🏥 はじめに
イボ(疣贅)でお悩みの方にとって、液体窒素治療は最も一般的で効果的な治療法の一つです。しかし、「痛いのではないか」「本当に取れるのか」「どのくらいの期間がかかるのか」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、アイシークリニック上野院の豊富な治療経験をもとに、液体窒素治療の全貌を詳しく解説いたします。治療前の準備から完治まで、実際の治療経過を時系列で追いながら、患者様が安心して治療に臨めるよう、包括的な情報をお届けします。

📋 目次
- イボとは何か?基本的な知識
- 液体窒素治療の原理と効果
- 治療前の診断と準備
- 治療当日の流れ
- 治療後の経過(1日目~7日目)
- 治療後の経過(1週間~1ヶ月)
- 完治までの期間と再発防止
- 注意点とアフターケア
- よくある質問
- まとめ
🔬 イボとは何か?基本的な知識
💡 このセクションでは、イボの基本的な情報と種類、発症する原因について解説します。
📖 イボの定義と種類
イボ(疣贅)は、ヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)による感染症で、皮膚や粘膜にできる良性の腫瘍です。ウイルスが皮膚の小さな傷から侵入し、表皮細胞に感染することで発症します。
🏷️ 主なイボの種類:
- ✅ 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
- 👉 最も一般的なイボ
- 👉 手指、足裏、膝などに多く発生
- 👉 表面がざらざらしており、中央部が盛り上がった形状
- ✅ 足底疣贅(そくていゆうぜい)
- 👉 足の裏にできるイボ
- 👉 体重により平たく押しつぶされた形状
- 👉 歩行時に痛みを伴うことがある
- ✅ 扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
- 👉 顔面や手の甲に多く発生
- 👉 平たく、肌色から淡い褐色
- 👉 若い女性に多く見られる
- ✅ 尖圭コンジローマ
- 👉 性器周辺にできるイボ
- 👉 カリフラワー状の形状が特徴
🦠 イボができる原因
イボの発症には以下の要因が関与しています:
📍 感染経路:
- 🔴 直接接触:感染者との皮膚接触
- 🔴 間接接触:タオル、床、プールサイドなどを介した感染
- 🔴 自己感染:既存のイボから他の部位への拡散
⚠️ 発症しやすい条件:
- ❗ 皮膚の小さな傷
- ❗ 免疫力の低下
- ❗ 多汗症
- ❗ アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患
- ❗ ストレスや疲労
👀 イボの症状と特徴
🔍 視覚的特徴:
- ✓ 皮膚表面の隆起
- ✓ ざらざらした質感
- ✓ 中央部に黒い点(血管の断面)が見えることがある
- ✓ 周囲の皮膚との境界が明確
😣 自覚症状:
- 💢 軽度の痛み(特に足底疣贅)
- 💢 かゆみ(まれ)
- 💢 外観上の違和感
❄️ 液体窒素治療の原理と効果
💡 このセクションでは、液体窒素治療がどのようにイボを治すのか、その仕組みと効果を詳しく解説します。
🧊 液体窒素治療とは
液体窒素治療(冷凍凝固療法)は、-196℃の液体窒素を使用してイボの組織を凍結壊死させる治療法です。この治療法は皮膚科領域で最も広く用いられており、その安全性と有効性は多くの臨床研究で証明されています。
