粉瘤を取ったあとの経過と注意点|傷跡・再発・ケアを解説

頬に手を当てて微笑む女性

粉瘤(ふんりゅう)は皮膚の下に袋状の構造ができ、そこに老廃物が溜まっていく良性の皮膚腫瘍です。手術で取り除くことが根本的な治療法ですが、「取ったあとはどうなるの?」「傷跡は残るの?」「再発することはある?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。正しいケアを行うことで回復をスムーズに進めることができます。この記事では、粉瘤を取ったあとの傷の治り方や日常生活での注意点、再発を防ぐためのポイントまで、術後に知っておきたい情報を詳しく解説します。

🚨 この記事を読まないと…

❌ 術後のケアを間違えて、傷跡が目立つまま一生残る可能性があります

❌ 再発のサインを見逃して、また同じ場所に粉瘤が戻ってくるリスクがあります

❌ いつ運動・入浴・仕事に戻れるか分からず、日常生活に支障が出てしまうことも

✅ この記事でわかること

📌 術後の傷が「いつ・どう治るか」を時系列でまるわかり
📌 傷跡をきれいに残さないための正しいケア方法
📌 お風呂・運動・仕事はいつから再開OK?
📌 再発を防ぐために今すぐできること

😟
手術は終わったけど、このあとどうすればいいの…?ちゃんとケアしないと跡が残りそうで不安。
👨‍⚕️
大丈夫!正しい知識とケアさえ知っていれば、傷跡は最小限に抑えられます。この記事で術後の流れを一緒に確認しましょう👇

目次

  1. 粉瘤の手術方法と術後の状態について
  2. 粉瘤を取ったあとの傷の経過(時系列で解説)
  3. 術後の傷跡はどうなる?きれいに治すためのポイント
  4. 術後の日常生活における注意点
  5. 術後に現れる可能性がある症状と対処法
  6. 粉瘤は再発する?再発のリスクと予防策
  7. 術後の通院はどれくらい必要?
  8. アイシークリニック上野院での粉瘤治療について
  9. まとめ

💡 この記事のポイント

粉瘤手術後は、テープ保護・保湿・紫外線対策により傷跡を目立ちにくくできる。
傷が安定するまで6カ月〜1年かかり、再発は袋の取り残しが主因のため、異常を感じたらアイシークリニックへ早めに相談することが重要。

💡 粉瘤の手術方法と術後の状態について

粉瘤の治療には主に「くり抜き法(トレパン法)」と「切開法(紡錘形切除法)」の2種類があります。それぞれ術後の状態が異なるため、まずは各手術方法の特徴を理解しておきましょう。

✅ くり抜き法(トレパン法)

くり抜き法は、粉瘤の表面にある小さな開口部(へそ)に円形のメスを入れ、小さな穴から内容物と袋を取り出す方法です。切開する長さが非常に短いため、術後の傷跡が目立ちにくいのが大きなメリットです。縫合が不要なケースや、縫合しても数針程度で済むことが多く、回復が比較的早い傾向にあります。ただし、袋が完全に取り切れない場合には再発のリスクが高まります。小さな粉瘤や、皮膚の浅い位置にある粉瘤に適した方法です。

📝 切開法(紡錘形切除法)

切開法は、粉瘤を含む皮膚を紡錘形(楕円形)に切り取り、袋ごと摘出する方法です。袋を完全に摘出しやすいため、再発リスクが低いとされています。一方で、切開した傷跡が残るため、術後のケアと経過管理が重要になります。炎症を起こした粉瘤や、比較的大きな粉瘤の場合に選択されることが多い方法です。縫合後は抜糸が必要になり、術後1~2週間程度で行われることが一般的です。

🔸 炎症がある場合の処置

粉瘤が感染・炎症を起こして赤く腫れた状態になっている場合、まず切開して内容物(膿)を排出し、炎症を落ち着かせる処置が行われることがあります。この時点では袋は取り切れていないため、炎症が治まった後に改めて手術で袋を摘出します。こうした二段階の治療を行う場合は、最初の切開から袋の摘出まで数週間から数カ月かかることもあります。

