盛り上がったニキビ跡の原因と治し方|種類・治療法を徹底解説

頬に手を当てて微笑む女性

ニキビが治った後に、皮膚が盛り上がってしまった経験はありませんか?赤みや凹みと並んで、多くの方を悩ませるのが「盛り上がったニキビ跡」です。触るとぷっくりとした感触があり、見た目にも気になるこのタイプのニキビ跡は、正しい知識と適切なアプローチなしにはなかなか改善が難しいものです。この記事では、盛り上がったニキビ跡がなぜできるのか、どのような種類があるのか、そしてどのような方法でケア・治療できるのかを詳しく解説していきます。


目次

  1. 盛り上がったニキビ跡とはどんな状態?
  2. 盛り上がったニキビ跡の種類と見分け方
  3. 盛り上がったニキビ跡ができる原因
  4. 盛り上がったニキビ跡ができやすい人の特徴
  5. 自宅でできるケア方法
  6. 皮膚科・クリニックで受けられる治療法
  7. 治療を受ける際の注意点
  8. 盛り上がったニキビ跡を予防するために
  9. まとめ

😟

こんなお悩み、ありませんか?

📌 ニキビが治ったのに肌が盛り上がったままで悩んでいる
📌 市販のケアをしても全然改善しない…
📌 ケロイドなのか肥厚性瘢痕なのか自分では判断できない

⚠️ 放置すると悪化するケースも!
盛り上がったニキビ跡は自己判断の誤ったケアで広がるリスクがあります。

💡 この記事を読むと…
ケロイドと肥厚性瘢痕の見分け方がわかる
自宅でできる正しいケア方法がわかる
✅ クリニックで受けられる最新治療法がわかる

この記事のポイント

盛り上がったニキビ跡は肥厚性瘢痕とケロイドに分類され、治療法が異なる。自宅ではシリコンジェルシートや紫外線対策が有効だが、ケロイドには専門医によるステロイド注射やレーザー治療が必要。早期受診と自己判断の回避が改善の鍵となる。

💡 盛り上がったニキビ跡とはどんな状態?

ニキビ跡と聞くと、多くの方は「クレーター状に凹んだ肌」をイメージするかもしれません。しかし実際には、ニキビが治った後の肌状態はさまざまで、中には皮膚が盛り上がってしまうケースも少なくありません。

盛り上がったニキビ跡とは、ニキビの炎症が治癒する過程でコラーゲンが過剰に産生され、皮膚表面が正常なレベルよりも高くなった状態のことを指します。医学的にはこのような状態を「瘢痕(はんこん)」と呼び、とりわけ盛り上がりが生じているものを「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」や「ケロイド」と分類します。

触ると硬く感じることもあれば、やや柔らかい質感のものもあり、色も赤みを帯びているものや肌色のものなど多様です。かゆみや痛みを伴うこともあり、単純な見た目の問題だけでなく、日常生活に支障をきたすケースもあります。

また、ニキビ跡の盛り上がりは時間が経つにつれて自然に目立たなくなることもありますが、一方でどんどん範囲が広がっていくケースもあるため、早めに正確な状態を把握することが大切です。

Q. 肥厚性瘢痕とケロイドの違いは何ですか?

肥厚性瘢痕はもとのニキビの範囲内にとどまる盛り上がりで、時間とともに自然に改善することがあります。一方ケロイドは周囲の正常な皮膚にまで広がり、自然改善はほぼなく悪化することもあります。治療法が異なるため、専門医による正確な診断が重要です。

📌 盛り上がったニキビ跡の種類と見分け方

盛り上がったニキビ跡には、大きく分けて「肥厚性瘢痕」と「ケロイド」の2種類があります。この2つは見た目が似ていますが、性質や治療方針が異なるため、区別して考えることが重要です。

✅ 肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)

肥厚性瘢痕は、傷やニキビが治癒する過程でコラーゲンが過剰に産生されることで生じる盛り上がりです。最大の特徴は、傷やニキビが存在した範囲内にとどまるという点です。つまり、もともとのニキビの大きさを超えて広がることはありません。

