⚡ 「1年経っても跡が消えない…」そのまま放置していませんか?
ほくろ除去の施術を受けたのに、1年が経過しても跡が目立ったまま――そんな悩みを抱えている方は少なくありません。「もっと早くきれいになると思っていたのに」「もしかして失敗したのではないか」と不安になる気持ちはとても自然なことです。
- 📌 跡が消えない本当の理由(色素沈着・ケロイド・凹みなど)
- 📌 今すぐ自宅でできる正しいケア方法
- 📌 クリニックで受けられる改善治療の種類と効果
- 📌 再診すべきタイミングの見極め方
間違ったケアを続けると跡がさらに悪化する場合があります。また、ケロイドや肥厚性瘢痕は早期対処が重要で、放置すると治療が難しくなることも。この記事で正しい知識を身につけて、適切なタイミングで行動しましょう。
目次
- ほくろ除去後の傷跡はどのように回復するのか
- 1年経っても跡が消えない主な原因
- 症状別に見る跡の種類と特徴
- 跡が残りやすい部位・体質とは
- 自宅でできるアフターケアの方法
- クリニックで受けられる跡の改善治療
- 再診・相談を検討すべきタイミング
- ほくろ除去後の跡を最小限にするために知っておきたいこと
- まとめ
この記事のポイント
ほくろ除去後の跡が1年経っても消えない原因は色素沈着・ケロイド・凹みなど多様で、皮膚成熟には最大2年かかる場合もある。紫外線対策・保湿が基本ケアとなり、改善しない場合はレーザーやステロイド注射など専門治療が有効。アイシークリニック上野院では跡の種類に応じた治療プランを提案している。
💡 ほくろ除去後の傷跡はどのように回復するのか
ほくろ除去後の皮膚が回復していく過程を理解することは、跡が消えない原因を知るうえでとても重要です。皮膚は傷を負うと、一般的に「炎症期」「増殖期」「成熟期」という3つのフェーズを経て回復していきます。
施術直後から数日間の炎症期には、傷口が赤く腫れ、滲出液が出ることがあります。これは体が傷を治そうとする正常な免疫反応です。続く増殖期(数週間〜数ヶ月)では、コラーゲンが産生されて新しい組織が形成され、傷口が塞がっていきます。この段階では傷跡がやや盛り上がって見えることがあります。そして成熟期に入ると、コラーゲンの配列が整い、傷跡が徐々に目立ちにくくなっていきます。
この成熟期は、傷の深さや体質によって異なりますが、一般的に6ヶ月から2年程度かかるとされています。つまり、1年経過した時点で完全に消えていなくても、まだ成熟過程の途中であるケースも十分にあり得ます。一方で、1年を超えても跡が改善していない場合には、瘢痕(はんこん)として固定化している可能性も考えられ、適切な対処が必要になってきます。
また、ほくろ除去の施術方法によっても回復のスピードは異なります。レーザー照射による除去、電気メス(高周波メス)による除去、外科的切除(縫合あり)では、それぞれ皮膚へのダメージの深さや範囲が違うため、回復期間にも差が生じます。外科的に切除して縫合した場合は、縫合跡がしばらく線状に残ることがありますし、レーザーや電気メスで焼いた場合はくぼみが生じやすい傾向があります。
