鼻の周りが赤い原因と対処法|皮膚科受診の目安も解説

🪞 鏡を見たとき、鼻の周りだけが赤くなっていて気になった経験はありませんか?

😟

「ただの乾燥かな…」と放置していませんか?

鼻まわりの赤みは、原因によってケア方法がまったく異なります。間違ったケアを続けると悪化することも…😰


📖 この記事を読むとわかること

  • ✅ 鼻まわりが赤くなる8つの主な原因とその見分け方
  • ✅ 今すぐできるセルフケアと悪化させないポイント
  • 「皮膚科に行くべきか」の判断基準がわかる

🚨 こんな症状は要注意!

2〜3週間以上赤みが続いている・繰り返す場合は、セルフケアでは改善しない疾患が隠れている可能性があります。放置するほど治療が長引くケースも。


目次

  1. 鼻の周りが赤くなるのはなぜ?基本的なしくみ
  2. 鼻の周りが赤くなる主な原因一覧
  3. 酒さ(ロザセア):慢性的な赤みの代表格
  4. 脂漏性皮膚炎:皮脂が引き起こす炎症
  5. アトピー性皮膚炎:鼻の周りにも現れる慢性疾患
  6. 接触性皮膚炎:外からの刺激が原因の赤み
  7. 酒皶(しゅさ)様皮膚炎:ステロイドが原因になることも
  8. 花粉症・アレルギー性鼻炎との関係
  9. 乾燥・摩擦による赤み
  10. 日常でできるセルフケアと予防法
  11. 皮膚科を受診すべき目安とアイシークリニック上野院について
  12. まとめ

この記事のポイント

鼻の周りの赤みは酒さ・脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎など原因が多岐にわたり、治療法も異なります。2〜3週間以上続く場合や悪化時は皮膚科受診が重要で、アイシークリニック上野院では鑑別診断と個別治療を提供しています。

💡 鼻の周りが赤くなるのはなぜ?基本的なしくみ

まず、なぜ鼻の周りは特に赤みが出やすいのかを理解しておくことが大切です。

鼻の周囲、とくにほっぺたから鼻にかけての「Tゾーン」と呼ばれる部分は、顔のなかでも皮脂腺が多く集まっている部位です。皮脂の分泌が盛んなため、さまざまな皮膚トラブルが起きやすい環境が整っています。また、鼻の横(小鼻)や鼻の下(人中部分)は皮膚が薄く、外からの刺激を受けやすい構造をしています。

さらに、顔の中央部分は毛細血管が豊富に分布しており、温度変化や血流の変化によって赤みが表面に現れやすいという特徴があります。ちょっとした刺激や体の変調で赤みが生じやすい場所とも言えます。

赤みが生じるメカニズムは大きく分けて二種類あります。一つは「炎症反応」によるもので、皮膚の免疫細胞が何らかの刺激に反応して血管を拡張させることで赤みが起こります。もう一つは「血管の持続的な拡張」によるもので、血管が慢性的に開いた状態になることで赤みが続きます。原因によってどちらのタイプかが異なるため、それに応じたアプローチが必要です。

Q. 鼻の周りが赤みを帯びやすい理由は?

鼻の周りはTゾーンに位置し、皮脂腺が多く皮膚が薄いため外部刺激を受けやすい部位です。また顔の中央部は毛細血管が豊富で、温度変化や血流変化によって赤みが表面に現れやすく、炎症反応や血管の持続的な拡張が赤みの主なメカニズムとなっています。

📌 鼻の周りが赤くなる主な原因一覧

鼻の周りが赤くなる原因は多岐にわたります。以下に主なものをまとめました。

  • 酒さ(ロザセア)
  • 脂漏性皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 接触性皮膚炎(かぶれ)
  • 酒皶様皮膚炎(口囲皮膚炎)
  • 花粉症・アレルギー性鼻炎に伴う刺激
  • 乾燥・摩擦による皮膚バリア機能の低下
  • ニキビ・毛嚢炎
  • 多形性紅斑などの皮膚疾患

このうち特に頻度が高く、また見逃されやすいものについて次のセクションから詳しく解説していきます。症状の特徴を照らし合わせながら読み進めてみてください。

✨ 酒さ(ロザセア):慢性的な赤みの代表格

酒さ(ロザセア)は、顔の中央部分、特に鼻・頬・額・あごに慢性的な赤みが生じる皮膚疾患です。日本ではまだ認知度が低いですが、世界的には成人の皮膚疾患のなかで比較的よく見られるものの一つです。

