3月から日焼け止めは必要?春の紫外線対策を徹底解説

「まだ3月だし、日焼け止めはいらないかな」と思っていませんか?実は、3月はすでに紫外線量が増加し始める時期であり、油断していると肌にダメージが蓄積されてしまいます。春の陽気に誘われて外出する機会が増えるこの季節、適切な紫外線対策を始めることが大切です。本記事では、3月の紫外線の特徴から、日焼け止めの必要性、正しい選び方・使い方まで、肌を守るために知っておきたい情報を詳しくご紹介します。


目次

  1. 3月の紫外線量はどのくらい?
  2. 紫外線が肌に与えるダメージとは
  3. 3月から日焼け止めが必要な理由
  4. 春の紫外線対策を怠るとどうなる?
  5. 3月に適した日焼け止めの選び方
  6. 日焼け止めの正しい使い方・塗り方
  7. 日焼け止め以外の春の紫外線対策
  8. 紫外線によるダメージが蓄積した肌へのアプローチ
  9. まとめ

この記事のポイント

3月の紫外線量はすでに9〜10月と同程度で、冬比2〜3倍のUV-Bが肌にダメージを蓄積させる。日常使いはSPF30・PA++、屋外活動はSPF50・PA++++を選び、顔全体にパール粒2個分を2〜3時間ごとに塗り直すことが重要。シミや光老化が気になる場合は専門医への相談も有効。

🎯 3月の紫外線量はどのくらい?

日本における紫外線量は、冬の1月・2月に底を打ち、春になると急速に増加します。気象庁や環境省のデータによると、3月の紫外線量はすでに9月〜10月と同程度の水準に達することがあり、決して「まだ弱い」とは言い切れません。

紫外線には大きく分けてUV-AとUV-Bの2種類があります。UV-Bは日焼け(サンバーン)を引き起こす主な原因で、夏にピークを迎えますが、3月ごろから急激に増加し始めます。一方、UV-Aは雲や窓ガラスをも透過し、年間を通じてほぼ一定量降り注ぎ続けます。3月になると日照時間が長くなり、太陽が高く昇るため、UV-Bの量が冬と比べて2〜3倍に増えるとも言われています。

また、3月は気温がまだ低いため「日差しは強くない」と体感しやすいのですが、紫外線の強さと気温は必ずしも一致しません。肌寒い日でも紫外線はしっかりと降り注いでいます。特に晴れた日や、雪が残る山岳地帯では、雪面による紫外線の反射によってダメージを受けやすくなります。スキーやスノーボードなど、春のウィンタースポーツを楽しむ方は特に注意が必要です。

さらに、3月中旬以降は花見などで屋外に長時間滞在する機会も増えます。桜の名所でお花見を楽しんでいる間も、紫外線は容赦なく肌に降り注いでいます。「春のお花見で日焼けした」という経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

Q. 3月の紫外線量はどのくらい強いですか?

3月の紫外線量はすでに9〜10月と同程度の水準に達することがあります。特にUV-Bは冬と比べて2〜3倍に増加します。気温が低いため「日差しが弱い」と感じやすいですが、紫外線の強さと気温は一致しないため注意が必要です。

📋 紫外線が肌に与えるダメージとは

紫外線が肌に与えるダメージは、大きく分けて「急性のダメージ」と「慢性的なダメージ」の2種類があります。それぞれの特徴を理解することで、日焼け止めの重要性がより明確になります。

急性のダメージの代表が「サンバーン(日焼け)」です。UV-Bが皮膚のDNAに直接ダメージを与えることで、皮膚が赤くなり、炎症を起こします。ひどい場合は水ぶくれが生じることもあります。サンバーンは紫外線を浴びてから数時間後に症状が現れ、数日間続くことがあります。

一方、慢性的なダメージは「光老化」と呼ばれる現象として現れます。光老化は、紫外線による肌へのダメージが長年にわたって蓄積されることで生じます。具体的には、シワ・たるみ・シミ・くすみ・毛穴の開きなどが挙げられます。UV-Aは肌の深部(真皮層)まで到達し、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力を支えるタンパク質を分解します。これが長年続くことで、肌の弾力が失われ、シワやたるみが生じるのです。

