赤ちゃんに日焼け止めはいつから使える?月齢別の正しい選び方と使い方

考え事をする女性

「赤ちゃんに日焼け止めを塗っても大丈夫?」「いつから使えるの?」と悩むパパ・ママは多いのではないでしょうか。紫外線は肌に長期的なダメージを与えるため、赤ちゃんの頃からしっかりケアしてあげたいと思うのは自然なことです。しかし、赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、大人と同じように日焼け止めを使うのは少し注意が必要です。この記事では、赤ちゃんへの日焼け止めをいつから始めてよいのか、月齢ごとの紫外線ケアの方法、製品の選び方・塗り方・落とし方まで詳しく解説します。赤ちゃんの肌を守るための正しい知識を身につけていきましょう。


目次

  1. 赤ちゃんの肌と紫外線の関係
  2. 赤ちゃんに日焼け止めはいつから使えるのか
  3. 月齢別・紫外線ケアの考え方
  4. 赤ちゃん用日焼け止めの選び方
  5. 日焼け止めの正しい塗り方
  6. 日焼け止めの落とし方
  7. 日焼け止め以外の紫外線対策
  8. 日焼け止めを使う際の注意点とトラブル対処法
  9. よくある疑問Q&A
  10. まとめ

この記事のポイント

赤ちゃんへの日焼け止めは生後3か月から使用可能で、それ以前は帽子や日陰などの物理的対策を優先する。製品選びは紫外線吸収剤不使用・低刺激のベビー専用品を選び、使用前のパッチテストが必須。肌トラブル時はアイシークリニックなど皮膚科・小児科への相談を推奨。

🎯 赤ちゃんの肌と紫外線の関係

赤ちゃんの肌は、大人の肌に比べて非常に薄く、バリア機能も未発達です。皮膚の厚さは大人の約半分程度しかなく、水分を保持する力も弱いため、外部からの刺激を受けやすい状態にあります。紫外線に対しても同様で、大人よりも肌がダメージを受けやすいことが特徴です。

紫外線には主にUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2種類があります。UVBは肌の表面に作用して日焼けや炎症を引き起こす原因になり、UVAは肌の奥深くまで届いてコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。赤ちゃんや子どもの頃に浴びた紫外線の量は、将来の皮膚疾患や老化にも影響するといわれており、幼い頃からの紫外線ケアがとても重要です。

また、赤ちゃんはメラニン色素の産生機能も未成熟です。メラニンは肌が紫外線から自身を守ろうとして産生される色素ですが、赤ちゃんはその産生量が少ないため、紫外線によるダメージが蓄積しやすい状態です。日差しの強い日だけでなく、曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、外出時には適切なケアが必要になります。

さらに、紫外線は一年中降り注いでいます。夏が最も強いのは確かですが、春先から紫外線量は増加し始め、4月〜9月は特に注意が必要な時期です。冬でも紫外線はゼロにはならないため、季節を問わず意識しておくことが大切です。

Q. 赤ちゃんに日焼け止めはいつから使えますか?

赤ちゃんへの日焼け止めは、一般的に生後3か月頃から使用できるとされています。それ以前は肌のバリア機能が特に未成熟なため、帽子・ベビーカーのサンシェード・日陰の活用など物理的な紫外線対策を優先することが推奨されています。

📋 赤ちゃんに日焼け止めはいつから使えるのか

結論からお伝えすると、赤ちゃん用の日焼け止めは生後3か月頃から使えるとされています。ただし、生後すぐから使えるわけではなく、月齢によって対応方法が異なります。

生後3か月未満の赤ちゃんは、肌のバリア機能がさらに未成熟な状態にあります。日焼け止めに含まれる成分が肌に刺激を与える可能性があるため、この時期は日焼け止めを使うよりも、帽子・ベビーカーのカバー・日陰の活用・衣服などの物理的な方法で紫外線を避けるほうが安心です。

生後3か月を過ぎた頃から、赤ちゃん専用に設計された低刺激の日焼け止めを使い始めることができます。ただし、「生後3か月から使用可」と明記されている製品を選ぶことが重要です。製品によっては「生後6か月から」「1歳から」など、対象月齢が異なる場合があります。必ず製品パッケージや説明書を確認してください。

