⚡ 「腕にしこりを発見…これって大丈夫?」と不安になっていませんか?
腕のしこりは良性のものがほとんどですが、放置すると危険なケースもあります。この記事を読めば、「何科に行けばいいか」「すぐ受診すべきか」が3分でわかります。
🚨 こんな症状、放置してませんか?
- 📌 腕にしこりを見つけたけど何科に行けばいいかわからない
- 📌 しこりが最近大きくなっている気がする
- 📌 痛みはないけど悪性じゃないか不安
「しこりの5cm以上・急速増大・硬くて動かないの3つが重なるときは、早めの受診をおすすめします。まずは皮膚科へ!」
目次
- 腕にしこりができる主な原因
- 良性のしこりの特徴と見分け方
- 注意が必要なしこりのサイン
- 腕のしこりは何科を受診すればよいか
- 各診療科での診察・検査の流れ
- 腕のしこりの治療法
- 受診前に確認しておきたいポイント
- しこりを放置するリスクについて
- まとめ
💡 この記事のポイント
腕のしこりは脂肪腫・粉瘤・ガングリオンなど多くは良性だが、急速増大・5cm以上・硬くて動かない場合は悪性の可能性もある。受診はまず皮膚科が適切で、アイシークリニックでは低侵襲な切除手術に対応している。
💡 腕にしこりができる主な原因
腕にしこりができる原因はひとつではありません。皮膚や皮下組織、関節、筋肉、リンパ節など、腕にはさまざまな組織が集まっているため、それぞれの部位に由来するさまざまな種類のしこりが発生する可能性があります。以下に、腕のしこりの代表的な原因を紹介します。
✅ 脂肪腫(リポーマ)
脂肪腫は、皮膚の下にある脂肪細胞が増殖してかたまりを形成したものです。腕のしこりの中でも特に多くみられる良性腫瘍の一つで、柔らかくて弾力があり、押すと少し動くのが特徴です。痛みはほとんどなく、ゆっくりと成長します。大きさは数ミリ程度の小さなものから、数センチに及ぶものまでさまざまです。年齢を問わず発生しますが、40〜60代に多い傾向があります。
脂肪腫は体のどこにでも発生しますが、腕・背中・首・腹部などに多くみられます。見た目は皮膚がやや盛り上がっているように見えることもあります。基本的には良性のため、すぐに治療が必要なわけではありませんが、大きくなる・痛みが出る・見た目が気になるといった場合には外科的な切除が行われます。
📝 粉瘤(アテローム・表皮嚢腫)
粉瘤は、皮膚の表皮が袋状になり、その中に角質や皮脂などが溜まって腫瘤を形成したものです。医学的には「表皮嚢腫」「アテローム」とも呼ばれます。腕だけでなく、顔・背中・耳の後ろなど全身に発生しますが、腕にもよくみられます。
粉瘤の特徴として、しこりの中央に小さな開口部(黒い点)が見えることがあります。通常は痛みがなく、柔らかめの感触ですが、細菌に感染すると炎症を起こして赤く腫れ、痛みや熱感を伴うことがあります。この状態を「炎症性粉瘤」といい、膿が溜まることもあります。炎症を起こした粉瘤は放置すると悪化するため、早めに医療機関を受診することが大切です。
🔸 ガングリオン
ガングリオンは、関節や腱鞘の周囲にできるゼリー状の液体が詰まった嚢腫です。手首や指に多くみられますが、肘や腕の他の部分にも発生することがあります。表面はなめらかで硬めの感触があり、皮膚の上から押すと少し硬いしこりとして触れます。
多くの場合は痛みがありませんが、神経や腱に圧迫が加わると痛みやしびれを感じることもあります。自然に消えることもありますが、大きくなる場合や症状が続く場合には治療が必要になります。
⚡ リンパ節の腫れ
腕の内側(肘の内側など)にはリンパ節が存在しており、感染症や炎症が起きると腫れることがあります。風邪をひいたときや、腕・手に傷や感染がある場合などに、リンパ節が反応して腫れることがあります。通常は感染が治まると縮小しますが、長期間腫れが続く場合や痛みが強い場合は注意が必要です。
🌟 血管腫
血管が異常に増殖してできる腫瘤で、皮膚の表面や皮下に発生します。皮膚表面に発生した場合は赤みを帯びた色調が特徴で、皮下に発生した場合は青みがかった見た目になることもあります。大きさはさまざまで、多くは良性です。乳幼児に多い「いちご状血管腫」は自然退縮することが多いですが、成人に発生した血管腫は治療を検討することもあります。