Q. ほくろ除去後の傷跡が回復するまでどのくらいかかりますか?
ほくろ除去後の皮膚は「炎症期」「増殖期」「成熟期」の3段階を経て回復します。成熟期には一般的に6ヶ月から2年程度かかるため、1年経過時点で跡が残っていても成熟過程の途中である場合があります。ただし1年を超えても改善がない場合は瘢痕として固定化している可能性があります。
📌 1年経っても跡が消えない主な原因
ほくろ除去後の跡が1年経過しても目立つ状態が続いている場合、いくつかの原因が考えられます。それぞれを理解することで、適切な対処につなげることができます。
まず最も多い原因のひとつが、施術後のアフターケアが不十分だったことです。傷跡のケアにおいて特に重要なのが紫外線対策です。回復途中の皮膚は紫外線の影響を受けやすく、メラニンが過剰に産生されることで色素沈着(PIH:炎症後色素沈着)が起こりやすくなります。施術後に紫外線対策を怠った場合、跡が茶色や黒っぽく色素沈着したまま改善しにくくなることがあります。
次に考えられるのが、ほくろの深さや大きさによる影響です。皮膚の深い層(真皮層)まで達していたほくろを除去した場合、コラーゲンの再構築に時間がかかるため、回復が遅くなります。また、直径が大きかったほくろの跡は、それだけ組織の欠損範囲が広いため、完全に回復するまでに時間がかかります。
体質的な問題も大きく影響します。もともとケロイドや肥厚性瘢痕ができやすい体質の方は、傷跡が盛り上がってしまい、なかなか平坦にならないことがあります。ケロイド体質は遺伝的な傾向があり、特定の部位(胸、肩、耳の後ろなど)に生じやすいことが知られています。
施術後の過剰な摩擦や刺激も跡が残る原因になります。傷が完全に治癒する前に頻繁に触ったり、メイクの際に強くこすったりすることで、再び炎症が起きて回復が妨げられることがあります。
さらに、施術を行ったクリニックの技術や適切な施術方法の選択も関係しています。ほくろの深さや性質に合わない施術方法を選んだ場合、必要以上に深く焼いてしまったり、逆に不完全な除去になったりすることで、跡が残りやすくなります。
✨ 症状別に見る跡の種類と特徴
ほくろ除去後に残る跡にはいくつかの種類があり、それぞれ原因や対処法が異なります。自分の跡がどのタイプに当てはまるかを確認することが、適切なケアへの第一歩です。
✅ 赤みが続いているケース
施術後しばらくは傷跡が赤く見えることが正常ですが、1年経過後も赤みが続いている場合は、皮膚の炎症や血管新生が続いている状態が考えられます。赤みが続く傷跡は「赤色瘢痕」とも呼ばれ、コラーゲンの産生が過剰になっていたり、毛細血管が多く残っていたりすることが原因です。肥厚性瘢痕の初期段階に見られることもあります。
📝 茶色・黒っぽく色素沈着しているケース
これは「炎症後色素沈着(PIH)」と呼ばれる状態で、ほくろ除去後の傷跡でよく見られるトラブルです。傷の回復過程でメラノサイト(メラニンを産生する細胞)が過剰に活性化することで起こります。特に紫外線を多く浴びた場合や、肌の色が濃い方に生じやすい傾向があります。PIHは時間をかけて改善することが多いですが、1年以上経過しても残っている場合は適切な治療が有効です。
🔸 白く色が抜けているケース
傷跡が白く見える状態を「脱色素沈着」または「白色瘢痕」といいます。レーザーや電気メスによる熱ダメージでメラノサイトが破壊されてしまい、メラニンを産生できなくなることが原因です。この状態は時間が経過しても自然回復が難しいことが多く、周囲の皮膚と色の差が目立ちやすいという特徴があります。
⚡ 凹みが残っているケース
ほくろを除去した部分が周囲の皮膚よりも凹んで見える状態です。特に電気メスやレーザーで深く焼いた場合や、外科的切除の際に組織が多く取れてしまった場合に見られます。真皮層のコラーゲンが十分に再生されなかったことが原因で、自然回復が難しい場合もあります。
🌟 盛り上がりや硬さが残っているケース
傷跡が盛り上がったり硬くなったりしている状態は「肥厚性瘢痕」または「ケロイド」の可能性があります。肥厚性瘢痕は傷の範囲内に収まっているのに対し、ケロイドは元の傷の範囲を超えて広がっていく点が異なります。両者はどちらも過剰なコラーゲンが産生された結果として生じますが、ケロイドはより治療が難しい傾向があります。痒みや痛みを伴うこともあります。
