💬 「なんかほくろ増えてない?」と感じたことはありませんか?
実は、ほくろが増える原因は遺伝・紫外線・ホルモン・生活習慣など複数の要因が重なっています。放置していると取り返しのつかないことになるケースも。
このコラムを読めば、「危ないほくろ」と「普通のほくろ」の見分け方がわかります。読まないまま放置すると、皮膚がんの早期発見を逃すリスクがあります⚠️
🚨 こんな人はすぐ読んでください
✅ 最近ほくろが急に増えた気がする
✅ ほくろの形・色が変わってきた
✅ ほくろが多い体質で心配している
✅ 一度もほくろを皮膚科で診てもらったことがない
目次
- ほくろとは何か?その正体を知ろう
- ほくろが多い原因①:遺伝・体質
- ほくろが多い原因②:紫外線の影響
- ほくろが多い原因③:ホルモンバランスの変化
- ほくろが多い原因④:慢性的な肌への刺激
- ほくろが多い原因⑤:加齢によるメラノサイトの変化
- 子どものほくろが多い場合はどう考える?
- 大人になってからほくろが増えるケース
- 注意が必要なほくろのサイン
- ほくろと似た皮膚病変との違い
- ほくろが気になるときの対処法
- まとめ
💡 この記事のポイント
ほくろが多い原因は遺伝・紫外線・ホルモン変化・加齢など複数要因の複合による。多くは良性だが、ABCDEルール(非対称・境界・色・大きさ・変化)を基準に定期的な自己観察と皮膚科受診が早期発見に重要。
💡 ほくろとは何か?その正体を知ろう
ほくろは、医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」または「母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうせいぼはん)」と呼ばれています。皮膚の中に存在するメラノサイト(色素細胞)が変化した「母斑細胞(ぼはんさいぼう)」が皮膚の一定部位に集まり、増殖した状態のことです。
メラノサイトは、本来は皮膚全体に分布してメラニン色素を産生する細胞です。紫外線から肌を守る役割を担っており、日焼けで肌が黒くなるのもメラノサイトがメラニンを作り出すからです。ほくろはこのメラノサイトが局所的に集まり、茶色や黒色に見える状態です。
ほくろの形状は多様で、平らなものから盛り上がったもの、毛が生えているものまでさまざまです。また、色も薄い茶色から濃い黒色まで幅広く、大きさも数ミリ程度の小さなものから、数センチに及ぶものまであります。一般的に日本人の成人は平均20〜40個程度のほくろを持っているといわれていますが、個人差は大きく、数個しかない人もいれば、100個以上ある人もいます。
ほくろの形成は生まれる前から始まります。胎児期にすでにメラノサイトの前駆細胞が皮膚に移行・分布し、出生後も成長とともにほくろが現れてきます。そのため、先天性のものと後天性のものがあり、それぞれ成因が異なる部分もあります。
