自転車の日焼け対策を徹底解説!肌を守るための方法と注意点

自転車に乗るのが好きな方にとって、日焼けは悩みの種ではないでしょうか。通勤・通学、サイクリング、スポーツとして自転車を楽しむ方が増えているなか、「気づいたら腕や首がひどく日焼けしていた」「日焼け止めを塗っても思ったよりも焼けてしまう」という声をよく耳にします。自転車に乗るときは風を受けながら走るため、体感温度が下がりやすく、紫外線のダメージを受けていると気づきにくいのが特徴です。しかし実際には、長時間屋外で紫外線にさらされ続けることになるため、適切な対策をとることが大切です。この記事では、自転車乗りが実践できる日焼け対策を幅広くご紹介します。毎日の通勤から週末のロングライドまで、シーンに合わせた具体的な方法をぜひ参考にしてみてください。


目次

  1. 自転車に乗るときの紫外線リスクを知ろう
  2. 日焼け止めの選び方と正しい使い方
  3. UVカットウェアやアクセサリーの活用法
  4. 走る時間帯やルートの工夫で紫外線を減らす
  5. 自転車特有の焼けパターンと対策ポイント
  6. 日焼け後のアフターケアと肌へのダメージを最小限に
  7. 日焼け対策グッズを選ぶ際のポイント
  8. まとめ

この記事のポイント

自転車乗りはSPF50以上・PA++++のウォータープルーフ日焼け止めとUVカットウェアを組み合わせ、10〜14時の走行を避けることが重要。特有の「サイクリスト焼け」への部位別対策と日焼け後の保湿ケアも欠かせず、シミ・色素沈着が気になる場合はアイシークリニックへの相談が有効。

🎯 1. 自転車に乗るときの紫外線リスクを知ろう

自転車に乗っていると、風が当たるため涼しく感じられます。しかし、風の爽快感とは裏腹に、肌は継続的に紫外線にさらされています。紫外線には主にUVAとUVBの2種類があり、それぞれ異なる形で肌にダメージを与えます。

UVAは波長が長く、雲や窓ガラスを通過するほどの浸透力があります。肌の深い部分(真皮)まで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊することで、シワやたるみといった光老化を引き起こします。UVBは波長が短く、主に肌の表面(表皮)にダメージを与えます。炎症や赤みを引き起こし、日焼けによる色素沈着(シミ)の原因となります。

自転車に乗る際に特に注意が必要な点として、まず長時間の連続した紫外線暴露があります。通勤で往復1時間、週末のサイクリングであれば数時間以上、屋外で紫外線を浴び続けることになります。次に、道路や建物からの反射光があります。アスファルトやコンクリートに反射した紫外線が、下方向や横方向から肌に当たります。普通に立っているときよりも、低い姿勢でペダルをこいでいる自転車乗りのほうが、地面からの反射光を受けやすい場合もあります。

さらに、標高が1000メートル上がるごとに紫外線量が約10〜12%増加するとされています。ヒルクライムやツーリングで山を走る方は特に注意が必要です。また、雪山や水辺では反射率が高く、平地の数倍の紫外線が当たることもあります。春先から夏にかけては紫外線が強くなりますが、実は秋や冬も油断は禁物です。冬でも晴れた日の紫外線量は、肌へのダメージをもたらすほどの強さを持っています。

また、自転車は車と異なり屋根がないため、日陰を走らない限り紫外線を遮るものがありません。信号待ちなど停車中も含め、屋外にいる時間はすべて日焼けのリスクにさらされていると考えておくことが大切です。

Q. 自転車乗りに適した日焼け止めの選び方は?

自転車に乗る際の日焼け止めは、SPF50以上・PA++++のウォータープルーフタイプが最適です。走行中は汗で流れやすいため耐水性は必須で、2〜3時間ごとの塗り直しが推奨されます。スポーツ用・アウトドア用製品は長時間でも効果が持続しやすく適しています。

