🌟 「チョコ食べたら翌日ニキビが…」その経験、正解です。
実は、食べ物とニキビの関係は医学的に証明されています。でも「何を食べたらいいの?」「何を避ければいいの?」って、ちゃんと知っている人はほとんどいません。
この記事を読めば、ニキビを悪化させるNG食品・改善を助けるOK食品・今日から使える食事のコツがすべてわかります。
⚠️ 逆に読まないと、知らずに毎日ニキビを悪化させる食事を続けることになるかも…。
「ニキビって肌だけの問題じゃないんです。食事・腸内環境・血糖値がすべて関係しています。正しく知って、正しくケアしましょう💪」
― アイシークリニック 皮膚科医
目次
- ニキビができるメカニズムをおさらい
- 食べ物がニキビに影響する理由
- ニキビを悪化させる食べ物・飲み物
- ニキビ改善に役立つ食べ物・栄養素
- 腸内環境とニキビの深い関係
- 血糖値とニキビの関係(GI値を意識した食事)
- ニキビ改善のための食事習慣の整え方
- 食事改善だけではカバーできない場合は?
- まとめ
💡 この記事のポイント
✅ 高GI食品・乳製品・脂質の多い食品はニキビを悪化させる
✅ 亜鉛・ビタミン類・オメガ3脂肪酸・発酵食品はニキビ予防に有効
✅ 食事改善で2〜3ヶ月経っても改善しない場合はアイシークリニックへの相談を推奨
💡 ニキビができるメカニズムをおさらい
食べ物とニキビの関係を理解するためには、まずニキビがどのようにして生まれるかを知ることが大切です。
ニキビは、毛穴の詰まりから始まります。皮膚には毛穴と呼ばれる皮脂腺の出口が無数に存在しており、そこから皮脂が分泌されることで肌のうるおいや保護機能が保たれています。しかし、さまざまな要因によって皮脂の分泌量が増えすぎたり、毛穴の出口が角質(古い皮膚の細胞)で塞がれたりすると、皮脂が毛穴の中にたまってしまいます。
この皮脂が詰まった状態が「白ニキビ(閉鎖面皰)」や「黒ニキビ(開放面皰)」です。毛穴の中に皮脂が蓄積すると、もともと皮膚に常在しているアクネ菌(Cutibacterium acnes)が増殖しやすくなります。アクネ菌が増殖すると炎症が引き起こされ、赤みを持った「赤ニキビ(丘疹)」や、膿を持つ「黄ニキビ(膿疱)」へと進行します。
ニキビの主な原因として挙げられるのは以下の4つです。
- 過剰な皮脂分泌
- 毛穴の角質の詰まり(角化異常)
- アクネ菌の増殖
- 炎症反応
これらの過程には、ホルモンバランス・ストレス・睡眠不足・生活習慣・食事などさまざまな要因が絡み合っています。なかでも食事は、皮脂分泌量や角質の状態、炎症の起きやすさに直接影響を与えるため、ニキビと密接な関係があります。
