学生時代は「洗顔だけ」「気が向いたときに保湿」という方も多いかもしれません。しかし社会人になると、毎日のオフィス環境、ストレス、睡眠不足、食生活の変化など、肌に影響を与える要素が一気に増えます。「なんとなく肌の調子が悪くなってきた」「ニキビが増えた」「乾燥が気になる」と感じ始めたとき、それはスキンケアを本格的に見直すサインです。この記事では、スキンケアをほとんど行ってこなかった新社会人の方に向けて、何から始めればよいのか、どんな製品を選べばよいのか、正しい順番と継続のコツまでをわかりやすく解説します。
目次
- 新社会人の肌が変化しやすい理由
- スキンケアの基本3ステップ
- 洗顔の正しいやり方と選び方
- 化粧水・乳液・保湿クリームの役割と選び方
- 日焼け止めを毎日使うべき理由
- 男性新社会人のスキンケア入門
- スキンケアを継続するためのコツ
- 市販品では解決しにくい肌トラブルへの対処法
- まとめ
この記事のポイント
新社会人は睡眠不足・ストレス・乾燥などで肌トラブルが増えやすく、洗顔・保湿・紫外線対策の基本3ステップを毎日継続することが重要。市販品で改善しない場合はアイシークリニックなど専門機関への相談が推奨される。
🎯 新社会人の肌が変化しやすい理由
大学生から社会人へと生活スタイルが大きく変わる時期、肌のコンディションも同じように変わりやすくなります。これは単なる気のせいではなく、生活習慣や環境の変化が肌に直接影響を与えているためです。
まず挙げられるのが睡眠時間の変化です。学生時代は自分のペースで生活できていたのに、社会人になると通勤時間が加わり、朝早く起きなければならない日が続きます。睡眠不足は成長ホルモンの分泌を妨げ、肌の細胞の修復や再生を遅らせます。就寝中に行われている「肌のゴールデンタイム」と呼ばれる夜間修復が十分に機能しなくなると、くすみやニキビ、乾燥として肌に現れてきます。
次に、ストレスの増加も見逃せません。新しい職場環境への適応、仕事のプレッシャー、人間関係の変化など、社会人1年目は精神的な負担が大きくなりがちです。ストレスがかかるとコルチゾールというホルモンが増加し、皮脂の過剰分泌を促します。これがニキビやテカりの原因になることが多く、特に入社後数ヶ月で肌トラブルが増えたと感じる方は少なくありません。
また、食生活の乱れも肌に影響します。一人暮らしを始めた場合は栄養バランスが崩れやすく、ファストフードや外食が増えることで脂質や糖質の摂取が偏りがちです。これが皮脂の過剰分泌や炎症を引き起こし、ニキビや毛穴の目立ちにつながります。
さらに、オフィス環境による乾燥も大きな要因です。エアコンが終日稼働している室内は湿度が低く、肌から水分が奪われやすい状態が続きます。学生時代より長時間同じ空間にいることで、慢性的な乾燥が引き起こされます。
こうした複数の要因が重なることで、「学生時代は特にケアしなくてもよかったのに、社会人になってから肌が荒れてきた」という状況が生まれます。だからこそ、社会人生活を始めるタイミングでスキンケアの習慣を作ることが大切なのです。
