「ほくろを取りたいけど、何科に行けばいいの?」そんな疑問、実はとても多いんです。
ほくろ除去は皮膚科・形成外科・美容外科・美容皮膚科の4つの診療科で対応していますが、選び方を間違えると「保険が使えなかった」「仕上がりが思い通りじゃなかった」なんてことも。
この記事を読めば、あなたのほくろに合った正しい受診先がわかります。逆に読まないまま受診すると、費用を余分に払ったり、傷跡が残るリスクもあるので要注意!
💡 この記事でわかること
✅ 4つの診療科の違いと選び方
✅ 保険が使えるケース・使えないケース
✅ ほくろの状態別・おすすめ受診先
✅ 悪性(皮膚がん)の見分け方
🚨 こんな人はすぐ読んで!
「ほくろが最近変わった気がする」「大きくなってきた」という方は、悪性の可能性もゼロではありません。自己判断せず、まず皮膚科への受診を強くおすすめします。
目次
- ほくろとはどのようなものか
- ほくろ除去を相談できる診療科の種類
- 皮膚科でほくろ除去を受ける場合
- 形成外科でほくろ除去を受ける場合
- 美容外科・美容皮膚科でほくろ除去を受ける場合
- 保険診療と自由診療の違い
- ほくろの大きさ・位置・症状別の受診先の選び方
- 受診前に確認しておきたいポイント
- ほくろが悪性腫瘍(皮膚がん)の可能性がある場合
- アイシークリニック上野院のほくろ除去について
- まとめ
この記事のポイント
ほくろ除去の受診先は皮膚科・形成外科・美容外科・美容皮膚科の4つで、変化や症状がある場合は皮膚科を優先し、良性確認後に目的に応じた診療科を選ぶことが重要。
💡 ほくろとはどのようなものか
ほくろは、医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と呼ばれる皮膚の良性腫瘍の一種です。皮膚の中にあるメラノサイト(色素細胞)が増殖することで形成され、色は黒・茶色・褐色などさまざまです。形状も平らなものから盛り上がったもの、毛が生えているものまで多岐にわたります。
ほくろは生まれつき存在する「先天性母斑」と、成長とともに現れる「後天性母斑」に大きく分けられます。後天性のほくろは、紫外線の影響や皮膚への刺激、加齢などによって新たに形成されることがあります。
ほとんどのほくろは良性ですが、まれに悪性黒色腫(メラノーマ)という皮膚がんと区別がつきにくいケースがあります。「急に大きくなった」「形が左右非対称になってきた」「境界線がぼやけてきた」「色にムラが出てきた」「出血したり痒みが出てきた」といった変化がある場合は、自己判断せず医療機関を受診することが大切です。
一方で、見た目が気になる、衣類や眼鏡などで擦れて痛い、仕事や日常生活に支障が出るといった理由でほくろ除去を希望する方も多くいます。ほくろ除去は美容的な目的でも行われており、その場合には適切な診療科を選ぶことが重要です。
Q. ほくろ除去は最初にどの診療科を受診すべきですか?
ほくろに急な変化や症状がある場合は、まず皮膚科を受診することが重要です。皮膚科ではダーモスコピーや病理検査で良性・悪性の診断が可能です。良性と確認された後、美容目的なら美容外科、傷跡の仕上がりを重視するなら形成外科を選ぶのが適切な流れです。
📌 ほくろ除去を相談できる診療科の種類
ほくろの除去を相談できる診療科は主に以下の4つです。
- 皮膚科
- 形成外科
- 美容外科
- 美容皮膚科
これらは名称が似ていても、それぞれ得意分野や治療方針、診療内容が異なります。ほくろの状態(大きさ・深さ・位置・症状の有無)や、患者さん自身の目的(仕上がりの美しさを重視するか、費用を抑えたいかなど)によって、どこを受診するかが変わってきます。
まずは各診療科の特徴を把握し、自分の状況に合った受診先を選ぶことが大切です。以降では、それぞれの診療科の特徴について詳しく説明していきます。
✨ 皮膚科でほくろ除去を受ける場合
皮膚科は、皮膚に関するあらゆる疾患を診る専門科です。ほくろを含む皮膚腫瘍の診断・治療に対応しており、特に「ほくろが悪性かどうか心配」という場合や、「ほくろの状態をまず診てもらいたい」という場合には、最初に皮膚科を受診することをおすすめします。
皮膚科では、ダーモスコープという専用の拡大鏡を用いてほくろの性状を詳しく観察することができます。この検査によって、ほくろが良性か悪性かを判断する精度が高まります。悪性の可能性が疑われる場合は、組織を採取して病理検査(生検)を行い、確定診断を行います。
ほくろ除去の方法としては、外科的切除(メスで切り取り縫合する方法)や液体窒素による冷凍凝固法などが用いられます。病変の性質や大きさによって適切な方法が選ばれます。
保険診療が適用されるかどうかについては、医学的に治療が必要と判断された場合(悪性の疑いがある場合、炎症を起こしている場合など)は保険診療となります。ただし、美容的な目的のみの場合は自由診療になるため、事前に確認しておきましょう。
皮膚科の医師は皮膚疾患の診断・治療に関して高い専門知識を持っていますが、美容的な仕上がりの細かさという点では、形成外科や美容外科と比較すると異なる場合があります。ほくろの切除後の傷跡の目立ちにくさを重視する場合には、他の科への相談も選択肢に入ります。
