インフルエンザの初期症状とは?風邪との違いや対処法を医師が解説

インフルエンザは毎年冬を中心に流行する感染症で、発症すると急激に症状が進行することが特徴です。「なんだか体がだるい」「急に寒気がしてきた」といった症状を感じたとき、それが風邪なのかインフルエンザなのか判断に迷う方は多いのではないでしょうか。インフルエンザは早期に発見して適切な治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、周囲への感染拡大も抑えることができます。この記事では、インフルエンザの初期症状の特徴や風邪との違い、受診のタイミング、自宅でできる対処法について詳しく解説します。

📊 【2024-2025シーズン】今シーズンのインフルエンザの特徴

2024-2025年シーズンは、新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初めて迎える本格的なインフルエンザシーズンとなります。厚生労働省の発表によると、2024年9月以降、全国的にインフルエンザの患者数が例年より早い時期から増加傾向を示しており、特にA型インフルエンザ(H3N2亜型)の流行が目立っています。

今シーズンの特徴として、マスク着用が個人の判断となったことで、感染拡大のスピードが従来より早くなる可能性が指摘されています。また、過去3年間のコロナ禍でインフルエンザの流行が抑制されていたため、特に小児では免疫を持たない人が多く、重症化リスクが高まることが懸念されています。

📊 【2024-2025シーズン】今シーズンのインフルエンザの特徴

目次

  1. インフルエンザとは
  2. インフルエンザの初期症状
  3. インフルエンザと風邪の違い
  4. インフルエンザの潜伏期間と感染経路
  5. インフルエンザが重症化しやすい方
  6. インフルエンザの検査と診断
  7. インフルエンザの治療法
  8. 自宅でできる対処法とセルフケア
  9. インフルエンザの予防法
  10. 受診の目安とタイミング
  11. よくある質問
  12. まとめ

この記事のポイント

インフルエンザは急激な高熱・全身倦怠感・関節痛が特徴で風邪と異なる。2024-2025シーズンは早期流行中。発症48時間以内の受診と抗ウイルス薬投与が重症化予防に有効。ワクチン接種と手洗いが主な予防策。

🦠 インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症です。毎年11月頃から流行が始まり、12月から3月にかけてピークを迎えます。日本では年間約1,000万人がインフルエンザに罹患するとされており、非常に身近な感染症の一つです。

🧬 インフルエンザウイルスの種類

インフルエンザウイルスには以下の種類があります:

  • A型:変異しやすく、世界的な大流行(パンデミック)を引き起こすことがある
  • B型:A型ほど変異が激しくなく、比較的症状が軽いとされる
  • C型:軽症で済むことが多い
  • D型:主に牛に感染するためヒトへの感染はほとんどない

このうち、ヒトに感染して流行を起こすのは主にA型とB型です。A型インフルエンザウイルスは変異しやすく、数年から数十年ごとに大きな変異を起こして新型ウイルスとなることがあります。過去にはスペイン風邪やアジア風邪、香港風邪などの世界的な大流行(パンデミック)を引き起こしました。

⚡ インフルエンザの特徴

インフルエンザには以下のような特徴があります:

  • 症状が急激に現れる
  • 全身症状が強い(関節痛、筋肉痛、頭痛など)
  • 感染力が非常に強い
  • 学校や職場での集団感染が起こりやすい
高桑康太 医師・当院治療責任者

今シーズンは例年より早い時期からインフルエンザ患者さんが増加しています。特に注目すべきは、コロナ禍で3年間インフルエンザの流行が抑制されていたため、免疫を持たない方が多いことです。症状の特徴として、従来より高熱が持続する期間が長く、関節痛や筋肉痛を強く訴える方が多い印象です。早期診断・早期治療が重要ですので、疑わしい症状があれば迷わず受診してください。

Q. インフルエンザと風邪の症状の違いは何ですか?

インフルエンザは朝に元気でも夕方には38℃以上の高熱で動けなくなるほど症状が急激に現れ、悪寒・全身倦怠感・関節痛・筋肉痛などの全身症状が強いのが特徴です。一方、風邪は数日かけて症状が徐々に進行し、喉の痛みや鼻水など局所症状が中心で、37℃台の微熱が1〜2日で治まる傾向があります。