Q. 新社会人になると肌が荒れやすくなる理由は?
新社会人は睡眠不足による肌の修復機能低下、ストレスによるコルチゾール増加で皮脂が過剰分泌されニキビが増えやすくなります。加えて食生活の乱れや、エアコンが終日稼働するオフィス環境による慢性的な乾燥も重なり、複数の要因が同時に肌へ影響を与えます。
📋 スキンケアの基本3ステップ
スキンケアというと、たくさんのアイテムを揃えなければならないイメージがある方も多いかもしれません。しかし、最初から複雑なルーティンを作る必要はありません。まずは3つの基本ステップを毎日続けることが最も重要です。
最初のステップは「洗顔」です。肌の表面に付着した汚れ、余分な皮脂、PM2.5などの微粒子、そして日焼け止めやファンデーションなどを適切に落とすことが、スキンケアの出発点になります。洗いすぎても乾燥を招くため、肌に合ったクレンジングと洗顔料を使い、必要以上に摩擦をかけないことが重要です。
次のステップは「化粧水や保湿ケア」です。洗顔後は肌のバリア機能が一時的に低下し、水分が蒸発しやすい状態になります。この状態を放置すると乾燥が進み、肌荒れやニキビの悪化につながります。化粧水で水分を補い、乳液や保湿クリームで蓋をするというイメージで行うと理解しやすいでしょう。
3つ目のステップは「紫外線対策」です。日焼け止めは夏だけでなく、一年を通して使用することが肌の老化予防において非常に重要です。紫外線によるダメージは蓄積されるものであり、20代から毎日日焼け止めを塗る習慣を持つことが、将来のシミやたるみの予防につながります。
この3ステップを朝と夜のルーティンに組み込むことが、スキンケアの基本です。複雑なアイテムを使わなくてよいので、まずはこの3ステップを丁寧に行うことを意識してみてください。
💊 洗顔の正しいやり方と選び方
洗顔はスキンケアの中で最もベースとなるステップですが、正しい方法でできている人は意外と少ないものです。間違った洗顔はその後のスキンケアアイテムの効果を下げるだけでなく、肌のバリア機能を傷つけることにもなります。
まず、洗顔料の選び方から考えましょう。自分の肌質を把握することが大切です。脂性肌の方はさっぱりとした洗い上がりのフォームタイプやジェルタイプが向いており、乾燥肌の方はクリームタイプや保湿成分配合のものが適しています。混合肌の方は、全体的にマイルドな洗い上がりのものを選び、皮脂が多いTゾーンには少し丁寧に泡を乗せるやり方で対応するとよいでしょう。
洗顔の手順としては、まず手を清潔に洗うことから始めます。洗顔料はしっかりと泡立ててから使用することがポイントです。泡立てが不十分な状態で洗顔料を顔に乗せると、肌との摩擦が増え、ダメージにつながります。泡立てネットを使うと初心者でも簡単に細かい泡を作ることができます。
泡を顔に乗せたら、指先で押さえるようにして毛穴の汚れを浮かせていきます。ゴシゴシと強く擦るのは絶対に避けてください。特に目の周りや口周りなど、皮膚が薄い部分は優しく扱う必要があります。洗い時間の目安は30秒から1分程度です。
すすぎはぬるま湯で行います。熱すぎるお湯は肌の必要な油分まで洗い流してしまい、乾燥の原因になります。冷水は毛穴を引き締める効果があると言われますが、実際には皮脂汚れが落ちにくくなるため、適度なぬるま湯が最も適しています。すすぎ残しがないよう、生え際や小鼻の脇、あごのラインなどは丁寧にすすぐことを意識してください。
洗顔後のタオルの使い方も重要です。タオルをゴシゴシ押し当てて拭くのではなく、清潔な柔らかいタオルを顔に当てて水分を吸い取るようなイメージで優しく使用してください。洗顔後はすぐに化粧水などの保湿ケアに進みましょう。時間をおくと乾燥が進むため、洗顔後1分以内を目安に次のステップへ移ることが理想です。
夜はメイクをしている場合や日焼け止めを使用した場合には、洗顔の前にクレンジングを行う必要があります。クレンジングにも様々な種類があり、オイルタイプ、ミルクタイプ、バームタイプ、シートタイプなどがあります。使い勝手や肌への負担を考慮して選ぶとよいでしょう。ただし、クレンジングをしたうえで洗顔料による洗顔も行う「ダブル洗顔」が必要かどうかは、使用するクレンジング製品によって異なります。製品の説明書をよく確認してください。
