日焼け止めを毎日欠かさず使っているのに、なんとなく肌が焼けてしまったと感じたことはないでしょうか。実は、日焼け止めは一度塗れば一日中効果が持続するわけではなく、定期的な塗り直しが欠かせません。塗り直しの頻度やタイミングを間違えると、紫外線ダメージが蓄積されて肌トラブルや将来的なシミ・シワの原因にもなります。本記事では、日焼け止めの塗り直しが必要な理由から、場面別の適切な頻度、効果的な塗り直しの方法まで詳しく解説します。日々のスキンケアに役立つ情報を知り、紫外線対策を一段階レベルアップさせましょう。
目次
- 日焼け止めはなぜ塗り直しが必要なのか
- 日焼け止めの塗り直し頻度の基本的な目安
- 場面別・状況別の塗り直し頻度
- SPFとPAの数値と塗り直し頻度の関係
- 正しい塗り直し方法とコツ
- 日焼け止めの塗り直しに関するよくある疑問
- 日焼け止め以外の紫外線対策と組み合わせることの重要性
- まとめ

🎯 日焼け止めはなぜ塗り直しが必要なのか
日焼け止めを朝にしっかり塗ったとしても、その効果は時間とともに必ず低下していきます。これにはいくつかの明確な理由があります。
🦠 日焼け止め成分が分解・流れ落ちてしまう
日焼け止めには、紫外線を吸収してエネルギーに変換する「紫外線吸収剤」と、紫外線を反射・散乱させる「紫外線散乱剤」の2種類の成分が使われています。紫外線吸収剤は、紫外線を受けることで化学反応を起こして分解されていく性質があります。つまり、太陽の下で使えば使うほど、成分そのものが機能を失っていくのです。散乱剤も、汗や皮脂、摩擦によって肌から失われていきます。
日本人の肌は欧米人と比べて皮脂分泌が多い傾向があり、とくに夏場は気温や湿度の上昇とともに汗や皮脂が分泌されやすくなります。これにより、塗布した日焼け止めが肌の表面から流れ落ちてしまうスピードは、想像以上に速いのです。
👴 塗る量が不十分になりがちという問題
日焼け止めのSPFやPA値は、一定の厚みで塗布した場合に測定された数値です。この測定に使用される量は、皮膚科学的には1平方センチメートルあたり2ミリグラムとされています。顔全体で換算すると、大体クリームタイプで米粒2〜3粒分、乳液タイプでは500円硬貨大の量が目安となります。しかし多くの人は「なんとなく伸ばす程度」の量しか使っておらず、実際には必要量の半分以下しか塗れていないことも珍しくありません。量が不十分であればSPFの効果も大幅に下がってしまうため、塗り直しのたびに適切な量を使うことが重要です。
🔸 紫外線量は時間帯によって変動する
紫外線の量は一日中一定ではありません。朝9時頃から徐々に増加し始め、午前10時から午後2時ごろにかけてピークに達します。この時間帯は、1日全体の紫外線量のおよそ50〜60%が集中するといわれており、日焼け止めの効果維持がとくに重要です。また、一度塗り直すことで、消耗した成分を補充できるという意味でも、日中の定期的な塗り直しは欠かせない習慣です。
📋 日焼け止めの塗り直し頻度の基本的な目安
では、具体的にどのくらいの頻度で塗り直すのが理想なのでしょうか。これは紫外線の強さや、汗・水への接触度合い、日焼け止めの種類などによって異なりますが、基本的な目安があります。
💧 一般的な目安は2〜3時間ごと
日本皮膚科学会や多くの皮膚科専門医は、日焼け止めの塗り直しを「2〜3時間おき」を目安として推奨しています。これは、日焼け止め成分の分解や汗・皮脂による流出を考慮した上での基準です。特に屋外で長時間活動する場合は、2時間に1回を意識すると安心です。
ただし「2〜3時間ごと」というのはあくまでも目安であり、汗をたくさんかいたり、タオルで顔を拭いたり、水に入ったりした場合は、それよりも早いタイミングで塗り直す必要があります。逆に、屋内でほとんど外に出ない日や、紫外線量が少ない曇りの日や冬場などは、頻度を多少落としても問題ない場合もあります。
✨ 「ウォータープルーフ」でも塗り直しは必要
ウォータープルーフ(耐水性)タイプの日焼け止めは、水や汗に強い設計になっていますが、時間が経つにつれて紫外線吸収剤が分解されていくことに変わりはありません。「ウォータープルーフだから塗り直さなくていい」と思っている方も多いのですが、これは誤解です。ウォータープルーフタイプであっても、2〜3時間ごとの塗り直しを基本とし、水に入った後やタオルで肌を拭いた後は早めに塗り直すようにしましょう。
