暴飲暴食をリセットする方法|48時間で体をリカバリーする食事・運動・生活習慣

🍽️ 忘年会や新年会、歓送迎会など、季節の行事が続くと、ついつい食べ過ぎ・飲み過ぎてしまうことがあります。翌朝体重計に乗って「1kg以上増えている」と愕然とした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし、暴飲暴食をしてしまったからといって、すぐに体脂肪が増えるわけではありません。実は、食べたものが体脂肪として定着するまでには約48時間の猶予があるとされています。

この記事では、暴飲暴食後の体内で何が起こっているのか、そしてどのようにリセットすれば良いのかを医学的な観点から詳しく解説します。正しい知識を身につけて、イベントシーズンを健康的に乗り切りましょう。

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目次

  1. 暴飲暴食が体に与える影響とは
  2. 48時間リセットの科学的根拠
  3. 暴飲暴食後の翌日にやるべきこと
  4. リセットに効果的な食事法
  5. おすすめの食材と具体的なメニュー例
  6. 運動によるリセット効果
  7. アルコールの代謝と肝臓のケア
  8. むくみを解消する方法
  9. 睡眠と入浴の活用
  10. やってはいけないNG行動
  11. リセット後の生活習慣の見直し
  12. 医療機関への相談が必要なケース
  13. よくある質問
  14. まとめ

🔍 暴飲暴食が体に与える影響とは

暴飲暴食とは、一度に大量の食べ物やお酒を摂取することを指します。イベントや会食が続く時期には誰もが経験する可能性がありますが、体にはさまざまな影響を及ぼします。

まずは、暴飲暴食が体内でどのような変化を引き起こすのかを理解しましょう。

🫄 消化器系への負担

大量の食べ物を一度に摂取すると、胃腸は消化活動をフル稼働させなければなりません。通常、食べ物が胃で消化され、小腸で栄養が吸収され、大腸を経て便として排出されるまでには24時間から48時間程度かかります。

暴飲暴食後は、この消化プロセスに通常以上の負担がかかり、以下のような症状が現れることがあります:

  • 胃もたれ
  • 胸やけ
  • 腹部膨満感
  • 便秘や下痢

特に脂っこい食べ物や糖質の多い食事は消化に時間がかかるため、胃腸への負担が大きくなります。また、お酒の飲み過ぎは胃の粘膜を刺激し、胃酸の分泌を増加させるため、胃痛や胃炎の原因となることもあります。

🫀 肝臓への影響

肝臓は体内の化学工場とも呼ばれ、栄養素の代謝、有害物質の解毒、胆汁の生成など500種類以上もの重要な働きを担っています。暴飲暴食をすると、肝臓はアルコールの分解と食べ物の代謝を同時に行わなければならず、大きな負担がかかります。

アルコールの代謝は肝臓で最優先に行われ、体重60kgの人の場合、1時間あたり約5〜7gのアルコールしか処理できません。ビール中びん1本(500ml)に含まれるアルコール約20gを分解するには3〜4時間かかります。

この間、食べ物の代謝は後回しにされるため、食事で摂取した栄養素は処理されないまま血液中に残り、中性脂肪や肝機能の数値が上昇する原因となります。肝臓の回復には適切な栄養と休息が必要で、肝臓の回復に効果的な食べ物を摂取することで、肝機能の改善をサポートできます。

📊 血糖値の急上昇

糖質を多く含む食事を大量に摂取すると、血糖値が急激に上昇します。すると、膵臓からインスリンが大量に分泌され、血糖値を下げようとします。

しかし、インスリンには余分な糖を脂肪として蓄える働きもあるため、血糖値の急上昇は体脂肪の蓄積を促進する要因となります。また、血糖値の急激な変動は、以下のような症状の原因にもなります:

  • 食後の眠気
  • 倦怠感
  • イライラ

⚖️ 体重増加とむくみ

暴飲暴食の翌日に体重が1〜2kg増えていることがありますが、これは必ずしも体脂肪が増えたわけではありません

主な原因は以下の通りです:

  • 食べたものの重さそのもの
  • 塩分や糖質の過剰摂取によるむくみ
  • アルコールの反動による水分蓄積

塩分や糖質は体内に水分を溜め込む性質があるため、摂り過ぎると顔や足がむくみやすくなります。

高桑康太 医師・当院治療責任者

暴飲暴食後の体重増加で慌てる患者様を多く診てきましたが、その大部分は一時的な水分やむくみによるものです。重要なのは48時間という猶予期間を活用すること。適切なリセット方法を実践すれば、体脂肪として定着する前に効果的にリカバリーできます。

