おしりの粉瘤手術は痛い?痛みの実態と対策を徹底解説

はじめに

おしりにできた粉瘤(ふんりゅう・アテローム)の手術を検討している方にとって、最も気になるのが「手術は痛いのか」という点ではないでしょうか。インターネットで「おしり 粉瘤 手術 痛い」と検索される方が多いのは、この不安を抱えている証拠といえます。

この記事では、アイシークリニック上野院の豊富な治療実績をもとに、おしりの粉瘤手術における痛みの実態、痛みを軽減する方法、そして安心して手術を受けるための情報を詳しく解説します。

粉瘤とは何か

粉瘤の基本知識

粉瘤(表皮嚢腫)は、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に角質や皮脂などの老廃物が溜まってしまう良性の腫瘍です。日本皮膚科学会によれば、粉瘤は皮膚科領域で最も頻繁に見られる皮膚腫瘍の一つとされています。

粉瘤は体のどこにでもできる可能性がありますが、特におしり(臀部)は発生頻度の高い部位の一つです。座るときに圧迫されやすく、汗をかきやすい環境であることが、おしりに粉瘤ができやすい理由と考えられています。

おしりの粉瘤の特徴

おしりにできる粉瘤には、以下のような特徴があります:

発生しやすい要因

  • 長時間の座位による圧迫
  • 下着による摩擦
  • 蒸れやすい環境
  • 毛穴の詰まり

症状の進行 初期段階では小さなしこりとして触れるだけですが、時間の経過とともに徐々に大きくなっていきます。粉瘤の袋の中には、剥がれ落ちた角質や皮脂が蓄積され続けるため、放置すると数センチ大の腫瘤に成長することもあります。

炎症性粉瘤の危険性

粉瘤が細菌感染を起こすと、「炎症性粉瘤」または「感染性粉瘤」と呼ばれる状態になります。この場合、以下のような症状が現れます:

  • 強い痛み
  • 赤く腫れる
  • 熱を持つ
  • 膿が溜まる
  • 悪臭を伴うこともある

炎症を起こした粉瘤は自然治癒することはなく、適切な医療処置が必要です。炎症が進行すると周囲の組織にダメージを与え、治療後の傷跡が残りやすくなるため、早期の治療が重要です。

なぜ手術が必要なのか

自然治癒しない理由

粉瘤は良性腫瘍ですが、袋状の構造が皮膚の下に形成されている限り、自然に治ることはありません。市販の薬や民間療法では、粉瘤の袋そのものを取り除くことができないためです。

厚生労働省の医療情報によれば、粉瘤の根治的治療は外科的切除のみとされています。袋を完全に摘出しなければ、内容物が溜まり続け、再発のリスクが高まります。

手術のメリット

完全な治癒が期待できる 粉瘤の袋を完全に摘出することで、再発のリスクを大幅に減らすことができます。

炎症の予防 放置すると炎症を起こすリスクがあるため、早期の手術により将来的なトラブルを避けられます。

美容的な問題の解決 大きくなった粉瘤は見た目にも影響を与えますが、適切な時期に手術を行うことで、傷跡を最小限に抑えることができます。

手術のタイミング

理想的な手術のタイミングは、粉瘤が炎症を起こしていない時期です。炎症が起きている場合は、まず炎症を抑える治療を行い、落ち着いてから手術を行うのが一般的です。

ただし、アイシークリニック上野院では、炎症性粉瘤に対しても状態に応じて適切な治療法を提案しています。

おしりの粉瘤手術の種類

従来の切開法

方法 粉瘤を含む皮膚を紡錘形に切開し、粉瘤の袋ごと摘出する方法です。

特徴

  • 確実に袋を摘出できる
  • 再発率が低い
  • 切開範囲が比較的大きい
  • 抜糸が必要

適応 大きな粉瘤や、炎症を繰り返している粉瘤に適しています。

くりぬき法(小切開摘出術)

