はじめに
顔にできたイボが気になって、鏡を見るたびに憂鬱な気持ちになっていませんか。顔は人の第一印象を決める大切な部位であり、イボがあることで自信を失ってしまう方も少なくありません。また、イボは放置すると大きくなったり、数が増えたりすることもあるため、早めの対処が重要です。
顔のイボは、その種類によって原因も治療法も大きく異なります。ウイルス性のものもあれば、加齢に伴って自然にできるものもあります。適切な診断と治療を受けるためには、専門医による診察が欠かせません。
本記事では、顔にできるイボの種類や原因、皮膚科での診断方法、そして最新の治療法まで、詳しく解説していきます。アイシークリニック上野院での豊富な治療経験をもとに、皆様のイボに関する不安や疑問を解消できる情報をお届けします。

顔にできるイボの種類
顔にできるイボには、さまざまな種類があります。それぞれ原因や特徴が異なるため、まずは自分のイボがどのタイプなのかを知ることが大切です。
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じるイボです。顔にできることもありますが、手足にできることが多いのが特徴です。
表面がザラザラとしており、皮膚から盛り上がった形状をしています。色は肌色から灰白色、時には黒い点々が見られることもあります。これは血管が詰まってできたものです。
日本皮膚科学会によると、尋常性疣贅はHPVの2型、27型、57型などが原因となることが多く、皮膚の小さな傷からウイルスが侵入して感染します。免疫力が低下している時や、皮膚が乾燥してバリア機能が低下している時に感染しやすくなります。
扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
扁平疣贅は、その名の通り平らで扁平な形状をしたイボです。顔や手の甲にできやすく、特に若い世代に多く見られます。
大きさは数ミリ程度で、肌色から淡褐色をしています。表面は滑らかで、わずかに隆起している程度です。複数個が集まって現れることも多く、時には線状に並ぶこともあります。
扁平疣贅もHPVの感染が原因で、主に3型、10型、28型などのウイルスが関与しています。若い人の顔面に多発することから、「青年性扁平疣贅」とも呼ばれます。
脂漏性角化症(老人性疣贅)
脂漏性角化症は、加齢に伴って現れるイボの一種です。「老人性疣贅」や「年寄りイボ」とも呼ばれますが、実際には30代から現れることもあります。
表面がざらついており、茶色から黒褐色の色をしています。形状は平坦なものから盛り上がったものまで様々で、大きさも数ミリから数センチまで幅があります。顔だけでなく、頭部や体幹にもできます。
厚生労働省の皮膚疾患に関する情報でも、脂漏性角化症は加齢による皮膚の変化として説明されており、紫外線の影響も関係していると考えられています。ウイルス性ではないため、他人に感染することはありません。
軟性線維腫(アクロコルドン)
軟性線維腫は、皮膚から垂れ下がるような形状をした小さなイボです。首や脇の下にできやすいですが、顔にできることもあります。
色は肌色から淡褐色で、柔らかく、細い茎のような部分で皮膚とつながっています。大きさは数ミリ程度の小さなものが多く、摩擦が多い部位にできやすい傾向があります。
中年以降の女性に多く見られ、肥満や妊娠、糖尿病などが関連因子として挙げられています。こちらもウイルス性ではなく、皮膚の老化現象の一つと考えられています。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、主に性器周辺にできるHPV感染症ですが、まれに口周りや顔にできることもあります。
乳頭状や鶏のとさかのような特徴的な形状をしており、複数個が集まって現れることが多いです。HPVの6型や11型が原因となることが多く、性的接触以外にも、手指を介した接触で感染することがあります。
顔にできることは稀ですが、オーラルセックスなどによって口周りに感染する可能性があります。
イボができる原因
顔にイボができる原因は、その種類によって大きく異なります。原因を理解することで、予防や再発防止にもつながります。
ウイルス感染
