よくある質問(FAQ)

粉瘤・脂肪腫のよくある質問(FAQ)

アイシークリニック上野院は、粉瘤・脂肪腫・炎症性粉瘤の治療を専門とするクリニックです。このページでは、患者様からよくいただくご質問とその回答をまとめています。日本形成外科学会専門医の指導のもと正確な医療情報をお届けします。

目次

  1. 粉瘤(アテローム)に関するご質問
  2. 脂肪腫に関するご質問
  3. 炎症性粉瘤に関するご質問
  4. 手術・費用に関するご質問
  5. アイシークリニック上野院に関するご質問

粉瘤(アテローム)に関するご質問

粉瘤は皮膚の下にできる良性腫瘍で、正式には「表皮嚢腫」と呼ばれます。当院で最も多くご相談いただく疾患です。

粉瘤は自然に治りますか?

粉瘤は自然に治ることはありません。皮膚の下に袋状の構造(嚢腫壁)が形成されており、この袋が存在する限り内容物は溜まり続けます。時間の経過とともに徐々に大きくなる傾向があり、根治には袋ごと摘出する手術が必要です。

粉瘤を自分で潰しても大丈夫ですか?

粉瘤を自分で潰すことは絶対に避けてください。細菌感染による炎症の悪化、袋が残ることによる再発、周囲組織への感染拡大、瘢痕形成の悪化といったリスクがあります。必ず医療機関で適切な摘出手術を受けてください。

粉瘤ができる原因は何ですか?

粉瘤ができる明確な原因は完全には解明されていませんが、毛穴の詰まりや閉塞、外傷やニキビ跡による皮膚の陥入、まれにヒトパピローマウイルス(HPV)感染が関与すると考えられています。遺伝的な体質で粉瘤ができやすい方もいらっしゃいます。

粉瘤とニキビの見分け方を教えてください

粉瘤はニキビよりも深い位置(皮下)にあり、触るとコリコリとした弾力のあるしこりを感じます。中央に黒い点状の開口部(へそ)が見られることが多く、ニキビのように数日で自然に治ることはありません。ニキビは皮膚表面に近く、膿を持つと白や黄色の膿が透けて見えます。

粉瘤と脂肪腫の違いは何ですか?

粉瘤は皮膚の角質や皮脂が袋状の構造に溜まったもので、中央に開口部(へそ)があり、独特の臭いを放つことがあります。脂肪腫は脂肪細胞の塊で、開口部はなく、臭いもありません。粉瘤は皮膚と一緒に動きますが、脂肪腫は皮膚の下で自由に動く傾向があります。

粉瘤ができやすい体の部位はどこですか?

粉瘤は全身どこにでもできる可能性がありますが、特に顔、首、背中、耳の後ろ、お尻、脇の下など皮脂の分泌が活発な部位に多く発生します。これらの部位は毛穴が詰まりやすく、粉瘤が形成されやすい環境にあります。

粉瘤を放置するとどうなりますか?

粉瘤を放置すると、時間とともに徐々に大きくなります。また、細菌が侵入すると感染を起こし、赤く腫れて痛みや熱感を伴う「炎症性粉瘤」になることがあります。炎症を起こすと治療が複雑になり、傷跡も目立ちやすくなるため、小さいうちに治療することをお勧めします。

粉瘤は何科を受診すればよいですか?

粉瘤の治療には形成外科または皮膚科の受診をお勧めします。特に形成外科は傷跡を目立たなくする技術に優れているため、顔や露出部位の粉瘤には形成外科専門医による治療が適しています。当院では日本形成外科学会専門医が診療を行っています。


脂肪腫に関するご質問

脂肪腫は脂肪細胞からなる良性腫瘍で、粉瘤と混同されやすい疾患です。当院では脂肪腫の診断・治療も専門的に行っています。

脂肪腫とは何ですか?

脂肪腫は皮下の脂肪組織が増殖してできる良性腫瘍です。柔らかくゴムのような弾力があり、皮膚の下でコロコロと動くのが特徴です。40〜60代に多く見られますが、どの年齢でも発生する可能性があります。がん化することは極めてまれで、基本的には良性の腫瘍です。

脂肪腫は放置しても大丈夫ですか?