Q. ほくろ除去に健康保険は適用されますか?
ほくろ除去への保険適用は、医学的な治療の必要性があると医師が判断した場合に限られます。悪性の疑いがある場合や、炎症・頻繁な出血で日常生活に支障が出ている場合が該当します。「見た目が気になる」などの美容目的は保険適用外となり、費用は全額自己負担の自由診療です。
🔍 形成外科でほくろ除去を受ける場合
形成外科は、身体の表面の組織に生じた異常や変形を治療することを専門とする診療科です。皮膚の傷跡の治療や、腫瘍の切除後の再建など、機能的・審美的な回復を目指した治療を得意としています。
ほくろ除去においては、形成外科は「切除後の傷をできるだけきれいに仕上げる」という点に強みがあります。皮膚を縫合する際のテクニックが精密で、皮膚の張力や傷の方向なども考慮した縫合が行われます。そのため、顔など目立つ部位のほくろ除去を希望する場合には、形成外科への相談が適していることがあります。
形成外科では、保険診療と自由診療の両方に対応しているクリニックが多く、ほくろの状態によって保険が適用されるケースもあります。ただし、純粋に美容目的の場合は自由診療となります。
また、形成外科はやけどや外傷後の傷跡治療なども行っており、皮膚の外科的治療全般に対応しています。大きめのほくろや複雑な形状のほくろ、深部に及ぶほくろの除去にも対応できるため、ほくろの状態が複雑な場合にも頼りになる選択肢です。
💪 美容外科・美容皮膚科でほくろ除去を受ける場合
美容外科・美容皮膚科は、主に美容目的の治療を行う診療科です。二重まぶた手術や鼻の整形といった外科的施術から、レーザー治療や注射による治療まで幅広い美容施術に対応しています。
ほくろ除去においては、美容外科・美容皮膚科では特に以下のような方法が用いられます。
レーザー治療は、炭酸ガス(CO2)レーザーやエルビウムYAGレーザーなどを用いて、ほくろの組織を蒸散させる方法です。小さく浅いほくろに適しており、切開・縫合が不要なため傷跡が比較的目立ちにくいとされています。ただし、深いほくろや大きいほくろには適さない場合があります。
電気メス(高周波治療)は、電気的なエネルギーを利用してほくろの組織を除去する方法で、レーザーと同様に小さなほくろに向いています。
切除縫合(外科的切除)は、メスでほくろを切除して縫合する方法で、大きめのほくろや深いほくろにも対応できます。美容外科では皮膚の仕上がりにも配慮した縫合技術が用いられます。
美容外科・美容皮膚科での治療はすべて自由診療となるため、費用は全額自己負担です。費用の相場はクリニックや施術方法によって異なりますが、一般的に皮膚科や形成外科の保険診療と比較すると高くなる傾向があります。
一方で、予約が取りやすかったり、仕上がりの美しさを重視した施術を提供していたり、アフターケアが充実していたりするクリニックも多く、美容目的でのほくろ除去を希望する方にとっては適した選択肢となり得ます。

🎯 保険診療と自由診療の違い
ほくろ除去を検討する際に多くの方が気になるのが、「保険が使えるのか、それとも自費になるのか」という点です。この違いは治療の目的と医師の診断によって決まります。
保険診療が適用されるのは、医学的な治療の必要性が認められる場合です。具体的には、悪性の疑いがあるほくろを診断・治療する場合、炎症や感染を起こしているほくろの治療、皮膚への摩擦による痛みや出血が頻繁に起きていて日常生活に支障を来している場合などが該当します。保険診療の場合、患者さんは費用の1〜3割を自己負担するだけで済みます。
一方、自由診療(自費診療)となるのは、主に美容目的でほくろを除去する場合です。「見た目が気になる」「コンプレックスを解消したい」という美容的な理由は医学的な治療の必要性とは見なされないため、費用は全額自己負担となります。
ただし、「衣類や眼鏡で擦れて痛い」「生活に支障がある」という機能的・医学的な理由がある場合には、保険診療として対応できるケースもあります。この判断はあくまでも担当医が行うものであり、患者さんが自由に選べるものではありません。
保険診療と自由診療では、使用できる治療方法にも違いがあります。保険診療では保険が適用される治療法(切除縫合、病理検査など)に限られますが、自由診療ではレーザー治療や電気メス、美容的な縫合技術など、幅広い治療法の中から選ぶことができます。
どちらを選ぶかは患者さんの状況や優先事項によって異なりますが、まずは医師の診察を受けてほくろの状態を確認し、適切な治療法と費用について相談することをおすすめします。