色は初期には赤みを帯びていることが多く、時間とともに薄くなっていく傾向があります。質感はやや硬く感じることもありますが、ケロイドほど顕著ではありません。数ヶ月から数年かけて自然に目立たなくなることもあります。

📝 ケロイド

ケロイドは肥厚性瘢痕と似ていますが、より深刻な状態です。最大の違いは、もともとの傷やニキビの範囲を超えて、周囲の正常な皮膚にまで侵食して広がっていくという点にあります。

色は赤みが強く、光沢があることが多いです。質感は肥厚性瘢痕よりも硬く、かゆみや痛みを伴うことが多い傾向にあります。自然に改善することはほとんどなく、むしろ時間が経つにつれて大きくなっていくことがあるため、早期の専門的な治療が必要です。

ケロイドは遺伝的な要素が強く、体質的にケロイドになりやすい方(ケロイド体質)が存在することがわかっています。日本人をはじめとしたアジア系の方や、色素が濃い肌の方に多い傾向があります。

🔸 2つの見分け方のポイント

肥厚性瘢痕とケロイドを自分で見分けるポイントとして、まず盛り上がりがニキビのあった範囲を超えているかどうかを確認してみましょう。範囲内にとどまっている場合は肥厚性瘢痕、超えている場合はケロイドの可能性が高いと言えます。また、時間が経つにつれて大きくなっているかどうかも判断の目安になります。

ただし、自己判断には限界があります。正確な診断は皮膚科や美容クリニックの専門医が行うものですので、気になる場合は必ず専門家に相談することをおすすめします。

✨ 盛り上がったニキビ跡ができる原因

なぜニキビが治った後に皮膚が盛り上がってしまうのでしょうか。その原因を理解することで、予防や対策がしやすくなります。

⚡ 炎症の強さと深さ

ニキビには白ニキビや黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビなど複数の段階があります。特に赤ニキビや黄ニキビのような炎症が強いニキビは、皮膚の深い層にまでダメージが及ぶため、治癒後に瘢痕が残りやすくなります。

炎症が強ければ強いほど、体はより多くのコラーゲンを産生して傷を修復しようとします。このコラーゲンの産生量が正常な範囲を超えてしまうと、皮膚が盛り上がる原因となるのです。

🌟 ニキビを触る・つぶすことによるダメージ

ニキビができると、気になって触ったりつぶしたりしたくなることがありますが、これは盛り上がったニキビ跡を形成する大きなリスク要因となります。ニキビをつぶすと、毛包内の内容物が周囲の組織に漏れ出し、炎症が悪化・拡大します。この強い炎症反応が、コラーゲンの過剰産生につながるのです。

💬 不適切なケア

強い摩擦や刺激の強いスキンケア製品の使用、また紫外線への長時間の露出なども、ニキビ跡の悪化につながります。特に炎症が残っている状態での紫外線は、色素沈着だけでなく瘢痕形成を促進することがあります。

✅ 治癒力のバランスの崩れ

皮膚が傷を修復する際には、傷を塞ぐために新しいコラーゲンが作られ、一定期間後に不要なコラーゲンが分解されるというバランスのとれたプロセスが必要です。しかし、コラーゲンの産生が分解を上回ってしまうと、皮膚が盛り上がってしまいます。このバランスの崩れには遺伝的な要因が大きく関係しています。

📝 感染の合併

ニキビに細菌感染が合併すると、炎症がより深刻になり、瘢痕が形成されやすくなります。適切な抗菌治療を受けないまま炎症が遷延することも、盛り上がったニキビ跡のリスクを高めます。

Q. 盛り上がったニキビ跡ができる主な原因は何ですか?

盛り上がったニキビ跡は、炎症が強いニキビの治癒過程でコラーゲンが過剰産生されることで生じます。ニキビをつぶす行為や不適切なスキンケア、紫外線への露出も原因となります。また、遺伝的な体質によりコラーゲンの産生と分解のバランスが崩れることも一因です。