📋 2. 日焼け止めの選び方と正しい使い方

日焼け止めは自転車の日焼け対策の基本中の基本です。しかし、ただ塗ればよいというわけではなく、製品の選び方や塗り方に気をつけることで、その効果は大きく変わります。

🦠 SPFとPAの数値について

日焼け止めを選ぶとき、まずチェックしたいのがSPFとPAの数値です。SPF(Sun Protection Factor)はUVBへの防御効果を示す指標で、数値が高いほど効果が高くなります。屋外での自転車利用の場合、SPF50以上の製品を選ぶことをおすすめします。PA(Protection grade of UVA)はUVAへの防御効果を示し、「+」の数が多いほど効果が高く、最高はPA++++です。光老化を防ぐためにも、PA+++以上の製品を選ぶとよいでしょう。

👴 ウォータープルーフタイプを選ぶ

自転車に乗ると汗をかきます。通常の日焼け止めは汗で流れてしまいやすいため、自転車乗りにはウォータープルーフ(耐水性)タイプの日焼け止めが向いています。「スポーツ用」「アウトドア用」として販売されている製品は、汗や水に強く設計されていることが多く、長時間の使用でも効果が持続しやすいです。

🔸 日焼け止めの正しい塗り方

どれほど優れた日焼け止めでも、正しく塗らなければ本来の効果を発揮できません。まず塗る量について、多くの方が推奨量の半分以下しか塗っていないと言われています。顔全体に塗る場合は1〜2フィンガー(人差し指の第一関節から先までの量)が目安とされています。腕や足など広い面積には、その部位に応じた十分な量を塗りましょう。

次に、塗るタイミングです。日焼け止めは塗った直後から効果を発揮するタイプと、塗ってから15〜30分後に効果が出るタイプがあります。自転車に乗る前に余裕を持って塗っておくのがおすすめです。また、汗で流れてしまうことを考えると、2〜3時間に1回は塗り直すことが望ましいとされています。ライド中に途中で塗り直すことが難しい場合は、出発前に念入りに塗っておきましょう。

塗り残しが多い部位としては、耳の周り、首の後ろ、デコルテ、手の甲などが挙げられます。自転車に乗ったとき、腕を前に伸ばした状態でペダルをこぐため、手の甲や腕の表側は特に日焼けしやすい部位です。忘れずに塗ってください。

💧 リップクリームのUVケアも忘れずに

意外と見落とされがちなのが唇です。唇は皮膚が薄く、日焼けの影響を受けやすい部位です。UV効果のあるリップクリームを使うことで、唇の日焼けや乾燥を防ぐことができます。長時間のライドでは風による乾燥も起きやすいため、こまめに塗り直すことをおすすめします。

Q. サイクリスト焼けとはどのような日焼けパターンですか?

「サイクリスト焼け」とは自転車乗り特有の日焼けパターンです。半袖ジャージの袖口による腕のライン、前傾姿勢で露出する首の後ろ、グローブ着用による手の甲の境界線、短いソックスによる足首ラインが代表例です。各部位に合わせた個別の対策が必要です。

💊 3. UVカットウェアやアクセサリーの活用法

日焼け止めだけに頼らず、衣類やアクセサリーを組み合わせることで、より効果的な日焼け対策ができます。物理的に紫外線を遮断することは、肌へのダメージを根本から防ぐ方法です。

✨ UVカットウェアの選び方

近年、スポーツウェアのメーカーから紫外線遮断機能を持つサイクリングウェアが多く販売されています。UPF(Ultraviolet Protection Factor)という指標で防護効果が表示されており、UPF50+であれば紫外線の98%以上をカットするとされています。夏場のサイクリングでは暑さとの戦いになりますが、UVカット機能と速乾性を兼ね備えた素材のウェアを選ぶことで、快適さと日焼け対策を両立させることができます。

アームカバーは、半袖ジャージを着ながら腕の日焼けを防ぐための優れたアイテムです。気温が高くなってきたとき、長袖ウェアは暑くて着たくないという方でも、アームカバーであれば体温調節をしながら腕の紫外線対策ができます。素材は薄手のUVカット素材がおすすめで、着脱が簡単なものを選ぶと便利です。

