汗が止まらない、汗ジミが気になる、人と会うのがつらい——そんな悩みを抱えている方、実はボトックス注射で解決できるかもしれません。
- ✅ ボトックス治療の費用相場(3〜10万円)がわかる
- ✅ 保険が使えるケースを事前に確認できる
- ✅ 効果が4〜12か月続く仕組みがわかる
- ✅ 副作用・リスクを知ったうえで安心して検討できる
費用の相場を知らずに受診すると、割高なクリニックを選んでしまう可能性があります。また、保険適用の条件を知らないまま全額自費で払っているケースも。この記事で事前にしっかり把握しておきましょう。
目次
- 多汗症とはどのような状態か
- 多汗症の種類と原因
- ボトックス治療が多汗症に効く仕組み
- 多汗症のボトックス治療にかかる費用の相場
- 保険適用と自由診療の違い
- 費用に影響する要因
- ボトックス治療の効果と持続期間
- 施術の流れと当日の注意点
- 副作用とリスクについて
- ボトックス以外の多汗症治療法との比較
- 治療を受ける前に確認しておきたいこと
- まとめ
この記事のポイント
多汗症のボトックス治療費用は腋窩で3〜8万円、手掌・足底で5〜10万円が相場。腋窩は条件次第で保険適用可能。効果は4〜12か月持続し、定期的な再施術が必要。アイシークリニック上野院では症状に応じた治療プランを提案。
💡 多汗症とはどのような状態か
汗をかくことは体温調節のための正常な生理機能ですが、多汗症は体温調節に必要な量をはるかに超えた汗が分泌される状態を指します。日本皮膚科学会の定義では、「明らかな原因がないにもかかわらず、日常生活に支障をきたすほどの過剰な発汗が6か月以上持続する状態」とされています。
多汗症に悩む方は決して少なくなく、国内では人口の約5〜10%が何らかの多汗症症状を経験しているとされています。汗そのものに臭いはないとされていますが、皮膚の常在菌が汗を分解することで体臭(わきが)につながることもあり、精神的なストレスを抱えやすくなります。「また汗をかいてしまうかもしれない」という不安が緊張感を高め、さらに発汗を促進するという悪循環に陥りやすいのも多汗症の特徴の一つです。
多汗症は単純に「汗かき」とは異なり、医学的な治療の対象となる疾患です。日常生活や社会生活に影響を及ぼしている場合は、専門機関に相談することが大切です。
Q. 多汗症のボトックス治療費用の相場は?
多汗症のボトックス治療費用は、腋窩(わきの下)が両側で3万〜8万円、手のひら・足の裏が両側で5万〜10万円程度が一般的な相場です。使用する薬剤の量やクリニックによって変動するため、カウンセリング時に総額を確認することが重要です。
📌 多汗症の種類と原因
多汗症には、大きく分けて「原発性多汗症」と「続発性多汗症」の2種類があります。
原発性多汗症は、特定の病気や薬の影響ではなく、自律神経の過剰な働きによって発汗が促進される状態です。腋窩(わきの下)、手のひら、足の裏、顔面など、特定の部位に限定した発汗が多い傾向があります。このタイプは遺伝的な要因が関与しているとも言われており、家族内で同様の症状を持つ人がいるケースも珍しくありません。精神的な緊張や興奮、高温の環境下で症状が悪化することが多く、睡眠中には発汗が軽減される点も特徴です。
続発性多汗症は、甲状腺疾患、糖尿病、閉経後のホルモン変化、感染症、特定の薬剤の副作用などが原因で発汗過多が起こるものです。全身性の発汗が多く、睡眠中にも発汗がみられる場合には、続発性多汗症の可能性を疑う必要があります。この場合は、原因疾患の治療が優先されます。
ボトックス治療が主に対象とするのは、原発性多汗症(特に腋窩多汗症・手掌多汗症・足底多汗症・顔面多汗症)です。まずは医療機関での診察によって、自身の症状がどちらのタイプに当たるかを確認することが重要です。
✨ ボトックス治療が多汗症に効く仕組み
ボトックス(ボツリヌス毒素製剤)は、ボツリヌス菌が産生するタンパク質の一種で、神経と筋肉・腺の接合部に作用して、神経から分泌されるアセチルコリンという神経伝達物質の放出を一時的に阻害します。筋肉に注射すれば筋肉の収縮を抑えることができるため、しわ取りや顔のリフトアップなどに利用されています。
多汗症の治療においては、汗腺(エクリン腺)を支配する神経末端に作用します。発汗の司令塔である交感神経はアセチルコリンを使って汗腺に「汗を出せ」という指令を送りますが、ボトックスを注射することでその信号が遮断され、汗腺からの発汗が抑制されます。
注射した部位の汗腺だけにピンポイントで作用するため、体全体の体温調節機能に大きな影響を与えることなく、局所的な発汗を抑えることができます。これがボトックス治療の大きなメリットの一つです。手術のような大きな侵襲がなく、施術自体も比較的短時間で完了するため、忙しい方にも取り組みやすい治療法として広く認知されています。
効果は永久ではなく、時間の経過とともに神経末端が再生され、発汗が戻ってくるという特性があります。このため、定期的な再施術が必要になる点は理解しておく必要があります。