Q. ニキビができるメカニズムとは何ですか?
ニキビは毛穴の詰まりから始まります。皮脂が過剰に分泌されたり角質で毛穴が塞がれたりすると、皮脂が蓄積し白ニキビや黒ニキビになります。その後アクネ菌が増殖して炎症が起き、赤ニキビや膿を持つ黄ニキビへと進行します。
📌 食べ物がニキビに影響する理由
「肌は内側から作られる」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。私たちの皮膚は食事から摂った栄養素を材料として作られており、食べたものが肌の状態に直接反映されます。では、具体的に食べ物はどのような経路でニキビに影響を与えるのでしょうか。
✅ 皮脂分泌への影響
脂質や糖質を多く含む食品は、男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを高めたり、皮脂腺を直接刺激したりすることで皮脂の分泌量を増やします。皮脂が過剰になれば、毛穴が詰まりやすくなりニキビのリスクが上がります。
📝 ホルモンバランスへの影響
食べ物は体内のホルモン分泌に影響を与えます。特に血糖値を急激に上げる食品は、インスリンや「インスリン様成長因子1(IGF-1)」の分泌を増やします。これらのホルモンは皮脂腺を刺激して皮脂分泌を促進するとともに、毛穴の角化を促し、ニキビを発症しやすい状態を作ります。
🔸 炎症への影響
一部の食品には体内の炎症を促進する作用があります。ニキビの赤みや腫れは炎症反応の結果であるため、炎症を起こしやすい食品を多く摂ることはニキビの悪化につながります。逆に、抗炎症作用のある食品を摂ることはニキビの軽減に役立ちます。
⚡ 腸内環境への影響
近年、腸内環境と皮膚の状態には「腸皮膚軸(Gut-Skin Axis)」と呼ばれる深い関連性があることが研究で示されています。腸内環境が乱れると、免疫機能に影響が及び、肌の炎症が起きやすくなります。食物繊維の不足や糖質・脂質の過剰摂取は腸内の悪玉菌を増やし、腸内環境を悪化させます。
✨ ニキビを悪化させる食べ物・飲み物
ニキビができる原因となる食べ物には、いくつかの共通した特徴があります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
🌟 高GI食品(血糖値を急激に上げる食品)
GI値(グリセミック指数)とは、食品が血糖値をどれだけ急速に上げるかを示す指標です。白米・白パン・うどん・砂糖を多く含む菓子類・清涼飲料水などはGI値が高く、摂取後に血糖値が急上昇します。血糖値が急上昇するとインスリンが大量に分泌され、それに伴ってIGF-1も増えます。IGF-1は皮脂腺を刺激して皮脂分泌を増やすとともに、毛穴の詰まりを引き起こす角化を促進するため、ニキビを悪化させる要因となります。
2007年にオーストラリアで行われた研究では、低GI食を続けた若者のニキビ数が有意に減少したことが報告されており、高GI食品とニキビの関連は科学的にも支持されています。
💬 乳製品
牛乳・チーズ・ヨーグルト・アイスクリームなどの乳製品も、ニキビを悪化させる可能性があるとされています。牛乳にはIGF-1が含まれているほか、乳製品の摂取自体が体内のIGF-1産生を高めることがわかっています。また、牛乳にはホルモン様物質が含まれており、それがアンドロゲンの働きを強めて皮脂分泌を増やすとも考えられています。
特に脱脂乳(スキムミルク)との関連が強いとする研究もあります。ただし、乳製品の影響には個人差があり、すべての人にニキビを引き起こすわけではありません。自分の肌状態を観察しながら摂取量を調整することが大切です。
✅ 油脂分の多い食品(揚げ物・脂肪分の多い肉)
フライドポテト・から揚げ・天ぷら・スナック菓子など脂質を多く含む食品は、過剰に摂取すると皮脂分泌が増えてニキビができやすくなります。特に、トランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング・市販の揚げ物に多い)や、加工食品に含まれる質の悪い油脂は、体内の炎症を促進し、ニキビの悪化に関わるとされています。
また、豚の脂身や霜降り牛肉など飽和脂肪酸を多く含む食品も、炎症を起こしやすくする性質があります。毎日のように揚げ物や脂肪分の多い食事を続けている場合は、頻度や量を見直してみましょう。
📝 チョコレート・菓子類
「チョコレートを食べるとニキビができる」という話は昔からよく聞かれます。チョコレート単体がニキビを引き起こすかどうかについてはいまだ議論が続いていますが、市販のチョコレートには砂糖・植物性油脂・乳製品が大量に含まれており、高GI・高脂質・乳製品という3つのニキビリスク要因が重なっています。これが「チョコレートを食べるとニキビができやすくなる」と感じる理由として説明できます。
また、ポテトチップスや甘い洋菓子なども同様に、糖質・脂質・塩分を多く含むため、肌への負担が高い食品といえます。
🔸 アルコール
アルコールを摂取すると体内で分解される過程で皮脂分泌が増えるとともに、肌の水分を奪い、角質が厚くなりやすくなります。また、アルコールは肝臓に負担をかけ、体内の解毒機能を低下させます。肝機能が落ちると体内に毒素がたまりやすくなり、それが肌荒れやニキビとして現れることがあります。
さらに、お酒のつまみには揚げ物や塩辛いスナック菓子が多く、食事全体でニキビを悪化させる食品を摂取しやすくなる点も見逃せません。
⚡ 辛い食べ物・香辛料
唐辛子・カレー・わさびなど強い刺激のある辛い食品は、血管を拡張させて皮脂分泌を促進することがあります。また、発汗を促すことで毛穴が詰まりやすくなる場合もあります。辛い食品が直接ニキビを引き起こすとする強固なエビデンスは限られていますが、ニキビが多い時期は刺激の強い食品を控えることが無難です。
🌟 カフェインを多く含む飲み物
コーヒー・エナジードリンク・濃い紅茶などカフェインを多く含む飲み物は、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を高める可能性があります。コルチゾールが増えると皮脂分泌が増加し、ニキビができやすい状態になります。また、カフェインには利尿作用があるため、過剰摂取は体内の水分不足を招き、肌の乾燥やバリア機能の低下につながることもあります。