方法 粉瘤の中心部に小さな穴を開け、内容物を排出した後、袋を取り出す方法です。

特徴

  • 傷跡が小さい
  • 抜糸が不要な場合もある
  • 術後の回復が早い
  • 傷の痛みが比較的少ない

適応 炎症を起こしていない小〜中サイズの粉瘤に適しています。

アイシークリニックの治療法

アイシークリニックでは、患者さんの状態や粉瘤のサイズ、場所に応じて最適な治療法を選択しています。特に、傷跡を最小限に抑えることを重視した治療を心がけています。

手術の痛みについて徹底解説

術前の痛み

麻酔注射の痛み 手術において最も痛みを感じやすいのは、実は麻酔注射の瞬間です。局所麻酔を注入する際には、以下のような痛みを感じることがあります:

  • チクッとした針を刺す痛み
  • 麻酔液が入る際の圧迫感や広がる感覚
  • 数秒から10秒程度の痛み

ただし、この痛みは一時的なもので、麻酔が効き始めれば痛みは感じなくなります。

痛みを軽減する工夫 現代の医療では、麻酔注射の痛みを軽減するために様々な工夫がされています:

  • 極細の注射針の使用
  • 麻酔液の温度調整
  • ゆっくりとした注入速度
  • 表面麻酔の併用
  • 声かけによるリラックス効果

アイシークリニック上野院では、患者さんの不安を最小限にするため、麻�酔注射の際も細心の注意を払っています。

術中の痛み

基本的に痛みは感じない 局所麻酔が適切に効いていれば、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。ただし、以下のような感覚を感じることはあります:

感じる可能性のある感覚

  • 引っ張られる感じ
  • 押される感覚
  • 触られている感覚

これらは痛みとは異なる触覚や圧覚であり、不快ではありますが耐えられないほどのものではありません。

痛みを感じた場合の対処 もし手術中に痛みを感じた場合は、すぐに医師に伝えることが重要です。追加で麻酔を投与することで、痛みを完全に取り除くことができます。我慢する必要はありません。

術後の痛み

術後直後の痛み 麻酔が切れ始めると、手術部位に痛みを感じるようになります。術後の痛みの特徴は以下の通りです:

痛みのピーク

  • 手術当日から翌日にかけて
  • ズキズキとした痛みや、鈍い痛み
  • 動いたり座ったりすると痛みが増す

痛みの持続期間

  • 2〜3日がピーク
  • 1週間程度で徐々に軽減
  • 個人差が大きい

痛みの程度 多くの患者さんは「想像していたよりも痛くなかった」と報告されますが、個人の痛みの感じ方には大きな差があります。一般的には、処方された鎮痛剤で十分にコントロールできる程度の痛みです。

おしり特有の痛みの問題

おしりの粉瘤手術の場合、他の部位と比べて以下のような特徴があります:

座位による影響 おしりは座る際に体重がかかる部位のため、術後の日常生活で痛みを感じやすい傾向があります。

対策

  • ドーナツクッションの使用
  • 横向きや前傾姿勢での座り方
  • できるだけ立ったり横になったりする時間を増やす
  • デスクワークの場合は立ち作業も取り入れる

衣服との摩擦 下着やズボンとの摩擦により、痛みや不快感を感じることがあります。

対策

  • ゆったりとした下着の着用
  • 柔らかい素材の衣類を選ぶ
  • ガーゼでしっかりと保護する

麻酔の種類と効果

局所麻酔の仕組み

粉瘤の手術では、ほとんどの場合、局所麻酔が使用されます。局所麻酔は、手術部位とその周辺の神経をブロックすることで、痛みを感じなくする方法です。

使用される麻酔薬

  • リドカイン(キシロカイン)
  • メピバカイン
  • これらの混合液

これらの麻酔薬は、日本麻酔科学会のガイドラインに基づいて安全に使用されています。

麻酔の効果時間

効き始めるまで 注射後、1〜3分程度で麻酔効果が現れ始めます。

持続時間 一般的に、局所麻酔の効果は1〜3時間程度持続します。粉瘤の手術は通常30分以内に終了するため、十分な時間の麻酔効果が得られます。

麻酔のリスクと副作用

局所麻酔は非常に安全な方法ですが、まれに以下のような副作用が起こる可能性があります:

軽度の副作用

  • 注射部位の腫れ
  • 一時的なしびれの延長
  • 軽い頭痛

アレルギー反応 非常にまれですが、麻酔薬に対するアレルギー反応が起こることがあります。過去に麻酔でアレルギー反応を起こしたことがある方は、必ず事前に医師に伝えてください。