⚙️ 治療の原理
【STEP.1】細胞の凍結
液体窒素により、イボの細胞内の水分が氷結晶を形成し、細胞膜や細胞内小器官を破壊します。
【STEP.2】血管の凍結
イボに栄養を供給する毛細血管も同時に凍結され、血流が遮断されます。
【STEP.3】炎症反応の誘発
凍結により組織が壊死すると、周囲に炎症反応が起こり、免疫系が活性化されます。
【STEP.4】ウイルス感染細胞の除去
免疫系の活性化により、HPVに感染した細胞が効率的に除去されます。
💪 治療効果のメカニズム
🎯 直接的効果:
- ✓ イボ組織の直接的な破壊
- ✓ 感染細胞の物理的除去
🛡️ 免疫学的効果:
- ✓ 局所免疫の活性化
- ✓ HPVに対する特異的免疫応答の誘導
- ✓ サイトカインの産生促進
✅ 液体窒素治療の適応
📊 適応症例:
- ✓ 尋常性疣贅
- ✓ 足底疣贅
- ✓ 扁平疣贅(場合により)
- ✓ その他の良性皮膚腫瘍
🎯 治療効果が期待できる条件:
- ✓ イボの大きさが2cm以下
- ✓ 発症から期間が短い
- ✓ 患者の免疫状態が良好
- ✓ 適切なアフターケアが可能
🩺 治療前の診断と準備
💡 このセクションでは、治療を始める前に行う診察と、必要な準備について説明します。
👨⚕️ 初診時の診察
📝 問診内容:
- ✓ 発症時期と経過
- ✓ 症状の程度
- ✓ 既往歴とアレルギー歴
- ✓ 現在服用中の薬剤
- ✓ 妊娠の有無(女性の場合)
🔍 身体診察:
- ✓ イボの数、大きさ、形状の確認
- ✓ 位置と範囲の測定
- ✓ 周囲皮膚の状態評価
- ✓ 必要に応じて皮膚鏡検査
🎯 診断の確定
⚠️ 鑑別診断: イボと似た症状を示す疾患との鑑別が重要です。
- 🔴 魚の目(鶏眼):中央に芯があり、圧痛が強い
- 🔴 タコ(胼胝):広範囲に角質が厚くなる
- 🔴 脂漏性角化症:年齢とともに発生する良性腫瘍
- 🔴 悪性黒色腫:色調や形状の変化に注意が必要
🔬 確定診断のための検査:
- ✓ 臨床所見による診断(多くの場合)
- ✓ 必要に応じて病理組織検査
- ✓ HPV遺伝子型検査(特殊な場合)
📋 治療前の説明と同意
📢 インフォームドコンセント: 治療前に以下の事項について詳しく説明し、患者様の同意を得ます。
- 1️⃣ 治療方法の詳細
- 2️⃣ 期待される効果
- 3️⃣ 治療回数と期間
- 4️⃣ 副作用とリスク
- 5️⃣ アフターケアの重要性
- 6️⃣ 費用について
✨ 治療前の準備
👤 患者様にお願いする準備:
- ✓ 治療部位の清潔を保つ
- ✓ 厚い角質がある場合は前処置
- ✓ 治療後の予定調整
- ✓ 必要な薬剤の準備
🏥 クリニック側の準備:
- ✓ 液体窒素の準備
- ✓ 治療器具の滅菌
- ✓ 緊急時対応の確認

🏥 治療当日の流れ
💡 このセクションでは、実際の治療当日にどのような流れで処置が行われるのか、詳しく解説します。
✅ 治療前の最終確認
📋 当日の問診:
- ✓ 体調の確認
- ✓ 服用薬の変更有無
- ✓ アレルギー症状の有無
- ✓ 妊娠の可能性(女性の場合)
🔍 治療部位の観察:
- ✓ イボの状態変化
- ✓ 周囲皮膚の炎症の有無
- ✓ 二次感染の兆候
⚕️ 治療の実際の手順
【STEP.1】消毒と準備
- ✓ 治療部位の消毒
- ✓ 周囲の健康な皮膚の保護
- ✓ 必要に応じて局所麻酔
【STEP.2】液体窒素の塗布
- ✓ 綿棒またはスプレーによる塗布
- ✓ 15-30秒間の冷凍
