皮膚のしこりが押すと痛い・赤い原因と対処法を徹底解説

ある日突然、皮膚にしこりができていることに気づいた。触れると少し痛みがあり、周囲が赤くなっている——そんな経験、ありませんか?

🚨 「押すと痛い」「赤みがある」しこりは、炎症のサインかもしれません。放置すると悪化・感染拡大のリスクがあります。

📌 この記事を読めば、原因・自分でできるケア・受診すべきタイミングがすべてわかります。
💡 読まずに自己判断すると、症状が悪化して手術が必要になるケースも。


目次

  1. 📌 皮膚のしこりとはどんな状態か
  2. 🔸 押すと痛い・赤いしこりの主な原因
  3. ✅ 原因別の症状の特徴と見分け方
  4. 🚨 こんな症状には注意が必要:受診のサイン
  5. ⚡ 自分でできる応急処置とNGな行動
  6. 🔸 医療機関での診断・治療の流れ
  7. ✅ アイシークリニック上野院での対応について
  8. 📌 まとめ

💡 この記事のポイント

皮膚の押すと痛い赤いしこりは、炎症性粉瘤・毛嚢炎・蜂窩織炎などが主な原因。
🚨 自己処置は感染悪化リスクがあり禁忌。
✅ 発熱・急速な拡大・1週間以上の改善なしは早期受診が必要で、粉瘤は手術摘出が再発予防に有効。

💡 1. 皮膚のしこりとはどんな状態か

皮膚のしこりとは、皮膚の表面や皮下組織に局所的に形成された隆起や硬結(かたまり)のことを指します。医学的には「腫瘤(しゅりゅう)」と呼ばれることもあり、その大きさや硬さ、形状、痛みの有無などによって、さまざまな原因が考えられます。

皮膚のしこりは大きく分けると、皮膚そのものに起因するもの(皮膚由来のもの)と、皮下組織(脂肪組織、筋肉、リンパ節など)に起因するものに分類されます。また、炎症を伴うものと伴わないものでも性質が異なります。

今回取り上げる「押すと痛い・赤い」しこりは、炎症反応が関与しているケースがほとんどです。炎症とは、体が何らかの刺激や異物、感染に対して免疫応答を起こしている状態であり、発赤(赤み)・腫脹(腫れ)・熱感・疼痛(痛み)という4つの典型的な兆候が現れます。

つまり、「押すと痛くて赤い」しこりは、身体が何らかの問題に対して戦っているサインと捉えることができます。その原因を正しく理解し、適切な対応をとることが重要です。

Q. 押すと痛くて赤いしこりの主な原因は何ですか?

押すと痛い・赤いしこりの主な原因は、炎症性粉瘤・毛嚢炎・せつ・リンパ節炎・皮下膿瘍・蜂窩織炎などです。いずれも炎症反応が関与しており、細菌感染が原因のケースが多く見られます。自己判断は難しいため、症状が続く場合は医療機関への受診が推奨されます。

📌 2. 押すと痛い・赤いしこりの主な原因

押すと痛い・赤いしこりができる原因は多岐にわたります。ここでは代表的なものを順に紹介します。

✅ 粉瘤(アテローム)の炎症

粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に袋状の構造が形成され、そこに角質や皮脂などの老廃物が蓄積してできる良性の腫瘍です。通常は無症状の柔らかいしこりとして存在していますが、何らかのきっかけで細菌感染が起こると、急激に赤くなり、痛みや熱感を伴うようになります。これを「炎症性粉瘤」と呼びます。

炎症性粉瘤はよく見られる疾患のひとつで、特に顔(額・頬・耳の後ろ)、背中、首、鼠径部などに好発します。放置すると膿がたまり、自然に破れて排出されることもありますが、再発しやすいため適切な治療が必要です。

📝 毛嚢炎(もうのうえん)

毛嚢炎とは、毛根を包む「毛嚢(毛包)」という組織に細菌(主に黄色ブドウ球菌)が感染して炎症を起こした状態です。毛が生えている部分であればどこにでも発生しますが、特に顔・頭皮・首・背中・お尻・太ももなどに多く見られます。

初期には赤みを帯びた小さなしこりや丘疹(きゅうしん)として現れ、中心部に白い膿が見えることもあります。押すと痛みを感じることが多く、かゆみを伴う場合もあります。免疫力が低下しているときや、汗をかきやすい季節に悪化しやすい傾向があります。

🔸 せつ(癤)・よう(癰)

