色素斑と異なり、境界線がぼんやりしているのが特徴です。

「そばかす(雀卵斑)」は遺伝的な素因が強く、主に若い頃から存在するものですが、50代になっても残る方はいます。小さな点状のシミで、鼻周囲や頬に散らばって見えます。

「脂漏性角化症(老人性いぼ)」は、シミと間違えられやすいですが、皮膚が盛り上がっているのが特徴です。加齢とともに増えやすく、触るとザラザラとした質感があります。これはシミではなく皮膚の良性腫瘍のため、適切な治療が必要です。

また、「炎症後色素沈着」は、ニキビや傷、肌荒れなどが治った後に残る色素沈着です。肌の免疫機能の低下とともに炎症が起きやすくなり、50代ではこのタイプのシミも増えやすくなります。

シミの種類を自己判断することは難しく、特に肝斑の場合は誤ったアプローチが逆効果になることもあります。気になる場合はまず皮膚科や美容皮膚科で診てもらうことをおすすめします。

✨ ホルモンバランスの変化がシミに与える影響

50代の女性にとって、ホルモンバランスの変化はシミの増加に深く関わっています。多くの女性が50歳前後に閉経を迎えますが、その前後10年間(更年期)は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少します。

エストロゲンはメラニンの生成を抑制する働きを持っているため、その量が減ると色素沈着が起きやすくなります。また、エストロゲンには皮膚のコラーゲン生成を促進する作用もあるため、その減少により皮膚のバリア機能が低下し、外部刺激に対して脆弱になります。これにより、わずかな紫外線や摩擦でもメラニンが過剰に生成されやすい状態になるのです。

さらに、エストロゲンが減少すると、相対的に男性ホルモンの影響が強くなります。これにより皮脂分泌が増加してニキビができやすくなり、その跡がシミとして残ることも多くあります。

肝斑との関係も見逃せません。肝斑はホルモン感受性が高く、経口避妊薬(ピル)の使用や妊娠中に悪化することが知られていますが、更年期のホルモン変動もまた肝斑を引き起こしたり悪化させたりする原因になります。

男性の場合も、50代を過ぎると男性ホルモン(テストステロン)の分泌が徐々に低下し、肌の再生能力が落ちてきます。ただし、女性に比べてホルモン変動の幅は小さく、シミへの影響も比較的緩やかであることが多いです。それでも、紫外線を浴びることが多い男性は、50代以降に老人性色素斑が急増するケースが少なくありません。

Q. 肝斑と老人性色素斑の見た目の違いは?

老人性色素斑は形が比較的丸くはっきりしており、顔や手の甲など日光にさらされやすい部位に現れます。一方、肝斑は頬骨の上あたりに左右対称に広がり、境界線がぼんやりしているのが特徴です。両者は治療法が異なり、特に肝斑に高出力レーザーを照射すると逆効果になる場合があるため、皮膚科での正確な診断が重要です。

🔍 紫外線ダメージの蓄積と50代のシミの関係

シミの最大の原因と言えるのが、長年にわたる紫外線ダメージです。紫外線を浴びると、皮膚はメラニン色素を生成して細胞を守ろうとします。若いうちは肌のターンオーバーが活発なため、メラニンは古い角質とともに排出されます。しかし、50代になると前述のようにターンオーバーが遅くなるため、メラニンが蓄積しやすくなります。

紫外線には主に2種類あります。「UV-A(紫外線A波)」は雲や窓ガラスも透過し、一年中降り注ぎ、皮膚の深部(真皮層)にまで届いてコラーゲンやエラスチンを傷つけます。一方「UV-B(紫外線B波)」は直接的な日焼けやシミ・そばかすの原因になり、特に春から夏にかけて強くなります。

20代・30代のうちに「少し日焼けしても大丈夫」と思っていたダメージも、実はDNAレベルで蓄積されており、50代になってその影響が表面化します。これを「光老化」と呼びます。光老化によるシミは通常の老化によるものよりも深く、頑固で取れにくいことが特徴です。