Q. ほくろとは医学的にどのような状態ですか?
ほくろは医学的に「色素性母斑」と呼ばれ、皮膚に分布するメラノサイト(色素細胞)が変化した母斑細胞が、一定部位に集まり増殖した状態です。色は薄い茶色から濃い黒色まで幅広く、日本人成人は平均20〜40個程度保有しますが、個人差が大きく100個以上ある人もいます。
📌 ほくろが多い原因①:遺伝・体質
ほくろの数が多い体質は、遺伝的な要因と深く関係しています。親や祖父母にほくろが多い人がいる場合、その子どもにも同じくほくろが多く出やすい傾向があります。これはメラノサイトの数や活性度、母斑細胞が集まりやすい体質そのものが遺伝するためと考えられています。
遺伝的にほくろが多い体質の方は、幼いころからほくろの数が多く、10代〜20代にかけてさらに増えやすいといわれています。また、同じ遺伝的背景を持っていても、外部環境(紫外線の浴び方や生活習慣など)によって最終的なほくろの数は変わってきます。
遺伝的な体質に由来するほくろは、その多くが良性であり、悪性化するリスクは非常に低いとされています。ただし、ほくろが多い体質の方は、その分だけ変化に気づきにくいこともあるため、定期的に皮膚の状態を確認する習慣をつけることが大切です。
また、「異型性母斑症候群(いけいせいぼはんしょうこうぐん)」という遺伝性疾患があり、体中に多数の異型性ほくろ(形や色が不整で大きなほくろ)が生じる特徴があります。この状態は皮膚がんのリスクと関連することがあるため、ほくろが非常に多い場合は専門医への相談が推奨されます。
✨ ほくろが多い原因②:紫外線の影響
紫外線はほくろが増える大きな原因のひとつです。太陽光に含まれる紫外線(UVA・UVB)は、皮膚のメラノサイトを刺激してメラニン産生を促進します。継続的に紫外線を浴び続けることで、メラノサイトが局所的に増殖・活性化し、新たなほくろが形成されやすくなります。
研究によって、幼少期から青年期にかけての強い紫外線曝露(特に日焼けを繰り返すこと)が、成人後のほくろの数を増加させることが示されています。夏に屋外で過ごす機会が多い方や、スポーツや農作業などで長時間日光を浴びることが多い方は、その分ほくろが増えやすい傾向があります。
紫外線によって増えるほくろは、顔、腕、肩、背中など、日光が当たりやすい露出部位に多く見られます。これは日光との関連性を示す典型的なパターンです。一方、紫外線が届きにくい足の裏や体幹の内側などにできるほくろは、紫外線以外の要因が関係していることが多いとされています。
紫外線対策としては、日焼け止めクリームの使用、帽子や長袖での遮光、日中の外出を控えるなどが有効です。特に子どものうちからUVケアを徹底することで、将来のほくろの増加を抑える効果が期待できます。
Q. 紫外線はほくろの増加にどう影響しますか?
紫外線(UVA・UVB)はメラノサイトを刺激してメラニン産生を促進し、継続的な曝露によって新たなほくろが形成されやすくなります。特に幼少期から青年期の強い紫外線曝露が成人後のほくろ増加に影響するため、SPF30以上・PA+++以上の日焼け止めを毎日使用し、子どものうちからUVケアを習慣化することが重要です。
🔍 ほくろが多い原因③:ホルモンバランスの変化
ホルモンバランスの変化も、ほくろが増える原因として挙げられます。特に女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)はメラノサイトの活性に影響することが知られており、ホルモン変動の大きい時期にほくろが増えやすくなることがあります。
思春期は性ホルモンの分泌が急激に増加する時期であり、この時期にほくろが急に増えたと感じる方は少なくありません。また、妊娠中はエストロゲンとプロゲステロンの分泌が著しく高まるため、肌全体のメラニン産生が活発になり、既存のほくろが濃くなったり、新しいほくろが生じたりすることがあります。
更年期においてもホルモンバランスが大きく変動するため、肌の色素変化が起こりやすい時期です。この時期には老人性色素斑(いわゆるシミ)と混在してほくろのような色素沈着が生じることがあり、区別が難しいケースもあります。
