☀️ 夏のレジャーやスポーツのあと、「この赤み、いつ治るの…?」って不安になったことありませんか?
- ⚡ 誤ったケアでシミ・色素沈着が残るリスクがある
- ⚡ 症状が悪化して回復に数週間以上かかることも
- ⚡ 重症の場合は皮膚科治療が必要になる場合がある
- 📌 症状別の回復期間の目安(軽度〜重度まで)
- 📌 今すぐできる正しいアフターケアの手順
- 📌 絶対NG行動(知らずにやってる人が多い!)
- 📌 皮膚科を受診すべき目安
目次
- 日焼けとは何か?皮膚で起きていること
- 日焼けの赤みはどのくらいで治る?症状別の目安
- 日焼けの赤みが長引く原因
- 日焼け直後にやるべき正しいケア
- 回復期のスキンケア方法
- やってはいけないNG行動
- 赤みが引いた後のシミ・色素沈着への対処
- こんな症状は皮膚科へ!受診の目安
- まとめ
この記事のポイント
日焼けの赤みは軽度で3〜5日、中等度で1〜2週間、水ぶくれを伴う重度では2〜4週間以上かかる。冷却・保湿・紫外線対策が回復の基本で、2週間以上改善しない場合や全身症状がある場合は皮膚科受診が必要。
💡 1. 日焼けとは何か?皮膚で起きていること
日焼けは、太陽光に含まれる紫外線(UV)が皮膚に吸収されることで起こる皮膚の炎症反応です。紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類がありますが、日焼けによる赤みや痛みの主な原因はUV-Bです。UV-Bは皮膚の表皮層に届き、細胞のDNAを傷つけたり、炎症を引き起こす化学物質(炎症性サイトカイン)の放出を促したりします。
この炎症反応によって、皮膚の血管が拡張し、血流が増加します。それが赤みやほてり、ヒリヒリとした痛みとして現れるのです。これは医学的に「日光皮膚炎」または「サンバーン」と呼ばれる状態です。
一方、UV-Aは皮膚の奥深くにある真皮層まで届き、メラニン色素の生成を促進します。UV-AによってメラニンがすぐにUV-Aを吸収することで皮膚を守ろうとする反応が起き、これが「即時型の黒化」(露光中〜直後に現れる黒ずみ)です。UV-Bによる炎症後にも、修復過程でメラニンが増加し「遅延型の黒化」(色素沈着・シミ)が現れます。
つまり、日焼けの赤みは紫外線による皮膚の急性炎症であり、やけどと同じような仕組みで起こっています。実際に皮膚科の分類では、日焼けはやけどの「1度」や「浅い2度」に相当することもあります。そのため、症状の程度に応じた適切なケアが非常に重要です。
Q. 日焼けの赤みが治るまでの期間は?
日焼けの赤みが治るまでの期間は症状の程度によって異なります。軽度であれば3〜5日程度、中等度では1〜2週間、水ぶくれを伴う重度の場合は2〜4週間以上かかることがあります。その後も1〜3週間かけて皮がむけながら皮膚が新しく生まれ変わっていきます。
📌 2. 日焼けの赤みはどのくらいで治る?症状別の目安
日焼けの赤みが治るまでの期間は、症状の重さによって大きく変わります。ここでは、軽度・中等度・重度の3段階に分けて詳しく解説します。
✅ 軽度の日焼け(赤みとほてりのみ)
紫外線にさらされてから数時間後に赤みが現れ、触れるとヒリヒリする程度の軽い日焼けです。水ぶくれや激しい痛みはなく、皮膚の表面が少し乾燥する程度で済むケースです。
この段階であれば、赤みのピークは日焼けした翌日から2日目にかけてで、その後は徐々に落ち着いていきます。適切に冷却し保湿を行えば、赤みは3〜5日程度で目立たなくなることが多いです。その後、1〜2週間かけて皮膚の表面が少しずつはがれ(落屑)、新しい皮膚へと生まれ変わります。
