日焼け止めの正しい落とし方|肌荒れを防ぐ洗い方のポイント

夏場のUV対策や日常的なスキンケアとして、日焼け止めを使っている方は多いでしょう。しかし、「日焼け止めってどうやって落とすのが正しいの?」「普通の洗顔だけで大丈夫?」と疑問に思ったことはありませんか。日焼け止めは肌をしっかりと守るために設計されていますが、その分、肌への密着性が高く、正しい方法で落とさないと毛穴詰まりや肌荒れの原因になることがあります。今回は、日焼け止めの正しい落とし方について、商品タイプの違いや肌質別のアドバイスを交えながら詳しく解説します。


目次

  1. 日焼け止めが肌に残ることで起きる問題
  2. 日焼け止めの種類と落とし方の基本
  3. クレンジングの種類と選び方
  4. 日焼け止めの正しい落とし方ステップ
  5. 肌タイプ別の落とし方アドバイス
  6. 「クレンジング不要」の日焼け止めでも洗顔だけで大丈夫?
  7. 日焼け止めを落とす際によくある失敗と注意点
  8. 子どもや敏感な部位への日焼け止めの落とし方
  9. 日焼け止め残りが気になるときの対処法
  10. まとめ

この記事のポイント

日焼け止めは毛穴詰まりや肌荒れを防ぐため、原則クレンジングで落とすことが推奨される。SPF値が高い製品やウォータープルーフタイプにはオイルやバームを使用し、乾いた肌に優しくなじませぬるま湯で流す方法が基本。アイシークリニックでもクレンジング方法の見直しで肌トラブルが改善するケースが多く報告されている。

🎯 日焼け止めが肌に残ることで起きる問題

日焼け止めは紫外線から肌を守るために作られており、汗や水で簡単に落ちないよう工夫されています。そのため、通常の洗顔料だけでは成分が肌の表面や毛穴に残りやすく、さまざまな肌トラブルを引き起こす可能性があります。

まず、毛穴の詰まりが挙げられます。日焼け止めには皮膜を形成する成分が含まれており、これが毛穴を塞いでしまうと、皮脂の分泌が妨げられ、ニキビや黒ずみの原因になることがあります。特に鼻周りや顎まわりなど皮脂分泌の多い部位は注意が必要です。

次に、肌の乾燥が起こることがあります。日焼け止めの成分が残ったまま就寝すると、肌の正常なターンオーバーが妨げられる可能性があります。また、残留した成分が毛穴を詰まらせることで、保湿成分の浸透が悪くなることも考えられます。

さらに、接触性皮膚炎(かぶれ)を引き起こすリスクもあります。日焼け止めの化学成分が長時間肌に密着し続けると、刺激を感じやすくなる場合があります。特に敏感肌の方やアトピー体質の方には注意が必要です。

このように、日焼け止めは「使う」だけでなく「きちんと落とす」ことがセットになって、初めて肌に優しいケアになるのです。

Q. 日焼け止めを落とさないとどんな肌トラブルが起きる?

日焼け止めを正しく落とさないと、皮膜形成成分が毛穴を塞ぎ、ニキビや黒ずみの原因になります。また、残留成分が肌のターンオーバーを妨げて乾燥を招いたり、化学成分が長時間密着することで接触性皮膚炎(かぶれ)を引き起こすリスクもあります。

📋 日焼け止めの種類と落とし方の基本

日焼け止めには大きく分けて「紫外線散乱剤タイプ」と「紫外線吸収剤タイプ」の2種類があります。どちらのタイプかによって、落としやすさが異なる場合があります。

紫外線散乱剤(ノンケミカル)タイプは、酸化亜鉛や酸化チタンなどのミネラル成分を使って紫外線を物理的に反射・散乱させる仕組みです。肌への刺激が少ない反面、白浮きしやすく、成分が密着しやすいという特徴があります。比較的洗い落としやすいとされていますが、配合されているオイルや皮膜形成剤によってはクレンジングが必要なこともあります。

紫外線吸収剤(ケミカル)タイプは、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどの有機化合物が紫外線を吸収して熱に変換する仕組みです。伸びが良く使用感が軽いですが、肌への密着度が高いため、しっかりとしたクレンジングが必要です。

