はじめに
ワキ汗やワキガ(腋臭症)でお悩みの方にとって、日常生活への影響は決して小さくありません。衣服に汗染みができてしまう、臭いが気になって人と会うのが億劫になる、こうした悩みは本人にしかわからない深刻なものです。
近年、このような悩みを解決する画期的な治療法として注目されているのが「ミラドライ」です。切らずに治療できる、傷跡が残らない、効果が長期的に持続するといった多くのメリットから、多くの方が関心を寄せています。
しかし、治療を検討する際に最も気になるのが「費用」の問題ではないでしょうか。特に「ミラドライは保険適用されるのか」という疑問をお持ちの方は多いはずです。
本記事では、ミラドライの保険適用の現状、保険が適用されない理由、医療費控除を活用した費用負担の軽減方法まで、詳しく解説していきます。アイシークリニック上野院の専門医監修のもと、正確で実用的な情報をお届けします。

ミラドライとは?その仕組みと特徴
ミラドライの基本的な仕組み
ミラドライは、マイクロ波(電磁波の一種)を利用して汗腺を破壊する医療機器です。日本では重度の原発性腋窩多汗症の治療を目的として厚生労働省より薬事承認を受けており、米国FDA(アメリカ食品医薬品局)でも腋窩多汗症、腋臭症、減毛の適応で承認を取得しています。
治療の原理は以下の通りです:
- マイクロ波の照射:水分に反応するマイクロ波を照射し、汗腺が集中する真皮と皮下脂肪の境界部分に熱エネルギーを集中させます
- 汗腺の破壊:熱によってエクリン汗腺(汗を分泌する汗腺)とアポクリン汗腺(臭いの原因となる汗腺)を焼灼・凝固させ、その機能を停止させます
- 冷却システム:照射中は皮膚表面をハイドロセラミッククーリングで冷却し、表皮を保護しながら安全に治療を行います
多汗症とワキガのメカニズム
ミラドライが効果を発揮する疾患について、簡単に説明しましょう。
原発性腋窩多汗症は、日本皮膚科学会の「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」によると、局所的に過剰な発汗が明らかな原因がないまま6ヵ月以上認められる状態と定義されています。日本人の約5.9%(約20人に1人)が原発性腋窩多汗症に悩んでいるとされ、決して珍しい疾患ではありません。
**腋臭症(ワキガ)**は、アポクリン汗腺から分泌される汗に含まれる脂肪酸が皮膚常在菌によって分解され、特有の臭いを発生させる状態です。エクリン汗腺からの汗は基本的に無臭ですが、アポクリン汗腺からの汗は独特の臭いの原因となります。
ミラドライは、これら両方の汗腺に同時にアプローチできるため、多汗症とワキガの両方の症状改善が期待できる治療法なのです。
ミラドライの治療効果
海外の臨床研究では、ミラドライ治療を受けた1年後でも発汗の減少が81.7%継続されていることが確認されています。また、ワキガに対しては、治療直後に80%の方が臭いを気にしなくなり、治療2年後でも89%の方でその効果が持続したという結果が報告されています。
1回の照射で約70~80%の汗腺が焼灼・凝固され、破壊された汗腺は基本的に再生しないため、効果は半永久的に持続すると考えられています。
ミラドライの保険適用状況:結論から言うと「適用外」
現在の保険適用の状況
結論から申し上げますと、ミラドライ治療は2025年10月現在、保険適用されていません。国内のどのクリニックでミラドライを受けても、自由診療(自費診療)となります。
これは厚生労働省が定める保険診療の対象にミラドライが含まれていないためで、将来的に保険適用される具体的な予定も現時点ではありません。
保険適用外でも効果や安全性は確立されている
保険適用外だからといって、効果や安全性が認められていないわけではありません。むしろ、ミラドライは以下のような権威ある機関から承認を受けています:
- 日本の厚生労働省:重度の原発性腋窩多汗症の治療機器として薬事承認
- 米国FDA:腋窩多汗症、腋臭症、減毛の適応で承認
これらの承認は、豊富な治療結果と科学的根拠に基づいて効果と安全性が十分に認められていることの証明です。
なぜミラドライは保険適用されないのか?
