口の周りが赤い原因と対処法|皮膚科で診てもらうべき症状を解説

🔴 口の周りの赤み、放置していませんか?
口の周りが赤くなる症状は、軽いかぶれや乾燥によるものから、皮膚科での治療が必要な疾患まで、その原因は非常に多岐にわたります。特に口まわりの皮膚はデリケートで、食事・唾液・摩擦・化粧品などの影響を受けやすいため、さまざまなトラブルが起こりやすい部位です。この記事では、口の周りが赤くなる代表的な原因と、それぞれの症状の特徴、自宅でできるケア方法、そして皮膚科を受診すべきタイミングについて詳しく解説します。

🚨 こんな悩みありませんか?

💬 口の周りが赤くてかゆい…市販薬を塗ってもなかなか治らない😢
💬 繰り返し赤みが出るけど、これって何の病気?
👨‍⚕️ 原因によって治療法がまったく違います。自己判断はNG!

💡 この記事を読むとわかること

  • 口まわりの赤みの原因(6種類以上)を正確に把握できる
  • ✅ 自宅でできるケアと、やってはいけないNG行動がわかる
  • 「今すぐ皮膚科へ行くべき」サインを見逃さなくなる

🚨 読まないとこんなリスクが…

市販のステロイド薬を自己判断で長期使用すると、症状が悪化する可能性があります。
特に2週間以上症状が続く場合は、必ず皮膚科を受診してください。


目次

  1. 口の周りの皮膚の特徴
  2. 口の周りが赤くなる主な原因
  3. 口囲皮膚炎(口周囲皮膚炎)とは
  4. 接触性皮膚炎(かぶれ)について
  5. アトピー性皮膚炎と口まわりの赤み
  6. 口唇ヘルペスと口まわりの赤み
  7. カンジダ症が原因になることも
  8. 乾燥・刺激による口囲の赤み
  9. 子どもに多い口まわりの赤みの原因
  10. 自宅でできるケアと注意点
  11. 皮膚科を受診すべき症状・タイミング
  12. まとめ

この記事のポイント

口の周りの赤みは口囲皮膚炎・接触性皮膚炎・ヘルペス・カンジダ症など原因が多岐にわたり自己判断によるステロイド市販薬の長期使用は悪化リスクがある。2週間以上症状が続く場合は皮膚科受診が重要。

💡 1. 口の周りの皮膚の特徴

口の周囲の皮膚は、顔の中でも特に繊細な部位として知られています。まず、口まわりは皮膚が薄く、外部の刺激を受けやすいという特性があります。さらに、食事をするたびに食べ物や飲み物が触れ、唾液が付着しやすい環境にあります。唾液にはアミラーゼをはじめとする消化酵素が含まれており、皮膚への刺激になることがあります。

また、口まわりには表情を作るための多くの筋肉が集まっており、皮膚が絶えず動いています。この動きによって皮膚への摩擦や引っ張りが繰り返され、バリア機能が低下しやすくなります。加えて、化粧品や歯磨き粉、リップクリームなども口まわりに触れる機会が多く、これらが刺激やアレルゲンとなってトラブルを引き起こすこともあります。

皮膚のバリア機能が低下すると、外部の刺激物質やアレルゲンが侵入しやすくなり、炎症が起こりやすくなります。口まわりが赤くなる症状が繰り返される場合、こうした皮膚の特性を理解した上で適切なケアをすることが大切です。

Q. 口囲皮膚炎の原因と特徴を教えてください

口囲皮膚炎は、ステロイド外用薬の長期使用やフッ素入り歯磨き粉・化粧品が主な原因で発症する炎症性皮膚疾患です。唇そのものには症状が出にくく、口を取り囲む皮膚に小さな赤いブツブツや膿疱が現れる点が特徴で、にきびや酒さと見分けがつきにくい場合があります。