また、紫外線を浴びることでメラノサイト(メラニン色素を産生する細胞)が活性化し、メラニンが過剰に産生されます。このメラニンが沈着することでシミや色素沈着が生じます。一度できてしまったシミは自然には消えにくく、治療には相応の時間と費用がかかります。

さらに深刻な問題として、紫外線は皮膚がんのリスクを高めることが知られています。特に、紫外線による皮膚DNAへのダメージが修復されずに蓄積されることで、皮膚がん(扁平上皮がん、基底細胞がん、悪性黒色腫など)の発症リスクが上昇します。皮膚がんは世界的に増加傾向にあり、日常的な紫外線対策が予防の観点からも重要です。

💊 3月から日焼け止めが必要な理由

前述のように、3月の紫外線量はすでに無視できないレベルに達しています。では、なぜ3月から日焼け止めが必要なのか、具体的な理由を整理してみましょう。

まず最も重要な理由は、紫外線ダメージの累積性です。紫外線によるダメージは一度浴びるたびに少しずつ積み重なっていきます。「3月は少しくらい大丈夫」と思って毎年繰り返していると、その積み重ねが将来のシミや光老化として現れてきます。特に、肌への紫外線ダメージは18歳までに受ける量が生涯の約50〜80%を占めるとも言われており、若いうちからの対策が非常に重要です。

次に、春は意外と紫外線に無防備になりやすいという点があります。夏は多くの方が「日焼け止めをしなければ」と意識しますが、3月はまだ寒さが残るため、紫外線に対する意識が低くなりがちです。この「油断」こそが肌ダメージを受けやすいタイミングとなります。

また、3月は冬の間に低下した紫外線への「慣れ」が失われている状態でもあります。冬の間に紫外線をあまり浴びていない肌は、メラニンの産生量が減少しており、紫外線に対してより敏感になっています。つまり、同じ量の紫外線でも夏よりも3月の方がダメージを受けやすいとも考えられます。

さらに、春は花粉や乾燥の影響で肌のバリア機能が低下しやすい季節でもあります。バリア機能が低下した肌は、紫外線の影響を受けやすくなるため、より一層の注意が必要です。花粉症で目が充血したり、肌が荒れやすくなったりする方は、肌の防御力が落ちていることを意識して、丁寧な紫外線対策を心がけましょう。

最後に、日焼け止めを使う習慣を3月から始めることで、紫外線が最も強くなる4月〜8月にもスムーズに対策を続けられるというメリットもあります。習慣は一度身につくと継続しやすくなるため、春の始まりから意識的にケアを始めることが大切です。

Q. 春に紫外線対策を怠ると肌はどうなりますか?

春に紫外線対策を怠ると、シミの悪化・新規発生、炎症後色素沈着の悪化、肌のくすみや毛穴の目立ち、乾燥の悪化などが生じる可能性があります。さらに長期的には、シワ・たるみを引き起こす「光老化」が加速するリスクもあります。光老化は一度進行すると改善が難しく、予防が最善策です。

🏥 春の紫外線対策を怠るとどうなる?

春の紫外線対策を怠った場合、どのような影響が出るのでしょうか。具体的なシナリオをご紹介します。

まず、シミの悪化・新規発生が挙げられます。冬の間は紫外線が弱く、肌が比較的落ち着いていますが、3月から紫外線が増加し始めると、眠っていたメラノサイトが刺激を受けて再び活性化します。特に、すでにシミがある方や、肝斑(かんぱん)がある方は、春の紫外線によってシミが濃くなったり、新しいシミが増えたりするリスクが高まります。

次に、炎症後色素沈着が生じることがあります。アクネ(にきび)や肌荒れが治った後の赤みや茶色い跡(PIH:炎症後色素沈着)は、紫外線を浴びることでさらに濃く、消えにくくなります。春は肌荒れが起きやすい季節でもあるため、炎症後色素沈着と紫外線のダブルパンチを受けやすくなります。

また、肌のくすみや毛穴の目立ちも気になってくる可能性があります。紫外線によるダメージを繰り返し受けることで、肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れ、古い角質が蓄積しやすくなります。その結果、肌全体がくすんで見えたり、毛穴が詰まりやすくなったりします。