🧬 48時間リセットの科学的根拠

暴飲暴食をしてしまっても、適切な対処をすれば体への影響を最小限に抑えることができます。その鍵となるのが「48時間」という時間枠です。なぜ48時間なのか、その科学的根拠を解説します。

⚡ エネルギー代謝のメカニズム

食事から摂取した糖質は、体内でグリコーゲン(糖)として主に肝臓と筋肉に蓄えられます

  • 肝臓:約100g
  • 筋肉:約300〜400g

これは成人で約24時間分のエネルギー源に相当します。通常の食事量であれば、このグリコーゲンは日常活動のエネルギーとして消費されますが、暴飲暴食によって糖質を過剰に摂取すると、肝臓や筋肉に蓄えきれなくなった分は脂肪細胞に送られ、中性脂肪として蓄積されます。

この「グリコーゲンから脂肪への変換」が起こるまでの時間が約48時間とされています。

📅 脂肪蓄積のタイムライン

食べ過ぎた糖質や脂質の変化過程:

  1. 消化・吸収
  2. 肝臓で一時的にストック
  3. 48時間後:脂肪細胞へ変換開始
  4. 約2週間後:「つまめる脂肪」として体に定着

つまり、48時間以内に適切な対処をすれば、食べ過ぎた分を体脂肪として蓄積させずにリセットできる可能性があるのです。

🎯 リセットが重要な理由

48時間リセットが重要な理由は、単に体重増加を防ぐだけではありません。

  • 暴飲暴食パターンの習慣化を防ぐ
  • 生活習慣病リスクの軽減
  • 悪循環からの脱出
  • メンタル面での前向きな気持ちの維持

一度の暴飲暴食でも、それをきっかけに「もう手遅れだ」と諦めてしまったり、自己嫌悪から投げやりになったりすると、さらなる暴飲暴食を招く悪循環に陥ることがあります。

🌅 暴飲暴食後の翌日にやるべきこと

暴飲暴食をしてしまった翌日、まず何から始めればよいのでしょうか。慌てずに、以下のポイントを意識して過ごしましょう。

📏 現状を把握する

まずは起床後にトイレを済ませてから体重を計りましょう。前夜の体重と比較して、どの程度増えているかを確認します。翌朝の体重が前夜と比べてあまり減っていない場合は、代謝がスムーズに行われていない可能性があります。

体重増加の多くはむくみによるものなので、過度に落ち込む必要はありません。

💧 水分を十分に摂取する

暴飲暴食の翌日は、体内に余分な塩分や糖分、アルコールが残っています。これらを排出するためには、十分な水分補給が不可欠です。

  • 目安量:1日あたり1.5〜2リットル
  • 飲み方:コップ1杯(約200ml)を1日に6〜7回に分けて
  • おすすめ:常温の水、白湯、ノンカフェインのお茶

白湯は胃腸への負担が少なく、体を内側から温めて代謝を促進する効果があります。コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲み物は利尿作用が強いため、水分補給としては控えめにしましょう。

🍌 朝食は軽めに摂る

暴飲暴食の翌朝は、胃もたれや食欲不振を感じることがあります。しかし、「食べ過ぎたから食事を抜こう」という考えは逆効果です。

朝食を抜くと、体は「栄養が入ってこない」と判断して飢餓モードに入り、次の食事でより多くのエネルギーを蓄えようとします。

朝食におすすめの食べ物:

  • バナナとヨーグルト
  • 野菜ジュースやスムージー
  • 野菜たっぷりのスープ

🚶 体を動かす

暴飲暴食後に体を動かすことは、消費カロリーを増やすだけでなく、血液やリンパの循環を促進してむくみの解消にも役立ちます。

ただし、翌日は体調が万全ではないことも多いため、激しい運動は避け、軽い有酸素運動から始めましょう。

  • ウォーキング(いつもより15〜30分長め)
  • 一駅分手前で降りて歩く
  • ストレッチやヨガ

🥗 リセットに効果的な食事法

48時間リセット期間中の食事は、量と内容の両方を意識することが大切です。適切な食事法を実践して、体をリセットしましょう。

📊 カロリーコントロール

リセット期間中は、1日の摂取カロリーを通常より控えめにすることが基本です。

  • 女性:1日1,200〜1,400kcal
  • 男性:1日1,600〜1,800kcal

ただし、極端なカロリー制限や絶食は逆効果です。3食きちんと摂りながら、1食あたりの量を少し減らすという方法が効果的です。

🌾 低糖質・低脂質を意識する

リセット期間中は、糖質と脂質の摂取を控えめにしましょう。

  • 控えるもの:ごはん、パン、麺類(通常の半分〜2/3程度)
  • 避けるもの:揚げ物、脂っこい肉料理、洋菓子
  • 積極的に摂るもの:野菜、海藻、きのこ類

🥩 たんぱく質はしっかり摂取

カロリーを控えるといっても、たんぱく質の摂取は怠らないようにしましょう。たんぱく質は筋肉の維持・合成に不可欠な栄養素であり、筋肉量が減ると基礎代謝も低下してしまいます。

おすすめのたんぱく質源:

  • 鶏むね肉、ささみ
  • 白身魚
  • 豆腐、納豆

🧂 塩分を控える

暴飲暴食の際には、塩分も過剰に摂取していることが多いです。塩分の摂り過ぎは体内に水分を溜め込み、むくみの原因となります。

  • 避けるもの:味の濃い料理、加工食品、インスタント食品
  • 摂るべきもの:カリウムを多く含む野菜、果物、海藻類

🦷 よく噛んでゆっくり食べる

食事の際は、一口30回を目安によく噛んで食べましょう。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、少ない量でも満足感を得やすくなります。

満腹中枢が働くまでには約20分かかるため、ゆっくり時間をかけて食べることで、食べ過ぎを防ぐことができます。

🍽️ おすすめの食材と具体的なメニュー例

リセット期間中におすすめの食材と、具体的なメニュー例をご紹介します。

🥬 リセットにおすすめの食材

野菜類:

  • 食物繊維が豊富:ブロッコリー、ほうれん草、小松菜、キャベツ
  • カリウム豊富:トマト、きゅうり、にんじん、大根
  • 代謝促進:しょうが、ねぎ

きのこ・海藻類:

  • きのこ:しめじ、えのき、まいたけ、しいたけ
  • 海藻:わかめ、ひじき、もずく、めかぶ

果物:

  • 柑橘類(ビタミンC豊富)
  • バナナ(カリウム豊富)
  • りんご、キウイ(食物繊維豊富)

🌅 朝食のメニュー例

胃腸が疲れている朝は、消化に優しいメニューを選びましょう。

  • バナナスムージー:バナナ、ヨーグルト、豆乳をミキサーにかける
  • 野菜たっぷりスープ:キャベツ、にんじん、玉ねぎ、しめじを鶏がらスープで煮込む
  • 納豆ごはん:ごはんは通常の半分程度、具だくさんの味噌汁を添える

☀️ 昼食のメニュー例

昼食には、代謝を助けるビタミンB群やカリウムを含む食事を取り入れましょう。

  • ささみと青菜のうどん:うどんの量は少なめに
  • サラダランチ:グリーンサラダ+茹でた鶏むね肉orゆで卵+玄米おにぎり半分
  • 外食時:山菜そば、わかめうどん、定食の野菜小鉢

🌙 夕食のメニュー例

夕食は、昼食と異なるたんぱく質源を選び、野菜と組み合わせましょう。

  • 鮭ときのこのホイル焼き:油を使わずヘルシー+蒸し野菜
  • 具だくさんの豚汁:大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、豆腐入り

夕食は就寝の3時間前までに済ませることが理想的です。

🏃‍♀️ 運動によるリセット効果

食事のコントロールと並んで重要なのが、運動によるエネルギー消費です。運動の効果と、リセット期間中に適した運動方法について解説します。

🔥 運動によるカロリー消費

運動によって消費されるカロリーは、運動の種類(強度)、時間、体重によって異なります。厚生労働省では、運動強度を表す指標として「メッツ(METs)」を用いています。