✅ 酒さの主な症状

酒さの症状はいくつかのタイプに分かれます。最もよく見られるのは、顔が紅潮しやすく、その状態が長く続く「紅斑毛細血管拡張型」です。皮膚表面に細い血管が見える(毛細血管拡張)ことも特徴です。また、ニキビに似た丘疹や膿疱が鼻の周りに現れる「丘疹膿疱型」、鼻が肥大して赤くなる「鼻瘤型(びりゅうがた)」、目の充血や異物感を伴う「眼型」もあります。

日本人に多いのは紅斑毛細血管拡張型で、「なんとなく鼻の周りが赤い」「ちょっとしたことで顔が赤くなる」という状態が続く方はこのタイプを疑うことがあります。

📝 酒さの原因と悪化因子

酒さの正確な原因はまだ完全には解明されていませんが、皮膚の免疫反応の異常、毛包虫(デモデックス)の過剰増殖、紫外線、血管の反応異常などが関与していると考えられています。

悪化因子として知られているものには、アルコール摂取、香辛料などの刺激物、熱い飲み物や食べ物、紫外線、激しい運動、ストレス、極端な気温変化などがあります。これらを避けることが症状の管理において重要です。

🔸 酒さの治療

酒さは完治が難しい疾患ですが、適切な治療によって症状をコントロールすることができます。治療には、抗生物質の内服・外用(メトロニダゾール、テトラサイクリン系など)、血管収縮剤(ブリモニジン)の外用、レーザー治療などが用いられます。日本では近年、酒さに対する治療選択肢が増えてきており、皮膚科での診断・治療が有効です。

Q. 酒さ(ロザセア)の症状と治療法を教えてください

酒さは鼻・頬・額などに慢性的な赤みが生じる皮膚疾患で、毛細血管拡張や丘疹・膿疱を伴うタイプがあります。完治は難しいものの、抗生物質の内服・外用、血管収縮剤の外用、レーザー治療などで症状をコントロールできます。アルコールや紫外線などの悪化因子を避けることも重要です。

🔍 脂漏性皮膚炎:皮脂が引き起こす炎症

脂漏性皮膚炎は、皮脂の多い部位に好発する慢性の炎症性皮膚疾患です。頭皮(フケの原因になることも)、顔面では眉毛・眉間・鼻の周り・耳の周囲などに赤みやうろこ状の皮脂が付いた鱗屑(りんせつ)が現れます。

⚡ 脂漏性皮膚炎の特徴的な症状

鼻の周りにおける脂漏性皮膚炎の特徴は、赤みとともに皮膚がカサカサと剥けるような症状が見られることです。鼻の横(小鼻の脇)や鼻の上部、人中部分にかけて、黄白色の脂っぽいフケのような鱗屑を伴った赤みが出やすいです。かゆみを伴うこともあります。

症状が出たり消えたりを繰り返すことが多く、ストレスや疲労、季節の変わり目(特に冬から春)に悪化しやすい傾向があります。

🌟 脂漏性皮膚炎の原因

脂漏性皮膚炎の発症には、皮脂の過剰分泌、マラセチアと呼ばれる真菌(カビ)の過剰増殖、免疫反応の異常が複合的に関与しています。マラセチアは皮脂を栄養源とする常在菌で、健康な人の皮膚にも存在していますが、皮脂分泌が増加したり免疫が低下したりすると過剰に増殖し、炎症を引き起こします。

💬 脂漏性皮膚炎の治療とケア

治療には抗真菌薬(ケトコナゾールなど)の外用が主に使用されます。炎症が強い場合は短期間ステロイド外用薬を使用することもあります。日常のスキンケアでは、皮脂を適切に除去しつつ、刺激の少ない洗顔料を使用することが大切です。過度の洗顔は皮脂の過剰分泌を促すためかえって逆効果になることがあります。

💪 アトピー性皮膚炎:鼻の周りにも現れる慢性疾患

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が全身に繰り返し現れる慢性の炎症性皮膚疾患です。乳児期には顔に多く出ますが、小児期以降は肘や膝の内側、首などに多く見られるようになります。ただし、顔面、特に目の周りや鼻の周りに症状が現れることも少なくありません。

✅ アトピー性皮膚炎が鼻の周りに出る場合の特徴

鼻の周りにアトピー性皮膚炎の症状が現れる場合、赤みとともに強いかゆみ、皮膚の乾燥・ガサガサ感、小さな湿疹が密集した状態などが見られます。かきむしることで皮膚が傷ついてさらに悪化するという悪循環に陥りやすいのが特徴です。

