💬 「最近ニキビが増えた…もしかして食べ物のせい?」
それ、正解かもしれません。
この記事を読めば、ニキビを悪化させる食べ物・防ぐ食べ物が丸わかり。読まないまま今の食生活を続けると、ニキビは繰り返すだけです。
💡 この記事でわかること
✅ ニキビを悪化させるNG食品リスト
✅ 肌に良い食べ物・食習慣のコツ
✅ 食事以外でできるニキビ対策
⚡ スキンケアだけでは限界。食事から根本改善しよう!
🚨 読まないとこうなる…
知らずにニキビNGな食習慣を続けると、スキンケアをどれだけ頑張っても改善しない負のループに。
目次
- 食事とニキビの関係性――なぜ食べ物が肌に影響するのか
- ニキビができやすくなる食べ物①――高糖質・高GI食品
- ニキビができやすくなる食べ物②――脂質の多い食品・ジャンクフード
- ニキビができやすくなる食べ物③――乳製品
- ニキビができやすくなる食べ物④――アルコール
- ニキビができやすくなる食べ物⑤――辛い食べ物・刺激物
- ニキビができやすくなる食べ物⑥――チョコレート・カカオ製品
- ニキビを悪化させるその他の食習慣
- ニキビを防ぐために積極的に取りたい食べ物
- 食事以外でニキビを防ぐためのポイント
- まとめ
この記事のポイント
高GI食品・乳製品・脂質の多い食品・アルコールはニキビを悪化させる可能性があり、ビタミン類・亜鉛・青魚・発酵食品の積極摂取が予防に有効。食事改善だけでなくスキンケア・睡眠・ストレス管理を含む総合的アプローチが根本改善への近道。
💡 食事とニキビの関係性――なぜ食べ物が肌に影響するのか
ニキビ(尋常性ざ瘡)は、毛穴の中で皮脂が過剰に分泌され、古い角質や汚れと混ざって詰まることで始まります。その詰まった毛穴の中でアクネ菌(Cutibacterium acnes)が増殖すると、炎症を起こして赤ニキビや膿ニキビへと発展していきます。
では、なぜ食べ物がニキビに影響するのでしょうか。その主なメカニズムは以下の3つです。
1つ目は、血糖値とインスリンの関係です。糖質を多く含む食品を食べると血糖値が急上昇し、それを下げるためにインスリンというホルモンが大量に分泌されます。インスリンは「IGF-1(インスリン様成長因子)」というホルモンの分泌も促しますが、このIGF-1が皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を増やすことが研究で明らかになっています。皮脂が増えれば毛穴が詰まりやすくなり、ニキビのリスクが高まります。
2つ目は、炎症への影響です。特定の食品成分は体内の炎症反応を促進したり、抑制したりします。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品は炎症を促進する傾向があり、すでに炎症を起こしているニキビをさらに悪化させることがあります。一方で、オメガ3脂肪酸などは抗炎症作用を持ちます。
3つ目は、腸内環境との関係です。「腸脳皮膚軸(Gut-Brain-Skin Axis)」という概念があり、腸内環境の乱れが肌のトラブルにつながることが注目されています。食物繊維が少なく、糖質や脂質が多い食事は腸内の悪玉菌を増やし、腸内環境を悪化させます。その結果、免疫バランスが崩れて皮膚の炎症が起きやすくなるとされています。