尋常性疣贅や扁平疣贅などのウイルス性イボは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因です。HPVには100種類以上の型があり、それぞれ異なる部位に感染する傾向があります。
ウイルスは皮膚の小さな傷から侵入します。目に見えないような微細な傷でも感染経路となるため、完全に予防することは困難です。感染したウイルスは皮膚の基底層で増殖し、細胞の異常増殖を引き起こすことでイボを形成します。
感染しやすい状況として、以下のようなものが挙げられます。
皮膚のバリア機能が低下している時は特に注意が必要です。乾燥肌の方や、アトピー性皮膚炎などで皮膚のバリア機能が低下している方は、ウイルスが侵入しやすくなります。
免疫力が低下している時も感染リスクが高まります。ストレスや睡眠不足、栄養不足などで免疫力が低下すると、体がウイルスの侵入を防ぎきれなくなります。
また、イボに触れた手で他の部位を触ることで、自分自身の別の場所に感染を広げてしまうこともあります。これを自家接種といいます。顔のイボを触った後、無意識に顔の他の部分を触ってしまうことで、イボが増えていくことがあります。
加齢による皮膚の変化
脂漏性角化症や軟性線維腫は、加齢に伴う皮膚の変化が原因です。年齢を重ねると、皮膚の新陳代謝が低下し、古い角質が蓄積しやすくなります。
また、長年にわたる紫外線の影響も大きな要因です。紫外線は皮膚の細胞にダメージを与え、メラニン色素の過剰な生成や角質の異常増殖を引き起こします。特に顔は常に紫外線にさらされているため、脂漏性角化症ができやすい部位となります。
遺伝的な要因も関係しています。家族に脂漏性角化症が多い方は、自分も同じようにできやすい傾向があります。
摩擦や刺激
軟性線維腫は、皮膚の摩擦や刺激が多い部位にできやすい特徴があります。首回りや脇の下など、衣服や皮膚同士がこすれる場所に多く見られます。
肥満傾向の方は皮膚のたるみや摩擦が増えるため、軟性線維腫ができやすくなります。また、ネックレスやスカーフなどのアクセサリーによる慢性的な刺激も、発症の一因となることがあります。
ホルモンバランスの変化
妊娠中や更年期など、ホルモンバランスが大きく変化する時期に、軟性線維腫ができやすくなることが知られています。
女性ホルモンの変動が皮膚の状態に影響を与え、イボができやすい状態を作り出すと考えられています。また、糖尿病などの代謝性疾患も、軟性線維腫の発症リスクを高める要因となります。
皮膚科での診断方法
顔にイボができた場合、自己判断で対処するのではなく、必ず皮膚科専門医による診察を受けることが重要です。イボの種類を正確に見極めることで、適切な治療法を選択できます。
視診による診断
皮膚科での診察は、まず視診から始まります。医師は長年の経験と専門知識をもとに、イボの形状、色、大きさ、表面の状態などを詳しく観察します。
尋常性疣贅は表面がざらついており、点状出血(黒い点々)が見られることが特徴的です。扁平疣贅は平坦で滑らかな表面をしています。脂漏性角化症は褐色で表面がざらつき、時には脂っぽい感じがします。
経験豊富な皮膚科医であれば、多くの場合、視診だけで正確な診断が可能です。しかし、確定診断のためには、さらに詳しい検査を行うこともあります。
ダーモスコピー検査
ダーモスコピーは、皮膚表面を拡大して観察する検査機器です。肉眼では見えない細かな構造や色調の変化を詳しく観察することができます。
この検査により、イボの種類をより正確に診断できるだけでなく、悪性腫瘍との鑑別も可能になります。特に脂漏性角化症と初期の皮膚がんを区別する際に、ダーモスコピーは非常に有用です。
検査は痛みを伴わず、数分で終わります。皮膚に機器を当てるだけなので、患者さんの負担もほとんどありません。
病理組織検査
診断が難しい場合や、悪性腫瘍の可能性を完全に否定したい場合には、病理組織検査を行うことがあります。
イボの一部を切除し、顕微鏡で細胞の状態を詳しく調べる検査です。局所麻酔を行うため痛みはほとんどありませんが、小さな傷が残る可能性があります。
病理組織検査により、イボの種類を確定診断できるだけでなく、万が一悪性腫瘍であった場合も早期発見につながります。
悪性腫瘍との鑑別
顔のイボと似た見た目をした皮膚がんも存在するため、鑑別診断は非常に重要です。