なお、初めて日焼け止めを使う際は、いきなり全身に塗るのではなく、腕の内側など皮膚が薄い部分に少量を試し塗りして、24時間程度様子を見ることをおすすめします。赤みやかゆみ、湿疹などの反応が出なければ、使用を続けることができます。何かトラブルが起きた場合は、使用を中止して小児科や皮膚科に相談しましょう。

💊 月齢別・紫外線ケアの考え方

🦠 生後0〜3か月未満

この時期の赤ちゃんは外出機会も比較的少なく、また新生児の肌は非常に繊細なため、日焼け止めの使用はすすめられていません。外出時には直射日光を避け、ベビーカーに日除けカバーをかける、帽子を着用させるなどの物理的な対策を徹底しましょう。また、この月齢では長時間の外出自体を避けることが基本です。

短時間の外出が必要な場合も、紫外線の強い時間帯(10時〜14時頃)はなるべく避け、できるだけ日陰を選んで移動するようにしましょう。薄手の長袖や帽子を活用するだけでも、紫外線を大幅にカットすることができます。

👴 生後3〜6か月

生後3か月を過ぎたら、赤ちゃん専用の日焼け止めを使用できるようになります。この時期は首が据わってきて、お散歩や外出の機会が増えてくる頃でもあります。紫外線が直接当たる顔・手・足など露出する部分への使用を意識してください。

ただし、まだ肌のバリア機能は発達段階にあるため、できるだけ低刺激で添加物の少ない製品を選ぶことが大切です。SPFやPAの数値は低めのものを選び、必要以上に高い数値の製品は使わなくて大丈夫です。

🔸 生後6か月〜1歳

首据わり・お座り・ハイハイと発達が進み、外での活動量も増えてくる時期です。公園への外出機会も多くなるため、日焼け止めの使用がより重要になります。引き続き赤ちゃん用の低刺激製品を使用し、2〜3時間ごとに塗り直しをするよう心がけましょう。

汗をかきやすい時期でもあるため、汗で流れやすいことを念頭に置き、こまめな塗り直しを忘れずに行うことが重要です。また、衣服や帽子との組み合わせで、より効果的に紫外線をブロックすることができます。

💧 1歳以降

1歳を過ぎると、歩き始める子も多く、外での活動範囲がさらに広がります。公園や砂場など、長時間外にいる機会も増えるため、適切なSPF・PAの日焼け止めを使用しましょう。1歳以降も引き続き、子ども用・低刺激の製品を選ぶことをおすすめします。

幼児期に入ったからといって大人用の日焼け止めをいきなり使い始めるのは避けたほうがよいでしょう。3歳頃まではお子さま専用の製品を使い、肌の様子を観察しながら徐々に移行していくのが理想的です。

Q. 赤ちゃん用日焼け止めはどんな成分のものを選ぶべきですか?

赤ちゃんには「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)」の製品を選ぶことが推奨されます。酸化亜鉛や酸化チタンを使った紫外線散乱剤タイプは皮膚への浸透が少なく刺激が軽いため安心です。また、香料・アルコール・着色料などの添加物が少ない製品を選ぶとより安全です。

🏥 赤ちゃん用日焼け止めの選び方

✨ SPFとPAの目安

日焼け止めには「SPF」と「PA」という指標があります。SPFはUVBを防ぐ指標で、数値が高いほど防御力が強くなります。PAはUVAを防ぐ指標で、「+」の数が多いほど効果が高くなります。

赤ちゃんの場合、普段のお散歩程度であればSPF15〜30・PA++程度のもので十分です。数値が高いほど肌への負担も増す傾向があるため、必要以上に高いものは選ばなくて構いません。ただし、海水浴や長時間の屋外活動などの場合は、もう少し高めのSPF30〜50のものを選ぶとよいでしょう。製品によっては「日常使い用」「レジャー用」など用途別に展開されているものもあります。

📌 成分を確認する

日焼け止めの成分には大きく分けて「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2種類があります。

紫外線散乱剤は、酸化亜鉛や酸化チタンなどの成分で、紫外線を物理的に反射・散乱させることで肌を守ります。皮膚への浸透が少なく、肌への負担が比較的軽いとされており、赤ちゃんや敏感肌の方に向いています。一方で白浮きしやすい場合があります。