🌡️ インフルエンザの初期症状

インフルエンザの初期症状を早期に認識することは、適切な治療を受けるために非常に重要です。ここでは、インフルエンザ発症時に現れる代表的な初期症状について詳しく解説します。

🔥 急激な高熱

インフルエンザの最も特徴的な初期症状は、突然の高熱です。

  • 38℃以上、時には39℃から40℃に達する高熱
  • 数時間のうちに体温が急上昇
  • 3日から4日程度継続
  • 解熱剤を使用しても完全には下がりにくい

ただし、高齢者や免疫力が低下している方では、インフルエンザに罹患していても高熱が出ないケースがあるため注意が必要です。

🥶 悪寒と寒気

高熱が出る前兆として、強い悪寒や寒気を感じることがあります:

  • 体がゾクゾクと震えるような感覚
  • 暖かい部屋にいても寒さを感じる
  • 体がウイルスと戦うために体温を上げようとしているサイン

悪寒を感じたら、インフルエンザの可能性を考慮して早めに対処することが重要です。

😴 全身の倦怠感と疲労感

インフルエンザでは、体全体がだるく重い感覚に襲われます:

  • 起き上がることすら辛いほどの強い倦怠感
  • 発熱に伴って現れ、解熱後もしばらく継続
  • 風邪より強く、より長く続く傾向

🦴 関節痛と筋肉痛

関節や筋肉の痛みがインフルエンザの初期症状として現れます:

  • 腰、背中、肩、膝など全身の関節や筋肉に鈍い痛み
  • 「節々が痛い」と表現される症状
  • 運動をしていないにもかかわらず筋肉痛のような痛み

🤕 頭痛

インフルエンザでは強い頭痛を伴うことが多いです:

  • 頭全体が締め付けられるような痛み
  • こめかみあたりがズキズキと脈打つような痛み
  • 高熱に伴う頭痛で発熱が続く間は頭痛も持続
  • 光や音に敏感になることもある

🗣️ 喉の痛みと咳

インフルエンザの初期には、喉の痛みや乾いた咳が現れることがあります:

  • 喉がイガイガする感覚
  • 飲み込むときの痛み
  • 最初は乾いた咳、回復期に痰を伴う咳に変化

喉の痛みの対処法については、こちらの記事「喉の痛みの治し方|原因別の対処法と病院に行くべき症状を医師が解説」で詳しく解説しています。

👃 鼻水と鼻づまり

インフルエンザでも鼻症状が現れますが:

  • 風邪に比べると症状は軽いことが多い
  • 全身症状が主体となるため、鼻の症状は目立たない
  • 回復期に入ると鼻水や鼻づまりが強くなることもある

🍽️ 食欲不振と消化器症状

高熱や全身症状に伴い、以下の症状が現れることがあります:

  • 食欲の低下
  • 特に小児では嘔吐や下痢などの消化器症状
  • B型インフルエンザでは消化器症状が現れやすい

脱水を防ぐためにも、食欲がなくても水分補給は意識して行うことが大切です。

🆚 インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザと風邪は、どちらも呼吸器感染症ですが、原因となるウイルスや症状の現れ方に違いがあります。早期に適切な対応をとるためにも、両者の違いを理解しておくことが重要です。

🦠 原因ウイルスの違い

  • インフルエンザ:インフルエンザウイルス(A型、B型)
  • 風邪:200種類以上のウイルス(ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなど)

⚡ 症状の現れ方の違い

  • インフルエンザ症状が急激に現れる(朝は元気だったのに夕方には高熱で動けない)
  • 風邪:症状が徐々に現れる(数日かけて症状が進行)

🌡️ 発熱の程度の違い

  • インフルエンザ:38℃以上の高熱、39℃から40℃に達することも多い(3日から4日継続)
  • 風邪:37℃台の微熱(1日から2日で治まる)

💪 全身症状と局所症状の違い

  • インフルエンザ全身症状が強い(高熱、悪寒、倦怠感、関節痛、筋肉痛、頭痛)
  • 風邪:局所症状が中心(喉の痛み、鼻水、鼻づまり、くしゃみ)