基底細胞がんは、初期には小さな黒っぽいイボのように見えることがあります。しかし、中央部が潰瘍化したり、周囲に真珠のような光沢が見られたりする特徴があります。
脂漏性角化症に似た悪性黒色腫(メラノーマ)も存在します。短期間で大きくなったり、色が不均一だったり、出血したりする場合は要注意です。
このような悪性腫瘍は早期発見・早期治療が極めて重要です。自己判断せず、少しでも気になる症状があれば、すぐに皮膚科を受診することをお勧めします。
皮膚科でのイボ治療法
顔のイボの治療法は、その種類や大きさ、数、患者さんの希望などを総合的に考慮して選択されます。アイシークリニック上野院では、様々な治療法を取り揃えており、一人ひとりに最適な方法をご提案しています。
液体窒素療法(凍結療法)
液体窒素療法は、イボ治療の標準的な方法として広く行われています。マイナス196度の液体窒素をイボに当てることで、組織を凍結させて壊死させる治療法です。
治療の流れは以下の通りです。まず、イボの部分に液体窒素を染み込ませた綿棒やスプレーを当てます。数秒から十数秒程度当てることで、イボが白く凍結します。その後、自然に解凍されると、治療した部分が赤くなったり水ぶくれができたりすることがあります。
1週間から2週間後に再び受診し、必要に応じて治療を繰り返します。通常、数回から十数回の治療が必要となります。
液体窒素療法のメリットは、保険適用であるため費用負担が少ないこと、外来で手軽に受けられることです。一方、デメリットとしては、治療時に痛みを伴うこと、複数回の通院が必要なこと、色素沈着が残る可能性があることが挙げられます。
特に顔の治療では、色素沈着のリスクを考慮する必要があります。患者さんの肌質や希望を十分に考慮した上で、治療方針を決定します。
レーザー治療
レーザー治療は、イボの組織を選択的に破壊する方法です。顔のイボ治療において、傷跡を最小限に抑えたい場合に適しています。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、イボの組織を蒸散させることで除去します。ピンポイントで照射できるため、周囲の正常な皮膚へのダメージを最小限に抑えられます。
Qスイッチレーザーは、メラニン色素に反応するレーザーで、脂漏性角化症などの色素性病変に効果的です。
レーザー治療のメリットは、1回の治療で除去できることが多いこと、出血が少ないこと、傷跡が目立ちにくいことです。治療前に局所麻酔を行うため、痛みもほとんど感じません。
デメリットとしては、保険適用外となる場合が多く、費用が高額になること、治療後に一時的な赤みや色素沈着が生じる可能性があることが挙げられます。
アイシークリニック上野院では、最新のレーザー機器を導入しており、経験豊富な医師が丁寧に治療を行います。
電気焼灼術
電気焼灼術は、高周波電流を使ってイボの組織を焼き切る治療法です。局所麻酔後に行うため、痛みはほとんど感じません。
小さなイボであれば、1回の治療で完全に除去できることが多いです。出血も少なく、治療時間も短時間で済みます。
液体窒素療法よりも確実にイボを除去できる一方、治療後に小さな傷跡が残る可能性があります。顔の目立つ部分のイボの場合、傷跡のリスクについて十分に説明を受けた上で治療を選択することが大切です。
外科的切除
大きなイボや悪性が疑われる場合には、メスを使った外科的切除を行います。局所麻酔後、イボを周囲の正常な皮膚と共に切除し、縫合します。
確実にイボを取り除けること、病理組織検査ができることがメリットです。悪性腫瘍の可能性を完全に否定したい場合や、再発を防ぎたい場合に適しています。
デメリットは、縫合の跡が残ることです。顔の場合は特に美容面を考慮し、できるだけ目立たない方法で縫合します。抜糸は通常1週間後に行います。
ヨクイニン内服療法
ヨクイニンは、ハトムギの種子から抽出された生薬で、古くからイボ治療に用いられてきました。免疫力を高め、ウイルスに対する抵抗力を向上させる効果があるとされています。
単独での治療効果は限定的ですが、液体窒素療法などと併用することで、治療効果を高められることがあります。特に多発性のイボや、繰り返しできるイボに対して有効です。
日本皮膚科学会のガイドラインでも、ヨクイニンの併用療法は推奨されています。