また、商品ごとにSPFやPA値が高いほど、紫外線を防ぐ力が強い一方で、成分が落ちにくくなる傾向があります。SPF50+やPA++++の製品は特に丁寧なクレンジングを心がけましょう。ウォータープルーフ(耐水性)タイプの製品も同様に、通常の洗顔だけでは落ちにくいため注意が必要です。

日焼け止めの落とし方の基本原則は、「油性成分はオイルで溶かす」という考え方です。クレンジング剤は油分を多く含むものほど洗浄力が高く、日焼け止めの成分を効率よく溶かして除去できます。

💊 クレンジングの種類と選び方

クレンジング剤にはさまざまな種類があり、それぞれ洗浄力や肌への優しさが異なります。自分の使っている日焼け止めのタイプや肌質に合わせて選ぶことが大切です。

クレンジングオイルは最も洗浄力が高いタイプです。日焼け止めの油性成分を素早く溶かし、しっかりと除去できます。ウォータープルーフタイプやSPF値の高い製品を使った日には特に適しています。ただし、洗浄力が強い分、肌の必要な油分まで落としてしまうことがあるため、乾燥肌の方は使いすぎに注意しましょう。使用後はしっかりと保湿ケアをすることが重要です。

クレンジングバームはオイルに次いで洗浄力が高く、テクスチャーが固形のため肌への密着度が高いのが特徴です。肌の上で溶けてオイル状に変化するため、使い心地が良く、スキンケア成分が配合されたものも多くあります。乾燥が気になる方や、しっかりとしたクレンジング効果を求める方に適しています。

クレンジングミルクはマイルドな洗浄力で肌への刺激が少ないタイプです。敏感肌や乾燥肌の方に向いていますが、ウォータープルーフタイプの日焼け止めや、SPF値の高い製品には洗浄力が不足する場合があります。日常的に軽めの日焼け止めを使用している方に適しています。

クレンジングジェルは水性ベースのものと油性ベースのものがあります。水性ジェルは洗浄力が比較的マイルドで、さっぱりとした使用感が特徴です。油性ジェルはオイルに近い洗浄力を持ちます。使い心地が軽く、べたつきが気になる方にも使いやすいタイプです。

クレンジングウォーター(拭き取りタイプ)はコットンに含ませて拭き取るタイプです。手軽に使えますが、日焼け止めを完全に落とすには向いておらず、補助的な使い方が適切です。コットンで強くこすると肌に刺激を与えるため、使い方に注意が必要です。

選び方の目安として、日焼け止めのSPFやPAが高い場合・ウォータープルーフタイプの場合はクレンジングオイルやバームが適しています。日常的なSPF30程度の日焼け止めであればミルクやジェルでも対応できます。肌の状態に合わせながら使い分けることが理想的です。

Q. クレンジングの種類はどう選べばよい?

SPF値が高い製品やウォータープルーフタイプにはクレンジングオイルやバームが適しています。日常的なSPF30程度の日焼け止めにはミルクやジェルでも対応可能です。乾燥肌にはスキンケア成分配合のバームやミルク、脂性肌には洗浄力の高いオイルを選ぶのが基本です。

🏥 日焼け止めの正しい落とし方ステップ

日焼け止めを正しく落とすためには、手順と方法が大切です。以下に、標準的な落とし方の手順を詳しく紹介します。

まず手を洗います。クレンジングを始める前に、手についた汚れや菌が顔に移らないよう、しっかりと手を洗っておきましょう。これはスキンケアの基本ですが、見落とされがちなステップです。

次に、適量のクレンジング剤を手にとります。クレンジングの量が少なすぎると摩擦が生じて肌を傷つける原因になります。製品の推奨量を守り、顔全体に均一に広げられる量を使用しましょう。クレンジングオイルの場合は一般的に1〜2プッシュ、クレンジングミルクやバームは500円玉大程度を目安にします。

乾いた手・乾いた肌にクレンジングをのせます。多くのクレンジング剤、特にオイルタイプは、濡れた状態で使用すると乳化が早まり洗浄力が落ちることがあります。顔が濡れていない状態で使用するのが基本です。