これらのメカニズムを踏まえて、ニキビができやすくなる具体的な食べ物を一つずつ見ていきましょう。
Q. 食べ物がニキビに影響するメカニズムは?
食事がニキビに影響する主なメカニズムは3つです。①高GI食品が血糖値を急上昇させインスリン・IGF-1の分泌を促し皮脂分泌を増加させる、②飽和脂肪酸などが体内の炎症反応を悪化させる、③腸内環境の乱れが免疫バランスを崩し皮膚の炎症を起こしやすくする、という経路が知られています。
📌 ニキビができやすくなる食べ物①――高糖質・高GI食品
ニキビと食事の関係を語るうえで、最も科学的な根拠が蓄積されているのが「高GI食品」との関連性です。GIとは「グリセミック指数(Glycemic Index)」の略で、食品を食べたときの血糖値の上昇速度を示す指標です。GI値が高い食品ほど血糖値を急激に上昇させます。
代表的な高GI食品としては、白米、食パン、うどん、じゃがいも、砂糖を多く使ったスイーツ、清涼飲料水、フルーツジュースなどが挙げられます。これらは日本人の食生活に深く根付いているものばかりですが、摂りすぎるとニキビリスクを高める可能性があります。
2007年にオーストラリアで行われた研究では、低GI食を続けたグループは高GI食のグループに比べてニキビの数が有意に減少したと報告されています。また、2012年のメタ分析でも、高GI食品の摂取とニキビの重症度には相関があるとまとめられています。
白米が主食の日本では完全に高GI食品を避けることは難しいですが、食べ方を工夫することで血糖値の急上昇を抑えることができます。たとえば、野菜やたんぱく質を先に食べる「ベジファースト」や「プロテインファースト」を取り入れる、玄米や雑穀米に置き換える、食事をゆっくり噛んで食べるといった方法が効果的です。また、甘い飲み物や菓子パン、お菓子のような「食べなくても栄養的には問題ない高GI食品」は特に注意が必要です。
✨ ニキビができやすくなる食べ物②――脂質の多い食品・ジャンクフード
揚げ物、ファストフード、スナック菓子、インスタント食品などのいわゆる「ジャンクフード」は、ニキビを悪化させる要因として古くから注目されてきました。これらの食品には、体内で炎症を促進する「オメガ6脂肪酸」や「飽和脂肪酸」「トランス脂肪酸」が豊富に含まれています。
オメガ6脂肪酸は植物油(サラダ油、コーン油など)に多く含まれており、適量であれば問題ありませんが、過剰摂取すると炎症を促進するプロスタグランジンという物質が産生されやすくなります。これがニキビの炎症を悪化させる原因になると考えられています。
また、トランス脂肪酸はマーガリンやショートニング、市販の菓子パン、揚げ物などに多く含まれており、炎症促進作用があることが知られています。日本では欧米ほど摂取量は多くないとされますが、スナック菓子や菓子パンをよく食べる方は注意が必要です。
さらに、ジャンクフードはカロリーが高く高GIでもあることが多いため、血糖値の急上昇とインスリン分泌増加を同時に引き起こします。脂質過多と糖質過多の「ダブルパンチ」ともいえる状態になるため、ニキビへの影響が特に大きいと考えられています。
揚げ物を完全にやめる必要はありませんが、週に何度も食べるような習慣がある場合は頻度を減らすことを検討してみましょう。調理法を揚げる→焼く・蒸すに変えるだけでも、摂取する脂質の質と量が大きく変わります。
Q. 乳製品はニキビに悪影響を与えますか?
複数の研究で乳製品(特に脱脂乳)の摂取量とニキビリスクに正の相関が報告されています。牛乳に含まれるIGF-1やホルモン様物質が皮脂腺を刺激するためと考えられています。ただし個人差が大きく、無糖ヨーグルトは腸内環境改善も期待でき、影響が比較的少ないとされています。
🔍 ニキビができやすくなる食べ物③――乳製品
「牛乳を飲むとニキビが増える」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。乳製品とニキビの関係については、近年の研究で少しずつ明らかになってきています。