消費カロリーの計算式:
メッツ × 時間(時間) × 体重(kg) × 1.05

例:体重60kgの場合

  • 普通歩行(3メッツ)1時間:約189kcal
  • ジョギング(7メッツ)30分:約220kcal

🚶‍♀️ おすすめの有酸素運動

リセット期間中は、体に過度な負担をかけずに継続できる有酸素運動がおすすめです。

  • ウォーキング:速歩で30分〜1時間
  • サイクリング:膝への負担が少なく効率的
  • 水泳・水中ウォーキング:全身運動で高カロリー消費

🏠 日常生活での活動量アップ

特別な運動の時間を確保できない場合は、日常生活の中で活動量を増やすことを意識しましょう。

  • 家事:掃除機がけ(3.3メッツ)、床掃除(3.8メッツ)
  • オフィス:1時間に1回立ち上がってストレッチ
  • 移動:階段を使う、一駅分歩く

🤸‍♀️ ストレッチの効果

ストレッチは、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果があります。起床時や就寝前に5〜10分程度のストレッチを行うと、体がスムーズに動くようになります。

特に効果的なのは、大きな筋肉群を動かすストレッチ(太もも、お尻、背中、胸)です。血行促進にはストレッチによる血行改善が効果的で、むくみの解消にも役立ちます。

🍺 アルコールの代謝と肝臓のケア

暴飲暴食の際には、お酒を飲み過ぎてしまうことも多いでしょう。アルコールの代謝について理解し、肝臓をいたわる方法を知っておきましょう。

🔄 アルコール代謝のメカニズム

口から入ったアルコールは、胃で約20%、小腸で約80%が吸収され、血液に溶け込んで肝臓に運ばれます。

  1. アルコール脱水素酵素(ADH):アルコール→アセトアルデヒド(有害物質)
  2. アルデヒド脱水素酵素(ALDH):アセトアルデヒド→酢酸(無害)
  3. 最終分解:酢酸→水+二酸化炭素

節度ある適度な飲酒量:1日平均純アルコール20g程度(ビール中びん1本、日本酒1合、ワイングラス2杯相当)

⚠️ 飲み過ぎが肝臓に与える影響

アルコールの代謝は肝臓で最優先に行われるため、飲み過ぎると他の栄養素の代謝が後回しになります。

習慣的にアルコールを過剰摂取すると、以下のような段階的悪化が起こります:

  1. 脂肪肝
  2. アルコール性肝炎
  3. 肝硬変

脂肪肝は初期段階では症状が現れにくいため、脂肪肝の初期症状を知っておくことで早期発見につながります。

💚 肝臓をケアする方法

飲み過ぎた翌日は、最低でも2日間連続でお酒を飲まない「休肝日」を設けましょう。

肝臓をサポートする栄養素:

  • ビタミンC:柑橘類、イチゴ、キウイ、ブロッコリー、パプリカ
  • 良質なたんぱく質:肝臓の修復に必要

💧 むくみを解消する方法

暴飲暴食の翌日は、顔や足がむくんでいることが多いです。むくみの原因と解消法について解説します。

🔍 むくみの原因

むくみは、体内に余分な水分が溜まった状態です。

暴飲暴食後のむくみの主な原因:

  • 塩分の過剰摂取:体内に水分を引き込む
  • 糖質の過剰摂取:水分を溜め込む働き
  • アルコール:翌日の脱水補償による水分蓄積

🚰 むくみ解消のための水分補給

むくんでいるときこそ水分を十分に摂取することで、体内の余分な塩分や老廃物が尿として排出され、むくみの解消につながります。

  • 目安量:1日1.5〜2リットル
  • おすすめ:常温の水、白湯
  • 避けるもの:冷たい飲み物、カフェイン飲料

🍌 カリウムを摂取する

カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあり、むくみ解消に効果的なミネラルです。

カリウムが豊富な食品:

  • バナナ、アボカド
  • ほうれん草、小松菜
  • トマト、さつまいも
  • 大豆製品、海藻類

👐 マッサージとストレッチ

血液やリンパの流れを促進するマッサージやストレッチも、むくみ解消に効果的です。

足のむくみ解消法:

  • ふくらはぎマッサージ:足首から膝に向かって揉み上げる
  • つま先運動:つま先を上げ下げ
  • 足首回し:左右に回す

😴 睡眠と入浴の活用

質の良い睡眠と適切な入浴は、暴飲暴食後のリセットに大きく貢献します。その効果と実践方法を解説します。

🌙 睡眠の重要性

睡眠中には、成長ホルモンやコルチゾールなどのホルモンが分泌され、体の修復や代謝が行われます。十分な睡眠をとることで、暴飲暴食によるダメージの回復が促進されます。

睡眠とエネルギー代謝の関係:

  • 睡眠不足は肥満の発症と関連
  • 睡眠時間が短いと腹部脂肪が蓄積しやすい
  • 理想の睡眠時間:7〜8時間

睡眠リズムが乱れている場合は、睡眠リズムの戻し方を参考に、規則正しい生活リズムを取り戻すことが大切です。

🛁 入浴による代謝アップ

入浴は体を温めて血行を促進し、代謝を高める効果があります。シャワーだけで済ませるのではなく、湯船にゆっくり浸かることで、むくみの解消や発汗による老廃物の排出が促されます。

効果的な入浴方法:

  • 温度:38〜40度程度のぬるめのお湯
  • 時間:15〜20分
  • 入浴前:常温の水をコップ1杯飲む

✨ 質の良い睡眠のためのポイント

質の良い睡眠をとるためのポイント:

  • 入浴タイミング:就寝の1〜2時間前
  • 夕食タイミング:就寝の3時間前まで
  • 寝室環境:暗く静かに保つ
  • デジタルデトックス:就寝1時間前からスマホ・PC画面を見ない

❌ やってはいけないNG行動

暴飲暴食後のリセットを成功させるためには、避けるべき行動を知っておくことも大切です。以下のNG行動に注意しましょう。

🚫 断食・絶食をする

食べ過ぎたからといって、翌日に食事を抜いてしまうのは最も避けるべき行動です。

断食の悪影響:

  • 体が飢餓状態と判断して脂肪を蓄えやすくなる
  • 血糖値の急上昇を招く
  • 筋肉量の減少→基礎代謝の低下

🏃‍♂️ 激しい運動をする

食べ過ぎた分を取り戻そうと、翌日に激しい運動をするのも避けましょう。暴飲暴食後は体調が万全ではないことが多く、無理な運動は体に大きな負担をかけます

リセット期間中は、ウォーキングや軽いストレッチなど、体に負担の少ない運動を継続することが効果的です。

💊 下剤や利尿剤を使用する

体重を早く減らそうとして、下剤や利尿剤を使用するのは非常に危険です。

  • 減っているのは水分や便であり、体脂肪ではない
  • 電解質バランスの乱れのリスク
  • 脱水など深刻な健康問題の可能性

😔 自分を責める

暴飲暴食をしてしまった自分を責め過ぎることも、実はNG行動の一つです。過度な自己嫌悪やストレスは、かえって過食を招くことがあります

誰でも食べ過ぎることはあります。大切なのは、それを引きずらずに気持ちを切り替え、前向きにリセットに取り組むことです。

🔄 リセット後の生活習慣の見直し

48時間のリセット期間が終わったら、日常の生活習慣を見直して、暴飲暴食を繰り返さないようにすることが大切です。

🕒 規則正しい食生活

1日3食を規則正しく摂ることが、暴飲暴食を防ぐ基本です。食事を抜いたり、不規則な食生活を送ったりすると、空腹時に過食してしまいやすくなります。

食事タイミングの目安:

  • 朝食:しっかり摂る(抜くと昼食・夕食で過食しやすい)
  • 夕食:遅くとも21時まで
  • 就寝前:3時間は食事を控える

🥗 野菜を先に食べる

食事の際に、野菜を最初に食べる「ベジファースト」を習慣にしましょう。食物繊維を先に摂取することで、血糖値の急上昇を抑え、満腹感も得られやすくなります。

食物繊維の目標摂取量:

  • 男性:21g以上
  • 女性:18g以上
  • 実際の平均摂取量:約14g程度(不足気味)

🍷 適度な飲酒を心がける

お酒を飲む習慣がある方は、適度な飲酒を心がけ、週に2日程度の休肝日を設けましょう。

適度な飲酒量:1日あたり純アルコール20g程度(ビール中びん1本相当)
※女性や体質的にお酒に弱い方は、この半分程度

飲酒時の工夫:

  • 空腹で飲まない
  • 水やお茶を一緒に飲む
  • おつまみはたんぱく質や野菜中心にする

🏃‍♀️ 定期的な運動習慣

日常的に運動する習慣を持つことで、食べ過ぎた際のリカバリーがしやすくなります。

厚生労働省推奨運動量(18〜64歳成人):
週に150分以上の中強度の有酸素運動

運動が苦手な方の活動量アップ法:

  • 通勤時に歩く距離を増やす
  • エスカレーターではなく階段を使う
  • テレビを見ながらストレッチをする

🏥 医療機関への相談が必要なケース

一時的な暴飲暴食であれば、ここまでご紹介した方法でリセットすることができます。しかし、以下のような場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

🔄 暴飲暴食が繰り返される場合

意志の力でコントロールできないほど食べ過ぎてしまう、食べることを止められない、食後に強い罪悪感を感じるといった症状が繰り返される場合は、過食症などの摂食障害の可能性があります。

摂食障害は心理的な要因が大きく関わっており、専門的な治療が必要です。一人で悩まずに、心療内科や精神科への相談をおすすめします。

⚠️ 体調不良が続く場合

暴飲暴食後に以下のような症状が続く場合は、医療機関を受診しましょう:

  • 激しい腹痛や嘔吐
  • 発熱
  • 血便や血尿
  • 意識がもうろうとする
  • 呼吸困難

📊 生活習慣病のリスクが高い場合

以下に該当する方は、暴飲暴食が生活習慣病の悪化につながる可能性があるため、医師への相談をおすすめします:

  • 糖尿病の既往歴がある
  • 高血圧や脂質異常症の治療中
  • 肝機能障害の指摘を受けたことがある
  • BMI30以上の肥満

よくある質問

暴飲暴食後、何日で体重は元に戻りますか?

適切なリセット方法を実践すれば、48時間〜1週間程度で体重は元に戻ることが多いです。ただし、体重増加の大部分は水分やむくみによるものなので、2〜3日で大幅に改善することもあります。重要なのは焦らずに継続することです。

暴飲暴食の翌日に運動しても大丈夫ですか?

軽い運動であれば問題ありません。ウォーキングやストレッチなど、体に負担の少ない運動がおすすめです。ただし、激しい運動は体調不良を招く可能性があるため避けましょう。体調と相談しながら無理のない範囲で行うことが大切です。

48時間リセットは科学的に証明されていますか?

はい、食べたものが体脂肪として定着するまでには約48時間かかることが研究で示されています。この期間内に適切な食事制限と運動を行うことで、過剰摂取したカロリーを体脂肪として蓄積させずにリセットできる可能性があります。

暴飲暴食後のむくみはどのくらいで解消されますか?

適切な水分補給とカリウムの摂取を行えば、通常2〜3日でむくみは改善されます。塩分を控え、カリウムを多く含む野菜や果物を摂取し、軽い運動やマッサージを併用することで、より早い改善が期待できます。

暴飲暴食を繰り返してしまう場合はどうすればいいですか?

意志の力でコントロールできない暴飲暴食が繰り返される場合は、過食症などの摂食障害の可能性があります。この場合は一人で悩まずに、心療内科や精神科の専門医に相談することをおすすめします。適切な治療により改善が期待できます。

📝 まとめ

暴飲暴食をしてしまっても、48時間という猶予期間を活用すれば、体脂肪として定着する前に効果的にリセットすることが可能です。

暴飲暴食後のリセットのポイント:

  • 翌日から適切な食事制限と水分補給を開始する
  • 軽い運動で血行を促進し、むくみを解消する
  • 質の良い睡眠と入浴で代謝をサポートする
  • 断食や激しい運動などの極端な方法は避ける
  • 自分を責めすぎず、前向きに取り組む

何より大切なのは、一度の暴飲暴食で諦めるのではなく、正しい知識に基づいて適切な対処を行うことです。48時間リセットを成功させて、健康的な生活習慣を維持していきましょう。

もし暴飲暴食が繰り返される場合や、体調不良が続く場合は、一人で悩まずに医療機関への相談をおすすめします。専門的なアドバイスを受けることで、より効果的な改善策を見つけることができるでしょう。

高桑康太 医師・当院治療責任者

暴飲暴食は誰にでも起こりうることです。重要なのは、その後の対処法を知っていること。48時間という科学的根拠に基づいたリセット期間を活用し、焦らず着実に体調を整えていくことが成功の鍵となります。

📚 参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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