さらに、肌の乾燥・ごわつきが悪化することもあります。紫外線は肌の水分保持能力を低下させ、肌を乾燥させます。春はもともと乾燥しやすい季節でもあるため、紫外線対策を怠ると肌の乾燥がより深刻になる場合があります。

そして長期的には、光老化の加速という深刻な問題があります。年々紫外線対策をしないでいると、加齢による老化に加えて光老化が重なり、実年齢よりも老けて見える肌になってしまいます。光老化は、適切なケアをしていれば予防・軽減できるものですが、一度進行してしまうと元に戻すのは容易ではありません。

⚠️ 3月に適した日焼け止めの選び方

日焼け止めを選ぶ際に重要な指標として「SPF」と「PA」があります。それぞれの意味と、3月に適した値についてご説明します。

SPF(Sun Protection Factor)は、UV-Bを防ぐ効果の指標です。数値が高いほど防御力が高く、最高値はSPF50+となります。SPFの数値は、日焼けするまでの時間を何倍に延ばせるかを示しており、例えばSPF30であれば、何も塗らない場合の30倍の時間、日焼けを遅らせることができます。

PA(Protection grade of UVA)は、UV-Aを防ぐ効果の指標です。「PA+」から「PA++++」まであり、+の数が多いほど防御力が高くなります。光老化やシミの原因となるUV-Aをしっかり防ぐためには、PA++以上を選ぶことが推奨されます。

3月の日常生活(通勤・通学・買い物など)であれば、SPF30程度、PA++〜PA+++のものを選べば十分です。過度に高いSPFの日焼け止めは、肌への負担が強くなることもあるため、日常使いには必ずしも必要ではありません。ただし、3月でも屋外でのスポーツやレジャー、長時間の外出が予想される場合は、SPF50・PA++++に近いものを選ぶとより安心です。

日焼け止めのテクスチャーについても、目的や肌質に合わせて選ぶことが大切です。クリームタイプは保湿力が高く乾燥肌の方に向いていますが、春はベタつきが気になることも。乳液タイプやジェルタイプは軽いつけ心地で春〜夏向きです。スティックタイプやパウダータイプはメイクの上から重ねやすく、外出先での塗り直しに便利です。

また、最近は「トーンアップ効果」や「保湿成分配合」の日焼け止めも増えており、スキンケアと日焼け止めを同時に行えるアイテムも充実しています。ただし、機能が豊富なものでも、SPF・PAの数値が基準に達していることを必ず確認しましょう。

敏感肌や肌トラブルが起きやすい方は、「ノンコメドジェニックテスト済み」「アルコールフリー」「無香料・無着色」などの表示があるものを選ぶと、肌への負担を軽減できます。また、子どもに使う場合は、子ども用の低刺激タイプを選ぶことをおすすめします。

Q. 3月の日焼け止めのSPF・PAはどう選ぶべきですか?

通勤・買い物などの日常生活であればSPF30・PA++〜PA+++程度で十分です。屋外スポーツや長時間の外出が予想される場合はSPF50・PA++++に近いものを選ぶと安心です。顔全体にはパール粒2個分(約0.5〜1g)をしっかり塗り、2〜3時間ごとの塗り直しも重要です。

🔍 日焼け止めの正しい使い方・塗り方

せっかく良い日焼け止めを選んでも、正しく使わなければその効果を十分に発揮できません。日焼け止めの正しい使い方について詳しく解説します。

まず、日焼け止めを塗るタイミングについてです。日焼け止めは、外出する15〜30分前に塗ることが理想的です。塗った直後ではなく、少し時間をおいてから効果が発揮されるためです。朝のスキンケアの最後(化粧水・乳液・クリームの後)に塗るのが一般的ですが、メイクをする場合は日焼け止めの後にベースメイクを行います。

塗る量についても注意が必要です。日焼け止めは思っている以上に量が必要で、少量しか塗らないと表示されているSPF・PAの効果が得られません。顔全体に塗る場合、パール粒2個分程度(約0.5〜1g)が目安と言われています。体に塗る場合は、さらに多くの量が必要です。「薄く伸ばす」ではなく、「しっかりと全体に均一に塗る」ことを意識しましょう。

