鼻の中のかさぶたが繰り返す原因と治し方|正しい対処法を医師が解説

鼻の中にかさぶたができて、気になって剥がしてしまい、また同じ場所にかさぶたができる。このような経験をお持ちの方は少なくありません。鼻の中のかさぶたは、一度できると繰り返しやすく、放置すると症状が悪化することもあります。本記事では、鼻の中のかさぶたが繰り返す原因から、正しい対処法、病院を受診すべきタイミングまで、アイシークリニック上野院が詳しく解説します。適切なケアで、繰り返すかさぶたの悩みを解消しましょう。


目次

  1. 🔬 鼻の中にかさぶたができるメカニズム
  2. 🎯 鼻の中のかさぶたが繰り返す主な原因
  3. 💡 鼻の中のかさぶたを繰り返さないための正しいケア方法
  4. 🏠 自宅でできる鼻の中のかさぶた対策
  5. 🏥 病院を受診すべき症状と治療法
  6. 🌟 鼻の中のかさぶたを予防する生活習慣
  7. ❓ よくある質問
  8. 📝 まとめ

この記事のポイント

鼻の中のかさぶたが繰り返す主な原因は乾燥・鼻をいじる癖・アレルギー性鼻炎・感染症で、かさぶたを無理に剥がさず保湿ケアと生活習慣改善が基本対処法。2週間以上続く場合は耳鼻咽喉科を受診すること。

🔬 鼻の中にかさぶたができるメカニズム

鼻の中のかさぶたがなぜできるのかを理解することは、適切な対処法を選ぶうえで重要です。まずは、鼻の内部の構造とかさぶたが形成される仕組みについて解説します。

🦠 鼻の粘膜の役割と構造

鼻の内部は鼻粘膜と呼ばれる薄い組織で覆われています。この鼻粘膜は、📌 吸い込んだ空気を加湿・加温し、📌 ウイルスや細菌、ほこりなどの異物をキャッチして体内への侵入を防ぐ重要な役割を担っています。鼻粘膜の表面には細かい繊毛があり、粘液とともに異物を喉の方へ運び出す働きをしています。

鼻粘膜は非常にデリケートな組織であり、乾燥や刺激、感染などによって容易に傷つきます。特に鼻の入り口付近である鼻前庭は、外気に直接さらされるため、ダメージを受けやすい部位です。

🔸 かさぶたが形成される過程

かさぶたは、傷ついた組織を保護し、修復を促すために体が自然に作り出すものです。鼻の中に傷ができると、まず血液中の血小板が集まって出血を止めます。その後、フィブリンというタンパク質が網目状に固まり、血球や分泌物とともにかさぶたを形成します。

かさぶたの下では、新しい皮膚細胞が生成され、傷の修復が進みます。通常であれば、傷が治ればかさぶたは自然に剥がれ落ちます。しかし、鼻の中は常に空気の通り道であり、乾燥や刺激にさらされやすいため、傷の治りが遅くなることがあります

📍 鼻の中のかさぶたができやすい場所

鼻の中でかさぶたができやすい場所は、主に鼻前庭と呼ばれる鼻の入り口付近と、鼻中隔という左右の鼻腔を隔てる壁の前方部分です。これらの部位は指が届きやすく、無意識に触ってしまうことが多いため、傷がつきやすくなっています。

また、鼻中隔の前方にはキーゼルバッハ部位と呼ばれる、血管が集中している場所があります。この部位は粘膜が薄く、ちょっとした刺激でも出血しやすいため、かさぶたが繰り返しできやすい傾向があります。

Q. 鼻の中にかさぶたができやすい場所はどこですか?

鼻の中でかさぶたができやすいのは、鼻の入り口付近の「鼻前庭」と、左右の鼻腔を隔てる「鼻中隔」の前方部分です。特に鼻中隔前方の「キーゼルバッハ部位」は血管が集中し粘膜が薄いため、わずかな刺激でも出血しやすく、かさぶたが繰り返しできやすい傾向があります。

