色素沈着・体の黒ずみ治療|アイシークリニック上野院

「体の黒ずみを改善して、綺麗な肌を手に入れたい」
「市販薬を試しているけど、なかなか改善されない…」

など、黒ずみで悩んでいる方は多いと思います。体の黒ずみは市販薬でも改善を期待できますが、より効率的に治療するにはクリニックの施術を受けることも検討しましょう。

本ページでは、体の黒ずみについて詳しく解説していきます

  • 体の黒ずみが起こりやすい部位
  • 体の黒ずみが起こる原因
  • 体の黒ずみを取る方法
  • 黒ずみの正しいケア方法

などを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

体の黒ずみが起こりやすい部位

体の黒ずみが起こりやすい部位は、以下の5つです。

部位原因・特徴
目の周り・合わない化粧品を使用している
・クレンジングでこすり過ぎている
・カミソリや毛抜きによる自己処理を行っている
・衣類のこすれによるもの
肘・膝・入浴時に肘や膝を強くこすっている
・肘や膝をつくなどの摩擦によるもの
デリケートゾーンル・下着の締め付けやこすれなどによるもの
・トイレットペーパーで強くこする
・ナプキンによるかぶれ
顔・全身・合わない化粧品を使用している
・ニキビや吹き出もの、傷などをいじったり過度に触れたりしている

男女を問わず、体の黒ずみは発生します。体の黒ずみが発生する箇所は1つではありません。摩擦による刺激が起こりやすい場所や、皮膚の薄い場所でよく黒ずみが現れます。

また、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患によって黒ずみが引き起こされるケースもあります。

ここからは、毛穴の黒ずみが起こる根本的な原因について詳しく解説していきます。

体の黒ずみが起こる3つの原因

体の黒ずみが起こる原因は、次の3つに分類できます

  • 無理な自己処理によるもの
  • 炎症による色素沈着
  • 毛穴汚れによるもの

自分の黒ずみの原因を知り、対処法を見極める参考にしてみましょう。

1.無理な自己処理|埋没毛や剃り残しで黒ずむ

無理な自己処理を行うと、埋没毛(まいぼつもう)や剃り残しによる黒ずみに繋がります

埋没毛とは、皮膚の内側に毛が埋まってしまっている状態です。剃り残しがあると、皮膚の表面から毛が目立って見え、黒ずんでしまいます。

埋没毛は放置していればなくなる可能性もありますが、その過程で色素沈着や炎症を引き起こしてさらに黒ずんでしまうことがあります。そのため、埋没毛は正しい方法で処置することが重要です。

2.色素沈着|炎症でメラニン色素が生まれる

ニキビや吹き出もの、虫刺されなどによる炎症も黒ずみが発生する原因です。炎症によってメラニン色素が生まれ、茶色い色素沈着を引き起こします。

茶色い色素沈着は時間が経てば薄くなる場合もありますが、メラニン色素が過剰に生み出され蓄積してしまうと黒ずみになります

ほかにもやけどや日焼け、肌に合わない化粧品を使い続けたことによるかぶれなども黒ずみに繋がるので注意が必要です。炎症を起こした部位を掻いてしまうなどの行為も、肌への刺激となって体の黒ずみの原因になります。

炎症の程度が強かったり、治るまでの期間が長かったりするほど濃い黒ずみに繋がります。

3.毛穴汚れ|角栓が黒くなる

毛穴の汚れにより角栓が詰まることでも、体の黒ずみが発生します。

毛穴汚れによる黒ずみは、角栓が酸化して黒くなるのが原因です。とくに鼻の頭や小鼻は皮脂量が多いため、角栓による黒ずみが起こりやすいです。

角栓が詰まりやすくなる主な原因は、肌のターンオーバーが乱れているためです。肌のターンオーバーが乱れていると皮脂や角質が排出されにくくなり、角栓が発生しやすくなります。

毛穴のつまりの原因や詳しい治療法について、以下のページで解説していますのでぜひあわせてチェックしてみてください。

毛穴のつまりや角栓の原因とは?クリニックによる5つの治療で改善できる

体の黒ずみは市販薬で治せる?クリニックの受診も検討を

体の黒ずみを市販薬で改善するには、ハイドロキノンやビタミンCが入った化粧水またはクリームを使用するといいでしょう。

ハイドロキノンとビタミンCが入っている市販薬は、色素細胞を持つ酵素やメラニンのはたらきを抑えるため、黒ずみの改善を期待できます

しかし市販品による黒ずみの改善は、長期的に使用しなければ効果を実感するのは難しいです。市販品は徐々に効果が現れるため、継続して使用する必要があります。

黒ずみになる原因は複数あるので、自己判断が難しければクリニックの受診も検討しましょう

体の黒ずみを取る方法は?アイシークリニックの3つの治療法

当院で行っている体の黒ずみを取る治療方法は、次の3つです。

  1. ピーリング
  2. フォト治療(ICON)
  3. QスイッチYAGレーザー(スペクトラ)

当院では、一人ひとりの黒ずみの症状に合わせて治療方法を提案します。それぞれの治療方法の特徴やメリットを解説していきます。

1.ピーリング

ピーリングを行うと、肌トラブルの原因になる古い角質を取り除けます

肌の新陳代謝を促進し、肌のターンオーバーが正常化されるため、美肌効果も期待できます。

具体的にピーリングの施術で期待できる効果は、次の4つです。

  1. 毛穴のつまりが解消される
  2. メラニンが排出される
  3. 肌がしっとりする
  4. ニキビ予防になる

肌トラブルを改善して、毛穴の黒ずみを防ぎ理想とする綺麗な肌に近づけることが可能です。

以下のページで当院のピーリング治療について詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

ピーリングとは?イオン導入・コラーゲンピールとの相乗効果も解説!