麻酔の痛みを軽減する最新技術

電動注射器 一定の速度で麻酔液を注入できる電動注射器を使用することで、手動よりも痛みを軽減できます。

極細針の使用 針が細いほど痛みは少なくなります。現在では33ゲージ(0.2mm)程度の極細針が使用されることもあります。

バッファリング 麻酔液に重曹を加えることで、pHを調整し、注入時の痛みを軽減する方法です。

手術の流れと所要時間

初診から手術まで

1. カウンセリング・診察 まず、医師が粉瘤の状態を確認し、適切な治療方法を提案します。手術のリスクや術後のケアについても詳しく説明します。

2. 手術日の決定 炎症がない場合は、当日手術も可能です。患者さんの都合に合わせて、手術日を設定します。

3. 同意書の記入 手術の内容やリスクを理解した上で、同意書に記入していただきます。

手術当日の流れ

受付・準備(5〜10分)

  • 受付を済ませる
  • 手術室への案内
  • 体位の調整

消毒(2〜3分) 手術部位とその周辺を消毒液で丁寧に消毒します。

麻酔(3〜5分) 局所麻酔を注射します。痛みを感じるのはこの時だけです。

手術(10〜30分) 粉瘤のサイズや状態によって時間は異なりますが、多くの場合15〜20分程度で終了します。

手術の具体的な手順

  1. 切開または小さな穴を開ける
  2. 内容物の排出
  3. 袋の摘出
  4. 止血確認
  5. 縫合またはテープ固定

術後処置(3〜5分)

  • ガーゼで保護
  • 圧迫止血
  • 注意事項の説明

会計・次回予約 術後の診察日(抜糸や経過観察)を予約します。

所要時間の目安

トータルで、クリニック滞在時間は1時間程度です。手術自体は短時間で終わるため、日帰りで受けることができます。

術後のケアと痛みの管理

帰宅後の注意点

当日

  • 激しい運動は避ける
  • 入浴は控え、シャワーのみ(患部は濡らさない)
  • アルコール摂取は控える
  • 処方された鎮痛剤を指示通りに服用

翌日以降

  • 患部を清潔に保つ
  • ガーゼ交換を適切に行う
  • 座る際はクッションを使用
  • 痛みが強い場合は無理せず安静にする

鎮痛剤の適切な使用

処方される鎮痛剤 一般的には以下のような鎮痛剤が処方されます:

  • ロキソプロフェン(ロキソニン)
  • セレコキシブ(セレコックス)
  • アセトアミノフェン(カロナール)

服用のタイミング 痛みを感じる前、特に麻酔が切れる前に服用することで、痛みを予防的にコントロールできます。

服用期間 通常は2〜3日程度、痛みがある間は服用を続けます。その後は痛みの程度に応じて減量・中止します。

ガーゼ交換の方法

交換頻度

  • 初日は1日2〜3回
  • 2日目以降は1日1〜2回
  • 滲出液が多い場合はさらに頻回に

交換手順

  1. 手を石鹸で洗う
  2. 古いガーゼを優しく剥がす
  3. 患部を生理食塩水または水道水で洗浄
  4. 清潔なガーゼで軽く押さえて水分を取る
  5. 新しいガーゼを当てて固定

感染予防

術後感染は最も注意すべき合併症の一つです。以下の点に注意してください:

感染の兆候

  • 強い痛みの増加
  • 赤みや腫れの拡大
  • 発熱(38度以上)
  • 膿の排出
  • 悪臭

これらの症状が見られた場合は、速やかにクリニックに連絡してください。

感染予防のポイント

  • 患部を清潔に保つ
  • 処方された抗生物質がある場合は必ず服用
  • 不潔な手で触らない
  • 湿潤環境を維持(適度に)