日本の医療保険制度の基本的な考え方
日本の医療保険制度は、「生命に関わる治療」や「生活に著しい支障をきたす疾患の治療」を主な対象としています。保険適用となるためには、以下のような厳しい基準をクリアする必要があります:
- 疾患の治療効果が明確であること
- 治療が広く必要とされていること
- 費用対効果が示されていること
- 国が定める認可プロセスを通過していること
ミラドライが保険適用外とされる具体的な理由
1. QOL向上が主目的とみなされている
多汗症やワキガは、確かに患者様のQOL(生活の質)を大きく低下させる疾患です。しかし、命に直結する疾患ではないため、「美容目的の側面が強い」と判断される傾向があります。
これは歯列矯正が保険適用外であるのと同じ理屈で、「見た目」や「生活の質」を改善する治療は、原則として自費診療となるのです。
2. 非侵襲的治療という特性
ミラドライは皮膚を切開しない非侵襲的な治療法です。一方、後述する保険適用の剪除法は皮膚を切開して直接汗腺を取り除く手術です。
この違いにより、ミラドライは「治療行為」ではなく「美容目的の施術」とみなされる側面があります。メスを使わない低侵襲性がメリットである一方、保険適用の観点では不利に働いているという皮肉な状況があります。
3. 比較的新しい治療法である
ミラドライは2011年にFDA承認を受け、日本では2018年に承認された比較的新しい治療法です。保険適用には長期的な治療実績と膨大なデータの蓄積が必要とされるため、新しい治療法ほど保険適用のハードルは高くなります。
将来的な保険適用の可能性は?
現時点では、ミラドライが保険適用になる具体的な見通しは立っていません。保険適用を実現するためには、以下のような課題があります:
- より長期的な治療効果のデータ収集
- 大規模な臨床試験の実施
- 費用対効果の詳細な分析
- 保険財政への影響評価
これらのプロセスには相当な時間がかかるため、少なくとも数年以内の保険適用実現は難しいと考えられます。
保険適用される多汗症・ワキガ治療との比較
ミラドライは保険適用外ですが、多汗症やワキガには保険適用される治療法が存在します。それぞれの特徴を比較してみましょう。
保険適用される治療法一覧
1. 外用薬(塗り薬)
エクロックゲル®5%
- 適応:原発性腋窩多汗症
- 保険適用:あり(12歳以上使用可能)
- 特徴:1日1回ワキに塗布する外用薬。臨床試験では80%の方で発汗が抑えられ、60%の方が日常生活に支障がない程度まで改善
- メリット:手軽に使用でき、重大な副作用が少ない
- デメリット:毎日継続して使用する必要がある
ラピフォートワイプ
- 適応:原発性腋窩多汗症
- 保険適用:あり(9歳以上使用可能)
- 特徴:ワイプタイプの外用抗コリン薬
- メリット:持ち運びに便利
- デメリット:継続使用が必要
2. ボトックス注射
A型ボツリヌス菌毒素製剤
- 適応:重度の原発性腋窩多汗症
- 保険適用:あり(条件:日常生活に支障をきたす程度の重度症状)
- 特徴:ワキに直接注射し、汗腺の活動を抑制
- 効果持続期間:約4~6ヶ月
- メリット:注射のみで完結し、ダウンタイムがほぼない
- デメリット:効果が一時的で、年に2~3回の繰り返し治療が必要
3. 剪除法(せんじょほう)・皮弁法
- 適応:重度の腋臭症(ワキガ)
- 保険適用:あり(条件:医師が重度と診断した場合)
- 特徴:皮膚を3~5cm切開し、アポクリン汗腺を直視下で取り除く手術
- 効果:高い治療効果、ほぼ永久的
- 手術時間:片側30分~1時間程度
- ダウンタイム:術後数日~1週間程度のワキの固定が必要
- メリット:保険適用のため自己負担額が数万円程度(3割負担の場合)
- デメリット:傷跡が残る、術後の安静期間が必要、腕の動きが制限される
治療法の比較表
| 治療法 | 保険適用 | 効果の持続期間 | ダウンタイム | 傷跡 | 費用(目安) |
|---|---|---|---|---|---|
| ミラドライ | ✕ | 半永久的 | 数日~1週間 | なし | 20~40万円 |
| 外用薬 | ○ | 使用中のみ | なし | なし | 数千円/月 |
| ボトックス | ○※ | 4~6ヶ月 | ほぼなし | なし | 3~4万円/回 |