📌 2. 口の周りが赤くなる主な原因

口の周りが赤くなる原因はひとつではなく、さまざまな疾患や生活習慣が関係しています。代表的な原因を以下に挙げます。

まず皮膚科的な疾患としては、口囲皮膚炎、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、乾癬などがあります。感染症としては、口唇ヘルペス(単純ヘルペスウイルス感染症)やカンジダ症(真菌感染症)が挙げられます。また、全身性疾患の一部として口まわりに症状が出ることもあり、亜鉛欠乏症やビタミンB群の不足なども関与することがあります。

生活習慣による原因としては、口をなめる癖(口なめ皮膚炎)、乾燥、化粧品・歯磨き粉・食品によるかぶれ、マスクの摩擦、ステロイド外用薬の長期使用などがあります。これらは単独で起こることもあれば、複数の原因が重なって症状が出ることもあります。

口まわりの赤みを適切に治療するためには、まず原因を正確に把握することが重要です。自己判断だけで対処しようとすると、症状を悪化させてしまうケースもあるため、症状が続く場合は皮膚科への受診を検討しましょう。

✨ 3. 口囲皮膚炎(口周囲皮膚炎)とは

口囲皮膚炎(こうい皮膚炎)は、口の周りに小さな赤いブツブツや丘疹(きゅうしん)、膿疱(のうほう)が集まって現れる炎症性の皮膚疾患です。英語では「perioral dermatitis(ペリオーラル・ダーマタイティス)」とも呼ばれます。口の周囲を中心に、鼻の周りや目の周囲にも広がることがあります。

口囲皮膚炎の最大の特徴は、口唇のすぐ縁(唇そのもの)には症状が出にくく、唇を取り囲むように少し離れた皮膚に症状が現れる点です。見た目はにきびや酒さ(しゅさ)に似ていることがあり、自己判断での鑑別は難しい場合があります。

原因として最もよく知られているのが、ステロイド外用薬の長期使用です。顔面にステロイド含有の外用薬を繰り返し使用することで、口囲皮膚炎が生じることがあります。また、フッ素入り歯磨き粉、化粧品(特にファンデーションや乳液)、保湿剤の過剰使用なども原因として指摘されています。ステロイドを急にやめると一時的に症状が悪化することがあるため、自己判断での中止は避け、必ず皮膚科医に相談することが重要です。

治療には、抗生物質の内服(ドキシサイクリンやミノサイクリンなど)や、メトロニダゾール外用薬が使われることが多いです。ステロイド外用薬を使用していた場合は、段階的に減量・中止することが治療の基本となります。

Q. 口まわりの接触性皮膚炎の原因物質は何ですか

口まわりの接触性皮膚炎は、柑橘類やトマトなどの食品、口紅・ファンデーションに含まれる香料や防腐剤、歯磨き粉のフッ素やラウリル硫酸ナトリウムなどが主な原因物質です。アレルギー性の場合は初回接触では症状が出ず、2回目以降に反応が現れる特徴があります。原因特定にはパッチテストが有効です。

🔍 4. 接触性皮膚炎(かぶれ)について

接触性皮膚炎は、特定の物質が皮膚に触れることで起こる炎症反応で、一般的に「かぶれ」と呼ばれています。口まわりに接触性皮膚炎が起こる場合、原因となる物質(原因抗原)は日常生活の中に多く存在しています。

接触性皮膚炎には大きく2つの種類があります。ひとつは「刺激性接触性皮膚炎」で、刺激の強い物質が皮膚に接触することで誰にでも起こりうる炎症です。もうひとつは「アレルギー性接触性皮膚炎」で、特定の物質に対してアレルギー反応が起こるタイプです。アレルギー性の場合、初回の接触では症状が出ず、2回目以降の接触で反応が現れる(感作)という特徴があります。

口まわりの接触性皮膚炎の原因として多いのは、食品(柑橘類・キウイ・トマト・スパイスなど)、口紅や口周囲の化粧品に含まれる成分(防腐剤・香料・ニッケルなど)、歯磨き粉の成分(フッ素・ラウリル硫酸ナトリウム・香料など)、リップクリームの成分、また医療現場での義歯材料などがあります。

