爪が痛いズキズキする原因と対処法|放置するリスクも解説

クリニックで診察を受ける患者と女性医師

爪がズキズキと痛む経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。靴を履くたびに痛みが走る、じっとしていても爪の奥から脈打つような痛みを感じる、そんな不快な状態が続いていると、日常生活にも大きな支障をきたします。爪の痛みはその原因によって対処法が大きく異なり、なかには放置することで深刻な状態に発展するケースもあります。この記事では、爪がズキズキと痛む原因や症状の特徴、自分でできる応急処置、そして医療機関を受診すべきタイミングについて詳しく解説していきます。


目次

  1. 爪がズキズキ痛む主な原因
  2. 巻き爪(陥入爪)による痛み
  3. 爪周囲炎(ひょうそ)による痛み
  4. 爪下血腫による痛み
  5. 爪白癬(爪水虫)による痛み
  6. 外傷・打撲による痛み
  7. その他の原因による爪の痛み
  8. 爪の痛みを自分でケアする方法
  9. 放置するとどうなる?悪化するリスク
  10. 医療機関を受診すべき目安
  11. まとめ

この記事のポイント

爪のズキズキとした痛みの主な原因は巻き爪・爪周囲炎・爪下血腫・爪白癬・外傷などで、放置すると骨髄炎や敗血症に発展するリスクがある膿・発熱・強い変色がある場合は早期に医療機関を受診することが重要。

🎯 1. 爪がズキズキ痛む主な原因

爪がズキズキと痛む場合、その背後にはさまざまな原因が考えられます。単なる爪の切りすぎや靴による圧迫であることもあれば、細菌感染や真菌感染、あるいは全身疾患の一部として現れていることもあります。痛みの感じ方や症状の経過、他に伴う症状などを総合的に観察することが、原因を特定するうえで非常に重要です。

爪の痛みを引き起こす代表的な原因としては、以下のものが挙げられます。

  • 巻き爪・陥入爪(爪が皮膚に食い込んでいる状態)
  • 爪周囲炎(爪の周囲に起こる細菌感染)
  • 爪下血腫(爪の下に血がたまった状態)
  • 爪白癬(爪に起こる真菌感染症)
  • 外傷・打撲
  • 爪乾癬や薬の副作用など全身疾患に関連するもの

爪の痛みはそれ自体が強いストレスとなり、歩行困難や睡眠障害の原因にもなります。原因に応じた適切な対処をするためにも、まずは自分の症状がどれに当てはまるかを把握することが大切です。以下では、それぞれの原因について詳しく説明していきます。

Q. 巻き爪を放置するとどのようなリスクがありますか?

巻き爪を放置すると、爪が皮膚にさらに深く食い込み、慢性的な炎症から肉芽組織が形成されて爪周囲が大きく腫れ上がります。細菌感染を伴うと膿が生じ、最悪の場合は骨の感染症である骨髄炎にまで発展するリスクがあります。早期受診が重要です。

📋 2. 巻き爪(陥入爪)による痛み

爪がズキズキと痛む原因として最もよく見られるのが、巻き爪(陥入爪)です。巻き爪とは、爪の端が内側に湾曲して皮膚に食い込んでいる状態を指し、特に足の親指に多く見られます。爪が皮膚に刺さることで炎症が起き、ズキズキとした拍動性の痛みが生じます。

巻き爪が起こる原因は多岐にわたります。爪を短く切りすぎる「深爪」は最も一般的な原因のひとつです。爪の端を丸く切る習慣があると、爪の角が皮膚に食い込みやすくなります。また、つま先が細くなった靴やヒールの高い靴を日常的に履いていると、指先に圧力がかかり爪が変形しやすくなります。さらに、外反母趾や扁平足といった足の変形がある場合も、巻き爪のリスクが高まります。

巻き爪の症状は、最初は軽い不快感から始まることが多く、進行するにつれてズキズキとした強い痛みに発展します。爪の端の皮膚が赤く腫れ、触れるだけで強い痛みを感じるようになります。さらに進行すると、皮膚が盛り上がり(肉芽組織の形成)、膿が出ることもあります。この状態になると、歩くことが非常につらくなり、日常生活に大きな影響を及ぼします。