また、アトピー性皮膚炎の方は皮膚バリア機能が低下しているため、外部からの刺激やアレルゲンが皮膚から侵入しやすく、さまざまな物質に対して反応しやすい状態にあります。

📝 アトピー性皮膚炎の治療

アトピー性皮膚炎の治療の基本は、スキンケアによる皮膚バリア機能の維持・改善、炎症を抑えるための薬物療法(ステロイド外用薬、タクロリムス軟膏、デルゴシチニブなど)、そして悪化因子の除去です。近年では、デュピルマブをはじめとする生物学的製剤も登場し、中等症から重症のアトピー性皮膚炎に対して有効な選択肢となっています。

鼻の周りのような顔面への使用は薬の種類や濃度に注意が必要なため、自己判断でのステロイド外用薬の使用は避け、必ず皮膚科医の指示のもとで治療を行うことが大切です。

🎯 接触性皮膚炎:外からの刺激が原因の赤み

接触性皮膚炎(かぶれ)は、皮膚に直接触れた物質によって引き起こされる炎症反応です。「刺激性接触皮膚炎」と「アレルギー性接触皮膚炎」の二種類があります

🔸 刺激性接触皮膚炎

刺激性接触皮膚炎は、酸やアルカリ、洗剤などの刺激の強い物質が皮膚に接触することで直接的に皮膚を傷める反応です。鼻の周りで言えば、頻繁なティッシュの使用(花粉症シーズンや風邪の時期)によって皮膚が摩擦を受け、赤みや荒れが生じることがよく見られます。また、防腐剤や香料を含む化粧品、洗顔料なども原因になることがあります。

⚡ アレルギー性接触皮膚炎

アレルギー性接触皮膚炎は、特定の物質に対してアレルギー反応が起きるものです。金属(ニッケルなど)、香料、防腐剤(パラベン、フェノキシエタノールなど)、ゴム製品などが代表的なアレルゲンです。一度感作(アレルギーが成立すること)されると、その後少量の接触でも反応するようになります。

鼻の周りにおけるアレルギー性接触皮膚炎の原因として多いのは、化粧品(ファンデーション、日焼け止め、保湿クリームなど)や、鼻炎治療に使用する鼻腔スプレーに含まれる成分などです。

🌟 接触性皮膚炎への対処

まず原因となる物質を特定して避けることが最も重要です。パッチテストという検査でアレルゲンを特定できることがあります。急性期の治療にはステロイド外用薬が使われます。化粧品によるかぶれが疑われる場合は、使用しているアイテムを一時的に最小限に絞り、どの製品が原因かを特定するようにしましょう。

Q. 脂漏性皮膚炎が鼻の周りに起きる原因は?

脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌を栄養源とするマラセチアという真菌の過剰増殖と免疫反応の異常が複合的に関与して発症します。鼻の横や人中部分に黄白色の鱗屑を伴う赤みが現れ、ストレスや疲労、季節の変わり目に悪化しやすい特徴があります。治療には抗真菌薬の外用が主に用いられます。

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💡 酒皶様皮膚炎:ステロイドが原因になることも

酒皶様皮膚炎(しゅさようひふえん)、または口囲皮膚炎とも呼ばれるこの疾患は、口の周りや鼻の周り、あごなどに赤みと小さな丘疹(ブツブツ)が現れる状態です。酒さに似た外観を呈することからこの名がついています。

💬 ステロイド外用薬の長期使用との関係

酒皶様皮膚炎の原因として特に問題になるのが、顔面へのステロイド外用薬の長期使用です。アトピー性皮膚炎や湿疹の治療で顔にステロイドを使い続けていると、皮膚がステロイドに依存した状態になり、使用をやめると逆に赤みや炎症が増悪するという現象が起きることがあります。これは「ステロイド依存性皮膚炎」とも呼ばれ、顔面、特に鼻の周りや口の周りに現れやすいとされています。

また、フッ素含有の歯磨き粉、化粧品の特定成分なども酒皶様皮膚炎の誘因になるとされています。

✅ 治療と注意点

治療の基本は原因の除去、特にステロイド外用薬の使用を中止することです。ただし、急激にやめると一時的に症状が悪化することがあるため、医師の指導のもとで段階的に減量していく必要があります。抗生物質(テトラサイクリン系の内服、メトロニダゾールの外用など)が有効とされています。自己判断でのステロイド外用薬の顔面への長期使用は避けるべきです。