日常生活での工夫

座り方の工夫

  • ドーナツクッションの活用
  • 片側のお尻に体重をかけない座り方
  • こまめに立ち上がる
  • 長時間の座位を避ける

寝る姿勢

  • うつ伏せや横向きで寝る
  • 柔らかい寝具を使用
  • 患部に圧がかからないよう工夫

仕事や学校

  • デスクワークの場合はスタンディングデスクの活用
  • 座る時間を減らす工夫
  • 重いものを持つ作業は数日控える

痛みを最小限にするためのポイント

手術前にできること

適切なタイミングでの手術 炎症を起こす前に手術を受けることで、術後の痛みを軽減できます。

体調管理

  • 十分な睡眠
  • バランスの取れた食事
  • ストレスの軽減

体調が良好な状態で手術を受けることで、回復が早まります。

医師とのコミュニケーション 不安なことや痛みに弱いことなど、事前に医師に伝えることで、より丁寧な対応が期待できます。

手術中の心がけ

リラックスする 緊張すると筋肉が硬直し、痛みを感じやすくなります。深呼吸をして、できるだけリラックスしましょう。

痛みを我慢しない 手術中に痛みを感じたら、すぐに医師に伝えましょう。追加の麻酔で対応できます。

術後のケアの重要性

適切な術後ケアは、痛みの軽減だけでなく、傷の治りを早め、感染リスクを下げることにもつながります。

早期の痛みコントロール 痛みが強くなる前に鎮痛剤を服用することで、痛みのピークを下げることができます。

安静と活動のバランス 完全に安静にする必要はありませんが、激しい運動や無理な姿勢は避けましょう。

合併症とリスク

一般的な合併症

出血 術後数日間は軽度の出血や滲出液が出ることがあります。通常は自然に止まりますが、出血が続く場合は受診が必要です。

腫れ 手術部位が腫れることは正常な反応です。2〜3日でピークを迎え、1週間程度で軽減します。

内出血(皮下血腫) 皮膚の下に血液が溜まり、青あざのようになることがあります。通常は1〜2週間で吸収されます。

稀な合併症

感染 適切なケアを行えば稀ですが、感染が起こる可能性はゼロではありません。感染の兆候が見られたら、速やかに受診してください。

肥厚性瘢痕・ケロイド 体質によっては、傷跡が盛り上がることがあります。特におしりはケロイドができやすい部位の一つです。

再発 粉瘤の袋を完全に摘出できなかった場合、同じ場所に再発することがあります。適切な手術を受けることで、再発率は大幅に低下します。

リスクを減らすために

信頼できる医療機関の選択 経験豊富な医師のもとで手術を受けることが最も重要です。

術後指示の遵守 医師の指示を守り、適切なケアを行うことで、合併症のリスクを最小限にできます。

定期的な経過観察 術後の診察を必ず受け、傷の治り具合を確認してもらいましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1: 手術は本当に痛いですか?

A: 麻酔注射の瞬間に痛みを感じますが、手術中は麻酔が効いているため痛みはほとんどありません。術後は個人差がありますが、処方された鎮痛剤で十分にコントロールできる程度の痛みです。多くの患者さんは「思ったより痛くなかった」と報告されています。

Q2: 手術当日は仕事を休む必要がありますか?

A: 手術自体は短時間で終わり、日帰りで受けられますが、おしりの粉瘤の場合、座る動作で痛みを感じる可能性があります。デスクワークの場合は、翌日から復帰される方もいますが、可能であれば当日と翌日は休むことをお勧めします。

Q3: 傷跡は目立ちますか?

A: 手術方法や粉瘤のサイズによって異なりますが、適切な手術とケアにより、傷跡は時間とともに目立たなくなります。くりぬき法では特に傷跡が小さく済みます。おしりは普段見えない部位なので、日常生活への影響は少ないでしょう。

Q4: 手術後、いつから普通の生活ができますか?

A: 軽い日常動作は翌日から可能ですが、激しい運動や長時間の座位は1週間程度控えることをお勧めします。個人差がありますので、医師の指示に従ってください。

Q5: 入浴はいつからできますか?

A: 手術当日はシャワーのみで、患部は濡らさないようにしてください。通常、翌日以降は医師の許可があればシャワー浴が可能です。湯船への入浴は、抜糸後または傷が十分に閉じてから(通常1〜2週間後)が安全です。

Q6: 粉瘤は放置するとどうなりますか?

A: 放置すると徐々に大きくなり、炎症を起こすリスクが高まります。炎症性粉瘤になると強い痛みを伴い、治療が難しくなる場合があります。また、傷跡も残りやすくなるため、早めの治療をお勧めします。

Q7: 保険は適用されますか?