同様に、レッグカバーや日焼け防止用のサイクリングタイツも腕と脚の両方を守るのに役立ちます。特に短パンやビブショーツを好む方は、ひざ下のレッグカバーだけでも装着することで、スネや足首の日焼けを防ぐことができます。

📌 ヘルメットとサイクリングキャップ

自転車に乗るとき、ヘルメットは安全のための必需品ですが、通気孔が多いヘルメットは日差しを通しやすい構造になっています。ヘルメットの下にサイクリングキャップを着用することで、通気孔から差し込む紫外線を防ぐとともに、汗が顔に垂れるのを防ぐ効果もあります。つばのあるタイプのサイクリングキャップは、顔全体に当たる日差しを軽減するのに役立ちます。

▶️ サングラスの活用

目も紫外線のダメージを受ける部位です。長期間、強い紫外線にさらされると白内障や翼状片(けんじょうへん)などの眼疾患リスクが高まるとされています。UVカット機能付きのサングラスを着用することで、目を紫外線から守ることができます。サイクリング用サングラスは、風が目に入りにくい形状になっており、紫外線対策と走行中の快適性の両方に配慮して設計されています。目の周りの皮膚も保護できるため、サングラスの装着はぜひ習慣にしてください。

🔹 手袋(グローブ)の活用

手の甲は自転車に乗っているとき、ハンドルを握った状態で常に上向きになり、紫外線を受け続けます。サイクリング用のグローブは手のひらのクッション性を高めるためのものですが、日焼け対策の観点からも手の甲を保護するグローブの着用がおすすめです。夏場には薄手のUVカットグローブが販売されており、暑さを感じさせずに手の甲を守ることができます。

📍 フェイスカバー・バラクラバ

顔全体を守りたい場合は、フェイスカバーやバラクラバと呼ばれる顔全体を覆うUVカット素材のアイテムが効果的です。特に夏のロングライドや日差しが強い時間帯に走らなければならない場合に活躍します。最近は薄手で通気性が高く、日焼け止めなしでもUVカット効果が期待できる製品が増えています。ただし、ヘルメットやサングラスとの相性を事前に確認してから購入しましょう。

🏥 4. 走る時間帯やルートの工夫で紫外線を減らす

日焼け止めを塗ったり、UVカットウェアを着たりすることに加え、走る時間帯やルートを工夫するだけで紫外線の影響を大きく減らすことができます。

💫 紫外線が強い時間帯を避ける

一般的に紫外線が最も強くなるのは10時〜14時の時間帯とされています。この時間帯を避けて早朝や夕方に走るだけで、肌が受ける紫外線量を大幅に減らすことができます。趣味としてサイクリングを楽しむ方は、日が昇りきる前の早朝ライドや、夕方の涼しい時間帯に走るようにするとよいでしょう。早朝は交通量も少なく、気温も低いためサイクリングに適した条件が整っています。

🦠 木陰のあるルートを選ぶ

ルート選択も日焼け対策の一つです。街路樹や公園の多いルートを選んだり、並木道のある道を走ったりすることで、直射日光を遮る時間を増やすことができます。山道では木の葉が日差しを遮り、平地よりも涼しく走れることがあります。川沿いのサイクリングロードは木陰が少ない場合もあるため、利用する際は日焼け対策をしっかりと行ってください。

👴 曇りの日でも油断しない

曇りの日は日差しが少なく、紫外線が少ないと思いがちですが、実際には雲を通して紫外線の多くが地表に届いています。薄曇りの場合、晴れの日の80〜90%程度の紫外線が降り注ぐとも言われています。曇りの日でも日焼け止めをしっかりと塗り、UVカットウェアを着用する習慣を持ちましょう。

Q. 自転車走行後の日焼けアフターケアの方法は?

日焼け後はまず冷水や保冷剤(タオルに包んで使用)で患部を冷やし、炎症を鎮めることが重要です。その後、ヒアルロン酸やセラミド配合の保湿剤で水分を補給します。シミや色素沈着が気になる場合は、アイシークリニックなど皮膚科・美容皮膚科への早めの相談が有効です。