脂肪腫は良性腫瘍のため、症状がなければ経過観察も選択肢の一つです。ただし、時間とともに徐々に大きくなる傾向があり、大きくなってからの手術は傷跡が大きくなります。また、まれに悪性の脂肪肉腫との鑑別が必要な場合もあるため、一度は専門医の診察を受けることをお勧めします。

脂肪腫ができる原因は何ですか?

脂肪腫ができる原因は明確には解明されていません。遺伝的要因が関与している可能性があり、家族性に多発することがあります。外傷が誘因になるという説もありますが、確定的ではありません。肥満と脂肪腫の発生には直接的な関連はないとされています。

脂肪腫は自然に消えますか?

脂肪腫は自然に消えることはありません。薬物療法で小さくすることも困難です。脂肪腫を根治するには外科的に摘出する必要があります。ただし、良性腫瘍のため、症状がなければ必ずしも手術が必要というわけではなく、経過観察も選択肢となります。

脂肪腫ができやすい部位はどこですか?

脂肪腫は皮下脂肪のある場所ならどこにでもできますが、特に背中、肩、首、腕、太ももに多く発生します。まれに筋肉内や内臓にできることもあります。複数箇所に同時にできる「多発性脂肪腫」の方もいらっしゃいます。


炎症性粉瘤に関するご質問

炎症性粉瘤は粉瘤に細菌感染が起こり、赤く腫れて痛みを伴う状態です。緊急性の高い治療が必要になることがあります。

炎症性粉瘤とは何ですか?

炎症性粉瘤とは、粉瘤の内部に細菌が侵入して感染を起こし、炎症を生じた状態です。赤く腫れ上がり、強い痛みや熱感を伴います。放置すると膿が溜まり、自壊して膿が出ることもあります。通常の粉瘤よりも治療が複雑になるため、早急な対応が必要です。

炎症性粉瘤の痛みで眠れないのですが、どうすればよいですか?

炎症性粉瘤の強い痛みでお困りの場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。応急処置として、患部を清潔に保ち、保冷剤をタオルで包んで冷やすことで痛みが軽減することがあります。市販の鎮痛剤を服用することも一時的な対処になりますが、根本的な治療には排膿処置が必要です。

炎症性粉瘤は薬で治りますか?

炎症性粉瘤は抗生物質の内服だけでは根治しません。膿が溜まっている場合は切開して排膿する処置が必要です。排膿後、炎症が落ち着いてから袋ごと摘出する二期的手術を行うか、炎症中でも袋ごと摘出する一期的手術を行います。当院では状態に応じて最適な治療法をご提案します。

炎症性粉瘤の手術は痛いですか?

手術は局所麻酔下で行うため、手術中の痛みはほとんどありません。麻酔注射時にチクッとした痛みはありますが、十分に麻酔が効いてから手術を開始します。炎症がある場合は麻酔が効きにくいこともありますが、追加麻酔で対応します。術後は適切な鎮痛薬を処方しますので、痛みは管理可能です。

粉瘤が赤くなってきたらどうすればよいですか?

粉瘤が赤くなってきた場合は、炎症が始まっているサインです。できるだけ早く医療機関を受診してください。炎症が進行すると腫れや痛みが強くなり、治療も複雑になります。受診までの間は患部を清潔に保ち、触ったり潰したりしないようにしてください。


手術・費用に関するご質問

粉瘤・脂肪腫の手術は健康保険が適用されます。手術方法や費用について詳しくご説明します。

粉瘤の手術費用はいくらですか?

粉瘤の手術は健康保険が適用されます。3割負担の場合、露出部(顔や手など)で約5,000円〜14,000円、非露出部(背中やお尻など)で約4,000円〜13,000円が目安です。大きさや部位、炎症の有無によって異なります。初診料や検査費用が別途かかる場合があります。

粉瘤の手術時間はどのくらいですか?