塗り方のポイントは、肌に優しくなじませることです。こすって塗ると、日焼け止めが均一に広がらないだけでなく、肌に摩擦刺激を与えてしまいます。手のひらや指の腹を使って、優しく押さえるように塗り広げましょう。特に鼻の周りや目の際、耳の後ろなど、塗り忘れやすい部分も丁寧にカバーします。

塗り直しも非常に重要です。日焼け止めは時間が経つにつれて汗や皮脂、摩擦などによって効果が薄れていきます。一般的には2〜3時間ごとに塗り直すことが推奨されています。外出先では、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを使うと、メイクを崩さずに手軽に塗り直しができます。汗をかいた後や、汗を拭いた後は早めに塗り直しましょう。

また、日焼け止めを塗った肌のクレンジング(洗い落とし)も適切に行うことが大切です。日焼け止めが肌に残ったままでいると、毛穴詰まりや肌荒れの原因になることがあります。ウォータープルーフタイプやSPFの高いものは、通常の洗顔だけでは落ちにくいため、クレンジングオイルやクレンジングミルクをしっかり使って落とすようにしましょう。ただし、落としやすいタイプ(ノンウォータープルーフ)の日焼け止めであれば、洗顔料だけで落とせるものもあります。製品の説明書を確認した上で、適切な方法で落とすことが重要です。

さらに、日焼け止めは首・デコルテ・手の甲など、顔以外の露出している部分にも忘れずに塗りましょう。これらの部位は肌老化が目立ちやすく、シミやしわができやすいエリアでもあります。春は薄着になる機会も増えるため、より広い範囲の紫外線対策を心がけることが大切です。

📝 日焼け止め以外の春の紫外線対策

日焼け止めは紫外線対策の基本ですが、それだけに頼るのではなく、複数の方法を組み合わせることでより高い防御効果が得られます。日焼け止め以外の紫外線対策についてご紹介します。

紫外線対策グッズの活用は非常に効果的です。UVカット機能付きの帽子は、顔・頭皮・首への紫外線を大幅に軽減します。つばが広いタイプほど顔への日差しをしっかりカットできます。UVカット素材のアウターやカーディガンを羽織ることで、腕や体への紫外線をブロックできます。春は気温の変化が大きいため、薄手のUVカットカーディガンは実用的でもあります。UVカット機能付きの日傘も有効で、顔・頭部への紫外線を直射日光から守ります。最近は軽量で携帯しやすいタイプも増えており、男女問わず使いやすくなっています。

時間帯を意識することも大切です。紫外線が最も強い時間帯は、一般的に午前10時〜午後2時ごろです。3月でもこの時間帯の外出には特に注意が必要です。長時間屋外にいる予定がある場合は、この時間帯をなるべく避けるか、日陰を積極的に活用しましょう。

室内にいるからといって油断は禁物です。UV-Aは窓ガラスを透過するため、室内にいても長時間日差しが当たる場所にいると紫外線の影響を受けます。オフィスや自宅で窓際に座ることが多い方は、窓用UVカットフィルムを貼ることや、室内でも日焼け止めを塗る習慣を持つことが有効です。また、車の窓もUV-Aをある程度透過するため、ドライブが多い方も注意が必要です。

食事からのアプローチも紫外線対策に役立ちます。抗酸化作用のあるビタミンC・ビタミンE、リコピン(トマトに多く含まれる)、ポリフェノールなどを積極的に摂取することで、紫外線による酸化ストレスへの抵抗力を高められます。ただし、これらはあくまでも補助的な対策であり、日焼け止めや物理的な遮蔽の代替にはなりません。

スキンケアの充実も紫外線対策の一環です。肌のバリア機能を整えることで、紫外線ダメージを受けにくくなります。保湿ケアをしっかり行い、肌の水分量を保つことが重要です。また、紫外線を浴びた後は、抗炎症作用のある成分(アロエベラ、ナイアシンアミドなど)が含まれたアフターケア製品を使用することで、ダメージの修復を助けることができます。