日常的な紫外線ケアを怠ってきた方ほど、50代でシミが急増する傾向があります。特に注意が必要なのは、曇りの日や室内でも窓越しに入るUV-Aで、日焼け止めを塗らない日が続くと知らず知らずのうちにダメージが蓄積されます。

また、紫外線だけでなく「可視光線」や「近赤外線」もシミの原因になることが近年の研究でわかってきました。スマートフォンやパソコンのブルーライトも過剰な照射は色素沈着に関係するとされており、現代の生活環境はシミができやすい要素に溢れていると言えます。

💪 生活習慣とシミの深いつながり

シミは外的要因だけでなく、日々の生活習慣にも大きく左右されます。50代でシミが急増している方の生活習慣を見直すことで、シミの進行を抑える効果が期待できます。

まず、睡眠の質と量がシミに関係しています。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、皮膚の修復が行われます。慢性的な睡眠不足や睡眠の質の低下は、ターンオーバーの乱れや免疫機能の低下を招き、メラニンが蓄積しやすい肌になります。50代は仕事や家庭のストレス、更年期に伴う不眠などで睡眠が乱れやすく、これがシミ増加の一因になっていることが多いです。

食生活もシミと密接に関係しています。抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどが不足すると、体内の酸化ストレスが増加し、メラニン生成が促進されます。また、糖質の過剰摂取は「糖化」を引き起こし、肌のくすみやシミを悪化させます。一方、緑黄色野菜や果物、ナッツ類などを積極的に取り入れることで、肌の抗酸化力を高めることができます。

喫煙はシミを悪化させる大きなリスク因子の一つです。タバコに含まれる有害物質は血行を悪化させ、皮膚への酸素や栄養素の供給を妨げます。また、フリーラジカルを大量に発生させることで酸化ストレスを高め、シミや老化を促進します。

飲酒も注意が必要です。過度なアルコール摂取は肝機能を低下させ、体内の毒素を処理する能力が落ちることでシミが増えやすくなります。また、アルコールは睡眠の質を下げるという側面からも間接的にシミに影響します。

さらに、過度なストレスも無視できません。ストレスを受けると副腎からコルチゾールというホルモンが分泌され、これがメラニン生成を促進するMSH(メラノサイト刺激ホルモン)の活性化に影響することがわかっています。精神的なストレスが多い時期に肌荒れやシミが増えたと感じる方は、このメカニズムが関係しているかもしれません。

Q. シミ予防のために日焼け止めはどう使えばよいですか?

シミ予防には、SPF30以上・PA+++以上の日焼け止めを晴れの日だけでなく、曇りの日や室内にいる日も毎日使用することが最も重要です。使用量は顔全体に指2本分が目安で、日中は2〜3時間おきに塗り直すと効果を維持できます。UV-Aは窓ガラスを透過するため、室内でも対策が必要です。日傘や帽子の併用も推奨されます。

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🎯 自宅でできるシミのセルフケア

50代のシミに対して、自宅でできるセルフケアは「予防」と「改善のサポート」の両面から重要です。ただし、すでにできてしまったシミを完全にセルフケアで消すことは難しく、あくまでも進行を抑え、専門的治療の効果を高めるためのものと考えましょう。

日焼け止めの徹底が最も重要な予防策です。SPF30以上・PA+++以上の日焼け止めを、晴れの日だけでなく曇りの日や室内にいる日も毎日欠かさず使用してください。量は顔全体に2フィンガー(指2本分)程度が目安とされています。また、日中は2〜3時間おきに塗り直すことで効果を維持できます。日傘や帽子、UVカットのサングラスなども活用しましょう。

美白成分を含むスキンケア製品の活用も有効です。医薬部外品として認められている美白有効成分には「ビタミンC誘導体」「トラネキサム酸」「4-MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)」「コウジ酸」「アルブチン」などがあります。これらはメラニンの生成を抑制したり、すでに生成されたメラニンを還元したりする働きがあります。ただし、効果が出るまでには数週間〜数ヶ月の継続使用が必要であり、使いながら効果を評価する根気が必要です。