紫外線吸収剤は、紫外線を化学的に吸収して熱などに変換することで防御する成分です。日焼け止め効果が高く塗り心地がよい反面、まれに皮膚への刺激やアレルギー反応を引き起こすことがあります。赤ちゃんには紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)の製品を選ぶことをおすすめします。

また、香料・アルコール・着色料・防腐剤などの添加物が少ない製品のほうが、赤ちゃんの肌への刺激が少なくなります。製品選びの際は成分表示も確認してみましょう。

▶️ テクスチャーの種類

日焼け止めにはクリームタイプ・乳液タイプ・ジェルタイプ・スプレータイプなどさまざまな形状があります。赤ちゃんへの使用には、クリームタイプや乳液タイプが扱いやすくおすすめです。

スプレータイプは手軽ですが、赤ちゃんの顔まわりに使う場合は吸い込む可能性があるため注意が必要です。赤ちゃんに使う場合は、一度手に取ってから塗るようにするか、顔への使用は避けたほうが安心です。

🔹 「赤ちゃん用」「低刺激」の表記を確認する

製品パッケージに「赤ちゃん用」「ベビー用」「低刺激」「敏感肌用」などの表記があるものを選ぶと安心です。また、皮膚科医・小児科医がテストしているという記載がある製品も参考になります。ただし、「ベビー」と書かれていても対象月齢が異なる場合があるので、必ず使用可能な月齢を確認しましょう。

⚠️ 日焼け止めの正しい塗り方

📍 塗る前の準備

日焼け止めを塗る前に、塗る人の手をきれいに洗っておきましょう。また、赤ちゃんの肌が乾燥していると日焼け止めがうまくなじまないことがあるため、保湿クリームなどで肌を整えてから塗ると効果的な場合があります。外出の15〜30分前には塗り終えるようにしておくと、成分が定着して効果が発揮されやすくなります。

💫 顔への塗り方

顔は紫外線を最も受けやすい部分ですが、赤ちゃんは目や口をよく触るため、目の周りや口周りへの使用には注意が必要です。製品によっては目・口まわりへの使用が制限されている場合があります。

塗り方としては、まず少量を指に取り、額・鼻・頬・あご・耳の前など紫外線が当たりやすい部分に点置きしてから、優しくなじませます。強くこすらず、なでるように丁寧に塗ることが大切です。鼻の下や眉まわり、耳の裏なども忘れずに。

🦠 体への塗り方

首・腕・脚など露出している部分には均一に塗り広げましょう。特に関節部分や手の甲は日焼けしやすいため、丁寧に塗ることを心がけてください。背中や胸元が見える衣服の場合は、そちらも忘れずに塗りましょう。

👴 塗り直しのタイミング

日焼け止めは一度塗れば一日中効果が続くわけではありません。汗・水・摩擦などによって効果が薄れるため、こまめな塗り直しが必要です。目安としては2〜3時間ごと、または汗をたくさんかいたり水に入ったりした後に塗り直すようにしましょう。

赤ちゃんの場合、塗り直しのたびに肌への摩擦が加わるため、優しく拭き取ってから塗り直すのが理想的です。汗や汚れを柔らかいタオルや濡れたガーゼなどで優しく拭いてから、新しく塗るようにしましょう。

Q. 赤ちゃんへの日焼け止めの正しい塗り直し頻度は?

赤ちゃんへの日焼け止めは、汗・水・摩擦によって効果が薄れるため、2〜3時間ごと、または汗をたくさんかいた後や水に入った後に塗り直すことが必要です。塗り直す際は、柔らかいタオルや濡れたガーゼで汚れを優しく拭き取ってから新たに塗るのが理想的です。

🔍 日焼け止めの落とし方

日焼け止めを正しく落とすことも、赤ちゃんの肌を守るうえで重要なポイントです。日焼け止めが肌に残ったままだと毛穴を詰まらせ、肌荒れの原因になることがあります。

赤ちゃん用の日焼け止めの多くは、石けんやベビーソープで落とせるように設計されています。製品の説明書を確認し、専用のクレンジングが必要かどうかをチェックしましょう。特別なクレンジングが不要な製品であれば、入浴時に泡立てたベビーソープで優しく洗い流せば十分です。