📌 花粉症・アレルギー性鼻炎との関係

花粉症や通年性のアレルギー性鼻炎がある方は、鼻炎の症状そのものではなく、鼻炎に伴う行動が鼻の周りの赤みや荒れの原因になることがあります。

📝 頻繁な鼻かみによる摩擦

花粉症の季節になると、一日に何度もティッシュで鼻をかむことになります。この摩擦によって鼻の下や鼻の横の皮膚が赤くなり、ひどい場合は皮がむけたり、痛みを感じたりすることもあります。これは刺激性接触皮膚炎の一種と考えることができます。

鼻水に含まれる消化酵素(ライソゾームなど)自体も皮膚を刺激することがわかっています。そのため、単純に物理的な摩擦だけでなく、鼻水の成分も皮膚への刺激因子になります。

🔸 鼻スプレー・内服薬との関係

アレルギー性鼻炎の治療に使用する鼻腔ステロイドスプレーの成分が鼻の周辺の皮膚に付着することで、まれに接触性皮膚炎を引き起こすことがあります。また、内服の抗ヒスタミン薬の副作用として皮膚乾燥が起きることがあり、これが鼻の周りの荒れを悪化させることもあります。

⚡ 花粉症シーズンの鼻の周りケア

花粉症シーズンには、ティッシュを使うたびに保湿クリームや白色ワセリンを鼻の下・鼻の周りに薄く塗る習慣をつけると、摩擦による刺激を軽減することができます。ティッシュは保湿タイプのものを選ぶとより刺激が少ないです。また、鼻をかむ際はゴシゴシとこすらず、優しく押さえるようにする習慣をつけることも大切です。

✨ 乾燥・摩擦による赤み

上記のような皮膚疾患とは別に、単純な乾燥や摩擦によって鼻の周りが赤くなることも非常によくあります。

🌟 皮膚バリア機能の低下と赤み

皮膚の表面には角質層という保護膜があり、外からの刺激を防ぎながら内側の水分が蒸発するのを防いでいます。この角質層が乾燥や過剰な洗顔、環境の変化などによって傷つくと、バリア機能が低下し、わずかな刺激にも反応して赤みや炎症が起きやすくなります

鼻の周りは動く部分であり、表情の変化、眼鏡のフレームとの接触など、日常的に物理的な刺激を受けやすい場所でもあります。乾燥した状態でこれらの刺激を繰り返し受けることで、慢性的な赤みの原因になります

💬 季節と乾燥の影響

特に冬場は空気が乾燥し、暖房の使用によって室内の湿度がさらに下がるため、皮膚の乾燥が進みやすくなります。乾燥が強くなると鼻の周りの皮膚が荒れ、赤みが生じやすくなります。逆に夏場でも、エアコンによる室内の乾燥、大量の汗による刺激、紫外線などが原因で鼻の周りの赤みが起きることがあります。

✅ 洗顔・スキンケアの方法が影響する場合

洗顔時に必要以上にゴシゴシと洗うことや、洗浄力の強すぎる洗顔料を毎日使うことで、皮膚の皮脂が過剰に取り除かれ、バリア機能が低下することがあります。また、スクラブ入りの洗顔料を鼻の周りに繰り返し使うことも、摩擦刺激による赤みの原因になります。洗顔後に保湿をしないまま放置する習慣も皮膚の乾燥を助長します

Q. 鼻の周りの赤みで皮膚科を受診すべき目安は?

赤みが2〜3週間以上続く場合、強いかゆみ・痛み・熱感がある場合、皮膚のただれや悪化が見られる場合、市販薬で改善しない場合は早めの皮膚科受診が推奨されます。アイシークリニック上野院では、酒さ・脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎など原因を鑑別診断し、個別の治療法を提案しています。

🔍 日常でできるセルフケアと予防法

鼻の周りの赤みを予防・改善するために、日常生活の中で実践できるセルフケアをご紹介します。ただし、これらはあくまで軽度の赤みや予防のためのものであり、症状が続く場合や悪化する場合は医療機関への受診が必要です。

📝 正しい洗顔と保湿

洗顔は1日2回程度を目安に、ぬるま湯(38度前後)で行います。洗顔料を手のひらでよく泡立て、こすらずに泡を転がすように優しく洗いましょう。すすぎも丁寧に行い、洗顔料が残らないようにします。洗顔後はタオルでゴシゴシ拭かず、優しく押さえるように水分を取ります。