軽度の日焼けは、きちんとしたセルフケアで対応できることがほとんどです。ただし、日焼け後数日で赤みが悪化したり、発熱や倦怠感などの全身症状が出てきた場合は医療機関への相談を検討してください。
📝 中等度の日焼け(強い痛み・むくみを伴う)
長時間の野外活動やプールサイド、海水浴などで強い紫外線を大量に浴びた場合に起こりやすいのが中等度の日焼けです。赤みが強く、触れると痛みがあり、皮膚がむくんで腫れぼったくなることもあります。日焼けした部位がジンジンと熱を持ち、夜も痛みで眠れないといったケースもあります。
この程度になると、赤みや痛みのピークは日焼け後24〜72時間(1〜3日)で、その後少しずつ和らいでいきます。赤みが完全に落ち着くまでには1〜2週間程度かかることが多く、その後2〜3週間かけて皮がむけ、皮膚の再生が進みます。
中等度の日焼けでは、皮膚のバリア機能が大きく低下しているため、感染リスクや色素沈着のリスクも高まります。適切なセルフケアを行いながら、症状が改善しない場合や悪化する場合は皮膚科への受診が勧められます。
🔸 重度の日焼け(水ぶくれ・全身症状を伴う)
水ぶくれ(水疱)が生じるほどの重度の日焼けは、医学的に「2度熱傷(やけど)」と同等に扱われることがあります。皮膚が赤く腫れあがり、水ぶくれが多数できたり、発熱・頭痛・めまい・吐き気・悪寒などの全身症状を伴うこともあります。これは「日射病」や「熱射病」のリスクも伴う深刻な状態です。
重度の日焼けでは、皮膚の回復に2〜4週間以上かかることがあります。水ぶくれが破れてしまうと、そこから細菌感染が起こるリスクがあり、きちんと処置しないと傷跡や色素沈着が残ることもあります。
このレベルの日焼けは、セルフケアのみでの対応は限界があるため、皮膚科または救急外来を早めに受診することを強くお勧めします。医師の判断のもと、ステロイド外用薬や抗炎症薬、場合によっては点滴・内服治療が行われることがあります。
✨ 3. 日焼けの赤みが長引く原因
「日焼けしたのに、なかなか赤みが引かない」と感じる場合には、いくつかの原因が考えられます。自分の状態に当てはまるものがないか、確認してみましょう。
⚡ 紫外線を浴び続けている
日焼けをした後も日焼け止めを塗らずに外出したり、日差しの強い環境に繰り返しさらされたりすると、炎症が繰り返されて赤みが長引きます。日焼けで弱った皮膚は通常よりもさらに紫外線の影響を受けやすい状態になっているため、回復期間中の紫外線対策は特に重要です。
🌟 間違ったケアをしている
熱を持っている肌に刺激の強いスキンケア製品を使ったり、熱いお湯で洗ったり、タオルで強くこすったりすることで、炎症がさらに強まり赤みが長引くことがあります。アルコール成分が多い化粧水や、ピーリング作用のある製品の使用も炎症を悪化させる原因になります。
💬 もともと肌が敏感・乾燥しやすい
もともと肌のバリア機能が低い方や、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を持っている方は、同じ程度の日焼けでも炎症が強く出たり、回復が遅れたりしやすい傾向があります。肌質によって回復期間に個人差があることを覚えておきましょう。
✅ 日光過敏症や光線過敏症の可能性
ほんのわずかな紫外線でも強い赤みや湿疹が出る、または日焼けの症状が異常に長く続く場合は、「光線過敏症」と呼ばれる状態の可能性があります。光線過敏症は、特定の薬(抗生物質、利尿薬、向精神薬など)の副作用として起こることもあれば、全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患が関係することもあります。このような場合は皮膚科への受診が必要です。