2.フォト治療(ICON)

フォト治療は、IPL(インテンス・パルス・ライト)という特殊なフラッシュライトを肌に照射する治療方法です。

IPLの光で皮膚の奥にはたらきかけ皮膚を活性化させます。肌が黒ずんで見える原因となる色素を浮かせ、皮膚の代謝効果で少しずつ黒ずみを薄くしていく仕組みです。

より高い効果を実感するためには、高濃度のビタミンCを肌に浸透させるイオン導入治療を併用することがポイントです。

当院では、照射する時間が短い「ICON」と呼ばれる機器を使用しているため、やけどをするリスクを最小限に抑えています。

以下のページで当院のフォト治療(ICON)について詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

フォト治療(ICON)でシミやニキビ跡を治そう!その効果や特徴、注意点も解説!

3.QスイッチYAGレーザー(スペクトラ)

レーザー光を照射して、メラニン色素に作用させるのがQスイッチYAGレーザーです。肌の色素沈着を除去できるため、体の黒ずみを改善する効果を見込めます。

他にも、毛穴を引き締めたりニキビを改善したりするなどの美肌効果を期待できます

Qスイッチの中でも、当院で使用しているのは出力の高さが特徴のYAGレーザーです。YAGレーザーはメラニン色素のみにダメージを与えられるので、健康な肌にダメージを与えるリスクがありません。

以下のページで当院のQスイッチYAGレーザーについて詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

QスイッチYAGレーザー(スペクトラ)とは?肝斑除去など3つの効果と治療後の経過

黒ずみは予防できる?正しいケアで色素沈着を防ごう

ヒビのセルフケアで体の黒ずみを予防することも大切です。予防ケアの方法は主に次の2つです。

  1. 紫外線ケアをする
  2. ムダ毛の無理な自己処理を控える

正しいケアを行い、体に黒ずみができるのを事前に予防しましょう。

紫外線ケアをする

日焼け止め塗ったり日傘を活用したりして、紫外線ケアを心がけましょう。
紫外線にさらされた肌は、乾燥してバリア機能が低下しているためです。バリア機能が低下すると炎症が起きやすくなり、メラニン色素が発生しやすくなるため、黒ずみの原因になります

地上に届く紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。UVAは太陽から届く紫外線の9割を占めており、すでにできているメラニン色素を酸化させて黒くする作用があります。

UVBは太陽から届く量が1割と少ないのですが、ガラスなどを通り抜けて1年中降り注いでいます。

UVAとUVBのどちらも防ぐためには、紫外線ケアを1年中するのがポイントです。

ムダ毛の無理な自己処理を控える

ムダ毛の無理な自己処理は、肌にダメージを与えてしまいます。刺激によりメラニン色素が生成されて体の黒ずみの原因になるので、無理な自己処理は控えましょう

肌に負担をかけにくいムダ毛処理のポイントは、以下の通りです。

  • 皮膚を温めて柔らかくする
  • シェービングローションを塗る
  • 毛の流れにそって剃る
  • 毛が短くなったら剃る方向に向かって皮膚を引っ張り、毛の流れに逆らって剃る
  • 洗い流し、冷却する
  • 保温する

ムダ毛の自己処理は手間や時間がかかるので、クリニックで脱毛を行うことも検討しましょう。

次のページで当院の医療レーザー脱毛について詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

医療レーザー脱毛なら全身脱毛が60分で完了!痛みが少ないソプラノ・チタニウムのメリットとは?

体の黒ずみに関するよくある質問

こちらでは体の黒ずみに関するよくある質問にお答えしていきます。疑問点や不安点はこちらで解消しておきましょう。

Q.妊娠中のデリケートゾーンの黒ずみは産後に治りますか?

妊娠すると「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンの分泌量が、通常時の100倍にまで増加します。
出産にともない女性ホルモンの分泌量は落ち着く傾向にありますが、デリケートゾーンの黒ずみが綺麗に治るとは言い切れません。
セルフケアで黒ずみの改善を目指す際は、成分をよく確認した上でアイテムを使用すべきか決めるようにしましょう。妊娠中や産後すぐの体には適さない成分が含まれている可能性もあるためです。
また、クリニックを受診することで、黒ずみを改善できる治療法を提案してもらうことも可能です。
しかし、妊娠中は施術を行えない可能性があり、ほとんどの施術は産後1か月の検診で入浴許可が降りているかが、治療の実施を決める目安になります。
妊娠中や産後のデリケートな体に影響を及ぼさないため、まずは検診で主治医に相談したり、クリニックで念入りなカウンセリングを受けたりしてみてください。

Q.皮膚の黒ずみは病気の可能性がありますか?