⚠️ 5. 自転車特有の焼けパターンと対策ポイント

自転車に乗っていると、独特の日焼けパターンが出やすくなります。これはサイクリング独特の姿勢や、着用するウェアの形状によるものです。「サイクリスト焼け」とも呼ばれるこのパターンを理解し、効果的な対策を取りましょう。

🔸 腕と手の甲の日焼けライン

半袖ジャージを着て走ると、袖の位置で日焼けラインができます。アームカバーを着用していても、着用位置がずれていたり、短かったりすると焼けラインが目立つことがあります。アームカバーをしっかりと袖口に合わせて着用し、ずれないように固定することが大切です。また、グローブを着用しない場合は、指の付け根から手の甲が均一に焼けてしまいます。

💧 首と顔の日焼け

ロードバイクなどのスポーツバイクに乗るとき、前傾姿勢になるため首の後ろが空に向かって露出します。ジャージの背中の部分から見えている首の付け根から肩にかけてのエリアは、非常に日焼けしやすい部位です。日焼け止めをしっかり塗るとともに、フェイスカバーやサイクリング用のネックカバーで物理的に覆うことも有効です。

顔は、サングラスやヘルメットで覆われていない部分が焼けやすくなります。特に頬から鼻にかけての逆三角形の範囲は、サングラスをかけていても焼けてしまうことがあります。日焼け止めを丁寧に塗り、必要に応じてフェイスカバーを活用しましょう。

✨ 足のソックスラインと太もも

サイクリングでは短いソックスを履いていると、足首付近にくっきりとした日焼けラインができることがあります。短パン(ビブショーツ)を着用しているとひざ上の太ももが焼けます。この部分への対策として、ひざ上まであるレッグカバーやサンスクリーンの塗布が効果的です。また、ロング丈のソックスを選んで足首の日焼けを防ぐことも一つの方法です。

📌 耳と耳の後ろ

ヘルメットをかぶっていても、耳やその後ろは露出している部分です。サイクリングの際、耳は風を受ける方向に向かっており、意外と日焼けしやすいエリアです。耳の周りにも忘れずに日焼け止めを塗ることをおすすめします。

🔍 6. 日焼け後のアフターケアと肌へのダメージを最小限に

どれだけ対策をしていても、屋外での自転車走行では多少の日焼けを完全に防ぐことは難しいものです。日焼けをしてしまった後のアフターケアも非常に重要です。適切なケアを行うことで、シミや色素沈着などの肌トラブルを軽減することができます。

▶️ 日焼け後はすぐに冷やす

日焼けは一種の炎症反応です。日焼けをしてしまったと気づいたら、なるべく早く肌を冷やしましょう。冷たい水で患部を冷やしたり、保冷剤をタオルに包んで当てたりすることで、炎症を落ち着かせる効果があります。ただし、保冷剤を直接肌に当てると凍傷になることがあるため、必ずタオルや布などを介して使用してください。

🔹 しっかりと保湿する

日焼けした肌は水分が失われてダメージを受けた状態です。冷却した後は、保湿剤や化粧水でしっかりと水分を補給しましょう。保湿成分のなかでもヒアルロン酸やセラミドを含む製品は、肌の水分保持を助ける効果が期待できます。アロエベラジェルも、古くから日焼け後の鎮静・保湿に活用されており、市販品を使用することができます。

📍 水分補給も重要

日焼けによって体内の水分も失われます。自転車走行後は体内の水分補給を積極的に行ってください。水だけでなく、電解質を含むスポーツドリンクを活用することで、効率的な水分補給が可能です。水分補給は肌の回復にも役立ちます。

💫 肌のターンオーバーをサポートする栄養素を摂る

日焼け後の肌回復を助ける栄養素として、ビタミンCとビタミンEが挙げられます。ビタミンCはメラニン生成を抑制し、コラーゲンの合成を助ける効果があるとされています。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、紫外線によって生じた活性酸素のダメージを軽減する効果が期待されています。これらの栄養素を食事から積極的に取り入れることで、肌の回復をサポートできます。

