「鏡を見るたびに気になる顔のシミを何とかしたい」「テレビで紹介されていたシミを消す方法は本当に効果があるの?」そんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。😟
NHKの人気番組「ためしてガッテン」では、2016年1月に「戻れ!シミの消えた肌 冬こそ徹底対策」というテーマで顔のシミを消す方法が特集され、放送から数年が経過した現在でも多くの方が検索している人気の内容となっています。
番組では「赤いシミ」と「茶色いシミ」という2種類のシミに分けて、それぞれの原因と対策法が紹介されました。
💡 この記事を読むメリット
- ✅ 自分のシミがどのタイプか分かる
- ✅ 適切なシミ治療法が選べるようになる
- ✅ 無駄な時間とお金を節約できる
⚠️ 間違ったシミケアを続けると…
シミが濃くなったり、肌トラブルの原因になることも!
本記事では、ためしてガッテンで紹介された内容を踏まえながら、シミの種類や原因、自宅でできるセルフケアから美容皮膚科で受けられる最新治療まで、顔のシミを消すための方法を皮膚科専門の知見に基づいて詳しく解説します。

この記事のポイント
NHK「ためしてガッテン」では顔のシミを「赤いシミ(日光角化症)」と「茶色いシミ(炎症後色素沈着)」に分類。前者はイミキモドクリームで約78%が改善、後者は摩擦軽減が有効。シミの種類により治療法が異なるため、まず皮膚科専門医による正確な診断が重要。
📺 ためしてガッテンで紹介された顔のシミを消す方法|ためしてガッテンで紹
NHK総合テレビで1995年から2022年まで放送されていた生活情報番組「ためしてガッテン(後にガッテン!に改称)」は、科学的な視点から暮らしに役立つ情報を紹介する人気番組でした。2016年1月20日に放送された「戻れ!シミの消えた肌 冬こそ徹底対策」という回では、顔のシミを消す方法が特集され、大きな反響を呼びました。
🎯 番組で紹介された2つのシミタイプ
ためしてガッテンでは、シミの色に注目して2つのタイプに分類しました。
🔴 1つ目は「赤いシミ」で、これは医学的には「日光角化症」と呼ばれる皮膚疾患である可能性があります。日光角化症は紫外線を長年浴び続けることで発症する皮膚がんの一種で、放置すると有棘細胞がんに進行する恐れがあるため、早期発見・早期治療が重要です。番組内では、この赤いシミに対してイミキモドクリーム(商品名:ベセルナクリーム)という塗り薬による治療法が紹介され、シミがポロっと取れていく様子が放送されました。
🟤 2つ目は「茶色いシミ」で、これは一般的にシミと呼ばれるものの多くが該当します。茶色いシミの原因はさまざまですが、番組では特に「摩擦」による炎症後色素沈着に焦点を当てていました。洗顔時にゴシゴシとこすったり、化粧を落とす際に強くこすったり、髪の毛が顔に当たり続けたりすることで、肌に慢性的な炎症が起こり、それがシミとして残ってしまうのです。
⚡ 冬がシミ治療の絶好の機会
また、番組では冬がシミ対策に最適な季節であることも強調されていました。夏に比べて紫外線量が少ない冬は、新たなメラニンが生成されにくいため、集中的にシミをケアするチャンスといえます。紫外線の強い夏場は紫外線防御に追われがちですが、冬こそシミを薄くするための積極的なケアに取り組むべき時期なのです。✨
❌ 誤解されがちなガッテン塗りとシミの関係
ためしてガッテンのシミに関する情報を調べていると、「ガッテン塗り」や「ニベアでシミが消える」といった情報を目にすることがあります。しかし、これらは番組内容の誤解に基づく情報です。
「ガッテン塗り」とは、2010年11月に放送された乾燥肌対策の回で紹介されたスキンケア方法で、洗顔後に化粧水を使わずに保湿クリームだけを塗るというものでした。この方法は肌の乾燥対策には有効ですが、シミを消す効果があるわけではありません。ニベアなどの保湿クリームには美白成分は含まれておらず、シミを消す効果は期待できません。シミ対策を行う際は、正しい情報に基づいて適切な方法を選択することが大切です。⚠️