Q. シミができてしまった場合の対処法は何ですか?

シミができてしまった場合、まずビタミンC誘導体・ナイアシンアミド・トラネキサム酸などの美白有効成分を含むスキンケアを継続使用する方法があります。セルフケアで改善が難しければ、レーザー治療やフォトフェイシャルなど医療機関での治療も有効です。ただし治療後も日焼け止めによる紫外線対策の継続が再発防止に不可欠です。

💡 紫外線によるダメージが蓄積した肌へのアプローチ

長年の紫外線ダメージが蓄積してしまった肌には、日常のスキンケアだけでは改善が難しい場合があります。シミや光老化が気になっている方に向けて、専門的なアプローチについてもご紹介します。

シミ・色素沈着へのアプローチとしては、まず美白成分を含むスキンケア製品の活用が挙げられます。ビタミンC誘導体・ナイアシンアミド・トラネキサム酸・アルブチンなどの美白有効成分は、メラニンの生成を抑制したり、すでに生成されたメラニンを薄めたりする効果があります。継続して使用することが大切で、効果が現れるまでには時間がかかることを理解しておきましょう。

セルフケアでは改善が難しいシミや色素沈着に対しては、医療機関での治療も選択肢の一つです。レーザー治療(Qスイッチレーザー、ピコレーザーなど)は、メラニンに選択的に作用してシミを除去する方法で、即効性が高く、一定の効果を期待できます。ただし、照射後のケアや再発防止のための紫外線対策が非常に重要です。治療後の肌は特に敏感になっているため、より念入りな日焼け止めの使用が必要です。

フォトフェイシャル(IPL治療)は、特定の波長の光を照射することで、シミ・くすみ・毛穴・赤みなど複数の肌悩みに同時にアプローチできる治療法です。レーザーよりも比較的ダウンタイムが少ない点が特徴で、複数回の施術を重ねることで効果が現れます。

光老化によるシワやたるみへのアプローチとしては、ヒアルロン酸注射・ボトックス注射・HIFU(高密度焦点式超音波)・スレッドリフト(糸リフト)など、さまざまな施術があります。これらは医療機関でのみ行える治療であり、専門の医師による診察・カウンセリングの上で適切な方法を選択することが大切です。

なお、肌の状態や悩みは個人差が大きく、自分に合った治療法は人によって異なります。「シミが気になる」「肌の老化が進んでいるように感じる」「スキンケアでは限界を感じている」という方は、美容皮膚科や皮膚科の専門医に相談することを検討してみてください。適切な診断と治療計画のもとで、効果的かつ安全なアプローチが可能です。

重要なのは、どのような治療を行った後も、日焼け止めによる紫外線対策を継続することです。せっかく治療でシミを薄くしても、紫外線対策を怠れば再びシミが生じてしまいます。治療と日焼け止めを組み合わせることで、より効果的に美しい肌を維持することができます。

また、紫外線対策は年齢を問わず重要ですが、特に10代〜20代の若い世代での取り組みが、将来の肌の状態に大きな影響を与えます。「若いうちはシミができにくいから大丈夫」と思わず、早い段階から日焼け止めを使う習慣を身につけることが、長期的な肌の健康に直結します。

一方で、40代・50代以降の方も紫外線対策を始めるのに遅すぎることはありません。これ以上のダメージ蓄積を防ぐという意味でも、今からでも日焼け止めを日課にすることは十分に意義があります。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、春先の紫外線対策を怠った結果、夏以降にシミや色素沈着が悪化してご来院される患者様が多くいらっしゃいます。気温が低い3月でも紫外線は確実に肌にダメージを与えており、特に冬の間にバリア機能が低下した肌は紫外線の影響を受けやすい状態にあるため、早めのケアが大切です。毎日の日焼け止めを習慣にしていただくことが、将来の光老化やシミを予防するうえで最も確実な第一歩ですので、気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。」

✨ よくある質問

3月はまだ寒いのに日焼け止めは本当に必要ですか?

はい、必要です。紫外線の強さと気温は一致しません。3月の紫外線量はすでに9〜10月と同程度に達することがあり、冬と比べてUV-Bの量が2〜3倍に増えるとも言われています。気温が低くても紫外線は確実に肌にダメージを与えているため、3月から日焼け止めを使い始めることが大切です。

3月の日常使いにはどのくらいのSPF・PAを選べばよいですか?