🎯 鼻の中のかさぶたが繰り返す主な原因

鼻の中のかさぶたが何度も繰り返す場合、その原因を特定することが重要です。ここでは、かさぶたが繰り返す主な原因について詳しく解説します。

💧 ドライノーズ(鼻の乾燥)

ドライノーズは、鼻の中の粘膜が乾燥した状態を指します。鼻粘膜が乾燥すると、ひび割れや亀裂が生じやすくなり、そこからかさぶたができます。特に冬場の乾燥した季節や、エアコンの効いた室内に長時間いる場合に起こりやすい症状です。

ドライノーズの主な症状としては、📌 鼻の中がヒリヒリする、📌 鼻をかむと血が混じる、📌 鼻の中がムズムズするなどがあります。放置すると粘膜のバリア機能が低下し、感染症にかかりやすくなることもあります。

👆 鼻をいじる癖・鼻ほじり

無意識に鼻の中を触る癖がある方は、かさぶたが繰り返しできやすくなります。指や爪で鼻の中を触ると、粘膜に小さな傷がつき、そこにかさぶたができます。かさぶたが気になってまた触ってしまうという悪循環に陥りやすいのが特徴です。

特に、爪が伸びている場合や、強く鼻をいじった場合には、傷が深くなり、治りにくくなることがあります。また、指についた細菌が傷口に入ることで、感染を起こすリスクもあります。

⚠️ 注意!
鼻をいじる癖は感染症のリスクも高めます。手についた細菌が傷口から侵入し、重篤な合併症を引き起こす場合もあるため、意識的に触らないよう心がけましょう。

🤧 アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルゲンに反応して、鼻の粘膜に炎症が起こる疾患です。📌 くしゃみ、📌 鼻水、📌 鼻づまりといった症状に加え、鼻のかゆみも特徴的です。

かゆみがあると鼻を触りたくなるため、粘膜を傷つけてしまいがちです。また、頻繁に鼻をかむことで粘膜が刺激され、かさぶたができやすくなります。慢性的なアレルギー性鼻炎がある方は、年間を通じてかさぶたが繰り返すことがあります。喉の痛みが乾燥と関連している場合は、こちらの記事「喉が痛いのに風邪じゃない?乾燥が原因の喉の痛みと対処法を医師が解説」で詳しく解説しています。

🦠 副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔炎は、鼻腔の周りにある副鼻腔に炎症が起こる疾患です。急性の場合は風邪などの感染症がきっかけとなることが多く、慢性化すると蓄膿症と呼ばれることもあります。

副鼻腔炎では、膿を含んだ黄色や緑色の鼻水が出ることがあり、この分泌物が鼻の中で乾燥してかさぶた状になることがあります。また、炎症によって粘膜が腫れ、傷つきやすくなるため、かさぶたが繰り返しできることがあります。

🔸 鼻前庭炎・鼻せつ

鼻前庭炎は、鼻の入り口付近である鼻前庭に炎症が起こる疾患です。黄色ブドウ球菌などの細菌感染が原因となることが多く、鼻をいじる癖がある方や、鼻毛を抜く習慣がある方に多く見られます。

症状としては、📌 鼻の入り口の痛み、📌 赤み、📌 腫れ、📌 かさぶたの形成などがあります。炎症が毛穴に及ぶと、鼻せつと呼ばれるおできのような状態になることもあります。適切な治療を行わないと、繰り返し再発することがあります

👴 萎縮性鼻炎・臭鼻症

萎縮性鼻炎は、鼻粘膜が萎縮して薄くなり、乾燥しやすくなる疾患です。進行すると臭鼻症と呼ばれ、鼻の中に悪臭のあるかさぶたが形成されることがあります。

この疾患は比較的まれですが、鼻の手術後や慢性的な鼻の炎症の後に発症することがあります。鼻の中が広くなりすぎて、空気の流れが変わり、粘膜が乾燥しやすくなることが原因と考えられています。