Q. スキンケア初心者が最初に覚えるべき順番は?
スキンケア初心者は「洗顔→化粧水→乳液→日焼け止め」の順を基本として覚えましょう。化粧水で水分を補い、乳液で油分を重ねて蒸発を防ぎます。テクスチャーが軽いものから重いものへ使う原則を守れば、美容液やクリームを加える際も迷わず対応できます。
🏥 化粧水・乳液・保湿クリームの役割と選び方
洗顔の後に使う保湿アイテムは、肌の水分と油分のバランスを整える重要な役割を持ちます。それぞれのアイテムには異なる目的があるため、役割を理解した上で自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。
化粧水は、肌に水分を補給するためのアイテムです。洗顔後に失われた水分を素早く補い、肌を柔らかく整える役割があります。また、後から使う乳液や美容液などの浸透を助ける効果も期待できます。化粧水はコットンを使って拭き取るように使う方法と、手のひらで包み込むように馴染ませる方法があります。コットンを使うほうが均一に塗布できますが、コットンに化粧水が吸収されてしまうため、少し多めに使う必要があります。
化粧水を選ぶ際は、アルコール(エタノール)が高濃度で含まれているものには注意が必要です。アルコールは清涼感を与えますが、敏感肌や乾燥肌の方には刺激になることがあります。ヒアルロン酸、グリセリン、セラミドなどの保湿成分が配合されているものを選ぶと、乾燥対策として効果的です。
乳液は、化粧水で与えた水分に油分を加えることで、水分の蒸発を防ぐ役割を担います。「化粧水で水分を与えて、乳液で蓋をする」という表現が一般的ですが、正確には水分と油分をバランスよく補うことで肌のバリア機能を整えるイメージです。テクスチャーはさらっとしたものから濃厚なものまで様々あり、脂性肌の方はさっぱりタイプ、乾燥肌の方はしっとりタイプを選ぶとよいでしょう。
保湿クリームは乳液よりもさらに油分が多く、しっかりとした保湿膜を作るアイテムです。乾燥が特に気になる秋冬や、肌が乾燥しやすい体質の方に向いています。乳液を使えば保湿クリームは不要、という考え方もありますが、乾燥が強い場合は乳液の後にクリームを重ねることでより高い保湿効果を得られます。
美容液は、特定の悩みに特化した高濃度の有効成分が配合されたアイテムです。ニキビ対策、美白、エイジングケアなど様々な種類があります。スキンケアを始めたばかりの方は、まずは化粧水と乳液の基本ステップを整えてから、必要に応じて美容液を取り入れるとよいでしょう。最初から多くのアイテムを使おうとすると、どれが肌に合わないかわからなくなるリスクもあります。
アイテムを使用する順番は、化粧水→美容液→乳液→クリームの順が基本です。テクスチャーが軽いものから重いものへ、という原則を覚えておくと迷いにくくなります。
⚠️ 日焼け止めを毎日使うべき理由
日焼け止めは夏の海やレジャーのときだけ使うもの、と思っている方はまだ多いかもしれません。しかし、スキンケアの観点から言えば、日焼け止めは一年を通して毎日使用すべきアイテムです。
紫外線には、主にUVAとUVBの2種類があります。UVBは肌の表面に作用し、いわゆる「日焼け」(赤くなる、ヒリヒリする)を引き起こします。一方、UVAは肌の奥深くまで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊することでシワやたるみの原因となります。UVAは曇りの日でも、ガラス越しでも届くため、室内にいる場合でも対策が必要です。
紫外線ダメージは蓄積されるという性質を持っています。20代のうちから毎日少しずつ蓄積したダメージが、30代・40代になって一気にシミやたるみとして現れてくることがよく知られています。逆に言えば、20代から日焼け止めを毎日使うことで、将来の肌老化を大幅に遅らせることができます。スキンケアにおいて、紫外線対策は最もコストパフォーマンスが高い老化予防といえます。
日焼け止めを選ぶ際には、SPFとPAという2つの指標を参考にします。SPFはUVBを防ぐ効果の強さを表し、数値が高いほど防御力が強くなります。PAはUVAを防ぐ効果を示し、「+」の数が多いほど効果が高いことを意味します。日常使いであればSPF30・PA+++程度のものが使いやすく、屋外での活動が多い日はSPF50・PA++++を選ぶとよいでしょう。
日焼け止めの使い方も重要です。朝の保湿ケアの最後に使用し、外出前に必ず塗ることを習慣にしましょう。汗や皮脂で落ちやすいため、長時間外にいる日は2〜3時間ごとに塗り直すことが推奨されています。また、日焼け止めには肌への負担が少ないノンケミカル(紫外線散乱剤)タイプとケミカル(紫外線吸収剤)タイプがあります。敏感肌や肌が弱い方は、刺激が比較的少ないとされるノンケミカルタイプを選ぶ方が安心です。
最近ではUVカット効果のある化粧下地やBBクリームも多く販売されており、これらを利用すれば保湿と日焼け止めを兼ねることができるため、時間がない朝のルーティンに取り入れやすいでしょう。