ピルや一部のホルモン療法もメラノサイトに影響を与えることがあり、服用中にほくろや色素沈着が増えると感じる方もいます。ホルモン剤使用中に肌の変化が気になる場合は、処方医に相談することをおすすめします。
💪 ほくろが多い原因④:慢性的な肌への刺激
皮膚への慢性的な物理的刺激も、ほくろが形成・増加する一因となり得ます。皮膚が繰り返し摩擦や圧迫を受けると、その部位のメラノサイトが刺激されて局所的に活性化し、色素が集まりやすくなります。
たとえば、衣服のゴムや下着の縫い目が常に当たる部位、サイズの合わない靴による足の摩擦、眼鏡のフレームが当たる鼻や耳の後ろなどに、ほくろが形成されやすいことがあります。また、顔などを強くこする習慣がある場合も、摩擦による皮膚刺激が色素変化を引き起こすことがあります。
肌への強い刺激は、ほくろを増やすだけでなく、既存のほくろを変化させる可能性もあります。ほくろをよく触ったり引っかいたりする癖がある方は、その部位のほくろが炎症を起こして変化することがあるため注意が必要です。ただし、ほくろを触ることで悪性化するという明確な医学的証拠は現時点では乏しく、過剰な心配は不要ですが、刺激は最小限に留めることが望ましいとされています。
スキンケアにおいても、強いピーリングや過度な摩擦洗顔は皮膚への刺激になることがあります。肌に優しいケアを心がけることが、色素トラブルの予防にもつながります。
🎯 ほくろが多い原因⑤:加齢によるメラノサイトの変化
加齢とともにほくろの数が増えたり、変化したりする方は少なくありません。長年にわたる紫外線の蓄積や、皮膚の老化によるメラノサイトの機能変化が関係しています。
若いころはほくろが少なかったのに、30代〜40代以降に新しいほくろが増えてきたと感じる方がいます。これは加齢に伴う皮膚の変化や、長年の紫外線ダメージが蓄積した結果として現れることが多いです。高齢になると「老人性血管腫(ろうじんせいけっかんしゅ)」という赤いほくろのような病変も生じやすくなり、これはほくろとは別の皮膚変化ですが、混同されることがよくあります。
また、加齢とともに出現する「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」はシミやほくろと見分けがつきにくく、一般の方がほくろだと思い込んでいることが多い皮膚変化のひとつです。茶色〜黒色の盛り上がった病変で、いわゆる「老人性のいぼ」とも呼ばれます。この変化は良性ですが、悪性腫瘍との鑑別が必要なこともあります。
加齢に伴う皮膚の変化はある程度避けられませんが、日常的なUVケアと適切なスキンケアを続けることで、色素変化の進行を緩やかにすることは可能です。また、新しく出現した色素性の変化については、定期的に皮膚科で確認を受けることが推奨されます。
Q. ほくろの悪性化を疑うABCDEルールとは何ですか?
ABCDEルールはほくろの自己観察基準です。A(非対称な形)、B(境界がぎざぎざまたはぼやけている)、C(赤・白・青などが混在した不均一な色)、D(直径6mm以上)、E(短期間での形・色・大きさの変化)の5項目が該当する場合は、悪性黒色腫の可能性があるため早めに皮膚科を受診することが推奨されます。

💡 子どものほくろが多い場合はどう考える?
子どもにほくろが多いと、親としては心配になるものです。小児期のほくろについて、正しい知識を持っておくことが大切です。
赤ちゃんはほくろがほとんどない状態で生まれてくることが多く、成長とともにほくろが増えていくのが一般的です。小学校から中学校にかけての時期は、ほくろが最も増えやすい時期のひとつです。この時期の増加は、成長ホルモンや性ホルモンの変化、日光曝露の増加などが関係しており、多くの場合は正常な経過です。
ただし、生まれたときから大きなほくろ(1.5cm以上)がある場合は「巨大先天性色素性母斑」と呼ばれ、将来的な悪性化リスクが通常より高いとされることがあります。このような先天性の大きなほくろについては、小児科や皮膚科での定期的な経過観察が推奨されます。