クレンジング剤を顔全体に優しくなじませます。指の腹を使い、力を入れずに円を描くようにやさしく動かします。額、頬、鼻、顎の順に丁寧になじませましょう。特に毛穴が開きやすい鼻周りや小鼻の脇は念入りに。マッサージのように強くこするのは禁物です。摩擦は肌のバリア機能を低下させ、色素沈着や乾燥の原因になります。

ぬるま湯(38度前後)で丁寧に洗い流します。熱いお湯は肌に必要な油分まで洗い流してしまうため避けましょう。逆に冷たい水では油性成分が固まって落ちにくくなります。生え際やフェイスラインなど、クレンジング剤が残りやすい部分も丁寧に流します。

洗顔料で二度洗いをします。クレンジング後は洗顔料を使って洗顔を行います。クレンジングだけでは皮脂や汗などの汚れが残ることがあるため、ダブル洗顔が推奨されます。洗顔料はよく泡立てて、泡で包むように優しく洗いましょう。洗いすぎは乾燥を招くため、30〜60秒程度が適切です。

洗顔後の保湿ケアをします。洗顔後は肌のバリア機能が一時的に低下した状態になっています。速やかに化粧水や乳液で保湿し、肌の水分を補いましょう。特に夏場は日焼け止めを念入りに落とすことで肌が乾燥しやすくなるため、丁寧な保湿ケアが欠かせません。

⚠️ 肌タイプ別の落とし方アドバイス

肌のタイプによって、日焼け止めの落とし方で気をつけるべきポイントが異なります。自分の肌質を把握した上で適切な方法を選ぶことが大切です。

乾燥肌の方は、洗浄力が強すぎるクレンジングを避けることが重要です。クレンジングオイルは効果的ですが、皮脂を必要以上に落としてしまう可能性があります。スキンケア成分(ヒアルロン酸やセラミックなど)が配合されたクレンジングバームやミルクタイプを選ぶと、洗い上がりがしっとりします。洗顔後は時間をおかずに保湿を行うことが大切です。

脂性肌(オイリー肌)の方は、皮脂の分泌が多いため、クレンジングオイルや洗浄力の高いジェルタイプが適しています。ただし、洗浄力が強すぎると皮脂が過剰に除去され、かえって皮脂分泌が促進されることがあります。洗浄力と肌への優しさのバランスが取れたクレンジングを選びましょう。洗顔後も軽めの保湿ケアは忘れずに行いましょう。

混合肌の方は、Tゾーン(額・鼻)はオイリーで、頬や口元は乾燥するという特徴があります。部位によってクレンジングの使い方を変えることも一つの方法です。例えば、Tゾーンにはオイルをしっかり使い、頬にはミルクを使うといった工夫もできます。あるいは、全体的にマイルドなタイプを選びながら、Tゾーンだけ二度洗いするなどの対応も有効です。

敏感肌の方は、刺激の少ないクレンジングを選ぶことが最優先です。アルコールフリー、香料フリー、着色料フリーの製品がおすすめです。クレンジングの際も摩擦を最小限にし、優しくなでるように使用しましょう。肌が赤くなったり、ヒリヒリ感が続く場合は使用を中止し、皮膚科を受診することをおすすめします。

ニキビ肌・アクネ肌の方は、毛穴詰まりを防ぐためにしっかりとクレンジングを行うことが重要です。一方で、刺激の強いクレンジングは皮脂バランスを崩してニキビを悪化させることもあります。ノンコメドジェニックテスト済みのクレンジングを選ぶか、皮膚科医に相談してみましょう。

Q. 日焼け止めの正しいクレンジング手順を教えてください

まず手を洗い、乾いた肌に十分な量のクレンジングをのせます。指の腹で円を描くように優しくなじませた後、38度前後のぬるま湯で丁寧に洗い流します。生え際やフェイスラインの流し残しに注意し、最後に洗顔料で二度洗いをして保湿ケアを行うことが重要です。

🔍 「クレンジング不要」の日焼け止めでも洗顔だけで大丈夫?