保湿も重要なポイントです。肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部刺激に対して敏感になります。これにより少しの刺激でメラニンが生成されやすくなります。ヒアルロン酸やセラミド、グリセリンなどの保湿成分を含む化粧水・乳液・クリームで肌をしっかり保湿し、バリア機能を保つことがシミ予防にもつながります。

洗顔の際は摩擦を避けることが大切です。ゴシゴシと強くこすると物理的な刺激でメラニン生成が促進されます。泡立てた洗顔料をクッションにして、やさしく洗い流す習慣をつけましょう。

食事面では、抗酸化作用の高い食品を積極的に取り入れることをおすすめします。ビタミンCはトマト、ブロッコリー、キウイ、パプリカなどに多く含まれます。ビタミンEはアーモンドやアボカド、かぼちゃに豊富です。また、L-システインというアミノ酸はシジミや卵などに含まれており、メラニン生成を抑える働きがあると言われています。

💡 クリニックで受けられるシミ治療の種類

セルフケアでは対処が難しいシミには、クリニックでの専門的な治療が有効です。近年は技術の進歩により、さまざまな治療法が選べるようになっています。50代のシミに対してよく用いられる治療法を解説します。

レーザー治療は、シミの治療として最も代表的なものの一つです。メラニン色素に選択的に反応するレーザー光を照射することで、シミを破壊します。代表的なものに「Qスイッチヤグレーザー」「ピコレーザー」などがあります。ピコレーザーは従来のナノ秒レーザーと比べてパルス幅(レーザーの照射時間)が非常に短く、周辺組織へのダメージが少ないため、治療後の回復が早いとされています。老人性色素斑に対して高い効果が期待できますが、肝斑には通常のレーザー照射は逆効果になるケースもあるため、正確な診断が必要です。

フォトフェイシャル(IPL治療)は、特定の波長の光を照射することでシミや赤みを改善する治療です。レーザーとは異なり、広い範囲に光を当てられるのが特徴で、顔全体の均一なトーンアップを目指したい場合に向いています。ダウンタイム(治療後の回復期間)が少なく、初めての方でも比較的チャレンジしやすい治療です。ただし、濃いシミや深いシミには効果が出づらい場合もあります。

肝斑の治療には「トランサミン(トラネキサム酸)」の内服が広く用いられています。トラネキサム酸はもともと出血を止める薬として使われていたものですが、メラニン生成を抑制する効果があり、肝斑に対して保険外で処方されることがあります。外用薬としてのビタミンC誘導体やハイドロキノン(美白剤)も肝斑の改善に有効です。

ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれるほど強力な美白成分で、メラニンの生成を抑えるだけでなく、すでにできてしまったメラニンを分解する効果も持ちます。日本では4%以下の濃度のものが医師の処方のもとで使用可能です。効果が高い一方で、刺激が強いため使用方法や濃度に注意が必要です。

ケミカルピーリングは、酸(グリコール酸や乳酸など)を肌に塗布して古い角質を除去する治療です。ターンオーバーを促進し、くすみやシミを改善する効果が期待できます。一度で劇的な変化は出にくいですが、複数回繰り返すことで効果を実感しやすく、他の治療と組み合わせることで相乗効果も得られます。

レーザートーニングは、肝斑専用のレーザー治療法です。低出力のQスイッチヤグレーザーを顔全体に均一に照射することで、メラニンを少しずつ分解しながら肝斑を改善します。通常、複数回の治療が必要で、1〜2週間に1回のペースで行うことが多いです。