Q. ほくろ除去後に跡が茶色く残る原因は何ですか?
ほくろ除去後に跡が茶色く残るのは「炎症後色素沈着(PIH)」と呼ばれる状態で、傷の回復過程でメラノサイトが過剰活性化しメラニンが増加することが原因です。術後に紫外線対策を怠った場合に特に生じやすく、SPF30以上の日焼け止め使用やビタミンC誘導体などの美白ケアが改善に有効です。
🔍 跡が残りやすい部位・体質とは
ほくろ除去後に跡が残りやすいかどうかは、施術を行う部位や個人の体質によって大きく異なります。これらを事前に把握しておくことは、リスク管理の観点からも重要です。
部位について言えば、顔の中でも皮膚が薄く血管が豊富な目の周りや鼻の近くは回復が比較的早い傾向がありますが、皮脂腺が発達している鼻周辺は色素沈着が起きやすいという側面もあります。一方で、体の部位では胸部・肩・上腕・背中などはケロイドが生じやすい部位として知られています。関節部分(ひじやひざなど)は皮膚が伸縮しやすいため、傷跡に常に引っ張りのストレスがかかり、回復が遅れることがあります。
体質の面では、もともとケロイド体質の方は特に注意が必要です。ケロイド体質は遺伝的な素因があり、親族にケロイドができた人がいる場合はリスクが高いとされています。また、肌の色が濃い方(メラニンが多い方)は色素沈着が起きやすい傾向があります。逆に、肌が極端に白い方はメラノサイトが傷つきやすく、白い跡が残りやすいことがあります。
年齢も関係します。若い方は細胞の代謝が活発なため回復が早い傾向がある一方、傷の治癒に伴うコラーゲンの産生も過剰になりやすく、肥厚性瘢痕ができやすい面もあります。一方、高齢の方は代謝が落ちるため回復が遅れがちです。
生活習慣も見逃せない要因です。喫煙は血行を悪化させて皮膚の回復を妨げますし、栄養不足(特にビタミンCや亜鉛などの不足)はコラーゲン産生に悪影響を与えます。睡眠不足やストレスも免疫機能や皮膚の再生機能を低下させる原因になります。

💪 自宅でできるアフターケアの方法
ほくろ除去後の跡が残っている場合、日常生活でのケアが改善に向けて重要な役割を果たします。1年が経過していても、継続的なケアによって改善が期待できる場合があります。
💬 紫外線対策を徹底する
施術後に限らず、傷跡の改善中においても紫外線対策は非常に重要です。紫外線はメラノサイトを刺激してメラニンの産生を促すため、色素沈着の悪化を招きます。日焼け止めを毎日塗布し、外出時は帽子や日傘を活用するようにしましょう。特に顔のほくろ除去後は、SPF30以上の日焼け止めを使用することが推奨されます。曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、天気に関わらず対策を続けることが大切です。
✅ 保湿ケアを丁寧に行う
傷跡の皮膚は乾燥しやすく、乾燥することでかゆみや炎症が生じやすくなります。保湿をしっかり行うことで皮膚バリア機能を維持し、回復を助けることができます。ヘパリン類似物質含有クリームや尿素配合の保湿クリームは、傷跡のケアに使いやすいアイテムです。ただし、施術直後はクリニックの指示に従い、適切なタイミングから保湿を開始してください。
📝 美白成分を含むスキンケアを取り入れる
色素沈着が気になる場合は、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、ナイアシンアミドなどの美白成分を含む化粧品を取り入れることが助けになります。これらの成分はメラニンの産生を抑制・分解する働きがあり、色素沈着の改善に効果が期待できます。ただし、皮膚が完全に回復していない状態で刺激の強い成分を使用すると逆効果になることもあるため、傷がしっかり閉じてから導入するようにしましょう。
🔸 シリコンジェルシートやテーピングを活用する
傷跡が盛り上がっている場合や赤みが気になる場合には、シリコンジェルシートや圧迫テープを使用する方法があります。シリコンジェルシートは傷跡を保湿しながら圧迫することで、肥厚性瘢痕やケロイドの改善に役立つとされています。薬局やドラッグストアでも購入できますが、皮膚に異常が現れた場合はすぐに使用を中止してください。
⚡ 生活習慣を整える
皮膚の回復には全身の健康状態が反映されます。バランスの良い食事(ビタミンC・E・亜鉛・タンパク質を意識して摂取)、十分な睡眠、禁煙、適度な運動による血行促進が、皮膚の回復を助けます。また、傷跡を不必要に触ったり、かさぶたを剥がしたりする行為は回復を妨げるため避けましょう。