| 剪除法 | ○※ | ほぼ永久的 | 1~2週間 | あり | 3~5万円 |
※ボトックスは重度の多汗症、剪除法は重度のワキガの場合に限り保険適用
ミラドライと他の治療法の使い分け
それぞれの治療法には一長一短があります。選択の際は以下の点を考慮しましょう:
ミラドライが向いている方
- 長期的な効果を希望する
- 手術の傷跡を避けたい
- ダウンタイムを最小限にしたい
- 仕事や学校を休めない
- 多汗症とワキガの両方に悩んでいる
- 費用面で自費診療を許容できる
保険適用の治療が向いている方
- 費用を最優先で抑えたい
- 症状が重度で保険適用の基準を満たしている
- 定期的な通院や継続治療が苦にならない(外用薬・ボトックスの場合)
- 傷跡や長いダウンタイムを許容できる(剪除法の場合)
医療費控除を活用してミラドライの費用負担を軽減する方法
ミラドライは保険適用外ですが、医療費控除の対象にはなります。これは費用負担を軽減する重要なポイントです。
医療費控除とは
医療費控除は、1年間(1月1日~12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告をすることで所得税の一部が還付される制度です。
国税庁の定義によれば、「医師または歯科医師による診療または治療の対価」は医療費控除の対象となります。ミラドライは腋窩多汗症・腋臭症の治療として医師が行う医療行為であるため、保険適用外であっても医療費控除の対象となります。
医療費控除の計算方法
医療費控除額は以下の式で計算されます:
医療費控除額 = (1年間に支払った医療費の合計) - (保険金などで補填された金額) - 10万円
ただし、年間所得が200万円未満の方は、10万円ではなく「所得金額×5%」を差し引きます。
控除額の上限は200万円です。
実際にいくら戻ってくるのか?シミュレーション
医療費控除によって戻ってくる金額は、所得税率によって異なります。以下、具体例で見ていきましょう。
【ケース1】年間所得400万円、ミラドライ費用30万円の場合
- 医療費控除額:30万円 – 10万円 = 20万円
- 所得税率:20%(課税所得400万円の場合)
- 還付される所得税:20万円 × 20% = 4万円
- さらに住民税も約10%軽減:20万円 × 10% = 2万円
- 合計で約6万円の税金が軽減
【ケース2】年間所得600万円、ミラドライ費用35万円、他の医療費5万円の場合
- 年間医療費合計:35万円 + 5万円 = 40万円
- 医療費控除額:40万円 – 10万円 = 30万円
- 所得税率:20%(課税所得600万円の場合)
- 還付される所得税:30万円 × 20% = 6万円
- 住民税の軽減:30万円 × 10% = 3万円
- 合計で約9万円の税金が軽減
【ケース3】年間所得150万円、ミラドライ費用30万円の場合
- 基準額:150万円 × 5% = 7.5万円(所得200万円未満のため)
- 医療費控除額:30万円 – 7.5万円 = 22.5万円
- 所得税率:5%
- 還付される所得税:22.5万円 × 5% = 1.125万円
- 住民税の軽減:22.5万円 × 10% = 2.25万円
- 合計で約3.4万円の税金が軽減
医療費控除を受けるための手続き
医療費控除を受けるには、確定申告が必要です。会社員の方も年末調整では医療費控除は適用されないため、ご自身で確定申告を行う必要があります。
必要な書類
- 医療費の領収書(ミラドライの施術費用の領収書など)
- 医療費控除の明細書(国税庁のウェブサイトからダウンロード可能)
- 源泉徴収票(給与所得者の場合)
- 確定申告書
申告の流れ
- 1年間の医療費の領収書を整理・保管
- 医療費控除の明細書を作成
- 確定申告書を作成(国税庁の「確定申告書等作成コーナー」が便利)
- 税務署に提出(郵送、e-Tax、または窓口持参)
- 後日、指定口座に還付金が振り込まれる
申告期間
- 毎年2月16日~3月15日(前年分の申告)
- ただし、還付申告は1月から可能
重要な注意点
- 医療費の領収書は5年間保管する必要があります
- 生命保険や医療保険から保険金を受け取った場合は、その金額を差し引く必要があります
- 家族(配偶者や扶養家族)の医療費も合算できます
ミラドライ以外に合算できる医療費