📝 保湿が不十分
日焼けをした皮膚は水分が失われやすく、乾燥することで回復が遅くなります。適切な保湿ケアを続けることが、皮膚の修復を助ける上でとても重要です。
Q. 日焼け直後に最初にすべき応急処置は?
日焼け直後にまず行うべきは「冷やすこと」です。冷水や水道水で患部を20〜30分程度冷却します。ただし、氷や保冷剤を直接肌に当てると皮膚がさらに傷つく恐れがあるため禁物です。冷却後は刺激の少ない保湿ジェルで保湿し、日陰へ移動してこまめな水分補給も行いましょう。
🔍 4. 日焼け直後にやるべき正しいケア
日焼けをしてしまったと気づいたら、できるだけ早く適切な応急処置を行うことが大切です。初期対応の良し悪しが、その後の回復速度に大きく影響します。
🔸 まず冷やす
日焼けをした皮膚には炎症による熱がこもっています。最初にすべきことは、十分に冷やすことです。冷水や水道水で日焼けした部位を20〜30分程度冷やしましょう。屋外であれば、冷たいペットボトルや保冷剤をタオルに包んで当てるだけでも効果があります。
ただし、氷や保冷剤を直接肌に当てることは避けてください。皮膚が傷んでいる状態で急激に冷やしすぎると、しもやけのような皮膚ダメージを起こすことがあります。
⚡ 日陰・室内に移動する
これ以上紫外線を浴びないよう、すぐに日陰や室内に移動しましょう。帽子や衣服で日焼けした部位を保護することも有効です。日焼けした後の皮膚は紫外線への防御力がさらに低下しているため、追加のダメージを防ぐことが重要です。
🌟 十分な水分補給
日焼けによる炎症は、体全体の水分バランスにも影響します。こまめに水分を補給し、脱水症状を防ぐことが大切です。特に暑い日には、熱中症の予防も兼ねて水分・電解質を意識的に補給しましょう。
💬 保湿ケアを行う
冷やした後は、肌が乾燥しないよう保湿ケアを行います。アロエベラジェルやヒアルロン酸配合の保湿ジェル、セラミド配合のローションなどがおすすめです。刺激の少ないものを選び、こすらず優しく塗布してください。
市販のアフターサン製品には、炎症を鎮める成分(グリチルリチン酸など)が含まれているものもあり、日焼け後の応急処置に役立ちます。ただし、香料やアルコールが多く含まれる製品は刺激になることがあるため、成分の確認をおすすめします。
✅ 市販薬の活用
赤みや炎症がある場合、市販の抗炎症外用薬(ステロイド外用薬など)を使用することで症状を和らげることができます。ただし、顔への使用や広範囲への使用、長期間の使用については注意が必要です。使用方法や適応に不安がある場合は、薬剤師や医師に相談することをお勧めします。
💪 5. 回復期のスキンケア方法
日焼けの赤みが引き始めてからも、皮膚が完全に回復するまでの間は継続的なケアが必要です。回復期のスキンケアは、色素沈着(シミ)や乾燥、肌荒れを防ぐために大切な役割を果たします。
📝 優しい洗顔・入浴
回復中の皮膚はとてもデリケートな状態です。洗顔や入浴の際は、刺激の少ないマイルドなソープを使い、ぬるめのお湯でやさしく洗いましょう。熱いシャワーや湯船は皮膚への刺激となるほか、赤みやほてりを悪化させる可能性があるため避けてください。タオルで皮膚を拭く際も、こすらずにそっと押さえるようにして水分を取りましょう。
🔸 継続的な保湿
日焼けで傷ついた皮膚は水分保持能力が低下しているため、しっかりと保湿を続けることが回復を早めます。ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなどの保湿成分が含まれたローションやクリームを、洗顔後や入浴後に毎日欠かさず塗布しましょう。
日焼け後に皮がむけてくることがありますが、これは皮膚が正常に修復されているサインです。無理にはがすと、下の皮膚が傷ついてシミや傷跡が残りやすくなるため、絶対に引っ張ったりこすったりしないようにしましょう。自然にはがれるのを待つことが大切です。
⚡ 日焼け止めの使用
回復中の皮膚は通常よりも紫外線へのダメージを受けやすいため、外出時は必ず日焼け止めを使用してください。SPF30以上、PA+++以上のものを目安に選び、2〜3時間ごとに塗り直すことが推奨されます。ただし、刺激の強いものは避け、敏感肌向けや低刺激処方のものを選ぶとよいでしょう。
日焼け止めに加え、長袖の衣服や帽子、日傘などの物理的な遮光対策も組み合わせると効果的です。
🌟 ビタミンCの摂取
食事や内服サプリメントからビタミンCを摂取することは、皮膚の修復やコラーゲン生成を助け、色素沈着の予防に役立つとされています。ビタミンCは抗酸化作用もあり、紫外線による酸化ストレスから皮膚細胞を保護する働きが期待されます。果物(キウイ・いちご・柑橘類)や野菜(パプリカ・ブロッコリー)などをバランスよく摂り入れるよう意識しましょう。