Q. ためしてガッテンで紹介された赤いシミとは何ですか?
NHK「ためしてガッテン」で紹介された赤いシミは、医学的に「日光角化症」と呼ばれる皮膚がんの早期病変です。紫外線を長年浴び続けることで発症し、放置すると有棘細胞がんに進行する恐れがあります。治療にはイミキモドクリーム(ベセルナクリーム)が使用され、約78%の奏効率が報告されています。
🔍 シミの種類と診断
顔のシミを効果的に消すためには、まず自分のシミがどの種類に該当するのかを正しく理解することが重要です。シミにはさまざまな種類があり、それぞれ原因や適切な治療法が異なります。間違った方法でケアを続けると、かえってシミが悪化してしまうこともあるため、まずはシミの種類について詳しく見ていきましょう。
🟤 老人性色素斑(日光黒子)
老人性色素斑は、シミの中で最も一般的なタイプです。「日光黒子」とも呼ばれ、主に紫外線によるダメージの蓄積が原因で発生します。長年にわたって紫外線を浴び続けることで、メラニン色素が過剰に生成され、それが皮膚に沈着することでシミとなります。男女問わず発生し、加齢とともに増えていく傾向があります。30代以降に発生することが多いですが、紫外線を多く浴びる環境にいる方は20代でも見られることがあります。
老人性色素斑の特徴:
✅ 境界がはっきりしている
✅ 色が濃い茶色から黒褐色
✅ 形が円形に近い
✅ 顔だけでなく、手の甲や腕、首など日光に当たりやすい部位にもできやすい
このタイプのシミは、レーザー治療やフォトフェイシャルなどの光治療が効果的とされています。
🦋 肝斑(かんぱん)
肝斑は、30代から60代の女性に多く見られるシミの一種です。主に女性ホルモンの乱れが原因と考えられており、妊娠・出産、ピルの服用、過度なストレスなどをきっかけに発症することが多いです。閉経後には少しずつ薄くなっていく傾向があり、人によっては自然に消失することもあります。
肝斑の最大の特徴は、左右対称に現れることです。両頬や額、口の周りなどに左右対称のもやもやとした薄茶色のシミが広がります。一方で、まぶたにできることはほとんどありません。境界がぼんやりとしていて、輪郭がはっきりしないのも特徴です。
⚠️ 肝斑は非常にデリケートなシミで、こすったり強い刺激を与えると濃くなってしまうことがあります。そのため、一般的なレーザー治療は禁忌とされており、トラネキサム酸の内服やハイドロキノンの外用など、刺激の少ない治療法が選択されます。
🌟 そばかす(雀卵斑)
そばかすは、遺伝的要因が大きく関係するシミの一種です。幼少期から思春期にかけて発症することが多く、鼻を中心に頬や目の下などに小さな点状のシミが散らばるように現れます。色素の薄い欧米人に多く見られますが、日本人でも色白の方には比較的よく見られます。
そばかすの特徴:
✨ 1〜4mm程度の小さな点が顔全体に散らばる
✨ 紫外線を浴びると濃くなり、冬場には薄くなる(季節変動)
✨ 思春期にピークを迎え、その後は徐々に薄くなる傾向
そばかすに対しては、フォトフェイシャルやQスイッチルビーレーザーなどの治療が効果的です。
💥 炎症後色素沈着
炎症後色素沈着は、ニキビや傷、やけど、虫刺されなど、皮膚に炎症が起こった後に残る色素沈着のことを指します。ためしてガッテンで紹介された「茶色いシミ」の多くは、この炎症後色素沈着に該当します。洗顔やメイク時の摩擦による慢性的な炎症が原因となることも多いです。
このタイプのシミは、原因となっている炎症や刺激を取り除くことで、肌のターンオーバーとともに徐々に薄くなっていく可能性があります。ただし、薄くなるまでには半年から1年以上かかることもあり、紫外線を浴びることで色が濃くなることもあるため、注意が必要です。摩擦を減らすスキンケアの見直しと、紫外線対策を徹底することが重要です。
高桑康太医師(当院治療責任者)より
「当院では、シミの診断において患者様の年齢、性別、症状の経過を詳しくお聞きし、ダーモスコピーによる詳細な観察を行っています。特に最近は、マスク生活による摩擦で頬や顎周りの色素沈着を訴える患者様が昨シーズンより約30%増加しており、適切な診断と治療法の選択がより重要になっています。『シミだと思っていたら肝斑だった』『複数のタイプが混在していた』というケースも多く、まずは正確な診断から始めることをお勧めしています。」