💊 薬剤の影響

点鼻薬の長期使用や誤った使用方法は、鼻粘膜にダメージを与えることがあります。特に血管収縮剤を含む市販の点鼻薬を長期間使用すると、薬剤性鼻炎を引き起こし、粘膜が傷みやすくなることがあります。

また、抗ヒスタミン薬や利尿剤など、体内の水分を減少させる作用のある薬を服用している場合も、鼻粘膜が乾燥しやすくなり、かさぶたができやすくなることがあります

🔸 全身疾患との関連

まれではありますが、全身疾患が鼻の中のかさぶたの原因となることがあります。例えば、多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)という自己免疫疾患では、鼻の粘膜に炎症や潰瘍ができ、かさぶたが繰り返し形成されることがあります。

また、糖尿病がある方は、傷の治りが遅くなる傾向があり、感染症にもかかりやすいため、鼻の中のかさぶたが繰り返すことがあります。原因不明のかさぶたが長期間続く場合は、全身疾患の可能性も考慮する必要があります。


🔸 全身疾患との関連

Q. 鼻の中のかさぶたが繰り返す主な原因は何ですか?

鼻の中のかさぶたが繰り返す主な原因は、鼻粘膜の乾燥(ドライノーズ)、鼻をいじる癖、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻前庭炎などです。かさぶたを気にして触る→傷ができる→またかさぶたができるという悪循環に陥りやすく、原因の特定と適切なケアが改善の鍵となります。

💡 鼻の中のかさぶたを繰り返さないための正しいケア方法

かさぶたが繰り返すのを防ぐためには、正しいケア方法を知ることが大切です。ここでは、鼻の中のかさぶたへの適切な対処法について解説します。

⚠️ かさぶたを無理に剥がさない

鼻の中にかさぶたができると、どうしても気になって剥がしたくなるものです。しかし、かさぶたを無理に剥がすことは、傷の治りを遅らせ、かさぶたが繰り返す原因となります

かさぶたは傷を保護するために体が作り出したものであり、その下で新しい組織が形成されています。無理に剥がすと、せっかく治りかけた傷が再び開き、出血や感染のリスクが高まります。かさぶたは自然に剥がれるのを待つのが基本です。

💡 ポイント
かさぶたが気になる時は、触る代わりに保湿ケアを行うことで不快感を軽減できます。温かいタオルで鼻の周りを温めるのも効果的です。

🚫 鼻を触らないように意識する

無意識に鼻を触る癖がある方は、意識的に触らないようにすることが重要です。特に、かさぶたができている間は、触りたくなる衝動を我慢する必要があります。

鼻がムズムズするときは、触る代わりに保湿ケアを行うことで、不快感を軽減できることがあります。また、手を清潔に保ち、爪を短く切っておくことも、万が一触ってしまった場合のダメージを軽減するのに役立ちます

🤧 正しい鼻のかみ方

鼻をかむときに強くかみすぎると、鼻粘膜に負担がかかり、傷つける原因となります。正しい鼻のかみ方は、片方の鼻を押さえながら、もう片方からゆっくりとかむ方法です。

両方の鼻を同時にかむと、圧力が高まり、耳管を通じて中耳に影響を与えることもあります。また、ティッシュで鼻を拭くときは、こすらずに優しく押さえるようにしましょう

✨ 保湿ケアの重要性

鼻の中の乾燥を防ぐことは、かさぶたの予防と治癒促進に効果的です。保湿ケアにはいくつかの方法があります。

生理食塩水の点鼻スプレーは、鼻粘膜を優しく保湿する方法として広く用いられています。市販のドライノーズ専用スプレーも手軽に使えます。また、ワセリンや専用の鼻用軟膏を綿棒で薄く塗布することで、粘膜を保護し、乾燥を防ぐことができます。