落とし方の手順としては、まず泡立てたベビーソープを手に取り、こするのではなく優しく肌の上で転がすようなイメージで洗います。その後、ぬるめのお湯でしっかりとすすぎ、柔らかいタオルで押さえるように水分を吸収します。ゴシゴシこすると肌を傷めるため、常に「優しく」を意識してください。

洗い終わったら、保湿ケアをしっかり行いましょう。洗浄後は肌が乾燥しやすいため、ベビーローションやベビークリームで潤いを補充することが大切です。

📝 日焼け止め以外の紫外線対策

日焼け止めは紫外線ケアの一手段に過ぎません。より効果的に赤ちゃんを紫外線から守るためには、複数の方法を組み合わせることが重要です。

🔸 時間帯を選ぶ

紫外線が最も強くなるのは、10時〜14時頃の時間帯です。この時間帯の外出をなるべく避けるか、短時間にとどめるだけで、紫外線の影響を大幅に減らすことができます。朝の涼しい時間帯や夕方以降のお散歩を日課にするのもよい方法です。

💧 日陰を活用する

木陰や建物の影など、日陰に入るだけで紫外線量を大きく減らすことができます。公園に行く際は日陰のある場所を選んで遊ばせるようにしましょう。ただし、日陰でも散乱光や反射光として紫外線は届いているため、日焼け止めや衣服による対策は引き続き必要です。

✨ 帽子を活用する

帽子はつばが広いタイプが理想的で、顔・耳・首の後ろを覆えるものを選ぶとより効果的です。赤ちゃん用の帽子は脱げにくい工夫がされているものも多いので、外出時には必ず着用させましょう。UVカット加工がされている帽子であれば、さらに紫外線防御効果が高まります。

📌 UVカット衣類を活用する

衣服だけでも紫外線をある程度遮断することができます。肌の露出が少ない長袖・長ズボンを着用させるのが理想ですが、夏場は熱中症にも注意が必要です。薄手で通気性が良く、UVカット加工が施された衣服を選ぶと、紫外線対策と暑さ対策を両立できます。

▶️ ベビーカーのサンシェードを活用する

ベビーカーに付属しているサンシェードや、後付けできるUVカットカバーは、外出時の紫外線対策として非常に有効です。ただし、カバーをすると中が高温になりやすいため、通気性には注意しましょう。定期的に赤ちゃんの様子を確認し、暑そうにしていたらカバーを開けて風を通すことが大切です。

🔹 窓からの紫外線にも注意

紫外線はガラス窓を通して室内にも入り込みます。特にUVAは一般的なガラスを透過するため、室内にいても窓際では紫外線を浴びることになります。日当たりの良い場所に長時間いる場合は、UVカットフィルムを窓に貼る、カーテンを活用するなどの対策も有効です。

Q. 日焼け止めで赤ちゃんの肌が赤くなったらどうすればよいですか?

日焼け止め使用後に赤み・かゆみ・湿疹などの症状が現れた場合は、すぐに使用を中止し、石けんや水で丁寧に洗い流してください。症状が強い場合や洗い流しても改善しない場合は、小児科または皮膚科を受診しましょう。アイシークリニックでもお子さまの肌トラブルに関するご相談を受け付けています。

💡 日焼け止めを使う際の注意点とトラブル対処法

📍 アレルギーや肌トラブルへの対応

赤ちゃんの肌はデリケートなため、日焼け止めが合わずに肌トラブルを起こす場合があります。日焼け止めを使用して赤み・かゆみ・湿疹・腫れなどの症状が現れた場合は、すぐに使用を中止し、石けんや水で洗い流してください。症状が強い場合や、洗い流しても改善しない場合は、小児科または皮膚科に相談しましょう。

特にアトピー性皮膚炎や敏感肌の赤ちゃんは、使用前に必ずパッチテストを行い、医師に相談してから使用することをおすすめします。肌の状態が悪い時期(炎症がある時など)は日焼け止めの使用を避け、症状が落ち着いてから使用を再開しましょう。