Q. 食べ物がニキビを悪化させる仕組みは?
白米・白パン・清涼飲料水などの高GI食品を摂ると血糖値が急上昇し、インスリンやIGF-1が大量分泌されます。IGF-1は皮脂腺を刺激して皮脂分泌を増やし、毛穴の詰まりを促進するため、ニキビが発症・悪化しやすい状態を引き起こします。
🔍 ニキビ改善に役立つ食べ物・栄養素
一方で、積極的に摂ることでニキビを改善・予防できる食品や栄養素もあります。以下に代表的なものを紹介します。
💬 ビタミンA(レチノール・β-カロテン)
ビタミンAは皮膚の細胞のターンオーバー(新陳代謝)を促進し、毛穴の詰まりを防ぐ働きがあります。ニキビ治療薬の一つであるレチノイン酸(トレチノイン)はビタミンAの誘導体であり、その有効性は医学的にも証明されています。
食事からビタミンAを摂るには、にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・ブロッコリーなどβ-カロテンを多く含む野菜、または鶏レバー・うなぎ・卵などレチノールを含む動物性食品が有効です。動物性のビタミンAは過剰摂取すると副作用が出る場合があるため、バランスよく摂取することが重要です。
✅ ビタミンB群(特にビタミンB2・B6)
ビタミンB2(リボフラビン)は皮脂の代謝を促し、過剰な皮脂分泌を抑える働きがあります。ビタミンB6(ピリドキシン)はホルモンバランスを整える作用があり、生理前のニキビ(ホルモンニキビ)の予防にも役立つとされています。
ビタミンB2を多く含む食品には納豆・卵・レバー・アーモンドなどがあります。ビタミンB6は鮭・バナナ・鶏肉・カツオなどに豊富に含まれています。加工食品の多い食生活ではビタミンB群が不足しやすいため、意識的に摂取するよう心がけましょう。
📝 ビタミンC
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、体内の酸化ストレスを軽減することで炎症を抑える効果があります。また、コラーゲンの合成を助けることで皮膚の修復を促し、ニキビ跡の改善にも役立ちます。
パプリカ・ブロッコリー・キウイフルーツ・いちご・柑橘類などにビタミンCは多く含まれています。ビタミンCは水溶性で体内に貯蔵できないため、毎日こまめに摂取することが大切です。
🔸 亜鉛
亜鉛はニキビ改善との関連が最も多く研究されているミネラルのひとつです。亜鉛には皮脂分泌を抑制する作用・アクネ菌の増殖を抑える作用・炎症を鎮める作用があります。亜鉛が不足するとニキビができやすくなることが知られており、亜鉛サプリメントの使用が中等度のニキビに効果的だとする研究報告もあります。
牡蠣・牛肉・豚レバー・豆腐・ナッツ類(特にカシューナッツ)・ごまなどに亜鉛は豊富に含まれています。現代の食事では亜鉛が不足しがちですので、意識して摂るようにしましょう。
⚡ オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)には強い抗炎症作用があります。炎症を引き起こすプロスタグランジンやサイトカインの産生を抑え、ニキビの炎症を鎮める効果が期待されています。
サバ・イワシ・サーモン・マグロなどの青魚に豊富に含まれており、週に2〜3回青魚を食べる習慣をつけると良いでしょう。植物性のオメガ3(αリノレン酸)は亜麻仁油・えごま油・くるみにも含まれています。
🌟 食物繊維・プロバイオティクス