医療費控除は家族全員の医療費を合算できます。以下のような費用も対象となります:
- 他の医療機関での診療費
- 処方薬の費用
- 歯科治療費(保険適用外のインプラントやセラミックも対象)
- 通院のための交通費(公共交通機関のみ、自家用車のガソリン代は不可)
- 治療に必要な医療用器具の購入費
年間で家族全員の医療費を集計すると、意外と10万円を超えることが多いものです。ぜひ領収書を整理して確定申告を検討してください。
ミラドライの費用相場と当院の料金について
一般的な費用相場
ミラドライの費用は自由診療のため、クリニックによって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです:
- 1回照射:20万円~35万円
- 2回照射(両ワキ・広範囲):30万円~45万円
多くのクリニックでは、初回治療で70~80%の汗腺を破壊し、より高い効果を求める方には2回目の照射を提案しています。
費用に含まれる内容
通常、ミラドライの治療費には以下が含まれます:
- カウンセリング・診察料
- 局所麻酔代
- ミラドライ照射費用
- 術後のアフターケア・診察
- 鎮痛剤などの薬代
ただし、クリニックによって含まれる内容が異なる場合があるため、必ず事前に確認しましょう。
モニター制度や分割払いの活用
費用負担を軽減する方法として、以下のような選択肢があります:
モニター制度 多くのクリニックでは、症例写真の使用を条件に割引価格で治療を受けられるモニター制度を用意しています。通常価格から10~30%程度割引されることが一般的です。
医療ローン・分割払い 高額な治療費を一括で支払うのが難しい場合、医療ローンや分割払いを利用できるクリニックもあります。月々の支払額を抑えることで、無理なく治療を受けることが可能です。
費用対効果の考え方
ミラドライは高額に感じられるかもしれませんが、長期的な視点で考えると費用対効果は高いと言えます:
ボトックス注射との比較
- ボトックス(保険適用):1回3~4万円 × 年2~3回 = 年間6~12万円
- 10年間で60~120万円
- ミラドライ:1回30万円程度で半永久的効果
外用薬との比較
- 外用薬(保険適用):月3,000円程度
- 10年間で約36万円
- ミラドライ:1回30万円程度で半永久的効果
精神的・時間的なコスト
- 繰り返し治療のための通院時間
- 毎日の外用薬の塗布
- 症状への継続的な不安
これらを考慮すると、ミラドライの一度の投資で長期的な悩みから解放されることの価値は決して小さくありません。
ミラドライ治療の実際:効果とダウンタイム
治療の流れ
- カウンセリング・診察(30分程度)
- 症状の確認
- 治療方法の説明
- 費用や注意事項の説明
- 治療当日
- マーキング:照射範囲を正確にマーキング
- 麻酔:局所麻酔を注射(痛みを最小限に)
- 照射:片ワキ30~60分程度
- クーリング:施術部位を冷却
- アフターケア
- 当日から軽い日常生活は可能
- 翌日以降の経過観察
- 必要に応じて診察
ダウンタイムと副作用
一般的な症状
- 腫れ:施術後2~3日がピーク、1~2週間で改善
- 痛み・違和感:数日~1週間程度
- 内出血:出る方もいますが、1~2週間で消失
- 感覚の変化:数週間~数ヶ月で正常化
日常生活への影響
- 当日の入浴:シャワーのみ
- 激しい運動:1週間程度控える
- 飲酒:1週間程度控える
- 仕事・学校:多くの方が翌日から可能
効果の実感時期
- 直後~1週間:腫れが目立つため効果を実感しにくい
- 2~4週間:徐々に腫れが引き、汗の減少を実感
- 3~6ヶ月:効果が完全に安定し、最大限の効果を実感
アイシークリニック上野院でのミラドライ治療
当院の特徴
アイシークリニック上野院では、形成外科・皮膚科の専門医が責任を持ってミラドライ治療を行っています。
安全性への取り組み
- 厚生労働省認可機器を使用
- 日本人の肌質・体格に合わせた照射設定
- 痛みを最小限に抑える麻酔法の工夫
- 万全の術後サポート体制
効果へのこだわり
- 最大出力での照射
- 広範囲への照射で取り残しを防ぐ
- 一人ひとりの症状に合わせたカスタマイズ
無料カウンセリングのご案内
当院では、ミラドライ治療をご検討の方向けに無料カウンセリングを実施しています。
- 症状やお悩みの詳細なヒアリング