巻き爪の治療には、コットンパッキング法やテーピング法といった保存的治療から、ワイヤーやプレートを用いた矯正治療、外科的処置まで、症状の程度に応じたさまざまな方法があります。アイシークリニック上野院では、患者さんの状態に合わせた最適な治療法をご提案しています。

💊 3. 爪周囲炎(ひょうそ)による痛み

爪の周囲がズキズキと痛む原因として、爪周囲炎(ひょうそ)も非常に多く見られます。爪周囲炎とは、爪の根元や側面の皮膚(爪郭)に細菌が侵入して起こる感染症です。黄色ブドウ球菌などの細菌が主な原因で、小さな傷口や深爪によって生じた隙間から侵入することで発症します。

爪周囲炎の典型的な症状は、爪の周囲の発赤、腫れ、熱感、そして強いズキズキ感です。痛みは炎症の拡大とともに増強し、触れるだけで激しい痛みを感じるようになります。感染が進行すると膿がたまり(膿瘍形成)、爪の周囲が大きく腫れ上がります。この状態は「ひょうそ」とも呼ばれ、指先全体が太鼓のバチのように腫れることもあります。

爪周囲炎になりやすい状況としては、深爪、爪噛みの癖、甘皮の無理な処理、入れ物などへの指先の挟み込みなどが挙げられます。また、糖尿病の患者さんや免疫機能が低下している方は、細菌感染が起こりやすく、また一度感染すると重症化しやすいため注意が必要です。

軽症の場合は抗菌薬の内服や外用で治癒することもありますが、膿がたまっている場合は切開して排膿する処置が必要になります。自己判断で処置しようとすると、感染が広がるリスクがあるため、症状が出た早い段階で医療機関を受診することが大切です。

Q. 爪下血腫の症状と治療法を教えてください

爪下血腫は爪の下に血液がたまった状態で、爪が青紫色や黒色に変色し、強い拍動性の痛みが生じます。血腫が大きく痛みが強い場合は、爪に小さな穴を開けて血液を排出する穿孔排血術が必要です。自己処置は危険なため、必ず医療機関で処置を受けてください。

🏥 4. 爪下血腫による痛み

爪下血腫とは、爪の下(爪床)に血液がたまった状態です。爪に強い衝撃や圧力が加わったときに爪床の毛細血管が破裂して出血し、その血液が爪の下に閉じ込められることで発生します。ドアに指を挟む、重いものを落として爪に当たる、スポーツ中に爪を強打するなどが典型的な原因です。

また、長距離ランニングや登山などでは、靴の中で繰り返し爪が先端に当たることで慢性的な爪下血腫が起こることがあります。これは「ランナーの爪」とも呼ばれ、足の親指や第二指によく見られます。

爪下血腫の症状は、爪が青紫色や黒色に変色し、爪の下に圧力がかかることでズキズキとした強い拍動性の痛みが生じます。血腫が大きいほど圧力が高まり、痛みも強くなります。夜間や安静にしているときにも痛みが続くことがあり、睡眠が妨げられることもあります。

血腫が小さく痛みが軽度であれば、時間とともに自然に吸収されることもあります。しかし、血腫が大きく痛みが強い場合は、爪に小さな穴を開けて血液を排出する処置(穿孔排血術)が必要です。この処置により爪の下の圧力が解放され、痛みが劇的に改善します。自己処置は危険ですので、必ず医療機関で行ってもらうようにしてください。

なお、明らかな外傷がないのに爪が黒く変色している場合は、悪性黒色腫(メラノーマ)などの皮膚がんの可能性も考えられます。爪の変色を軽視せず、原因が不明な場合は皮膚科を受診することをお勧めします。

⚠️ 5. 爪白癬(爪水虫)による痛み

爪白癬は、白癬菌(真菌・カビの一種)が爪に感染して起こる疾患で、いわゆる「爪水虫」のことです。足の爪に多く見られ、爪が白く濁ったり黄色や茶色に変色したり、爪が厚くなったり、ぼろぼろと崩れやすくなったりする特徴的な変化が現れます。