Q. ほくろ除去の跡が盛り上がっている場合どう対処すればよいですか?
傷跡の盛り上がりは肥厚性瘢痕やケロイドの可能性があり、過剰なコラーゲン産生が原因です。自宅ではシリコンジェルシートによる圧迫ケアが有効です。クリニックではステロイド局所注射でコラーゲン産生を抑制し盛り上がりを平坦化する治療が行われます。ケロイドは早期対処ほど治療効果が高いため、早めの受診が重要です。
🎯 クリニックで受けられる跡の改善治療
自宅でのケアで改善が見られない場合や、跡が気になって日常生活に支障をきたしている場合は、クリニックでの専門的な治療を検討することが有効です。現在では様々な治療法が存在し、跡の種類や状態に合わせて選択することができます。
🌟 レーザー治療
色素沈着(茶色・黒っぽい跡)に対しては、Qスイッチレーザーやピコレーザーが有効です。これらはメラニン色素に選択的に作用し、色素沈着を分解・排出させる効果があります。複数回の治療が必要なことが多く、治療後も紫外線対策が必要です。赤みや盛り上がりが気になる場合は、フラクショナルレーザーや炭酸ガスレーザーが使用されることもあります。フラクショナルレーザーは皮膚に微細な穴を開けてコラーゲンの再生を促し、傷跡の質感や色を改善します。
💬 IPL(光治療)
IPL(Intense Pulsed Light)は、特定の波長の光を照射することで色素沈着や赤みを改善する治療法です。レーザーほど強力ではありませんが、ダウンタイムが少なく、比較的広範囲の色ムラを改善するのに適しています。
✅ 注射療法(ステロイド注射・ヒアルロン酸注射)
肥厚性瘢痕やケロイドに対しては、ステロイド(トリアムシノロンアセトニド)の局所注射が効果的とされています。ステロイドはコラーゲンの産生を抑制し、盛り上がりを平坦にする効果があります。ただし、繰り返しの注射が必要なケースが多く、副作用として皮膚の薄化や毛細血管拡張が生じることもあります。一方、凹みが気になる跡にはヒアルロン酸注射でボリュームを補うアプローチもあります。
📝 外用薬・処方薬の使用
ケロイドや肥厚性瘢痕に対してはステロイド外用薬が処方されることがあります。また、トレチノイン(ビタミンA誘導体)は皮膚の代謝を促進し、色素沈着の改善に使われることがあります。これらは医師の処方のもとで使用するものです。
🔸 ケミカルピーリング
グリコール酸やサリチル酸などの酸を使用して皮膚の表面を薄く剥がすことで、色素沈着や皮膚のテクスチャー改善を促す治療法です。色素沈着が浅い層にある場合に効果的ですが、傷が完全に治癒していない状態での施術は適しません。
⚡ 外科的修正
凹みが大きく他の治療では改善が難しい場合や、ケロイドが広範囲に及んでいる場合は、外科的に再切除して縫合し直すという選択肢もあります。ただし、ケロイド体質の方は再発リスクがあるため、術後に放射線治療やステロイド注射を組み合わせることが多いです。
💡 再診・相談を検討すべきタイミング

ほくろ除去後の跡が気になる場合、どのようなタイミングでクリニックに相談すればよいのでしょうか。以下のような状態が見られる場合は、早めに受診することをお勧めします。
まず、跡が明らかに広がっている・大きくなっているという場合は注意が必要です。通常の傷跡であれば時間が経つにつれて目立たなくなっていきますが、ケロイドは元の傷の範囲を超えて拡大していく性質があります。このような変化に気づいた場合は、早期に対処することが重要です。
痒みや痛みが続いている場合も受診のサインです。通常、施術後数ヶ月以内に痒みや痛みは収まりますが、1年経過後も続く場合は炎症が持続しているか、ケロイドが形成されている可能性があります。
跡が精神的なストレスになっている場合も積極的に相談を検討してください。「人目が気になって外出が怖い」「メイクでも隠せない」といった状態は、適切な治療によって改善できる場合があります。コンプレックスを抱えたまま過ごすよりも、専門家に相談して対処法を探ることが大切です。
また、ほくろを除去した跡に色の変化(特に黒っぽい色素が再び現れた、境界が不規則になってきたなど)が見られる場合は、ほくろの再発や悪性腫瘍の可能性を排除するためにも、できるだけ早く皮膚科を受診することが重要です。
施術を受けたクリニックとの関係では、術後のアフターフォローを提供しているクリニックであれば、施術後の経過について気軽に相談することができます。跡が気になる状態が1年間続いているのであれば、一度相談の連絡を入れてみることを強くお勧めします。アイシークリニック上野院では、施術後のアフターフォローを大切にしており、跡の状態に応じた適切なアドバイスや治療提案を行っています。