通勤・買い物などの日常生活であれば、SPF30・PA++〜PA+++程度で十分です。一方、屋外でのスポーツやレジャー、長時間の外出が予想される場合はSPF50・PA++++に近いものを選ぶとより安心です。過度に高いSPFは肌への負担が強くなることもあるため、シーンに合わせて使い分けましょう。

日焼け止めはどのくらいの量を塗ればよいですか?

顔全体に塗る場合、パール粒2個分程度(約0.5〜1g)が目安です。少量しか塗らないと、製品に表示されているSPF・PAの効果が十分に得られません。こすって伸ばすのではなく、手のひや指の腹を使って優しく押さえるように均一に塗り広げることが大切です。また、2〜3時間ごとの塗り直しも忘れずに行いましょう。

春に紫外線対策を怠ると肌にどんな影響がありますか?

シミの悪化・新規発生、炎症後色素沈着の悪化、肌のくすみや毛穴の目立ち、乾燥の悪化などが起こる可能性があります。また、紫外線ダメージは累積するため、長期的にはシワ・たるみといった「光老化」が加速するリスクもあります。光老化は一度進行すると改善が難しいため、予防が最善の対策です。

すでにシミができてしまった場合、どうすればよいですか?

まずはビタミンC誘導体・ナイアシンアミド・トラネキサム酸などの美白有効成分を含むスキンケア製品を継続して使用する方法があります。セルフケアで改善が難しい場合は、レーザー治療やフォトフェイシャルなど、医療機関での治療も選択肢です。ただし、治療後も紫外線対策を継続しないと再発する可能性があるため、日焼け止めの使用は必須です。気になる方は当院へお気軽にご相談ください。

📌 まとめ

3月から日焼け止めが必要かどうか、という疑問に対する答えは明確です。3月はすでに紫外線量が増加しており、肌へのダメージが蓄積し始める時期です。気温が低くても紫外線は確実に降り注いでおり、油断は禁物です。

紫外線による肌への影響は、シミ・シワ・たるみ・くすみなど、いわゆる「光老化」として長年にわたって蓄積されていきます。これらは一度生じると改善が難しいため、予防こそが最善の対策です。3月から日焼け止めを使い始めることで、春から夏にかけての紫外線が強い時期に向けて、紫外線対策の習慣を早めに身につけることができます。

日焼け止めの選び方は、日常生活ならSPF30・PA++程度、屋外での活動が多い場合はSPF50・PA++++を選ぶことが基本です。塗る量は少量では不十分なため、顔全体にパール粒2個分程度を目安にしっかり塗り、2〜3時間ごとに塗り直すことが重要です。日焼け止めに加えて、帽子・日傘・UVカット衣類などの物理的な遮蔽も組み合わせることで、より万全な紫外線対策が可能です。

すでに紫外線ダメージが蓄積してシミや光老化が気になる方は、美容皮膚科などの専門機関への相談も選択肢の一つです。適切な治療と継続的な日焼け止め対策を組み合わせることで、肌の状態を改善・維持することができます。

春の陽気を楽しみながらも、肌をしっかり守るために、今日から日焼け止めを日課にしてみてください。毎年春を迎えるたびに「今年こそしっかり紫外線対策をしよう」と思うのであれば、ぜひ3月の今から実践してみてください。継続することで、将来の肌に大きな違いをもたらすことができます。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 紫外線が皮膚に与えるダメージ(サンバーン・光老化・皮膚がんリスク)、UV-A・UV-Bの特性、日焼け止めのSPF・PA指標の解説など、記事の医学的根拠として最も直接的に関連する皮膚科学的知見の参照
  • WHO(世界保健機関) – 紫外線(UV)と皮膚がんの関連性、世界的な皮膚がんの増加傾向、紫外線対策の国際的推奨に関する根拠として参照
  • 厚生労働省 – 紫外線による健康影響および日焼け止めを含む紫外線対策に関する国内公的機関の指針・注意喚起情報として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

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佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務

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