爪白癬そのものが直接ズキズキとした強い痛みを引き起こすことは比較的少ないですが、爪が厚くなることで靴を履いたときに圧迫感や痛みを感じることがあります。また、変形した爪が皮膚に当たることで炎症が起き、ズキズキとした痛みが生じることもあります。さらに、爪白癬があると爪が脆くなるため、少しの衝撃でも痛みを感じやすくなります。

爪白癬は、足白癬(足水虫)が爪に広がることで発症することが多く、長年放置された足白癬が原因となっているケースも少なくありません。また、公衆浴場やプール、スポーツジムなどの共用施設での感染も一般的な感染経路です。

爪白癬の治療には、内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)があります。爪は成長が遅いため、治療には数ヶ月から1年以上かかることが多く、根気強く続けることが重要です。内服薬は効果が高い一方で、肝臓への負担や薬の相互作用を考慮する必要があるため、医師の管理のもとで使用することが必要です。

🔍 6. 外傷・打撲による痛み

爪に直接衝撃や圧力が加わることによる外傷も、爪のズキズキとした痛みの一般的な原因です。ドアや引き出しに指を挟む、重いものを爪に落とす、スポーツ中の衝突や転倒など、日常生活の中でさまざまな場面で爪の外傷は起こります。

外傷による爪の痛みは、受傷直後から強いズキズキ感が始まり、時間とともに腫れや変色(青紫色)が現れることが多いです。軽度の場合は冷却と安静で改善することもありますが、強い衝撃を受けた場合は爪下血腫だけでなく、指の骨折を伴っていることもあります。

爪が完全に剥がれた(爪剥離)場合や、爪床に深い裂傷がある場合は、縫合などの外科的処置が必要になることもあります。爪自体は失われても適切な処置を行うことで再生することが多いですが、爪床が損傷すると爪の形が変形して再生することもあるため、早期の適切な処置が重要です。

外傷後の痛みが非常に強い場合や、指が不自然に変形している場合、指を動かすことができない場合などは、骨折の可能性があります。このような場合は整形外科を受診し、レントゲン検査を受けることが必要です。

Q. 爪の痛みにすぐ病院を受診すべき状況は?

爪の周囲に膿がたまっている、発熱を伴っている、強い衝撃後に指が変形または動かせない、強い痛みが数日以上続いて市販薬で改善しない場合はすぐに受診が必要です。特に糖尿病や免疫機能が低下している方は重症化しやすいため、軽い症状でも早期受診が重要です。

📝 7. その他の原因による爪の痛み

上記以外にも、爪のズキズキとした痛みを引き起こす原因はいくつかあります。それぞれについて理解しておくことで、自分の症状との照らし合わせに役立てることができます。

🦠 爪乾癬

乾癬は皮膚に起こる慢性的な炎症性疾患ですが、爪にも影響を及ぼすことがあります。爪乾癬では、爪に点状のくぼみ(ピッティング)が生じたり、爪が黄色く変色したり、爪が爪床から浮き上がる(爪甲剥離)などの変化が現れます。これらの変化に伴い、爪の周囲に痛みや不快感を感じることがあります。乾癬は皮膚科での適切な治療が必要です。

👴 グロムス腫瘍

グロムス腫瘍は、爪床に発生する良性の血管腫瘍で、非常に強い痛みを引き起こすことで知られています。特に寒冷刺激や圧迫によって引き起こされる激しい痛みが特徴で、爪の下に点状の赤い変色が見られることもあります。まれな疾患ですが、爪の強い痛みが続く場合には鑑別疾患として考慮される必要があります。治療には外科的切除が行われます。

🔸 末梢動脈疾患・糖尿病性神経障害

血流障害(末梢動脈疾患)や糖尿病性神経障害がある場合、足先の血行が悪くなり爪や指先に痛みが生じることがあります。これらは全身疾患に関連するものであり、爪の痛みだけでなく、足先の冷え、しびれ、皮膚の色の変化などを伴うことが多いです。このような場合は内科や血管外科への受診が必要です。