せつ(癤)は、毛嚢炎がさらに深部に広がり、毛嚢周囲の組織にまで感染が及んだ状態です。よう(癰)は、複数の毛嚢が同時に感染・炎症を起こして融合した状態で、より大きな腫れと強い痛みを伴います。

どちらも細菌感染が主な原因で、発赤・腫脹・熱感・疼痛が著明に現れます。糖尿病や免疫不全の方では重症化しやすいため、注意が必要です。

⚡ リンパ節の腫れ(リンパ節炎)

リンパ節は全身に分布する免疫器官で、感染や炎症が起きると反応的に腫れることがあります。特に首・脇の下・鼠径部(足の付け根)にリンパ節が集中しており、これらの部位に押すと痛いしこりができた場合はリンパ節炎が疑われます。

風邪やのどの感染症の後に頸部リンパ節が腫れるケースは非常によく見られます。ほとんどの場合は感染が治まるにつれてリンパ節の腫れも改善しますが、長期間続く場合や急速に大きくなる場合は精密検査が必要です。

🌟 ニキビ(挫瘡)の悪化

ニキビ(挫瘡)は、毛穴の詰まりに細菌(アクネ菌など)が加わって炎症を起こした状態です。特に炎症が強くなった「赤ニキビ(紅色丘疹)」や、膿が貯まった「黄ニキビ(膿疱)」は、押すと強い痛みを伴います。顔だけでなく、背中・胸・お尻などにも生じます。

💬 皮下膿瘍(のうよう)

皮下膿瘍とは、皮膚の下に膿(細菌・白血球・壊死した組織などの混合物)がたまった状態です。皮膚を通じて外部から細菌が侵入したり、毛嚢炎やせつが悪化して生じたりします。局所的に大きく腫れ、赤みと強い痛みが特徴です。触ると波動感(ぷよぷよした感触)があることもあります。

✅ 蜂窩織炎(ほうかしきえん)

蜂窩織炎は、皮膚の真皮から皮下組織にかけて細菌感染が広がった状態です。傷口や虫刺されなどから細菌が侵入することで発症し、感染した部位が広範囲に赤く腫れ、押すと痛みを感じます。発熱や倦怠感などの全身症状を伴うこともあります。

📝 虫刺されや外傷後の反応

蚊やハチ、アブ、ダニなどに刺された後に、刺された部位にしこりのような隆起が生じ、赤みと痛みが出ることがあります。また、擦り傷や切り傷などの外傷後に、細菌感染が加わると炎症性のしこりが形成されることもあります。

🔸 その他の原因

上記以外にも、血腫(内出血によるかたまり)、石灰化上皮腫(皮膚の良性腫瘍)の炎症、帯状疱疹の初期症状、脂肪腫(脂肪の良性腫瘍)の二次感染なども考えられます。まれに、悪性腫瘍(皮膚がんや転移性腫瘍)が痛みを伴う場合もあるため、判断が難しいと感じたときは医療機関の受診をためらわないようにしましょう。

Q. しこりを自分で針で刺したり押しつぶしたりしてもいいですか?

しこりを針で刺したり強く押しつぶす行為は絶対に避けてください。膿が皮下組織に広がり感染が悪化するリスクがあります。特に顔のしこりを無理に絞ると、血管内への細菌侵入による化膿性海綿静脈洞血栓症などの重篤な合併症を引き起こす危険性もあります。患部は清潔に保ち、早めに受診してください。

✨ 3. 原因別の症状の特徴と見分け方

複数の疾患が似たような症状を示すことがあるため、自己判断は難しい部分もありますが、いくつかの特徴的なポイントを知っておくことで、ある程度の見当をつけることができます。

⚡ 粉瘤の炎症の見分け方

以前から同じ場所に無症状のしこりがあり、それが急に赤く腫れて痛くなった場合は炎症性粉瘤の可能性が高いです。しこりの中央部に黒い点(開口部)が見えることがあるのも粉瘤の特徴のひとつです。しこりを押すと、独特の臭いのある白いカッテージチーズ状の内容物が出てくることがありますが、無理に押し出すことは細菌感染を悪化させる可能性があるため避けてください。

🌟 毛嚢炎・せつの見分け方

毛嚢炎は毛が生えている部分に生じる小さなしこりで、中心に毛が見えることがあります。せつはそれよりも大きく、周囲の腫れも広範囲にわたります。よう(癰)はさらに広範で、複数の膿点が融合しているように見えます。いずれも細菌感染が原因であり、症状の大きさや深さが異なります。