Q. 日焼けの回復中にやってはいけない行動は?
熱いお風呂やサウナへの入浴、マッサージやピーリングなど肌への刺激、水ぶくれを自分でつぶす行為、アルコール含有スキンケア製品の使用、むけかけた皮を無理にはがすことはすべてNGです。これらは炎症を悪化させ、シミや傷跡が残る原因になります。
🎯 6. やってはいけないNG行動
日焼けの回復中に誤ったケアを行うと、症状が悪化したり色素沈着が残ったりする可能性があります。以下のNG行動を避けるよう注意しましょう。
💬 熱いお風呂・サウナへの入浴
体が温まると血管が拡張し、炎症が悪化する可能性があります。日焼けをした当日から数日間は、熱いお湯や長時間の入浴、サウナなどは控えてください。ぬるめのシャワーで短時間に済ませるのが理想です。
✅ マッサージやエステ
日焼けした皮膚はとても敏感な状態です。マッサージや顔のエステ、ピーリングなど皮膚への摩擦や刺激を与える施術は、炎症を悪化させたり、色素沈着を引き起こしたりするリスクがあります。皮膚が完全に回復するまでは控えましょう。
📝 水ぶくれを自分でつぶす
水ぶくれ(水疱)は、皮膚が自分を守るために作り出した保護膜です。自分でつぶしてしまうと、中に細菌が入って感染症を引き起こすリスクが高まります。また、水疱の下にある皮膚がまだ完成していないため、つぶすことで傷跡が残りやすくなります。水ぶくれができた場合は、皮膚科を受診して適切な処置を受けてください。
🔸 アルコール含有の化粧品・スキンケアの使用
アルコール(エタノール)を多く含む化粧水や美容液は、炎症を起こしている皮膚にとって大きな刺激になります。成分表示を確認し、アルコールフリーのものを選ぶようにしましょう。同様に、香料・防腐剤・界面活性剤なども敏感になった皮膚への刺激になることがあるため注意が必要です。
⚡ 紫外線を再び大量に浴びる
日焼けの赤みが引き始めると、つい安心して再び外出してしまいがちです。しかし、回復中の皮膚は非常に紫外線の影響を受けやすい状態が続いています。また、日焼けを繰り返すことで皮膚のダメージが蓄積され、将来的な皮膚がんのリスクや早期老化につながることもわかっています。完全に回復するまでの間は、徹底した紫外線対策を継続してください。
🌟 むけかけた皮をはがす

日焼けの後に皮がむけてくると、気になってついはがしたくなりますが、これもNGです。皮の下には新しい、まだ薄くて弱い皮膚が形成されています。強引にはがすと、その皮膚を傷つけてシミや傷跡が残りやすくなります。自然にはがれるまで待ち、十分に保湿を続けることが大切です。
💡 7. 赤みが引いた後のシミ・色素沈着への対処
日焼けの赤みが引いた後、数週間〜数ヶ月後に茶色いシミや色むらが現れることがあります。これは日焼けによる炎症後色素沈着(PIH:Post-Inflammatory Hyperpigmentation)と呼ばれるもので、炎症に反応してメラニン色素が過剰に生成されることで起こります。
💬 色素沈着の予防
日焼け後の色素沈着を防ぐためには、炎症が続いている間から適切なケアを行うことが大切です。特に重要なのは、紫外線対策の徹底と保湿の継続です。炎症が強いほど、またその後も紫外線を浴びるほど、色素沈着が残りやすくなります。
✅ 美白成分の活用
皮膚の炎症が完全に落ち着いた後(通常2〜4週間後)から、美白有効成分を含むスキンケア製品を取り入れることで、メラニンの生成を抑えたり、すでに沈着したメラニンを薄くしたりする効果が期待できます。代表的な美白有効成分には以下のものがあります。