🏠 自宅でできる鼻の中のかさぶた対策

病院を受診する前に、自宅でできる対策を試してみることも有効です。ここでは、自宅で実践できるかさぶた対策を紹介します。

💧 加湿器の使用

室内の空気が乾燥していると、鼻粘膜も乾燥しやすくなります。特に冬場や、エアコンを使用する季節には、加湿器を使って室内の湿度を適切に保つことが大切です。

理想的な室内湿度は50~60%程度とされています。加湿器がない場合は、📌 濡れたタオルを室内に干したり、📌 洗濯物を室内で乾かしたりすることでも、ある程度の加湿効果が期待できます。

💦 鼻洗浄(鼻うがい)

鼻洗浄は、鼻の中を生理食塩水で洗い流す方法です。鼻の中の異物や分泌物を除去し、粘膜を保湿する効果があります。市販の鼻洗浄キットを使用すると、安全かつ簡単に行うことができます。

鼻洗浄を行う際は、必ず生理食塩水か専用の洗浄液を使用してください。水道水をそのまま使用すると、浸透圧の違いにより粘膜に負担がかかったり、まれに感染症の原因となったりすることがあります。

🧴 ワセリンや軟膏の塗布

鼻の中が乾燥している場合、白色ワセリンを薄く塗布することで、粘膜を保護し、乾燥を防ぐことができます。清潔な綿棒に少量のワセリンを取り、鼻の入り口付近に優しく塗布します。

ただし、ワセリンを大量に使用したり、鼻の奥深くまで塗ったりすることは避けてください。また、かさぶたに感染の兆候(強い痛み、膿、発熱など)がある場合は、自己判断での軟膏使用は控え、医師に相談することをお勧めします

💧 水分摂取を心がける

体内の水分が不足すると、鼻粘膜を含む全身の粘膜が乾燥しやすくなります。こまめな水分摂取を心がけることで、内側から潤いを保つことができます。

1日に1.5~2リットル程度の水分を摂取することが推奨されています。ただし、カフェインを含む飲み物やアルコールは利尿作用があるため、水やお茶など、カフェインの少ない飲み物を選ぶとよいでしょう。

😷 マスクの活用

外出時にマスクを着用することで、冷たい空気や乾燥した空気から鼻を保護することができます。また、マスク内に自分の呼気がこもることで、適度な湿度が保たれ、鼻粘膜の乾燥を防ぐ効果も期待できます。マスクの効果については、こちらの記事「マスクの効果とは?最新の研究から見る感染予防効果と正しい使い方を解説」で詳しく解説しています。

就寝時に口呼吸になる方は、口元の乾燥だけでなく、鼻粘膜にも影響を与えることがあります。専用の就寝用マスクを使用することで、睡眠中の乾燥対策になります

Q. 自宅でできる鼻のかさぶた対策を教えてください。

自宅でできる鼻のかさぶた対策として、加湿器で室内湿度を50〜60%に保つこと、生理食塩水による鼻洗浄、清潔な綿棒で白色ワセリンを鼻の入り口に薄く塗布すること、1日1.5〜2リットルの水分摂取が効果的です。外出時のマスク着用も、乾燥した空気から鼻粘膜を守るのに役立ちます。

🏥 病院を受診すべき症状と治療法

自宅でのケアを行っても改善しない場合や、以下のような症状がある場合は、医療機関を受診することをお勧めします

🚨 受診の目安となる症状

以下のような症状がある場合は、耳鼻咽喉科への受診を検討してください。

📌 かさぶたが2週間以上治らない場合
📌 出血が頻繁にある、または止まりにくい場合
📌 強い痛みや腫れがある場合
📌 膿が出る場合
📌 悪臭がする場合

さらに、発熱や顔面の痛みを伴う場合、かさぶたが徐々に大きくなる場合、鼻づまりがひどく呼吸に支障がある場合も、受診の目安となります。

🚨 緊急度高!
発熱・激しい痛み・膿が出る・悪臭がするなどの症状がある場合は、感染症の可能性があるため早急に受診してください。

🔍 耳鼻咽喉科での診察内容

耳鼻咽喉科では、まず問診で症状の経過や生活習慣について確認します。その後、鼻鏡や内視鏡を使って鼻の中を詳しく観察し、かさぶたの状態や粘膜の状態を確認します。

必要に応じて、📌 細菌培養検査、📌 アレルギー検査、📌 画像検査(レントゲンやCT)などが行われることもあります。これらの検査結果をもとに、かさぶたの原因を特定し、適切な治療方針が決定されます