Q. 腋窩多汗症のボトックス治療は保険適用になる?
腋窩(わきの下)の原発性多汗症は、一定条件を満たせば保険適用となります。条件は、重症度スケール(HDSS)が3または4であること、ヨードデンプン反応による発汗検査の実施、塩化アルミニウム外用剤などで効果不十分であることの確認です。手のひら・足の裏・顔面への施術は原則自由診療です。
🔍 多汗症のボトックス治療にかかる費用の相場
多汗症のボトックス治療にかかる費用は、施術部位や使用する薬剤の量、クリニックによって異なりますが、ここでは一般的な相場感をお伝えします。
腋窩(わきの下)多汗症への自由診療の場合、両側合わせておよそ30,000円〜80,000円程度が一般的な相場です。使用するボトックス製剤の種類(国内承認品か輸入品かなど)や、使用単位数によっても価格が変わります。クリニックによっては片側あたりの価格設定としているところもありますので、事前に両側分の総額を確認することが大切です。
手のひら(手掌)多汗症の場合は、腋窩と比べてより多くの単位数のボトックスが必要になることが多く、費用も高くなる傾向があります。両手で50,000円〜100,000円程度が相場と言われていますが、クリニックによって設定が異なるため、カウンセリング時に詳細を確認しましょう。
足の裏(足底)多汗症も手掌と同様に広い範囲への注射が必要となり、50,000円〜100,000円程度が目安です。足の裏は神経が集中しており、施術時の痛みが強い部位でもあることから、麻酔の使用有無によって追加費用が生じる場合もあります。
顔面多汗症については、顔の広さや注射部位の精密さが求められることもあり、費用設定はクリニックによってさまざまです。おおよそ30,000円〜70,000円程度が一般的な目安となっています。
これらはあくまで相場であり、実際の費用はカウンセリングや診察を通じて決定されます。また、再施術が必要になることも考慮すると、年間の総費用として計算しておくことが重要です。年に2〜3回の施術を行う場合、年間で10万円〜25万円程度の費用がかかることも想定されます。
💪 保険適用と自由診療の違い
多汗症のボトックス治療における保険適用については、正確に理解しておくことが重要です。
現在、日本において腋窩多汗症に対するボツリヌス毒素製剤は、一定の条件を満たす場合に保険診療として認められています。具体的には、「原発性腋窩多汗症」と診断され、外用薬などの治療で十分な効果が得られない場合に、保険適用の対象となります。保険適用となる場合の自己負担額は、3割負担の方で施術費用全体の3割となりますが、薬剤費や診察料、処置料なども含めた総額は数万円程度になることが多いです。
ただし、保険適用を受けるためにはいくつかの条件があります。まず、重症度の評価が必要であり、HDSS(多汗症疾患重症度スケール)という指標で3または4に該当すること、ヨードデンプン反応(Minor法)による発汗検査で確認されること、塩化アルミニウム外用剤などの保存的治療での効果不十分であることが確認されていることなどが求められます。これらの条件を満たすかどうかは、医師の診察と検査によって判断されます。
一方、手掌・足底・顔面などの腋窩以外の部位への多汗症ボトックス治療は、基本的に自由診療(保険外)となります。自由診療の場合は全額自己負担となりますが、クリニックによって価格設定が異なるため、複数のクリニックで見積もりを取ることも選択肢の一つです。