- 治療方法の詳しい説明
- 費用や支払い方法のご相談
- 他の治療法との比較検討
保険適用の有無に関わらず、患者様一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。

よくある質問(FAQ)
A1. 現時点では具体的な予定はありませんが、治療実績が蓄積され、費用対効果が証明されれば、将来的に保険適用される可能性はゼロではありません。ただし、実現するとしても数年以上かかると考えられます。
A2. 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、画面の指示に従って入力するだけで比較的簡単に申告書を作成できます。不明な点があれば、税務署の相談窓口も利用できます。
A3. 費用を最優先で抑えたい場合は剪除法、傷跡を避けたい・ダウンタイムを短くしたい場合はミラドライがおすすめです。ただし、症状の程度や生活スタイルによって最適な選択は異なるため、専門医とよく相談して決めることをお勧めします。
A4. 残念ながら、再治療も保険適用外です。ただし、多くのクリニックでは初回より割引価格で再治療を提供しています。
A5. 可能です。ただし、手術の影響で照射範囲や効果が変わる可能性があるため、事前に医師にご相談ください。
まとめ:保険適用だけにとらわれない治療選択を
記事の要点整理
- ミラドライは保険適用外:2025年10月現在、国内のどのクリニックでも自費診療
- 保険適用外の理由:QOL向上が主目的、非侵襲的治療、比較的新しい治療法であることなどが要因
- 医療費控除は利用可能:確定申告で所得税・住民税の軽減が受けられる(年収によって3~10万円程度の税金軽減)
- 保険適用の治療法も選択肢:外用薬、ボトックス、剪除法などがあり、それぞれメリット・デメリットがある
- 費用対効果は高い:半永久的な効果を考えると、長期的には経済的な選択肢
最後に:あなたに合った治療法を選んでください
ワキ汗やワキガの悩みは、本人にとって非常に深刻な問題です。保険適用の有無は確かに重要な要素ですが、それだけで治療法を選ぶべきではありません。
- 効果の持続期間
- ダウンタイムの長さ
- 傷跡の有無
- 通院の頻度
- 生活スタイルへの影響
- 長期的な費用
- 精神的な負担
これら全てを総合的に考慮して、ご自身にとって最適な治療法を選んでください。
アイシークリニック上野院では、保険適用の治療法も含めて、すべての選択肢を丁寧にご説明し、患者様一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。まずは無料カウンセリングで、お気軽にご相談ください。
一人で悩まず、専門医と一緒に最善の解決策を見つけましょう。
参考文献
- 日本皮膚科学会「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」日本皮膚科学会雑誌, 133巻2号, p.157-188, 2023年 https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/133/2/133_157/_article/-char/ja/
- 国税庁「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm
- 国税庁「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1122.htm
- Hong, H. C. H., Lupin, M., & O’Shaughnessy, K. F. “Clinical evaluation of a microwave device for treating axillary hyperhidrosis.” Dermatologic Surgery, 38(5), 728-735, 2012
- Mindsガイドラインライブラリ「原発性局所多汗症診療ガイドライン2015年改訂版」 https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00330/
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務