ビタミンC誘導体は、メラニンの生成を抑制する作用があり、多くの化粧品に配合されています。トラネキサム酸は、メラノサイト(メラニン産生細胞)の活性化を抑える働きがあります。アルブチンは、メラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)の働きを阻害します。ナイアシンアミドは、すでに生成されたメラニンの表皮への転送を抑制する作用があります。
ただし、これらは皮膚の炎症が落ち着いてから使用を開始することが大切です。炎症中に刺激が強い製品を使うと、逆に症状が悪化する可能性があります。
📝 色素沈着が気になる場合は皮膚科・美容皮膚科へ
市販のスキンケアでは改善しない色素沈着や、濃いシミが残ってしまった場合は、皮膚科や美容皮膚科への相談がおすすめです。トラネキサム酸やビタミンC、ハイドロキノンなどを含む処方薬や、レーザートーニング、ケミカルピーリング、光治療(IPL)などの医療的な治療法が選択肢として挙げられます。自分に合った治療法を医師に相談してみましょう。
Q. 日焼け後の色素沈着を防ぐにはどうすればよいですか?
日焼け後の色素沈着を防ぐには、炎症期間中からの紫外線対策の徹底と保湿の継続が基本です。炎症が落ち着いた2〜4週間後から、ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・ナイアシンアミドなどの美白成分を含むスキンケアを取り入れると効果的です。市販ケアで改善しない場合は皮膚科への相談をお勧めします。
📌 8. こんな症状は皮膚科へ!受診の目安
多くの日焼けはセルフケアで回復しますが、以下のような症状がある場合は医療機関への受診を検討してください。
🔸 水ぶくれが多数できている
広範囲に水ぶくれができている場合は、重度の日焼け(やけど)として医療的な処置が必要です。自分でつぶしたり、そのまま放置したりすることで感染や傷跡のリスクが高まります。皮膚科または救急外来を受診しましょう。
⚡ 発熱・頭痛・吐き気などの全身症状がある
日焼けとともに発熱(38℃以上)、激しい頭痛、吐き気・嘔吐、めまい、倦怠感などがある場合は、日射病や熱射病(熱中症)の可能性があります。これらは緊急性の高い状態であるため、すぐに医療機関を受診してください。特に意識がもうろうとするような場合は救急を呼ぶ必要があります。
🌟 2週間以上経っても赤みや症状が改善しない
適切なケアをしているにもかかわらず、2週間を過ぎても赤みや炎症が続く場合は、光線過敏症や別の皮膚疾患が隠れている可能性があります。また、日焼けが引き金となって他の皮膚トラブルが起きることもあります。皮膚科で診察を受けることをお勧めします。
💬 わずかな日光でも強い反応が出る
日常生活で少し外出しただけで強い赤みや湿疹が出る、または日焼け症状が非常に強いという場合は、光線過敏症の可能性があります。特定の薬の副作用として起こることもあるため、服用中の薬がある場合はその情報も医師に伝えましょう。
✅ 感染の兆候がある
日焼けした部位が膿んでいる、悪臭がする、急激に赤みや腫れが広がるなどの症状がある場合は、細菌感染が起きている可能性があります。早めに皮膚科または内科を受診してください。
📝 子どもの重度の日焼け
子どもの皮膚は大人よりも薄く紫外線の影響を受けやすいため、同じ程度の日焼けでも症状が重くなりやすいです。子どもの日焼けで水ぶくれができた場合や、発熱などの全身症状がある場合は、早めに小児科または皮膚科を受診させましょう。また、子どもの頃の紫外線ダメージの蓄積は、将来的な皮膚がんリスクにもつながることが知られています。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、夏場を中心に日焼け後の赤みや色素沈着を心配されて来院される患者様が多く、早期の適切なケアがその後の肌状態を大きく左右することを日々実感しています。特に「水ぶくれができてしまった」「2週間経っても赤みが引かない」というケースでは、自己判断でのケアに限界があることも多いため、どうか一人で抱え込まずにお気軽にご相談ください。最近の傾向として、炎症が落ち着いた後のシミ・色素沈着に悩まれる方も増えており、患者様一人ひとりの肌状態に合わせた治療法をご提案することで、多くの方に改善を実感していただいています。」