Q. 肝斑に一般的なレーザー治療が使えない理由は?
肝斑は主に女性ホルモンの乱れが原因で生じるシミで、左右対称に現れる点が特徴です。通常のレーザー治療を行うと刺激となって色素沈着が悪化するリスクがあるため禁忌とされています。そのため肝斑の治療には、トラネキサム酸の内服やハイドロキノンの外用など、刺激の少ない方法が選択されます。
🔴 赤いシミの特徴と専門治療
ためしてガッテンで特に注目を集めたのが、「赤いシミ」として紹介された日光角化症です。日光角化症は単なる美容上の問題ではなく、皮膚がんの一種であるため、早期発見・早期治療が非常に重要です。ここでは、日光角化症の特徴と治療法について詳しく解説します。
⚠️ 日光角化症とは
日光角化症(光線角化症、老人性角化症とも呼ばれます)は、主に紫外線を長年浴び続けてきたことにより発症する皮膚がんの早期病変です。有棘細胞がんの表皮内がんと位置づけられており、この段階ではがん細胞は表皮内にとどまっているため転移の心配はありません。しかし、放置しておくと一部は深く進展し、真皮内浸潤性の有棘細胞がんに進行する可能性があるため、早期治療が重要とされています。
日本での日光角化症の罹患率は、1年間に1000人あたり1〜1.2人程度と報告されており、皮膚科の外来では比較的よく見かける疾患です。高齢化社会の進行とともに発症数は年々増加傾向にあり、今後さらに増えることが予測されています。
🔍 日光角化症の見分け方
日光角化症は、顔面や頭部、手の甲など日光に当たりやすい部位に発生しやすいのが特徴です。
見た目の特徴:
🔴 やや赤みを帯びたまだら状のシミ
🟡 黄色味がかったかさぶたがついたシミ
📍 表面がザラザラしているシミ
📏 サイズは1〜2cm程度のものが多い(それより小さいものや大きいものもある)
⚡ 注意が必要な症状:
• 長期間変化がないシミが急に大きくなる
• 形が変わる
• 出血する
• 触るとザラザラしている
• かさぶたが繰り返しできる
• 赤みが持続している
💊 イミキモドクリーム(ベセルナクリーム)による治療
ためしてガッテンの番組内で「赤いシミを消す薬」として紹介されたのが、イミキモドクリーム(商品名:ベセルナクリーム5%)です。イミキモドクリームは、2011年に日光角化症(顔面または禿頭部に限る)に対して健康保険が適用されるようになった塗り薬です。
💉 作用機序:
皮膚の中にいる免疫関連細胞を刺激し、炎症を起こすことでがん細胞を死滅させます。
📋 使用方法:
1. 治療部位に適量を1日1回、週3回(例:月・水・金)、就寝前に塗布
2. 塗布後はそのままの状態を保つ
3. 翌朝に石鹸と水で洗い流す
4. 4週間塗布した後、4週間休薬
5. 病変が消失した場合は終了、効果不十分の場合はさらに4週間塗布を続ける
✅ イミキモドクリームによる治療の奏効率は約78%と報告されており、治療後の再発率が低く、整容的な仕上がりが良いというメリットがあります。
⚠️ ただし、治療中は塗布部位に赤み、ただれ、痛みなどの炎症反応が生じることがあります。これは薬が効いていることの目安でもありますが、症状が強い場合は医師に相談することが大切です。
🏥 その他の日光角化症治療法
日光角化症の治療法には、イミキモドクリーム以外にもいくつかの選択肢があります。
🔪 外科的切除
• 最も確実な治療法で、病変を完全に取り除くことができる
• 切除した組織を病理検査に出すことで、がん化していないかを確認できる
• デメリット:傷跡が残る、病変が多発している場合は全てを切除することが困難
❄️ 液体窒素療法
• 液体窒素をひたした綿棒などを患部に押し付けて凍結・壊死させて除去
• 局所麻酔が不要で、外来で簡単に行える
• 治療後に紅斑、かさぶた、疼痛、水疱ができることがある
どの治療法を選択するかは、病変の部位や大きさ、全身状態などを考慮して、医師と相談の上で決定します。🩺
✨ 美容皮膚科でのシミ治療
自宅でのセルフケアだけでは改善が難しいシミには、美容皮膚科での治療が効果的です。美容皮膚科では、シミの種類や状態に合わせてさまざまな治療法を提供しています。ここでは、代表的なシミ治療について解説します。
当院では、シミのレーザー治療をはじめとした最新の治療法を取り揃えており、患者様のシミの種類や状態に応じて最適な治療プランをご提案しています。
⚡ レーザー治療による効果的なシミ除去
レーザー治療は、シミ治療の中でも最も効果が高いとされている方法です。レーザー光がメラニン色素に吸収されることで熱エネルギーに変換され、メラニンを破壊します。
代表的なレーザー:
🔸 Qスイッチルビーレーザー
🔸 Qスイッチヤグレーザー
🔸 ピコレーザー
💎 Qスイッチルビーレーザー
• 老人性色素斑やそばかすの治療に広く使用
• シミのメラニン色素に選択的に反応
• 周囲の正常な皮膚へのダメージを最小限に抑える