Q. 粉瘤手術後の傷跡はどのくらいで落ち着く?

粉瘤手術後の傷跡は、術後1〜3カ月で赤みが薄れ始め、完全に落ち着くまでには一般的に6カ月〜1年程度かかります。傷跡をできるだけ目立ちにくくするには、抜糸後からテープ保護・保湿ケア・紫外線対策を継続することが重要です。

📌 粉瘤を取ったあとの傷の経過(時系列で解説)

粉瘤を取ったあとの傷は、時間の経過とともに段階的に治っていきます。手術直後から傷跡が落ち着くまでの一般的な経過を時系列で確認しておきましょう。ただし、個人差や腫瘍の状態によって経過は異なります。

⚡ 術後当日〜翌日

手術直後は局所麻酔の効果が残っているため、痛みをほとんど感じないことがほとんどです。しかし麻酔が切れてくると、ズキズキとした痛みや圧迫感が現れることがあります。この痛みは通常の経過であり、処方された鎮痛剤で対処することができます。手術部位はガーゼなどで保護されており、この時点ではまだ傷口が塞がっていない状態です。切開法の場合は縫合糸がある状態です。出血がにじむ程度であれば問題ありませんが、ガーゼを通して血が染み出るようであれば医師に連絡することが必要です。

🌟 術後2日〜1週間

術後数日は傷口周囲の腫れや内出血(青紫色のアザ)が見られる場合があります。これは手術による正常な炎症反応であり、心配しすぎる必要はありません。腫れは徐々に引いていき、内出血も時間の経過とともに吸収されます。痛みも日を追うごとに軽くなっていくことが一般的です。傷口に感染が起きていない限り、発赤(赤み)や腫れが悪化することはなく、患部は徐々に安定した状態になっていきます。

💬 抜糸のタイミング(術後1〜2週間)

切開法で縫合した場合、術後7日〜14日程度で抜糸が行われます。部位によって抜糸の時期が異なり、顔や首など血流が豊富な場所は早め(5〜7日程度)、背中や下半身など血流が少ない場所は遅め(10〜14日程度)に設定されることが多いです。抜糸後は傷口が塞がった状態になりますが、この時点ではまだ赤みや硬さが残っています。

✅ 術後1〜3カ月

抜糸が終わったあとも、傷跡は引き続き変化します。最初は赤みがかった傷跡が目立ちますが、徐々に色が薄くなっていきます。また、傷の部分が硬く盛り上がったり(肥厚性瘢痕)、かゆみを感じる場合もありますが、これは傷が治る過程でコラーゲンが増生されているためです。保湿ケアや紫外線対策を丁寧に行うことが、傷跡を目立ちにくくするうえで大切です。

📝 術後3〜12カ月

多くの場合、術後3カ月〜6カ月で傷跡の赤みが薄れ、白っぽい線状の瘢痕(傷跡)になっていきます。完全に傷跡が落ち着くまでには6カ月〜1年程度かかることもあります。個人の体質や傷の大きさ、ケアの方法によって傷跡の残り具合には個人差があります。ケロイド体質の方や、傷が大きかった場合は、より長期間のケアが必要になります。

✨ 術後の傷跡はどうなる?きれいに治すためのポイント

粉瘤を取ったあとの傷跡をできるだけ目立ちにくくするためには、適切なケアが重要です。自己流のケアでは傷跡が悪化することもあるため、医師の指示に従いながら以下のポイントを守りましょう。

🔸 テープ保護による傷跡ケア

抜糸後の傷跡には、医師から専用のシリコンテープや傷跡ケア用テープを処方・推奨されることがあります。テープを貼ることで傷跡への紫外線ダメージを防ぎ、傷が横に広がるのを防ぐ効果が期待できます。テープによる保護は、傷が安定してくるまでの数カ月間継続することが大切です。自分で判断してテープを外したり、別の製品に変えたりすることは避け、担当医に相談してください。