2005年にアメリカで行われた大規模研究(ナース健康研究)では、牛乳(特に脱脂乳・スキムミルク)の摂取量が多いグループほどニキビのリスクが高いという結果が報告されました。その後の複数の研究でも、牛乳や乳製品とニキビの関連を示すデータが出ており、2018年のメタ分析でも乳製品摂取とニキビリスクに正の相関があると結論付けられています。
そのメカニズムとして考えられているのは、牛乳に含まれるホルモン様物質の影響です。牛乳にはウシの成長ホルモンやIGF-1(インスリン様成長因子)が含まれており、これらが人体に吸収されると皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を増やす可能性があります。また、乳製品はインスリン分泌を促すインスリン刺激指数(インスリン反応)が高いことも知られており、低GI食品でありながらインスリンを分泌させやすい特徴があります。
ただし、乳製品がすべての人にとってニキビの原因になるわけではありません。乳製品を毎日摂取していてもニキビが少ない人もいますし、逆に全く摂らなくてもニキビが多い人もいます。「乳製品を食べると肌荒れする気がする」と感じる方は、一定期間摂取を減らしてみて変化を観察するのも一つの方法です。
なお、ヨーグルトについては乳酸菌による腸内環境改善の効果も期待できるため、乳製品の中でも比較的影響が少ない可能性があります。砂糖が添加されていないプレーンタイプを選ぶのがおすすめです。
💪 ニキビができやすくなる食べ物④――アルコール
お酒とニキビの関係については、直接的な研究は乳製品や高GI食品ほど多くはありませんが、アルコールが肌に影響を与えるメカニズムはいくつか知られています。
まず、アルコールには強い利尿作用があり、飲酒後は体内の水分が失われやすくなります。肌の水分も失われるため、乾燥が進みます。乾燥した肌は外部刺激に弱くなり、バリア機能が低下します。肌のバリア機能が落ちると、細菌や汚れが毛穴に侵入しやすくなり、ニキビが起きやすい状態になります。
次に、アルコールの代謝によって生じる「アセトアルデヒド」には毒性があり、体内の炎症反応を促進します。すでにニキビが炎症を起こしている場合、アルコールの摂取がその炎症を悪化させることがあります。
また、飲酒中は食欲が増し、揚げ物・スナック菓子・ラーメンなどのカロリーが高く高GIの食品を食べやすくなることも問題です。「お酒を飲むと翌日ニキビが増える」という方の場合、アルコールそのものの影響だけでなく、一緒に食べる食品やその後の生活リズムの乱れ(睡眠不足など)も関係している可能性があります。
飲酒の機会があるときは、水を同時にしっかり飲んで脱水を防ぐこと、おつまみは揚げ物や高塩分食品よりも野菜や豆腐などを選ぶことが大切です。

🎯 ニキビができやすくなる食べ物⑤――辛い食べ物・刺激物
唐辛子、わさび、山椒、ペッパーなどの辛い食べ物がニキビを悪化させるという話もよく耳にします。辛い食べ物は直接皮脂分泌を増やすわけではありませんが、いくつかの経路を通じて肌に影響を与える可能性があります。
辛い食べ物に含まれるカプサイシンなどの成分は、体温を上昇させ、発汗を促します。大量の発汗は毛穴を開かせ、汚れや皮脂が詰まりやすくなる環境を作ります。また、辛い食べ物を食べると顔が赤くなることからわかるように、血管が拡張して皮膚への血流が増加します。これが炎症性ニキビをより赤く、目立たせることがあります。
さらに、辛い食べ物は胃腸への刺激が強く、過剰摂取すると腸内環境を乱す原因になります。腸内環境の悪化が肌荒れにつながるという「腸脳皮膚軸」の観点からも、過度な辛い食べ物の摂取は避けた方が良いといえます。
ただし、辛い食べ物が直接ニキビを引き起こすとする科学的根拠は現時点では強くありません。辛い食べ物を食べるとニキビが悪化すると感じる方は控えた方がよいですが、適量であれば極端に避ける必要はないでしょう。