💊 場面別・状況別の塗り直し頻度
日焼け止めの塗り直し頻度は、その日の活動内容や環境によって調整する必要があります。主な場面別に、適切な目安を見ていきましょう。
📌 屋外での日常的な外出(通勤・買い物など)
通勤や買い物など、外出はするものの一定時間建物の中にいることが多い日常的なシーンでは、2〜3時間おきの塗り直しを心がけましょう。特に、昼休みなどに外に出る機会がある場合は、外出前に塗り直すタイミングを作るのが効果的です。オフィスなどで室内にいる時間が長い場合でも、窓ガラスを透過するUVAは屋内にも届くため、完全に気を抜くことはできません。UVA(紫外線A波)は曇りの日や窓越しでも通過するため、在宅ワーク中であっても基本的な日焼け止めは必要です。
▶️ 屋外での長時間活動(スポーツ・ガーデニングなど)
スポーツや屋外での作業など、長時間外にいる場合は1〜2時間ごとの塗り直しが推奨されます。大量の汗をかく状況では、30分〜1時間ごとに塗り直すことが望ましい場合もあります。特に真夏の炎天下でのスポーツや農作業、アウトドア活動などでは、汗による日焼け止めの流出が非常に速いため、こまめな塗り直しが肌を守る大きなポイントになります。
また、地面や水面からの照り返しによる紫外線も無視できません。アスファルトや砂浜、雪面などは紫外線の反射率が高く、普通に立っているだけでも予想以上の紫外線を浴びることになります。こうした環境では、さらに塗り直しの頻度を上げることを考えましょう。
🔹 海水浴・プール・マリンスポーツ
水の中での活動は、日焼け止めが最も流れやすい状況です。水から上がるたびに塗り直すことが基本です。ウォータープルーフタイプを使用していたとしても、水に入るたびに塗り直す習慣をつけると安心です。また、水面は紫外線の反射率が非常に高く、体感的に「涼しい」と感じることで日焼けの進行に気づきにくいことも特徴です。水辺での活動は特に日焼けのリスクが高いことを意識して、塗り直しをルーティン化しましょう。
📍 スキーやスノーボードなどの雪山でのアクティビティ
冬のスキー場や雪山は、紫外線が少ないと思われがちですが実はそうではありません。標高が高くなるほど大気による紫外線の吸収が少なくなるため、紫外線量は海抜ゼロ地点よりも強くなります。さらに、雪は紫外線の反射率が非常に高く(80%前後)、下からも紫外線が当たります。冬のゲレンデでは夏と同程度、あるいはそれ以上の紫外線対策が必要であり、2時間ごとの塗り直しを基本としましょう。
💫 曇りの日・冬の季節
曇りの日は紫外線が弱いと感じる方が多いですが、雲は紫外線を完全にはカットしてくれません。曇りでも快晴時の50〜80%程度の紫外線が地表に届くとされています。また、冬は夏に比べて紫外線量が少ないものの、UVAは年間を通じて一定量降り注ぎます。曇りや冬の日でも、日中に外出する際には日焼け止めを塗り、長時間外にいる場合は塗り直しを行うことが大切です。短時間の外出であれば、塗り直しの頻度は下げても大丈夫ですが、完全に省略するのは控えましょう。
🏥 SPFとPAの数値と塗り直し頻度の関係
「SPF50+の高い日焼け止めを使っているから、塗り直しは少なくて済む」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれは誤解を招きやすい考え方です。ここで、SPFとPAの仕組みを改めて確認しましょう。
🦠 SPFとは何か
SPF(Sun Protection Factor)は、主に紫外線B波(UVB)への防御効果を示す指標です。SPFの数値は「何もつけていない状態に比べて、何倍の時間UVBを防げるか」を示すものとして説明されることがありますが、実際には日焼け止めの量や使用状況によって大きく異なります。SPFが高ければ高いほど、一度の使用で長く紫外線防御効果が続くわけではなく、あくまでも単位時間あたりの防御率を示した指標です。
SPF50とSPF30の違いは、防御できるUVBの割合の差(SPF30は約96.7%、SPF50は約98%)であり、大幅に違うわけではありません。重要なのは数値よりも、適量を塗り、こまめに塗り直すことです。
👴 PAとは何か