⚡ 保湿ケア

傷跡を柔らかく保つために、保湿は非常に重要です。抜糸後に傷が閉じた状態になったら、皮膚科医が推奨する保湿剤やワセリンを使って傷跡を潤わせましょう。乾燥した傷跡は硬くなりやすく、目立つ傷跡になりやすいとされています。1日2〜3回程度、清潔な手で優しく保湿剤を塗ることを習慣にしましょう。

🌟 紫外線対策

紫外線は傷跡の色素沈着(黒ずみ)を引き起こす大きな要因です。術後の傷跡は通常の皮膚に比べて紫外線の影響を受けやすいため、外出時はUVカット効果のあるテープで覆うか、衣服で覆うなどの対策が必要です。顔や手の甲など露出しやすい部位では特に注意が必要で、傷跡が安定するまでの半年〜1年は紫外線対策を徹底することが理想的です。

💬 傷口への刺激を避ける

傷跡が安定していない時期は、過度な摩擦や刺激を避けることが大切です。衣服による摩擦、ナイロンタオルなどによるゴシゴシとした洗い方、強いマッサージなどは傷跡を悪化させる可能性があります。シャワーで優しく洗う程度にとどめ、刺激の少ない石けんを使用しましょう。

✅ ケロイドが心配な場合

過去に傷跡がケロイド(傷の範囲を超えて盛り上がる状態)になったことがある方は、術後もケロイドになるリスクがあります。このような方は、術後早めに担当医に相談することをおすすめします。ケロイド予防・治療には圧迫療法、シリコンジェルシート、ステロイド注射などが用いられます。自己判断で放置せず、専門医のもとで適切な管理を受けることが重要です。

Q. 粉瘤術後に感染が起きたときの見分け方は?

粉瘤手術後の感染が疑われるサインは、傷周囲の赤み・腫れ・熱感の増強と、黄色や緑色の膿の排出、発熱などです。術後の軽い腫れや内出血は正常な反応ですが、これらの症状が現れた場合は自己判断せず、速やかにクリニックへ連絡して診察を受けることが大切です。

🔍 術後の日常生活における注意点

粉瘤を取ったあとは、日常生活においていくつかの制限や注意点があります。回復をスムーズに進めるために、以下の点をしっかり守りましょう。

📝 入浴・シャワーについて

手術当日はシャワーや入浴を控えることが原則です。翌日以降については担当医の指示に従ってください。縫合中は傷口を湿らせないよう防水フィルムを貼った状態でシャワーを浴びるよう指示されることが多いです。抜糸が終わったあとは、通常通りシャワーが可能になりますが、湯船への入浴(長時間の浸水)は傷口が完全に安定するまで控えるよう指示されることがあります。銭湯やプール、温泉なども同様です。

🔸 運動・スポーツについて

術後の激しい運動や体を大きく動かす動作は、傷口が開いたり、出血が起きやすくなるため控える必要があります。特に手術部位を動かすような動作(腕を大きく振る、腹部に力を入れるなど)は避けましょう。軽いウォーキング程度は比較的早期から可能な場合もありますが、ジョギングや筋力トレーニング、スポーツなどは抜糸が終わり傷口が落ち着いてから、担当医の許可を得たうえで再開するようにしてください。

⚡ 飲酒・喫煙について

飲酒は術後少なくとも数日間は控えることが推奨されます。アルコールは血管を拡張させ、出血や腫れを助長することがあります。また、傷の回復に必要な免疫機能を低下させる可能性もあります。喫煙については、傷の回復全般にわたって悪影響を及ぼすことが知られています。ニコチンは血管を収縮させ、傷口への血流(酸素・栄養供給)を妨げるため、創傷治癒が遅れるリスクがあります。できれば術後しばらくは禁煙することが理想です。

🌟 化粧・スキンケアについて

顔や首など、化粧をする部位に粉瘤手術を行った場合、術後しばらくは傷口周辺への化粧を控える必要があります。ファンデーションやコンシーラーなどの化粧品が傷口に入ると感染リスクが高まります。担当医の許可が出るまでは傷跡周囲への化粧は避け、許可が出た後も摩擦を与えないよう優しくケアするよう心がけましょう。