• 治療後はかさぶたができ、1〜2週間程度で自然に剥がれ落ちる
🚀 ピコレーザー
• 従来のレーザーよりもさらに短いパルス幅で照射
• 周囲の組織へのダメージが少ない
• ダウンタイムが短いのが特徴
• 真皮に存在するメラニンにもアプローチ可能(ADMなどの深いシミにも効果的)
🌟 フォトフェイシャル(光治療)
フォトフェイシャルは、IPL(Intense Pulsed Light)という特殊な光を顔全体に照射する治療法です。レーザーが単一の波長であるのに対し、IPLは複数の波長を含む光であるため、シミだけでなく、赤ら顔や毛穴の開き、肌のハリなど複合的な肌悩みにアプローチすることができます。
フォトフェイシャルの特徴:
✅ ダウンタイムが少ない
✅ 治療後すぐにメイクが可能
✅ 薄いかさぶたができても化粧で隠しやすい
✅ 日常生活への影響が少ない
ただし、1回の治療でシミが完全に消えることは少なく、3〜5回程度の治療を繰り返すことで徐々に改善していきます。
💊 外用薬・内服薬による治療
レーザー治療と併用することで効果を高める薬剤治療についても解説します。
💎 ハイドロキノン
ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれる強力な美白成分で、メラニンの生成を抑制し、新たなシミを作らせないようにします。その美白効果は、アルブチンやコウジ酸など他の美白成分の約100倍と言われています。💪
💊 トラネキサム酸
特に肝斑に対しては、レーザー治療が使えない場合の第一選択薬として位置づけられています。プラスミンという酵素の作用を抑えることで、メラニン色素の生成を抑制します。
🧪 ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を肌に塗布することで古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する治療法です。ターンオーバーが促進されることで、メラニンの排出が促され、シミが薄くなる効果が期待できます。✨

Q. 洗顔の摩擦がシミの原因になるのはなぜですか?
洗顔やメイク落とし時にゴシゴシと強くこすると、肌に慢性的な炎症が生じます。この炎症が繰り返されることでメラニン色素が過剰に生成・沈着し、「炎症後色素沈着」と呼ばれる茶色いシミになります。ためしてガッテンでも摩擦軽減を2週間実施した結果、シミの濃さの数値が改善したことが紹介されました。
🏠 自宅でできるシミケア方法
ためしてガッテンで紹介された「茶色いシミ」の多くは、日常生活における摩擦が原因で起こる炎症後色素沈着です。このタイプのシミは、原因となる摩擦を減らすことで、肌のターンオーバーとともに徐々に薄くなっていく可能性があります。
🧼 摩擦を減らすスキンケア方法
ためしてガッテンの番組内でも、茶色いシミを薄くするための方法として「摩擦を減らすこと」が重要であると紹介されていました。番組では実際にシミが気になる女性たちが摩擦を減らす対策を2週間実施したところ、肌の赤みの数値やシミの濃さの数値が改善されたという結果が紹介されました。✨
🌟 正しい洗顔方法:
1️⃣ 洗顔料は十分に泡立てて、こんもりと柔らかい泡を作る
2️⃣ 泡を肌の上に乗せるようにして、手が直接肌に触れないようにやさしく洗う
3️⃣ すすぎの際もシャワーを直接顔に当てるのは避け、手で優しく洗い流す
4️⃣ タオルでゴシゴシこすらず、押さえるようにして水分を拭き取る
💄 メイクと化粧品選びのコツ
💄 クレンジングの注意点:
• クレンジング剤はたっぷりと手に取る
• メイクによくなじませてから、こすらずに落とす
• ウォータープルーフの化粧品を使用している場合は、専用のクレンジングを使う
• メイクに使用するスポンジやブラシは肌触りの良い柔らかい素材のものを選ぶ
✨ 美白化粧品の効果と限界
これらの成分には、メラニンの生成を抑制したり、メラニンの排出を促進したりする作用があります。ただし、市販の美白化粧品に期待できる効果には限界があることを理解しておく必要があります。薬機法における医薬部外品の美白効果の定義は「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」とされており、今あるシミを消す効果ではなく、新たなシミを予防する効果が認められているにすぎません。
🏠 生活習慣の改善ポイント
⚠️ 注意すべき習慣:
• 頬杖をつく癖 → 頬に圧力と摩擦が加わり続ける
• 髪の毛が顔にかかる → 摩擦によるシミの原因に
• 顔を触る癖 → 手の雑菌も付着し、肌トラブルの原因に
• マスクの着用 → 頬や顎のあたりに色素沈着が起こることがある
これらの摩擦を減らす対策は、すぐに目に見える効果が現れるわけではありません。肌のターンオーバーには約28日から45日かかるため、効果を実感するまでには数ヶ月の継続が必要です。💪