保険診療と自由診療では、同一日に混合して受けることができない(混合診療の禁止)というルールがあります。例えば、腋窩を保険で治療しながら手掌を自由診療で同時に受けることは原則できません。施術の順序や計画を医師と相談しながら決めることが重要です。
🎯 費用に影響する要因
多汗症のボトックス治療の費用は、いくつかの要因によって変動します。事前に把握しておくことで、想定外の出費を避けることができます。
使用するボトックス製剤の種類は、費用に大きく影響します。国内で正式に承認されたボトックス製剤は安全性が保証されていますが、輸入品の中にも品質の高いものがあります。製剤によって単価や必要単位数が異なるため、使用する製剤について事前に確認することをおすすめします。
使用する単位数も費用に直結します。発汗の程度が強い場合や施術部位が広い場合は、より多くのボトックスが必要になります。1回の施術で使用する量が増えれば、当然費用も高くなります。
クリニックの立地や規模によっても価格差があります。都市部の有名クリニックは設備やスタッフの充実度から費用が高くなる傾向がありますが、地方のクリニックでは比較的リーズナブルな場合もあります。ただし、価格だけで選ぶのは危険で、医師の経験や技術、安全管理体制も総合的に評価することが大切です。
麻酔の使用有無も追加費用の有無に関わります。手のひらや足の裏は感覚神経が豊富であるため、施術時の痛みが強くなりがちです。麻酔クリームや局所麻酔を使用する場合は、追加費用が発生することがあります。
また、初診料や診察料、カウンセリング料なども費用に含まれることがあります。施術料だけでなく、これらの附帯費用も含めたトータルコストを確認することが重要です。
Q. 多汗症ボトックス治療の効果はいつから・どれくらい続く?
多汗症へのボトックス治療は、施術後3〜14日程度で効果が現れ始めます。効果の持続期間は腋窩で6〜9か月、手のひら・足の裏では代謝が活発なため4〜6か月程度が目安です。繰り返し施術を行うことで効果が延長するケースもありますが、個人差があります。

💡 ボトックス治療の効果と持続期間
ボトックス治療の効果は、施術後数日から2週間程度で現れ始めることが多く、施術を受けた部位の発汗が著しく軽減されます。多くの患者さんが「汗の量が明らかに減った」「服に汗ジミができなくなった」「人前でも緊張しにくくなった」といった変化を実感しています。
効果の持続期間は個人差がありますが、一般的に4か月〜12か月程度とされています。腋窩への施術では6か月〜9か月程度効果が持続するケースが多いとされており、手掌や足底では代謝が活発なためやや短く、4か月〜6か月程度のことが多いです。
効果が切れてくると徐々に発汗が戻ってきますが、繰り返し施術を行うことで効果の持続期間が延びる可能性があるという報告もあります。複数回の治療を経験した患者さんの中には、「回を重ねるごとに効果が長く続くようになった」と感じる方もいます。
ただし、効果の出方や持続期間はすべての人に同じではありません。体質や代謝の速さ、施術部位、使用した薬剤の量などによって個人差が生じます。初めて施術を受ける場合は、担当医師と相談しながら適切な量や再施術のタイミングを見極めていくことが重要です。
また、効果が出始める時期にも個人差があります。施術後3〜7日で効果を実感し始める方もいれば、2週間ほどかかる方もいます。施術直後に効果を感じない場合でも、焦らず経過を観察することが大切です。
📌 施術の流れと当日の注意点
多汗症のボトックス治療を受ける際の一般的な流れをご紹介します。