✨ よくある質問
症状の程度によって異なります。軽度であれば3〜5日程度で赤みが目立たなくなります。中等度では1〜2週間、水ぶくれを伴う重度の場合は2〜4週間以上かかることがあります。いずれも、その後1〜3週間かけて皮がむけながら皮膚が新しく生まれ変わっていきます。
最初に行うべきは「冷やすこと」です。冷水や水道水で患部を20〜30分程度冷やしましょう。ただし、氷や保冷剤を直接当てることは避けてください。冷却後は刺激の少ない保湿ジェルやローションで保湿し、日陰や室内へ移動してこまめな水分補給も行うことが重要です。
熱いお風呂やサウナへの入浴、マッサージやピーリングなどの肌への刺激、水ぶくれを自分でつぶすこと、アルコール含有のスキンケア製品の使用、むけかけた皮を無理にはがすことはNGです。これらは炎症を悪化させたり、シミや傷跡が残る原因になるため注意が必要です。
炎症期間中からの徹底した紫外線対策と保湿の継続が、色素沈着予防の基本です。炎症が落ち着いた後(2〜4週間後)には、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、ナイアシンアミドなどの美白成分を含むスキンケアを取り入れることも効果的です。市販ケアで改善しない場合は、当院にご相談ください。
広範囲に水ぶくれができている場合、発熱・頭痛・吐き気などの全身症状がある場合、2週間以上経過しても赤みが引かない場合、わずかな日光で強い反応が出る場合は早めに受診してください。特に発熱や意識障害を伴う場合は緊急性が高く、速やかな医療機関の受診が必要です。
🔍 まとめ
日焼けによる赤みがどのくらいで治るかは、症状の程度によって大きく異なります。軽度であれば3〜5日程度で赤みが落ち着き、中等度では1〜2週間、重度では2〜4週間以上かかることもあります。大切なのは、日焼けをした直後からできるだけ早く適切なケアを始めることです。
応急処置としての冷却と保湿、回復期間中の継続的な保湿と紫外線対策、そしてNG行動を避けることが、スムーズな回復と色素沈着の予防につながります。水ぶくれや全身症状が出ている場合、または2週間以上経っても症状が改善しない場合は、自己判断だけで対処しようとせず、皮膚科への受診を検討しましょう。
日焼けの赤みが治った後に残った色素沈着やシミが気になる方は、美容皮膚科での相談も選択肢の一つです。アイシークリニック上野院では、日焼け後の肌トラブルやシミ・色素沈着に関するご相談を承っております。肌の状態に合った適切なケアや治療法について、専門医にお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 日光皮膚炎(サンバーン)の定義・症状・治療方針、UV-AおよびUV-Bによる皮膚への影響、光線過敏症の診断基準など、記事の医学的根拠となる皮膚科専門情報の参照
- 厚生労働省 – 紫外線対策に関する公式ガイドライン、日焼け止めの適切な使用方法(SPF・PA値の目安)、紫外線による健康被害および皮膚がんリスクに関する情報の参照
- WHO(世界保健機関) – 紫外線(UV-A・UV-B)が皮膚に与える影響、日焼けの重症度分類(やけどとの対比)、子どもへの紫外線ダメージと将来的な皮膚がんリスクに関する国際的なエビデンスの参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務