- ✓ イボ周囲1-2mmまで白色に変化させる
【STEP.3】治療後の処置
- ✓ 患部の観察
- ✓ 必要に応じて軟膏塗布
- ✓ 保護テープの貼付
😰 治療時の感覚と反応
💭 患者様が感じる感覚:
- ❄️ 初期:強い冷感
- 💢 治療中:軽度から中等度の痛み
- 😌 治療後:じんじんとした感覚
🎨 皮膚の反応:
- ⚪ 即座:白色に変化(frosting)
- 🔴 数分後:発赤と腫脹
- 💧 数時間後:水疱形成の開始
📢 治療直後の説明
🩹 アフターケアの指導:
- ✓ 患部を清潔に保つ
- ✓ 水疱の取り扱い方法
- ✓ 軟膏の塗布方法
- ✓ 日常生活での注意点
📅 次回受診の予約:
- ✓ 通常1-2週間後
- ✓ 症状により調整
- ✓ 緊急時の連絡方法
📅 治療後の経過(1日目~7日目)
💡 このセクションでは、治療後1週間の詳しい経過を日ごとに解説します。この期間の変化を知ることで、安心して治療を受けることができます。
📆 治療当日(0日目)
⏰ 治療直後(0-2時間):
- ⚪🔴 患部は白色から次第に赤色に変化
- 😣 軽度の腫脹と熱感
- 💢 触れると軽い痛み
⏰ 治療後数時間(2-6時間):
- 🔴 発赤と腫脹の進行
- 💧 水疱形成の開始
- 😌 痛みの軽減
🌙 夜間:
- 💧 水疱の拡大
- 😐 軽度の違和感
- 😴 睡眠への影響は軽微
📆 1日目
🌅 朝の状態:
- 💧 明確な水疱の形成
- ✅ 周囲の発赤は軽減傾向
- 🚶 歩行時の軽い違和感(足底の場合)
🩹 ケア方法:
- 🚿 優しい洗浄
- 💊 処方軟膏の塗布
- 🩹 保護テープの交換
⚠️ 注意点:
- ❌ 水疱を破らない
- ✅ 患部を清潔に保つ
- ❌ 過度な刺激を避ける
📆 2-3日目
🎨 皮膚の変化:
- 💧 水疱内容の変化(透明→混濁)
- 🛡️ 水疱壁の厚化
- ✨ 周囲皮膚の正常化
😊 症状:
- 😌 痛みはほぼ消失
- 💢 軽度の圧痛残存
- ✅ 日常生活への影響軽微
📆 4-5日目
💧 水疱の変化:
- 💥 自然に破綻することがある
- 📉 内容液の減少
- 🩹 痂皮(かさぶた)の形成開始
✨ 新しい皮膚の形成:
- 🆕 水疱下に新しい皮膚が形成
- 🌸 ピンク色で薄い状態
- ⚠️ まだ刺激に敏感
📆 6-7日目
🩹 痂皮の形成と脱落:
- ✅ 痂皮の完全形成
- 📉 一部で自然脱落
- ✨ 下層の新しい皮膚の露出
🎯 イボの状態変化:
- ⚫ イボ組織の黒変
- 📉 周囲からの剥離開始
- 📊 大きさの減少
📊 1週間後の評価ポイント
✅ 改善の兆候:
- 📉 イボの大きさの減少
- ✨ 表面の平滑化
- 🔍 正常皮膚との境界の不明瞭化
🩺 治療継続の判断:
- 📊 残存イボ組織の評価
- 💉 新たな治療の必要性
- 📅 治療間隔の調整
📈 治療後の経過(1週間~1ヶ月)
💡 このセクションでは、治療後2週目以降の経過と、完治に向けた変化について解説します。
📆 2週間目
✨ 皮膚の回復:
- 💪 新しい皮膚の成熟
- 🎨 色調の正常化への進行
- 📈 厚みの増加
🎯 イボの状態:
- ✅ 大幅な縮小または消失
- 📊 残存部分の評価
- 🔍 再発兆候の確認
💉 2回目治療の検討:
- 📏 残存イボの大きさ
- 😊 患者の症状
- 📊 治療への反応性
📆 3週間目
🎉 完全治癒例:
- ✅ イボの完全消失
- ✨ 正常皮膚の再生
- 🎨 色素沈着の軽減
📊 部分的改善例:
- 📉 イボの著明な縮小
- ✨ 表面の平滑化
- 💉 追加治療の検討