Q. 日焼け止めを曇りの日も使うべき理由は?
曇りの日や室内でも、UVAは雲やガラスを透過して肌の奥深くまで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊してシワやたるみの原因となります。紫外線ダメージは蓄積されるため、20代から毎日SPF30・PA+++程度の日焼け止めを使う習慣が将来の肌老化を大幅に遅らせる最も効率的な予防策です。
🔍 男性新社会人のスキンケア入門
スキンケアというと女性向けのイメージがある方も多いかもしれませんが、男性の肌も環境や生活習慣の影響を受け、適切なケアが必要です。特に新社会人の男性は、ニキビや過剰な皮脂によるテカり、剃刀負けなどのトラブルを抱えているケースが多く、スキンケアに取り組むことで大きく改善できる可能性があります。
男性の肌は一般的に女性と比べて皮脂分泌が多く、毛穴が大きい傾向があります。これはテストステロンなどの男性ホルモンが皮脂腺を活発にするためです。皮脂が多いとニキビや毛穴の黒ずみが起きやすく、見た目の清潔感にも影響します。さらに、毎日のひげ剃りによって肌にダメージが加わりやすく、バリア機能が低下しやすい状態が続いています。
男性のスキンケアも基本は女性と同じく、洗顔・保湿・紫外線対策の3ステップです。ただし、男性は皮脂が多い方が多いため、洗顔料はさっぱりとした洗い上がりのものを選ぶとよいでしょう。一方で、洗いすぎにも注意が必要です。脂っぽいからといって1日に何度も洗顔すると、肌のバリア機能が低下し、かえって皮脂が過剰分泌されるという悪循環に陥ることがあります。朝と夜の1日2回を目安にしましょう。
ひげ剃りの後は肌がダメージを受けた状態です。アフターシェーブケアとして化粧水を使うと、肌の炎症を落ち着かせ、乾燥を防ぐことができます。アルコール濃度が高いアフターシェーブローションは刺激が強いため、敏感になっている剃り後の肌には、アルコール不使用や低刺激の製品を選ぶことをおすすめします。
男性向けのオールインワンジェルやオールインワン乳液という製品もあります。化粧水・乳液・美容液などの機能を1本にまとめたアイテムで、ステップ数を減らせることから、スキンケアを始めやすいと感じる男性に人気があります。ただし、オールインワンは利便性が高い反面、1つひとつのステップを丁寧に行う場合と比べると保湿力が低くなりやすい傾向もあります。スキンケアに慣れてきたら、化粧水と乳液を別々に使う方法にステップアップすることを検討してみてください。
日焼け止めについては、男性も毎日使用することが理想です。「日焼けした方が健康的に見える」という意見もありますが、紫外線ダメージは見た目の老化に直結します。肌のトーンを整え、シミを予防するためにも、男性も積極的に日焼け止めを取り入れることをおすすめします。
📝 スキンケアを継続するためのコツ
スキンケアを始めても、忙しい社会人生活の中で継続できずに習慣化が難しいという方は多いです。特に仕事で疲れて帰宅した夜や、朝の忙しい時間帯にスキンケアを行うのは、最初はハードルが高く感じるかもしれません。ここでは、無理なく継続するためのいくつかのコツを紹介します。
まず大切なのは、最小限のステップからスタートするということです。最初から5ステップも6ステップも行おうとすると、疲れた日や急いでいる日には「全部できないから今日はもういいや」となってしまいがちです。初めのうちは洗顔と保湿だけでもよいのでとにかく毎日続ける、という意識を持つことが大切です。習慣化してきたら、少しずつステップを増やしていけばよいのです。
次に、スキンケア用品を使いやすい場所に置くという工夫も効果的です。洗面台の目立つ場所に並べておくと、歯磨きや洗顔の流れでそのままスキンケアに進みやすくなります。逆に引き出しの中や棚の奥にしまっておくと、取り出す手間が心理的なハードルになることがあります。
既存の習慣に組み合わせるという方法も有効です。「朝の歯磨きのあと」「夜のお風呂上がりすぐ」など、すでに習慣化されている行動とセットにすることで、スキンケアを意識しなくても自然と行えるようになります。行動心理学では「習慣スタッキング」と呼ばれる手法で、新しい習慣を定着させる際によく使われます。