漢方薬なので副作用は少ないですが、まれに胃腸障害やアレルギー反応が起こることがあります。保険適用で処方できるため、費用負担も少なくて済みます。
免疫療法
難治性のウイルス性イボに対して、局所免疫療法を行うこともあります。これは、わざと軽いアレルギー反応を起こすことで、免疫系を活性化させ、ウイルスを排除しようという治療法です。
DPCP(ジフェニルシクロプロペノン)などの化学物質を使用しますが、顔のイボに対しては慎重に適用を検討します。
モノクロロ酢酸療法
モノクロロ酢酸をイボに塗布することで、組織を腐食させて除去する方法です。液体窒素療法と同様に、複数回の治療が必要となります。
痛みが比較的少ないこと、色素沈着のリスクが低いことがメリットです。しかし、周囲の正常な皮膚を保護しながら慎重に塗布する必要があります。
治療後のケアと注意点
イボの治療後は、適切なケアを行うことで、きれいに治り、再発を防ぐことができます。
治療直後のケア
液体窒素療法やレーザー治療後は、治療部位が赤くなったり、水ぶくれができたりすることがあります。これは正常な反応ですので、心配する必要はありません。
水ぶくれができた場合は、自分で破らないようにしましょう。自然に吸収されるのを待つか、大きくて生活に支障がある場合は、再度受診して医師に処置してもらってください。
治療部位は清潔に保つことが大切です。洗顔は翌日から可能ですが、強くこすらないように優しく洗いましょう。処方された軟膏がある場合は、指示通りに塗布してください。
紫外線対策
治療後の皮膚は非常にデリケートで、紫外線の影響を受けやすい状態です。色素沈着を防ぐためにも、徹底した紫外線対策が必要です。
外出時は必ず日焼け止めを塗りましょう。SPF30以上、PA+++以上のものを選び、2~3時間おきに塗り直すことが理想的です。帽子や日傘も併用すると、より効果的です。
治療後少なくとも3ヶ月間は、特に念入りに紫外線対策を続けてください。
かさぶたの扱い方
治療部位にかさぶたができた場合、自然に剥がれるまで触らないことが重要です。無理に剥がすと、傷跡が残ったり、色素沈着が悪化したりする可能性があります。
かさぶたが取れるまでには、1~2週間程度かかります。かさぶたの下では新しい皮膚が形成されていますので、自然に剥がれるのを待ちましょう。
メイクの注意点
顔のイボを治療した場合、いつからメイクができるか気になる方も多いでしょう。
一般的に、治療後24時間が経過し、出血や滲出液がなければ、軽いメイクは可能です。ただし、治療部位は避けるか、刺激の少ない化粧品を使用しましょう。
かさぶたがある間は、その上からファンデーションを塗ることは避けてください。かさぶたが取れた後も、しばらくは刺激の少ない化粧品を選び、クレンジングも優しく行うよう心がけましょう。
再発予防のポイント
ウイルス性イボは再発しやすい傾向があります。再発を防ぐためには、以下のポイントに注意しましょう。
免疫力を高めることが最も重要です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけ、ストレスをためないようにしましょう。
皮膚のバリア機能を保つことも大切です。保湿ケアを怠らず、乾燥を防ぎましょう。また、皮膚に傷をつけないよう、優しくスキンケアを行ってください。
イボに触れた手で他の部位を触らないようにしましょう。自家接種による感染拡大を防ぐため、手洗いをこまめに行うことも効果的です。
家族間での感染を防ぐために、タオルやバスマットの共有を避けることも推奨されます。

よくある質問
ウイルス性イボの場合、免疫力が高まることで自然に治ることもあります。特に若い方では、2年以内に自然治癒する例も少なくありません。
しかし、顔のイボは美容面での影響が大きいため、自然治癒を待つよりも早めに治療を受けることをお勧めします。また、放置すると大きくなったり、数が増えたりするリスクもあります。
脂漏性角化症や軟性線維腫は、自然に消えることはありません。気になる場合は、治療を検討しましょう。
ドラッグストアでは、イボ治療用の外用薬が販売されています。サリチル酸を含む製品が一般的で、角質を柔らかくしてイボを取り除く作用があります。