⚠️ 重症化リスクの違い

  • インフルエンザ:重症化リスクが高い(肺炎、インフルエンザ脳症などの合併症)
  • 風邪:基本的に自然治癒、重篤な合併症は稀

📅 回復までの期間の違い

  • インフルエンザ:1週間から10日程度、解熱後も倦怠感や咳が残る
  • 風邪:発症から1週間以内に回復

Q. インフルエンザの抗ウイルス薬はいつ飲むと効果的ですか?

抗インフルエンザ薬(タミフル・リレンザ・ゾフルーザなど)は、発症から48時間以内に服用を開始することで、ウイルスの増殖を抑制し、症状の軽減と罹患期間の短縮が期待できます。48時間を過ぎると効果が減弱するため、インフルエンザが疑われる症状が出たら早めに医療機関を受診することが重要です。

🔄 インフルエンザの潜伏期間と感染経路

インフルエンザに感染してから発症するまでの期間や、どのように感染が広がるのかを理解することは、予防と早期発見に役立ちます。

⏰ 潜伏期間

インフルエンザの潜伏期間は、通常1日から3日程度です。

  • ウイルスに感染してから症状が現れるまでの期間が短い
  • 潜伏期間中も感染力がある
  • 発症前日から発症後5日程度までが特に感染力が高い

💨 飛沫感染

インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染です:

  • 感染者の咳やくしゃみでウイルスを含んだ飛沫が空気中に放出
  • 飛沫を近くにいる人が吸い込むことで感染
  • 飛沫は通常1メートルから2メートル程度飛ぶ
  • 感染者との距離が近いほど感染リスクが高い

マスクの効果的な使用方法については、こちらの記事「マスクの効果とは?最新の研究から見る感染予防効果と正しい使い方を解説」で詳しく解説しています。

🤝 接触感染

接触感染も重要な感染経路です:

  • 感染者が咳やくしゃみを手で覆った後、ドアノブや電車のつり革などを触る
  • ウイルスがそこに付着
  • 別の人がその場所を触り、そのまま目や鼻、口を触ることで感染
  • ウイルスは環境中で数時間から数日間生存

📊 感染力が高い期間

  • 発症前日から感染力がある
  • 発症後3日から4日目頃が最も感染力が高い
  • 解熱後も2日程度はウイルスを排出
  • 学校保健安全法の出席停止期間:「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」

⚠️ インフルエンザが重症化しやすい方

インフルエンザは多くの場合、適切な治療と安静により回復しますが、特定の方々では重症化するリスクが高いとされています。

👴 高齢者(65歳以上)

  • 加齢に伴い免疫機能が低下
  • 肺炎などの合併症を起こしやすい
  • 典型的な症状(高熱など)が現れにくいことがある
  • 発見が遅れるリスク

👶 乳幼児(5歳未満、特に2歳未満)

  • 免疫系がまだ十分に発達していない
  • インフルエンザ脳症のリスク
  • けいれんや意識障害などの神経症状が現れた場合は緊急対応が必要

🤰 妊婦

  • 妊娠中は免疫機能が変化
  • 心肺機能への負担が大きい
  • 特に妊娠後期では注意が必要
  • 早めの医療機関受診が重要

🏥 基礎疾患のある方

以下の疾患がある方は重症化リスクが高くなります:

  • 呼吸器疾患(喘息、COPD)
  • 心臓病
  • 糖尿病
  • 腎臓病
  • 肝臓病
  • 神経疾患
  • 免疫不全状態(HIV感染症、免疫抑制剤使用中)

⚖️ 肥満の方

  • BMIが40以上の高度肥満
  • 慢性的な炎症状態が免疫機能に影響
  • 呼吸機能への影響
  • 呼吸器合併症を起こしやすい

🚨 起こりうる合併症

  • 肺炎:ウイルス性肺炎、細菌性肺炎
  • インフルエンザ脳症:主に小児、けいれんや意識障害
  • その他:心筋炎、筋炎、横紋筋融解症、ライ症候群

🔬 インフルエンザの検査と診断

インフルエンザが疑われる場合、医療機関では問診と検査によって診断が行われます。

🧪 迅速診断キット

現在、インフルエンザの診断に最もよく用いられている検査方法です:

  • 鼻腔や咽頭から検体(鼻水や粘液)を採取
  • 15分から20分程度で結果が判明
  • A型インフルエンザとB型インフルエンザを区別して検出
  • 多くの医療機関で実施可能

⏰ 検査の適切なタイミング

発症から12時間から48時間経過した時点で検査を受けることが推奨されています:

  • ウイルス量が検出可能なレベルに達するまでに時間が必要
  • 発症直後は偽陰性となる可能性が高い
  • 適切なタイミングでの検査が重要

📊 検査の精度

  • 感度:50%から70%程度(偽陰性の可能性あり)
  • 特異度:90%以上(陽性なら確実にインフルエンザ)
  • 検査陰性でも症状から総合的に判断して治療されることがある

👨‍⚕️ 臨床診断

以下の場合は検査なしで診断されることもあります:

  • インフルエンザ流行期
  • 典型的な症状(急激な発熱、悪寒、関節痛、筋肉痛など)
  • 感染者との接触歴がある

Q. インフルエンザが重症化しやすいのはどんな人ですか?

インフルエンザが重症化しやすいのは、65歳以上の高齢者、5歳未満の乳幼児(特に2歳未満)、妊婦、喘息・糖尿病・心臓病・腎臓病などの基礎疾患がある方、免疫機能が低下している方です。これらの方は肺炎やインフルエンザ脳症などの合併症リスクが高いため、症状が現れたら早めに医療機関を受診することが推奨されます。

💊 インフルエンザの治療法

インフルエンザと診断された場合、抗インフルエンザ薬による治療と対症療法が行われます。

🎯 抗インフルエンザ薬

発症から48時間以内に服用を開始することで効果が期待できます:

  • インフルエンザウイルスの増殖を抑制
  • 症状の軽減と罹患期間の短縮
  • 48時間を過ぎると効果が減弱
  • 早めの受診が重要

💊 主な抗インフルエンザ薬の種類

  • オセルタミビル(タミフル):内服薬、1日2回、5日間
  • ザナミビル(リレンザ):吸入薬、1日2回、5日間
  • ラニナミビル(イナビル):吸入薬、1回の吸入で治療完了
  • ペラミビル(ラピアクタ):点滴薬、重症例や内服・吸入困難時
  • バロキサビル マルボキシル(ゾフルーザ):内服薬、1回服用で治療完了

🩺 対症療法

つらい症状を和らげる治療も重要です:

  • 解熱鎮痛剤:アセトアミノフェン(カロナール)が第一選択
  • 注意:アスピリンやジクロフェナクなどのNSAIDsはライ症候群との関連で注意が必要
  • 鎮咳薬:咳に対して
  • 抗ヒスタミン薬:鼻水に対して

😴 安静と水分補給

薬物治療と並んで重要な治療の柱です:

  • 十分な安静で体力の消耗を防ぐ
  • 高熱による発汗で脱水を防ぐため水分補給が必要
  • 水、お茶、経口補水液をこまめに摂取

🏠 自宅でできる対処法とセルフケア

インフルエンザに罹患した場合、医療機関での治療に加えて、自宅でのセルフケアも回復を助けます。

😴 十分な休養をとる

  • 体がウイルスと戦うためにエネルギーが必要
  • 無理に活動せず、できるだけ安静にする
  • 仕事や学校は休み、体を休めることを最優先
  • 十分な睡眠を確保

💧 水分補給を心がける

高熱による発汗で体内の水分が失われやすいため、こまめな水分補給が必要です:

  • 水、お茶、スポーツドリンク、経口補水液を少量ずつ頻繁に摂取
  • 一度に大量より少しずつ飲む方が吸収されやすい
  • 嘔吐や下痢がある場合は特に脱水に注意
  • 尿の色や量で脱水状態をチェック

経口補水液の作り方については、こちらの記事「経口補水液は砂糖なしで自作できる?作り方と注意点を医療視点で解説」で詳しく解説しています。

🍲 消化の良い食事をとる

回復のためには適度な栄養摂取も必要です:

  • 推奨食品:おかゆ、うどん、スープ、ゼリー、バナナ
  • 避けるべき食品:脂っこいもの、刺激の強いもの
  • 無理に食べる必要はないが、食べられるときは消化の良いものを選択

🌡️ 適切な室内環境を整える

  • 室温:20℃から22℃程度
  • 湿度:50%から60%程度
  • 加湿器使用や濡れタオルで湿度を保つ
  • 定期的な換気で新鮮な空気を取り入れ

🏠 家族への感染予防

家庭内での感染拡大を防ぐための対策:

  • 可能であれば患者は別室で過ごす
  • 患者と看護者はマスク着用
  • タオルや食器の共用を避ける
  • 患者が触れた場所をこまめに消毒

家族の看病方法については、こちらの記事「インフルエンザの看病でうつらないための対策|家族を守る予防法を解説」で詳しく解説しています。

📊 体温管理

  • 定期的な体温測定で熱の経過を把握
  • 悪寒時は体を温める
  • 発汗時は着替えや寝具の交換
  • 高熱持続や急激な悪化時は医療機関に相談

🛡️ インフルエンザの予防法

インフルエンザは予防が可能な感染症です。日常生活で実践できる予防法について解説します。

💉 インフルエンザワクチンの接種

最も効果的な予防法です:

  • インフルエンザ罹患リスクを低下
  • 重症化を防ぐ効果
  • 特に重症化リスクの高い方には積極的な接種を推奨
  • 効果発現まで2週間程度、効果持続期間約5カ月
  • 理想的な接種時期:10月から11月頃

🧼 手洗いの徹底

感染予防の基本です:

  • タイミング:外出先から戻ったとき、食事前、トイレ後
  • 方法:流水と石鹸で20秒から30秒程度
  • 重点箇所:指の間、爪の周囲、手首まで
  • 代替手段:アルコール消毒液の使用

😷 マスクの着用

マスクの効果:

  • 自分が感染した際の他人への飛沫感染を防ぐ
  • 感染者からの飛沫を直接吸い込むリスクを減少
  • 人混みや医療機関受診時の着用を推奨
  • 鼻と口をしっかり覆う正しい装着

🤧 咳エチケット

  • ティッシュ、ハンカチ、または肘の内側で口と鼻を覆う
  • 手で覆うと接触感染の原因になるため避ける
  • 使用したティッシュはすぐに廃棄
  • その後の手洗いを徹底

🚶‍♂️ 人混みを避ける

  • 流行期の不要不急の外出を控える
  • 特に重症化リスクの高い方は流行ピーク時の混雑場所を避ける
  • やむを得ない外出時はマスク着用
  • 帰宅後はすぐに手洗いとうがい

💪 規則正しい生活

免疫力維持のために:

  • 十分な睡眠
  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • 過度なストレスや睡眠不足の回避
  • 冬場の健康管理に特に注意

💨 適切な湿度の維持

  • 空気乾燥により粘膜のバリア機能が低下
  • 室内湿度を50%から60%程度に保つ
  • 加湿器使用や洗濯物の室内干しで湿度調整

Q. 2024-2025シーズンのインフルエンザの特徴は?

2024-2025シーズンは、コロナ禍後初めての本格的なインフルエンザ流行期で、例年より早い9月頃からA型(H3N2亜型)を中心に患者数が増加しています。マスク着用が個人判断となり感染拡大が早まる懸念があるほか、過去3年間の流行抑制で免疫を持たない人が多く、特に小児での重症化リスクが高まることが医療機関では注目されています。

🏥 受診の目安とタイミング

インフルエンザが疑われる症状が出た場合、どのタイミングで医療機関を受診すべきかを解説します。

⏰ 早めの受診が推奨される場合

抗インフルエンザ薬は発症から48時間以内に服用開始することで効果が期待できます。特に以下の方は早めの受診を:

  • 65歳以上の高齢者
  • 5歳未満の乳幼児
  • 妊婦
  • 慢性疾患(糖尿病、心臓病、呼吸器疾患、腎臓病など)のある方
  • 免疫機能が低下している方

🚨 緊急に受診すべき症状

以下の症状がある場合は緊急に医療機関を受診してください:

  • 呼吸器症状:呼吸困難、息切れ(肺炎の可能性)
  • 意識症状:意識がもうろう、反応が鈍い(インフルエンザ脳症の可能性)
  • 神経症状:けいれん
  • 脱水症状:水分摂取不可、無尿
  • 酸素不足の徴候:顔色不良、唇の紫色
  • 発熱の異常経過:高熱3日以上持続、一度下がった熱の再上昇

📞 受診時の注意点

  • 事前に医療機関に電話連絡
  • 感染予防のため別の入口や待合室案内の可能性
  • 受診時のマスク着用と咳エチケット遵守
  • 医師への情報提供:発症からの経過、症状詳細、接触歴、基礎疾患・服用薬

発熱外来の混雑対策については、こちらの記事「発熱外来の混雑を避ける対策とは?待ち時間を減らす方法を徹底解説」で詳しく解説しています。

📞 受診時の注意点

❓ よくある質問

インフルエンザの初期症状が出てからどのくらいで病院に行けばいいですか?