腸内環境を整えることがニキビ改善につながることは前述のとおりです。食物繊維を多く含む野菜・豆類・雑穀・きのこ・海藻などを積極的に摂ることで腸内の善玉菌が増え、腸内環境が改善します。また、ヨーグルト・キムチ・味噌・納豆・ぬか漬けなどの発酵食品にはプロバイオティクス(有益な生きた微生物)が豊富に含まれており、腸内フローラのバランスを整える効果があります。
💬 水(水分補給)
十分な水分補給は肌のコンディションを保つうえで欠かせません。水分が不足すると肌が乾燥し、バリア機能が低下して肌荒れやニキビが起きやすくなります。1日あたり1.5〜2リットルを目安に水やお茶などで水分を補うようにしましょう。
💪 腸内環境とニキビの深い関係
近年、「腸皮膚軸(Gut-Skin Axis)」という概念が注目されています。腸と皮膚は一見別々の器官に見えますが、実は免疫システムを介して密接につながっています。腸内には全免疫細胞の約70%が集中しており、腸内環境の乱れは全身の免疫バランスに影響を与え、皮膚の炎症を引き起こしやすくなることがわかっています。
腸内環境が悪化するとリーキーガット症候群(腸漏れ)と呼ばれる状態になりやすく、腸の粘膜バリアが弱まって腸内の細菌や毒素が血中に入り込みます。これが全身性の炎症を招き、ニキビをはじめとする皮膚トラブルを引き起こす原因の一つになります。
腸内環境を悪化させる食習慣としては、以下のようなものが挙げられます。
- 食物繊維が少ない食事(野菜・豆類・海藻類の不足)
- 砂糖や精製炭水化物の過剰摂取
- 加工食品・添加物の多い食事
- アルコールの多飲
- 抗生物質の長期使用(医療上の理由がある場合は別)
腸内環境を整えるためには、プレバイオティクス(善玉菌のエサとなる食物繊維・オリゴ糖)とプロバイオティクス(善玉菌そのもの)をバランスよく摂取することが重要です。食物繊維を多く含む玉ねぎ・ごぼう・大豆・バナナ・アスパラガスなどと、ヨーグルト・納豆・キムチなどの発酵食品を組み合わせることで、腸内環境の改善が期待できます。
Q. ニキビ改善に効果的な栄養素は何ですか?
亜鉛は皮脂分泌の抑制・アクネ菌の増殖抑制・炎症を鎮める作用を持ち、ニキビ改善との関連が最も多く研究されたミネラルです。牡蠣・カシューナッツなどに豊富です。他にもビタミンA・B群・C、オメガ3脂肪酸が皮脂コントロールや炎症抑制に有効です。
🎯 血糖値とニキビの関係(GI値を意識した食事)
食事とニキビの関係を語るうえで、血糖値の管理は特に重要なテーマです。血糖値が急激に上昇すると体内でインスリンが大量に分泌され、それに伴いインスリン様成長因子1(IGF-1)の産生が増加します。IGF-1は皮脂腺に作用して皮脂分泌を増やすとともに、毛包(毛根を包む袋状の組織)の角化を促進するため、ニキビが発症・悪化しやすくなります。
血糖値の急上昇を防ぐためには、GI値の低い食品を選ぶことが効果的です。
高GI食品(避けるべきもの)の例
- 白米・白パン・うどん・精製された穀物
- 砂糖・ケーキ・クッキーなどの甘い菓子
- 清涼飲料水・スポーツドリンク・フルーツジュース
- コーンフレーク・インスタント食品
低GI食品(積極的に選ぶべきもの)の例
- 玄米・雑穀・全粒粉パン・そば
- 豆類(大豆・レンズ豆・ひよこ豆)
- 野菜全般(特に葉物野菜・ブロッコリー・きのこ)
- 肉・魚・卵(タンパク質源はGIが低い)
- ナッツ類