💬 神経鞘腫(シュワン細胞腫)・神経線維腫
末梢神経の被膜細胞(シュワン細胞)から発生する腫瘍です。腕の神経に沿って生じ、しこりとして触れることがあります。しこりを押したときに電気が走るような感覚(放散痛)がある場合は神経由来のしこりを疑います。多くは良性ですが、大きくなるものや神経症状が強い場合は手術が必要になることがあります。
✅ 皮膚線維腫(デルマトフィブローマ)
皮膚の真皮層に発生する小さな良性腫瘍で、硬くて皮膚に固着しているのが特徴です。押すと少しへこみ、つまむと中に引き込まれるような感触があります。茶色や紅色の色調を示すことが多く、腕の外側によくみられます。多くは無症状ですが、まれに痒みを感じることもあります。
📝 軟部組織肉腫(悪性腫瘍)
まれなケースではありますが、腕のしこりが悪性腫瘍(軟部組織肉腫)である可能性もゼロではありません。軟部組織肉腫は筋肉・脂肪・血管・神経など軟部組織から発生する悪性腫瘍の総称です。全体的に発生頻度は低いですが、急速に大きくなる・硬い・痛みを伴う・5cm以上の大きなしこりなどの特徴がある場合には専門的な検査が必要です。
Q. 腕のしこりができたとき最初に受診すべき科はどこですか?
腕にしこりができた場合、まず皮膚科の受診が適切です。脂肪腫・粉瘤・血管腫など皮膚や皮下組織に発生するしこりの多くは皮膚科の専門範囲です。診察後、手術が必要なら形成外科・外科へ、関節由来のしこりなら整形外科へ紹介してもらえます。
📌 良性のしこりの特徴と見分け方
しこりを自分で「良性か悪性か」と判断することは医学的には難しいですが、一般的に良性のしこりには次のような特徴があります。
まず、表面がなめらかで境界がはっきりしていることが挙げられます。良性腫瘍は周囲の組織との境界が比較的明確で、押すとある程度動くことが多いです。次に、成長が非常にゆっくりしていることも良性のサインのひとつです。何年もかけてほとんど大きさが変わらないしこりは、悪性の可能性が低い傾向にあります。
また、押したときの感触も重要な情報です。脂肪腫のような柔らかい感触、ガングリオンのような硬めの感触など、しこりの種類によって異なります。痛みがない、または触ったときだけわずかに痛むという場合も、良性であることが多いです。
ただし、これらの特徴はあくまでも目安であり、良性のしこりに似た特徴を持つ悪性腫瘍も存在します。自己判断で放置するのではなく、気になるしこりがあれば医療機関で診てもらうことが重要です。
✨ 注意が必要なしこりのサイン
腕にできたしこりの中には、早めに医療機関を受診したほうがよいサインがあります。以下のような特徴に当てはまる場合は、できるだけ早く専門医に相談することをおすすめします。
🔸 急速に大きくなっている
数週間〜数ヶ月の短期間でしこりが目立って大きくなっている場合は注意が必要です。良性腫瘍はゆっくり成長することが多く、急速な増大は悪性の可能性を示唆することがあります。
⚡ 大きさが5cm以上
しこりの大きさが5cmを超えている場合は、医療機関での詳しい検査が推奨されます。特に深部(皮膚の深いところ)に位置する大きなしこりは、軟部組織肉腫などの悪性腫瘍のリスクが高まるとされています。
🌟 硬くて動かない
しこりが非常に硬く、周囲の組織に固着して動かない場合は要注意です。良性腫瘍は比較的境界が明瞭で動きやすいですが、悪性腫瘍は周囲の組織に浸潤して固定されることがあります。
💬 安静時にも痛みがある
触れていないときでも持続的な痛みがある場合は注意が必要です。安静時痛や夜間に痛みが強くなる場合は、腫瘍が急速に増殖しているサインであることがあります。
✅ 皮膚の色や状態に変化がある
しこりの上の皮膚が赤くなる・潰瘍(傷口)になる・変色するなどの変化がある場合も受診のサインです。炎症性の粉瘤でも赤みや腫れが出ますが、その場合も早めの受診が適切です。
📝 発熱・体重減少などの全身症状を伴う
しこりと同時に、原因不明の発熱・体重の減少・全身のだるさ・寝汗などの全身症状がある場合は、リンパ腫などの血液系の悪性疾患が疑われることがあります。このような症状の組み合わせは、速やかな医療機関受診が必要です。