💬 リンパ節炎の見分け方

リンパ節炎によるしこりは、首・腋窩(脇の下)・鼠径部など、リンパ節が集中する部位に生じます。触ると比較的滑らかで、ある程度動きがあることが多いです。発熱や倦怠感、のどの痛みなどの感染症状を伴うことがあります。一方、痛みがなく硬くて動かないしこりが長期間続く場合は、悪性リンパ腫などの可能性も考慮する必要があります。

✅ ニキビとの見分け方

ニキビは皮膚表面に近い部分にできる小さなしこりで、表面に白い膿が透けて見えることがあります。顔・背中・胸に多く、思春期や生理前後に悪化する傾向があります。他の炎症性しこりと比べると比較的小さく、複数個同時にできることが多い点が特徴です。

📝 皮下膿瘍・蜂窩織炎の見分け方

皮下膿瘍は局所的な大きな腫れと強い痛みが特徴で、触れると波動感(ぷよぷよした感触)があることがあります。蜂窩織炎はより広範囲に赤みが広がり、境界が不鮮明なことが多いです。発熱や悪寒を伴うこともあります。どちらも早めの医療機関受診が必要な状態です。

🔍 4. こんな症状には注意が必要:受診のサイン

皮膚のしこりのなかには、自然に改善するものもありますが、以下のような症状がある場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。

🔸 急いで受診すべきサイン

発熱(38度以上)や強い倦怠感・悪寒を伴う場合は、細菌感染が全身に広がっている可能性があります。敗血症などの重篤な状態につながることもあるため、速やかに受診してください。

しこりが急速に大きくなる場合や、赤みが周囲に急速に広がる場合も、重篤な感染症(蜂窩織炎、壊死性筋膜炎など)の可能性があります。

手足・顔など目立つ部位や、自分で処置しにくい部位(背中、鼠径部など)にできた大きな膿瘍は、自己処置を行わず医療機関での切開排膿が必要な場合があります。

⚡ 早めに受診すべきサイン

1週間以上経過しても改善しない場合や、むしろ悪化している場合は、自然に治癒する可能性が低いため受診を検討してください。

しこりの大きさが2センチを超える場合、または徐々に大きくなっている場合も注意が必要です。

痛みがなくなっても、しこりがなかなか縮小しない場合は、粉瘤の袋が残っている可能性があります。炎症が治まっただけで根本的な問題は解決していないことが多いため、改めて受診して適切な治療(手術)を検討するとよいでしょう。

糖尿病や免疫抑制剤を服用中の方、ステロイドを長期使用している方など、免疫機能が低下しやすい方は、軽症に見えても重症化しやすいため、早めの受診が推奨されます。

🌟 悪性疾患を示す可能性があるサイン

以下のような特徴がある場合は、良性疾患以外の原因(悪性腫瘍など)の可能性もあるため、皮膚科や外科を受診し適切な検査を受けることが大切です。

  • しこりが非常に硬く、動きにくい
  • 皮膚の表面に潰瘍(ただれ)が生じている
  • 痛みがないにもかかわらず急速に大きくなる
  • 全身的なリンパ節の腫れを伴う
  • 原因不明の体重減少・発熱・寝汗が続く

Q. 皮膚のしこりで急いで病院に行くべき症状は何ですか?

38度以上の発熱・強い倦怠感・悪寒を伴う場合や、しこりの赤みが急速に広がる場合は、蜂窩織炎や敗血症など重篤な感染症の可能性があるため速やかに受診してください。また、1週間以上改善しない場合・しこりが2センチを超える場合・糖尿病など免疫機能が低下しやすい方も早めの受診が必要です。

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💪 5. 自分でできる応急処置とNGな行動

医療機関を受診する前に、自分でできることとやってはいけないことを知っておくことが大切です。

💬 自分でできる応急処置

炎症が初期段階にある場合(赤みがあるが膿はまだたまっていない段階)は、清潔なタオルを温めた湯で絞り、しこりの部分に10〜15分程度当てる「温湿布(おんしっぷ)」が効果的な場合があります。血行が促進されることで、白血球の働きが活発になり、炎症の早期収束を促す効果が期待できます。

しこりの部位を清潔に保つことも重要です。入浴や洗浄で患部周囲を清潔にし、細菌の増殖を防ぎましょう。

市販の鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェンなど)は、痛みが強い場合に一時的な緩和として用いることができますが、あくまで対症療法であり根本的な治療にはなりません。

✅ やってはいけないこと(NGな行動)

しこりを無理に絞ったり押したりしないことが最も重要なNGポイントです。特に膿がたまっている状態のしこりを強く押すと、膿が皮下組織にさらに広がり、感染が深部や広範囲に広がるリスクがあります。顔のしこりを無理に絞ることは、血管内への細菌侵入(化膿性海綿静脈洞血栓症などの重篤な合併症)を引き起こす可能性もあるため、特に避けてください。