近年、「石けんで落とせる」「クレンジング不要」「洗顔料だけでOK」などと表示された日焼け止めが増えています。これらの製品は本当に洗顔だけで落とせるのでしょうか。

「石けんで落とせる」日焼け止めは、一般的にアルカリ性の石けんに反応して溶ける成分が使われており、しっかりと泡立てた洗顔石けんや洗顔フォームで落とすことができます。ただし、「落とせる」と言っても、すべての成分が確実に除去できるかどうかは使い方によります。

実際には、洗顔料だけで十分に落ちるとされる日焼け止めであっても、以下の条件がそろっている場合はクレンジングを使用することを推奨します。一つ目は汗やほこりなどの他の汚れが重なっている場合です。日焼け止め成分だけでなく、他の汚れも混在しているため、クレンジングを使った方が確実です。二つ目はメイクアップ(ファンデーション、コンシーラーなど)を重ねている場合です。化粧品の油性成分は洗顔料だけでは落としにくいため、クレンジングが必要です。三つ目は長時間外出してタップリと汗をかいた後などは、汚れが多く蓄積しているため、しっかりと落とすことが大切です。

一方で、日焼け止めのみを使用(メイクなし)で過ごし、外出も短時間だった場合は、よく泡立てた洗顔料だけでも十分なことがあります。ただし、製品の指示をよく確認し、「洗顔料で落とせる」と明記されているものに限定しましょう。

また、「クレンジング不要」とされる製品でも、実際に使ってみると洗い流しが難しいと感じることもあります。肌に残っている感覚があるときや、洗い流した後でも肌がスッキリしない場合は、クレンジングを使用することを検討しましょう。

📝 日焼け止めを落とす際によくある失敗と注意点

日焼け止めの落とし方にはいくつかの失敗パターンがあります。よくある間違いを知っておくことで、肌トラブルを予防できます。

力を入れてこすりすぎるのは最も多い失敗です。「しっかり落とさなければ」という意識が強すぎて、摩擦を加えてしまうケースがよく見られます。摩擦は肌のバリア機能を破壊し、色素沈着(シミ・くすみ)や、赤みの原因になります。クレンジングは「撫でる」感覚で行うことが正解です。

クレンジング剤の量が少なすぎることも失敗の一つです。クレンジング剤が少ないと、指と肌の摩擦が増えてしまいます。十分な量を使うことで、すべりが良くなり肌への刺激を減らすことができます。

熱いお湯で流すことも注意が必要です。熱いお湯は確かに油分を溶かしやすいですが、肌に必要な皮脂まで落とし、乾燥を引き起こします。38度前後のぬるま湯が最適です。

流し残しが起きることも多いです。特に生え際、耳の周り、フェイスラインはクレンジング剤が残りやすい部分です。これらの部分は意識して丁寧に流しましょう。クレンジング剤が残ると、肌荒れや毛穴詰まりの原因になります。

濡れた状態でクレンジングオイルを使うことも失敗の原因です。クレンジングオイルは水と混ざると乳化が進んで洗浄力が低下します。使用前に顔の水分をしっかりとふき取るか、乾いた状態でクレンジングを始めましょう。

クレンジングの放置時間が長すぎることも肌に悪影響を与えます。「よく落ちるように」とクレンジング剤を長時間肌にのせておく方がいますが、これは皮膚への刺激を高める可能性があります。クレンジング剤は肌の上で1〜2分以内に洗い流すのが基本です。

洗顔後の保湿を怠ることも見落とされがちな問題です。クレンジングと洗顔を念入りに行った後、保湿ケアをしなければ肌の乾燥が進みます。洗顔後は3分以内に保湿ケアを行いましょう。

Q. 「クレンジング不要」の日焼け止めは洗顔だけで落ちる?

「石けんで落とせる」と明記された日焼け止めをメイクなしで使用した場合、よく泡立てた洗顔料のみで対応できることがあります。ただしメイクを重ねている場合や長時間外出後は、汚れが蓄積しているためクレンジングの使用が推奨されます。肌に残留感がある場合もクレンジングを活用しましょう。