抗インフルエンザ薬は発症から48時間以内に服用を開始することで効果が期待できます。ただし、発症直後は検査で正確な結果が出にくいことがあるため、発症から12時間以上経過してから受診することが推奨されています。高齢者や基礎疾患のある方など重症化リスクの高い方は、症状が出たらできるだけ早く受診してください。

インフルエンザでも熱が出ないことはありますか?

高齢者や免疫力が低下している方では、インフルエンザに罹患しても高熱が出ないことがあります。また、解熱剤を使用している場合も熱が抑えられることがあります。熱がなくても全身の倦怠感や関節痛などの症状があり、インフルエンザ患者との接触歴がある場合は、インフルエンザの可能性を考慮して受診することをおすすめします。

インフルエンザは何日くらいで治りますか?

一般的に、インフルエンザの急性症状(高熱など)は3日から5日程度で治まります。ただし、完全に回復するまでには1週間から10日程度かかることがあります。解熱後も咳や倦怠感が残ることがあり、体力が回復するまでにはさらに時間がかかる場合があります。無理をせず、十分に休養をとることが早期回復につながります。

インフルエンザに罹患したら仕事や学校は何日休むべきですか?

学校保健安全法では、インフルエンザに罹患した場合、発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまでを出席停止期間としています。職場についても同様の基準が目安となります。周囲への感染を防ぐためにも、この期間は自宅で療養することが推奨されています。

インフルエンザの検査で陰性でもインフルエンザの可能性はありますか?

迅速診断キットの感度は50%から70%程度であり、インフルエンザに感染していても陰性と判定されることがあります。特に発症直後は検出可能なウイルス量に達していないため、偽陰性となりやすいです。検査が陰性でも、症状や流行状況から医師がインフルエンザと診断し、治療が行われることがあります。

2024-2025シーズンのインフルエンザの特徴は何ですか?

2024-2025シーズンは、コロナ禍後初めての本格的なインフルエンザシーズンとなり、例年より早い時期から患者数が増加しています。特にA型インフルエンザ(H3N2亜型)の流行が目立ち、マスク着用が個人の判断となったことで感染拡大のスピードが早くなる可能性があります。また、過去3年間の流行抑制により免疫を持たない人が多く、特に小児では重症化リスクが高まることが懸念されています。

今シーズンのインフルエンザワクチンの効果はどの程度期待できますか?

2024-2025シーズンのインフルエンザワクチンは、WHO(世界保健機関)の推奨に基づき、流行が予想されるA型2株(H1N1、H3N2)とB型2株の計4価ワクチンとなっています。ワクチンの有効性は年によって異なりますが、一般的に50-60%程度の発症予防効果が期待できます。特に重症化予防効果は高く、高齢者や基礎疾患のある方では積極的な接種が推奨されています。


📝 まとめ

インフルエンザは、急激な高熱、悪寒、全身の倦怠感、関節痛、筋肉痛、頭痛などの症状が特徴的な感染症です。風邪と異なり、症状が急激に現れ、全身症状が強いことが特徴です。2024-2025シーズンは、コロナ禍後初めての本格的な流行期となり、例年より早い時期から患者数が増加しているため、特に注意が必要です。

インフルエンザが疑われる症状が出た場合は、発症から48時間以内に医療機関を受診し、抗インフルエンザ薬による治療を受けることで、症状の軽減と罹患期間の短縮が期待できます。特に高齢者、乳幼児、妊婦、基礎疾患のある方は重症化するリスクが高いため、早めの受診が重要です。

日常生活では、以下の予防策を実践することで感染リスクを下げることができます:

  • インフルエンザワクチンの接種
  • 手洗いの徹底
  • マスクの着用
  • 咳エチケット
  • 人混みを避ける
  • 規則正しい生活

インフルエンザに罹患した場合は、十分な休養と水分補給を心がけ、周囲への感染を防ぐために自宅で療養しましょう。

📚 参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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