しかし、顔のイボに対しては、市販薬の使用は推奨されません。顔の皮膚は薄くてデリケートなため、強い刺激によって炎症を起こしたり、色素沈着が残ったりするリスクがあります。
また、イボと思っていたものが実は別の疾患だった場合、適切でない治療により悪化する可能性もあります。必ず皮膚科専門医の診断を受けてから治療を始めましょう。
治療費はどのくらいかかりますか
治療費は、イボの種類、治療方法、保険適用の有無によって大きく異なります。
液体窒素療法は保険適用となり、3割負担の場合、初診料や再診料を含めて1回あたり1,000円から2,000円程度です。複数回の治療が必要となるため、総額では数千円から1万円程度になることが多いです。
電気焼灼術や外科的切除も保険適用となります。病変の大きさや数によって異なりますが、3割負担で5,000円から10,000円程度が目安です。
レーザー治療は保険適用外となることが多く、1個あたり5,000円から20,000円程度かかります。ただし、悪性が疑われる場合など、一部のケースでは保険適用となることもあります。
アイシークリニック上野院では、治療前に費用について詳しくご説明しますので、ご安心ください。
痛みはどのくらいありますか
治療時の痛みは、治療方法によって異なります。
液体窒素療法は、瞬間的な痛みや焼けるような感覚があります。痛みの程度は個人差がありますが、多くの方は我慢できる範囲とおっしゃいます。
レーザー治療、電気焼灼術、外科的切除では、事前に局所麻酔を行うため、治療中の痛みはほとんど感じません。麻酔の注射時にチクッとした痛みがある程度です。
治療後の痛みも軽度で、市販の鎮痛剤で十分コントロールできることがほとんどです。
どのくらいで完治しますか
完治までの期間は、イボの種類と治療方法によって異なります。
液体窒素療法の場合、1~2週間おきに治療を繰り返し、数ヶ月かかることもあります。小さなイボであれば数回で治ることもありますが、大きなイボや難治性のイボでは半年以上かかることもあります。
レーザー治療や電気焼灼術、外科的切除では、1回の治療で除去できることが多いです。ただし、傷が完全に治るまでには2週間から1ヶ月程度かかります。
治療後の経過は個人差が大きいため、定期的に受診して医師の診察を受けることが大切です。
再発することはありますか
ウイルス性イボは、再発する可能性があります。治療によってイボは除去できても、体内からウイルスを完全に排除することは難しいためです。
免疫力が低下した時や、皮膚のバリア機能が低下した時に、再びイボができることがあります。再発を防ぐためには、日頃から健康管理に気をつけることが重要です。
脂漏性角化症や軟性線維腫も、治療した場所とは別の場所に新たにできることがあります。これは加齢による変化なので、完全に予防することは難しいですが、紫外線対策を徹底することで、ある程度予防できます。
子供のイボも治療できますか
もちろん可能です。子供は大人よりもイボができやすく、特に手足にできることが多いですが、顔にできることもあります。
子供の場合、液体窒素療法の痛みを怖がることがあります。その場合は、痛みの少ない治療法を選択したり、麻酔テープを使用したりすることもできます。
また、子供のイボは自然治癒する確率が大人よりも高いため、経過観察という選択肢もあります。お子さんの年齢や症状、本人の希望などを総合的に考慮して、最適な治療方針を決定します。
妊娠中でも治療できますか
妊娠中でも、多くの場合イボの治療は可能です。
液体窒素療法は全身への影響がないため、妊娠中でも安全に受けられます。電気焼灼術や外科的切除も、局所麻酔で行うため問題ありません。
ただし、レーザー治療については、機種によっては妊娠中の使用を避けるべきものもあります。また、内服薬による治療は、妊娠中は基本的に避けるべきです。
妊娠中であることを必ず医師に伝え、安全な治療法を選択しましょう。
アイシークリニック上野院での治療の特徴
アイシークリニック上野院では、豊富な経験と最新の設備を備え、患者さん一人ひとりに最適なイボ治療を提供しています。
経験豊富な専門医による診察
当院には、日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医が在籍しており、長年の経験をもとに正確な診断と適切な治療を行います。