Q. 腕のしこりで悪性腫瘍を疑うべきサインは何ですか?
腕のしこりで以下のサインがある場合は早めに専門医へ相談が必要です。①数週間〜数ヶ月で急速に大きくなる、②大きさが5cm以上、③硬くて周囲組織に固着して動かない、④安静時にも持続的な痛みがある、⑤発熱・体重減少などの全身症状を伴う、といった特徴が目安です。
🔍 腕のしこりは何科を受診すればよいか
腕のしこりができたとき、どの科に行けばよいのかは多くの方が悩むポイントです。しこりの種類や症状によって適切な受診科が異なりますが、以下を参考にしてください。
🔸 まずは皮膚科
腕のしこりで最初に受診するのに適しているのは皮膚科です。脂肪腫・粉瘤・血管腫・皮膚線維腫など、皮膚や皮下組織に発生するしこりの多くは皮膚科の専門範囲です。皮膚科では視診・触診をはじめ、必要に応じて超音波(エコー)検査や病理組織検査を行い、しこりの種類を診断します。
「しこりがあるけれど痛みもないし何科に行けばいいかわからない」という場合は、まず皮膚科を受診するのがもっとも一般的で適切な選択です。皮膚科で診断がつき、専門的な治療や手術が必要と判断された場合は、適切な科へ紹介してもらえます。
⚡ 形成外科・外科
脂肪腫や粉瘤など皮下のしこりは、皮膚科だけでなく形成外科や外科でも診察・治療を行っています。特に手術(切除)が必要な場合は、形成外科や外科が適しています。外観の改善(傷跡を目立たなくするなど)を重視する場合は形成外科が専門的なアプローチを提供してくれます。
また、「美容外科・美容皮膚科」でも粉瘤や脂肪腫の切除を行っているクリニックがあります。アイシークリニック上野院のような美容外科・皮膚科系クリニックでは、比較的傷が目立ちにくい丁寧な手術を行っており、腕のしこり除去にも対応しています。
🌟 整形外科
ガングリオンや腱鞘のう胞など関節・腱に関係するしこりの場合は、整形外科が適しています。関節の動きに支障がある・痛みやしびれを伴うしこりの場合も整形外科を受診するのが適切です。神経に由来するしこり(神経鞘腫など)が疑われる場合も、整形外科や神経外科での診察が行われることがあります。
💬 内科・血液内科
しこりとともに発熱・体重減少・倦怠感などの全身症状がある場合は、リンパ節の腫れや血液系疾患が疑われることがあります。このような場合は内科や血液内科を受診することも重要です。なお、腕の内側(肘の付近)にある腫れたリンパ節は感染症によるものが多いですが、リンパ節の腫れが長期間続く・複数個所で腫れている・だんだん大きくなるといった場合は血液内科での精密検査が必要です。
✅ 腫瘍専門科(整形外科腫瘍・腫瘍外科)
しこりが悪性腫瘍(軟部組織肉腫など)の疑いがある場合は、大学病院や総合病院の整形外科腫瘍科・腫瘍外科で専門的な診察・検査・治療が行われます。かかりつけ医や皮膚科・形成外科から紹介状を受け取って受診するのが一般的な流れです。

💪 各診療科での診察・検査の流れ
腕のしこりで医療機関を受診した場合、どのような診察・検査が行われるのかを知っておくと、受診前の不安が軽減されます。
📝 問診
最初に医師から問診が行われます。しこりにいつ気づいたか・大きさの変化・痛みや他の症状の有無・既往歴・家族歴などを聞かれます。できるだけ正確に答えることが、適切な診断につながります。
🔸 視診・触診
医師が実際にしこりを目で見て確認し、手で触れて大きさ・硬さ・可動性・皮膚との癒着の有無などを評価します。この視診・触診だけでも、ある程度しこりの種類を推測することができます。
⚡ 超音波(エコー)検査