これらの治療はそれぞれ適応となるシミの種類や肌の状態が異なるため、必ず専門医の診断を受けたうえで、自分のシミの種類に合った治療を選ぶことが重要です。

Q. クリニックでの肝斑治療にはどんな方法がありますか?

肝斑の治療には、低出力のQスイッチヤグレーザーを顔全体に均一照射する「レーザートーニング」と、メラニン生成を抑制するトラネキサム酸(トランサミン)の内服・外用が広く用いられています。ハイドロキノン外用も有効ですが、高濃度のものは副作用リスクがあるため医師の指導が必須です。アイシークリニックでは診断に基づき最適な治療を組み合わせて提案しています。

📌 アイシークリニック上野院のシミ治療について

アイシークリニック上野院では、50代の方が抱えるシミの悩みに幅広く対応しています。担当医師がカウンセリングにて丁寧にシミの種類・状態・肌質を見極め、一人ひとりに最適な治療プランをご提案します。

シミには複数の種類があり、同じ顔に異なるタイプのシミが混在していることも珍しくありません。たとえば、老人性色素斑と肝斑が混在している場合、それぞれに適した治療を組み合わせて行うことが重要です。アイシークリニック上野院では、最新の機器と豊富な知識・経験を持った医師が診療にあたり、安全で効果的な治療を提供しています。

初めての方でも安心してご相談いただけるよう、カウンセリングは完全無料で行っております。治療内容や費用についても事前に丁寧に説明しますので、「どんな治療が自分に合っているかわからない」という方もお気軽にご来院ください。

また、治療後のアフターケアも重視しており、治療後の肌の状態を定期的に確認しながら、最善の状態を目指せるようサポートします。自宅でのスキンケア方法や日焼け止めの選び方についてもアドバイスを行いますので、治療効果を長く維持したい方にもおすすめです。

✨ シミを悪化させないための注意点

シミのケアを行ううえで、悪化させてしまうリスクのある行動を知っておくことも大切です。良かれと思ってやっていることが、実はシミを悪化させている場合があります。

まず、肌の摩擦には十分注意が必要です。顔を拭く際にタオルでゴシゴシとこすったり、マッサージを強くしすぎたりすることは、メラニン生成を刺激します。特に肝斑は摩擦に敏感で、洗顔・クレンジング・マッサージの際の刺激が悪化の大きな原因となります。洗顔は泡で包むようにやさしく行い、タオルは肌に押し当てるようにして水分を吸わせる方法に変えるだけでも違いが出ます。

スキンケア製品の自己判断による使用も注意が必要です。特にハイドロキノンは強力な美白成分ですが、使い方を誤ると「白斑」や「接触性皮膚炎」を引き起こすリスクがあります。市販品と医薬品では濃度が異なり、高濃度のものは必ず医師の指導のもとで使用しなければなりません。

レーザー治療後の日焼けは厳禁です。レーザー照射後の肌は非常に敏感になっており、紫外線を浴びると色素沈着が再発したり、かえってシミが濃くなったりすることがあります。治療後はSPFの高い日焼け止めを徹底的に使用し、帽子や日傘で物理的にも遮光することが大切です。

市販のシミ消し用品を過信することも注意が必要です。「シミが消える」という謳い文句の商品は多数ありますが、医薬部外品は「シミを防ぐ」「シミを目立ちにくくする」という効果の範囲内に留まります。すでにできてしまったシミを完全に消す効果を持つ市販品はほとんどなく、深刻なシミにはクリニックでの治療が必要です。

また、シミと思っていたものが実は皮膚がんの初期症状である「悪性黒子(メラノーマ)」であるケースも稀にあります。形が不規則で左右非対称、色にムラがある、急速に大きくなる、出血するなどの特徴がある場合は、速やかに皮膚科を受診してください。自己判断でシミケアを続けることが診断の遅れにつながる場合があります。

なお、ビタミンC誘導体を含む美白化粧品は長期間使用することで効果が期待できますが、保存状態が悪く酸化してしまった場合は逆効果になることもあります。製品の使用期限や保存方法を守ることも、シミケアを正しく行ううえで大切な点です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、50代の患者様から「急にシミが増えた」というご相談を多くいただきますが、実際には老人性色素斑と肝斑が混在しているケースが非常に多く、それぞれのシミに適した治療を組み合わせることが改善への近道となります。最近の傾向として、ホルモン変動の影響を受けやすい更年期の時期に肝斑が悪化し、さらに長年の紫外線ダメージによる老人性色素斑が重なって一気に目立ち始めるという方が多く見受けられます。シミの種類を正確に見極めたうえで適切なアプローチを行うことが大切ですので、一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。」

🔍 よくある質問

50代で急にシミが増えるのはなぜですか?