Q. 日焼け止めのSPFとPAはどう選べばよいですか?
SPFはUVBを防ぐ指標、PAはUVAを防ぐ指標です。環境省の推奨によると、日常の外出にはSPF10〜20・PA+〜++、屋外スポーツにはSPF30以上・PA+++、炎天下のレジャーにはSPF50以上・PA++++が目安となります。また効果を維持するために、2〜3時間おきに塗り直すことが重要です。
☀️ 紫外線対策の重要性
シミを消す方法を実践していても、紫外線対策を怠っていては効果が半減してしまいます。紫外線はシミの最大の原因であり、すでにあるシミを濃くするだけでなく、新たなシミを作り出す原因にもなります。
🌞 紫外線がシミを作るメカニズム
紫外線は波長によってUVA、UVB、UVCの3種類に分けられます。このうち地表に届くのはUVAとUVBで、シミの原因となるのは主にこの2種類です。
🔥 UVB(紫外線B波)
• 波長が短く、肌の表皮に急性の炎症(日焼け、サンバーン)を引き起こす
• 肌が赤くなり、ひどい場合は水ぶくれができる
• シミやそばかすの直接的な原因となる紫外線
☁️ UVA(紫外線A波)
• 波長が長く、雲や窓ガラスも透過して肌の奥深く(真皮)まで到達
• 即座に肌を黒くする作用(サンタン)がある
• シワやたるみの原因にもなる
• 紫外線全体の約9割を占め、年間を通して降り注いでいるため、冬場や曇りの日でも油断は禁物
📊 SPFとPAの意味と選び方
日焼け止めを選ぶ際に目にするSPFとPAという表示は、それぞれ異なる紫外線に対する防御効果を示しています。
🛡️ SPF(Sun Protection Factor)
• UVBを防ぐ効果の指標
• 数値が高いほど防御効果が高い
• 日焼け止めを塗らない場合と比べて、肌が赤くなるまでの時間を何倍に延ばせるかを表す
例:何も塗らないで20分で肌が赤くなる人がSPF30の日焼け止めを塗った場合、20分×30=600分(10時間)まで日焼けを防ぐことができる計算になります。
🎯 シーンに合わせた日焼け止めの選び方
環境省の「紫外線環境保健マニュアル」では以下のように推奨されています:
🏠 日常生活での外出(散歩や買い物など)
SPF10〜20、PA+〜++程度で十分
⚽ 屋外でのスポーツやレジャー
SPF30以上、PA+++程度
🏖️ 炎天下でのレジャーやマリンスポーツ
SPF50以上、PA++++の最高値のもの
💡 日焼け止めの効果的な使い方:
• 顔に塗る場合の目安量:クリームタイプで真珠2個分、液状タイプで1円硬貨2枚分程度
• 塗りムラがないように、顔全体に均一に伸ばす
• 汗をかいたりタオルで拭いたりすると落ちてしまうため、2〜3時間おきの塗り直しを忘れずに

❓ よくある質問
ためしてガッテンで紹介された方法は、シミの種類によって効果が異なります。赤いシミ(日光角化症)に対しては、イミキモドクリーム(ベセルナクリーム)による治療が保険適用で受けられ、約78%の奏効率が報告されています。茶色いシミ(炎症後色素沈着)に対しては、摩擦を減らすスキンケアを数ヶ月継続することで、徐々に改善が期待できます。ただし、シミの原因は摩擦だけではないため、すべてのシミに効果があるわけではありません。まずは皮膚科で自分のシミの種類を診断してもらうことをお勧めします。
軽度のシミであれば、紫外線対策の徹底、摩擦を減らすスキンケア、美白化粧品の使用などのセルフケアで薄くなることがあります。ただし、市販の美白化粧品はシミを消すのではなく、新たなシミを予防する効果が主であり、今あるシミを完全に消すことは困難です。濃いシミや長年定着したシミを消すためには、皮膚科でのレーザー治療やハイドロキノン・トレチノインなどの医療用外用薬による治療が効果的です。