イボの種類を正確に見極めることはもちろん、患者さんの肌質や生活スタイル、美容面での希望なども考慮して、最適な治療法をご提案します。
最新の医療機器の導入
当院では、最新のレーザー機器をはじめとする先進的な医療機器を導入しています。これにより、より効果的で、傷跡が残りにくい治療が可能となっています。
炭酸ガスレーザーは、ピンポイントでイボを除去でき、周囲の正常な皮膚へのダメージを最小限に抑えられます。また、ダーモスコピーによる詳細な診断も可能です。
美容面への配慮
顔のイボ治療では、美容面への配慮が特に重要です。当院では、単にイボを除去するだけでなく、治療後の傷跡を最小限に抑え、できるだけきれいに治すことを心がけています。
治療方法の選択から、治療後のケアまで、美容面を重視したアプローチを行います。色素沈着や瘢痕のリスクを十分に説明し、患者さんが納得した上で治療を進めます。
丁寧なカウンセリング
初診時には、十分な時間をかけてカウンセリングを行います。患者さんの不安や疑問にしっかりとお答えし、治療に対する理解を深めていただきます。
治療のメリットとデメリット、費用、治療期間など、詳しくご説明します。複数の治療法がある場合は、それぞれの特徴を比較しながら、患者さんと一緒に最適な方法を選んでいきます。
通いやすい立地とアクセス
アイシークリニック上野院は、JR上野駅から徒歩すぐの便利な立地にあります。お仕事帰りや買い物のついでにも気軽に立ち寄れます。
完全予約制なので、待ち時間も少なく、スムーズに診察を受けられます。初診の方もインターネットから簡単に予約できます。
アフターフォローの充実
治療後のアフターフォローにも力を入れています。治療後の経過を定期的に確認し、万が一トラブルが生じた場合も迅速に対応します。
治療後のスキンケア方法や紫外線対策についても、丁寧にアドバイスします。患者さんが安心して治療を受けられるよう、サポート体制を整えています。
まとめ
顔のイボは、種類によって原因も治療法も大きく異なります。ウイルス性のイボもあれば、加齢に伴って自然にできるイボもあります。見た目が似ていても、実は全く異なる疾患であることも少なくありません。
自己判断で市販薬を使ったり、民間療法を試したりするのではなく、まずは皮膚科専門医による正確な診断を受けることが大切です。特に顔は目立つ部位であり、不適切な治療によって傷跡が残ってしまうと、長期にわたって悩むことになりかねません。
現代の皮膚科医療では、液体窒素療法、レーザー治療、電気焼灼術、外科的切除など、様々な治療法が選択できます。それぞれにメリットとデメリットがあり、イボの種類や大きさ、患者さんの希望によって最適な方法は異なります。
治療後のケアも重要です。紫外線対策を徹底し、皮膚を清潔に保ち、保湿をしっかり行うことで、きれいに治すことができます。また、免疫力を高め、皮膚のバリア機能を保つことで、再発を防ぐことも可能です。
アイシークリニック上野院では、経験豊富な専門医が、最新の医療機器を用いて、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供しています。顔のイボでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。丁寧なカウンセリングと適切な治療で、あなたの悩みを解決するお手伝いをいたします。
イボのない、自信の持てる美しい肌を取り戻しましょう。
参考文献
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A – イボとミズイボ」
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa11/ - 厚生労働省「皮膚疾患に関する情報」
https://www.mhlw.go.jp/ - 日本皮膚科学会「尋常性疣贅診療ガイドライン」
https://www.dermatol.or.jp/ - 日本臨床皮膚科医会「皮膚科疾患情報」
https://www.jocd.org/ - 日本レーザー医学会「レーザー治療について」
https://www.jslsm.or.jp/
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務