🔍 盛り上がったニキビ跡ができやすい人の特徴

盛り上がったニキビ跡は誰にでも起こりうるものですが、特にリスクが高い方がいます。以下のような特徴に当てはまる方は、ニキビの予防と早期治療に特に注意が必要です。

🔸 ケロイド体質の方

ケロイドや肥厚性瘢痕になりやすい体質は遺伝する傾向があります。家族の中にケロイドができやすい方がいる場合、自分自身もケロイド体質である可能性があります。過去に傷やニキビの跡が盛り上がった経験がある方も要注意です。

⚡ 肌の色素が濃い方

色素が濃い肌の方は、ケロイドや肥厚性瘢痕が形成されやすい傾向があります。アジア系、アフリカ系、ラテン系の方に比較的多く見られます。

🌟 若年層

皮膚の修復能力が活発な若い年齢層では、コラーゲン産生も旺盛なため、過剰なコラーゲン産生が起きやすく、ケロイドや肥厚性瘢痕ができやすい傾向があります。思春期のニキビ治療を積極的に行うことが大切な理由のひとつです。

💬 重症ニキビの方

炎症が強く、皮膚の深い層にまで達するような重症ニキビ(結節性・嚢腫性ニキビ)は、盛り上がったニキビ跡を形成しやすいです。このタイプのニキビは早期に皮膚科で適切な治療を受けることが非常に重要です。

✅ ニキビを触る・つぶす習慣がある方

ニキビを無意識に触ったり、つぶしてしまう習慣がある方は、その刺激が炎症を悪化させ、瘢痕形成のリスクを高めます。

💪 自宅でできるケア方法

盛り上がったニキビ跡に対して、自宅でできるケアにはいくつかの方法があります。ただし、特にケロイドの場合は自己ケアだけでは改善が難しく、専門的な治療が必要になることを念頭に置いておきましょう。

📝 シリコンジェルシートの使用

シリコンジェルシートは、瘢痕ケアとして広く使用されているアイテムで、ドラッグストアでも購入できます。シリコンが皮膚に密着することで保湿効果をもたらし、コラーゲンの過剰産生を抑制する効果があると言われています。

効果が現れるまでには数ヶ月かかることが多く、継続して使用することが大切です。貼ったまま生活できるタイプもあり、顔への使用が難しいと感じる方には、同成分のシリコンジェル(クリームタイプ)もあります。

🔸 圧迫療法

患部を持続的に圧迫することで、瘢痕の盛り上がりを抑制できる場合があります。専用のジェルパッドや圧迫用テープを用いた方法が一般的です。ただし、顔の場合は圧迫が難しい部位もあるため、シリコンジェルシートと組み合わせて使用するケースが多いです。

⚡ 保湿を徹底する

皮膚の乾燥は、瘢痕のかゆみや不快感を増悪させることがあります。刺激の少ない保湿剤を使って皮膚を乾燥から守ることは、日常的なケアとして継続することが望ましいです。ニキビが活発な状態では、詰まりにくい(ノンコメドジェニック)製品を選ぶことが重要です。

🌟 紫外線対策

紫外線は瘢痕部分に色素沈着を引き起こし、さらに目立たせてしまう可能性があります。日焼け止めを毎日使用し、できる限り紫外線を避けることが、ニキビ跡の改善において非常に重要なケアのひとつです。SPF30以上、PA++以上のものを使用することをおすすめします。

💬 ニキビを触らない・つぶさない

新たな盛り上がりを作らないためにも、ニキビを触ったりつぶしたりすることは絶対に避けましょう。触ることで雑菌が入り、炎症が悪化・拡大してさらに深刻なニキビ跡を形成するリスクが高まります。

✅ 自己ケアの限界を理解する

上記のケアは、軽度の肥厚性瘢痕であれば一定の効果が期待できますが、ケロイドや重度の瘢痕に対しては十分な効果が得られないことがほとんどです。自己ケアで改善が見られない場合や、盛り上がりが拡大している場合は、早めに皮膚科や専門クリニックを受診するようにしましょう。

Q. 自宅でできる盛り上がったニキビ跡のケアは?

自宅ケアとして、シリコンジェルシートの継続使用、刺激の少ない保湿剤による保湿、SPF30以上の日焼け止めを用いた紫外線対策が有効です。ただしケロイドや重度の瘢痕には効果が不十分なことが多く、改善が見られない場合は皮膚科・専門クリニックへの受診をおすすめします。