🦠 日焼けが繰り返される場合は医師への相談も

日焼けによるシミや色素沈着が繰り返されたり、すでに目立つシミができてしまったりした場合は、皮膚科や美容皮膚科への受診を検討してみてください。レーザー治療やトーニング、美白治療など、医療の力で日焼けによるダメージをケアする方法があります。特に長年にわたって屋外でのサイクリングを楽しんでいる方は、定期的な皮膚のチェックを受けることをおすすめします。

Q. 紫外線を減らすための走行時間帯とルートの工夫は?

紫外線が最も強い10時〜14時の走行を避け、早朝や夕方にライドするだけで肌への紫外線量を大幅に減らせます。ルート選びも重要で、街路樹や並木道など木陰の多いルートを選ぶことで直射日光を遮れます。薄曇りでも晴天の80〜90%の紫外線が届くため、対策は天候にかかわらず必須です。

📝 7. 日焼け対策グッズを選ぶ際のポイント

日焼け対策に役立つグッズは数多くありますが、自転車乗りに特化したグッズを選ぶことで使い勝手が大きく向上します。ここでは、自転車の日焼け対策グッズを選ぶときに押さえておきたいポイントをご紹介します。

👴 日焼け止めの形状について

日焼け止めにはクリームタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプ、スプレータイプなど様々な形状があります。ライド中に塗り直す場合はスプレータイプが手軽で、素早く塗ることができます。一方、クリームやミルクタイプは密着度が高く、汗に強いものが多い傾向があります。自転車乗りには、高いSPF・PA値とウォータープルーフ機能を持つスポーツ向けのクリームやミルクタイプを基本として使い、補塗り用にスプレータイプを持参するという使い分けも有効です。

🔸 肌への刺激が少ないものを選ぶ

日焼け止めには紫外線吸収剤を使用したものと、紫外線散乱剤を使用したものがあります。紫外線吸収剤は化学的に紫外線を吸収・変換して肌を守りますが、肌への刺激が出やすい場合もあります。紫外線散乱剤(酸化亜鉛、酸化チタンなど)は物理的に紫外線を反射・散乱させるタイプで、敏感肌の方でも使いやすいとされています。肌が弱い方や敏感肌の方は、ノンケミカル(紫外線散乱剤のみ)の日焼け止めを選ぶとよいでしょう。

💧 速乾性・通気性のあるUVカットウェアを選ぶ

夏場のサイクリングでは汗をかくため、速乾性の高い素材を選ぶことが重要です。汗を素早く吸い上げて乾かす吸汗速乾素材は、体温調節にも役立ちます。さらに通気性も重要で、蒸れにくい素材であればより快適に走ることができます。UPF数値だけでなく、着心地や機能性も総合的に考えてウェアを選びましょう。

✨ サングラスのレンズ選び

サイクリング用サングラスを選ぶとき、UVカット性能はもちろん、偏光レンズかどうかも確認してみてください。偏光レンズはアスファルトや水面からの乱反射光をカットするため、路面の見え方が改善され、目の疲れを軽減する効果があります。また、交換レンズが付属しているタイプのサングラスは、天候や時間帯に合わせてレンズを使い分けることができ、日差しが弱い朝夕でも安全に走ることができます。

📌 グローブのタイプを使い分ける

サイクリンググローブには指なしタイプと指ありタイプがあります。夏場は指なしタイプのほうが蒸れにくく快適ですが、指先まで日焼けを防ぎたい場合は指ありタイプを選びましょう。指なしタイプの場合は、露出している指の部分に日焼け止めを忘れずに塗ってください。

▶️ 子どもと一緒のサイクリングでは特に注意

子どもは大人と比べて肌が薄く、紫外線の影響を受けやすい傾向があります。チャイルドシートや自転車に乗って走る子どもへの日焼け対策も忘れずに行いましょう。子ども用の日焼け止めを選ぶ際は、低刺激・ノンケミカルタイプを選ぶことをおすすめします。また、ラッシュガードなど紫外線を遮る衣類を着用させ、長時間の外出時には必ず帽子を着用させてください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、サイクリングを日常的に楽しまれる患者様から、腕や首の後ろ、手の甲などに特徴的な日焼けラインが生じたことによる色素沈着のご相談を多くいただいております。自転車走行中は風の爽快感から紫外線ダメージを実感しにくく、気づいたときには肌への影響が蓄積されているケースが少なくないため、SPF50以上・PA++++のウォータープルーフタイプの日焼け止めをこまめに塗り直すことと、UVカットウェアを組み合わせた複合的な対策を習慣づけていただくことが非常に大切です。すでにシミや色素沈着が気になり始めた方は、早めにご相談いただくことで、より効果的なケアをご提案できますので、どうぞお気軽にご来院ください。」

💡 よくある質問

自転車乗りに適した日焼け止めのSPF・PA値は?