症状としては、接触した部位に一致して赤みやかゆみ、水ぶくれ、皮膚のただれなどが現れます。原因物質との接触を避けることが最大の治療法となりますが、原因を特定するためにはパッチテスト(貼付試験)が有用です。皮膚科でパッチテストを受けることで、アレルゲンを特定し、今後の原因物質の回避につなげることができます。

💪 5. アトピー性皮膚炎と口まわりの赤み

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返される炎症性皮膚疾患です。皮膚のバリア機能の低下と免疫の過剰反応が関与していると考えられています。口まわりはアトピー性皮膚炎の好発部位のひとつであり、特に乳幼児や子どもでは顔面全体や口周囲に症状が現れやすい傾向があります。

アトピー性皮膚炎による口まわりの症状は、赤み・かゆみ・乾燥・皮膚の粗さ(ざらつき)・かさつきなどが特徴的です。症状が慢性化すると皮膚が厚くなる「苔癬化(たいせんか)」が起こることもあります。また、アトピー性皮膚炎の患者では皮膚のバリア機能が低下しているため、食物アレルゲンや環境アレルゲンの経皮感作が起こりやすく、食物アレルギーを合併している場合もあります。

アトピー性皮膚炎の治療の基本は、スキンケア(保湿)・ステロイドなどの外用薬による炎症のコントロール・悪化因子の除去の3本柱です。口まわりのアトピー性皮膚炎では、唾液による刺激を減らすためのスキンケアも重要で、食後は優しく拭き取り、保湿剤でケアすることが勧められます。近年では生物学的製剤(デュピルマブなど)も選択肢のひとつとなっています。

🎯 6. 口唇ヘルペスと口まわりの赤み

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)の感染によって引き起こされる疾患で、日本では多くの成人が感染経験を持つとされています。一度感染すると、ウイルスは神経節に潜伏し、免疫力の低下や疲労・紫外線などのきっかけで再活性化して症状が現れます。

症状は、口唇やその周囲のピリピリ・ムズムズとした違和感(前駆症状)から始まり、数時間後には赤みと小さな水ぶくれ(水疱)が集まって現れます。水疱はやがてつぶれてただれ(びらん)となり、かさぶたを形成して1〜2週間ほどで自然に治癒することが多いです。

口唇ヘルペスは他の皮膚疾患と見分けがつきにくい場合があるため、自己判断で市販薬を使い続けることは避けた方がよい場合があります。治療には抗ウイルス薬(アシクロビルやバラシクロビルなど)の内服・外用が有効で、症状の初期段階で使用するほど効果が高いとされています。頻繁に再発する場合には、再発予防のための薬の服用を皮膚科医と相談することも選択肢です。

なお、口唇ヘルペスは感染力があるため、症状が出ている間は患部への接触を避け、タオルや食器の共有を控えることが大切です。また、新生児やステロイド治療中の方など免疫が低下している方への感染は重症化リスクがあるため、特に注意が必要です。

Q. 子どもの口まわりの赤みで緊急性が高い症状は何ですか

子どもが食後すぐに口まわりが赤くなり、じんましん・呼吸困難・嘔吐・ぐったりするなどの症状を伴う場合は、食物アレルギーによるアナフィラキシーの疑いがあります。この場合は直ちに119番通報が必要です。発熱や全身症状を伴う口まわりの赤みも、小児科または皮膚科への早急な受診が推奨されます。

予約バナー

💡 7. カンジダ症が原因になることも

カンジダ症は、カンジダ属の真菌(カビの一種)が原因で起こる感染症です。カンジダは健康な人の口腔内や皮膚にも存在する常在菌ですが、免疫力の低下や抗菌薬の長期服用、糖尿病などの基礎疾患がある場合に異常増殖して症状を引き起こすことがあります。

口まわりに関係するカンジダ症として代表的なものが「口角炎」です。口角(口の両端)が赤くなってひびわれ、ただれや白い付着物が見られることがあります。口角炎はカンジダ以外にも細菌感染や栄養不足(ビタミンB2・B6・ナイアシン・鉄・亜鉛の不足)が原因になることもあるため、原因に応じた治療が必要です。