超音波検査は、放射線被爆のない安全な検査で、皮下腫瘍の診断に広く使われています。しこりの深さ・内部構造(充実性か嚢腫性か)・血流の有無などを評価でき、脂肪腫・粉瘤・ガングリオン・血管腫などの鑑別に役立ちます。痛みを伴わない検査であるため、安心して受けることができます。
🌟 MRI・CT検査
しこりが大きい・深部に位置する・悪性が疑われるなどの場合は、MRIやCT検査が行われることがあります。MRI検査は軟部組織の評価に優れており、腫瘍の広がりや周囲の組織との関係を詳しく把握するのに適しています。これらの検査は主に病院や大型クリニックで行われます。
💬 針生検・病理組織検査
しこりの組織を一部採取して顕微鏡で調べる検査です。確定診断(しこりが何であるかを確定すること)のために必要な場合に行われます。特に悪性腫瘍が疑われる場合は、この病理検査が診断の確定に不可欠です。
Q. 粉瘤と脂肪腫はどう違いますか?
粉瘤(表皮嚢腫)は皮膚が袋状になり角質や皮脂が溜まったもので、しこり中央に黒い点(開口部)が見えることがあります。脂肪腫は脂肪細胞が増殖したもので、柔らかく弾力があり押すと動くのが特徴です。どちらも良性ですが、自己判断は難しいため医療機関での診察が推奨されます。
🎯 腕のしこりの治療法
腕のしこりの治療法は、その種類や状態によって異なります。主な治療法を以下に解説します。
✅ 経過観察
小さい脂肪腫や症状のないガングリオン、その他の良性しこりで症状がない場合は、すぐに治療をせず経過を観察することがあります。定期的に医療機関を受診して大きさや状態に変化がないかを確認します。経過観察中にしこりが大きくなる・痛みが出るなどの変化があれば、改めて治療の必要性を検討します。
📝 手術(切除術)
最も確実な治療法が手術による切除です。局所麻酔を行い、しこりを丸ごと切り取る方法です。脂肪腫・粉瘤・ガングリオン・神経鞘腫など多くのしこりに適応されます。
粉瘤の場合は、袋ごと完全に摘出しないと再発のリスクがあるため、袋を破らないよう丁寧に摘出することが重要です。近年では、くり抜き法(くりぬき法)と呼ばれる小さな穴から内容物を出して袋を引き出す方法も行われており、傷が小さく済む利点があります。アイシークリニック上野院でも、このような低侵襲な粉瘤・脂肪腫の切除に対応しています。
手術後は縫合して傷を閉じます。抜糸は術後1〜2週間程度で行われることが多く、術後の傷跡のケアも重要です。
🔸 穿刺吸引(注射器で内容物を吸い出す)

ガングリオンの場合、注射針を刺して中のゼリー状の液体を吸い出す穿刺吸引という処置が行われることがあります。この方法は手術に比べて簡便ですが、再発率が高いというデメリットもあります。繰り返し再発する場合は手術を選択することもあります。
⚡ 炎症性粉瘤の切開排膿
粉瘤が炎症を起こして膿が溜まっている場合は、まず切開して膿を出す処置(切開排膿)が行われます。これにより痛みや腫れを改善します。ただし、切開排膿は根治的な治療ではなく、炎症が落ち着いた後に改めて粉瘤の袋を摘出する手術が必要になります。炎症が強い時期に無理に袋を取ろうとすると周囲組織を傷つけるリスクがあるため、段階的に治療を進めるのが一般的です。
🌟 悪性腫瘍の場合の治療
悪性腫瘍(軟部組織肉腫など)が確認された場合は、腫瘍の種類・ステージ・位置などによって治療法が決定されます。外科的切除が基本となりますが、放射線療法・化学療法(抗がん剤)を組み合わせることもあります。専門的な治療が必要であるため、大学病院や専門センターでの集学的治療が行われます。
💡 受診前に確認しておきたいポイント
腕のしこりで医療機関を受診する際に、あらかじめ確認・準備しておくと診察がスムーズに進みます。以下のポイントを参考にしてください。