まず、初診・カウンセリングが行われます。医師が症状の詳しいヒアリングを行い、多汗症の種類や重症度を評価します。既往歴やアレルギー歴、服用中の薬なども確認されます。ここで保険適用の可否についても判断されることが多いです。
次に、施術部位の確認とマーキングが行われます。腋窩の場合は、発汗が多い部位を確認するためにヨードデンプン反応テスト(Minor法)を行うクリニックもあります。これにより、ボトックスを注射すべき部位を正確に把握することができます。
施術前の麻酔処置として、麻酔クリームを塗布したり、局所麻酔を行うクリニックもあります。特に手掌や足底への施術を希望する場合は、麻酔の有無について事前に確認しておくとよいでしょう。
ボトックス注射は、施術部位に細い針で複数箇所に均等に注射していきます。腋窩の場合は片側に10〜20か所程度注射するのが一般的です。施術時間は部位や範囲によって異なりますが、腋窩であれば両側で15〜30分程度で完了することが多いです。
施術後の注意点として、当日は施術部位を強くこすったり、激しい運動をしたりすることは避けましょう。腋窩への施術の場合、当日のデオドラント製品の使用は控えることが一般的です。入浴については、当日はシャワー程度にとどめ、翌日以降は通常通りで問題ないことが多いですが、担当医師の指示に従ってください。
サウナや岩盤浴、激しいスポーツなどの代謝が上がる活動は、施術後数日は避けることが推奨されます。また、注射部位をもんだりマッサージしたりすることも、薬剤が意図しない部位に広がる可能性があるため控えましょう。
✨ 副作用とリスクについて
ボトックス治療は比較的安全性が高いとされていますが、副作用やリスクが全くないわけではありません。事前に理解しておくことで、万が一の際にも適切に対応することができます。
施術後に最もよく見られるのは、注射部位の一時的な痛みや赤み、腫れです。これらは多くの場合、数日以内に自然に軽快します。注射針が皮膚に刺さる際の痛みは避けられませんが、細い針を使用することで最小限に抑えるよう工夫されています。
内出血(あざ)が生じることもあります。これは注射時に細かい血管が傷つくために起こるもので、通常は1〜2週間程度で自然に消失します。血液をサラサラにする薬(アスピリン、ワーファリンなど)を服用している方は、内出血が起きやすいため、施術前に医師に申告することが重要です。
腋窩へのボトックス施術後に、施術部位に違和感や軽い筋肉の張りを感じる方もいます。これは近傍の筋肉にわずかにボトックスが影響する場合に起こることがあり、通常は一時的なものです。
手掌への施術の場合、手の力が一時的に弱くなる感覚を覚える方がいます。これは周囲の筋肉にボトックスが影響した場合に生じることがあり、細かい作業が難しくなることがあります。楽器演奏者やデスクワーク中心の方は、施術のタイミングを考慮することをおすすめします。
非常にまれですが、ボツリヌス毒素に対するアレルギー反応が起きることがあります。施術中や施術後に異常を感じた場合は、すぐに医療スタッフに伝えることが大切です。
ボトックスは一部の部位の発汗を抑えることができますが、体全体の汗の量が大幅に減るわけではありません。抑えた部位の発汗が他の部位で補われる「代償性発汗」が生じることがありますが、これは腋窩や手掌への局所的な施術では比較的軽度であることが多いとされています。
妊娠中・授乳中の方、ボツリヌス毒素製剤への過敏症歴がある方、神経筋疾患(重症筋無力症など)を持つ方は、ボトックス治療の禁忌となる場合があります。こうした条件に当てはまる可能性がある場合は、必ず事前に担当医師に申告してください。