💧 薬剤性の爪障害

一部の薬剤(特に抗がん剤や一部の抗生物質)は副作用として爪の変化や痛みを引き起こすことがあります。抗がん剤による爪の痛みや変形は比較的よく知られており、治療中の患者さんに見られることがあります。薬剤を使用している際に爪の痛みが現れた場合は、処方した医師に相談することが重要です。

💡 8. 爪の痛みを自分でケアする方法

爪の痛みの原因によっては、医療機関を受診するまでの間に自分でできるケアがあります。ただし、あくまでも応急処置であり、症状が改善しない場合や悪化する場合は必ず医療機関を受診してください。

✨ 清潔を保つ

爪や爪周囲を清潔に保つことは、感染の予防と拡大防止に非常に重要です。爪の周囲をやさしく石けんで洗い、清潔な状態に保ちましょう。洗った後はしっかりと乾燥させることも大切です。湿った状態が続くと細菌や真菌が増殖しやすくなります。

📌 冷却する

外傷や炎症による腫れや痛みがある場合は、タオルに包んだ氷や冷却パックを用いた冷却が有効です。1回15〜20分程度を1日数回行います。ただし、直接皮膚に氷を当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオルなどで包んで使用してください。

▶️ 適切な爪切りの方法

巻き爪の予防と悪化防止には、正しい爪の切り方が重要です。爪を短く切りすぎる深爪は避け、爪の先端が指先と同じくらいの長さになるように切りましょう。爪の形はスクエア型(四角く)に整えるのが理想で、両端を丸く切り込むことは避けてください。また、爪切りは爪をやわらかくするためにお風呂上がりに行うと切りやすいです。

🔹 適切な靴を選ぶ

つま先がゆとりのある靴を選ぶことで、爪への圧迫を軽減できます。特に足の幅が広い方やハイヒールをよく履く方は、日常的に爪への負担がかかりやすいため、靴選びに注意が必要です。爪が痛む間は、つま先が広くクッション性のある靴を選ぶようにしましょう。

📍 市販薬の使用

軽度の爪周囲炎や巻き爪による炎症には、市販の抗菌薬入りの外用薬(マキロンや消毒液など)で患部を清潔に保ち、抗菌軟膏を塗布することが一時的な対処として有効なことがあります。ただし、市販薬による対処はあくまでも一時的なものであり、症状が改善しない場合や悪化する場合は医療機関を受診することが必要です。

💫 コットンパッキング法

巻き爪の初期段階では、爪と皮膚の間にコットンを挟む「コットンパッキング法」が応急処置として有効なことがあります。清潔なコットンを小さく丸めて、爪と皮膚の間の溝に差し込むことで、爪が皮膚に食い込むのを防ぎます。ただし、正しい方法で行わないと逆に症状を悪化させることもあるため、可能であれば専門家の指導のもとで行うことをお勧めします。

Q. 爪白癬を放置するとどうなりますか?

爪白癬を放置すると感染が爪全体に広がり、爪が著しく変形・肥厚します。足白癬が他の部位の皮膚へ広がるリスクもあり、さらに感染した爪から二次的な細菌感染が起こる可能性もあります。爪白癬はほぼ自然治癒せず、放置するほど治療が困難になるため早期治療が重要です。

✨ 9. 放置するとどうなる?悪化するリスク

爪の痛みを「そのうち治るだろう」と放置しておくと、症状が悪化したり、より深刻な状態に発展したりするリスクがあります。原因別に、放置した場合のリスクを確認しておきましょう。

🦠 巻き爪を放置した場合

巻き爪を放置すると、爪が皮膚にさらに深く食い込み、炎症が悪化します。慢性的な炎症により肉芽組織(過剰に増殖した組織)が形成され、爪の周囲が大きく腫れ上がります。この状態になると歩くことがほとんどできなくなり、外科的処置が必要になることがあります。また、細菌感染を伴うと膿が形成され、骨髄炎(骨の感染症)にまで発展するリスクもあります。