💬 しこりに気づいたのはいつか
しこりの存在にいつ気づいたかを確認しておきましょう。急に大きくなってきたのか、ずっと前から気づいていたが変化がなかったのかによって、診断の方向性が変わることがあります。
✅ 大きさ・形・色の変化
しこりの大きさや形・色に変化があったかどうかも重要な情報です。気になり始めた時から受診までの変化をメモしておくか、写真で記録しておくと医師に伝えやすくなります。
📝 痛みや他の症状の有無
しこりに痛みがあるか、腕全体のしびれや感覚の変化がないかも確認しておきましょう。安静時にも痛みがあるか、動かしたときだけ痛むのか、押したときだけ痛むのかを整理しておくと診察に役立ちます。
🔸 既往歴・服薬の有無
現在服用している薬(血液をサラサラにする薬など)がある場合は、手術の際に注意が必要なため必ず医師に伝えましょう。また、過去にしこりができたことがある・同様の病気の家族歴があるなどの情報も診察の参考になります。
⚡ 服装について
腕のしこりの診察では、腕を出しやすい服装で受診すると診察がスムーズです。袖をまくりやすいトップスや、腕が露出しやすいデザインの服を選ぶと良いでしょう。
Q. 腕のしこりを放置するとどんなリスクがありますか?
腕のしこりを放置すると複数のリスクが生じます。粉瘤は細菌感染で炎症を起こし強い痛みや腫れが生じ、治療が困難になります。脂肪腫は大きくなると神経を圧迫し痛みやしびれを引き起こします。また、まれに悪性腫瘍の場合もあるため、早期発見・早期診断のためにも早めの受診が重要です。
📌 しこりを放置するリスクについて
「痛みがないから大丈夫」「そのうち消えるだろう」と思って、腕のしこりを長期間放置してしまう方もいます。しかし、しこりによっては放置することでさまざまなリスクが生じることがあります。
🌟 粉瘤を放置した場合
粉瘤は自然に消えることはなく、時間とともに少しずつ大きくなることが多いです。また、細菌感染が起きると炎症性粉瘤になり、強い痛み・腫れ・発熱が生じることがあります。炎症が重症化すると蜂窩織炎(皮膚や皮下組織の感染症)に進展したり、深部の組織に感染が広がったりすることもあります。炎症が起きてからの治療は、通常の手術より傷跡が大きくなりやすく、完全摘出も難しくなることがあります。
💬 脂肪腫を放置した場合
脂肪腫は基本的に良性ですが、放置すると徐々に大きくなることがあります。大きくなった脂肪腫は神経や血管を圧迫して痛みやしびれを起こすことがあり、手術の際にも傷が大きくなります。小さいうちに手術をする方が、身体への負担が少なく、傷跡も目立ちにくくなります。
✅ 悪性腫瘍を見逃すリスク
腕のしこりの多くは良性ですが、まれに悪性腫瘍(軟部組織肉腫など)であることもあります。悪性腫瘍は早期発見・早期治療が予後を大きく左右するため、しこりを長期間放置することはリスクがあります。「どうせ良性だろう」と判断せずに、まずは医療機関で診察を受けることが重要です。
📝 精神的な不安が続く
しこりを放置することで「もしかしたら悪いものかもしれない」という不安が長期間続くことも、生活の質に影響します。受診して診断がつけば、悪性でない場合は安心でき、治療が必要な場合は早期に対応できます。精神的な観点からも、気になるしこりは早めに医療機関で確認することをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、腕のしこりを心配されて来院される患者様の多くが、長期間「痛みがないから大丈夫だろう」と受診をためらっていたケースが見受けられます。実際には脂肪腫や粉瘤といった良性のものがほとんどですが、早期に診断がつくことで治療の選択肢も広がり、傷跡も最小限に抑えられることが多いため、気になるしこりがあれば迷わずご相談いただくことをお勧めします。患者様が安心して治療に臨めるよう、丁寧な説明と身体への負担が少ない施術を心がけておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。」