📆 4週間目(1ヶ月後)
📊 治療効果の最終評価:
- 📈 完治率の確認
- ⚠️ 再発リスクの評価
- 😊 患者満足度の調査
📅 長期フォローアップの計画:
- 👀 定期的な観察
- 🛡️ 再発予防の指導
- 🔍 新たなイボの早期発見
📊 治療回数と効果の関係
1️⃣ 1回治療での完治率:
- 📏 小さなイボ(5mm以下):70-80%
- 📏 中等度のイボ(5-10mm):50-60%
- 📏 大きなイボ(10mm以上):30-40%
2️⃣ 2回治療での完治率:
- 📈 全体的に80-90%の改善率
- 📍 部位による差異あり
- 👤 個人差の影響大
3️⃣ 3回以上の治療が必要な場合:
- 🔨 角化の強いイボ
- 🛡️ 免疫力低下例
- 🔢 多発例
🎯 完治までの期間と再発防止
💡 このセクションでは、完治の判定基準と、完治までにかかる期間、そして再発を防ぐための対策を解説します。
✅ 完治の判定基準
🩺 臨床的完治の基準:
- ✓ イボの完全消失
- ✓ 正常皮膚パターンの回復
- ✓ 症状の完全消失
- ✓ 皮膚鏡所見での正常化
🔬 組織学的完治の基準:
- ✓ HPV感染細胞の消失
- ✓ 正常角化の回復
- ✓ 炎症所見の消失
⏰ 平均的な治療期間
📊 治療回数別の期間:
| 治療回数 | 平均期間 | 完治率 |
|---|---|---|
| 1️⃣ 1回 | ⏰ 2-4週間 | 📈 60-70% |
| 2️⃣ 2回 | ⏰ 6-8週間 | 📈 80-85% |
| 3️⃣ 3回 | ⏰ 10-12週間 | 📈 90-95% |
| 4️⃣ 4回以上 | ⏰ 3-6ヶ月 | 📈 95%以上 |
📊 治療効果に影響する因子
👤 患者側因子:
- 🎂 年齢(若年者で良好)
- 🛡️ 免疫状態
- 🏥 基礎疾患の有無
- ✅ アドヒアランス
🎯 イボ側因子:
- 📏 大きさと深さ
- 📅 発症からの期間
- 🦠 HPVの型
- 🔨 角化の程度
💉 治療側因子:
- ✅ 治療の適切性
- 📅 治療間隔
- 🩹 アフターケア
- 📚 患者教育
🛡️ 再発防止対策
🚿 個人衛生の徹底:
- 🧼 手洗いの励行
- ✨ 患部の清潔保持
- 🧺 タオルの個人使用
- ✂️ 爪切りの清潔管理
🏠 環境対策:
- ⚠️ 共用施設での注意
- 🏊 プールや温泉での配慮
- 👨👩👧👦 家族内感染の予防
- 🐕 ペットからの感染注意
💪 免疫力の維持:
- 😴 規則正しい生活
- 🏃 適度な運動
- 😌 ストレス管理
- 🍎 栄養バランス
🔍 早期発見・早期治療:
- 👀 定期的な自己チェック
- 🏥 新しいイボの早期受診
- 👨👩👧👦 家族のイボチェック
- 📅 医師の指導に従った経過観察
⚠️ 注意点とアフターケア
💡 このセクションでは、治療後の正しいケア方法と、日常生活で注意すべきポイントを詳しく解説します。
📋 治療後の一般的注意事項
🏠 日常生活での注意:
- 1️⃣ 患部の保護
- ❌ 水疱を破らない
- ❌ 過度な刺激を避ける
- 👟 適切な履物の選択(足底の場合)
- 2️⃣ 清潔の維持
- 🚿 1日1-2回の優しい洗浄
- 🧼 石鹸の選択(刺激の少ないもの)
- 🧺 タオルの清潔管理
- 3️⃣ 軟膏の塗布
- 💊 処方された軟膏の適切な使用
- 📏 塗布量と回数の遵守
- 👀 副作用の観察
🩺 症状別の対応方法
💧 水疱が大きくなった場合:
- ❌ 無理に破らない
- 📞 医師に相談
- 🛡️ 二次感染の予防