Q. 多汗症ボトックス治療の主な副作用とリスクは?
多汗症へのボトックス治療後、注射部位に一時的な痛み・赤み・腫れが生じることがあります。内出血(あざ)が1〜2週間続く場合もあります。手のひらへの施術では手の力が一時的に弱まることがあります。妊娠中・授乳中の方や神経筋疾患をお持ちの方は禁忌となる場合があり、事前に医師への申告が必要です。
🔍 ボトックス以外の多汗症治療法との比較

多汗症の治療法はボトックス注射だけではありません。他の治療法と比較することで、自身に最適な選択ができるようになります。
外用薬(塩化アルミニウム液)は、多汗症の第一選択として使用されることが多い治療法です。汗腺の開口部に作用して汗の分泌を物理的に抑える効果があります。市販品もありますが、医療機関では高濃度のものが処方されます。費用は比較的安価ですが、皮膚への刺激感が生じやすく、毎日塗布が必要であること、効果が出るまでに時間がかかることが難点です。また、効果が持続しているのも塗布を続けている間だけであり、やめると発汗が戻ります。
イオントフォレーシスは、電気を使って水やイオン水に手や足を浸し、汗腺に電流を流すことで発汗を抑制する治療法です。手掌・足底多汗症に有効とされており、痛みが少なく安全性が高い点が評価されています。ただし、週1〜3回の頻度で一定期間通院が必要なこと、医療機関での治療時間がかかること、効果が一時的であるため継続的な治療が必要なことがデメリットとして挙げられます。自宅用機器を購入して行う場合もあります。
内服薬(抗コリン薬)は、全身の発汗を抑制する薬ですが、口の渇き、排尿困難、便秘、眠気など全身性の副作用が出やすい点が課題です。局所的な多汗症には向かないこともあり、医師との相談のうえで適応を判断する必要があります。
外科的治療として、交感神経遮断術(ETS手術)があります。胸腔鏡を使って交感神経を切断または遮断することで、手のひらや顔面の発汗を著しく減らすことができます。効果は半永久的ですが、代償性発汗(腹部や背中などに汗が増える)が高い確率で起きることが知られており、一度行った手術を元に戻すことは難しいため、慎重な判断が必要です。
マイクロ波治療(ミラドライなど)は、マイクロ波エネルギーを使って汗腺そのものを破壊する治療法です。腋窩多汗症に対して使用されており、1〜2回の施術で長期的な効果が得られることが特徴です。費用は比較的高額(数十万円程度)ですが、長期的な観点から見ると費用対効果が高いと考える方もいます。ボトックスのように定期的な再施術が必要ない点も魅力です。
ボトックス治療は、手術不要・短時間・局所的に効果を発揮できる・繰り返し行えるという点で、多くの方にとってバランスの良い選択肢となっています。一方で、定期的な再施術が必要となるため、長期的なコスト計算も視野に入れる必要があります。
💪 治療を受ける前に確認しておきたいこと
多汗症のボトックス治療を検討している方が、スムーズに治療を受けるために確認しておくべきポイントをまとめます。
まず、クリニック選びは非常に重要です。多汗症のボトックス治療は医療行為であり、適切な資格を持った医師が行う必要があります。施術実績が豊富で、万が一のトラブルにも対応できる体制が整っているクリニックを選ぶことが大切です。カウンセリングの丁寧さや、疑問に対して明確に答えてくれるかどうかも判断基準となります。
使用するボトックス製剤について確認しましょう。国内で正式に承認されている製剤かどうか、保管状態が適切かどうかは安全性に関わる重要なポイントです。不明な点は遠慮なく質問することをおすすめします。
料金体系を事前に明確にしておくことも大切です。施術料以外に、初診料・診察料・麻酔料・アフターケア費用などが別途かかる場合があります。「施術費用はすべて込みでいくらか」を確認しておくことで、後から想定外の費用が発生することを防げます。
服用中の薬がある場合は必ず医師に伝えましょう。血液をサラサラにする薬や、神経・筋肉に作用する薬などはボトックス治療と相互作用が生じる可能性があります。また、アレルギー歴についても正確に伝えることが必要です。
施術のタイミングも考慮しましょう。重要なプレゼンテーションや冠婚葬祭など、大切なイベントの直前に施術を受けることは避けた方が無難です。効果が出るまでに数日かかることと、万が一副作用が生じた場合に備えて、余裕をもったスケジュールで受けることが理想的です。
アフターフォローの体制も確認しておきましょう。施術後に気になることや不安が生じた場合に、相談できる窓口が整っているかどうかは重要です。電話やオンラインで相談できる体制が整っているクリニックを選ぶと安心です。
保険適用の可能性については、初診時に医師に確認することをおすすめします。腋窩多汗症で一定の重症度がある場合は保険診療の対象となる可能性があります。自己判断せずに、医師の診察を通じて適切な診療方針を決めることが最善です。