💬 仕事・学校について

デスクワークなど体への負担が少ない仕事であれば、術後翌日から復帰できることがほとんどです。一方、肉体労働や立ち仕事など体を酷使する仕事の場合は、担当医に相談のうえ復帰時期を決めることをおすすめします。手術部位によっては動作に支障が出る場合もあるため、無理のないスケジュールで復帰するようにしましょう。

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💪 術後に現れる可能性がある症状と対処法

粉瘤を取ったあとは、さまざまな症状が現れることがあります。正常な経過で起こるものと、医師に相談が必要なものを区別しておくことが大切です。

✅ 痛みとその対処法

術後は局所麻酔が切れると痛みが出てきます。これは正常な反応であり、処方された鎮痛剤(ロキソプロフェンやアセトアミノフェンなど)で対応してください。痛みは通常、数日〜1週間程度で軽快します。ただし、日を追うごとに痛みが強くなる、または激しい痛みが続く場合は感染の可能性があるため、早めに受診することをおすすめします。

📝 腫れ・内出血

術後に傷周囲が腫れたり、青紫色の内出血が見られることがあります。これは手術による炎症反応として起こる正常な変化です。腫れは通常1週間程度で落ち着き、内出血(あざ)は2〜3週間で吸収されます。腫れが急激に増大する、熱感を伴う腫れが長引くといった場合は医師に相談しましょう。

🔸 感染の兆候

術後の最も注意すべきトラブルが感染です。感染が起きると、傷周囲の赤み・腫れ・熱感が強まり、膿(黄色や緑色の液体)が傷口から出てきます。発熱を伴うこともあります。このような症状が現れた場合は、自己判断で様子を見ることなく、速やかにクリニックに連絡して診察を受けてください。感染が悪化すると治癒が遅れるだけでなく、傷跡が目立ちやすくなる可能性もあります。

⚡ かゆみ

傷が治る過程でかゆみを感じることは非常によくあることです。これはコラーゲンが増生されて傷が修復されているサインとも言えます。かゆいからといって傷口を掻くと、傷跡が開いたり感染の原因になるため絶対に避けてください。かゆみがひどい場合は担当医に相談し、抗ヒスタミン剤の処方や市販の保湿剤の使用など適切な対処法を教えてもらいましょう。

🌟 しびれ・感覚の変化

手術の際に皮膚の感覚神経が一時的に影響を受けることで、傷周囲にしびれや感覚の鈍さを感じることがあります。これは多くの場合、時間の経過とともに改善されます。ただし、しびれが強い場合や長期間続く場合は、担当医に相談することをおすすめします。

Q. 粉瘤が術後に再発する主な原因は何?

粉瘤が術後に再発する最大の原因は、手術で袋(嚢腫壁)を完全に取り切れなかったことです。特に炎症を起こした粉瘤は周囲組織と癒着しやすく摘出が難しくなります。術後に手術部位が再び盛り上がってきた場合は、早めにクリニックで診察を受けることが重要です。

🎯 粉瘤は再発する?再発のリスクと予防策

粉瘤の手術後に「また同じところに粉瘤ができた」という経験をする方がいます。粉瘤の再発はなぜ起こるのか、どうすれば防げるのかを理解しておきましょう。

💬 再発の主な原因

粉瘤の再発の最大の原因は、手術で袋(嚢腫壁)を完全に取り切れなかったことです。袋の一部が残ってしまうと、その部分から再び老廃物が溜まり、粉瘤が再形成されます。炎症を起こした粉瘤は袋が周囲の組織と癒着していることがあり、完全な摘出が難しくなります。このため、炎症した粉瘤を切開して膿を出した場合、後日に改めて袋を取り出す手術が必要になります。

✅ くり抜き法と再発リスク

くり抜き法は傷跡が小さくなるというメリットがある一方、袋をまとめて取り出しにくいため、切開法に比べて再発リスクが若干高いとされています。ただし、経験豊富な医師が行えば袋を完全に摘出することが可能であり、手術の質によって大きく左右されます。