😣 痛みが強い場合:
- 💊 市販の鎮痛剤使用可
- 🧊 冷却による鎮痛
- 🏥 歩行困難時は受診
🔴 二次感染の兆候:
- 🔴 発赤の拡大
- 💛 膿の形成
- 🌡️ 発熱
- 🚨 速やかな受診が必要
📅 長期的なケア計画
🗓️ 経過観察スケジュール:
- 📅 治療後1週間:初回フォローアップ
- 📅 治療後2-3週間:効果判定
- 📅 治療後1-2ヶ月:最終評価
- 📅 以後3-6ヶ月毎:再発チェック
📚 生活指導の継続:
- 🛡️ 再発予防の徹底
- 👨👩👧👦 家族への感染予防指導
- 🔍 新たなイボの早期発見
- 🏥 定期的な皮膚科受診
⚠️ 合併症とその対策
📊 一般的な合併症:
- 1️⃣ 色素沈着
- 📊 頻度:10-20%
- 🛡️ 対策:紫外線避け、美白剤使用
- ⏰ 期間:数ヶ月で改善
- 2️⃣ 色素脱失
- 📊 頻度:5-10%
- 🛡️ 対策:経過観察
- ⏰ 期間:改善まで6ヶ月以上
- 3️⃣ 瘢痕形成
- 📊 頻度:1-5%
- 🛡️ 対策:適切な治療強度の選択
- ⚠️ 予防:過度な治療の回避
🚨 重篤な合併症:
- ⚠️ 神経損傷(まれ)
- ⚠️ 深部感染(きわめてまれ)
- ✅ アナフィラキシー(報告例なし)
❓ よくある質問
Q1: 💉 液体窒素治療は痛いですか?
A: 治療中は確かに痛みを感じますが、多くの患者様が「思ったより我慢できる」とおっしゃいます。痛みの程度は以下の通りです:
- ⏰ 治療中(15-30秒): 中等度の痛み(注射程度)
- ⏰ 治療直後: 軽度のジンジンした感覚
- ⏰ 数時間後: ほぼ無痛
痛みに敏感な方には、事前に局所麻酔クリームの使用も可能です。
Q2: 💼 治療後すぐに仕事や運動はできますか?
A: 基本的には日常生活に大きな制限はありませんが、以下の点にご注意ください:
✅ 可能な活動:
- 💻 デスクワーク
- 🏠 軽い家事
- 🚶 短時間の外出
⚠️ 注意が必要な活動:
- 🏃 激しい運動(1週間程度控える)
- 🏊 水泳(水疱が治るまで)
- 🚶 長時間の立ち仕事(足底の場合)
Q3: 🔢 何回くらい治療が必要ですか?
A: イボの状態により異なりますが、平均的には以下の通りです:
| イボの大きさ | 平均治療回数 | 期間 |
|---|---|---|
| 📏 5mm以下 | 1️⃣2️⃣ 1-2回 | ⏰ 1-2ヶ月 |
| 📏 5-10mm | 2️⃣3️⃣ 2-3回 | ⏰ 2-3ヶ月 |
| 📏 10mm以上 | 3️⃣4️⃣ 3-4回 | ⏰ 3-4ヶ月 |
ただし、個人差があり、1回で完治する方もいれば、5回以上必要な方もいらっしゃいます。
Q4: 💪 他の治療法と比べて液体窒素のメリットは?
A: 液体窒素治療の主なメリット:
✅ 有効性:
- 📈 高い治癒率(80-90%)
- 🛡️ 再発率の低さ
- 🎯 多くのイボタイプに有効
🛡️ 安全性:
- ✅ 重篤な副作用がまれ
- 🏥 外来での簡単な処置
- 💉 局所麻酔不要(多くの場合)
💰 経済性:
- 💳 保険適用
- 💴 比較的低コスト
- 📊 追加検査不要
Q5: 🤰 妊娠中や授乳中でも治療できますか?
A: 液体窒素治療は妊娠中・授乳中でも安全に実施できます:
🛡️ 理由:
- ✅ 局所治療のため全身への影響なし
- 👶 胎児への影響なし
- 🍼 母乳への影響なし
ただし、妊娠中は免疫状態の変化により、治療効果が若干低下する可能性があります。
Q6: 🛁 治療後の入浴は可能ですか?