アイテムの数を最初から増やしすぎないことも重要です。スキンケアアイテムが多すぎると、どれをどの順番で使うか混乱したり、毎日揃えること自体が面倒に感じたりします。まずはシンプルなラインナップで始め、肌の状態を見ながら少しずつアイテムを追加していく方が続けやすいでしょう。
スキンケアを「楽しみ」として捉える視点も継続につながります。お気に入りの香りの化粧水を使う、気分が上がるパッケージのアイテムを選ぶなど、スキンケアの時間を自分へのご褒美や、リラックスタイムとして位置づけてみましょう。朝夜の短い時間でも、丁寧に肌に触れることはストレス軽減にもなります。
また、スキンケアの効果を実感することも継続の大きなモチベーションになります。始めてから数週間後に肌の調子が整ってきた、ニキビが減ってきた、乾燥が気にならなくなったという変化を感じたとき、「続けてよかった」という実感が生まれます。毎月同じ日に自撮りをして肌の変化を記録しておくのも一つの方法です。
Q. 市販品でニキビが改善しない場合の対処法は?
市販品で改善しない繰り返すニキビには、皮膚科や専門クリニックへの相談が有効です。医療機関ではアダパレンや過酸化ベンゾイル配合の外用薬、抗生物質の内服薬など、市販品より高い効果が期待できる治療薬を処方できます。アイシークリニックでも肌の状態に応じたカウンセリングと施術を提供しています。
💡 市販品では解決しにくい肌トラブルへの対処法

毎日のスキンケアを続けていても、なかなか改善されない肌トラブルがある場合は、市販のスキンケア製品だけでは対処が難しいケースがあります。そういったときは、皮膚科やスキンケアに詳しい専門クリニックを受診することを検討しましょう。
繰り返すニキビは、特に悩む方が多いトラブルの一つです。ニキビの原因はアクネ桿菌の増殖、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まりなどが複合的に絡み合っており、市販の洗顔料やニキビケア製品で改善しきれない場合があります。皮膚科では抗生物質の外用薬や内服薬、アダパレンや過酸化ベンゾイルといった成分を含む医療用の外用薬を処方することができ、市販品より高い効果が期待できます。
毛穴の黒ずみや開き、角栓の詰まりに長期間悩んでいる方には、ケミカルピーリングという施術が効果的なことがあります。グリコール酸や乳酸などの酸を使って古い角質を除去することで、毛穴の詰まりを解消し、肌のターンオーバーを促進します。自宅でできるピーリング製品も市販されていますが、濃度が低いため効果が限定的な場合があります。クリニックでのピーリングは濃度が高く、専門家が行うためより確実な効果が期待できます。
シミやくすみが気になる場合は、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、ハイドロキノンなどの美白成分を含む製品が有効ですが、市販の化粧品に含まれる濃度では効果が出るまでに時間がかかることがあります。医療機関では、高濃度のハイドロキノンクリームや、レーザートーニングなどの光・レーザー治療を受けることもできます。
乾燥が著しく、かゆみや赤みを伴う場合は、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎などの皮膚疾患が関与している可能性もあります。自己判断でケアを続けるよりも、皮膚科で正確な診断を受けてから適切な治療を行うことが重要です。
美容クリニックでは、上記のような医療的なアプローチに加え、肌の状態に合わせたスキンケアのアドバイスを受けることもできます。「自分の肌タイプがわからない」「何を使えばよいかわからない」という方は、専門家に相談することでより自分に合った情報を得ることができます。
アイシークリニック上野院では、肌の状態に応じたカウンセリングや施術を受けることができます。市販品でのセルフケアに限界を感じている方、肌トラブルが長引いている方は、一度専門家に相談してみることをおすすめします。自分の肌に合った適切なアドバイスをもらうことで、効率よく肌の状態を改善できる可能性があります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、社会人になったばかりの時期にニキビや乾燥などの肌トラブルを訴えて来院される方が多く、環境の変化やストレスが肌に与える影響の大きさを日々実感しています。まずは洗顔・保湿・紫外線対策という基本3ステップを丁寧に継続することが肌の健康の土台となりますが、市販品でのセルフケアを続けても改善が見られない場合は、早めに専門家へご相談いただくことで、より適切な治療法を提案できることも多くあります。最近の傾向として、自己流のケアによって症状が悪化してからご来院される方も少なくないため、肌トラブルが長引いていると感じた際にはお気軽にご相談いただければと思います。」