Q. ほくろ除去から1年後でもクリニックでの治療は有効ですか?
1年経過した跡でも「手遅れ」ではなく、跡の種類に応じた専門治療で改善が期待できます。色素沈着にはピコレーザーやQスイッチレーザー、盛り上がりにはステロイド注射、凹みにはヒアルロン酸注射やフラクショナルレーザーが有効です。アイシークリニック上野院では跡の状態を診察した上で、適切な治療プランを提案しています。
📌 ほくろ除去後の跡を最小限にするために知っておきたいこと
ほくろ除去後の跡をなるべく目立たなくするためには、施術前から術後のケアまで、一貫した取り組みが重要です。すでに施術を受けた方にとっては事後情報になる部分もありますが、今後追加で施術を検討している方や、周囲の方にも役立つ情報としてご紹介します。
🌟 信頼できるクリニック・医師を選ぶ
ほくろ除去の施術は、一見シンプルに見えても、ほくろの性質や深さを正確に評価し、適切な施術方法を選択する専門的な知識と技術が必要です。美容クリニックや皮膚科で施術を受ける際には、事前にカウンセリングを受け、医師が丁寧に説明してくれるかどうかを確認することが大切です。ダーモスコープ(拡大鏡)を使ったほくろの評価や、施術後のアフターフォロー体制についても確認しておきましょう。
💬 術前にリスクを把握する
施術前のカウンセリングでは、跡が残るリスクや術後の経過について正直に説明を受けることが重要です。「傷跡は絶対に残りません」というような無責任な説明をするクリニックには注意が必要です。ケロイド体質の有無や過去の傷跡の治り方なども医師に伝え、リスクを共有した上で施術を受けることが安心につながります。
✅ 術後ケアの指示を守る
施術後にクリニックから指示されたケア方法(テーピング、軟膏塗布、保湿、紫外線対策など)を忠実に守ることが、傷跡を最小限にするために非常に重要です。「もう大丈夫だろう」と自己判断でケアをやめてしまうケースが跡が残る原因になることもあります。指定期間中はしっかりとケアを継続しましょう。
📝 早期に異変を察知して対処する
傷跡が通常とは異なる経過をたどっていると感じたら、早期に医師に相談することが大切です。ケロイドや肥厚性瘢痕は初期の段階で対処するほど治療効果が高く、放置すればするほど改善が難しくなることがあります。「おかしいな」と思ったらすぐに受診する習慣が、結果的に跡を最小限にすることにつながります。
🔸 施術部位と施術方法のマッチングを大切にする
先に述べた通り、ほくろの性質(深さ・大きさ・種類)と施術方法のマッチングは非常に重要です。例えば、深い真皮層まで達するほくろに対してレーザーだけで除去しようとすると、不完全な除去や再発につながることがあります。また、凸型のほくろに外科的切除を選択することが美容的により良い結果をもたらすこともあります。施術方法の選択は、専門医の判断に委ねることが最善です。
⚡ 色素沈着が起きた場合の対処を迅速に
術後に色素沈着が始まった段階で、早めに美白ケアや遮光を徹底することで、沈着が深くなるのを防ぐことができます。色素沈着は時間が経つほど改善が難しくなる傾向があるため、変化に気づいたらすぐに対応することが重要です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ほくろ除去から1年以上が経過しても跡が気になるとご相談にいらっしゃる患者様は少なくなく、その多くは術後の紫外線対策が不十分だったことによる色素沈着や、体質的な肥厚性瘢痕が原因となっています。傷跡の成熟には最大2年程度かかる場合もあるため、「もう手遅れ」と諦めずにご相談いただくことが大切で、跡の種類や状態に合わせたレーザー治療や注射療法など、適切なアプローチを選ぶことで改善が期待できます。お一人で悩まず、まずは現在の状態を専門家にしっかり診ていただくことが、回復への確実な第一歩となりますので、どうぞお気軽にご来院ください。」