針や爪楊枝などで自分で刺して膿を出そうとすることも非常に危険です。器具が清潔でない場合、新たな感染を引き起こす可能性があります。

熱感や炎症が強い時期に患部を強くマッサージすることも、炎症を悪化させる可能性があるため控えましょう。

市販のステロイド外用薬を自己判断で長期使用することも推奨されません。ステロイドには炎症を一時的に抑える効果がありますが、感染性のしこりに使用すると細菌の増殖を助長してしまうことがあります。

🎯 6. 医療機関での診断・治療の流れ

皮膚のしこりで医療機関を受診した際は、どのような診察・治療が行われるのかを事前に知っておくと安心です。

📝 問診と視診・触診

まず医師による問診が行われます。しこりがいつから始まったか、大きさの変化はあるか、痛みや発熱はあるか、過去に同じ場所にしこりがあったかなどを確認されます。その後、視診(目で見て確認)と触診(手で触れて確認)が行われ、しこりの大きさ・硬さ・可動性・表面の状態などが評価されます。

🔸 検査

必要に応じて、血液検査(白血球数・CRP値などで炎症の程度を確認)が行われます。しこりの内容物を確認するために超音波検査(エコー検査)が用いられることもあります。エコー検査は皮下の構造を非侵襲的に観察できるため、粉瘤・膿瘍・脂肪腫・リンパ節の鑑別に役立ちます。

悪性疾患が疑われる場合は、MRIやCTなどの画像検査や、生検(しこりの一部を取って病理検査に出す)が行われることがあります。

⚡ 薬物療法

炎症性粉瘤・毛嚢炎・せつ・蜂窩織炎などの細菌感染が原因のしこりに対しては、抗菌薬(抗生物質)が使用されます。内服薬のみで対応できる場合もありますが、重症例では点滴による投与が必要なこともあります。

炎症が強い時期には、抗炎症薬(NSAIDs)が痛みの緩和に用いられることもあります。

🌟 切開排膿

膿がたまっている皮下膿瘍や炎症性粉瘤に対しては、局所麻酔下で切開を行い、溜まった膿を外に出す「切開排膿(せっかいはいのう)」という処置が行われます。膿を排出することで急激に症状が楽になることが多く、比較的短時間で行える外来処置です。ただし、切開排膿はあくまでも炎症の緩和が目的であり、粉瘤の場合は袋ごと摘出しなければ再発する可能性があります。

💬 手術(摘出術)

粉瘤・脂肪腫・石灰化上皮腫などの良性腫瘍は、完全に治癒させるためには手術による摘出が必要です。炎症が強い時期は感染が広がるリスクがあるため、まず抗菌薬や切開排膿で炎症を鎮めてから、数週間〜数ヶ月後に再度手術(袋の摘出)を行うことが一般的です。

手術は局所麻酔下で行われ、日帰り手術(外来手術)が可能なことがほとんどです。傷口を縫合し、抜糸は1〜2週間後に行われます。

✅ 炎症期の粉瘤に対する日帰り手術の選択肢

近年では、炎症性粉瘤に対して、炎症が活発な時期でも小切開を行い内容物を排出しながら袋ごと摘出する「くり抜き法(トレパン法)」を採用している医療機関も増えています。この方法では、従来の「炎症が落ち着いてから再手術」という二段階の治療が一回で完結できる可能性があります。ただし、全ての症例に適用できるわけではなく、医師の判断が必要です。

Q. 粉瘤は炎症が治まれば再発しませんか?

炎症が治まっても、皮膚の下に粉瘤の「袋」が残っている限り再発する可能性があります。切開排膿は炎症を緩和する処置であり、根本的な治療には袋ごと摘出する手術が必要です。アイシークリニック上野院では炎症性粉瘤の診断から日帰り手術まで対応しており、炎症が落ち着いた後の摘出手術をご提案しています。

💡 7. アイシークリニック上野院での対応について

アイシークリニック上野院では、皮膚のしこりや粉瘤に関するご相談・診察・治療を行っています。「しこりができたけど、どこに受診すれば良いかわからない」「押すと痛いしこりがあるが、大きな病院に行くほどのことなのか迷っている」という方もお気軽にご相談ください。

当院では、粉瘤(炎症性粉瘤を含む)の診断から治療まで対応しており、必要に応じて日帰り手術も行っています。患者様の状態やご希望を丁寧に伺いながら、最適な治療方針をご提案します。