また、食事の食べる順番もGI値のコントロールに有効です。「ベジファースト(野菜から食べる)」を意識することで、食後の血糖値上昇を緩やかにすることができます。食物繊維を先に摂取することで腸での糖の吸収が遅くなるためです。白米をどうしても食べたい場合は、食物繊維を多く含む副菜(野菜の煮物・海藻サラダなど)を先に食べることをおすすめします。
💡 ニキビ改善のための食事習慣の整え方

食品の知識を持つことも大切ですが、実際の生活でどのように食事を整えるかが重要です。ここでは、日常生活に取り入れやすい食事改善のポイントを具体的に紹介します。
✅ 主食を見直す
白米・白パン・うどんなどの精製炭水化物を、玄米・全粒粉パン・そば・雑穀米などに切り替えるだけで血糖値の上昇を緩やかにできます。すべてを一度に変える必要はなく、まずは週に2〜3回から始めると継続しやすいでしょう。
📝 野菜・海藻・きのこを意識して増やす
食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富な野菜・海藻・きのこ類を1日の食事の中で積極的に取り入れましょう。厚生労働省は1日350gの野菜摂取を推奨していますが、多くの人が不足しています。サラダ・みそ汁・炒め物・煮物などさまざまな調理法で飽きずに摂れるよう工夫しましょう。
🔸 良質なタンパク質を摂る
皮膚の材料となるコラーゲンなどのタンパク質は、食事から摂った良質なタンパク質をもとに体内で合成されます。鶏むね肉・鮭・豆腐・卵・大豆製品などは低脂質で良質なタンパク源です。加工肉(ウインナー・ベーコン)や脂肪分の多い赤身肉の摂りすぎは控えめにしましょう。
⚡ 砂糖・甘い飲み物を減らす
清涼飲料水・スポーツドリンク・缶コーヒー・フルーツジュースには多量の砂糖が含まれており、飲み物だけで血糖値を大きく上げることがあります。飲み物はできるだけ水・お茶・無糖の飲料を選ぶ習慣をつけましょう。お菓子は完全にやめる必要はありませんが、週のうちで食べる回数や量を決めてコントロールすることが大切です。
🌟 発酵食品を日常に取り入れる
納豆・味噌・ぬか漬け・ヨーグルト・甘酒など、日本には優れた発酵食品が多数あります。これらを毎日の食事に加えることで腸内環境の改善が期待できます。特に朝食にヨーグルトや納豆を加える習慣は、継続しやすいためおすすめです。
💬 食事の時間・回数を規則正しくする
食べる内容だけでなく、食事のタイミングや規則正しさも重要です。食事を抜いたり、極端に遅い時間に大量に食べたりすることは血糖値の乱高下を招き、ホルモンバランスにも影響します。朝・昼・夜の3食をなるべく決まった時間に摂ることで、体内時計が整い、ホルモンの分泌リズムも安定します。
✅ 過度なダイエットに注意する
急激なカロリー制限や偏った食事制限は、ビタミン・ミネラルの不足を招きます。皮膚の健康を維持するために必要な栄養素が不足すると、逆にニキビが悪化したり、肌荒れが起きたりすることがあります。ダイエット中でも栄養バランスを意識した食事を心がけましょう。
Q. 腸内環境はニキビとどう関係しますか?
腸と皮膚は「腸皮膚軸」と呼ばれる仕組みで免疫システムを介してつながっています。腸内環境が乱れると免疫バランスが崩れ、皮膚の炎症が起きやすくなります。ヨーグルト・納豆などの発酵食品と、野菜・豆類などの食物繊維を組み合わせて摂ることが改善に効果的です。
📌 食事改善だけではカバーできない場合は?