🎯 皮膚科・クリニックで受けられる治療法

盛り上がったニキビ跡に対しては、専門機関でさまざまな治療を受けることができます。症状の種類や程度、患者さんの状態によって適切な治療法は異なりますので、専門医と相談しながら最適な選択肢を見つけていきましょう。

📝 ステロイド注射(ケナコルト注射)

ケロイドや肥厚性瘢痕に対して最もよく行われる治療法のひとつが、ステロイドの局所注射です。トリアムシノロンアセトニド(ケナコルト)というステロイド薬を瘢痕内に直接注射することで、コラーゲンの産生を抑制し、盛り上がりを平らにする効果が期待できます。

数週間から数ヶ月おきに繰り返し注射を行うことが多く、複数回の治療が必要です。注射時に痛みを感じることがありますが、効果は比較的高く、特に肥厚性瘢痕に対しては良い結果が期待できます。副作用として、注射部位の皮膚が薄くなったり、毛細血管が拡張したりすることがあるため、専門医の管理のもとで行うことが重要です。

🔸 レーザー治療

レーザー治療は、盛り上がったニキビ跡に対して複数の種類が使用されています。

血管レーザー(Vビームなど)は、赤みを帯びた瘢痕の血管に作用し、赤みを軽減しながら瘢痕の硬さを改善する効果があります。痛みは少なく、比較的安全性の高い治療法として知られています。

フラクショナルレーザー(フラクセル、CO2レーザーなど)は、皮膚に微細な穴を開けて皮膚の再生を促す治療法です。瘢痕の表面を整え、盛り上がりを改善する効果が期待できます。ダウンタイムが生じることもありますが、凹みや盛り上がりの両方に効果が期待できる治療法です。

レーザー治療は複数回の施術が必要なことが多く、効果には個人差があります。また、ケロイド体質の方がレーザー治療を受けると悪化する可能性もあるため、体質や状態を十分に評価したうえで適応を決める必要があります。

⚡ 冷凍凝固療法(クライオセラピー)

液体窒素を用いて瘢痕を凍結させることで、組織を破壊し盛り上がりを改善する方法です。特に小さなケロイドや肥厚性瘢痕に対して効果的で、ステロイド注射と組み合わせて行われることもあります。治療後に色素脱失(色が抜ける)が生じることがあるため、肌の色素が濃い方では注意が必要です。

🌟 放射線治療

難治性のケロイドに対して、他の治療と組み合わせて放射線治療が行われることがあります。特に手術後の再発予防として用いられることが多く、形成外科や専門クリニックで実施されます。放射線への懸念から積極的に選ばれる機会は少ないですが、重症例では効果的な選択肢となります。

💬 手術的治療

瘢痕を切除する手術的治療は、大きなケロイドや肥厚性瘢痕に対して行われることがあります。ただし、ケロイド体質の方では手術によって再び傷ができることで、さらに大きなケロイドが形成されるリスクがあるため、手術後にステロイド注射や放射線治療を組み合わせることが一般的です。

✅ 内服薬・外用薬

ケロイドや肥厚性瘢痕の予防・治療に効果があるとされる外用薬として、ステロイド外用薬があります。市販品もありますが、適切な強さのものを選ぶためにも専門医の指示に従って使用することが望ましいです。

また、トラニラストという内服薬は、コラーゲンの産生を抑制する効果があり、ケロイドや肥厚性瘢痕の治療に使用されることがあります。長期間の内服が必要なことが多く、副作用も考慮しながら医師の管理のもとで使用します。

📝 複合治療

実際には、ひとつの治療法だけで対応するのではなく、複数の治療を組み合わせることで相乗効果が得られることが多くあります。例えば、ステロイド注射とシリコンジェルシートを併用したり、レーザー治療の後にステロイド外用薬を使用したりといった組み合わせが行われます。どの組み合わせが最適かは、個々の状態によって異なりますので、専門医との十分な相談が大切です。