💫 誤飲への注意

赤ちゃんは手を口に持っていく習慣があるため、手に日焼け止めが残っている場合、口に入ってしまう可能性があります。手に塗る場合は十分に肌になじませ、ベタつきが残らないようにしましょう。また、日焼け止めのチューブや容器は赤ちゃんの手の届かない場所に保管してください。万が一大量に飲み込んでしまった場合は、医療機関や中毒情報センターに連絡してください。

🦠 目に入った場合

日焼け止めが目に入ると痛みや炎症を引き起こすことがあります。顔に塗る際は目の際を避け、万が一目に入った場合はすぐに清潔な水で十分に洗い流してください。症状が続く場合は眼科を受診してください。

👴 保管方法に注意する

日焼け止めは高温多湿の場所や直射日光が当たる場所に保管すると、成分が変質する可能性があります。冷暗所に保管し、開封後はなるべく早めに使い切るようにしましょう。また、使用期限を過ぎた製品や性状が変わったものは使用しないでください。

🔸 日焼けしてしまった場合のケア

万が一赤ちゃんが日焼けしてしまった場合は、まず患部を冷却することが重要です。清潔なタオルで包んだ保冷剤や冷水で浸したタオルを当てて、熱をしっかり取りましょう。日焼けは皮膚の炎症であるため、冷やすことで症状を和らげる効果があります。

冷却後は保湿ケアを丁寧に行い、肌の乾燥を防ぎましょう。水疱(水ぶくれ)ができている場合や、ぐったりしている・発熱があるなどの場合は、医療機関を受診してください。熱中症を併発している可能性もあるため、状態をしっかり観察することが大切です。

✨ よくある疑問Q&A

💧 Q. 曇りの日でも日焼け止めは必要ですか?

A. はい、必要です。曇りの日でも紫外線量は晴れの日の約60〜80%程度あるといわれています。「曇っているから大丈夫」と思って対策を怠ると、思わぬ日焼けをしてしまうことがあります。曇りの日や雨上がりの日でも、外出時には日焼け止めを使用するようにしましょう。

✨ Q. 冬でも日焼け止めは必要ですか?

A. 冬は夏に比べて紫外線量が少ないですが、ゼロにはなりません。特に雪の多い地域では、雪面での紫外線反射により紫外線量が増加することがあります。冬でも長時間外出する場合は、低めのSPFの日焼け止めを使用することをおすすめします。

📌 Q. 大人用の日焼け止めを赤ちゃんに使ってもいいですか?

A. 基本的にはおすすめできません。大人用の日焼け止めには紫外線吸収剤や香料、アルコールなど、赤ちゃんの肌に刺激になりやすい成分が含まれていることが多いです。赤ちゃん専用・子ども専用に設計された低刺激の製品を使用してください。

▶️ Q. 日焼け止めを塗ったら保湿クリームは不要ですか?

A. 日焼け止めと保湿ケアは別のものです。日焼け止めは紫外線をブロックする効果はありますが、保湿効果は製品によって大きく異なります。赤ちゃんの肌は乾燥しやすいため、外出から帰ったら日焼け止めをきちんと落とし、その後しっかり保湿ケアを行うことが大切です。

🔹 Q. アトピー性皮膚炎の赤ちゃんでも日焼け止めは使えますか?

A. アトピー性皮膚炎の赤ちゃんに日焼け止めを使用する場合は、必ず皮膚科の医師に相談してください。肌の状態によっては使用できない場合もありますし、使用できる場合でも医師がすすめる特定の製品を選ぶことが重要です。炎症がある時期は特に注意が必要です。

📍 Q. 日焼け止めはいつ塗ればいいですか?

A. 外出の15〜30分前に塗るのが理想的です。成分が肌になじんで定着することで、より効果が発揮されやすくなります。直前に塗っても多少の効果はありますが、余裕をもって準備するようにしましょう。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、赤ちゃんの肌トラブルや紫外線ケアについてご不安を抱えた保護者の方からのご相談を多くお受けしており、「いつから日焼け止めを使っていいか分からなかった」というお声を頂くことも少なくありません。記事にある通り、生後3か月未満は物理的な遮光対策を優先し、それ以降は紫外線吸収剤不使用の赤ちゃん専用製品を選んだうえで必ずパッチテストを行うことが、お子さまの繊細な肌を守る基本となります。アトピー性皮膚炎など肌に不安のあるお子さまは特に、ご自身で判断せずにお気軽に皮膚科・小児科へご相談いただくことで、お子さまの肌の状態に合った安全なケアをご提案できますので、どうぞ遠慮なくご来院ください。」

📌 よくある質問

赤ちゃんへの日焼け止めはいつから使えますか?