洗顔後はできるだけ早めに(3分以内が目安)保湿を行います。セラミド配合の保湿剤や、肌への刺激が少ないシンプルな成分の保湿クリームが特に荒れやすい鼻の周りには適しています。白色ワセリンは保湿剤の中でも刺激が少なく、荒れた皮膚のバリア機能を補う目的で使いやすいです。

🔸 紫外線対策

紫外線は酒さの悪化因子であり、皮膚の炎症を引き起こす原因にもなります。日焼け止めは季節を問わず使用することが推奨されます。ただし、鼻の周りが荒れている状態では日焼け止めの成分が刺激になることがあるため、できるだけ刺激の少ない「ノンケミカル(紫外線散乱剤のみ使用)」タイプのものを選ぶとよいでしょう。

⚡ 生活習慣の見直し

睡眠不足やストレスは皮膚の免疫機能に影響を与え、さまざまな皮膚トラブルを悪化させます。十分な睡眠と適度なストレス管理が皮膚の健康にも重要です。また、アルコールの過剰摂取は血管を拡張させ、顔の赤みを引き起こしやすくするため、心当たりのある方は摂取量を見直してみましょう。

食事面では、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、皮膚のターンオーバーを助けるビタミンAやビタミンB群を含む食品をバランスよく取ることが皮膚の健康維持に役立ちます。

🌟 化粧品の選び方と使い方

鼻の周りが赤みを帯びやすい方は、化粧品を選ぶ際に「低刺激性」「アレルギーテスト済み」「無香料・無着色」などの表示を参考にすることをおすすめします。新しい化粧品を試す際は、まず耳の下や腕の内側などで数日間パッチテストを行ってから使用するのが安全です。

また、メイクを落とす際のクレンジングで強くこすることも赤みの原因になります。肌への摩擦を最小限にするために、ミルクタイプやクリームタイプのクレンジングを使い、できるだけ短時間でやさしく落とすことを心がけましょう。

💬 気温・環境への対応

急激な温度変化は毛細血管の拡張を引き起こし、赤みを悪化させることがあります。冬場に外出する際は、顔をマフラーやフェイスカバーで保護することが赤みの予防につながります。室内では加湿器を使用して適切な湿度(50〜60%程度)を保つことで、皮膚の乾燥を防ぐことができます

💪 皮膚科を受診すべき目安とアイシークリニック上野院について

✅ こんな症状があれば皮膚科へ

以下のような状態が当てはまる場合は、セルフケアだけで対処するのではなく、皮膚科を受診することをおすすめします。

  • 2〜3週間以上、鼻の周りの赤みが続いている
  • 赤みに加えて、強いかゆみ・痛み・熱感がある
  • 皮膚が剥がれる・ただれる・液体が出るなど、症状が悪化している
  • 市販の保湿剤や薬を使用しても改善しない
  • ステロイド外用薬を長期間顔面に使用していて赤みが取れない
  • 顔の赤みが急激に広がっている
  • 発熱や全身症状を伴う赤み(蜂窩織炎や全身性疾患の可能性)
  • 仕事や日常生活に支障が出るほど赤みが目立つ

鼻の周りの赤みは「どうせ大したことない」と放置されやすいですが、適切な診断なしに市販薬を使い続けることで症状が慢性化したり、逆に悪化するケースもあります。早めに皮膚科を受診して正確な診断を受けることが、結果的に回復への近道になることが多いです。

📝 受診の際に伝えると役立つ情報

皮膚科を受診する際は、以下の情報を事前にまとめておくと診察がスムーズです。

  • 赤みがいつ頃から始まったか
  • 赤みが出やすい状況・悪化するタイミング(食事・運動・季節など)
  • かゆみ・痛みなど赤み以外の症状の有無
  • 現在使用中のスキンケア用品・化粧品の種類
  • 顔に使用したことがある外用薬(ステロイドなど)の履歴
  • アレルギーの既往(食物アレルギー・花粉症など)
  • 内服中の薬がある場合はその情報

🔸 アイシークリニック上野院での対応について

アイシークリニック上野院では、鼻の周りの赤みをはじめとするさまざまな皮膚トラブルに対して、丁寧な診察のもと適切な治療を提供しています。「なかなか治らない鼻周りの赤み」「何度も繰り返す皮膚の炎症」「スキンケアを変えても改善しない」など、お悩みがある方はお気軽にご相談ください。