✨ よくある質問
傷跡の回復は「炎症期」「増殖期」「成熟期」の3段階を経て進みます。成熟期には一般的に6ヶ月から2年程度かかるとされており、1年経過時点でも完全に消えていないケースは珍しくありません。ただし、1年を超えても改善が見られない場合は瘢痕として固定化している可能性もあるため、専門家への相談をお勧めします。
これは「炎症後色素沈着(PIH)」と呼ばれる状態で、傷の回復過程でメラノサイトが過剰に活性化することで起こります。特に術後の紫外線対策が不十分だった場合に生じやすい症状です。毎日のSPF30以上の日焼け止め使用や、ビタミンC誘導体などの美白成分を含むスキンケアの取り入れが改善に役立ちます。
ケロイド体質には遺伝的な傾向があり、親族にケロイドができた方がいる場合はリスクが高いとされています。また、過去に傷を負った際に盛り上がった跡が残った経験がある方も注意が必要です。施術前のカウンセリングで医師にご自身の体質や傷跡の治り方をお伝えいただくことで、適切なリスク評価と対策が可能になります。
「もう手遅れ」と諦める必要はありません。跡の種類に応じて、色素沈着にはピコレーザーやQスイッチレーザー、盛り上がりにはステロイド注射、凹みにはヒアルロン酸注射やフラクショナルレーザーなど、様々な治療法があります。アイシークリニックでは跡の状態を丁寧に診察した上で、適切な治療プランをご提案しています。
最も重要なのは徹底した紫外線対策です。回復途中の皮膚は紫外線の影響を受けやすく、メラニンが過剰産生されて色素沈着が悪化するリスクがあります。天候に関わらず毎日SPF30以上の日焼け止めを使用してください。合わせて丁寧な保湿ケアを行い、傷跡を不必要に触ったりこすったりしないことも大切です。
🔍 まとめ
ほくろ除去後の跡が1年経っても消えない場合、その原因は色素沈着・ケロイド・凹み・白い跡など様々です。皮膚の回復は個人差が大きく、施術方法やほくろの性質、体質、アフターケアの有無など多くの要因が複雑に絡み合っています。1年という期間はまだ皮膚が成熟過程にある可能性もある一方で、跡が固定化しつつあるケースも考えられます。
大切なのは、現状を正確に把握し、それに合った適切なケアや治療を選択することです。自宅でのケアとしては、徹底した紫外線対策・保湿・美白成分の活用が基本となります。自宅ケアで改善が見られない場合や、跡が拡大・悪化している場合は、クリニックでのレーザー治療・注射療法・外用薬などの専門的な治療を検討してください。
「もう1年も経ったから仕方ない」と諦める必要はありません。適切な治療とケアによって、多くの場合改善が期待できます。アイシークリニック上野院では、ほくろ除去後の跡に関するご相談も承っており、一人ひとりの状態に合わせた治療プランをご提案しています。跡が気になって悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの肌の悩みに寄り添いながら、最善の解決策を一緒に考えていきます。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 傷跡(瘢痕)の種類や炎症後色素沈着(PIH)、ケロイド・肥厚性瘢痕の定義・診断基準および治療ガイドラインに関する情報
- 日本形成外科学会 – ケロイド・肥厚性瘢痕の病態、発生しやすい部位・体質、ステロイド注射やレーザーなどの治療法に関する専門的情報
- 日本美容外科学会 – ほくろ除去(色素性母斑切除)の施術方法、術後ケアの注意点、傷跡を最小限にするための施術選択に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務