Q. メラノーマ(悪性黒色腫)を疑うほくろの特徴は?
メラノーマの見分け方には「ABCDEルール」が有効です。形の左右非対称(A)、境界線の不明確さ(B)、色のムラ(C)、直径6mm以上(D)、大きさ・色・形の変化(E)が主な指標です。出血・かゆみ・痛みが続く場合も含め、これらに該当するほくろは速やかに皮膚科を受診してください。
💡 ほくろの大きさ・位置・症状別の受診先の選び方
ほくろの状態によって、適した受診先や治療方法が変わってきます。以下にいくつかのケースをご紹介します。
✅ ほくろが急に変化した、気になる症状がある場合
ほくろが急に大きくなった、色が変わった、形がいびつになった、出血するようになったといった変化が見られる場合は、まず皮膚科を受診してください。これらの変化は悪性黒色腫(メラノーマ)などの皮膚がんのサインである可能性があり、早めの診断が重要です。皮膚科では専門的な検査(ダーモスコピー・病理検査)を行い、適切な治療方針を決定します。
📝 小さくて平らなほくろを目立たなくしたい場合
直径5mm以下程度の小さく平らなほくろで、美容目的での除去を希望する場合は、美容外科・美容皮膚科でのレーザー治療が適していることが多いです。傷跡が比較的目立ちにくく、ダウンタイムも短い傾向があります。ただし、ほくろの深さによっては再発することがあるため、カウンセリングで詳しく確認しましょう。
🔸 大きめのほくろや盛り上がったほくろを除去したい場合
直径5mmを超える大きなほくろや、皮膚から著しく盛り上がったほくろの場合は、切除縫合による外科的切除が検討されます。形成外科や美容外科が適しており、縫合後の傷跡の仕上がりにも配慮した治療が受けられます。
⚡ 顔や首など目立つ部位のほくろを除去したい場合
顔や首など目立つ部位のほくろを除去する場合、傷跡の仕上がりが特に重要です。形成外科や美容外科では、皮膚の緊張や自然なシワの向きなどを考慮した縫合が行われるため、術後の傷跡が比較的目立ちにくくなります。また、レーザー治療を得意とする美容皮膚科も選択肢のひとつです。
🌟 費用を抑えてほくろ除去を受けたい場合
費用を抑えることを優先する場合は、皮膚科や形成外科での保険診療が有効な選択肢となります。ただし、保険適用の可否は医師の判断によるため、事前に確認が必要です。また、美容目的では保険診療は適用されないことを理解しておきましょう。
💬 足の裏や手のひらのほくろが気になる場合
足の裏や手のひらは、メラノーマが発生しやすい部位とされています。このような部位にほくろがある場合は、まず皮膚科を受診して悪性の可能性を確認してもらうことを強くおすすめします。良性と確認された上で除去を希望する場合は、改めて適した方法を相談しましょう。
📌 受診前に確認しておきたいポイント
ほくろ除去のために医療機関を受診する前に、いくつかのポイントを確認しておくとスムーズです。
✅ 除去したいほくろの状態を把握しておく
受診前に、除去したいほくろについて以下の情報を確認しておくと診察がスムーズです。ほくろの位置・大きさ・色・形状(平らか盛り上がっているか)、ほくろが現れた時期(生まれつきか後から出来たか)、最近の変化の有無(急に大きくなった・色が変わったなど)、痒みや痛み・出血などの症状の有無、除去を希望する理由(美容目的か、機能的な理由か)といった点です。
📝 複数のほくろを除去したい場合は事前に相談する
複数のほくろを一度に除去したい場合は、受診前に電話やメールで問い合わせておくと良いでしょう。一度に除去できる個数や、費用の計算方法(1個あたりの料金なのか、まとめた料金設定があるのかなど)はクリニックによって異なります。
🔸 ダウンタイムやアフターケアについて確認する

ほくろ除去の方法によって、術後のダウンタイム(回復期間)やケアの方法が異なります。レーザー治療の場合は施術後にかさぶたができ、2週間程度で自然に剥がれ落ちるのが一般的です。切除縫合の場合は抜糸が必要で、1週間前後の通院が必要になることがあります。また、紫外線対策や患部の保湿など、アフターケアの方法についても事前に確認しておきましょう。
⚡ 費用の見積もりをカウンセリングで確認する