💡 子どもや敏感な部位への日焼け止めの落とし方

子どもの肌は大人に比べて薄く、刺激に敏感です。また、唇周りや目元などの敏感な部位は特別な配慮が必要です。

子どもへの日焼け止めの落とし方については、まず使用している日焼け止めが「石けんで落とせる」タイプかどうかを確認しましょう。子ども用に設計されたものは多くが石けんで落とせるタイプになっています。ぬるま湯でよく泡立てた低刺激の洗顔フォームや、子ども用のボディソープを使って優しく洗い流すようにします。

乳幼児の場合は、ガーゼをぬるま湯で濡らして優しく拭き取る方法が適しています。強くこすると肌を傷つけるため、押さえるようにして汚れを取り除くイメージです。その後、ぬるま湯でしっかりと流しましょう。

目元の日焼け止めを落とす際は特に注意が必要です。目の周りは皮膚が薄く、クレンジング剤が目に入ると刺激になります。専用のアイメイクリムーバーや、目元用のクレンジングコットンを使って、目頭から目尻に向かって優しく拭き取ります。コットンを強く押し付けたり、横に動かしたりすることは避けましょう。

唇周りの日焼け止めは、リップバームや日焼け止め効果のあるリップを使っている場合も同様です。唇は粘膜に近い部分のため、成分が残らないよう丁寧に落とします。クレンジングコットンに低刺激のリムーバーをしみこませて、唇全体をやさしく拭き取りましょう。

首や耳の後ろにも日焼け止めを塗っている場合は、洗い残しが起きやすい部位です。入浴時などに丁寧に洗い流すよう心がけましょう。

✨ 日焼け止め残りが気になるときの対処法

クレンジングや洗顔を行ったにもかかわらず、「まだ日焼け止めが落ちていないかも」と感じることがあります。そのような場合の対処法を紹介します。

落とし残しのサインとしては、洗顔後にティッシュで優しく肌に触れたときに白いものがついてくる、肌がベタついたりツルツルしすぎる感じがする、毛穴が詰まった感覚がある、などが挙げられます。

落とし残しが気になる場合は、もう一度クレンジングを行うことが有効です。ただし、肌への負担を考えると、二度のクレンジングは肌の油分を過剰に取り除く可能性があります。二度目のクレンジングはマイルドなミルクタイプを使用し、短時間で済ませるようにしましょう。

酵素洗顔を週に1〜2回取り入れることも効果的です。酵素洗顔は毛穴の奥の汚れを分解する効果があり、日焼け止めの残留成分も除去しやすくなります。ただし、敏感肌の方は刺激が強くなる場合があるため、頻度を控えめにしましょう。

スチーマーや蒸しタオルを使う方法もあります。毛穴を温めて開かせることで、クレンジング成分が浸透しやすくなり、汚れを効率よく取り除くことができます。蒸しタオルを顔に当てた後にクレンジングを行うと、より効果的です。ただし、乾燥肌や赤みが出やすい方は使いすぎに注意しましょう。

毎日のスキンケアを見直すことも大切です。日焼け止めを落とした後の肌の状態が常に悪い場合は、クレンジング方法や使用している製品が肌に合っていない可能性があります。皮膚科やクリニックに相談して、自分の肌に合ったケア方法を見つけることをおすすめします。

また、日焼け止め選びの段階で落としやすい製品を選ぶことも重要です。「石けんで落とせる」「クレンジング不要」などの表示がある製品は、比較的落としやすく設計されています。使用後の落としやすさも、製品選びの基準の一つとしましょう。

肌に継続的な問題(ニキビ、赤み、乾燥など)が続く場合は、セルフケアの限界を感じたときには早めに皮膚科またはクリニックを受診することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、肌の状態に合ったケア方法を見つけることができます。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、日焼け止めの使用後に毛穴の詰まりやニキビ、肌荒れを訴えて来院される患者様の多くが、クレンジング方法の見直しだけで症状が改善するケースを多く経験しています。特に、こすり洗いによる摩擦ダメージや洗い残しが肌トラブルの引き金になっていることが少なくないため、「優しく、丁寧に、しっかり流す」という基本を意識していただくことが大切です。セルフケアを続けても肌の状態が改善しない場合は、お気軽にご相談ください。」

📌 よくある質問

日焼け止めは普通の洗顔だけで落とせますか?