肝斑はシミの一種ですが、一般的なシミ(老人性色素斑)とは原因や特徴が異なります。肝斑は主に女性ホルモンの乱れが原因で、30〜60代の女性に多く見られます。最大の特徴は左右対称に現れることで、両頬や額、口の周りなどに左右対称のもやもやとした薄茶色のシミが広がります。一般的なシミは紫外線が主な原因で、境界がはっきりしていて色が濃いのが特徴です。肝斑は通常のレーザー治療で悪化する恐れがあるため、トラネキサム酸の内服など別の治療法が選択されます。
シミ取りレーザーの効果は、シミの種類や状態、使用するレーザーの種類によって異なります。老人性色素斑(一般的なシミ)に対するQスイッチレーザーの場合、多くは1〜2回の治療で効果が現れます。治療後はかさぶたができ、1〜2週間で自然に剥がれ落ちます。ただし、治療後に炎症後色素沈着(戻りジミ)が一時的に起こることがあり、完全に落ち着くまでには3〜6ヶ月程度かかることもあります。そばかすや広範囲のシミに対するフォトフェイシャルは、3〜5回程度の治療を繰り返すことで徐々に改善します。
ハイドロキノンとトレチノインは、それぞれ異なる作用を持つシミ治療の外用薬です。ハイドロキノンはメラニンの生成を抑制する作用があり、新たなシミを作らせないようにします。トレチノインは肌のターンオーバーを促進し、今あるメラニンを皮膚の外に排出する作用があります。この2つを併用することで、相乗効果が期待できます。使用方法は、洗顔後にまずトレチノインをシミ部分に塗り、乾いてからハイドロキノンをやや広めに塗ります。いずれも医師の処方が必要な薬剤であり、使用中は紫外線対策を徹底することが重要です。
📝 まとめ
本記事では、ためしてガッテンで紹介された顔のシミを消す方法を中心に、シミの種類や原因、自宅でできるセルフケアから美容皮膚科での治療まで、幅広く解説してきました。
ためしてガッテンでは、シミを「赤いシミ」と「茶色いシミ」の2種類に分類し、それぞれに適した対策法が紹介されました。
🔴 赤いシミ(日光角化症)は皮膚がんの一種であり、イミキモドクリームによる治療や外科的切除が必要です。
🟤 茶色いシミ(炎症後色素沈着)は、洗顔やメイク時の摩擦を減らすことで、徐々に改善が期待できます。
ただし、シミにはさまざまな種類があり、間違った方法でケアを続けるとかえって悪化してしまうこともあります。特に肝斑は通常のレーザー治療で悪化する恐れがあるため、まずは皮膚科専門医に相談し、自分のシミの種類を正確に診断してもらうことが大切です。
シミを消すためには、紫外線対策を徹底することが何よりも重要です。どんなに効果的な治療を受けても、紫外線を浴び続ければ新たなシミができてしまいます。日焼け止めを毎日塗る習慣をつけ、帽子や日傘も活用して、紫外線から肌を守りましょう。☀️
アイシークリニック上野院では、患者様一人ひとりのシミの状態を丁寧に診察し、最適な治療法をご提案しています。シミでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。✨
📚 参考文献
- 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
- 日本皮膚科学会 – 皮膚科診療ガイドライン
- 厚生労働省 – 医薬品・医療機器等安全性情報
- 日本皮膚科学会雑誌「日光角化症に対するイミキモド外用の有効性・安全性を評価する後ろ向き多施設共同臨床研究」
- ベセルナクリーム5% 添付文書
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務