特に自由診療の場合、費用はクリニックや施術方法によって大きく異なります。カウンセリング時に詳しい費用の説明を受け、納得した上で施術を決定しましょう。費用の内訳(麻酔代・病理検査代・アフターケア費用など)も確認しておくと安心です。
🌟 担当医師の経験・実績を確認する
ほくろ除去は医療行為であるため、担当医師の経験や実績は重要な判断材料です。クリニックのウェブサイトや口コミなども参考にしながら、信頼できる医師・クリニックを選びましょう。特に顔のほくろを除去する場合は、仕上がりの美しさに関わるため、十分なカウンセリングを受けることをおすすめします。
Q. レーザー治療と切除縫合はどう使い分けますか?
ほくろ除去の方法はほくろの状態によって選択が異なります。直径5mm以下の小さく浅いほくろにはレーザー治療が適しており、傷跡が目立ちにくくダウンタイムも短い傾向があります。一方、5mmを超える大きめ・深いほくろには切除縫合が適しています。アイシークリニックではカウンセリングで最適な方法を提案しています。
✨ ほくろが悪性腫瘍(皮膚がん)の可能性がある場合
ほくろに関連する皮膚がんとして最も知られているのが「悪性黒色腫(メラノーマ)」です。メラノーマは皮膚がんの中でも悪性度が高く、早期発見・早期治療が非常に重要です。
メラノーマを見分けるための代表的な指標として「ABCDEルール」があります。A(Asymmetry:非対称性)はほくろの形が左右非対称であること、B(Border:境界線)は境界線がギザギザしていたり不明確だったりすること、C(Color:色)は色が均一でなく、黒・茶・赤・白・青などが混在していること、D(Diameter:直径)は直径が6mm以上であること、E(Evolving:変化)は大きさ・形・色が変化しているといった特徴が挙げられます。
これらのいずれかに該当するほくろがある場合や、出血・かゆみ・痛みなどの症状が続いている場合は、速やかに皮膚科を受診してください。美容クリニックに先に相談してしまうと、悪性腫瘍の見落としリスクが生じる可能性があるため、症状が疑われる場合は必ず皮膚科での診断を優先してください。
皮膚科での診察では、ダーモスコピー検査が行われます。これは特殊な拡大鏡を使って皮膚の表面を詳しく観察する検査で、メラノーマと通常のほくろを高精度で鑑別することができます。さらに疑いが強い場合には生検(組織を一部採取して病理検査を行う)が実施され、確定診断が行われます。
メラノーマと診断された場合は、皮膚科または皮膚腫瘍専門の医師のもとで手術による切除を含む適切な治療が行われます。治療は病期(進行度)によって異なり、早期であれば外科的切除で対応できることも多いですが、進行した場合には免疫療法や分子標的治療なども行われます。
日本では足の裏や爪のまわりに発生するメラノーマが多いとされており、これらの部位のほくろには特に注意が必要です。定期的に自分の皮膚をチェックする習慣をつけておくことも大切です。
🔍 アイシークリニック上野院のほくろ除去について
アイシークリニック上野院では、ほくろ除去に関するご相談を承っています。経験豊富な医師が一人ひとりのほくろの状態を丁寧に診察し、適切な治療方法を提案いたします。
施術方法としては、ほくろのサイズ・深さ・位置・状態に応じてレーザー治療や電気メス、切除縫合などを使い分けています。特に顔など目立つ部位のほくろ除去では、術後の傷跡ができるだけ目立たないよう、丁寧な施術を心がけています。
初めてほくろ除去を検討される方も、カウンセリングで現在の状態の確認から治療方法・費用・ダウンタイムに至るまで丁寧にご説明しています。施術に関してご不明な点や不安なことがあれば、遠慮なくお聞きください。
「どのくらいの費用がかかるの?」「仕事への影響はどのくらい?」「傷跡はどうなる?」など、ほくろ除去に関するさまざまなご質問に、わかりやすくお答えします。ほくろの除去を検討している方は、まずはカウンセリングでご相談ください。