👴 爪周囲炎(ひょうそ)を放置した場合

爪周囲炎を放置すると、感染が指全体に広がり、腱鞘炎(腱の炎症)や骨髄炎へと発展する可能性があります。さらに感染が全身に広がると、敗血症という生命を脅かす状態になることもあります。特に糖尿病や免疫不全がある方は重症化しやすいため、早期の医療機関受診が非常に重要です。

🔸 爪下血腫を放置した場合

爪下血腫を放置すると、たまった血液が感染を起こし、爪床が壊死するリスクがあります。また、血腫が原因で爪が剥がれることもあります。さらに、前述の通り明らかな外傷がないのに爪が黒くなる場合は悪性黒色腫の可能性があるため、放置は非常に危険です。

💧 爪白癬を放置した場合

爪白癬を放置すると、感染が爪全体に広がり、爪が著しく変形・肥厚します。また、足白癬が他の部位に広がり、身体の皮膚に白癬感染が起こることもあります。さらに、感染した爪から二次的な細菌感染が起こるリスクもあります。爪白癬は自然治癒することがほとんどなく、放置すればするほど治療が難しくなるため、早期の治療開始が重要です。

✨ 外傷による骨折を放置した場合

外傷後に骨折がある場合、それを放置すると骨が不適切な位置で癒合し、指の変形や機能障害が残ることがあります。また、適切な固定がされないと、骨が治癒するまでに長期間を要したり、骨が癒合しない(偽関節)こともあります。外傷後の強い痛みや変形がある場合は、必ず整形外科での診察を受けてください。

📌 10. 医療機関を受診すべき目安

爪の痛みは自己対処できるものもありますが、以下のような状態になった場合は早めに医療機関を受診することをお勧めします。医療機関での適切な診断と治療が、症状の早期改善と合併症の予防につながります。

📌 すぐに受診すべき状況

  • 爪の周囲に膿がたまっている、または膿が出ている
  • 爪の周囲が大きく腫れ、皮膚が赤黒く変色している
  • 発熱を伴っている(感染が全身に広がっている可能性)
  • 強い衝撃を受けた後、指が変形している、または全く動かせない
  • ズキズキとした強い痛みが数日以上続き、市販薬では改善しない
  • 糖尿病や免疫不全がある方で爪に炎症が起きている
  • 爪が完全に剥がれた、または深い切り傷がある

▶️ 数日以内に受診すべき状況

  • 巻き爪による痛みが継続して改善しない
  • 爪が明らかに白濁・黄変・黒変している
  • 爪が異常に肥厚していて靴が履きにくい
  • 爪の根元や周囲の皮膚の赤みや腫れが続いている
  • 爪に変色が見られるが、原因となる外傷がない

🔹 受診する診療科について

爪の痛みで受診する診療科は、症状の内容によって異なります。巻き爪や爪周囲炎、爪白癬などは皮膚科が適しています。外傷による骨折が疑われる場合は整形外科を受診してください。足に巻き爪・爪トラブルが多い場合は形成外科や皮膚科、または巻き爪専門のクリニックへの相談も有効です。アイシークリニック上野院では、巻き爪を中心とした爪のトラブルに対する専門的な診療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

📍 受診の際に準備しておくこと

医療機関を受診する際は、いつから症状が始まったか、痛みの程度と性質(ズキズキするか、常に痛いか、動かすと痛いかなど)、きっかけとなった出来事(外傷など)があるか、現在使用している薬や持病(特に糖尿病など)について整理しておくと、診察がスムーズに進みます。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、爪のズキズキとした痛みを訴えて来院される患者様の多くが、巻き爪や爪周囲炎を長期間放置した状態でご来院されるケースが少なくありません。爪の痛みは「そのうち治るだろう」と我慢されがちですが、放置すると肉芽形成や細菌感染の悪化など、より複雑な治療が必要な状態に発展することがありますので、痛みを感じ始めた早い段階でお気軽にご相談いただくことをお勧めします。患者様一人ひとりの生活スタイルや症状の程度に合わせた最適な治療法をご提案できるよう、丁寧に診察してまいります。」

🎯 よくある質問

爪がズキズキ痛む原因として最も多いのは何ですか?