💊 医療機関での治療法

原因に応じて、さまざまな治療が行われます

細菌感染が原因の場合
抗菌薬の内服や外用薬が処方されます。感染が重度の場合は、抗菌薬の点滴が必要になることもあります。

アレルギー性鼻炎が原因の場合
抗ヒスタミン薬や点鼻ステロイド薬などが処方されます。根本的な治療として、アレルゲン免疫療法が検討されることもあります。

副鼻腔炎が原因の場合
抗菌薬や粘液溶解薬、点鼻薬などで治療を行います。慢性化している場合は、マクロライド系抗菌薬の少量長期投与や、改善しない場合は手術が検討されることもあります。

萎縮性鼻炎の場合
鼻洗浄や軟膏の塗布、ビタミン剤の投与などで対症療法を行います。重症例では手術が検討されることもあります。

🩸 鼻出血への対処と治療

かさぶたに伴う鼻出血が繰り返す場合、出血点を焼灼する治療が行われることがあります。電気凝固や薬品による焼灼で、出血しやすい血管を処理します。

この処置は外来で短時間で行うことができ、繰り返す鼻出血の改善に効果的です。ただし、一度の処置で完全に治るとは限らず、複数回の処置が必要になることもあります。

Q. 鼻のかさぶたで病院を受診すべき目安は?

鼻の中のかさぶたが2週間以上治らない場合、出血が頻繁または止まりにくい場合、強い痛みや腫れ・膿・悪臭がある場合は耳鼻咽喉科の受診が必要です。発熱や顔面の痛みを伴う場合も早急な受診が求められます。アイシークリニックでも鼻の症状に関する診察を行っています。

🌟 鼻の中のかさぶたを予防する生活習慣

かさぶたの再発を防ぐためには、日常生活での予防が重要です。以下のポイントを意識して、鼻の健康を維持しましょう。

🏠 適切な室内環境の維持

室内の湿度を50~60%程度に保つことで、鼻粘膜の乾燥を防ぐことができます。📌 加湿器を使用したり、📌 観葉植物を置いたりすることで、室内の湿度を上げることができます。

また、エアコンの風が直接顔に当たらないように注意することも大切です。空気清浄機を使用して、室内のほこりやアレルゲンを減らすことも、鼻粘膜への刺激を軽減するのに役立ちます。

🍎 バランスの取れた食事

粘膜の健康維持には、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などの栄養素が重要です。緑黄色野菜、果物、魚、肉、卵など、バランスの取れた食事を心がけましょう。

特にビタミンAは粘膜の健康維持に欠かせない栄養素です。📌 にんじん、📌 かぼちゃ、📌 ほうれん草、📌 レバーなどに多く含まれています。

😴 規則正しい生活と十分な睡眠

免疫力の低下は、感染症にかかりやすくなり、傷の治りも遅くなる原因となります。規則正しい生活を送り、十分な睡眠をとることで、体の免疫力を維持することが大切です。

成人では、1日7~8時間程度の睡眠が推奨されています。また、過度なストレスも免疫力に影響を与えるため、適度な運動やリラックスする時間を設けることも重要です。睡眠リズムについては、こちらの記事「睡眠リズムの戻し方|3日で生活リズムを整える具体的な方法と注意点」で詳しく解説しています。

🚭 禁煙の重要性

喫煙は鼻粘膜に直接的なダメージを与えます。たばこの煙に含まれる有害物質は、粘膜の繊毛運動を低下させ、粘膜を乾燥させる原因となります。

また、喫煙は傷の治りを遅らせ、感染症のリスクを高めることも知られています。鼻の中のかさぶたが繰り返す方で喫煙習慣がある場合は、禁煙を検討することをお勧めします。

🌸 アレルギー対策

アレルギー性鼻炎がある方は、アレルゲンを避けることが重要です。花粉症の場合は、📌 花粉の多い時期にはマスクや眼鏡を着用し、📌 帰宅後は服についた花粉を払い落とし、📌 手洗い・うがいを行いましょう。