なお、ほくろの状態によっては、専門的な検査や治療が必要と判断し、適切な医療機関をご案内させていただく場合もあります。患者さんの健康と安全を最優先に考えた対応を行っています。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ほくろ除去のご相談にいらっしゃる患者様の多くが、「どの科に行けばよいかわからない」とお悩みの上でご来院されます。まずは変化や症状のあるほくろについては皮膚科での診断を優先していただくことが大切で、良性と確認された上で、仕上がりやダウンタイムなどご希望に合わせた最適な方法をご提案するよう心がけています。お一人で迷われる前に、どうぞお気軽にカウンセリングへお越しください。」
💪 よくある質問
ほくろの状態や目的によって異なります。変化や症状がある場合はまず皮膚科を受診してください。美容目的での除去なら美容外科・美容皮膚科、傷跡の仕上がりを重視するなら形成外科も適しています。迷った場合は、まず皮膚科で良性かどうかを確認してから、目的に合った診療科を選ぶことをおすすめします。
悪性の疑いがある場合や、炎症・出血が頻繁に起きて日常生活に支障をきたしている場合など、医学的な治療の必要性が認められると保険診療が適用されます。一方、「見た目が気になる」といった美容目的の場合は全額自己負担の自由診療となります。保険適用の可否は担当医師が判断します。
「ABCDEルール」が参考になります。形が左右非対称、境界線が不明確、色にムラがある、直径6mm以上、大きさや色が変化しているといった特徴が当てはまる場合は要注意です。また出血・かゆみ・痛みが続く場合も、速やかに皮膚科を受診して専門的な検査を受けてください。
ほくろの大きさや深さによって異なります。直径5mm以下の小さく浅いほくろにはレーザー治療が適しており、傷跡が目立ちにくくダウンタイムも短い傾向があります。一方、大きめのほくろや深いほくろには切除縫合が適しています。当院ではカウンセリングでほくろの状態を確認した上で、最適な方法をご提案しています。
施術方法によって異なります。レーザー治療の場合、施術後にかさぶたができ、約2週間で自然に剥がれ落ちるのが一般的です。切除縫合の場合は抜糸のため1週間前後の通院が必要になることがあります。また術後は紫外線対策や保湿などのアフターケアも大切です。詳細は当院カウンセリングにてご確認ください。
🎯 まとめ
ほくろ除去を検討している方が受診する診療科は、皮膚科・形成外科・美容外科・美容皮膚科の4つが主な選択肢です。それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。
皮膚科は、ほくろに変化や症状がある場合・悪性の可能性が心配な場合に最初に相談すべき診療科です。ダーモスコピーや病理検査など専門的な診断が受けられ、保険診療にも対応しています。
形成外科は、機能的・審美的な治療を得意とし、切除後の傷跡の仕上がりにも配慮した治療が受けられます。保険診療と自由診療の両方に対応しています。
美容外科・美容皮膚科は、美容目的でのほくろ除去に特化しており、レーザー治療などの多様な施術方法が選べます。すべて自由診療となりますが、仕上がりの美しさにこだわった治療が受けられます。
ほくろの除去を考えるとき、まず大切なのはそのほくろが良性かどうかを確認することです。変化や症状がある場合は自己判断せず、必ず皮膚科での診断を受けてください。良性と確認された上で、目的や優先事項(費用・仕上がり・ダウンタイムなど)に応じて最適な診療科を選びましょう。
ほくろ除去に関するご不明な点は、アイシークリニック上野院へお気軽にご相談ください。丁寧なカウンセリングを通じて、あなたに最適な治療方法をご提案いたします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 皮膚科診療における色素性母斑(ほくろ)および悪性黒色腫(メラノーマ)の診断基準・治療ガイドライン、ダーモスコピー検査やABCDEルールに関する専門的情報
- 日本形成外科学会 – 形成外科における皮膚腫瘍切除・縫合技術、審美的・機能的回復を目的とした皮膚外科治療の特徴および対象疾患に関する情報
- 日本美容外科学会 – 美容外科・美容皮膚科で行われるほくろ除去(レーザー治療・電気メス・切除縫合)の施術内容、自由診療の位置づけおよび診療科の選び方に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務