基本的にはクレンジングの使用が推奨されます。日焼け止めは汗や水で落ちないよう設計されており、洗顔料だけでは成分が毛穴に残りやすいためです。ただし「石けんで落とせる」と明記された製品をメイクなしで使用した場合は、よく泡立てた洗顔料のみでも対応できることがあります。

SPFが高い日焼け止めほど落としにくいのですか?

はい、一般的にSPF値やPA値が高いほど紫外線防止成分が強く密着するため、落ちにくい傾向があります。SPF50+やPA++++の製品、またはウォータープルーフタイプには、クレンジングオイルやバームなど洗浄力の高いクレンジングを使用することをおすすめします。

敏感肌でも使えるクレンジングの選び方は?

敏感肌の方はアルコールフリー・香料フリー・着色料フリーの低刺激クレンジングを選ぶことが大切です。また、クレンジング時の摩擦を最小限にし、優しくなでるように使用しましょう。肌に赤みやヒリヒリ感が続く場合は使用を中止し、皮膚科への受診をおすすめします。

日焼け止めの洗い残しはどうやって確認できますか?

洗顔後にティッシュで優しく肌に触れたとき白いものが付く、肌がベタついたりツルツルしすぎる感じがする、毛穴の詰まり感があるといった場合は洗い残しのサインです。気になる場合はマイルドなミルクタイプで二度目のクレンジングを短時間で行うか、週1〜2回の酵素洗顔を取り入れるのが効果的です。

子どもの日焼け止めはどのように落とせばよいですか?

子ども用日焼け止めの多くは「石けんで落とせる」タイプです。よく泡立てた低刺激の洗顔フォームや子ども用ボディソープで優しく洗い流しましょう。乳幼児にはぬるま湯で濡らしたガーゼで押さえるように拭き取るのが適しています。強くこすると肌を傷つけるため注意が必要です。

🎯 まとめ

日焼け止めの正しい落とし方について、クレンジングの選び方から具体的な手順、肌タイプ別のアドバイスまで詳しく解説しました。ここで紹介したポイントを振り返ります。

日焼け止めは肌への密着性が高く、通常の洗顔料だけでは落としきれないことが多いため、原則としてクレンジングを使用することが推奨されます。特にSPF値が高い製品やウォータープルーフタイプ、メイクを重ねている場合は、クレンジングオイルやバームなど洗浄力の高い製品を選ぶことが大切です。

落とし方の基本は、「乾いた肌に十分な量のクレンジングをなじませ、摩擦を与えずにぬるま湯で流す」ことです。生え際やフェイスラインのクレンジング剤の流し残しにも注意しましょう。

肌タイプに合わせたクレンジングの選択も重要です。乾燥肌にはミルクやバーム、脂性肌にはオイルやジェル、敏感肌には低刺激の製品を選ぶことが基本です。洗顔後の保湿ケアを忘れずに行うことで、肌のバリア機能を守ることができます。

「クレンジング不要」の日焼け止めでも、メイクを重ねている場合やウォータープルーフタイプの製品を使っている場合は、クレンジングを使用する方が安全です。また、日焼け止め残りが気になるときは二度洗いや酵素洗顔を取り入れることも効果的です。

紫外線対策は毎日欠かせないものですが、塗るだけでなく「しっかり落とす」ことが健やかな肌を保つ秘訣です。正しいクレンジング習慣を身につけて、日焼け止めによる肌トラブルを予防しましょう。それでも肌の状態が改善しない場合や、日焼けによるシミ・くすみが気になる方は、アイシークリニック上野院のような皮膚科・美容クリニックに相談することをおすすめします。専門家によるアドバイスを受けることで、自分の肌に合ったケア方法を見つけることができます。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 日焼け止め(紫外線防止剤)の成分分類や肌への影響、接触性皮膚炎・ニキビなどの肌トラブルに関する皮膚科学的根拠
  • 厚生労働省 – 日焼け止め製品の薬事法・医薬部外品としての成分規制、SPF・PA値の表示基準に関する公的ガイドライン
  • PubMed – 日焼け止めの洗浄方法と皮膚バリア機能への影響、クレンジング剤の種類別洗浄効果および皮膚刺激性に関する査読済み研究文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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