病気による黒ずみの可能性もあります。病気によって体の黒ずみが引き起こされるケースとして、皮膚がんが考えられます。
例えば高齢者の顔に見られる悪性黒子や、顔や手の甲などの紫外線を浴びやすい場所に見られる日光角化症といった皮膚がんです。
黒ずみの中には皮膚がんと見分けにくいものもあるので、自己判断せずに医師に相談することが重要です。

体の黒ずみを治療するならアイシークリニック上野院へ

体の黒ずみは、男女を問わず全身に起こる可能性があります。

市販薬での対処では、長期的に取り組まなければ、目に見えた効果を実感するのは難しいです。より効率的に体の黒ずみを改善するには、クリニックの受診を検討しましょう。

当院では、一人ひとりの黒ずみの原因に合わせた施術方法を提案します

不安がないように治療を進めていきますので、体の黒ずみでお悩みの方はぜひ当院へご相談ください。

色素沈着の種類と症状別アプローチ

色素沈着には様々なタイプがあり、それぞれ最適な治療法が異なります。当院では詳細な診断により、あなたの症状に最も適した治療を選択いたします。

炎症後色素沈着(PIH)

ニキビ跡や傷跡、虫刺され後などに生じる茶色い色素沈着です。比較的浅い層にメラニンが蓄積しているため、適切な治療により改善が期待できます。

推奨治療: ピーリング + イオン導入、フォト治療(ICON)

老人性色素斑(シミ)

紫外線の蓄積により生じる境界明瞭な茶色いシミです。顔だけでなく、手の甲や肩などにも現れます。

推奨治療: QスイッチYAGレーザー、フォト治療(ICON)

肝斑

頬骨周辺に左右対称に現れる薄茶色の色素沈着で、女性ホルモンの影響が大きいとされています。

推奨治療: ピーリング + トラネキサム酸内服、低出力レーザー

当院の治療方針と特徴

個別カウンセリングによる最適な治療選択

当院では、色素沈着の原因・深度・範囲を詳しく診察し、お一人おひとりの肌質や生活スタイルに合わせた治療プランを提案いたします。

複合治療による相乗効果

単一の治療ではなく、複数の治療を組み合わせることで、より効果的で早期の改善を目指します。

  • ピーリング + イオン導入: 角質除去と美白成分の浸透促進
  • レーザー治療 + ピーリング: メラニン破壊と代謝促進
  • フォト治療 + ホームケア: 総合的な肌質改善

痛みを最小限に抑えた治療

最新機器の使用により、従来の治療に比べて痛みや副作用を大幅に軽減しています。

治療の流れ

Step1:初回カウンセリング・診察

医師による詳細な診察で、色素沈着の原因と最適な治療法を決定します。

Step2:治療計画の説明・同意

治療方法、期間、料金について詳しくご説明し、ご納得いただいてから治療を開始します。

Step3:治療実施

患者様の状態に合わせて、丁寧に施術を行います。

Step4:アフターケア・次回予約

治療後のケア方法をご指導し、経過観察のスケジュールを決定します。

治療期間・通院スケジュール

ピーリング治療

  • 施術間隔: 2〜4週間に1回
  • 推奨回数: 5〜10回
  • 改善実感: 3回目頃から

フォト治療(ICON)

  • 施術間隔: 3〜4週間に1回
  • 推奨回数: 3〜5回
  • 改善実感: 2回目頃から

QスイッチYAGレーザー

  • 施術間隔: 4〜6週間に1回
  • 推奨回数: 1〜3回
  • 改善実感: 1回目から

治療後のアフターケア・セルフケア指導

治療効果を最大限に高め、再発を防ぐためのアフターケアをご指導いたします。

紫外線対策の徹底

  • SPF30以上の日焼け止めを毎日使用
  • 帽子や日傘の活用
  • 室内でも紫外線対策を忘れずに

適切なスキンケア

  • 刺激の少ない洗顔方法
  • 美白成分配合化粧品の選び方
  • 保湿の重要性

生活習慣の改善

  • 質の良い睡眠(肌の修復促進)
  • バランスの取れた食事
  • ストレス管理

よくある不安・副作用について

治療時の痛みについて

  • ピーリング: わずかなピリピリ感
  • フォト治療: 輪ゴムで弾かれるような軽い痛み
  • レーザー治療: 照射時の瞬間的な痛み

治療後の経過

  • 軽度の赤みや腫れ(数時間〜数日で改善)
  • 一時的な色素沈着の濃化(正常な反応)
  • かさぶたの形成(適切なケアが重要)

治療を受けられない方

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 日光過敏症の方
  • ケロイド体質の方
  • 治療部位に感染がある方

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

プロフィールを見る

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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