A: 粉瘤の手術は保険適用となります。ただし、初診料、手術料、処方箋料などが含まれ、3割負担の場合で数千円から1万円程度が一般的です。詳しくはクリニックにお問い合わせください。

Q8: 再発することはありますか?

A: 粉瘤の袋を完全に摘出すれば、再発率は非常に低くなります。ただし、袋の一部が残ってしまった場合や、体質的に粉瘤ができやすい方は、同じ場所や別の場所に再発する可能性があります。

Q9: 麻酔のアレルギーが心配です

A: 麻酔薬に対するアレルギーは非常に稀ですが、過去に麻酔でアレルギー反応を起こしたことがある方は、必ず事前に医師に伝えてください。適切な対応を取ることができます。

Q10: 複数の粉瘤を同時に手術できますか?

A: 粉瘤の大きさや場所によりますが、複数の粉瘤を同時に手術することも可能です。ただし、術後の痛みや負担を考慮して、分けて手術を行うこともあります。医師と相談して決めましょう。

アイシークリニック上野院の特徴

豊富な治療実績

アイシークリニック上野院は、粉瘤をはじめとする皮膚腫瘍の治療に豊富な実績があります。経験豊富な医師が、一人ひとりの患者さんに最適な治療法を提案します。

傷跡を最小限にする技術

可能な限り傷跡を小さく、目立たなくするための技術と工夫を行っています。くりぬき法をはじめとする低侵襲な治療法を積極的に採用しています。

痛みに配慮した治療

麻酔の方法や術後の鎮痛管理に細心の注意を払い、患者さんの痛みを最小限にするよう努めています。

アクセスの良さ

JR上野駅から徒歩圏内という便利な立地で、仕事帰りや買い物のついでに受診しやすい環境です。

丁寧なカウンセリング

初診時には、症状や不安な点について十分な時間をかけてお話を伺います。手術に関する疑問や不安も、遠慮なくご相談ください。

手術を受ける前のチェックリスト

準備すること

  • 過去の病歴や服用中の薬を確認
  • アレルギーの有無を確認
  • 保険証の持参
  • 手術当日はシャワーを浴びて清潔に
  • ゆったりとした服装で来院

確認すること

  • 手術方法と所要時間
  • 術後のケア方法
  • 費用の概算
  • 仕事や学校の休みの必要性
  • 通院の頻度

避けるべきこと

  • 手術前日の飲酒
  • 手術当日の香水や整髪料の使用
  • 手術部位の自己処理(毛の処理など)

まとめ

おしりの粉瘤手術における痛みは、多くの患者さんが心配される点ですが、適切な麻酔と痛みの管理により、十分にコントロール可能です。

重要なポイント

  1. 手術中の痛みはほとんどない: 局所麻酔が効いているため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
  2. 麻酔注射の痛みは一時的: 最も痛みを感じるのは麻酔注射の瞬間ですが、これも数秒程度の一時的なものです。
  3. 術後の痛みは管理可能: 処方された鎮痛剤で、術後の痛みは十分にコントロールできます。
  4. 早期治療が重要: 炎症を起こす前に治療することで、痛みも少なく、傷跡も最小限に抑えられます。
  5. 適切なケアが回復を早める: 術後の指示を守り、適切なケアを行うことで、早期回復が期待できます。

粉瘤は自然治癒しない疾患であり、放置すると炎症を繰り返したり、大きくなったりする可能性があります。おしりの粉瘤でお悩みの方は、痛みへの不安から手術をためらうのではなく、早めに専門医に相談することをお勧めします。

アイシークリニック上野院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療を提供し、痛みを最小限に抑えた手術を心がけています。粉瘤の治療でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

参考文献

  1. 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「粉瘤(アテローム)」
    https://www.dermatol.or.jp/qa/qa11/index.html
  2. 日本形成外科学会 一般の方へ「粉瘤」
    https://jsprs.or.jp/general/disease/epidermoid_cyst/
  3. 厚生労働省 医療情報サービス
    https://www.mhlw.go.jp/
  4. 日本麻酔科学会 安全な麻酔のために
    https://anesth.or.jp/

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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