💡 治療を受ける際の注意点

盛り上がったニキビ跡の治療を受ける前に、知っておくべき重要なポイントをまとめます。

🔸 正確な診断を受けることが最優先

肥厚性瘢痕とケロイドでは、治療法の選択や予後が大きく異なります。自己判断で市販品を使い続けるのではなく、まず皮膚科や専門クリニックを受診して正確な診断を受けることが、治療成功の第一歩です。

⚡ ケロイド体質であることを伝える

ケロイド体質の方は、治療によって症状が悪化するリスクがあります。過去にケロイドや肥厚性瘢痕ができた経験がある場合は、必ず医師に伝えるようにしましょう。また、他の部位での瘢痕の既往についても情報を共有することが大切です。

🌟 治療には時間がかかることを理解する

盛り上がったニキビ跡の治療は、短期間で劇的な改善が得られるものではありません。特にケロイドの場合は、複数回の治療を長期間にわたって継続することが必要です。焦らず根気よく取り組む姿勢が重要です。

💬 再発リスクを把握しておく

ケロイドは治療後に再発することがあります。特に手術的切除を行った場合、再発率が高いことが知られています。再発を防ぐためにも、治療後のケアや経過観察を継続することが大切です。

✅ 費用について確認する

ケロイドや肥厚性瘢痕の治療は、条件によっては保険が適用されるものもあります(ステロイド注射など)が、レーザー治療や美容的な目的での治療は自由診療となる場合がほとんどです。治療を始める前に、費用や保険適用について詳しく確認しておきましょう。

📝 信頼できる医療機関を選ぶ

盛り上がったニキビ跡の治療は、専門的な知識と技術が求められます。皮膚科専門医や形成外科専門医のいる医療機関を選び、十分なカウンセリングを受けたうえで治療方針を決めることをおすすめします。

Q. クリニックでの盛り上がったニキビ跡の治療法は?

クリニックではステロイド局所注射(ケナコルト注射)、血管レーザーやフラクショナルレーザーによるレーザー治療、液体窒素を用いた冷凍凝固療法などが行われます。症状に応じて複数の治療を組み合わせることで相乗効果が期待でき、専門医が個々の状態に合わせた最適な治療プランを提案します。

📌 盛り上がったニキビ跡を予防するために

盛り上がったニキビ跡は、できてしまってから治すよりも、予防することが最善の対策です。日常生活でできる予防策をしっかり実践しましょう。

🔸 ニキビを早期に治療する

ニキビが悪化するほど、炎症が深くなり瘢痕が残りやすくなります。ニキビができたら早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けることが非常に重要です。市販薬での自己治療に限界を感じたら、すぐに専門医に相談するようにしましょう。

⚡ ニキビを触らない・つぶさない

ニキビに触れることで雑菌が入り、炎症が悪化して深刻なニキビ跡につながります。どんなに気になっても、自分でつぶすことは避けてください。

🌟 スキンケアを丁寧に行う

洗顔は泡立てた洗顔料を使って優しく行い、こすらないようにしましょう。保湿も毎日のルーティンとして取り入れることで、皮膚のバリア機能を維持し、炎症が起きにくい肌づくりができます。スキンケア製品はノンコメドジェニックのものを選ぶと安心です。

💬 紫外線対策を怠らない

紫外線はニキビの悪化や色素沈着だけでなく、瘢痕形成にも影響を与えます。年間を通じて日焼け止めを使用し、帽子や日傘なども活用して紫外線から肌を守りましょう。

✅ 生活習慣を整える

睡眠不足やストレス、食生活の乱れはホルモンバランスに影響し、ニキビを悪化させる要因となります。十分な睡眠をとり、バランスのとれた食事を心がけ、ストレスを適切に発散することが、ニキビ予防にもつながります。

📝 ケロイド体質の方は特に注意

ケロイド体質の方は、軽いニキビでも盛り上がったニキビ跡ができることがあります。ニキビができやすい体質とケロイド体質が重なっている方は、特に早期からの皮膚科受診と専門的なニキビ管理が重要です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、盛り上がったニキビ跡でご相談にいらっしゃる患者様の多くが、肥厚性瘢痕とケロイドの区別がつかないまま長期間悩まれているケースが見受けられます。この2つは見た目が似ていても治療方針が大きく異なるため、早めに専門医へご相談いただくことが改善への近道です。最近の傾向として、自己流のケアで症状が進行してから受診される方も少なくないため、気になる盛り上がりが生じた段階で、ぜひお気軽にご来院ください。」

✨ よくある質問

盛り上がったニキビ跡は自然に治りますか?