皮膚のしこりはデリケートな問題であり、見た目や痛みについてお悩みの方も多くいらっしゃいます。当院では、患者様が安心して相談できる環境を整えるよう努めております。しこりに関するご不安や疑問がある方は、ぜひお早めにご来院ください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「押すと痛い」「赤くなっている」というしこりのご相談を多くいただきますが、その多くが炎症性粉瘤や毛嚢炎など、適切な治療で改善できるものです。最近の傾向として、症状が出てからもご自身で対処しようと時間をおいてしまい、症状が悪化した状態でご来院される方が少なくないため、気になるしこりはなるべく早い段階でご相談いただくことをお勧めします。どんな些細なご不安でも、患者様が安心して治療に臨めるよう、丁寧な診察と説明を心がけておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。」

📌 よくある質問

押すと痛くて赤いしこりは何が原因ですか?

押すと痛い・赤いしこりの主な原因は、炎症性粉瘤・毛嚢炎・せつ・リンパ節炎・皮下膿瘍・蜂窩織炎などが挙げられます。いずれも炎症反応が関与しており、細菌感染が原因であるケースが多いです。自己判断は難しいため、症状が続く場合は医療機関への受診をおすすめします。

しこりを自分で押しつぶしたり針で刺したりしてもよいですか?

絶対に避けてください。しこりを強く押したり針で刺したりすると、膿が皮下組織に広がり感染が悪化するリスクがあります。特に顔のしこりを無理に絞ると、血管内への細菌侵入による重篤な合併症を引き起こす可能性もあります。患部は清潔に保ち、早めに医療機関を受診しましょう。

自宅でできる応急処置はありますか?

炎症の初期段階(膿がまだたまっていない時期)であれば、清潔なタオルを使った温湿布が効果的な場合があります。1回10〜15分程度を目安に当てることで、血行が促進され炎症の早期収束が期待できます。また、患部周辺を清潔に保つことも大切です。ただし、あくまで応急処置であり、症状が改善しない場合は受診が必要です。

どんな症状のときに急いで病院へ行くべきですか?

38度以上の発熱や強い倦怠感・悪寒を伴う場合、しこりや赤みが急速に広がっている場合は、速やかに受診してください。また、1週間以上改善しない場合・しこりが2センチを超える場合・糖尿病など免疫機能が低下しやすい方も、早めの受診が推奨されます。放置すると重篤な状態につながる可能性があります。

粉瘤は炎症が治まれば再発しませんか?

炎症が治まっても、粉瘤の「袋」が皮膚の下に残っている限り再発する可能性があります。根本的な治療には、袋ごと摘出する手術が必要です。アイシークリニック上野院では、炎症性粉瘤の診断から日帰り手術まで対応しています。炎症が落ち着いた後に改めて受診し、手術による摘出をご検討ください。

✨ まとめ

皮膚にできるしこりが「押すと痛い」「赤い」という場合、炎症性粉瘤・毛嚢炎・せつ・リンパ節炎・皮下膿瘍・蜂窩織炎などさまざまな原因が考えられます。それぞれに症状の特徴があり、適切な診断と治療方針が異なります。

自分でできる対処としては、患部の清潔を保つことや温湿布などがありますが、しこりを強く押したり、自己流で針を刺したりすることは感染の悪化につながるため、絶対に避けてください。

発熱などの全身症状を伴う場合・急速に症状が進行する場合・1週間以上改善しない場合・しこりが大きくなっている場合などは、早めに皮膚科や外科を受診することが重要です。

医療機関では、問診・視診・触診・必要に応じた画像検査により正確な診断が行われ、抗菌薬・切開排膿・手術摘出など、症状と原因に応じた治療が提供されます。特に粉瘤の場合は、炎症が落ち着いてからの手術摘出が再発予防のために重要です。

皮膚のしこりは「たいしたことないだろう」と放置しがちですが、適切なタイミングで専門医に診てもらうことが、早期解決と合併症予防につながります。気になるしこりがあれば、アイシークリニック上野院へお気軽にご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)・毛嚢炎・蜂窩織炎・ニキビ(尋常性痤瘡)などの皮膚疾患の診断基準・治療ガイドラインの参照
  • 日本形成外科学会 – 粉瘤(アテローム)の病態・炎症性粉瘤の治療法(切開排膿・摘出手術・くり抜き法)に関する解説の参照
  • 厚生労働省 – 皮膚感染症(蜂窩織炎・リンパ節炎・皮下膿瘍など)における受診の目安・抗菌薬適正使用・医療機関受診の推奨に関する情報の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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