✨ よくある質問
睡眠不足による肌の修復機能の低下、ストレスによる皮脂の過剰分泌、食生活の乱れ、オフィスのエアコンによる慢性的な乾燥など、複数の要因が重なることが主な原因です。学生時代と比べて生活環境が大きく変化するため、社会人になるタイミングでスキンケア習慣を整えることが重要です。
まずは「洗顔」「保湿(化粧水・乳液)」「紫外線対策(日焼け止め)」の基本3ステップから始めましょう。最初から多くのアイテムを揃える必要はありません。この3ステップを毎日丁寧に続けることが、肌の健康を保つ最も重要な土台となります。
はい、一年を通して毎日使用することが推奨されます。UVAは曇りの日やガラス越しでも届き、肌の奥深くに蓄積されてシワやたるみの原因になります。日常使いはSPF30・PA+++程度のものが使いやすく、20代からの習慣化が将来の肌老化予防に大きく役立ちます。
基本の使用順は「化粧水→美容液→乳液→クリーム」です。テクスチャーが軽いものから重いものへという順番が原則です。化粧水で水分を補い、乳液やクリームで蓋をするイメージで行いましょう。スキンケアを始めたばかりの方は、まず化粧水と乳液の2ステップから取り組むことをおすすめします。
市販品で改善が見られない場合は、皮膚科や専門クリニックへの相談をおすすめします。医療機関では抗生物質の外用薬・内服薬や、アダパレンなど市販品より高濃度・高効果の治療薬を処方できます。アイシークリニック上野院でも肌の状態に応じたカウンセリングや施術を行っています。自己流ケアで悪化する前に、早めの相談が大切です。
📌 まとめ
新社会人としての生活が始まると、環境の変化や生活習慣の乱れが肌にさまざまな影響を与えます。だからこそ、このタイミングでスキンケアの習慣を作ることは、将来の肌のためにとても大切な投資といえます。
スキンケアの基本は「洗顔」「保湿」「紫外線対策」の3ステップです。複雑なルーティンをいきなり作ろうとするのではなく、まずはこの3つを毎日丁寧に行うことを目指しましょう。自分の肌質を理解した上で、それに合ったアイテムを選ぶことも長続きのポイントです。
継続することに難しさを感じたときは、ステップを減らしたり、既存の習慣と組み合わせたりして工夫してみてください。スキンケアは毎日の積み重ねが大切で、少しずつの変化が数ヶ月後に大きな差を生みます。
市販品によるセルフケアで改善が難しいトラブルが続く場合は、無理をせず専門家に相談することも選択肢の一つです。正しい知識と適切なケアを身につけることで、社会人として最高のコンディションで毎日を過ごすための土台を作っていきましょう。
📚 関連記事
- 環境変化による肌荒れの原因と対策|季節の変わり目に肌を守る方法
- ニキビに効く薬を皮膚科で処方してもらうメリットと治療の流れ
- 大人のニキビ治療法|原因から最新の治療まで徹底解説
- 紫外線でシミが悪化する理由と効果的な対策を徹底解説
- ニキビ跡の色素沈着を治す方法|原因から効果的なケアまで徹底解説
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の原因・治療・予防に関する医学的根拠、アクネ桿菌や皮脂分泌との関係、外用薬の適応など、記事内で言及している繰り返すニキビへの対処法の参照元として活用
- 日本皮膚科学会 – アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎などの皮膚疾患に関する診断・治療情報。記事内の「乾燥が著しくかゆみや赤みを伴う場合は皮膚疾患の可能性がある」という記述の医学的根拠として参照
- 厚生労働省 – 化粧品・医薬部外品(日焼け止め・美白成分配合製品など)の承認成分や効能効果に関する規制情報。SPF・PA表示の基準やハイドロキノン・トラネキサム酸などの有効成分の位置づけの参照元として活用
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務