粉瘤の手術時間は大きさや部位によって異なりますが、当院では最短5分〜20分程度で完了します。くり抜き法(へそ抜き法)を採用しており、従来の切開法より短時間で傷跡も小さく済みます。日帰り手術のため、入院の必要はありません。

粉瘤の手術後、仕事はできますか?

粉瘤の手術後、デスクワークなど体を激しく動かさない仕事であれば当日から可能です。ただし、患部を圧迫する姿勢や激しい運動は1〜2週間程度控えていただくことをお勧めします。背中やお尻の粉瘤の場合は、座り仕事に支障が出ることがありますので、手術日程を調整することをお勧めします。

粉瘤の手術跡は目立ちますか?

当院ではくり抜き法(へそ抜き法)を採用しており、従来の切開法と比べて傷跡が小さく目立ちにくい治療が可能です。形成外科専門医が美容面にも配慮した手術を行います。傷跡の目立ちやすさは粉瘤の大きさ、部位、個人の体質(ケロイド体質など)によっても異なります。

くり抜き法(へそ抜き法)とは何ですか?

くり抜き法(へそ抜き法)は、粉瘤の開口部(へそ)を中心に円形にくり抜いて袋ごと摘出する術式です。従来の紡錘形切開に比べて切開線が短く、傷跡が目立ちにくいのが特徴です。手術時間も短く、体への負担が少ない方法として当院で積極的に採用しています。

粉瘤の手術は保険適用されますか?

粉瘤の手術は健康保険が適用されます。粉瘤は良性腫瘍であり、医学的に必要な治療として保険診療の対象となります。美容目的のみの場合は自費診療となることがありますが、通常の粉瘤摘出手術は保険適用です。

脂肪腫の手術費用はいくらですか?

脂肪腫の手術も健康保険が適用されます。3割負担の場合、露出部で約5,000円〜14,000円、非露出部で約4,000円〜13,000円が目安です。ただし、脂肪腫は粉瘤より大きいことが多く、費用が高くなる傾向があります。正確な費用は診察時にご確認ください。

当日手術は可能ですか?

当院では初診当日の手術も可能な場合があります。ただし、粉瘤の状態や大きさ、炎症の有無、手術枠の空き状況によっては後日の手術となることがあります。当日手術をご希望の場合は、予約時にその旨をお伝えください。


アイシークリニック上野院に関するご質問

当院へのアクセスや診療体制についてご案内します。

アイシークリニック上野院の診療時間を教えてください

アイシークリニック上野院の診療時間は10:00〜19:00です(休診時間14:00〜15:00、最終受付18:30)。土日も診療しており、平日お忙しい方もご来院いただけます。年末年始など一部休診日がありますので、詳しくはお電話またはウェブサイトでご確認ください。

アイシークリニック上野院へのアクセス方法を教えてください

アイシークリニック上野院は、日比谷線・銀座線上野駅から徒歩1分、JR上野駅から徒歩3分の好立地にあります。住所は東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1階です。駅から近く、お仕事帰りやお買い物のついでにもご来院いただけます。

予約は必要ですか?

当院は予約制となっております。お電話(0120-000-702)またはウェブサイトからご予約ください。予約なしでもご来院いただけますが、予約の方を優先してご案内するため、お待ちいただく場合があります。当日手術をご希望の場合は、予約時にその旨をお伝えください。

未成年でも手術を受けられますか?

未成年の方も手術を受けていただけます。ただし、手術時は親権者の同伴、または親権者の署名捺印がある同意書が必要です。診察・検査のみであれば親権者の同伴は不要です。同意書は当院ウェブサイトからダウンロードいただけます。

上野院で対応できる疾患は何ですか?

アイシークリニック上野院では、粉瘤(アテローム)、炎症性粉瘤、脂肪腫を中心に、ほくろ、耳垂裂などの形成外科疾患に対応しています。日本形成外科学会専門医が在籍しており、日帰り手術で治療を行っています。


監修医師

このページの内容は、アイシークリニック上野院の日本形成外科学会認定形成外科専門医の指導のもと監修医師が監修しています。粉瘤・脂肪腫・炎症性粉瘤の治療について、正確で信頼性の高い医療情報の提供に努めています。

参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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