Q. ニキビ予防に効果的な栄養素と食品は?
ニキビ予防には、皮膚のターンオーバーを助けるビタミンA(緑黄色野菜)、皮脂代謝に関わるビタミンB2・B6(青魚・バナナ)、抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸(サバ・イワシ)、皮脂分泌を調節する亜鉛(牡蠣・豆類)、腸内環境を整える発酵食品(納豆・味噌)の積極的な摂取が有効です。
💡 ニキビができやすくなる食べ物⑥――チョコレート・カカオ製品
「チョコレートを食べるとニキビができる」という話は非常に有名で、多くの人が一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、この関係性については科学的な議論が続いており、単純に「チョコレート=ニキビの原因」とは言い切れません。
市販のチョコレートには、カカオ成分のほかに砂糖、乳成分、植物性油脂が大量に含まれています。ニキビへの影響は「カカオそのもの」よりも「砂糖(高GI)」や「乳成分」の影響である可能性が高いと考えられています。実際に、カカオ100%のダークチョコレートと、砂糖・乳成分を多く含むミルクチョコレートでは、肌への影響が異なるとする研究もあります。
2013年に行われた研究では、カカオ100%のチョコレートを食べた男性では、ニキビを悪化させる免疫反応が高まったと報告されており、カカオ自体にも何らかの影響がある可能性が示されています。ただしこの研究はサンプル数が少なく、結論を出すにはさらなる研究が必要とされています。
チョコレートが好きな方が完全にやめる必要はありませんが、砂糖や乳成分の少ないカカオ含有率の高いチョコレートを選び、食べ過ぎないようにすることが賢明です。一度に大量に食べるよりも、少量を楽しむ程度に留めるのがベターです。
📌 ニキビを悪化させるその他の食習慣
特定の食べ物だけでなく、食習慣全体もニキビに影響します。以下のような食習慣は肌荒れを招きやすいため、心当たりがある方は見直してみましょう。
食事の不規則さは、体内時計(サーカディアンリズム)を乱し、ホルモンバランスの崩れにつながります。朝食を抜いたり、深夜に大量に食べたりする習慣は、皮脂分泌のリズムにも影響する可能性があります。特に深夜の食事は、寝ている間に消化吸収が行われることで翌朝の血糖値やインスリン値に影響することがあります。
早食いもニキビリスクと関連している可能性があります。よく噛まずに食べると消化が悪くなり、腸内環境が乱れやすくなります。また、早食いは血糖値の急上昇を招きやすいため、ゆっくりよく噛んで食べることが大切です。
水分不足も見逃せません。水分が不足すると肌の水分量が低下し、乾燥肌になります。乾燥すると肌はバリア機能を保とうとして皮脂を過剰に分泌することがあり、結果的に毛穴が詰まりやすくなります。1日に1.5〜2リットル程度の水(カフェイン飲料やアルコールを除く)を目安に摂取しましょう。
食物繊維の不足も腸内環境悪化の原因になります。野菜、きのこ、海藻、豆類などに含まれる食物繊維は腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境を整えます。食物繊維が少ない食事が続くと腸内環境が乱れ、肌のコンディションに影響することがあります。
塩分の過剰摂取も肌への影響が考えられます。塩分を多く取りすぎると体内に水分が溜まりやすくなり、むくみや肌のごわつきにつながることがあります。また、高塩分食品はしばしば高GIの食品と組み合わせて食べられることが多く(ラーメン、ポテトチップスなど)、間接的にニキビリスクを高めることもあります。
Q. 食事改善だけでニキビは治りますか?
ニキビは食事だけでなく、スキンケア・睡眠・ストレス・ホルモンバランスなど多くの要因が絡み合って起こるため、食事改善のみで完全に解消することは難しい場合があります。アイシークリニックでは、食習慣の見直しを基本としながら、個人の肌質に合わせた医療的治療を組み合わせた総合的なアプローチを提案しています。
✨ ニキビを防ぐために積極的に取りたい食べ物
ニキビができやすくなる食べ物を知ることも大切ですが、同時に「肌に良い食べ物」を積極的に取り入れることも重要です。ここでは、ニキビ予防・改善に役立つと考えられる栄養素と食品を紹介します。
ビタミンA・βカロテンは、皮膚の細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)を助け、毛穴の詰まりを防ぐ働きがあります。緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草、かぼちゃ)、レバー、卵などに多く含まれています。