子どものほくろで特に注意が必要なのは、急激に大きくなる、色が不均一になる、輪郭がぼやけてくる、出血や痛みがある場合です。このような変化がみられた場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
また、子どものうちから紫外線対策を習慣化することが、将来のほくろの過剰な増加を防ぐうえでとても重要です。日焼け止めの使用、帽子や長袖の着用、日陰の活用など、無理なく続けられる紫外線対策を家族全員で取り入れましょう。
📌 大人になってからほくろが増えるケース
子どものころはほくろが少なかったのに、大人になってから増えてきたと感じる方もいます。成人後にほくろが増える背景には、いくつかのケースがあります。
まず、紫外線の長年にわたる蓄積効果です。20代・30代になるまでに受けてきた紫外線ダメージが、この年代になって表面化してくることがあります。特にアウトドア活動が多い方やUVケアを怠ってきた方は、この影響が顕著に出やすいといわれています。
女性では、妊娠や経口避妊薬(ピル)の使用によるホルモン変動もほくろ増加の一因になることがあります。妊娠中は特に体のさまざまな部位で色素沈着が起こりやすくなり、産後に薄くなることもありますが、新たなほくろとして残る場合もあります。
また、ストレスや睡眠不足、栄養の偏りなどによる免疫機能の低下も、皮膚の状態変化に影響を与える可能性があります。免疫系は皮膚の恒常性維持に関与しており、これが乱れると色素細胞の挙動にも影響が及ぶことがあると考えられています。
さらに、大人になってから気づく場合でも、実は以前から存在していたほくろが紫外線などの影響で濃くなり、目立つようになったというケースも多くあります。新たに増えているのか、既存のものが変化しているのかを区別することが大切です。
✨ 注意が必要なほくろのサイン
ほくろのほとんどは良性であり、特別な治療を必要としません。しかし、ごくまれにほくろのような外見を持つ悪性黒色腫(メラノーマ)や、その他の皮膚がんが潜んでいることがあります。早期発見のために、変化の兆候を知っておくことが重要です。
皮膚科では「ABCDEルール」と呼ばれる自己観察の基準が一般に使われています。
Aは「Asymmetry(非対称性)」。ほくろを半分に分けたとき、左右や上下の形が対称でない場合は注意が必要です。良性のほくろは比較的対称的な形をしていることが多いです。
Bは「Border(境界)」。ほくろの縁がぎざぎざしていたり、周囲との境界がぼやけていたりする場合は変化を疑うサインです。
Cは「Color(色)」。均一な茶色や黒ではなく、部分的に赤・白・青・黒などが混在しているほくろは要注意です。
Dは「Diameter(大きさ)」。直径6mm以上のほくろは、一般的なほくろよりも大きく、専門的な評価が必要とされることがあります。ただし、大きさだけで悪性かどうかは判断できません。
Eは「Evolution(変化)」。短期間で大きくなる、色が変わる、形が変わるなど、変化が観察される場合は受診の目安になります。
また、ABCDEルール以外にも注意すべき点があります。ほくろから出血している、かゆみや痛みが続く、周囲に衛星病変(小さな色素斑が点在する)がある場合なども、皮膚科への受診を検討するサインです。
悪性黒色腫は進行が早い皮膚がんのひとつであり、早期発見・早期治療が予後に大きく影響します。気になるほくろがある場合は、自己判断せず専門医による診察を受けることが何より大切です。
Q. ほくろ除去の方法と注意点を教えてください。
ほくろ除去にはレーザー治療・電気メス・外科的切除があり、ほくろの大きさ・深さ・部位によって最適な方法が異なります。外科的切除は切除組織の病理検査も同時に行えます。市販クリームや自己処置は炎症・感染リスクがあるため推奨されません。アイシークリニックではダーモスコピーを用いた診断のうえ、患者さんに適した治療法をご提案しています。
🔍 ほくろと似た皮膚病変との違い

ほくろと見た目が似ている皮膚の変化はいくつかあります。正しく区別することが、適切な対処につながります。