肥厚性瘢痕であれば、数ヶ月から数年かけて自然に目立たなくなることがあります。ただしケロイドの場合は自然に改善することはほとんどなく、むしろ時間とともに拡大するケースもあります。自己判断せず、早めに皮膚科や専門クリニックで正確な診断を受けることをおすすめします。

肥厚性瘢痕とケロイドの見分け方を教えてください。

最大のポイントは、盛り上がりがもともとのニキビの範囲内にとどまっているかどうかです。範囲内であれば肥厚性瘢痕、周囲の正常な皮膚にまで広がっている場合はケロイドの可能性があります。また、時間が経つにつれて大きくなっているかどうかも判断の目安になりますが、正確な診断は専門医にご相談ください。

自宅でできる盛り上がったニキビ跡のケアはありますか?

シリコンジェルシートの使用、保湿の徹底、日焼け止めによる紫外線対策などが自宅でできる主なケアです。ただし、これらは軽度の肥厚性瘢痕には一定の効果が期待できますが、ケロイドや重度の瘢痕には十分な効果が得られないことがほとんどです。改善が見られない場合は専門医への受診をおすすめします。

クリニックではどのような治療が受けられますか?

アイシークリニックでは、ステロイド注射(ケナコルト注射)、レーザー治療(血管レーザー・フラクショナルレーザーなど)、冷凍凝固療法など、症状に合わせたさまざまな治療法をご提案しています。複数の治療を組み合わせることで相乗効果が得られる場合もあり、専門医が最適な治療プランをご案内します。

ケロイド体質ですが、治療を受けても大丈夫ですか?

ケロイド体質の方は、治療の種類によっては症状が悪化するリスクがあります。例えばレーザー治療がケロイドを悪化させるケースもあるため、体質や状態を十分に評価したうえで治療法を選ぶことが重要です。過去にケロイドや肥厚性瘢痕ができた経験がある場合は、必ず診察時に医師へお伝えください。

🔍 まとめ

盛り上がったニキビ跡は、肥厚性瘢痕とケロイドに大きく分けられ、それぞれ性質や治療法が異なります。炎症の強さや深さ、ニキビを触る習慣、遺伝的な体質など、さまざまな要因が重なって生じるものです。

自宅でのケアとしては、シリコンジェルシートの使用や保湿、紫外線対策などが有効ですが、特にケロイドの場合は専門的な治療が必要です。皮膚科や美容クリニックでは、ステロイド注射やレーザー治療、冷凍凝固療法などさまざまな治療法が用意されており、状態に合わせた治療計画を立てることができます。

何より大切なのは、自己判断に頼らず、早めに専門医に相談することです。正確な診断のもとで適切な治療を受けることで、盛り上がったニキビ跡の改善が期待できます。また、ニキビができた段階から早期に治療を始め、触らない・つぶさないといった予防意識を持つことが、盛り上がったニキビ跡を作らないための最善策といえるでしょう。

アイシークリニック上野院では、ニキビ跡の状態に合わせた治療法をご提案しています。盛り上がったニキビ跡でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。専門スタッフが丁寧にカウンセリングを行い、最適な治療プランをご案内します。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の炎症メカニズム、瘢痕形成の分類(肥厚性瘢痕・ケロイド)および治療ガイドラインに関する情報
  • 日本形成外科学会 – ケロイド・肥厚性瘢痕の定義、診断基準、治療法(ステロイド注射・冷凍凝固療法・放射線治療・手術療法)に関する専門的情報
  • PubMed – ケロイド・肥厚性瘢痕の国際的な臨床研究・治療エビデンス(レーザー治療・トラニラスト・シリコンジェルシートの有効性に関する査読済み論文)

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

プロフィールを見る

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

プロフィールを見る

電話予約
0120-000-702
1分で入力完了
簡単Web予約
LINE
運営:医療法人社団鉄結会