✨ よくある質問
まずは皮膚科を受診するのが一般的でおすすめです。脂肪腫・粉瘤・血管腫など、皮膚や皮下組織に発生するしこりの多くは皮膚科の専門範囲です。皮膚科で診断後、手術が必要な場合は形成外科や外科へ、関節由来のしこりは整形外科へ紹介してもらえます。
以下のサインがある場合は早めに専門医へ相談してください。①数週間〜数ヶ月で急速に大きくなっている、②大きさが5cm以上、③硬くて周囲の組織に固着して動かない、④安静時にも持続的な痛みがある、⑤発熱・体重減少などの全身症状を伴う、といった特徴が見られる場合は注意が必要です。
痛みがなくても放置はおすすめできません。粉瘤は放置すると細菌感染で炎症を起こし、強い痛みや腫れが生じることがあります。脂肪腫も徐々に大きくなると神経を圧迫することがあります。また、まれに悪性腫瘍の可能性もあるため、早めに医療機関で診断を受けることが重要です。
粉瘤(表皮嚢腫)は皮膚が袋状になり角質や皮脂が溜まったもので、しこりの中央に黒い点(開口部)が見えることがあります。一方、脂肪腫は脂肪細胞が増殖したもので、柔らかく弾力があり押すと動くのが特徴です。どちらも良性ですが、自己判断は難しいため、医療機関での診察をおすすめします。
アイシークリニックでは、脂肪腫や粉瘤などの皮下腫瘍の切除に対応しています。粉瘤の場合は再発を防ぐため袋ごと丁寧に摘出します。また、傷跡が小さく済む「くり抜き法」にも対応しており、目立ちにくい傷跡を意識した施術を提供しています。術後の抜糸は1〜2週間程度が目安です。
🔍 まとめ
腕のしこりには、脂肪腫・粉瘤・ガングリオン・血管腫・神経鞘腫などさまざまな種類があり、それぞれ原因・特徴・治療法が異なります。多くのしこりは良性ですが、急速な増大・硬さ・痛み・5cm以上のサイズなどの特徴がある場合は、悪性腫瘍の可能性も考慮した専門的な検査が必要です。
受診する科については、まずは皮膚科を受診するのが一般的でおすすめです。皮膚や皮下組織のしこりは皮膚科・形成外科・外科が専門であり、関節由来のしこりは整形外科、全身症状を伴う場合は内科や血液内科が適しています。アイシークリニック上野院では、粉瘤や脂肪腫などの皮下腫瘍の診察・手術に対応しており、目立ちにくい傷跡を意識した丁寧な施術を提供しています。
腕のしこりは放置せずに、気になる症状があれば早めに専門医に相談することが大切です。早期受診・早期診断・早期治療が、良い結果につながる一番の近道です。ご自身の腕のしこりについて不安を感じている方は、ぜひ一度医療機関でご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 脂肪腫・粉瘤(表皮嚢腫)・皮膚線維腫・血管腫など皮膚および皮下組織に発生するしこりの診断基準・治療ガイドラインの参照
- 日本形成外科学会 – 粉瘤・脂肪腫・ガングリオンなど軟部組織腫瘍の外科的切除(くり抜き法含む)における治療法・手術適応・術後ケアに関する情報の参照
- 厚生労働省 – 軟部組織肉腫を含むがん(悪性腫瘍)の早期発見・受診勧奨および診療科選択に関する公的医療情報の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務