一般的に生後3か月頃から使用できるとされています。それ以前は肌のバリア機能が特に未成熟なため、日焼け止めの使用は避け、帽子・ベビーカーのサンシェード・日陰の活用など物理的な対策を優先しましょう。生後3か月以降は「赤ちゃん用」と明記された低刺激の製品を選び、必ずパッチテストを行ってから使用してください。

赤ちゃん用日焼け止めを選ぶ際のポイントは何ですか?

「赤ちゃん用・ベビー用」「低刺激」「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)」の表記がある製品を選びましょう。香料・アルコール・着色料などの添加物が少ないものが理想的です。SPF・PAは普段のお散歩程度であればSPF15〜30・PA++程度で十分です。また、使用可能な対象月齢を必ずパッケージで確認してください。

大人用の日焼け止めを赤ちゃんに使っても大丈夫ですか?

基本的にはおすすめできません。大人用の日焼け止めには紫外線吸収剤や香料、アルコールなど、赤ちゃんの肌に刺激となりやすい成分が含まれていることが多いためです。赤ちゃんには必ず赤ちゃん専用・子ども専用に設計された低刺激の製品を使用し、肌の状態に不安がある場合はアイシークリニックなど皮膚科・小児科へご相談ください。

日焼け止めを塗った後に肌が赤くなった場合はどうすればいいですか?

すぐに使用を中止し、石けんや水で丁寧に洗い流してください。赤みやかゆみ・湿疹・腫れなどの症状が強い場合や、洗い流しても改善しない場合は、小児科または皮膚科を受診しましょう。アトピー性皮膚炎など肌に不安のある赤ちゃんは、使用前に必ず医師へ相談することをおすすめします。アイシークリニックでもご相談を受け付けています。

曇りや冬でも赤ちゃんに日焼け止めは必要ですか?

曇りの日でも紫外線量は晴れの日の約60〜80%程度あるため、外出時は日焼け止めの使用をおすすめします。冬も紫外線はゼロにはならず、雪の多い地域では反射による紫外線増加にも注意が必要です。冬の長時間外出には低めのSPFの日焼け止めを使用し、季節を問わず紫外線対策を意識するようにしましょう。

🎯 まとめ

赤ちゃんへの日焼け止めは、一般的に生後3か月頃から使用できるとされています。それ以前は、物理的な紫外線対策(帽子・サンシェード・衣服・日陰の活用)を中心に行いましょう。

日焼け止めを選ぶ際は、赤ちゃん専用・低刺激・紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)の製品を選び、使用前には必ずパッチテストを行うことをおすすめします。SPFやPAは用途に合わせて選び、普段のお散歩程度であれば低めの数値で十分です。

塗り方は優しく丁寧に、こまめな塗り直しを忘れずに行いましょう。外出後は石けんやベビーソープで丁寧に洗い流し、保湿ケアで仕上げることが大切です。日焼け止めだけでなく、時間帯を選ぶ・日陰を活用する・帽子や衣服を活用するなど、複数の方法を組み合わせてより効果的に紫外線から守ることが重要です。

赤ちゃんの肌に気になることがあれば、無理に自己判断せず、かかりつけの小児科や皮膚科に相談するようにしてください。アイシークリニック上野院でも、お子さまの肌トラブルや紫外線ケアについてご相談を受け付けています。正しいスキンケアの知識で、大切な赤ちゃんの肌をしっかり守っていきましょう。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 赤ちゃん・小児の皮膚特性やバリア機能に関する情報、紫外線による皮膚ダメージ、アトピー性皮膚炎への対応など、記事の医学的根拠として参照
  • 厚生労働省 – 日焼け止め製品(化粧品・医薬部外品)の成分規制・安全性基準に関する情報、紫外線吸収剤・散乱剤の分類など記事中の製品選び根拠として参照
  • WHO(世界保健機関) – UVA・UVBの種類と健康への影響、小児期からの紫外線対策の重要性に関する国際的知見として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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