ハウスダストやダニアレルギーの場合は、📌 こまめな掃除や寝具の洗濯、📌 布製品の除去などが効果的です。医師と相談して、適切なアレルギー治療を受けることも大切です。黄砂対策については、こちらの記事「黄砂飛来の対策とは?健康被害を防ぐ予防法と症状別の対処法を医師が解説」で詳しく解説しています。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、鼻の中のかさぶたで悩まれる患者様を多く診察しており、特に乾燥する季節には相談が増加します。多くのケースで、適切な保湿ケアと生活習慣の改善により症状は改善しますが、繰り返す場合は根本的な原因を特定することが重要です。」

❓ よくある質問

鼻の中のかさぶたは何日くらいで治りますか?

通常、鼻の中のかさぶたは1~2週間程度で自然に治癒します。ただし、原因によっては治癒に時間がかかることがあります。かさぶたを触ったり剥がしたりせず、保湿ケアを続けることで、治癒を促進できます。2週間以上経っても改善しない場合は、耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。

鼻の中のかさぶたに市販薬は使えますか?

軽度の乾燥によるかさぶたには、市販のドライノーズスプレーや白色ワセリンが使用できます。ただし、感染が疑われる場合や症状が重い場合は、自己判断での市販薬使用は避け、医師に相談してください。また、血管収縮剤を含む点鼻薬の長期使用は、かえって症状を悪化させることがあるため注意が必要です。

子どもの鼻の中のかさぶたはどう対処すればよいですか?

子どもは鼻をいじる癖がつきやすく、かさぶたが繰り返しできることがよくあります。まずは爪を短く切り、鼻を触らないよう声かけをしましょう。保湿には生理食塩水のスプレーやワセリンが使用できます。出血が頻繁な場合や、かさぶたが長期間治らない場合は、小児科や耳鼻咽喉科を受診してください。

鼻の中のかさぶたから血が出るのは危険ですか?

鼻の中のかさぶたからの少量の出血は、多くの場合心配ありません。かさぶたが剥がれる際に出血することは自然な現象です。ただし、出血が頻繁に起こる場合、止まりにくい場合、出血量が多い場合は、血管の異常や血液疾患の可能性もあるため、医療機関を受診することをお勧めします。

鼻の中のかさぶたと鼻茸(鼻ポリープ)の違いは何ですか?

かさぶたは傷が治る過程で形成される固い塊で、通常は鼻の入り口付近にできます。一方、鼻茸は鼻粘膜が腫れてできた良性のポリープで、鼻腔の奥にできることが多いです。鼻茸は柔らかく、半透明の外観をしています。自分で判断が難しい場合は、耳鼻咽喉科で内視鏡検査を受けることをお勧めします。

📝 まとめ

鼻の中のかさぶたが繰り返す原因は、乾燥、鼻をいじる癖、アレルギー性鼻炎、感染症などさまざまですかさぶたを無理に剥がさず、適切な保湿ケアを行うことが、繰り返しを防ぐための基本となります

自宅でのケアとしては、📌 加湿器の使用、📌 鼻洗浄、📌 ワセリンの塗布、📌 十分な水分摂取などが効果的です。また、生活習慣の見直しや、アレルギー対策も重要です。冬に起こりやすい乾燥肌については、こちらの記事「顔のカサカサ・皮むけの原因と対策|乾燥肌を改善するスキンケア方法」で詳しく解説しています。

2週間以上症状が続く場合や、強い痛み、膿、出血などの症状がある場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。原因に応じた適切な治療を受けることで、繰り返すかさぶたの悩みを解消することができます。

アイシークリニック上野院では、鼻の症状でお悩みの方の診察を行っております。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。


参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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