PA(Protection grade of UVA)は紫外線A波(UVA)への防御効果を示す日本独自の指標です。PA+からPA++++まで4段階あり、+の数が多いほどUVAへの防御効果が高いとされています。UVAは肌の奥深くまで届き、コラーゲンやエラスチンを壊してシワやたるみを引き起こす原因となるほか、シミや色素沈着にも関与します。日常的なエイジングケアの観点からも、PA値の高い日焼け止めを選ぶことが推奨されています。
🔸 高SPF・高PA製品でも塗り直しは必須
SPF50+やPA++++といった高スペックの日焼け止めを使用していても、汗や皮脂による成分の流出・分解が起こることに変わりはありません。高い数値の製品は、1回の塗布で防げるUVBの割合が高いという意味であって、効果が長続きするという意味ではないのです。高SPFの日焼け止めを使えば塗り直しの頻度が減ると誤解している方は少なくありませんが、塗り直しの目安である2〜3時間という基準は、SPFの数値に関係なく適用されます。
⚠️ 正しい塗り直し方法とコツ

塗り直しの頻度がわかったとしても、実際の塗り直し方法を間違えると十分な効果が得られません。特にメイクをしている女性にとっては、塗り直しの方法に悩む方も多いでしょう。ここでは正しい塗り直し方法を解説します。
💧 塗り直し前に肌の状態を整える
塗り直しをする際、汗や皮脂が肌の上に残っている状態では、その上から塗り重ねても日焼け止めがうまく密着しません。タオルやティッシュで汗や皮脂をやさしく押さえてから塗り直すのが基本です。このとき、こすって拭くと肌への刺激になるため、押さえるようにするのがポイントです。
✨ 適量をムラなく塗る
塗り直しのたびに、適切な量を使うことが大切です。少量を薄く伸ばすだけでは、必要な防御効果が得られません。顔全体に対しては、クリームタイプなら米粒2〜3粒分、乳液タイプなら500円硬貨大が目安です。頬・額・鼻・あご・目の周りと細かく分けて少量ずつ取り、それぞれに広げてからなじませると均一に塗れます。耳の裏や首筋、デコルテなど、つい忘れがちな部分にも注意が必要です。
📌 メイクの上からでも塗り直せる方法を活用する
メイクをしている場合、日焼け止めをそのまま塗り重ねるとメイクが崩れてしまうため、塗り直しを躊躇してしまう方も多いと思います。そのような場合は、以下の方法を活用しましょう。
一つ目は、UVカット効果のあるフェイスパウダーやクッションファンデーションを使う方法です。これらはメイクの上から重ねられる設計になっており、日焼け止め効果もありながらメイクをキープできます。ただし、SPFの値はクリームタイプよりも低いことが多いため、完全にクリームタイプの代替にはなりません。
二つ目は、スプレータイプの日焼け止めを使う方法です。メイクの上からでも吹きかけるだけで塗り直しができるため、手軽さが魅力です。ただし、スプレータイプは量が不均一になりやすく、十分な量が塗れていないことがあります。使用後は顔に手で軽くなじませると、より均一に成分が広がります。
三つ目は、日焼け止め効果のあるミスト化粧水を使う方法です。スプレータイプに近いアプローチですが、保湿効果も兼ねているため、屋外での乾燥が気になる場面でも役立ちます。
▶️ 塗り直しを習慣化するためのアイデア
塗り直しを忘れないためには、日常生活の中にルーティンとして組み込むことが効果的です。例えば、「昼食後に塗り直す」「外出前に必ず確認する」「スマートフォンのアラームを設定する」など、意識的にタイミングを作ると習慣化しやすくなります。外出時には携帯用の日焼け止めをバッグに入れておく習慣もおすすめです。小容量のものや持ち歩きやすいスプレータイプをカバンに常備しておくと、塗り直しのハードルが下がります。
🔍 日焼け止めの塗り直しに関するよくある疑問
日焼け止めの塗り直しについて、よく寄せられる疑問に答えていきます。
🔹 日焼け止めを重ね塗りすると肌に悪い?
日焼け止めを適切な量で重ね塗りすること自体は、肌に特別な害はありません。ただし、汗や皮脂が残ったままの肌の上に重ね続けると、毛穴が詰まったり肌荒れの原因になることがあります。塗り直しの際には、汗や皮脂を軽く押さえてから行うことで、これらのリスクを軽減できます。また、日焼け止めを含む化粧品はその日のうちにしっかりクレンジングすることが大切です。
📍 屋内にいるときも塗り直しは必要?