また、「口腔カンジダ症」は口腔内(舌・頬粘膜・口蓋など)に白い苔状の付着物が見られる疾患ですが、口のまわりの皮膚にも症状が及ぶことがあります。乳幼児では「鵞口瘡(がこうそう)」として知られており、口まわりの赤みや白い付着物として現れます。

カンジダ症の治療には抗真菌薬(クロトリマゾールやミコナゾールなどの外用薬、またはフルコナゾールなどの内服薬)が使用されます。自己判断でステロイド外用薬を使うと症状が悪化することがあるため、口まわりの赤みで感染症が疑われる場合は皮膚科でしっかり診断を受けることが重要です。

📌 8. 乾燥・刺激による口囲の赤み

疾患ではなく、生活習慣や環境的な要因によって口まわりが赤くなることも少なくありません。その代表が「口なめ皮膚炎(口囲口唇炎)」です。

口なめ皮膚炎は、唇や口まわりをなめる癖(リッキング)によって唾液が口まわりの皮膚に繰り返し付着し、炎症が起こる状態です。特に乾燥しがちな冬季や空気が乾いた環境で、唇のかさつきを解消しようとなめてしまうことで悪循環に陥りやすいです。唾液が蒸発する際に皮膚の水分も奪われ、さらに乾燥が進み、なめたくなるという繰り返しになります。症状としては、口の周りを囲むように赤みやかさつき、ひびわれなどが現れ、なめた範囲に一致した特徴的な円形の赤みが見られることがあります。

また、マスクの着用が日常化した近年では、マスクによる摩擦や蒸れによる口まわりの赤み・かぶれが増加しています。マスクの素材(不織布・布など)への接触性皮膚炎、摩擦による物理的な刺激、湿気による皮膚の浸軟(ふやけ)などが原因となります。

さらに、辛い食べ物・酸性の強い食品・アルコールなどが口まわりに繰り返し触れることで、刺激性の炎症が生じることもあります。これらのケースでは、原因を取り除くことと適切なスキンケア(保湿)が基本的な対処法となります。

✨ 9. 子どもに多い口まわりの赤みの原因

子どもの口まわりが赤くなる場合、大人とは異なる原因が関与していることがあります。子どもの皮膚は大人に比べて薄く、皮脂分泌も少ないため、バリア機能が未成熟で刺激を受けやすい状態です。

乳幼児で多いのは、よだれかぶれです。唾液が口まわりに長時間触れることで、唾液中の酵素や消化物が皮膚を刺激し、赤みやただれが起こります。特に歯が生え始める生後6か月頃からよだれが増えるため、この時期に症状が出やすくなります。

食物アレルギーによる口まわりの赤みも子どもに見られます。鶏卵・牛乳・小麦・大豆・そば・ピーナッツなどが代表的な原因食物で、食後すぐに口まわりが赤くなる即時型の反応が見られることがあります。症状が全身に及んでいたり、呼吸器症状や循環器症状が伴う場合はアナフィラキシーの可能性があり、速やかに救急受診が必要です。

また、手足口病や溶連菌感染症などの感染症でも口まわりに症状が出ることがあります。手足口病は手・足・口の中に水ぶくれや発疹が出ることが特徴で、溶連菌感染症では扁桃炎に伴って口まわりに赤みが出ることがあります(猩紅熱では口まわりの蒼白輪といわれる所見もあります)。子どもの口まわりの赤みが続く場合や、発熱・食欲不振などの全身症状を伴う場合は、小児科や皮膚科への受診が勧められます。

Q. 口まわりの赤みに市販のステロイド薬を使うのは問題ありますか

口まわりへのステロイド外用薬の長期使用は推奨されません。ステロイドを顔面に繰り返し使用することで口囲皮膚炎を引き起こしたり悪化させたりするリスクがあります。また自己判断で急に使用をやめると症状が一時的に悪化することもあります。アイシークリニック上野院では、症状が2週間以上続く場合は専門医への相談を勧めています。

🔍 10. 自宅でできるケアと注意点

口まわりの赤みに対して、自宅でできるケア方法を理解しておくことは大切です。ただし、原因によっては自己ケアだけでは改善せず、悪化させてしまうリスクもあるため、注意が必要です。