📝 再発した場合の対処法

術後に手術した部位が再び盛り上がってきたり、以前と同様の症状が現れた場合は、再発の可能性があります。自己判断で放置せず、手術を受けたクリニックで診察を受けましょう。再発した粉瘤は炎症を起こしやすい傾向があるため、早めの受診が重要です。再手術では初回の手術よりも丁寧に袋を取り切ることで、再々発を防ぐことができます。

🔸 新しい粉瘤ができることもある

手術した部位への再発とは別に、体の別の場所に新たな粉瘤が発生することがあります。粉瘤は皮膚のどの部位にも発生しうる疾患であり、体質的に粉瘤ができやすい方もいます。新しい粉瘤が疑われる場合は早めに受診し、適切な時期に治療を受けることが大切です。

💡 術後の通院はどれくらい必要?

粉瘤手術後の通院頻度と期間は、手術の方法や経過によって異なります。一般的なスケジュールを確認しておきましょう。

⚡ 術後翌日〜3日後:創部チェック

手術の翌日、または翌々日に傷口の状態を確認するための受診が必要な場合があります。ガーゼの交換や、感染・出血の有無を確認します。クリニックによっては自宅でのガーゼ交換の方法を指導され、次回の受診まで自己管理を行うケースもあります。

🌟 術後1〜2週間:抜糸

切開法で縫合した場合は、術後1〜2週間で抜糸のための受診が必要です。抜糸は短時間で終わる処置ですが、この際に傷の状態もしっかり確認してもらいましょう。くり抜き法で縫合しなかった場合は、この時期に傷の治癒状況を確認するための受診になります。

💬 術後1〜3カ月:経過観察

抜糸後も、傷跡の経過観察のために1〜3カ月後に受診を求められることがあります。傷跡の状態に応じて、テープ保護の継続、保湿剤の変更、ステロイド注射などの追加治療が行われることもあります。ケロイドや肥厚性瘢痕が形成されている場合は、さらに定期的な通院が必要になることがあります。

✅ 自覚症状があれば随時受診を

定期的な通院スケジュール以外にも、強い痛み・赤み・腫れ・膿の排出などの異常を感じた場合はスケジュールにかかわらず早めに受診することが大切です。術後の経過は個人差が大きいため、「おかしいな」と思ったら遠慮せずにクリニックに連絡しましょう。

Q. 粉瘤手術後はいつから運動や仕事を再開できる?

粉瘤手術後、デスクワークなど体への負担が少ない仕事は翌日から復帰できることがほとんどです。一方、肉体労働や激しいスポーツは傷口が開くリスクがあるため、抜糸後に担当医の許可を得てから再開するのが基本です。手術部位や仕事内容によって異なるため、不安な場合は担当医に相談してください。

📌 アイシークリニック上野院での粉瘤治療について

アイシークリニック上野院では、粉瘤の診断から手術、術後のアフターケアまで一貫したサポートを提供しています。粉瘤の治療は手術で終わりではなく、術後の経過管理や傷跡ケアまで含めて「治療」と捉えています。

当院では患者さんの粉瘤の状態(大きさ・部位・炎症の有無など)に合わせて、くり抜き法または切開法を選択します。傷跡をできるだけ目立ちにくくするための工夫をしながら、再発リスクを最小限に抑えた手術を心がけています。

術後は定期的な経過観察を行い、傷跡の状態に応じて適切なアドバイスを行います。「取ったあとの傷跡が気になる」「再発しているかもしれない」といったご相談にも丁寧にお答えしますので、術後に不安を感じることがあればお気軽にご相談ください。

また、「粉瘤かどうかわからないけど、皮膚に気になるしこりがある」という方の診察も行っています。放置することで炎症を起こして腫れたり痛みが出たりする前に、早めに受診されることをおすすめします。粉瘤は適切な時期に手術を受けることで、より短時間の処置・目立ちにくい傷跡での治療が可能になります。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、粉瘤手術後の傷跡や再発を心配されて受診される患者さんが多くいらっしゃいますが、術後のケアをしっかり継続することで、多くの方が満足のいく回復を遂げています。保湿・テープ保護・紫外線対策といった地道なケアが傷跡の仕上がりを大きく左右しますので、抜糸後も気になることがあれば遠慮なくご相談ください。最近の傾向として、術後の経過観察を怠らず早めにご連絡いただいた患者さんほど、感染や再発のリスクを抑えてスムーズに回復されていますので、少しでも不安を感じたときはお一人で抱え込まずにクリニックへお声がけいただければと思います。」

✨ よくある質問

粉瘤を取ったあと、傷跡は完全に消えますか?