爪がズキズキと痛む原因として最もよく見られるのは、巻き爪(陥入爪)です。爪の端が内側に湾曲して皮膚に食い込むことで炎症が起き、拍動性の強い痛みが生じます。深爪や先の細い靴の着用、外反母趾などが主な原因として挙げられます。アイシークリニック上野院でも、巻き爪を長期間放置した状態で来院される患者様が多く見られます。

爪の痛みを放置するとどんなリスクがありますか?

原因によって異なりますが、巻き爪では肉芽組織の形成や細菌感染による骨髄炎、爪周囲炎では腱鞘炎や最悪の場合は敗血症に発展するリスクがあります。爪白癬は放置するほど治療が難しくなり、爪下血腫では爪床の壊死の可能性もあります。「そのうち治る」と我慢せず、早めの受診をお勧めします。

爪の痛みはどの診療科を受診すればよいですか?

症状によって受診先が異なります。巻き爪・爪周囲炎・爪白癬などは皮膚科が適しています。外傷による骨折が疑われる場合は整形外科を受診してください。巻き爪など足の爪トラブルが多い場合は、形成外科や巻き爪専門クリニックへの相談も有効です。アイシークリニック上野院では、巻き爪を中心とした爪トラブルの専門的な診療を行っています。

爪の痛みに対して自分でできるケアはありますか?

応急処置として、爪周囲を石けんで洗い清潔に保つこと、炎症や腫れにはタオルに包んだ氷で1回15〜20分の冷却が有効です。巻き爪の初期段階ではコットンパッキング法も選択肢のひとつです。ただし、これらはあくまで一時的な対処であり、症状が改善しない・悪化する場合は必ず医療機関を受診してください。

どのような状態になったらすぐに病院へ行くべきですか?

以下の場合はすぐに医療機関を受診してください。膿がたまっている・発熱を伴っている・強い衝撃後に指が変形または動かせない・数日以上強い痛みが続き市販薬で改善しない、などが目安です。特に糖尿病や免疫機能が低下している方は重症化しやすいため、軽い症状でも早めの受診が非常に重要です。

📋 まとめ

爪がズキズキと痛む原因は、巻き爪・陥入爪、爪周囲炎(ひょうそ)、爪下血腫、爪白癬(爪水虫)、外傷・打撲、その他の疾患など多岐にわたります。それぞれの原因によって症状の特徴や対処法が異なり、適切な診断と治療が非常に重要です。

軽度の場合は清潔を保つ、冷却する、適切な爪切りを心がけるなどのセルフケアが有効なこともありますが、膿がある、発熱を伴う、強い衝撃を受けた後に激しい痛みがある、症状が数日以上改善しないなどの状況では、早めに医療機関を受診することが大切です。

爪の痛みは「たいしたことない」と感じて放置しがちですが、適切な対処をしないと感染の拡大や骨髄炎など、より深刻な状態へと発展するリスクがあります。痛みのサインを見逃さず、早期に適切な対処をとることが、快適な日常生活を取り戻す近道です。

アイシークリニック上野院では、巻き爪をはじめとした爪のトラブルについて専門的に対応しています。爪のズキズキとした痛みでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。専門のスタッフが丁寧に診察し、患者さんの状態に合った最適な治療法をご提案いたします。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 爪白癬(爪水虫)の診断・治療ガイドライン、爪周囲炎・爪乾癬などの爪疾患に関する専門的な情報として参照
  • 厚生労働省 – 抗真菌薬(爪白癬治療薬)の使用上の注意・副作用情報、および薬剤性爪障害に関する情報として参照
  • 日本形成外科学会 – 巻き爪(陥入爪)の定義・治療法(保存的治療・外科的処置)および爪下血腫・爪床損傷に対する形成外科的処置の情報として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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