食事の改善はニキビ予防・改善において非常に重要な要素ですが、ニキビの発症には複数の要因が複雑に絡み合っています。食生活を改善しても十分な効果が得られない場合や、ニキビが重症化している場合は、皮膚科や美容クリニックでの治療を検討することをおすすめします。
ニキビの治療には、外用薬・内服薬・医療機器を用いたレーザー・光治療・ケミカルピーリングなど、さまざまな選択肢があります。市販のニキビケア製品では改善しない場合、専門的な治療が必要なこともあります。
特に以下のようなケースでは、早めに医療機関を受診することを検討してください。
- 食事改善やスキンケアを続けても3ヶ月以上改善が見られない
- 赤ニキビや黄ニキビ(炎症ニキビ)が多く、痛みを伴う
- ニキビ跡(色素沈着・凹凸)が残っている
- 顎・フェイスライン周辺に多発するホルモン性ニキビの疑いがある
- 背中・胸・肩など体幹部のニキビが多い
アイシークリニック上野院では、患者さんの肌状態・生活習慣・体質を丁寧にカウンセリングしたうえで、一人ひとりに合ったニキビ治療プランをご提案しています。食事改善と医療的なアプローチを組み合わせることで、ニキビの根本的な改善を目指します。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビでご相談にいただく患者さまの多くが、食生活の乱れやストレスなど複合的な要因を抱えていらっしゃいます。高GI食品や乳製品の摂りすぎが皮脂分泌やホルモンバランスに影響することは医学的にも支持されており、食事の見直しはニキビ改善の大切な土台となります。ただし、炎症が強いニキビやニキビ跡は食事改善だけでは限界があるケースも多いため、セルフケアと並行して早めにご相談いただくことで、より根本的な改善につなげることができます。」
✨ よくある質問
チョコレート単体がニキビを直接引き起こすかは科学的に議論中ですが、市販のチョコレートには砂糖・植物性油脂・乳製品が多く含まれており、高GI・高脂質・乳製品という3つのニキビリスク要因が重なっています。そのため、食べた後にニキビが増えたと感じる方がいるのは、こうした成分の影響によるものと考えられます。
牛乳などの乳製品はIGF-1の産生を高め、皮脂分泌を促進する可能性があるとされています。ただし、影響には個人差があり、すべての人にニキビを引き起こすわけではありません。完全にやめる必要はなく、自分の肌状態を観察しながら摂取量を少しずつ調整していくことが大切です。
特に注目したいのは「亜鉛」です。皮脂分泌の抑制・アクネ菌の増殖抑制・炎症を鎮める作用があり、ニキビとの関連が最も多く研究されているミネラルです。牡蠣・牛肉・カシューナッツなどに豊富に含まれます。そのほかビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・オメガ3脂肪酸も、皮脂のコントロールや炎症抑制に役立ちます。
食事改善の効果は一朝一夕には現れませんが、継続することで2〜3ヶ月後に肌の状態に変化が見えてくることが多いとされています。ただし、炎症が強いニキビやニキビ跡には食事改善だけでは限界があるケースもあるため、3ヶ月以上改善が見られない場合は、皮膚科や当院のような医療機関への相談も検討してください。
腸と皮膚は「腸皮膚軸(Gut-Skin Axis)」と呼ばれる仕組みで免疫システムを介してつながっています。腸内環境が乱れると免疫バランスが崩れ、皮膚の炎症が起きやすくなります。腸内環境を整えるには、食物繊維を多く含む野菜・豆類と、ヨーグルト・納豆・キムチなどの発酵食品を日常的に組み合わせて摂ることが効果的です。
🔍 まとめ
ニキビができる原因と食べ物の関係について、詳しく解説してきました。最後に重要なポイントを整理します。
ニキビは毛穴の詰まり・皮脂の過剰分泌・アクネ菌の増殖・炎症反応によって生じます。食べ物はこのすべての過程に影響を与えます。特に血糖値を急激に上げる高GI食品・乳製品・脂質の多い食品・アルコールはニキビを悪化させるリスクが高いとされています。
一方で、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・亜鉛・オメガ3脂肪酸・食物繊維・発酵食品などを積極的に摂ることはニキビの予防・改善に役立ちます。腸内環境を整えることも、皮膚の炎症を抑えるために重要な視点です。
日常の食事を少しずつ見直し、玄米・野菜・良質なタンパク質・発酵食品などをバランスよく取り入れる習慣を続けることが、健やかな肌への第一歩となります。食事改善の効果は一朝一夕には現れませんが、継続することで2〜3ヶ月後には肌の状態に変化が見えてくることが多いです。
それでも改善が見られない場合や、炎症の強いニキビ・ニキビ跡でお悩みの場合は、ぜひアイシークリニック上野院にご相談ください。食事改善と医療的なニキビ治療を組み合わせることで、より効果的に美しい肌を目指すことができます。
📚 関連記事
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の発症メカニズム・アクネ菌の増殖・炎症反応・治療ガイドラインに関する医学的根拠
- 厚生労働省 – 1日350gの野菜摂取推奨量・ビタミン・ミネラルの食事摂取基準・栄養バランスに関する公式指針
- PubMed – 高GI食品・乳製品・IGF-1・オメガ3脂肪酸・亜鉛とニキビの関連性に関する国際的な医学研究論文(2007年オーストラリア研究等を含む)
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務