また、複数のクリニックのカウンセリングを受けてみることも有益です。医師の説明のわかりやすさ、施術への姿勢、費用の透明性などを比較したうえで、最も信頼できると感じるクリニックを選ぶことが大切です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、多汗症によって日常生活や人間関係に悩みを抱えていらっしゃる患者さんが多くご来院されており、ボトックス治療によって生活の質が大きく改善されるケースを多く経験しています。腋窩多汗症については保険適用の可能性もあるため、「費用が心配で踏み出せない」という方もまずはお気軽にご相談いただければと思います。一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療プランをご提案できるよう、丁寧な診察を心がけておりますので、どうぞ安心してお越しください。」
🎯 よくある質問
施術部位によって異なります。腋窩(わきの下)は両側で30,000円〜80,000円、手のひら・足の裏は両側で50,000円〜100,000円程度が一般的な相場です。ただし使用する薬剤の量やクリニックによって変動するため、カウンセリング時に総額を確認することをおすすめします。
腋窩(わきの下)の原発性多汗症については、一定の条件を満たす場合に保険適用となります。重症度スケール(HDSS)が3または4であること、発汗検査での確認、外用薬での効果不十分などが条件です。手のひら・足の裏・顔面への施術は原則自由診療となります。当院では初診時に保険適用の可否を確認いたします。
一般的に4か月〜12か月程度持続します。腋窩への施術では6か月〜9か月程度、手のひら・足の裏では代謝が活発なため4か月〜6か月程度が目安です。繰り返し施術を行うことで効果が長く続くケースもあります。効果の持続期間には個人差があるため、担当医師と相談しながら再施術のタイミングを見極めることが大切です。
施術後に注射部位の一時的な痛み・赤み・腫れが生じることがあります。また、内出血(あざ)が1〜2週間程度続く場合もあります。手のひらへの施術では、手の力が一時的に弱くなる感覚を覚える方もいます。いずれも多くは一時的なものですが、妊娠中・授乳中の方や神経筋疾患をお持ちの方は事前に医師へご相談ください。
はい、複数の治療法があります。外用薬(塩化アルミニウム液)は第一選択として使用されることが多く、イオントフォレーシスは手のひら・足の裏に有効です。また、マイクロ波治療(ミラドライ)は腋窩の汗腺を破壊し長期的な効果が期待できます。外科的な交感神経遮断術もありますが代償性発汗のリスクがあります。当院では症状に合わせた治療プランをご提案しています。
💡 まとめ
多汗症は日常生活に大きな影響を与える医学的な疾患であり、適切な治療によって症状を大幅に改善することが可能です。ボトックス治療は、手術を必要とせず、施術時間が比較的短く、局所的に効果を発揮できる治療法として広く選ばれています。
費用については、施術部位や使用する薬剤の量、クリニックによって異なりますが、腋窩多汗症については保険適用の可能性もあります。自由診療の場合は30,000円〜100,000円程度が一般的な相場となっていますが、定期的な再施術が必要になる点も含めてトータルコストを考慮することが大切です。
効果は施術後数日〜2週間で現れ、4か月〜12か月程度持続します。副作用として注射部位の痛みや赤み、内出血などが生じることがありますが、多くは一時的なものです。禁忌事項に当てはまる方は事前に医師に相談する必要があります。
「多汗症かもしれない」「ボトックス治療を検討してみたい」とお感じの方は、まずは医療機関でのカウンセリングを受けることをおすすめします。アイシークリニック上野院では、多汗症に関するご相談を丁寧に承っています。正確な診断と、患者さん一人ひとりに合った治療プランのご提案を通じて、汗の悩みを解消するお手伝いをさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 原発性局所多汗症の定義・診断基準・重症度評価(HDSS)・治療ガイドラインに関する情報。記事内の多汗症の定義、種類の分類、保険適用条件(ヨードデンプン反応検査・HDSS評価)の根拠として参照。
- 厚生労働省 – ボツリヌス毒素製剤(ボトックス)の保険適用承認に関する情報、薬事承認・診療報酬上の取り扱い。記事内の腋窩多汗症への保険適用条件・自由診療との違いの根拠として参照。
- PubMed – ボツリヌス毒素製剤の多汗症治療における有効性・効果持続期間・副作用・代償性発汗に関する国際的な臨床研究文献。記事内の効果持続期間(4〜12か月)や副作用リスクの科学的根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務