皮膚の状態を詳しく診察し、酒さ・脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎などの鑑別診断を行ったうえで、一人ひとりの肌質や生活スタイルに合わせた治療法をご提案いたします。日常のスキンケア方法についてのアドバイスも行っておりますので、「何科に行けばいいかわからない」という方もまずはご相談ください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、鼻の周りの赤みを主訴に来院される患者さまの多くが、「乾燥かニキビだろう」と長期間ご自身でケアを続けた末にいらっしゃるケースが少なくありません。酒さや脂漏性皮膚炎など、見た目が似ていても原因や治療法が大きく異なる疾患が隠れていることがあり、中にはステロイド外用薬の長期使用によって酒皶様皮膚炎に移行してしまっているケースも見受けられます鼻周りの赤みが2〜3週間以上続くようであれば、どうか「たいしたことはない」とご自身で抱え込まず、早めにご相談いただくことが、結果として肌の回復への近道になりますので、気軽にお声がけください。」

🎯 よくある質問

鼻の周りが赤くなる原因にはどんなものがありますか?

主な原因として、酒さ(ロザセア)、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、酒皶様皮膚炎、花粉症による摩擦、乾燥などが挙げられます。見た目が似ていても原因や治療法が大きく異なるため、症状が続く場合は自己判断せず、皮膚科での正確な診断を受けることが重要です。

花粉症の時期に鼻の周りが荒れるのはなぜですか?

頻繁な鼻かみによる摩擦が主な原因です。ティッシュによる物理的な刺激に加え、鼻水に含まれる消化酵素も皮膚を刺激します。対策として、鼻をかむたびに白色ワセリンや保湿クリームを薄く塗る習慣をつけること、保湿タイプのティッシュを選ぶことが効果的です。

顔にステロイド外用薬を長く使うとどんな問題がありますか?

顔面へのステロイド外用薬の長期使用により、「酒皶様皮膚炎」を引き起こすことがあります。使用をやめると赤みや炎症が逆に悪化するステロイド依存状態になる場合があり、特に鼻や口の周りに症状が現れやすいです。自己判断での使用は避け、必ず皮膚科医の指示のもとで使用してください

皮膚科を受診すべきタイミングの目安はいつですか?

以下の場合は早めに皮膚科の受診をおすすめします。赤みが2〜3週間以上続いている、強いかゆみ・痛み・熱感がある、皮膚がただれたり症状が悪化している、市販薬を使っても改善しない、発熱など全身症状を伴うケースです。放置すると症状が慢性化する恐れがあるため、早期受診が回復への近道です。

鼻の周りの赤みを予防するセルフケアを教えてください。

基本のセルフケアとして、ぬるま湯で優しく泡洗顔し、洗顔後3分以内にセラミド配合や白色ワセリンなど低刺激の保湿剤を塗ることが大切です。また、紫外線対策として日焼け止めを季節を問わず使用し、室内の湿度を50〜60%に保つことも効果的です。ただし症状が続く場合はアイシークリニックへご相談ください。

💡 まとめ

鼻の周りの赤みは、単なる乾燥から酒さ・脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎・酒皶様皮膚炎など、さまざまな皮膚疾患まで、多くの原因が考えられます。それぞれの疾患によって治療法やケアの方法は異なるため、まず正確な原因を把握することが最も大切です。

セルフケアとしては、正しい洗顔と保湿を習慣化すること、紫外線から肌を守ること、生活習慣を整えること、肌に合った化粧品を使用することなどが基本となります。花粉症の時期のように鼻周りへの摩擦が多くなる場面では、予防的に保湿剤を使用することも有効です。

一方で、赤みが2〜3週間以上続く場合や、症状が悪化している場合、かゆみ・痛みなどを伴う場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。特に、顔面に長期間ステロイド外用薬を使用している方は、酒皶様皮膚炎のリスクがあるため、使用方法を皮膚科医に相談することが重要です。

鼻の周りの赤みは、適切な診断と治療によって改善が期待できる症状です。「たかが赤み」と侮らず、気になる症状が続く場合は、専門家への相談を検討してみてください。正確な診断のもと適切なケアを続けることが、健康な肌を保つための最善の方法です。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 酒さ(ロザセア)・脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎などの診断基準および治療ガイドラインに関する情報
  • 厚生労働省 – 皮膚疾患に関する一般向け健康情報および医療機関受診の目安に関する情報
  • PubMed – 酒さ・脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎の病態メカニズムおよび治療法(抗生物質・抗真菌薬・生物学的製剤等)に関する国際的な査読済み学術文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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