窓のある場所で過ごしている場合、UVAは窓ガラスを通り抜けて室内に入ってきます。そのため、日当たりの良い部屋で長時間過ごす場合や、窓際で仕事をしている場合には日焼け止めの塗り直しも考慮すべきです。一方で、完全に遮光されたオフィスや廊下などでは、塗り直しの優先度は下がります。状況に応じて判断しましょう。
💫 曇りや雨の日は塗り直ししなくていい?
曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。雨の日は紫外線量がやや少なくなりますが、ゼロにはなりません。外出する機会がある場合には、曇りや雨の日も基本的な日焼け止めと塗り直しを心がけることが理想的です。ただし、終日屋内で過ごす日であれば、塗り直しは省略しても問題ないことが多いです。
🦠 日焼け止めは朝だけ塗ればいい?
朝に一度だけ塗った日焼け止めは、数時間で効果が低下します。夜まで一日中屋外にいるような状況では、朝の一度塗りだけでは十分な保護効果を維持できません。とくに紫外線の強い時間帯(10時〜14時)に屋外で過ごす場合は、必ず塗り直しを行いましょう。
👴 子どもへの塗り直しで気をつけることは?
子どもの肌は大人よりも薄く、紫外線ダメージを受けやすいという特徴があります。また、子どもは屋外での活動量が多く、汗もかきやすいため、大人以上にこまめな塗り直しが必要です。肌への刺激が少ないノンケミカル(紫外線散乱剤のみ使用)タイプの日焼け止めを選び、1〜2時間ごとに塗り直すようにしましょう。公園遊びや体育の授業など、活動前にも確認する習慣をつけると安心です。
🔸 唇や目の周りも塗り直しが必要?
唇も紫外線ダメージを受ける部位です。UV効果のあるリップクリームや口紅を使用し、塗り直すことで唇の乾燥や日焼けを防げます。目の周りは皮膚が薄くデリケートなため、UV効果のあるアイクリームや日焼け止め対応のコンシーラー、そしてサングラスを活用するのが効果的です。目の周りに日焼け止めを塗る場合は、目に入らないよう注意しながら少量を丁寧に塗布しましょう。
📝 日焼け止め以外の紫外線対策と組み合わせることの重要性
日焼け止めは紫外線対策の中心的な役割を担うものですが、それ単体で完全に紫外線をシャットアウトすることには限界があります。日焼け止めの効果を最大限に引き出すためにも、他の対策と組み合わせることが大切です。
💧 衣服・帽子・日傘による物理的な遮断
衣服や帽子、日傘は日焼け止めでは防ぎきれない紫外線を物理的にカットする強力な手段です。特に、UVカット加工が施された衣服や帽子は、一般的な素材よりも高い紫外線防御効果があります。日傘は直射日光を防ぐだけでなく、照り返しによる紫外線も軽減してくれます。ただし、日傘は周囲からの散乱光をすべてカットすることはできないため、日傘をさしていても日焼け止めの使用は必要です。
✨ サングラスで目と目の周りを守る
目に入る紫外線は、白内障や黄斑変性などの眼疾患リスクを高めるとされています。また、目が紫外線を感知すると肌のメラニン生成が活性化されやすくなるという説もあります。UVカット機能のあるサングラスを使用することで、目の保護と肌への影響を同時に軽減できます。
📌 紫外線の強い時間帯を避ける
紫外線が最も強くなる午前10時から午後2時の時間帯は、できる限り屋外での長時間の活動を避けることも有効な対策の一つです。どうしても外に出なければならない場合は、この時間帯こそ日焼け止めの塗り直しをより意識的に行いましょう。
▶️ 日焼けしてしまった場合のアフターケア
日焼け止めを正しく使っていても、うっかり日焼けしてしまうことはあります。日焼け後の肌は炎症を起こした状態であるため、まずは冷やして熱を取ることが重要です。その後、保湿をしっかり行い、刺激の少ないスキンケアで肌を落ち着かせましょう。日焼け後の赤みが引かない、痛みが強い、水ぶくれができているなどの症状がある場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
また、シミや色素沈着が気になる場合は、美容皮膚科でのシミ治療やレーザー治療などの選択肢もあります。自己判断でのケアに限界を感じた場合は、専門の医療機関に相談するとよいでしょう。
🔹 抗酸化成分を含むスキンケアとの併用
ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化成分を含む美容液やクリームは、紫外線によって生じる活性酸素による酸化ダメージを軽減する働きがあります。日焼け止めと組み合わせて使用することで、紫外線ダメージからの保護効果をより高めることができます。ただし、これらはあくまで補助的な役割であり、日焼け止めの代わりにはなりません。

👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「毎日日焼け止めを塗っているのにシミが増えてしまった」というご相談を多くいただきますが、詳しくお聞きすると塗り直しの習慣がない方が大半を占めています。日焼け止めは一度塗れば終わりではなく、2〜3時間ごとの塗り直しこそが紫外線ダメージの蓄積を防ぐ最も大切なポイントです。正しい使い方を継続することが将来の肌の健康を守ることに直結しますので、気になるシミや色素沈着が現れた際はお気軽にご相談ください。」
💡 よくある質問
基本的な目安は2〜3時間ごとです。ただし、汗を大量にかいた場合やタオルで肌を拭いた後、水に入った後などは、2〜3時間経過していなくても早めに塗り直すことが必要です。屋外での長時間活動時は2時間に1回を意識すると安心です。
これは誤解です。SPFの数値は1回の塗布で防げる紫外線の割合を示すものであり、効果の持続時間を示すものではありません。SPF50+などの高スペック製品でも、汗や皮脂によって成分が失われていくため、2〜3時間ごとの塗り直しは製品に関わらず必要です。
メイクの上から塗り直せる方法として、UVカット効果のあるフェイスパウダーやクッションファンデーション、スプレータイプの日焼け止め、UVカットミスト化粧水などが活用できます。スプレータイプは使用後に手でなじませると、より均一に成分が広がります。
窓際や日当たりの良い場所で過ごす場合は、UVA(紫外線A波)が窓ガラスを透過して室内に届くため、塗り直しを考慮する必要があります。一方、完全に遮光されたオフィスや紫外線が届きにくい環境では、塗り直しの優先度は下がります。状況に応じて判断しましょう。
はい、必要です。ウォータープルーフタイプは水や汗に強い設計ですが、時間の経過とともに紫外線吸収剤が分解されることに変わりはありません。基本的には2〜3時間ごとの塗り直しを心がけ、水から上がった後やタオルで肌を拭いた後は、早めに塗り直す習慣をつけましょう。
✨ まとめ
日焼け止めの塗り直しは、紫外線から肌を守るために欠かせない習慣です。この記事のポイントを以下に整理します。
日焼け止めは、紫外線吸収剤の分解や汗・皮脂による流出によって、時間とともに効果が低下していきます。基本的な塗り直しの目安は2〜3時間ごとですが、汗をかいた後や水に入った後などは、より早いタイミングでの塗り直しが必要です。屋外での長時間活動や水辺・雪山などでは、塗り直し頻度を上げることが重要です。
SPFやPAの数値が高いからといって、塗り直しの頻度を減らしてよいわけではありません。どの製品を使う場合でも、適切な量を使い、こまめに塗り直すことが大切です。メイクをしている場合は、UVカットパウダーやスプレータイプの日焼け止めを活用することで、崩れを気にせず塗り直しができます。
日焼け止めは紫外線対策の基本ですが、衣服・帽子・日傘・サングラスなどと組み合わせることで、より高い防御効果が期待できます。毎日の日焼け止めの正しい使い方と塗り直しの習慣を身につけることが、将来の肌の健康を守ることにつながります。アイシークリニック上野院では、紫外線ダメージによるシミや色素沈着などの肌トラブルに関するご相談も承っております。気になる肌の変化がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
📚 関連記事
- シミの原因と種類を徹底解説!効果的な治療法も紹介
- 老人性色素斑の除去方法を解説!原因から最新治療法まで
- 肝斑のレーザー治療について:効果的な方法と注意点を詳しく解説
- シミ取りレーザー治療の料金相場と選び方|費用対効果を徹底解説
- 就活で好印象を与える肌作り|肌トラブルが与える影響と対策
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 日焼け止めの正しい使用方法、SPF・PA値の解説、紫外線対策の推奨頻度(2〜3時間ごとの塗り直し)など、記事の核心となる皮膚科学的根拠の参照元として適切
- WHO(世界保健機関) – 紫外線(UV)の種類(UVA・UVB)と健康への影響、紫外線強度の時間帯による変動、国際的な紫外線対策ガイドラインの根拠として参照
- PubMed – 日焼け止めの塗布量(2mg/cm²)と実際の使用量との乖離、ウォータープルーフ製品の耐久性、紫外線吸収剤の光分解に関する査読済み臨床研究の根拠として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務