残念ながら、手術した部位には何らかの傷跡が残ります。ただし、術後にテープ保護・保湿ケア・紫外線対策を継続することで、傷跡を目立ちにくくすることが可能です。傷跡が完全に落ち着くまでには、一般的に6カ月〜1年程度かかります。ケロイド体質の方は特に専門医への相談をおすすめします。

粉瘤の手術後、いつから入浴やシャワーができますか?

手術当日はシャワー・入浴ともに控えるのが原則です。翌日以降は担当医の指示に従い、縫合中は防水フィルムを貼った状態でシャワーを行うことが多いです。湯船への入浴や温泉・プールなどは、傷口が完全に安定するまで控えるよう指示されるのが一般的です。

粉瘤は手術で取り除いても再発することがありますか?

はい、再発する可能性があります。主な原因は、手術で袋(嚢腫壁)を完全に取り切れなかったことです。特に炎症を起こした粉瘤は周囲の組織と癒着しやすく、摘出が難しくなります。術後に手術部位が再び盛り上がってきた場合は、早めにクリニックで診察を受けることが重要です。

術後に傷口が赤く腫れてきた場合、どうすればよいですか?

術後の軽い腫れや内出血は正常な反応ですが、赤み・腫れ・熱感が強まり、膿が出てきたり発熱を伴う場合は感染の兆候が疑われます。このような症状が現れた際は自己判断で様子を見ず、速やかにクリニックへ連絡して診察を受けてください。感染を放置すると、治癒が遅れ傷跡が目立ちやすくなるリスクがあります。

粉瘤手術後、仕事や運動はいつから再開できますか?

デスクワークなど体への負担が少ない仕事であれば、翌日から復帰できることがほとんどです。一方、肉体労働や激しいスポーツは、傷口が開くリスクがあるため抜糸後に担当医の許可を得てから再開するのが基本です。手術部位や仕事内容によって異なるため、不安な場合はアイシークリニックの担当医にご相談ください。

🔍 まとめ

粉瘤を取ったあとの経過について、傷の治り方から日常生活の注意点、再発リスクまで詳しく解説しました。改めて大切なポイントを整理します。

粉瘤の手術にはくり抜き法と切開法があり、それぞれ術後の傷の状態や回復期間が異なります。どちらの方法も手術直後から数日は痛みや腫れが見られ、抜糸(約1〜2週間後)を経て徐々に回復していきます。傷跡が完全に落ち着くまでには6カ月〜1年程度かかることがあります。

術後の傷跡をできるだけ目立ちにくくするためには、テープ保護・保湿ケア・紫外線対策が重要です。また、入浴や運動、飲酒などに関しても担当医の指示に従い、傷が安定するまでは無理をしないことが大切です。

粉瘤の再発は袋の取り残しが主な原因です。再発が疑われる場合は早めに受診し、適切な処置を受けましょう。術後に気になる症状がある場合も、自己判断で放置せずにクリニックに相談することをおすすめします。

アイシークリニック上野院では、粉瘤の手術から術後のアフターケアまで丁寧にサポートしています。粉瘤や皮膚のしこりでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)の定義・診断・治療方針に関する皮膚科専門学会の公式情報。粉瘤の良性腫瘍としての分類、手術適応、術後経過の医学的根拠として参照。
  • 日本形成外科学会 – 粉瘤の外科的切除術(くり抜き法・切開法)の術式選択、縫合・抜糸の標準的手順、瘢痕(ケロイド・肥厚性瘢痕)の管理方法に関する形成外科専門学会の公式情報として参照。
  • PubMed – 粉瘤(表皮嚢腫)の手術後の再発リスク、くり抜き法と切開法の比較、創傷治癒・術後ケアに関する国際的な医学文献・エビデンスの参照元として活用。

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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