屋外での自転車利用には、SPF50以上・PA+++以上の製品を選ぶことをおすすめします。さらに、走行中の発汗に備えてウォータープルーフ(耐水性)タイプを選ぶと効果が持続しやすくなります。塗り直しの目安は2〜3時間に1回です。

曇りの日でも日焼け対策は必要ですか?

必要です。薄曇りの場合、晴れの日の80〜90%程度の紫外線が地表に届くとされています。曇りだからといって油断せず、日焼け止めの塗布やUVカットウェアの着用を晴れの日と同様に行う習慣を持つことが大切です。

自転車乗りに特有の日焼けパターンはありますか?

はい、「サイクリスト焼け」と呼ばれる特有のパターンがあります。半袖ジャージの袖口ラインによる腕の焼けライン、前傾姿勢による首の後ろの日焼け、グローブ着用による手の甲の境界線、短いソックスによる足首のラインなどが代表的です。それぞれの部位に合わせた対策が必要です。

紫外線を避けるおすすめの走行時間帯はいつですか?

紫外線が最も強くなる10時〜14時の時間帯を避けることをおすすめします。早朝ライドや夕方の時間帯は紫外線量が少なく、気温も比較的低いためサイクリングに適しています。ただし、時間帯にかかわらず日焼け止めの使用は欠かさないようにしましょう。

日焼けしてしまった後はどのようなケアが必要ですか?

まず冷たい水や保冷剤(タオルに包んで使用)で患部を冷やし、炎症を鎮めましょう。その後、ヒアルロン酸やセラミド配合の保湿剤で水分補給を行います。シミや色素沈着が気になる場合は、アイシークリニックなど皮膚科・美容皮膚科への早めのご相談をおすすめします。

✨ まとめ

自転車に乗るときの日焼け対策は、複数の方法を組み合わせることで効果が大きく高まります。日焼け止めの適切な選択と正しい塗り方、UVカットウェアやアクセサリーの活用、走る時間帯やルートの工夫、そして日焼け後のアフターケアをしっかりと行うことで、肌へのダメージを最小限に抑えることができます。

特に自転車乗り特有の日焼けパターン(腕のライン、首の後ろ、足のソックスライン、手の甲など)に注意し、塗り残しや着用の漏れがないように気をつけてください。紫外線は累積してダメージを与えるため、毎日の通勤でも、週末のサイクリングでも、日焼け対策を習慣として続けることが大切です。

日焼けによるシミや肌トラブルが気になる方や、すでに色素沈着が目立ってきたという方は、ぜひ一度皮膚科や美容皮膚科に相談してみてください。アイシークリニック上野院では、日焼けによる肌ダメージや色素沈着のケアについて、専門家が丁寧に対応しております。自転車を長く楽しむためにも、肌の健康を守ることを忘れずに、毎日の日焼け対策を続けていきましょう。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 紫外線とUVA・UVBによる皮膚ダメージ(光老化・色素沈着・シミ)のメカニズム、日焼け止めのSPF・PA値の基準、および皮膚疾患予防に関する医学的根拠の参照
  • 厚生労働省 – 紫外線対策に関する公式ガイドライン、日焼け止め製品の適切な使用方法・塗布量の推奨、および紫外線による健康影響(皮膚がんリスク・白内障等)に関する情報の参照
  • WHO(世界保健機関) – UVインデックスの定義と紫外線強度の時間帯・季節・標高による変化、曇天時の紫外線透過率、および目を含む身体への紫外線影響に関する国際的エビデンスの参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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