ビタミンB2・B6は皮脂の代謝に関わるビタミンで、不足すると皮脂分泌が過剰になりやすいとされています。ビタミンB2はレバー、納豆、乳製品などに、ビタミンB6はカツオ、マグロ、バナナ、鶏むね肉などに多く含まれています。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、皮膚のバリア機能を高めます。また、強い抗酸化作用によって炎症を抑制する効果も期待できます。ブロッコリー、パプリカ、キウイ、いちごなどに豊富に含まれています。
ビタミンEも抗酸化作用が高く、皮脂の酸化を防ぐ働きがあります。皮脂が酸化されるとニキビの原因物質が生成されやすくなるため、ビタミンEを摂取することが予防につながります。アーモンドなどのナッツ類、アボカド、ほうれん草などに多く含まれています。
亜鉛は皮膚の新陳代謝に欠かせないミネラルで、抗炎症作用や皮脂の分泌を調節する働きがあります。実際に、亜鉛サプリメントがニキビの改善に効果的だとする研究も複数あります。牡蠣、赤身肉、豆類、ナッツ類などに多く含まれています。
オメガ3脂肪酸は抗炎症作用を持つ良質な脂肪酸で、ニキビの炎症を抑える効果が期待されています。サバ、イワシ、サンマなどの青魚に多く含まれているほか、亜麻仁油、えごま油にも豊富に含まれています。
発酵食品に含まれる乳酸菌・ビフィズス菌は腸内環境を整える善玉菌です。ヨーグルト(無糖)、納豆、味噌、キムチ(無添加)、ぬか漬けなどを毎日少しずつ取り入れることで腸内環境の改善が期待できます。
食物繊維を豊富に含む食品として、野菜全般、きのこ類、海藻類、大豆製品、全粒穀物(玄米、全粒粉パンなど)がおすすめです。食物繊維は腸内環境を整えるだけでなく、血糖値の上昇を緩やかにする効果もあり、ニキビ予防に多角的に役立ちます。
これらの食品をバランスよく取り入れた食事は、いわゆる「地中海食」のスタイルに近いものです。野菜・魚・豆類・オリーブオイルを中心とした地中海食はニキビのリスクを下げる可能性があるとする研究もあり、参考にする価値があります。
🔍 食事以外でニキビを防ぐためのポイント

食事の改善はニキビ対策の重要な柱ですが、食事だけですべてのニキビを防ぐことは難しく、日常生活のさまざまな側面から総合的にアプローチすることが大切です。
スキンケアについては、肌に合った洗顔料でやさしく汚れや余分な皮脂を落とすことが基本です。ただし、洗いすぎは肌のバリア機能を損ない、かえって皮脂の過剰分泌を招くことがあります。1日2回(朝・夜)の洗顔が一般的に推奨されています。また、ニキビ肌にはノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)と表示された化粧品や保湿剤を選ぶことが重要です。
睡眠の質と量もニキビに大きく影響します。睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌の修復・再生が行われます。また、睡眠不足はコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を増やし、皮脂の分泌を促すことが知られています。1日7〜8時間を目安に十分な睡眠を確保しましょう。
ストレス管理も非常に重要です。ストレスを受けるとコルチゾールや男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌が増加し、皮脂腺が刺激されて皮脂の分泌が増えます。また、ストレスによって免疫機能が低下すると、アクネ菌に対する抵抗力が落ちてニキビが増えやすくなります。適度な運動、趣味、入浴などを通じてストレスをうまく発散することが大切です。
適度な運動は血行を促進して肌への栄養供給を高め、ストレス軽減にも効果があります。ただし、運動後の汗を放置すると毛穴が詰まりやすくなるため、運動後は早めに洗顔・シャワーを行うことを心がけましょう。
枕カバーや肌に触れるものの清潔さも見落としがちなポイントです。枕カバーは皮脂や汗が付着しやすく、雑菌の温床になることがあります。週に1〜2回は洗濯するようにしましょう。また、スマートフォンの画面や手で顔を触る癖のある人は、そこから細菌が顔に移ってニキビを悪化させることもあります。