まず、基本的なスキンケアとして保湿が挙げられます。口まわりの乾燥が原因のひとつになっている場合は、低刺激の保湿剤(ワセリンなど)を使って保湿することが効果的です。特に食後はやさしく口まわりを拭き取り(こすらない)、その後すぐに保湿剤を塗布する習慣をつけることが大切です。

口をなめる癖がある方は、意識的にやめる努力が必要です。保湿が不十分で唇が乾くためになめてしまうことが多いので、リップクリームや保湿剤でこまめにケアすることで、なめたくなる刺激を軽減できます。ただし、リップクリームに含まれる成分がかぶれの原因になることもあるため、香料・着色料・防腐剤の少ないシンプルなものを選ぶのがよいでしょう。

化粧品や歯磨き粉が原因と思われる場合は、一時的に使用を中断または変更してみることも対策のひとつです。フッ素や香料を含まない歯磨き粉に替えてみると改善するケースもあります。

市販薬を使用する際は注意が必要です。ステロイド配合の市販薬を顔(特に口まわり)に長期間使用することは避けた方が無難です。前述のように、ステロイドの長期使用が口囲皮膚炎の原因になることがあるためです。抗ヒスタミン薬配合のかゆみ止めや、非ステロイド性の市販薬を短期間使用する場合でも、症状が改善しなければ皮膚科への受診が必要です。

食生活の面では、ビタミンB群(B2・B6・ナイアシン)・鉄・亜鉛などの栄養素が皮膚の健康維持に関与しているため、バランスのよい食事を心がけることも大切です。口角炎などの症状には栄養不足が関係していることがあります。

💪 11. 皮膚科を受診すべき症状・タイミング

口まわりの赤みが続いたり、悪化したりする場合は、自己判断でのケアだけでなく、皮膚科を受診することが重要です。受診を検討すべき症状や状況を以下に挙げます。

まず、2週間以上症状が続いている場合は、何らかの皮膚疾患や感染症が原因である可能性があるため、受診を勧めます。また、赤みとともに小さなブツブツや水ぶくれ、膿疱(うみを含む発疹)が現れている場合も、口囲皮膚炎やヘルペス・カンジダ症などの疾患が疑われるため、早めの受診が必要です。

強いかゆみや痛みを伴う場合は、感染症やアレルギー反応が関与している可能性があります。特に痛みが強い場合は口唇ヘルペスの再発のこともあるため、早期に受診して抗ウイルス薬の処方を受けることが大切です。

自己ケアや市販薬を使用しても改善しない場合、あるいは一度改善しても繰り返す場合も受診のサインです。繰り返す場合は慢性的な皮膚疾患(アトピー性皮膚炎など)や、取り除けていないアレルゲンとの接触が続いている可能性があります。

発熱・倦怠感・リンパ節の腫れなどの全身症状を伴う場合は、感染症が疑われるためすみやかに受診してください。子どもの場合で、食物を食べた直後に口まわりが赤くなるとともに、じんましん・呼吸困難・嘔吐などの症状が現れたときはアナフィラキシーの可能性があるため、救急受診(119番通報)が必要です。

皮膚科では、視診による診察に加え、必要に応じてパッチテスト(アレルゲン特定)・培養検査(真菌・細菌の検出)・血液検査などが行われます。原因に応じた適切な治療(外用薬・内服薬・スキンケア指導など)を受けることで、症状の改善が期待できます。

アイシークリニック上野院では、口まわりの赤みをはじめとする皮膚トラブルについて、専門医による丁寧な診察を行っております。症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、口まわりの赤みを主訴にご来院される患者様の中に、ステロイド含有の市販薬を長期間使用した結果、口囲皮膚炎を悪化させてしまうケースが少なくありません。原因は一見似た症状であっても、口囲皮膚炎・接触性皮膚炎・口唇ヘルペス・カンジダ症など全く異なる疾患が隠れていることがあり、自己判断でのケアには限界がありますので、症状が2週間以上続く場合はどうぞお気軽にご相談ください。適切な診断と治療を早めに受けることが、口まわりの皮膚トラブルを長引かせないための最善の選択です。」

🎯 よくある質問

口の周りが赤くなる原因にはどんなものがありますか?