まず「シミ(老人性色素斑)」は、メラニン色素が皮膚の表層に沈着したものです。ほくろとは異なり、母斑細胞の集積ではなく色素の表在性沈着であるため、平坦で境界が比較的明確であることが多いです。紫外線を多く受けた部位(顔、手の甲など)に生じやすい特徴があります。
「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」は前述のとおり、皮膚の表面が角化・隆起した良性の皮膚変化で、いわゆる老人性のいぼです。茶色〜黒色のものが多く、触るとざらざらした表面感があります。中高年以降に増えてくることが多く、顔や体幹に多く見られます。悪性黒色腫との鑑別が必要なこともあります。
「青色母斑(せいしょくぼはん)」は、皮膚の深い層にあるメラノサイトの異常増殖によるもので、青〜黒色に見えるほくろです。手の甲や足の甲に多く見られ、通常は良性ですが、悪性のものもまれにあります。
「老人性血管腫(ろうじんせいけっかんしゅ)」は皮膚の毛細血管が増殖したもので、赤い小さなほくろのように見えます。体幹に多く見られ、加齢とともに増えることが一般的です。これはほくろではなく血管性の変化であり、悪性化することはありませんが、見た目が気になる場合は除去も可能です。
「雀卵斑(じゃくらんはん)」、いわゆるそばかすは、遺伝的な素因が強く影響する色素沈着で、鼻や頬を中心に散在する小さな茶褐色の色素斑です。ほくろよりもサイズが小さく、紫外線を浴びると濃くなる特徴があります。
これらの皮膚変化はほくろとよく似ていますが、それぞれ成因や対処法が異なります。自己判断が難しい場合は、皮膚科での診断を受けることで正確に区別できます。最近では、ダーモスコピー(皮膚拡大鏡)を用いた詳細な評価も行われており、外来での診断精度が向上しています。
💪 ほくろが気になるときの対処法
ほくろが多いことや、特定のほくろが気になる場合、どのように対処すればよいのでしょうか。状況に応じた対処法を把握しておくと安心です。
まず、ほくろを増やさないための予防として、日常的なUVケアが最も重要です。毎日の日焼け止め塗布(SPF30以上、PA+++以上が目安)、UVカット効果のある衣類や帽子の活用、日中の強い日差しを避けることなどを習慣化しましょう。特に春〜夏の紫外線が強い季節は重点的にケアすることが大切です。
次に、定期的な自己観察を行いましょう。月に一度程度、全身の皮膚を鏡でチェックし、ほくろの数や形・色・大きさに変化がないか確認する習慣をつけてください。背中など自分では見えない部分は、家族に確認してもらうか、スマートフォンで撮影しておくと変化を比較しやすいです。
気になる変化があれば早めに皮膚科を受診することをおすすめします。皮膚科では、ダーモスコピーを使った拡大観察や、必要に応じて生検(組織の一部を採取して病理検査)を行い、正確な診断が可能です。年に一度程度は皮膚科でのチェックを受けることが、皮膚がんの早期発見にも有効です。
美容的な観点からほくろを除去したい場合は、皮膚科やクリニックでの治療を検討できます。ほくろの除去には、レーザー治療、電気メス、外科的切除などの方法があります。それぞれに適応や特徴があり、ほくろの状態(大きさ・深さ・部位など)によって最適な方法が異なります。
レーザー治療は、特定の波長の光でメラニン色素を選択的に破壊する方法で、傷跡が残りにくいとされています。ただし、深いほくろや大きなほくろにはレーザーだけでは対応が難しいこともあります。外科的切除は確実にほくろを除去できる方法で、切除した組織を病理検査に提出できるため、悪性かどうかの確認も同時に行えます。
市販のほくろ除去クリームや自己処置によるほくろの除去は、皮膚への炎症や色素沈着、感染リスクがあるため推奨できません。また、ほくろを除去したい場合は、必ず医療機関を受診し、医師の判断のもとで適切な治療を受けることが重要です。