50代でシミが急増する主な理由は、肌のターンオーバーが20代の約28日から40〜60日以上に遅くなり、メラニン色素が蓄積しやすくなるためです。さらに、閉経前後のホルモンバランスの変化や、長年蓄積された紫外線ダメージが一気に表面化することも重なり、シミが「急に増えた」と感じやすくなります。

肝斑と老人性色素斑はどう見分ければよいですか?

老人性色素斑は形が丸くはっきりしており、日光にさらされやすい部位に現れます。一方、肝斑は頬骨の上あたりに左右対称に広がり、境界線がぼんやりしているのが特徴です。ただし、自己判断は難しく、治療法も異なるため、皮膚科や美容皮膚科での正確な診断をおすすめします。

自宅でできるシミのセルフケアで最も大切なことは何ですか?

最も重要なのは、毎日の日焼け止めの徹底です。SPF30以上・PA+++以上の製品を、晴れの日だけでなく曇りの日や室内でも使用し、日中は2〜3時間おきに塗り直してください。加えて、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの美白有効成分を含むスキンケア製品を継続して使用することも、シミの予防・改善サポートに有効です。

肝斑にレーザー治療は効果がありますか?

通常の高出力レーザーを肝斑に照射すると、逆効果になるケースがあるため注意が必要です。肝斑には、低出力のレーザーを均一に照射する「レーザートーニング」や、トラネキサム酸の内服・外用が適しているとされています。シミの種類を正確に見極めたうえで治療法を選ぶことが重要ですので、まず専門医に相談されることをおすすめします。

アイシークリニック上野院ではどのようなシミ治療を受けられますか?

アイシークリニック上野院では、担当医師がカウンセリングでシミの種類・状態・肌質を丁寧に診断し、一人ひとりに最適な治療プランをご提案しています。老人性色素斑と肝斑が混在する場合も、それぞれに適した治療を組み合わせて対応可能です。カウンセリングは完全無料ですので、お気軽にご相談ください。

💪 まとめ

50代で急にシミが増えたと感じる背景には、ターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの変化、長年の紫外線ダメージの蓄積、生活習慣の影響など、複数の要因が絡み合っています。シミの種類によって原因も対処法も異なるため、まずは自分のシミがどのタイプなのかを正確に把握することが重要です。

セルフケアとして最も重要なのは毎日の日焼け止めと保湿の徹底です。すでにできてしまったシミに対しては、美白有効成分を含む製品の継続使用が助けになりますが、その効果には限界があります。より確実に、早くシミを改善したい場合は、クリニックでの専門的な治療を検討することをおすすめします。

50代からでも、適切なケアと治療によってシミを改善し、肌に自信を持つことは十分可能です。まずは一人で悩まず、専門家に相談することから始めてみましょう。アイシークリニック上野院では、あなたの肌の状態に合わせた治療法を丁寧にご説明し、シミのない明るい肌を取り戻すためのサポートをしています。お気軽にカウンセリングをご予約ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – シミ(老人性色素斑・肝斑・雀卵斑)の種類・診断基準・治療ガイドラインに関する情報
  • 厚生労働省 – 医薬部外品における美白有効成分(ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・アルブチン等)の承認・規制に関する情報
  • PubMed – 更年期・ホルモン変動(エストロゲン低下)とメラニン生成・肝斑・老人性色素斑の関係に関する国際的な医学研究文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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