市販薬での対処が難しいほどのニキビや、繰り返すニキビには皮膚科・美容皮膚科への受診をためらわないことが重要です。外用の抗菌薬、レチノイン酸製剤、抗菌薬の内服、ホルモン療法など、医療機関でのみ処方できる効果的な治療法が多くあります。特に炎症の強いニキビ(赤ニキビ・膿ニキビ)は放置するとニキビ跡になりやすいため、早めに受診することをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビの原因を食生活と結びつけて悩まれる患者様が多くいらっしゃいますが、記事でも触れているように、特定の食品だけを悪者にするのではなく、高GI食品や乳製品・脂質の過剰摂取といった食習慣全体のバランスを見直すことが大切です。最近の傾向として、食事改善だけでは十分な効果を感じられない方も少なくなく、スキンケアや睡眠・ストレス管理を含めた総合的なアプローチと、必要に応じた医療的治療を組み合わせることで、より早く確実な改善が期待できます。ニキビにお悩みの方は一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。」
💪 よくある質問
チョコレートそのものが直接ニキビを引き起こすとは言い切れません。市販のチョコレートに含まれる砂糖(高GI)や乳成分がニキビに影響している可能性が高いとされています。カカオ含有率が高く、砂糖・乳成分の少ないダークチョコレートを少量楽しむ程度であれば、極端に避ける必要はないでしょう。
乳製品の摂取とニキビリスクに相関があるとする研究は複数存在しますが、すべての人に当てはまるわけではありません。「乳製品を摂ると肌荒れする気がする」と感じる方は、一定期間摂取を減らして変化を観察してみましょう。なお、ヨーグルト(無糖)は腸内環境改善の効果も期待でき、比較的影響が少ないとされています。
ビタミンA(緑黄色野菜・卵)、ビタミンB2・B6(レバー・青魚・バナナ)、ビタミンC(ブロッコリー・キウイ)、亜鉛(牡蠣・豆類)、オメガ3脂肪酸(青魚・えごま油)、発酵食品(納豆・味噌)、食物繊維(野菜・きのこ・海藻)などを意識して取り入れることで、肌の調子を整えニキビ予防が期待できます。
ニキビは食事だけでなく、スキンケア・睡眠・ストレス・ホルモンバランスなど多くの要因が絡み合って起こります。食事改善と合わせて生活習慣全体を見直すことが大切です。それでも改善しない場合や、繰り返すニキビにお悩みの場合は、アイシークリニック上野院へお気軽にご相談ください。個人の肌質に合わせた治療プランをご提案します。
完全にやめる必要はありません。白米など日本の食生活に根付いた高GI食品を完全に排除するのは現実的でないため、食べ方の工夫が効果的です。野菜やたんぱく質を先に食べる「ベジファースト」の実践、玄米・雑穀米への置き換え、ゆっくりよく噛んで食べることで血糖値の急上昇を抑えることができます。
🎯 まとめ
ニキビと食べ物の関係について、現在の科学的知見をもとに詳しく解説してきました。最後に要点を整理しましょう。
ニキビができやすくなる食べ物として注意が必要なのは、白米・パン・砂糖・清涼飲料水などの高GI食品、揚げ物・ジャンクフード・スナック菓子などの高脂質食品、牛乳や乳製品(特にスキムミルク)、アルコール、過剰な辛い食べ物、砂糖・乳成分を多く含むチョコレートです。これらは血糖値を急上昇させたり、炎症を促進したり、ホルモンバランスを乱したりすることでニキビに影響します。
一方で、ビタミンA・B・C・E、亜鉛、オメガ3脂肪酸、発酵食品、食物繊維を豊富に含む食品を意識的に取り入れることで、肌の調子を整え、ニキビを予防することが期待できます。
ただし、ニキビは食事だけでなく、スキンケア、睡眠、ストレス、ホルモンバランスなど多くの要因が絡み合って起こります。食事の見直しを基本としながら、生活習慣全体を整えることが根本的なニキビ改善への近道です。
「食事を改善しても、なかなかニキビが治らない」「繰り返しニキビができてしまう」という場合は、アイシークリニック上野院にご相談ください。一人ひとりの肌質や生活習慣に合わせた適切な診断と治療プランを提案いたします。ニキビ跡のケアも含めて、専門的なアプローチで美しい肌を取り戻すお手伝いをします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性ざ瘡(ニキビ)の定義・原因・治療に関する公式ガイドラインおよび患者向け解説。アクネ菌の増殖メカニズムや皮脂分泌との関係を裏付ける情報として参照。
- PubMed – 高GI食品・乳製品・脂質とニキビ発症リスクの相関を示す査読済み研究論文群(2007年オーストラリア低GI食研究、2018年乳製品メタ分析等)の原典データベースとして参照。
- 厚生労働省 – 日本人の食事摂取基準および栄養素(ビタミンA・B群・C・E、亜鉛、オメガ3脂肪酸等)の推奨摂取量に関する公式情報として、ニキビ予防に有効な食品・栄養素の解説部分の根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務