口まわりの赤みの原因は多岐にわたります。皮膚科的な疾患(口囲皮膚炎・接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎など)、感染症(口唇ヘルペス・カンジダ症)、乾燥や唇をなめる癖、化粧品・歯磨き粉によるかぶれ、マスクの摩擦などが代表的です。複数の原因が重なるケースもあるため、症状が続く場合は皮膚科での診断が重要です。

ステロイド入り市販薬を口まわりに使っても大丈夫ですか?

口まわりへのステロイド外用薬の長期使用は避けることが推奨されます。ステロイドを顔面に繰り返し使用することで、口囲皮膚炎を引き起こしたり悪化させたりするリスクがあります。また、自己判断で急に使用をやめると症状が一時的に悪化することもあるため、使用中の方は必ず皮膚科医に相談してください。

口まわりの赤みはどのタイミングで皮膚科を受診すべきですか?

2週間以上症状が続く場合、水ぶくれや膿疱を伴う場合、強いかゆみや痛みがある場合、市販薬を使っても改善しない場合は皮膚科への受診をお勧めします。また、発熱などの全身症状を伴う場合はより早めの受診が必要です。アイシークリニック上野院でも、口まわりの赤みについて専門医による丁寧な診察を行っています。

子どもの口まわりが赤くなる場合、特に注意すべきことはありますか?

子どもでは、よだれかぶれや食物アレルギーが口まわりの赤みの主な原因として多く見られます。食後すぐに赤みが出た際、じんましん・呼吸困難・嘔吐などを伴う場合はアナフィラキシーの疑いがあり、速やかに救急受診(119番通報)が必要です。発熱や全身症状を伴う場合も、小児科または皮膚科への早めの受診を検討してください。

口まわりの赤みに対して自宅でできるケアを教えてください。

基本は保湿と原因物質の回避です。食後は口まわりをこすらず優しく拭き取り、ワセリンなど低刺激の保湿剤を塗布しましょう。唇をなめる癖がある方はリップクリームでこまめに保湿し、なめたくなる刺激を軽減することが大切です。化粧品や歯磨き粉が原因と疑われる場合は成分を見直すことも有効ですが、症状が改善しない場合は皮膚科への受診をお勧めします。

💡 まとめ

口の周りが赤くなる原因は、口囲皮膚炎・接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・口唇ヘルペス・カンジダ症・乾燥や刺激・生活習慣など多岐にわたります。症状の特徴や経過、原因となる物質・行動などによって、疾患の種類は大きく異なります。

自宅でできるケアとして保湿・原因物質の回避・口なめ癖の改善などが基本となりますが、2週間以上症状が続く場合や強い症状がある場合、繰り返す場合は皮膚科への受診が重要です。特に感染症(ヘルペス・カンジダ)が原因の場合は、適切な薬を使わなければ改善しないため、早期診断・早期治療が大切です。

口まわりの皮膚のトラブルは、適切なケアと治療で改善できることが多い疾患です。「たかが赤み」と放置せず、症状が気になったら早めに皮膚科を受診して原因を明らかにすることが、肌の健康を守る近道といえるでしょう。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 口囲皮膚炎・接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・口唇ヘルペスなど、記事で解説している各皮膚疾患の診断基準・治療ガイドラインの参照元として活用
  • 国立感染症研究所 – 口唇ヘルペス(単純ヘルペスウイルス感染症)・カンジダ症・手足口病・溶連菌感染症など、記事内で言及している感染症に関する疫学情報・感染予防対策の参照元として活用
  • 厚生労働省 – アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインや食物アレルギー・アナフィラキシーに関する公式情報、および皮膚疾患に関連する国民向け健康情報の参照元として活用

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

プロフィールを見る

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

プロフィールを見る

電話予約
0120-000-702
1分で入力完了
簡単Web予約
LINE
運営:医療法人社団鉄結会