A: 基本的には当日から可能ですが、以下の点にご注意ください:
✅ 入浴時の注意点:
- 🌡️ ぬるめのお湯(40℃以下)
- ❌ 患部を強くこすらない
- ⏰ 長湯は避ける
- 🧺 清潔なタオルで優しく拭く
❌ 避けるべき行為:
- 🔥 サウナ
- ♨️ 熱い湯船への長時間浸水
- 🧼 ボディソープでの強い洗浄
Q7: 💰 治療費用はどのくらいかかりますか?
A: 液体窒素治療は保険適用となります:
💴 費用の目安(3割負担の場合):
- 🏥 初診料込み: 約1,500-2,000円
- 🔁 再診時: 約500-800円
- 💊 処方薬代: 約200-500円
実際の費用は治療するイボの数や処方薬により変動します。
Q8: 👨👩👧👦 他の家族にうつりませんか?
A: イボは感染性がありますが、適切な対策で感染は予防できます:
🛡️ 感染予防対策:
- 🧺 タオルの共用避ける
- ❌ 直接接触を避ける
- ✨ 患部を清潔に保つ
- 🦶 家族の足拭きマット分ける
治療により感染力は大幅に低下しますが、完全に治癒するまでは注意が必要です。
✨ まとめ
液体窒素治療は、イボ治療において最も標準的で効果的な治療法の一つです。本記事では、治療前の診断から完治まで、具体的な経過を詳しく解説いたしました。
🎯 重要なポイント
💪 治療の特徴:
- 📈 高い有効性(80-90%の完治率)
- 🛡️ 安全性の高さ
- 🏥 外来での簡便な処置
- 💳 保険適用による経済性
🔑 成功の鍵:
- ✅ 適切な診断と治療計画
- 🤝 患者様の理解と協力
- 🩹 適切なアフターケア
- 📅 継続的な経過観察
📅 経過の理解:
- ⏰ 治療直後:水疱形成は正常反応
- ⏰ 1週間:痂皮形成とイボの変化
- ⏰ 2-4週間:治療効果の判定
- ⏰ 1-3ヶ月:完治までの期間
🏥 アイシークリニック上野院からのメッセージ
私たちアイシークリニック上野院では、患者様一人一人の状態に合わせた最適な治療を提供しております。イボでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
経験豊富な皮膚科医が、詳しい診察と適切な治療計画をご提案いたします。また、治療後のフォローアップも充実しており、完治まで責任を持ってサポートいたします。
💌 最後に
イボは適切な治療により確実に治癒できる疾患です。放置せずに早期の治療開始をお勧めいたします。液体窒素治療について不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお尋ねください。
皆様の健康な肌の回復を心よりお祈り申し上げます。
📚 参考文献
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- 日本皮膚科学会. ウイルス性疣贅診療ガイドライン 2019年版. 日本皮膚科学会雑誌. 2019;129(6):1231-1247.
- Sterling JC, et al. British Association of Dermatologists’ guidelines for the management of cutaneous warts 2014. Br J Dermatol. 2014;171(4):696-712.
- Kwok CS, et al. Topical treatments for cutaneous warts. Cochrane Database Syst Rev. 2012;9:CD001781.
- 古川福実. 液体窒素療法の実際と注意点. 皮膚科の臨床. 2018;60(8):1123-1128.
- Singh R, et al. Comparison of efficacy and safety of topical immunotherapy with imiquimod versus cryotherapy with liquid nitrogen for treatment of common warts. Indian J Dermatol. 2017;62(4):393-398.
- 山﨑修. ウイルス性疣贅の病因と治療. Modern Physician. 2019;39(7):743-746.
- Lipke MM. An armamentarium of wart treatments. Clin Med Res. 2006;4(4):273-293.
- 大山学. 液体窒素療法のコツと注意点. 皮膚病診療. 2020;42(6):567-571.
- Rosen T, et al. Therapy of cutaneous warts. Cutis. 2018;102(5):E21-E26.
⚠️ ※本記事は医学的情報の提供を目的としており、診断や治療の代替となるものではありません。症状がある場合は、必ず医師にご相談ください。
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監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務