アイシークリニック上野院では、ほくろに関するご相談や診断、除去治療を行っています。ほくろの数が多くて心配な方や、形・色が気になるほくろがある方は、お気軽にご相談ください。専門的な視点から適切な診断と治療のご提案が可能です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「気づいたらほくろが増えた」「このほくろは大丈夫なのか」といったご不安を抱えて来院される患者さんが多く、遺伝的な体質や紫外線の蓄積が主な原因であるケースが大半を占めます。ほくろの多さそのものより、形・色・大きさの「変化」に注目していただくことが早期発見につながるため、ABCDEルールを参考にした定期的なセルフチェックをぜひ習慣にしていただければと思います。気になる変化があれば自己判断せず、お気軽にご相談ください。ダーモスコピーを用いた詳細な評価で、患者さんひとりひとりに寄り添った丁寧な診断・治療のご提案をいたします。」
🎯 よくある質問
遺伝的な体質はほくろの多さに深く関係しています。親や祖父母にほくろが多い場合、メラノサイトの活性度や母斑細胞が集まりやすい体質が遺伝し、同様にほくろが多くなる傾向があります。ただし、同じ遺伝的背景でも紫外線の浴び方や生活習慣によって最終的なほくろの数は変わります。
大人になってからのほくろの増加には、長年の紫外線ダメージの蓄積、ホルモンバランスの変化(妊娠・ピルの使用など)、加齢によるメラノサイトの変化などが関係しています。また、以前から存在していたほくろが紫外線の影響で濃くなり、目立つようになるケースも多く見られます。
皮膚科では「ABCDEルール」が自己観察の基準として使われています。①非対称な形、②境界がぎざぎざまたはぼやけている、③色が不均一(赤・白・青などが混在)、④直径6mm以上、⑤短期間での形・色・大きさの変化、が見られた場合は早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
最も重要なのは日常的なUVケアです。SPF30以上・PA+++以上の日焼け止めを毎日塗布し、UVカット効果のある衣類や帽子を活用しましょう。特に紫外線が強い春〜夏は重点的なケアが必要です。また、子どものうちからUVケアを習慣化することで、将来のほくろの過剰な増加を抑える効果が期待できます。
ほくろの除去にはレーザー治療・電気メス・外科的切除などの方法があり、ほくろの大きさ・深さ・部位によって最適な方法が異なります。市販のクリームや自己処置は炎症・感染リスクがあるため推奨できません。アイシークリニックでは、ダーモスコピーを用いた診断のうえ、患者さんに適した治療法をご提案しています。
💡 まとめ
ほくろが多い原因には、遺伝的な体質、紫外線の影響、ホルモンバランスの変化、慢性的な肌への刺激、加齢によるメラノサイトの変化など、複数の要因が絡み合っています。ほくろの多さそのものは多くの場合、健康上の問題とはなりませんが、変化のサインを見逃さないことが大切です。
ほくろが増えることを完全に防ぐことは難しいですが、紫外線対策を日常的に継続することで、その増加を緩やかにすることができます。また、ABCDEルールを参考にほくろの自己観察を行い、変化が見られた場合は早めに皮膚科を受診することが、皮膚の健康を守るうえで最も重要なポイントです。
ほくろは誰にでもある身近な皮膚の変化ですが、「多いから大丈夫」「ずっとあるから問題ない」と過信せず、定期的なセルフチェックと専門医への相談を習慣にしましょう。皮膚の状態を正確に把握し、必要に応じて適切な対処をすることが、健康な肌を長く保つための基本です。気になるほくろがあれば、ぜひ専門の医療機関での診察を受けてください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 色素性母斑(ほくろ)の定義・分類・診断基準、ABCDEルールによる悪性黒色腫との鑑別、ダーモスコピーを用いた診断方法に関する皮膚科専門医の見解
- 厚生労働省 – 皮膚がん(悪性黒色腫)の早期発見・早期治療に関する情報、皮膚がん検診の重要性および国民向けの健康管理指針
- PubMed – 紫外線曝露とほくろ(色素性母斑)の増加との関連性、ホルモンバランス・遺伝的要因がメラノサイトに与える影響、および異型性母斑症候群に関する国際的な研究文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務